JP2004078310A - 診療支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】診療情報の経過を表示する一覧画面に於いて、注目した入力値の背景事情を容易に知り得るようにする。
【解決手段】患者毎に且つ受診日毎に且つ診療情報項目毎に診療情報の入力値を保持している診療情報記憶手段と、患者と期間を指定して一覧表示を指令された診療情報項目の前記指定期間内の各受診日の入力値を前記診療情報記憶手段から取得して各々対応する受診日に関連付けて一覧画面に表示する手段と、前記入力値と該入力値に対応する受診日の前記一覧画面内に於ける各表示位置を受診日毎に記憶する手段と、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する受診日が持つ各診療情報を前記診療情報記憶手段から取得して診療情報画面に表示する手段とを有する診療支援装置。
【選択図】 図8
【解決手段】患者毎に且つ受診日毎に且つ診療情報項目毎に診療情報の入力値を保持している診療情報記憶手段と、患者と期間を指定して一覧表示を指令された診療情報項目の前記指定期間内の各受診日の入力値を前記診療情報記憶手段から取得して各々対応する受診日に関連付けて一覧画面に表示する手段と、前記入力値と該入力値に対応する受診日の前記一覧画面内に於ける各表示位置を受診日毎に記憶する手段と、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する受診日が持つ各診療情報を前記診療情報記憶手段から取得して診療情報画面に表示する手段とを有する診療支援装置。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置であるところの診療支援装置に関する。詳しくは、期間と診療情報項目が指定されると、指定期間内の指定診療情報項目の各入力値を一覧表示(グラフ表示,一覧表表示,等)する機能を備えた診療支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置に於いて、期間と診療情報項目を指定して、指定期間内の指定診療情報項目の各入力値を、グラフや一覧表として表示することは可能である。各入力値をグラフ等として一覧表示すると、当該期間内の当該診療情報項目を概観して経過等を直感的に把握でき、今後の治療方針を立てる等、診療に役立てることできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
指定した期間内の指定した診療情報項目の各入力値をグラフや一覧表として一覧表示した場合に於いて、該一覧表示内の或る入力値(例:変化が急峻である等の理由から注目した入力値)の背景事情等を知りたい場合がある。例えば、注目した入力値が属する当日の処方や、注目した入力値が属する当日の他の診療情報項目の入力値等を知りたいような場合である。
本発明は、かかる要請に応えることを目的とする。
【0004】
指定した期間内の指定した診療情報項目の各入力値をグラフや一覧表として一覧表示する場合に於いて、該一覧表示を行うべき対象患者とともに、他の患者の同等の診療情報(同期間の診療情報)を重ねて一覧表示したり、該一覧表示を行うべき対象患者の過去の同等の診療情報(例:1年前の同期間の診療情報)を重ねて一覧表示することで、現状の経過と比較対照したい場合がある。
本発明は、かかる要請に応えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記(1)〜(5)のように構成される。
(1) 患者毎に、且つ、受診日毎に、且つ、診療情報項目毎に、診療情報の入力値を保持している診療情報記憶手段と、
患者と期間を指定して一覧表示を指令された診療情報項目の前記指定期間内の各受診日の入力値を、前記診療情報記憶手段から取得して、各々対応する受診日に関連付けて一覧画面に表示する一覧表示手段と、
前記入力値と該入力値に対応する受診日の前記一覧画面内に於ける各表示位置を受診日毎に記憶する表示位置記憶手段と、
前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する受診日が持つ各診療情報を、前記診療情報記憶手段から取得して、診療情報画面に表示する診療情報表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0006】
(2) 前記(1)に於いて、
前記診療情報表示手段は、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する入力値を、他の診療情報項目の入力値とは異なる識別可能な表示態様で前記診療情報画面に表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0007】
(3) 前記(1)又は(2)に於いて、
前記診療情報表示手段は、前記選択された受診日以外の受診日の診療情報を前記診療情報画面に表示可能な場合は、前記選択された受診日の診療情報を前記診療情報画面の先頭に表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0008】
(4) 前記(1)〜(3)の何れかに於いて、
前記一覧表示手段は、複数の患者が指定された場合に於いて、指定期間が重複期間を有し、且つ、指定診療情報項目が同じ場合には、前記重複期間内の各受診日の入力値を、患者毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0009】
(5) 前記(1)〜(4)の何れかに於いて、
前記一覧表示手段は、期間長が同じで時期が異なる複数の期間が指定された場合に於いて、指定診療情報項目が同じ場合には、各指定期間内の各受診日の入力値を、期間の始端と終端を揃えて且つ期間毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は実施の形態の診療支援装置(=電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置)の構成図、図2〜図3は本診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順の一例を示すフローチャート、図4〜図5は図1中のハードディスク11内に記録されている各種テーブルの構成例を示す説明図、図6〜図7はグラフ表示&カルテ参照手順でメモリ(RAM)上に作成されるテーブルの構成例を示す説明図。図8〜図11は本診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順により図1中の表示装置16に表示される画面例を示す説明図である。
【0011】
本診療支援装置は、図1に示すように、CPU・RAM・ROM等を備えた制御装置10、ハードディスク等で構成される記憶装置11、液晶モニタ或いはCRT等で構成される表示装置16、キーボードやマウス等で構成される入力装置17、印刷装置18、等を備えたコンピュータ装置である。これらを有するコンピュータ装置の構成は周知であるため、原則として説明は省略する。また、図1はスタンドアローンの構成例を示しているが、本診療支援装置は、LAN上のサーバ及びクライアントを用いて構成してもよい。要は、本発明の機能を実現できる構成であれば、単独のコンピュータ装置であるか、複数のコンピュータ装置を連携させたものであるかは問わない。
【0012】
ハードディスク11には、電子カルテ機能を実現するためのアプリケーションソフトウエアが記憶されている。電子カルテ機能のうち公知の部分については説明を省略し、一覧表示&カルテ参照に係る機能を中心に説明する。なお、以下では、一覧画面の例として入力値をグラフ化表示する画面を例示し、診療情報項目として「収縮時血圧」と「拡張時血圧」を例示して説明しているが、本発明は係る表示態様や診療情報項目に限定されない。一覧画面としては、例えば、入力値と受診日を対応付けて一覧表に表示する画面でもよい。また、診療情報項目としては、例えば、体温や脈拍等の測定結果、或いは、総コレステロールや中性脂肪等の検査結果、投薬等の処方、所見、主訴等でもよい。即ち、診療情報マスターテーブル(図4参照)に例示されるような診療情報であればよい。
【0013】
以下、図2〜図3のフローチャートに即して説明する。
まず、ユーザの操作入力により、期間と診療情報項目とを指定して、一覧画面表示が指示される。ここでは、期間として「H14.1〜H14.2」が指定され、診療情報項目として「収縮時血圧」と「拡張時血圧」が指定された場合を説明する。なお、一覧画面の種別は、指定された診療情報項目に応じて自動的に決める構成でもよく、ユーザが操作入力で指示する構成でもよい。診療情報項目に応じて一覧画面の種別を自動的に決める構成とは、例えば、指定された診療情報項目の入力値が数値型の場合はグラフ化表示画面とし、入力値が文字型の場合は一覧表表示画面とするような構成である。ここでは、「収縮時血圧」や「拡張時血圧」の入力値が数値型であるため、自動的にグラフ化表示画面に決めるものとする。なお、患者としては、上記指示の時点でカルテが開かれていた患者が指定される。この患者を、以下、対象患者という。
【0014】
一覧画面の表示を指示するユーザの操作入力に応答して、図2〜図3の「グラフ表示&カルテ参照手順」が開始される。
まず、操作入力で指定されたデータが取得される(S01)。即ち、対象患者の患者ID(ID=1)と、指定期間(H14.1〜H14.2)と、指定診療情報項目(収縮時血圧,拡張時血圧)とが取得される。
【0015】
次に、受診歴テーブル(図5下段)から、患者IDが対象患者(患者太郎)の患者IDに合致し、且つ、受診日時が指定期間(H14.1〜H14.2)内に含まれる、カルテIDが取得される(S03)。ここでは、カルテID=1〜7が取得される。
【0016】
また、診療情報マスターテーブル(図4)から、指定診療情報項目(収縮時血圧,拡張時血圧)の項目名に合致するマスターIDが取得される(S05)。ここでは、マスターID=5,6が取得される。
【0017】
カルテIDとマスターIDが取得されると、次に、診療情報テーブル(図5上段)から、上記S03で取得したカルテIDに合致し、且つ、上記S05で取得したマスターIDに合致する各レコードが取得される(S07)。ここでは、診療情報ID=2,5,8,,,,,(以上、収縮時血圧分)と、診療情報ID=3,6,9,,,,(以上、拡張時血圧分)の各レコードが取得される。
【0018】
ステップS09では、上記S07で取得した各レコードが持つ入力値を、診療情報項目毎にグラフ化して、表示する処理が行われる。換言すれば、収縮時血圧のグラフと、拡張時血圧のグラフとを作成して、両者を重ねて(=受診日の目盛を共通にして)表示する処理が行われる。この処理により表示される画面(グラフ表示画面)の一例を、図8に示す。
【0019】
また、各入力値表示の表示領域(図8内の各プロットの表示領域)に、診療情報ID及びカルテIDを対応付けるとともに、各受診日表示の表示領域(図8内の「H14.1.10」等の表示領域)に、診療情報ID及びカルテIDを対応付けるテーブル(領域−診療情報ID−カルテID・対応テーブル)が、診療情報項目毎に作成されて、RAM(メモリ)上に保持される(S11)。このテーブルの例を、図6と図7に示す。図6は診療情報項目が収縮時血圧の例、図7は拡張時血圧の例である。
【0020】
図8のグラフ表示画面に於いて、何れかの入力値表示の表示領域又は何れかの受診日表示の表示領域が選択されると(S13でYES)、例えば、マウス等のポインティングデバイスの操作により画面上を移動されるポインタが何れかの入力値表示の表示領域又は何れかの受診日表示の表示領域に入ると(S13でYES)、該表示領域に対応する診療情報IDとカルテIDとが、図6又は図7のテーブルから取得される(S15)。
【0021】
また、上記S15で取得したカルテIDに対応する受診日時が、受診歴テーブル(図5下段)から取得される(S17)。これにより、図8の画面で選択された表示領域に対応する受診日が得られる。
【0022】
こうして受診日が取得されると、前記S15で取得したカルテIDに対応付けられている各診療情報が診療情報テーブル(図5上段)から読み出されて、診療情報画面(カルテ2号紙画面)に、受診日を明示して表示される(S19)。この表示は、図8の画面からの切換表示でもよく、並列表示でもよく、ポップアップ表示でもよい。また、この時、切換後の画面又はポップアップ表示領域のスペースに余裕があって図8の画面で選択された受診日に加えて他の受診日の診療情報を表示可能な場合は、図8の画面で選択された受診日を先頭として表示が行われる。図9に、このようにして表示した診療情報画面の一例を示す。図9の例では、H14.1.24が、図8の画面で選択された受診日である。
【0023】
また、上記診療情報画面(カルテ2号紙画面)の表示に於いて、前記S15で取得した診療情報IDに合致する診療情報項目(=グラフ表示を指定された診療情報項目)の項目名とその入力値は、他の診療情報項目の項目名や入力値とは異なる表示態様で識別可能に表示(強調表示)される。この強調表示としては、例えば、他とは異なる色での表示、反転表示、太字表示、斜字表示、下線表示、点滅表示等、或いは、これらを組み合わせた表示を挙げることができる。なお、この強調表示は、図8の画面で選択された受診日の指定情報項目のみについて行うように構成してもよく、受診日に関わり無く指定情報項目について行うように構成してもよい。
【0024】
図8のグラフ表示画面に於いて、入力値表示や受診日表示の選択が解除されると(S21でYES)、診療情報表示画面(カルテ2号紙画面)の表示が消されて、元のグラフ表示画面(図8の画面)のみが表示される(S23)。入力値表示や受診日表示の選択の解除は、例えば、図8の画面(グラフ表示画面)と図9の画面(診療情報画面)の両者が表示されている場合であれば、マウス等のポインティングデバイスの操作により図8の画面上を移動されるポインタが入力値表示や受診日表示の表示領域から外れることで検出できる(図3のステップS21は、この場合を示す)が、図9の画面のみが表示されている場合は上記のようなポインタ移動では検出できないため、図9の画面を閉じる操作入力によって検出するものとする。
【0025】
図8の画面(グラフ表示画面)にて終了ボタンが押下されるまで、ステップS13〜S23の処理が繰り返される。終了ボタンの押下が検出されると(S25でYES)、ユーザが操作入力でグラフ表示を指示した元の画面(例:メニュー画面等)へ戻る(S27)。
【0026】
上記では、指定患者が対象患者一人のみの場合を説明しているが、対象患者に加えて他の患者の診療情報を重ねて表示するように指定したり(期間と診療情報項目は対象患者と同じとする)、対象患者の別の期間(例:1年前)の診療情報を重ねて表示するように指定したり(期間長と診療情報項目は同じとする)できるように構成してもよい。その場合も、上記と同様に、入力値表示や受診日表示の選択により、該選択された受診日の診療情報画面を表示し(スペースに余裕がある場合は先頭に表示し)、且つ、指定された診療情報項目を強調表示するように構成することができる。
【0027】
対象患者に加えて他の患者の診療情報を重ねて表示する場合のグラフ表示画面の例を図10に示し、対象患者の別の期間(例:1年前)の診療情報を重ねて表示する場合のグラフ表示画面の例を図11に示す。
【0028】
なお、上記の構成とは若干異なるが、例えば、グラフ表示画面(図8参照)に於いて入力値領域(プロット)が選択された場合は、該入力値の数値及び単位を診療情報項目名とともに表示し、グラフ表示画面(図8参照)に於いて受診日領域が選択された場合は、該受診日の診療情報画面を表示(スペースに余裕がある場合は先頭に表示)する構成も可能である。さらに、その構成に於いて、上記入力値の数値・単位・診療情報項目名の表示がダブルクリックされた場合に、対応する受診日の診療情報画面を表示(スペースに余裕がある場合は先頭に表示)するように構成することも可能である。
【0029】
【発明の効果】
前記(1)の発明は、患者毎に且つ受診日毎に且つ診療情報項目毎に診療情報の入力値を保持している診療情報記憶手段と、患者と期間を指定して一覧表示を指令された診療情報項目の前記指定期間内の各受診日の入力値を前記診療情報記憶手段から取得して各々対応する受診日に関連付けて一覧画面に表示する一覧表示手段と、前記入力値と該入力値に対応する受診日の前記一覧画面内に於ける各表示位置を受診日毎に記憶する表示位置記憶手段と、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する受診日が持つ各診療情報を前記診療情報記憶手段から取得して診療情報画面に表示する診療情報表示手段とを有するため、一覧画面内の或る入力値の背景事情等を知りたい場合に、該入力値が属する当日の診療情報画面を簡単な操作で表示することができ、したがって、該入力値が属する当日の処方等や、他の診療情報項目の入力値等のような背景事情を知ることができる。
【0030】
前記(2)の発明は、前記(1)に於いて、前記診療情報表示手段は、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する入力値を他の診療情報項目の入力値とは異なる識別可能な表示態様で前記診療情報画面に表示するため、前記(1)の発明の効果に加えて、さらに、診療情報画面の表示に於いても、注目した入力値を見易いという効果がある。、
【0031】
前記(3)の発明は、前記(1)又は(2)に於いて、前記診療情報表示手段は、前記選択された受診日以外の受診日の診療情報を前記診療情報画面に表示可能な場合は、前記選択された受診日の診療情報を前記診療情報画面の先頭に表示するため、前記(1)又は(2)の発明の効果に加えて、さらに、選択した入力値が属する当日近辺の診療情報を見ることができる効果がある。
【0032】
前記(4)の発明は、前記(1)〜(3)の何れかに於いて、前記一覧表示手段は、複数の患者が指定された場合に於いて指定期間が重複期間を有し且つ指定診療情報項目が同じ場合には前記重複期間内の各受診日の入力値を患者毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示するため、前記(1)〜(3)の何れかの発明の効果に加えて、さらに、一覧表示を行うべき対象患者の経過等を、他の患者の同等の経過等と比較対照することが容易であるという効果がある。
【0033】
前記(5)の発明は、前記(1)〜(4)の何れかに於いて、前記一覧表示手段は、期間長が同じで時期が異なる複数の期間が指定された場合に於いて指定診療情報項目が同じ場合には各指定期間内の各受診日の入力値を期間の始端と終端を揃えて且つ期間毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示するため、前記(1)〜(4)の何れかの発明の効果に加えて、さらに、一覧表示を行うべき対象患者の経過等を、同患者の過去の同等の経過等と比較対照することが容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の診療支援装置の構成例を示すブロック図。
【図2】図1の診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順の一部を示すフローチャート。
【図3】図1の診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順の残部を示すフローチャート。
【図4】図1の診療支援装置がハードディスク11に持つ診療情報マスターテーブルの構成例を示す説明図。
【図5】図1の診療支援装置がハードディスク11に持つ診療情報テーブル(上段)と受診歴テーブル(下段)の構成例を示す説明図。
【図6】グラフ化表示対象の診療情報項目が収縮時血圧である場合に図1の診療支援装置がグラフ表示&カルテ参照手順内でRAM上に作成する領域−診療情報ID−カルテID・対応テーブルの構成例を示す説明図。
【図7】グラフ化表示対象の診療情報項目が拡張時血圧である場合に図1の診療支援装置がグラフ表示&カルテ参照手順内でRAM上に作成する領域−診療情報ID−カルテID・対応テーブルの構成例を示す説明図。
【図8】グラフ化表示対象として指定された収縮時血圧と拡張時血圧をグラフ表示&カルテ参照手順により一覧画面に表示した様子を例示する説明図。
【図9】図8の一覧画面に於いてH14.1.24の受診日表示又はその入力値表示を選択することにより表示した診療情報画面を例示する説明図。
【図10】二人の患者に関して収縮時血圧と拡張時血圧がグラフ化表示対象として指定された場合に、それらを一覧画面に表示した様子を例示する説明図。
【図11】一人の患者の時期が異なる二つの期間に関して収縮時血圧と拡張時血圧がグラフ化表示対象として指定された場合に、それらを一覧画面に表示した様子を例示する説明図。
【符号の説明】
10 制御装置
11 記憶装置(ハードディスク)
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置であるところの診療支援装置に関する。詳しくは、期間と診療情報項目が指定されると、指定期間内の指定診療情報項目の各入力値を一覧表示(グラフ表示,一覧表表示,等)する機能を備えた診療支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置に於いて、期間と診療情報項目を指定して、指定期間内の指定診療情報項目の各入力値を、グラフや一覧表として表示することは可能である。各入力値をグラフ等として一覧表示すると、当該期間内の当該診療情報項目を概観して経過等を直感的に把握でき、今後の治療方針を立てる等、診療に役立てることできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
指定した期間内の指定した診療情報項目の各入力値をグラフや一覧表として一覧表示した場合に於いて、該一覧表示内の或る入力値(例:変化が急峻である等の理由から注目した入力値)の背景事情等を知りたい場合がある。例えば、注目した入力値が属する当日の処方や、注目した入力値が属する当日の他の診療情報項目の入力値等を知りたいような場合である。
本発明は、かかる要請に応えることを目的とする。
【0004】
指定した期間内の指定した診療情報項目の各入力値をグラフや一覧表として一覧表示する場合に於いて、該一覧表示を行うべき対象患者とともに、他の患者の同等の診療情報(同期間の診療情報)を重ねて一覧表示したり、該一覧表示を行うべき対象患者の過去の同等の診療情報(例:1年前の同期間の診療情報)を重ねて一覧表示することで、現状の経過と比較対照したい場合がある。
本発明は、かかる要請に応えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記(1)〜(5)のように構成される。
(1) 患者毎に、且つ、受診日毎に、且つ、診療情報項目毎に、診療情報の入力値を保持している診療情報記憶手段と、
患者と期間を指定して一覧表示を指令された診療情報項目の前記指定期間内の各受診日の入力値を、前記診療情報記憶手段から取得して、各々対応する受診日に関連付けて一覧画面に表示する一覧表示手段と、
前記入力値と該入力値に対応する受診日の前記一覧画面内に於ける各表示位置を受診日毎に記憶する表示位置記憶手段と、
前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する受診日が持つ各診療情報を、前記診療情報記憶手段から取得して、診療情報画面に表示する診療情報表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0006】
(2) 前記(1)に於いて、
前記診療情報表示手段は、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する入力値を、他の診療情報項目の入力値とは異なる識別可能な表示態様で前記診療情報画面に表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0007】
(3) 前記(1)又は(2)に於いて、
前記診療情報表示手段は、前記選択された受診日以外の受診日の診療情報を前記診療情報画面に表示可能な場合は、前記選択された受診日の診療情報を前記診療情報画面の先頭に表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0008】
(4) 前記(1)〜(3)の何れかに於いて、
前記一覧表示手段は、複数の患者が指定された場合に於いて、指定期間が重複期間を有し、且つ、指定診療情報項目が同じ場合には、前記重複期間内の各受診日の入力値を、患者毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0009】
(5) 前記(1)〜(4)の何れかに於いて、
前記一覧表示手段は、期間長が同じで時期が異なる複数の期間が指定された場合に於いて、指定診療情報項目が同じ場合には、各指定期間内の各受診日の入力値を、期間の始端と終端を揃えて且つ期間毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は実施の形態の診療支援装置(=電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置)の構成図、図2〜図3は本診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順の一例を示すフローチャート、図4〜図5は図1中のハードディスク11内に記録されている各種テーブルの構成例を示す説明図、図6〜図7はグラフ表示&カルテ参照手順でメモリ(RAM)上に作成されるテーブルの構成例を示す説明図。図8〜図11は本診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順により図1中の表示装置16に表示される画面例を示す説明図である。
【0011】
本診療支援装置は、図1に示すように、CPU・RAM・ROM等を備えた制御装置10、ハードディスク等で構成される記憶装置11、液晶モニタ或いはCRT等で構成される表示装置16、キーボードやマウス等で構成される入力装置17、印刷装置18、等を備えたコンピュータ装置である。これらを有するコンピュータ装置の構成は周知であるため、原則として説明は省略する。また、図1はスタンドアローンの構成例を示しているが、本診療支援装置は、LAN上のサーバ及びクライアントを用いて構成してもよい。要は、本発明の機能を実現できる構成であれば、単独のコンピュータ装置であるか、複数のコンピュータ装置を連携させたものであるかは問わない。
【0012】
ハードディスク11には、電子カルテ機能を実現するためのアプリケーションソフトウエアが記憶されている。電子カルテ機能のうち公知の部分については説明を省略し、一覧表示&カルテ参照に係る機能を中心に説明する。なお、以下では、一覧画面の例として入力値をグラフ化表示する画面を例示し、診療情報項目として「収縮時血圧」と「拡張時血圧」を例示して説明しているが、本発明は係る表示態様や診療情報項目に限定されない。一覧画面としては、例えば、入力値と受診日を対応付けて一覧表に表示する画面でもよい。また、診療情報項目としては、例えば、体温や脈拍等の測定結果、或いは、総コレステロールや中性脂肪等の検査結果、投薬等の処方、所見、主訴等でもよい。即ち、診療情報マスターテーブル(図4参照)に例示されるような診療情報であればよい。
【0013】
以下、図2〜図3のフローチャートに即して説明する。
まず、ユーザの操作入力により、期間と診療情報項目とを指定して、一覧画面表示が指示される。ここでは、期間として「H14.1〜H14.2」が指定され、診療情報項目として「収縮時血圧」と「拡張時血圧」が指定された場合を説明する。なお、一覧画面の種別は、指定された診療情報項目に応じて自動的に決める構成でもよく、ユーザが操作入力で指示する構成でもよい。診療情報項目に応じて一覧画面の種別を自動的に決める構成とは、例えば、指定された診療情報項目の入力値が数値型の場合はグラフ化表示画面とし、入力値が文字型の場合は一覧表表示画面とするような構成である。ここでは、「収縮時血圧」や「拡張時血圧」の入力値が数値型であるため、自動的にグラフ化表示画面に決めるものとする。なお、患者としては、上記指示の時点でカルテが開かれていた患者が指定される。この患者を、以下、対象患者という。
【0014】
一覧画面の表示を指示するユーザの操作入力に応答して、図2〜図3の「グラフ表示&カルテ参照手順」が開始される。
まず、操作入力で指定されたデータが取得される(S01)。即ち、対象患者の患者ID(ID=1)と、指定期間(H14.1〜H14.2)と、指定診療情報項目(収縮時血圧,拡張時血圧)とが取得される。
【0015】
次に、受診歴テーブル(図5下段)から、患者IDが対象患者(患者太郎)の患者IDに合致し、且つ、受診日時が指定期間(H14.1〜H14.2)内に含まれる、カルテIDが取得される(S03)。ここでは、カルテID=1〜7が取得される。
【0016】
また、診療情報マスターテーブル(図4)から、指定診療情報項目(収縮時血圧,拡張時血圧)の項目名に合致するマスターIDが取得される(S05)。ここでは、マスターID=5,6が取得される。
【0017】
カルテIDとマスターIDが取得されると、次に、診療情報テーブル(図5上段)から、上記S03で取得したカルテIDに合致し、且つ、上記S05で取得したマスターIDに合致する各レコードが取得される(S07)。ここでは、診療情報ID=2,5,8,,,,,(以上、収縮時血圧分)と、診療情報ID=3,6,9,,,,(以上、拡張時血圧分)の各レコードが取得される。
【0018】
ステップS09では、上記S07で取得した各レコードが持つ入力値を、診療情報項目毎にグラフ化して、表示する処理が行われる。換言すれば、収縮時血圧のグラフと、拡張時血圧のグラフとを作成して、両者を重ねて(=受診日の目盛を共通にして)表示する処理が行われる。この処理により表示される画面(グラフ表示画面)の一例を、図8に示す。
【0019】
また、各入力値表示の表示領域(図8内の各プロットの表示領域)に、診療情報ID及びカルテIDを対応付けるとともに、各受診日表示の表示領域(図8内の「H14.1.10」等の表示領域)に、診療情報ID及びカルテIDを対応付けるテーブル(領域−診療情報ID−カルテID・対応テーブル)が、診療情報項目毎に作成されて、RAM(メモリ)上に保持される(S11)。このテーブルの例を、図6と図7に示す。図6は診療情報項目が収縮時血圧の例、図7は拡張時血圧の例である。
【0020】
図8のグラフ表示画面に於いて、何れかの入力値表示の表示領域又は何れかの受診日表示の表示領域が選択されると(S13でYES)、例えば、マウス等のポインティングデバイスの操作により画面上を移動されるポインタが何れかの入力値表示の表示領域又は何れかの受診日表示の表示領域に入ると(S13でYES)、該表示領域に対応する診療情報IDとカルテIDとが、図6又は図7のテーブルから取得される(S15)。
【0021】
また、上記S15で取得したカルテIDに対応する受診日時が、受診歴テーブル(図5下段)から取得される(S17)。これにより、図8の画面で選択された表示領域に対応する受診日が得られる。
【0022】
こうして受診日が取得されると、前記S15で取得したカルテIDに対応付けられている各診療情報が診療情報テーブル(図5上段)から読み出されて、診療情報画面(カルテ2号紙画面)に、受診日を明示して表示される(S19)。この表示は、図8の画面からの切換表示でもよく、並列表示でもよく、ポップアップ表示でもよい。また、この時、切換後の画面又はポップアップ表示領域のスペースに余裕があって図8の画面で選択された受診日に加えて他の受診日の診療情報を表示可能な場合は、図8の画面で選択された受診日を先頭として表示が行われる。図9に、このようにして表示した診療情報画面の一例を示す。図9の例では、H14.1.24が、図8の画面で選択された受診日である。
【0023】
また、上記診療情報画面(カルテ2号紙画面)の表示に於いて、前記S15で取得した診療情報IDに合致する診療情報項目(=グラフ表示を指定された診療情報項目)の項目名とその入力値は、他の診療情報項目の項目名や入力値とは異なる表示態様で識別可能に表示(強調表示)される。この強調表示としては、例えば、他とは異なる色での表示、反転表示、太字表示、斜字表示、下線表示、点滅表示等、或いは、これらを組み合わせた表示を挙げることができる。なお、この強調表示は、図8の画面で選択された受診日の指定情報項目のみについて行うように構成してもよく、受診日に関わり無く指定情報項目について行うように構成してもよい。
【0024】
図8のグラフ表示画面に於いて、入力値表示や受診日表示の選択が解除されると(S21でYES)、診療情報表示画面(カルテ2号紙画面)の表示が消されて、元のグラフ表示画面(図8の画面)のみが表示される(S23)。入力値表示や受診日表示の選択の解除は、例えば、図8の画面(グラフ表示画面)と図9の画面(診療情報画面)の両者が表示されている場合であれば、マウス等のポインティングデバイスの操作により図8の画面上を移動されるポインタが入力値表示や受診日表示の表示領域から外れることで検出できる(図3のステップS21は、この場合を示す)が、図9の画面のみが表示されている場合は上記のようなポインタ移動では検出できないため、図9の画面を閉じる操作入力によって検出するものとする。
【0025】
図8の画面(グラフ表示画面)にて終了ボタンが押下されるまで、ステップS13〜S23の処理が繰り返される。終了ボタンの押下が検出されると(S25でYES)、ユーザが操作入力でグラフ表示を指示した元の画面(例:メニュー画面等)へ戻る(S27)。
【0026】
上記では、指定患者が対象患者一人のみの場合を説明しているが、対象患者に加えて他の患者の診療情報を重ねて表示するように指定したり(期間と診療情報項目は対象患者と同じとする)、対象患者の別の期間(例:1年前)の診療情報を重ねて表示するように指定したり(期間長と診療情報項目は同じとする)できるように構成してもよい。その場合も、上記と同様に、入力値表示や受診日表示の選択により、該選択された受診日の診療情報画面を表示し(スペースに余裕がある場合は先頭に表示し)、且つ、指定された診療情報項目を強調表示するように構成することができる。
【0027】
対象患者に加えて他の患者の診療情報を重ねて表示する場合のグラフ表示画面の例を図10に示し、対象患者の別の期間(例:1年前)の診療情報を重ねて表示する場合のグラフ表示画面の例を図11に示す。
【0028】
なお、上記の構成とは若干異なるが、例えば、グラフ表示画面(図8参照)に於いて入力値領域(プロット)が選択された場合は、該入力値の数値及び単位を診療情報項目名とともに表示し、グラフ表示画面(図8参照)に於いて受診日領域が選択された場合は、該受診日の診療情報画面を表示(スペースに余裕がある場合は先頭に表示)する構成も可能である。さらに、その構成に於いて、上記入力値の数値・単位・診療情報項目名の表示がダブルクリックされた場合に、対応する受診日の診療情報画面を表示(スペースに余裕がある場合は先頭に表示)するように構成することも可能である。
【0029】
【発明の効果】
前記(1)の発明は、患者毎に且つ受診日毎に且つ診療情報項目毎に診療情報の入力値を保持している診療情報記憶手段と、患者と期間を指定して一覧表示を指令された診療情報項目の前記指定期間内の各受診日の入力値を前記診療情報記憶手段から取得して各々対応する受診日に関連付けて一覧画面に表示する一覧表示手段と、前記入力値と該入力値に対応する受診日の前記一覧画面内に於ける各表示位置を受診日毎に記憶する表示位置記憶手段と、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する受診日が持つ各診療情報を前記診療情報記憶手段から取得して診療情報画面に表示する診療情報表示手段とを有するため、一覧画面内の或る入力値の背景事情等を知りたい場合に、該入力値が属する当日の診療情報画面を簡単な操作で表示することができ、したがって、該入力値が属する当日の処方等や、他の診療情報項目の入力値等のような背景事情を知ることができる。
【0030】
前記(2)の発明は、前記(1)に於いて、前記診療情報表示手段は、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する入力値を他の診療情報項目の入力値とは異なる識別可能な表示態様で前記診療情報画面に表示するため、前記(1)の発明の効果に加えて、さらに、診療情報画面の表示に於いても、注目した入力値を見易いという効果がある。、
【0031】
前記(3)の発明は、前記(1)又は(2)に於いて、前記診療情報表示手段は、前記選択された受診日以外の受診日の診療情報を前記診療情報画面に表示可能な場合は、前記選択された受診日の診療情報を前記診療情報画面の先頭に表示するため、前記(1)又は(2)の発明の効果に加えて、さらに、選択した入力値が属する当日近辺の診療情報を見ることができる効果がある。
【0032】
前記(4)の発明は、前記(1)〜(3)の何れかに於いて、前記一覧表示手段は、複数の患者が指定された場合に於いて指定期間が重複期間を有し且つ指定診療情報項目が同じ場合には前記重複期間内の各受診日の入力値を患者毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示するため、前記(1)〜(3)の何れかの発明の効果に加えて、さらに、一覧表示を行うべき対象患者の経過等を、他の患者の同等の経過等と比較対照することが容易であるという効果がある。
【0033】
前記(5)の発明は、前記(1)〜(4)の何れかに於いて、前記一覧表示手段は、期間長が同じで時期が異なる複数の期間が指定された場合に於いて指定診療情報項目が同じ場合には各指定期間内の各受診日の入力値を期間の始端と終端を揃えて且つ期間毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示するため、前記(1)〜(4)の何れかの発明の効果に加えて、さらに、一覧表示を行うべき対象患者の経過等を、同患者の過去の同等の経過等と比較対照することが容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の診療支援装置の構成例を示すブロック図。
【図2】図1の診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順の一部を示すフローチャート。
【図3】図1の診療支援装置で実行されるグラフ表示&カルテ参照手順の残部を示すフローチャート。
【図4】図1の診療支援装置がハードディスク11に持つ診療情報マスターテーブルの構成例を示す説明図。
【図5】図1の診療支援装置がハードディスク11に持つ診療情報テーブル(上段)と受診歴テーブル(下段)の構成例を示す説明図。
【図6】グラフ化表示対象の診療情報項目が収縮時血圧である場合に図1の診療支援装置がグラフ表示&カルテ参照手順内でRAM上に作成する領域−診療情報ID−カルテID・対応テーブルの構成例を示す説明図。
【図7】グラフ化表示対象の診療情報項目が拡張時血圧である場合に図1の診療支援装置がグラフ表示&カルテ参照手順内でRAM上に作成する領域−診療情報ID−カルテID・対応テーブルの構成例を示す説明図。
【図8】グラフ化表示対象として指定された収縮時血圧と拡張時血圧をグラフ表示&カルテ参照手順により一覧画面に表示した様子を例示する説明図。
【図9】図8の一覧画面に於いてH14.1.24の受診日表示又はその入力値表示を選択することにより表示した診療情報画面を例示する説明図。
【図10】二人の患者に関して収縮時血圧と拡張時血圧がグラフ化表示対象として指定された場合に、それらを一覧画面に表示した様子を例示する説明図。
【図11】一人の患者の時期が異なる二つの期間に関して収縮時血圧と拡張時血圧がグラフ化表示対象として指定された場合に、それらを一覧画面に表示した様子を例示する説明図。
【符号の説明】
10 制御装置
11 記憶装置(ハードディスク)
Claims (5)
- 患者毎に、且つ、受診日毎に、且つ、診療情報項目毎に、診療情報の入力値を保持している診療情報記憶手段と、
患者と期間を指定して一覧表示を指令された診療情報項目の前記指定期間内の各受診日の入力値を、前記診療情報記憶手段から取得して、各々対応する受診日に関連付けて一覧画面に表示する一覧表示手段と、
前記入力値と該入力値に対応する受診日の前記一覧画面内に於ける各表示位置を受診日毎に記憶する表示位置記憶手段と、
前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する受診日が持つ各診療情報を、前記診療情報記憶手段から取得して、診療情報画面に表示する診療情報表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1に於いて、
前記診療情報表示手段は、前記一覧画面に於いて選択された入力値表示又は受診日表示に対応する入力値を、他の診療情報項目の入力値とは異なる識別可能な表示態様で前記診療情報画面に表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1又は請求項2に於いて、
前記診療情報表示手段は、前記選択された受診日以外の受診日の診療情報を前記診療情報画面に表示可能な場合は、前記選択された受診日の診療情報を前記診療情報画面の先頭に表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、
前記一覧表示手段は、複数の患者が指定された場合に於いて、指定期間が重複期間を有し、且つ、指定診療情報項目が同じ場合には、前記重複期間内の各受診日の入力値を、患者毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1〜請求項4の何れかに於いて、
前記一覧表示手段は、期間長が同じで時期が異なる複数の期間が指定された場合に於いて、指定診療情報項目が同じ場合には、各指定期間内の各受診日の入力値を、期間の始端と終端を揃えて且つ期間毎に区別して前記一覧画面に重ねて表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008234272A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Topcon Corp | 電子カルテシステム及びプログラム |
JP2011200462A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 生体情報測定装置 |
JP2012094198A (ja) * | 2012-02-17 | 2012-05-17 | Topcon Corp | 電子カルテシステム及びプログラム |
EP2843574A1 (en) | 2013-09-02 | 2015-03-04 | Fujifilm Corporation | Medical care data display control device, method and program |
EP2849104A2 (en) | 2013-09-13 | 2015-03-18 | Fujifilm Corporation | Medical care information display control apparatus, method, and medium with medical care information display control program recorded thereon |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233970A patent/JP2004078310A/ja active Pending
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