JP2004073680A - 医用画像表示装置 - Google Patents
医用画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004073680A JP2004073680A JP2002241088A JP2002241088A JP2004073680A JP 2004073680 A JP2004073680 A JP 2004073680A JP 2002241088 A JP2002241088 A JP 2002241088A JP 2002241088 A JP2002241088 A JP 2002241088A JP 2004073680 A JP2004073680 A JP 2004073680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- diagnostic
- displayed
- information
- thumbnail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
Abstract
【課題】多数の画像データを整理保管し、必要に応じて簡単な操作によって目的とする画像のみを抽出し表示することができ、かつ複数受診者を連続診断する装置を提供する。
【解決手段】複数の画像データを格納するデータ蓄積部5から画像データを取得し、該取得した画像を表示する表示部2を有する医用画像表示装置1であって、データ蓄積部5に格納されている受診者に関連付けられた画像の中から複数の診断対象画像データを表示部2に一括してサムネイル画像3で表示し、該サムネイル画像3の中から特定のサムネイル画像3を選択することにより該特定のサムネイル画像3に対応した診断画像4が表示部2に表示できるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の画像データを格納するデータ蓄積部5から画像データを取得し、該取得した画像を表示する表示部2を有する医用画像表示装置1であって、データ蓄積部5に格納されている受診者に関連付けられた画像の中から複数の診断対象画像データを表示部2に一括してサムネイル画像3で表示し、該サムネイル画像3の中から特定のサムネイル画像3を選択することにより該特定のサムネイル画像3に対応した診断画像4が表示部2に表示できるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮影した画像及びその付帯情報を管理し、ユーザーが観察できるように表示する画像表示装置に関するものであり、特に、医用画像の表示装置として最適な画像表示装置である。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療の分野では画像情報はフィルムにプリントして保管し、これを取り出してシャウカステンと呼ばれる器具の上に置いて読影するというのが一般的であった。
【0003】
このように、読影にアナログ画像であるフィルムを使用した場合、フィルムを保管室等の保管場所に保管し、読影の際には人手によって読影対象の受診者に関するフィルムを選定する必要があった。この場合には、手間がかかるだけでなく、誤って他人のフィルムを読影してしまう等の医療ミスが起こる可能性があった。
【0004】
また、読影に従来のシャウカステンを使用した場合、新しくフィルムを読影する際に、人手でフィルムをはずしてまたかけ直す必要があり、手間がかかっていた。
【0005】
しかしながら、近年ではコンピュータの発展に伴い、医療の分野においてのコンピュータ化が浸透してきており、特に、画像診断の分野においては、この流れが急速に進展している。
【0006】
そこで、従来の読影にかかる手間を省くためにアナログ画像に代えてデジタル画像を使用した、特開平10−97582号公報に記載された医療情報システムについての技術が開発されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−97582号公報に記載された医療情報システムは、カルテ、医用画像、読影レポート、検査結果等の診断に必要な情報を電子化して統合的に保管するとともに、簡単な操作で必要な情報を画面上に表示し、医師への有用な情報を提供することを目的としたものであって、簡単な操作によって複数受診者を連続診断することはできなかった。
【0008】
そこで、この発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するために考えられたものであり、多数の画像データを整理保管し、必要に応じて簡単な操作によって目的とする画像のみを素早く抽出し表示することができ、かつ複数受診者を連続診断する装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の画像データを格納するデータ蓄積部から画像データを取得し、該取得した画像を表示する表示部を有する医用画像表示装置であって、前記データ蓄積部に格納されている受診者に関連付けられた画像の中から複数の診断対象画像データを前記表示部に一括してサムネイル画像で表示し、該サムネイル画像の中から特定のサムネイル画像を選択することにより該特定のサムネイル画像に対応した診断画像が前記表示部に表示できるようにしたことを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、前記データ蓄積部は、受診者ID、受診者名等の受診者情報と、画像ID、診断画像、サムネイル画像等の画像情報とを有し、かつ該画像情報と前記受診者情報とは互いに関連付けられたデータベースを構成していることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、受診者を一度に複数指定した場合に、該複数の各受診者の前記受診者情報と画像情報を読影者の指定した診断順序順に関連付けることにより、読影者の操作で次に診断する受診者に関連付けられた画像を前記表示部に表示させるようにし、複数の受診者の診断画像を診断順序順に連続して読影できるようにしたことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1つの構成に加えて、診断対象となる受診者に対応する診断画像を一括して格納できるキャッシュメモリを有し、該キャッシュメモリに格納されている診断画像を前記表示部に表示させることで、診断画像を高速に表示することができるようにしたことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1つの構成に加えて、前記表示部には、サムネイル画像表示領域と診断画像表示領域とを有し、前記サムネイル画像表示領域に表示されている特定のサムネイル画像を選択して前記診断画像表示領域へドラッグ&ドロップすることにより、前記特定のサムネイル画像に対応する診断画像が表示されることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態について、図面に従って説明する。
【0015】
図1は、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態の構成を示したブロック図である。
【0016】
画像表示装置1には、表示部2にオリジナルサイズの画像を縮小して一覧表示できるようにしたサムネイル画像3と、表示部2に大きく表示される読影者が診断に使用する診断画像4と、画像ID、サムネイル画像3、診断画像4、検査ID、検査名、撮影日等の画像に関する様々な画像情報と、受診者ID、受診者名、当該受診者に関連付けられている画像情報等の受診者に関する受診者情報とを保存するデータ蓄積部5が備えられている。
【0017】
この発明の実施の形態では、データ蓄積部5としてデータベースを使用しており、多数の画像情報及び受診者情報等を一括管理することによって、検索・データ取得にかかる処理時間を短縮するようにしている。また、この発明の実施の形態において、各IDはシステム全体でID毎に一意である。
【0018】
さらに、画像表示装置1には、診断対象となる診断画像を選択する等の読影者の指示を画像表示装置1に対して要求をするための入力デバイス6が備えられている。
【0019】
入力デバイス6としては、マウスが一般的でリーズナブルではあるが、タッチパネル、キーボード、専用デバイス等でも代用が可能である。
【0020】
図1において、7はサムネイル画像表示部であり、画像情報の一部であるサムネイル画像3をデータ蓄積部5から読み込んで表示させる部分である。8は、サムネイル画像選択部であり、サムネイル画像表示部7によって表示したサムネイル画像3を入力デバイス6によって1枚、若しくは複数枚選択する部分である。選択したサムネイル画像3に対応した診断画像4は診断画像表示部9によって表示される。この診断画像表示部9では、複数の診断画像4を表示部2へ並べて表示し、診断・読影を実現できるようになっている。
【0021】
受診者選択部10は、データ蓄積部5に登録されている受診者情報を一覧表示させる受診者一覧表示部11によって表示した受診者情報の一覧から、診断対象となる受診者情報を入力デバイス6によって1人若しくは複数人数選択する部分である。読影者が選択した受診者情報に含まれる画像情報はデータ蓄積部5から読み込まれ、画像一覧表示部13によって一覧表示される。
【0022】
また、受診者選択部10で複数人数の受診者情報を選択した際、この複数の各受診者の受診者情報と画像情報は読影者の指定した診断順序順に関連付けられ、読影者が入力デバイス6によって診断受診者スライド部18を操作することにより、診断受診者スライド部18は次に診断する受診者をデータ蓄積部5から選択し、該受診者に関連付けられたサムネイル画像3及び診断画像4がサムネイル画像表示部7及び診断画像表示部9によって表示部2に表示される。
【0023】
画像選択部12は、受診者選択部10で選択した受診者情報に含まれる画像情報を画像一覧表示部13によって一覧表示した画像情報の一覧から、診断対象となる画像情報を入力デバイス6によって1つ若しくは複数個選択し、選択された画像情報に含まれるサムネイル画像3及び診断画像4をデータ蓄積部5から読み出す。
【0024】
表示部2は、サムネイル画像表示部7、診断画像表示部9、受診者一覧表示部11及び画像一覧表示部13からのデータを受信してそれぞれの画像を表示するものであって、具体的にはCRT、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ等があげられる。
【0025】
なお、表示部2に対して高速に診断画像4を表示するために、キャッシュメモリ14を使用している。つまり、画像選択部12で診断対象となる画像情報が選択された際、選択された画像情報に対応する診断画像4を予めキャッシュメモリ14に格納し、診断対象のサムネイル画像3が選択されたとき、このキャッシュメモリ14から表示部2に指定された診断画像4を出力する。また、受診者選択部10で複数人数の受診者情報が選択されている場合には、入力デバイス6によって、診断受診者スライド部18が操作されたとき、このキャッシュメモリ14から表示部2に指定された診断画像4を出力する。
【0026】
読影者が入力デバイス6を操作して、受診者選択部10より診断対象となる受診者情報を選択した際、データ蓄積部5に格納されている受診者情報及び受診者情報に含まれる診断対象となる画像情報を一覧表示することができる。つまり、診断対象となる受診者情報を選択すると、受診者情報に含まれる画像情報の一覧が画像一覧表示部13で生成されて、それらの画像情報が表示部2に一覧表示される。これにより、読影者は表示部2に表示された画像情報の一覧から、診断対象となる画像情報を選択することができる。
【0027】
以下、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態による診断対象画像のサムネイル画像表示と診断画像表示に関する操作方法について説明する。
【0028】
図2は、表示部に表示される受診者選択部位と画像選択部位とを有する画面の一例である。図3は、表示部に表示される診断画像表示領域を有する画面の一例である。
【0029】
表示部2の受診者選択部位10aに一覧表示された受診者の一覧から診断対象となる受診者情報を、入力デバイス6を操作して1人若しくは複数人数分選択する。選択後、選択された受診者情報に含まれる画像情報が表示部2の画像選択部位12aに一覧表示される。
【0030】
次に、画像選択部位12aに表示された画像情報の一覧から診断対象となる画像情報を、入力デバイス6を操作して1つ若しくは複数個選択する。選択後、「画像を表示する」ボタン15を押し下げ、若しくはこれに相当する処理を行うことで、選択された画像情報に含まれるサムネイル画像3が表示部2のサムネイル画像表示領域16に表示される。
【0031】
ここで、入力デバイス6がマウス及びキーボードの場合、診断対象となる受診者情報又は画像情報に対応する箇所をクリック又はshiftキー等のキーボードのキーを押し下げることによって、診断対象の受診者情報又は画像情報を選択することができる。
【0032】
サムネイル画像表示領域16に表示されたサムネイル画像3から入力デバイス6によって1枚若しくは複数枚選択すると、選択されたサムネイル画像3に対応する診断画像4が診断画像表示部9により表示装置2の診断画像表示領域17に表示される。
【0033】
これにより、読影者はまるで従来のシャウカステンにフィルムをかけるかのように、簡単な操作で診断画像4を表示部2の診断画像表示領域17に表示させて見ることができる。
【0034】
サムネイル画像3が複数選択された場合は、診断画像表示領域17を画面分割し、選択された全てのサムネイル画像3に対応する診断画像4が表示される(図3では、サムネイル画像3が2つ選択された場合を示している)。
【0035】
ここで、入力デバイス6がマウスの場合、サムネイル画像表示領域16上のサムネイル画像3を診断画像表示領域17にドラッグ&ドロップ若しくはこれに相当する処理を行うことで、選択されたサムネイル画像3に対応する診断画像4が診断画像表示領域17に表示されるようにしている。
【0036】
また、画像選択部位12aから診断対象となる画像情報が選択された時、読影者が選択した画像情報に含まれる診断画像4を予めキャッシュメモリ14に格納しておくことによって、次の診断画像4を表示する際、このキャッシュメモリ14に格納している診断画像4を即座に診断画像表示部9へ転送し、表示部2の診断画像表示領域17へ表示することができるため、高速に次の診断画像4を表示部2に表示することができる。
【0037】
次に、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態において、選択された画像情報に含まれる診断画像4をキャッシュメモリ14に格納し、このキャッシュメモリ14に格納された診断画像4を表示部2に表示する手順をフローチャートに従って説明する。
【0038】
図4は、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態において、選択された画像情報に含まれる診断画像をキャッシュメモリに格納する手順を示したフローチャートである。図5は、診断対象のサムネイル画像が選択された時、診断画像を表示する手順を示したフローチャートである。
【0039】
まず、読影者が選択した画像ID18を入力すると、画像ID18に対応する画像情報19を出力する(ステップS1)。
【0040】
次に、ステップS1で出力された画像情報19で指定したサムネイル画像3をデータ蓄積部5から読み出して、表示部2のサムネイル画像表示領域16にサムネイル画像3を表示する(ステップS2)。
【0041】
さらに、ステップS1で出力された画像情報19で指定した診断画像4をデータ蓄積部5から読み出して、取得する(ステップS3)。
【0042】
ステップS3で取得した診断画像4は、そのままキャッシュメモリ14に格納する(ステップS4)。
【0043】
その後、図5のフローチャートに示したように、読影者が入力デバイス6によって選択したサムネイル画像3を入力すると、それに対応した診断画像4をキャッシュメモリ14から読み出す(ステップS5)。
【0044】
次に、診断対象とする診断画像4を診断画像表示部9に入力すると、その診断画像4を表示部2の診断画像表示領域17に表示する(ステップS6)。
【0045】
次に、複数の受診者の連続診断を行う場合の操作方法について説明する。
【0046】
図6は、表示部に診断画像を2画面表示した場合の画面の一例である。
【0047】
受診者選択部位10aで一度に複数の受診者情報を選択することで、受診者毎に連続的に診断することができる。
【0048】
つまり、次の受診者を診断する場合は、診断受診者スライド部位18a(右矢印ボタン)を押し下げ又はメニューを選択すること、若しくはこれに相当する処理を行うことによって、サムネイル画像表示領域16に表示されているサムネイル画像3a及び診断画像表示領域17に表示されている診断画像4aが、次の受診者に関連付けられたサムネイル画像(図示せず)及び診断画像(図示せず)に切り替わる。
【0049】
前の受診者を再度診断する場合は、診断受診者スライド部位18a(左矢印ボタン)を押し下げ又はメニューを選択すること、若しくはこれに相当する処理を行うことによって、サムネイル画像表示領域16に表示されているサムネイル画像(図示せず)及び診断画像表示領域17に表示されている診断画像(図示せず)が、前の受診者に関連付けられたサムネイル画像3a及び診断画像4aに切り替わる。
【0050】
また、診断時の画像表示順は、読影者が指定した順番で診断することができる。例えば、昇順、降順を問わず、受診者名の五十音順、受診者ID順、撮影日付順、検査ID順等に指定することができる。
【0051】
次に、受診者選択部位10aで複数の受診者情報が選択された場合に、この複数の受診者に対応した診断画像4を表示部2に表示する手順を説明する。
【0052】
まず、読影者が受診者選択部位10aで複数の受診者情報を選択すると、この複数の各受診者の受診者情報と画像情報を読影者の指定した診断順序順に関連付け、この複数の受診者に対応した診断画像4をキャッシュメモリ14に格納する。次に、最初の受診者に対応した診断画像4aをキャッシュメモリ14から読み込むと共に、サムネイル画像3aをデータ蓄積部5から読み込み診断画像表示部9及びサムネイル画像表示部8によって表示部2に表示する。そこで、読影者が診断受診者スライド部位18aを押し下げ又はメニューを選択すること、若しくはこれに相当する処理を行った際、指定した診断順序順に従って次の受診者に対応した診断画像(図示せず)及びサムネイル画像(図示せず)をキャッシュメモリ14及びデータ蓄積部5から読み込み、診断画像表示部9及びサムネイル画像表示部8によって表示部2に表示する。
【0053】
以上のとおり、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態は、複数の受診者及び画像をデータ蓄積部5へ格納する際、データベースを使用しているため、検索・データ取得が容易かつ短時間で行うことができる。つまり、受診者情報や画像情報を受診者IDや画像ID等の検索キーで容易に検索することができ、検索キーで検索されたデータを取得する際、データベースにデータの関連性を持つことによって、処理時間を短縮することができる。
【0054】
何となれば、受診者情報及び画像情報はデータベース内で関連付けられているため、診断対象となる受診者を選択することによって、同時にその画像情報も取得することができるからである。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、データ蓄積部に格納されている受診者に関連付けられた画像の中から複数の診断対象画像データを表示部に一括してサムネイル画像で表示し、該サムネイル画像の中から特定のサムネイル画像を選択することにより該特定のサムネイル画像に対応した診断画像が表示部に表示できるようにしたので、多数の画像データを整理保管し、必要に応じて簡単な操作によって目的とする画像のみを抽出し表示することができ、かつ複数受診者を連続診断することができる。
【0056】
請求項2に記載の発明によれば、データ蓄積部は、受診者ID、受診者名等の受診者情報と、画像ID、診断画像、サムネイル画像等の画像情報とを有し、かつ該画像情報と受診者情報とは互いに関連付けられたデータベースを構成しているので、請求項1の効果に加えて、確実に検索・データ取得が容易かつ短時間で行うことができる。つまり、受診者情報や画像情報を受診者IDや画像ID等の検索キーで容易に検索することができ、検索キーで検索されたデータを取得する際、データベースにデータの関連性を持つことによって、処理時間を短縮することができる。
【0057】
請求項3に記載の発明によれば、受診者を一度に複数指定した場合に、該複数の各受診者の受診者情報と画像情報を読影者の指定した診断順序順に関連付けることにより、読影者の操作で次に診断する受診者に関連付けられた画像を表示部に表示させるようにし、複数の受診者の診断画像を診断順序順に連続して読影できるようにしたので、検診や人間ドック等、多数の受診者を診断する際、診断対象となる受診者が変わる毎に、受診者を受診者選択部で選択する手間がなくなるため、請求項1又は2の効果に加えて、単純操作かつ短時間で多数の受診者を診断することができる。
【0058】
請求項4に記載の発明によれば、診断対象となる受診者に対応する診断画像を一括して格納できるキャッシュメモリを有し、該キャッシュメモリに格納されている診断画像を表示部に表示させることで、診断画像を高速に表示することができるようにしたので、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の効果に加えて、大容量の画像データを迅速に読み出すことが可能となるから、読影者を待たせることなく診断画像をより高速に表示することができる。
【0059】
請求項5に記載の発明によれば、表示部には、サムネイル画像表示領域と診断画像表示領域とを有し、サムネイル画像表示領域に表示されている特定のサムネイル画像を選択して診断画像表示領域へドラッグ&ドロップすることにより、特定のサムネイル画像に対応する診断画像が表示されるようにしたので、小さな領域から大きな領域へ移動させるといったイメージ通りの操作で診断画像を表示させることができるため、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の効果に加えて、初心者にも使い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態の構成を示したブロック図である。
【図2】同実施の形態の表示部に表示される受診者選択部位と画像選択部位とを有する画面の一例である。
【図3】同実施の形態の表示部に表示される診断画像表示領域を有する画面の一例である。
【図4】同実施の形態の選択された画像情報に含まれる診断画像をキャッシュメモリに格納する手順を示したフローチャートである。
【図5】同実施の形態の診断対象のサムネイル画像が選択された時、診断画像を表示する手順を示したフローチャートである。
【図6】同実施の形態の表示部に診断画像を2画面表示した場合の画面の一例である。
【符号の説明】
1 医用画像表示装置
2 表示部
3 サムネイル画像
4 診断画像
5 データ蓄積部
6 入力デバイス
7 サムネイル画像表示部
8 サムネイル画像選択部
9 診断画像表示部
10 受診者選択部
10a 受診者選択部位
11 受診者一覧表示部
12 画像選択部
12a 画像選択部位
13 画像一覧表示部
14 キャッシュメモリ
16 サムネイル画像表示領域
17 診断画像表示領域
18 診断受診者スライド部
18a 診断受診者スライド部位
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮影した画像及びその付帯情報を管理し、ユーザーが観察できるように表示する画像表示装置に関するものであり、特に、医用画像の表示装置として最適な画像表示装置である。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療の分野では画像情報はフィルムにプリントして保管し、これを取り出してシャウカステンと呼ばれる器具の上に置いて読影するというのが一般的であった。
【0003】
このように、読影にアナログ画像であるフィルムを使用した場合、フィルムを保管室等の保管場所に保管し、読影の際には人手によって読影対象の受診者に関するフィルムを選定する必要があった。この場合には、手間がかかるだけでなく、誤って他人のフィルムを読影してしまう等の医療ミスが起こる可能性があった。
【0004】
また、読影に従来のシャウカステンを使用した場合、新しくフィルムを読影する際に、人手でフィルムをはずしてまたかけ直す必要があり、手間がかかっていた。
【0005】
しかしながら、近年ではコンピュータの発展に伴い、医療の分野においてのコンピュータ化が浸透してきており、特に、画像診断の分野においては、この流れが急速に進展している。
【0006】
そこで、従来の読影にかかる手間を省くためにアナログ画像に代えてデジタル画像を使用した、特開平10−97582号公報に記載された医療情報システムについての技術が開発されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−97582号公報に記載された医療情報システムは、カルテ、医用画像、読影レポート、検査結果等の診断に必要な情報を電子化して統合的に保管するとともに、簡単な操作で必要な情報を画面上に表示し、医師への有用な情報を提供することを目的としたものであって、簡単な操作によって複数受診者を連続診断することはできなかった。
【0008】
そこで、この発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するために考えられたものであり、多数の画像データを整理保管し、必要に応じて簡単な操作によって目的とする画像のみを素早く抽出し表示することができ、かつ複数受診者を連続診断する装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の画像データを格納するデータ蓄積部から画像データを取得し、該取得した画像を表示する表示部を有する医用画像表示装置であって、前記データ蓄積部に格納されている受診者に関連付けられた画像の中から複数の診断対象画像データを前記表示部に一括してサムネイル画像で表示し、該サムネイル画像の中から特定のサムネイル画像を選択することにより該特定のサムネイル画像に対応した診断画像が前記表示部に表示できるようにしたことを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、前記データ蓄積部は、受診者ID、受診者名等の受診者情報と、画像ID、診断画像、サムネイル画像等の画像情報とを有し、かつ該画像情報と前記受診者情報とは互いに関連付けられたデータベースを構成していることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、受診者を一度に複数指定した場合に、該複数の各受診者の前記受診者情報と画像情報を読影者の指定した診断順序順に関連付けることにより、読影者の操作で次に診断する受診者に関連付けられた画像を前記表示部に表示させるようにし、複数の受診者の診断画像を診断順序順に連続して読影できるようにしたことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1つの構成に加えて、診断対象となる受診者に対応する診断画像を一括して格納できるキャッシュメモリを有し、該キャッシュメモリに格納されている診断画像を前記表示部に表示させることで、診断画像を高速に表示することができるようにしたことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1つの構成に加えて、前記表示部には、サムネイル画像表示領域と診断画像表示領域とを有し、前記サムネイル画像表示領域に表示されている特定のサムネイル画像を選択して前記診断画像表示領域へドラッグ&ドロップすることにより、前記特定のサムネイル画像に対応する診断画像が表示されることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態について、図面に従って説明する。
【0015】
図1は、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態の構成を示したブロック図である。
【0016】
画像表示装置1には、表示部2にオリジナルサイズの画像を縮小して一覧表示できるようにしたサムネイル画像3と、表示部2に大きく表示される読影者が診断に使用する診断画像4と、画像ID、サムネイル画像3、診断画像4、検査ID、検査名、撮影日等の画像に関する様々な画像情報と、受診者ID、受診者名、当該受診者に関連付けられている画像情報等の受診者に関する受診者情報とを保存するデータ蓄積部5が備えられている。
【0017】
この発明の実施の形態では、データ蓄積部5としてデータベースを使用しており、多数の画像情報及び受診者情報等を一括管理することによって、検索・データ取得にかかる処理時間を短縮するようにしている。また、この発明の実施の形態において、各IDはシステム全体でID毎に一意である。
【0018】
さらに、画像表示装置1には、診断対象となる診断画像を選択する等の読影者の指示を画像表示装置1に対して要求をするための入力デバイス6が備えられている。
【0019】
入力デバイス6としては、マウスが一般的でリーズナブルではあるが、タッチパネル、キーボード、専用デバイス等でも代用が可能である。
【0020】
図1において、7はサムネイル画像表示部であり、画像情報の一部であるサムネイル画像3をデータ蓄積部5から読み込んで表示させる部分である。8は、サムネイル画像選択部であり、サムネイル画像表示部7によって表示したサムネイル画像3を入力デバイス6によって1枚、若しくは複数枚選択する部分である。選択したサムネイル画像3に対応した診断画像4は診断画像表示部9によって表示される。この診断画像表示部9では、複数の診断画像4を表示部2へ並べて表示し、診断・読影を実現できるようになっている。
【0021】
受診者選択部10は、データ蓄積部5に登録されている受診者情報を一覧表示させる受診者一覧表示部11によって表示した受診者情報の一覧から、診断対象となる受診者情報を入力デバイス6によって1人若しくは複数人数選択する部分である。読影者が選択した受診者情報に含まれる画像情報はデータ蓄積部5から読み込まれ、画像一覧表示部13によって一覧表示される。
【0022】
また、受診者選択部10で複数人数の受診者情報を選択した際、この複数の各受診者の受診者情報と画像情報は読影者の指定した診断順序順に関連付けられ、読影者が入力デバイス6によって診断受診者スライド部18を操作することにより、診断受診者スライド部18は次に診断する受診者をデータ蓄積部5から選択し、該受診者に関連付けられたサムネイル画像3及び診断画像4がサムネイル画像表示部7及び診断画像表示部9によって表示部2に表示される。
【0023】
画像選択部12は、受診者選択部10で選択した受診者情報に含まれる画像情報を画像一覧表示部13によって一覧表示した画像情報の一覧から、診断対象となる画像情報を入力デバイス6によって1つ若しくは複数個選択し、選択された画像情報に含まれるサムネイル画像3及び診断画像4をデータ蓄積部5から読み出す。
【0024】
表示部2は、サムネイル画像表示部7、診断画像表示部9、受診者一覧表示部11及び画像一覧表示部13からのデータを受信してそれぞれの画像を表示するものであって、具体的にはCRT、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ等があげられる。
【0025】
なお、表示部2に対して高速に診断画像4を表示するために、キャッシュメモリ14を使用している。つまり、画像選択部12で診断対象となる画像情報が選択された際、選択された画像情報に対応する診断画像4を予めキャッシュメモリ14に格納し、診断対象のサムネイル画像3が選択されたとき、このキャッシュメモリ14から表示部2に指定された診断画像4を出力する。また、受診者選択部10で複数人数の受診者情報が選択されている場合には、入力デバイス6によって、診断受診者スライド部18が操作されたとき、このキャッシュメモリ14から表示部2に指定された診断画像4を出力する。
【0026】
読影者が入力デバイス6を操作して、受診者選択部10より診断対象となる受診者情報を選択した際、データ蓄積部5に格納されている受診者情報及び受診者情報に含まれる診断対象となる画像情報を一覧表示することができる。つまり、診断対象となる受診者情報を選択すると、受診者情報に含まれる画像情報の一覧が画像一覧表示部13で生成されて、それらの画像情報が表示部2に一覧表示される。これにより、読影者は表示部2に表示された画像情報の一覧から、診断対象となる画像情報を選択することができる。
【0027】
以下、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態による診断対象画像のサムネイル画像表示と診断画像表示に関する操作方法について説明する。
【0028】
図2は、表示部に表示される受診者選択部位と画像選択部位とを有する画面の一例である。図3は、表示部に表示される診断画像表示領域を有する画面の一例である。
【0029】
表示部2の受診者選択部位10aに一覧表示された受診者の一覧から診断対象となる受診者情報を、入力デバイス6を操作して1人若しくは複数人数分選択する。選択後、選択された受診者情報に含まれる画像情報が表示部2の画像選択部位12aに一覧表示される。
【0030】
次に、画像選択部位12aに表示された画像情報の一覧から診断対象となる画像情報を、入力デバイス6を操作して1つ若しくは複数個選択する。選択後、「画像を表示する」ボタン15を押し下げ、若しくはこれに相当する処理を行うことで、選択された画像情報に含まれるサムネイル画像3が表示部2のサムネイル画像表示領域16に表示される。
【0031】
ここで、入力デバイス6がマウス及びキーボードの場合、診断対象となる受診者情報又は画像情報に対応する箇所をクリック又はshiftキー等のキーボードのキーを押し下げることによって、診断対象の受診者情報又は画像情報を選択することができる。
【0032】
サムネイル画像表示領域16に表示されたサムネイル画像3から入力デバイス6によって1枚若しくは複数枚選択すると、選択されたサムネイル画像3に対応する診断画像4が診断画像表示部9により表示装置2の診断画像表示領域17に表示される。
【0033】
これにより、読影者はまるで従来のシャウカステンにフィルムをかけるかのように、簡単な操作で診断画像4を表示部2の診断画像表示領域17に表示させて見ることができる。
【0034】
サムネイル画像3が複数選択された場合は、診断画像表示領域17を画面分割し、選択された全てのサムネイル画像3に対応する診断画像4が表示される(図3では、サムネイル画像3が2つ選択された場合を示している)。
【0035】
ここで、入力デバイス6がマウスの場合、サムネイル画像表示領域16上のサムネイル画像3を診断画像表示領域17にドラッグ&ドロップ若しくはこれに相当する処理を行うことで、選択されたサムネイル画像3に対応する診断画像4が診断画像表示領域17に表示されるようにしている。
【0036】
また、画像選択部位12aから診断対象となる画像情報が選択された時、読影者が選択した画像情報に含まれる診断画像4を予めキャッシュメモリ14に格納しておくことによって、次の診断画像4を表示する際、このキャッシュメモリ14に格納している診断画像4を即座に診断画像表示部9へ転送し、表示部2の診断画像表示領域17へ表示することができるため、高速に次の診断画像4を表示部2に表示することができる。
【0037】
次に、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態において、選択された画像情報に含まれる診断画像4をキャッシュメモリ14に格納し、このキャッシュメモリ14に格納された診断画像4を表示部2に表示する手順をフローチャートに従って説明する。
【0038】
図4は、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態において、選択された画像情報に含まれる診断画像をキャッシュメモリに格納する手順を示したフローチャートである。図5は、診断対象のサムネイル画像が選択された時、診断画像を表示する手順を示したフローチャートである。
【0039】
まず、読影者が選択した画像ID18を入力すると、画像ID18に対応する画像情報19を出力する(ステップS1)。
【0040】
次に、ステップS1で出力された画像情報19で指定したサムネイル画像3をデータ蓄積部5から読み出して、表示部2のサムネイル画像表示領域16にサムネイル画像3を表示する(ステップS2)。
【0041】
さらに、ステップS1で出力された画像情報19で指定した診断画像4をデータ蓄積部5から読み出して、取得する(ステップS3)。
【0042】
ステップS3で取得した診断画像4は、そのままキャッシュメモリ14に格納する(ステップS4)。
【0043】
その後、図5のフローチャートに示したように、読影者が入力デバイス6によって選択したサムネイル画像3を入力すると、それに対応した診断画像4をキャッシュメモリ14から読み出す(ステップS5)。
【0044】
次に、診断対象とする診断画像4を診断画像表示部9に入力すると、その診断画像4を表示部2の診断画像表示領域17に表示する(ステップS6)。
【0045】
次に、複数の受診者の連続診断を行う場合の操作方法について説明する。
【0046】
図6は、表示部に診断画像を2画面表示した場合の画面の一例である。
【0047】
受診者選択部位10aで一度に複数の受診者情報を選択することで、受診者毎に連続的に診断することができる。
【0048】
つまり、次の受診者を診断する場合は、診断受診者スライド部位18a(右矢印ボタン)を押し下げ又はメニューを選択すること、若しくはこれに相当する処理を行うことによって、サムネイル画像表示領域16に表示されているサムネイル画像3a及び診断画像表示領域17に表示されている診断画像4aが、次の受診者に関連付けられたサムネイル画像(図示せず)及び診断画像(図示せず)に切り替わる。
【0049】
前の受診者を再度診断する場合は、診断受診者スライド部位18a(左矢印ボタン)を押し下げ又はメニューを選択すること、若しくはこれに相当する処理を行うことによって、サムネイル画像表示領域16に表示されているサムネイル画像(図示せず)及び診断画像表示領域17に表示されている診断画像(図示せず)が、前の受診者に関連付けられたサムネイル画像3a及び診断画像4aに切り替わる。
【0050】
また、診断時の画像表示順は、読影者が指定した順番で診断することができる。例えば、昇順、降順を問わず、受診者名の五十音順、受診者ID順、撮影日付順、検査ID順等に指定することができる。
【0051】
次に、受診者選択部位10aで複数の受診者情報が選択された場合に、この複数の受診者に対応した診断画像4を表示部2に表示する手順を説明する。
【0052】
まず、読影者が受診者選択部位10aで複数の受診者情報を選択すると、この複数の各受診者の受診者情報と画像情報を読影者の指定した診断順序順に関連付け、この複数の受診者に対応した診断画像4をキャッシュメモリ14に格納する。次に、最初の受診者に対応した診断画像4aをキャッシュメモリ14から読み込むと共に、サムネイル画像3aをデータ蓄積部5から読み込み診断画像表示部9及びサムネイル画像表示部8によって表示部2に表示する。そこで、読影者が診断受診者スライド部位18aを押し下げ又はメニューを選択すること、若しくはこれに相当する処理を行った際、指定した診断順序順に従って次の受診者に対応した診断画像(図示せず)及びサムネイル画像(図示せず)をキャッシュメモリ14及びデータ蓄積部5から読み込み、診断画像表示部9及びサムネイル画像表示部8によって表示部2に表示する。
【0053】
以上のとおり、この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態は、複数の受診者及び画像をデータ蓄積部5へ格納する際、データベースを使用しているため、検索・データ取得が容易かつ短時間で行うことができる。つまり、受診者情報や画像情報を受診者IDや画像ID等の検索キーで容易に検索することができ、検索キーで検索されたデータを取得する際、データベースにデータの関連性を持つことによって、処理時間を短縮することができる。
【0054】
何となれば、受診者情報及び画像情報はデータベース内で関連付けられているため、診断対象となる受診者を選択することによって、同時にその画像情報も取得することができるからである。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、データ蓄積部に格納されている受診者に関連付けられた画像の中から複数の診断対象画像データを表示部に一括してサムネイル画像で表示し、該サムネイル画像の中から特定のサムネイル画像を選択することにより該特定のサムネイル画像に対応した診断画像が表示部に表示できるようにしたので、多数の画像データを整理保管し、必要に応じて簡単な操作によって目的とする画像のみを抽出し表示することができ、かつ複数受診者を連続診断することができる。
【0056】
請求項2に記載の発明によれば、データ蓄積部は、受診者ID、受診者名等の受診者情報と、画像ID、診断画像、サムネイル画像等の画像情報とを有し、かつ該画像情報と受診者情報とは互いに関連付けられたデータベースを構成しているので、請求項1の効果に加えて、確実に検索・データ取得が容易かつ短時間で行うことができる。つまり、受診者情報や画像情報を受診者IDや画像ID等の検索キーで容易に検索することができ、検索キーで検索されたデータを取得する際、データベースにデータの関連性を持つことによって、処理時間を短縮することができる。
【0057】
請求項3に記載の発明によれば、受診者を一度に複数指定した場合に、該複数の各受診者の受診者情報と画像情報を読影者の指定した診断順序順に関連付けることにより、読影者の操作で次に診断する受診者に関連付けられた画像を表示部に表示させるようにし、複数の受診者の診断画像を診断順序順に連続して読影できるようにしたので、検診や人間ドック等、多数の受診者を診断する際、診断対象となる受診者が変わる毎に、受診者を受診者選択部で選択する手間がなくなるため、請求項1又は2の効果に加えて、単純操作かつ短時間で多数の受診者を診断することができる。
【0058】
請求項4に記載の発明によれば、診断対象となる受診者に対応する診断画像を一括して格納できるキャッシュメモリを有し、該キャッシュメモリに格納されている診断画像を表示部に表示させることで、診断画像を高速に表示することができるようにしたので、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の効果に加えて、大容量の画像データを迅速に読み出すことが可能となるから、読影者を待たせることなく診断画像をより高速に表示することができる。
【0059】
請求項5に記載の発明によれば、表示部には、サムネイル画像表示領域と診断画像表示領域とを有し、サムネイル画像表示領域に表示されている特定のサムネイル画像を選択して診断画像表示領域へドラッグ&ドロップすることにより、特定のサムネイル画像に対応する診断画像が表示されるようにしたので、小さな領域から大きな領域へ移動させるといったイメージ通りの操作で診断画像を表示させることができるため、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の効果に加えて、初心者にも使い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の医用画像表示装置に係る実施の形態の構成を示したブロック図である。
【図2】同実施の形態の表示部に表示される受診者選択部位と画像選択部位とを有する画面の一例である。
【図3】同実施の形態の表示部に表示される診断画像表示領域を有する画面の一例である。
【図4】同実施の形態の選択された画像情報に含まれる診断画像をキャッシュメモリに格納する手順を示したフローチャートである。
【図5】同実施の形態の診断対象のサムネイル画像が選択された時、診断画像を表示する手順を示したフローチャートである。
【図6】同実施の形態の表示部に診断画像を2画面表示した場合の画面の一例である。
【符号の説明】
1 医用画像表示装置
2 表示部
3 サムネイル画像
4 診断画像
5 データ蓄積部
6 入力デバイス
7 サムネイル画像表示部
8 サムネイル画像選択部
9 診断画像表示部
10 受診者選択部
10a 受診者選択部位
11 受診者一覧表示部
12 画像選択部
12a 画像選択部位
13 画像一覧表示部
14 キャッシュメモリ
16 サムネイル画像表示領域
17 診断画像表示領域
18 診断受診者スライド部
18a 診断受診者スライド部位
Claims (5)
- 複数の画像データを格納するデータ蓄積部から画像データを取得し、該取得した画像を表示する表示部を有する医用画像表示装置であって、前記データ蓄積部に格納されている受診者に関連付けられた画像の中から複数の診断対象画像データを前記表示部に一括してサムネイル画像で表示し、該サムネイル画像の中から特定のサムネイル画像を選択することにより該特定のサムネイル画像に対応した診断画像が前記表示部に表示できるようにしたことを特徴とする医用画像表示装置。
- 前記データ蓄積部は、受診者ID、受診者名等の受診者情報と、画像ID、診断画像、サムネイル画像等の画像情報とを有し、かつ該画像情報と前記受診者情報とは互いに関連付けられたデータベースを構成していることを特徴とする請求項1に記載の医用画像表示装置。
- 受診者を一度に複数指定した場合に、該複数の各受診者の前記受診者情報と画像情報を読影者の指定した診断順序順に関連付けることにより、読影者の操作で次に診断する受診者に関連付けられた画像を前記表示部に表示させるようにし、複数の受診者の診断画像を診断順序順に連続して読影できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像表示装置。
- 診断対象となる受診者に対応する診断画像を一括して格納できるキャッシュメモリを有し、該キャッシュメモリに格納されている診断画像を前記表示部に表示させることで、診断画像を高速に表示することができるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の医用画像表示装置。
- 前記表示部には、サムネイル画像表示領域と診断画像表示領域とを有し、前記サムネイル画像表示領域に表示されている特定のサムネイル画像を選択して前記診断画像表示領域へドラッグ&ドロップすることにより、前記特定のサムネイル画像に対応する診断画像が表示されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の医用画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241088A JP2004073680A (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 医用画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241088A JP2004073680A (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 医用画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004073680A true JP2004073680A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32023689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002241088A Pending JP2004073680A (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 医用画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004073680A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005279097A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Toshiba Corp | 携帯型医用画像表示装置 |
JP2006006671A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置及び医用画像表示方法 |
JP2006314702A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置及び医用画像表示方法 |
JP2007094513A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Fujifilm Corp | 読影支援システム |
CN100447786C (zh) * | 2004-10-15 | 2008-12-31 | 株式会社东芝 | 图像显示装置 |
WO2009063904A1 (ja) * | 2007-11-16 | 2009-05-22 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 医用画像表示装置及び表示制御方法 |
WO2009063900A1 (ja) * | 2007-11-16 | 2009-05-22 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 医用画像表示装置及び表示制御方法 |
JP2009207682A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Toshiba Corp | 医用情報表示装置および医用情報表示プログラム |
JP2010234068A (ja) * | 2010-06-15 | 2010-10-21 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置 |
JP2012035124A (ja) * | 2011-11-21 | 2012-02-23 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置 |
JP2012093910A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | U's Tec:Kk | レントゲンビューワプログラム及びレントゲンビューワ装置 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1097582A (ja) * | 1996-06-06 | 1998-04-14 | Toshiba Corp | 医療情報システム |
JPH10155746A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-16 | Arch Dev Corp | 医療用画像表示方法及びシステム |
JPH11239317A (ja) * | 1998-02-20 | 1999-08-31 | Minolta Co Ltd | 画像記録システム |
JP2000215209A (ja) * | 1999-01-26 | 2000-08-04 | Olympus Optical Co Ltd | 医療用画像ファイリングシステム |
JP2001067266A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-03-16 | Nec Ic Microcomput Syst Ltd | 画像処理装置 |
JP2001187044A (ja) * | 2000-11-20 | 2001-07-10 | Toshiba Corp | 画像収集装置 |
JP2001331793A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及びキャッシュメモリ |
JP2002150003A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-24 | Brother Ind Ltd | 印刷物提供システム、印刷物提供方法、記録媒体および印刷物提供用サーバ |
JP2002200066A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-16 | Mitsubishi Space Software Kk | 画像表示制御装置 |
-
2002
- 2002-08-21 JP JP2002241088A patent/JP2004073680A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1097582A (ja) * | 1996-06-06 | 1998-04-14 | Toshiba Corp | 医療情報システム |
JPH10155746A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-16 | Arch Dev Corp | 医療用画像表示方法及びシステム |
JPH11239317A (ja) * | 1998-02-20 | 1999-08-31 | Minolta Co Ltd | 画像記録システム |
JP2000215209A (ja) * | 1999-01-26 | 2000-08-04 | Olympus Optical Co Ltd | 医療用画像ファイリングシステム |
JP2001067266A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-03-16 | Nec Ic Microcomput Syst Ltd | 画像処理装置 |
JP2001331793A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及びキャッシュメモリ |
JP2002150003A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-24 | Brother Ind Ltd | 印刷物提供システム、印刷物提供方法、記録媒体および印刷物提供用サーバ |
JP2001187044A (ja) * | 2000-11-20 | 2001-07-10 | Toshiba Corp | 画像収集装置 |
JP2002200066A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-16 | Mitsubishi Space Software Kk | 画像表示制御装置 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005279097A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Toshiba Corp | 携帯型医用画像表示装置 |
JP4634731B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-02-16 | 株式会社東芝 | 携帯型医用画像表示装置 |
JP4580700B2 (ja) * | 2004-06-28 | 2010-11-17 | 株式会社東芝 | 医用画像表示装置 |
JP2006006671A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置及び医用画像表示方法 |
CN100447786C (zh) * | 2004-10-15 | 2008-12-31 | 株式会社东芝 | 图像显示装置 |
JP2006314702A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置及び医用画像表示方法 |
JP2007094513A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Fujifilm Corp | 読影支援システム |
WO2009063900A1 (ja) * | 2007-11-16 | 2009-05-22 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 医用画像表示装置及び表示制御方法 |
WO2009063904A1 (ja) * | 2007-11-16 | 2009-05-22 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 医用画像表示装置及び表示制御方法 |
JP2009207682A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Toshiba Corp | 医用情報表示装置および医用情報表示プログラム |
JP2010234068A (ja) * | 2010-06-15 | 2010-10-21 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置 |
JP2012093910A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | U's Tec:Kk | レントゲンビューワプログラム及びレントゲンビューワ装置 |
JP2012035124A (ja) * | 2011-11-21 | 2012-02-23 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4740762B2 (ja) | X線ct装置 | |
JP2009193157A (ja) | カンファレンス資料自動選定装置 | |
JP2007233841A (ja) | 診断システム | |
JP2002200066A (ja) | 画像表示制御装置 | |
JP2007330374A (ja) | 診断支援方法、診断支援装置、診断支援システム、及び診断支援プログラム | |
JP2004073680A (ja) | 医用画像表示装置 | |
JP4932204B2 (ja) | 診療支援システム、診療支援装置及び診療支援プログラム | |
JP5537088B2 (ja) | 医用画像表示装置及び医用画像管理システム | |
JP2006262977A (ja) | 医用画像表示装置 | |
JP2007087285A (ja) | 読影レポート作成装置及び依頼者端末 | |
JP2006110202A (ja) | 医用画像診断システムおよび医用画像診断方法 | |
JP6401402B2 (ja) | 読影レポート作成支援システム | |
JP2009080545A (ja) | 医療情報処理装置 | |
JP2014119862A (ja) | 電子カルテ装置及びプログラム | |
JP4683781B2 (ja) | 医用画像表示装置及び方法 | |
JP2004287732A (ja) | 医療情報表示装置 | |
JP2010125120A (ja) | 画像表示装置及び画像表示方法 | |
JP2000287941A (ja) | 医療情報システムにおける画像参照支援方法及びその記録媒体 | |
JP2004305272A (ja) | 医用画像表示方法及び医用画像表示システム | |
JP5958320B2 (ja) | 電子カルテ装置及びプログラム | |
JP5659792B2 (ja) | 画像作成装置、画像表示装置、画像作成方法、及び画像表示方法 | |
JP5120231B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2020067957A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
JP2010131224A (ja) | 検査画像表示装置、検査画像表示システム、検査画像表示方法、及びプログラム | |
JP2005196662A (ja) | 歯科診療支援装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080716 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081118 |