JP2012092968A - 電動ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキパッドの引きずりを抑制する電動ディスクブレーキを提供する。
【解決手段】本電動ディスクブレーキ1では、キャリア3に備えられたパッドスプリング57に規制手段64aとしての各突出部65を形成したので、制動解除時、ピストン14を後退させた際、インナブレーキパッド4の後退を各突出部65により規制して、その反作用によりキャリパ本体8をディスクロータ2側に移動させて、キャリパ本体8の爪部12をディスクロータ2から離れる方向に移動させる。その結果、制動解除時のインナ及びアウタブレーキパッド4、5の引きずりを抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動ディスクブレーキに関するものである。
電動ディスクブレーキとしては、電動モータのロータの回転運動をボールねじ機構やボールアンドランプ機構等の回転直動変換機構を用いてピストンの直線運動に変換し、ピストンによってブレーキパッドをディスクロータに押圧させることにより、制動力を発生させるものが知られている。ところが、この種の電動ディスクブレーキにおいて、従来から、制動解除時にキャリパ本体の爪部側のブレーキパッドが戻りにくく、ブレーキパッドの引きずりが生じやすいという問題が懸念されていた。
そして、この問題に対処すべく提案された従来技術として特許文献1には、電動モータにより回転されるロータの回転運動をボールアンドランプ機構により直動運動に変換して爪部を進退運動させる電動ディスクブレーキが開示されている。
特開2000−346109号公報
上述したように、特許文献1の電動ディスクブレーキにおいては、爪部をディスクから離間させるために、ピストンを作動させるものとは別のボールアンドランプ機構を採用しているが、電動ディスクブレーキの構造が複雑となり、キャリパが大型化する懸念があった。
本発明は、ブレーキパッドの引きずりを抑制する電動ディスクブレーキを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明は、ディスクを跨いで車両の非回転部に固定されるキャリアと、該キャリアに摺動可能に支持されて前記ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、前記キャリアに摺動可能に配置されるキャリパと、を有し、該キャリパに、前記一対のパッドのうち一方をディスクに押し付けるピストンと、該ピストンに対向して形成され、該ピストンによる一方のパッドのディスクへの押し付けに伴って前記一対のパッドのうち他方をディスクに押し付ける爪部と、前記ピストンを進退移動させる電動モータと、を設けた電動ディスクブレーキにおいて、前記一方のパッドと前記ピストンとの間に設けられ、前記一方のパッドを前記ピストンに保持させるパッド保持手段と、前記キャリアに設けられ、前記一方のパッドの後退を所定位置で規制する規制手段と、を有し、前記電動モータにより前記ピストンを後退させたときに、前記一方のパッドを前記規制手段によりその移動を規制して、前記キャリアに対して前記キャリパの爪部を前記ディスクから離間させることを特徴とするものである。
本発明の電動ディスクブレーキによれば、ブレーキパッドの引きずりを抑制することができる。
本実施形態に係る電動ディスクブレーキを示す断面図である。 本実施形態に係る電動ディスクブレーキの部分的な斜視図である。 インナ及びアウタブレーキパッドのキャリアによる支持形態を示す斜視図である。 インナ及びアウタブレーキパッドのキャリアによる支持形態を示す断面図である。 第1実施形態にて採用されたパッド保持手段を示す斜視図である。 ディスクロータからインナ及びアウタブレーキパッドが離間する様子を段階的に示した模式図で、図中左側の図が側面図で、図中右側の図がディスクロータ側から見た図である。 第2実施形態にて採用されたパッド保持手段を示す断面図である。 第3実施形態にて採用されたパッド保持手段を示す斜視図である。 第4実施形態にて採用された規制手段を示す斜視図である。 第4実施形態にて採用された規制手段を示す断面図であり、その作用を説明するための図である。 キャリアのアウタブレーキパッドを支持する支持部に突設部を設けた形態を示す断面図である。 第5実施形態にて採用されたパッド保持手段で、インナブレーキパッドにピストンが保持される前の状態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 第5実施形態にて採用されたパッド保持手段で、インナブレーキパッドにピストンが保持された後の状態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 第5実施形態にて採用されたパッド保持手段を構成するピストンの底部の斜視図である。 第6実施形態にて採用されたパッド保持手段で、バックプレートの背面の斜視図である。 第6実施形態にて採用されたパッド保持手段を構成するピストンの底部の斜視図である。 第6実施形態にて採用されたパッド保持手段における、インナブレーキパッドにピストンが保持される様子を段階的に示した図である。 第7実施形態にて採用されたパッド保持手段で、バックプレートの背面の斜視図である。 第7実施形態にて採用されたパッド保持手段において、インナブレーキパッドにシムを介さないでピストンが保持される様子を段階的に示した図である。 第7実施形態にて採用されたパッド保持手段において、インナブレーキパッドにシムを介してピストンが保持された状態を示した図である。
以下、実施形態を図1〜図20に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る電動ディスクブレーキ1は、キャリパ浮動型ディスクブレーキであって、車輪と共に回転するディスクロータ2と、サスペンション部材等の車体側の非回転部分(図示せず)に固定されるキャリア3と、ディスクロータ2の両側に配置されてキャリア3によって支持される一対のインナ及びアウタブレーキパッド4、5と、ディスクロータ2を跨ぐように配置されて一対のスライドピン6、6によってキャリア3に対してディスクロータ2の軸方向に沿って移動可能に支持された電動キャリパ7とを備えている。
図2及び図3に示すように、キャリア3は、一対のスライドピン6、6が挿通される一対のブリッジ部50、50と、一対のブリッジ部50、50に一体的に接続され、インナ及びアウタブレーキバッド4、5をそれぞれ独立して支持する各支持部51、52とを備えている。そして、各ブレーキパッド4、5は、その両側部から突出する各係合部53が支持部51、52の内面に設けた各支持凹部55に係合してディスクロータ2に対して近接・遠退方向に移動可能に支持される。
また、図3及び図4に示すように、キャリア3には、各ブリッジ部50から各支持部51、52の支持凹部55の内壁面に沿って固定されるパッドスプリング57が備えられる。該パッドスプリング57は、各ブレーキパッド4、5の係合部53と各支持部51、52の支持凹部55との間の部位にインナ及びアウタブレーキパッド4、5の各係合部53を各支持凹部55内でブリッジ部50側、ディスクロータ2の径方向外方へ付勢するスプリング部60を有している。該スプリング部60は、図4に示すように、C字状部61と、該C字状部61の開放部位の両端部からそれぞれ延び間隔が次第に大きくなる一対の本体部62、62とからなる。そして、スプリング部60の一対の本体部62、62の開く方向への付勢力により、インナ及びアウタブレーキパッド4、5の各係合部53を各支持凹部55内でブリッジ部50側へ付勢している。
該スプリング部60は両方のブレーキパッド4、5に対応して形成されるが、インナブレーキパッド4側のスプリング部60には、その一対の本体部62、62のうちインナブレーキパッド4の係合部53が接触する側の本体部62の途中部位に規制手段64aとして係合部53側に突出する突出部65が形成される。該突出部65は、インナブレーキパッド4の戻り方向への移動を所定位置で規制するものとなっている。なお、突出部65の、ピストン14の移動方向における位置は、インナブレーキパッド4の可動域よりも後述するピストン14の戻し量が大きくなる位置であれば、パッドスプリング57のどの位置に形成してもよい。
図1に示すように、電動キャリパ7は、キャリパ本体8と、ピストンユニット9と、モータユニット10とから構成されている。キャリパ本体8には、ディスクロータ2の一側に対向して開口する円筒状のシリンダ部11と、シリンダ部11からディスクロータ2を跨いで反対側へ延びる爪部12と、シリンダ部11から略直径方向に延びて一対のスライドピン6、6(図2参照)がそれぞれ取付けられる一対の腕部13(図2参照)とが一体に形成されている。シリンダ部11には、ピストンユニット9のピストン14が摺動可能に嵌合される案内ボア15が形成されている。
ピストンユニット9は、有底円筒状のピストン14と、ピストン14の内部に収容されたボールアンドランプ機構19及び差動減速機構20からなる伝達機構と、パッド摩耗補償機構21とを一体化したものとなっている。ピストン14は、キャリパ本体8の案内ボア15に摺動可能に嵌合される。図5に示すように、該ピストン14の底部においては、インナブレーキパッド4が第1実施形態に係るパッド保持手段70aにより保持されるとともに、係合部5A(図1参照)によってピストン14の回り止めがなされている。図1に示すように、ピストン14と案内ボア15との間は、ダストシール22及びシールリング23によってシールされている。
パッド保持手段70aは、図5に示すように、L字状の保持部材71を採用しており、該保持部材71の一端部がインナブレーキパッド4のバックプレート4’の背面に固定されると共に、他端部のフック部73がピストン14の底部外周面に周方向に延びる凹部72に係止される。
図1に示すように、ボールアンドランプ機構19は、ピストン14の底面に対して固定されピストン14と共に軸方向に移動可能な直動ディスク24と、回転方向に移動可能な回転ディスク25と、これらの互いの対向面に形成されたボール溝26、27間に装入されたボール28とを備えている。回転ディスク25は、複数のウェーブワッシャまたは一体のコイルドウエーブワッシャ29によって直動ディスク24側へ常時付勢されている。そして、直動ディスク24と回転ディスク25とを相対回転させると、傾斜されたボール溝26、27間でボール28が転動することにより、直動ディスク24と回転ディスク25とが回転角度に応じて軸方向に相対移動する。これにより、回転運動を直線運動に変換することができる。
差動減速機構20は、偏心部31を有する偏心軸30を回転させて平歯車32を公転させることにより、平歯車32の一方の外歯に噛合う内歯を有する回転ディスク25と、平歯車32の他方の外歯に噛合う内歯を有するリングギヤ部材35とを差動回転させるものである。
パッド摩耗補償機構21は、インナ及びアウタブレーキパッド4、5が摩耗した分だけピストンユニット9を前進させて、インナ及びアウタブレーキパッド4、5の摩耗を補償するものである。
モータユニット10は、モータ39(電動モータ)と、モータ39の回転位置を検出するレゾルバ40と、モータ39の回転位置を保持するための駐車ブレーキ機構41と一体化したものである。モータ39は、キャリパ本体8の端部に結合されるベースプレート43に取付けられる円筒状のモータケース44を備えている。該モータケース44内にコイル等からなるモータステータ45が固定されると共に、該モータステータ45の内側に、円筒状のモータロータ48が回転可能に支持されている。モータロータ48の内周部には、ピストンユニット9の偏心軸30の他端部がスプライン結合され、モータロータ48と偏心軸30との間で回転力を伝達するとともに、これらが軸方向に相対移動できるようになっている。
次に、本実施形態に係る電動ディスクブレーキ1の作用について説明する。
制動時には、運転者のブレーキ操作に基づいてコントローラ(図示せず)からモータ39へ制御電流を供給してモータロータ48を制動方向へ回転させる。モータロータ48の回転は、差動減速機構20によって所定の減速比で減速され、ボールアンドランプ機構19によって直線運動に変換されて、ピストン14を前進させる。ピストン14の前進によって、インナブレーキパッド4がディスクロータ2を押圧して、その反力によってキャリパ本体8がキャリア3のスライドピン6、6に沿って移動して、爪部12がアウタブレーキパッド5をディスクロータ2に押圧して制動力を発生させる。
一方、制動解除時には、モータロータ48を逆回転させることによってピストン14を後退させて、インナ及びアウタブレーキパッド4、5をディスクロータ2から離間させる。すなわち、本実施形態では、図6(a)の状態から、モータロータ48を逆回転させてビストン14を後退させると、図6(b)に示すように、第1実施形態に係るパッド保持手段70aによりインナブレーキパッド4もピストン14と同様に後退してディスクロータ2から離間する。さらに、モータロータ48を逆回転させてピストン14を後退させると、インナブレーキパッド4も後退して、該インナブレーキパッド4の各係合部53がパッドスプリング57の各スプリング部60に設けた突出部65に干渉してそれ以上の移動が規制される。さらに、ピストン14を後退させると、図6(c)に示すように、インナブレーキパッド4の各係合部53とパッドスプリング57の各突出部65との干渉における反力により、キャリパ本体8がディスクロータ2側(矢印の方向)に移動して、キャリパ本体8の爪部12がディスクロータ2から離れる方向に移動する。
以上説明した、第1実施形態に係る電動ディスクブレーキ1では、キャリア3に備えられたパッドスプリング57のスプリング部60に規制手段64aとしての突出部65を形成したので、制動解除時、ピストン14を後退させた際、インナブレーキパッド4の後退を所定位置でパッドスプリング57の各突出部65により規制して、その反力によりキャリパ本体8をディスクロータ2側に移動させて、爪部12をディスクロータ2から離れる方向に移動させる。その結果、インナ及びアウタブレーキパッド4、5の引きずりを抑制することができる。
次に、図7により第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態におけるパッド保持手段70aを変更したパッド保持手段70bに関するもので、以下の説明においては、上記第1実施形態と同様の構成については、同じ番号を付してその説明を省略する。パッド保持手段70bは、図7に示すように、ピストン14の底部またはインナブレーキパッド4のバックプレート4’のいずれか一方に設けたT字状の凹部75と、ピストン14の底部またはインナブレーキパッド4のバックプレート4’のいずれか他方に設けたT字状の凸部76とから構成され、これらT字状の凹部75に凸部76を係合することでピストン14にインナブレーキパッド4を保持させる。
次に、図8により第3実施形態を説明する。第3実施形態は、第1実施形態におけるパッド保持手段70aを変更したパッド保持手段70cに関するもので、以下の説明においては、上記第1実施形態と同様の構成については、同じ番号を付してその説明を省略する。パッド保持手段70cは、図8に示すように、保持部材80と、インナブレーキパッド4のバックプレート4’の外周面に設けられ、保持部材80の一端が係合される孔部81と、ピストン14の底部外周面に設けられ、保持部材80の他端が係合される凹部82とから構成される。
保持部材80は、線材を、側面視コ字状で対向する棒状部83、84の長さが相違するコ字状部85を、長手側棒状部83、83間の距離が短手側棒状部84、84間の距離よりも長くなる平面視ハ字状となるように一対配置して、各短側棒状部84、84の端部を棒状部86で接続したような形状に折り曲げたものである。また、インナブレーキパッド4のバックプレート4’の外周面には保持部材80の各長手側棒状部83、83の端部が係合する孔部81、81がそれぞれ形成される。一方、ピストン14の底部外周面には周方向に延び保持部材80の棒状部86を含む各短手側棒状部84、84の端部が係合する凹部82が形成される。
次に、図9及び図10により第4実施形態を説明する。第4実施形態は、第1実施形態における規制手段64aを変更した規制手段64bに関するもので、以下の説明においては、上記第1実施形態と同様の構成については、同じ番号を付してその説明を省略する。
該規制手段64bは、キャリア3の各支持部51、52に設けた支持凹部55の周辺からブリッジ部50と同方向に延びるシャフト90と、インナブレーキパッド4の係合部53に一端が着脱自在に接続されシャフト90と同方向に延び、他端がシャフト90に摺動自在に支持されるL字状部材91と、シャフト90に円筒状のゴム体92を介して接続されL字状部材91の他端とシャフト90との摺動部位を収納してその移動を規制するハウジング93とからなる。
ハウジング93は、円筒状で、シャフト90の挿通孔93aと大径開口部93bと小径開口部93cとを備えている。大径開口部93bの内部空間の軸方向の距離は通常ブレーキ時のインナブレーキパッド4の移動量よりも長く設定され、大径開口部93bの後退側当接面93dの位置は、インナブレーキパッド4の可動域よりもピストン14の戻し量が大きくなる位置に設定される。ハウジング93の小径開口部93cとシャフト90との間にはリング状のゴム体92が介装され、該ゴム体92のシャフト90との間の高摩擦抵抗によりハウジング93がシャフト90に支持される。また、ゴム体92のシャフト90との摩擦抵抗は、シリンダ部11が軸方向に移動する際の摩擦抵抗よりも大きく設定される。
そして、制動時には、図10(a)に示すように、インナブレーキパッド4からのL字状部材91の他端がハウジング93の大径開口部93bの前進側当接面93eに干渉することはないので、通常のブレーキ作動を妨げることはない。
また、制動解除時には、図10(b)に示すように、ピストン14を後退させると共にインナブレーキパッド4も後退して、該インナブレーキパッド4からのL字状部材91の他端がハウジング93の大径開口部93bの後退側当接面93dに干渉してそれ以上の移動が規制される。さらに、ピストン14を後退させるとキャリパ本体8が反力によりディスクロータ2側に移動して、キャリパ本体8の爪部12がディスクロータ2から離れる方向に移動する。
そこで、インナ及びアウタブレーキパッド4、5が摩耗した場合には、図10(c)及び(d)に示すように、L字状部材91の他端がハウジング93の大径開口部93bの前進側当接面93eに当接して、インナブレーキパッド4の移動に追従するようにゴム体92と共にハウジング93も前進することが可能である。これにより、インナ及びアウタブレーキパッド4、5が摩耗しても、インナブレーキパッド4からのL字状部材91の他端がハウジング93の大径開口部93bの後退側当接面93dに当接するまでのピストン14の戻し量を一定することができる。
なお、本実施形態において、図11に示すように、キャリア3のアウタブレーキパッド5を支持する支持部52に、キャリパ本体8の爪部12の過度なディスクロータ2からの離間を抑制するための突設部95を設けるようにしてもよい。該突設部95により、インナブレーキパッド4と、第1実施形態にて採用した規制手段64aの本体部62に設けた突出部65との間に飛び石などの異物が介在してキャリパ本体8が過度にディスクロータ2から離れてホイール等に接触するのを防ぐことができる。
次に、図12〜図14により第5実施形態を説明する。第5実施形態は、第1実施形態におけるパッド保持手段70aを変更したパッド保持手段70dに関するもので、以下の説明においては、上記第1実施形態と同様の構成については、同じ番号を付してその説明を省略する。
該パッド保持手段70dは、インナブレーキパッド4のバックプレート4’に一端が固定されると共に他端に爪部101を設けた一対の係止片100と、ピストン14の底部外周面に設けた、係止片100の他端の爪部101が嵌合する環状溝102とからなる。
バックプレート4’の背面の略中央部位に、シム105がその外周部に間隔を置いて複数設けた係止爪部106により固定されている。バックプレート4’の短手方向略中央部位で、シム105の長手方向両端部より外側の位置に直方体状の突起部110がそれぞれ突設される。また、シム105には、各突起部110の内側の位置に切欠部111がそれぞれ形成される。
一対の係止片100は、バックプレート4’の各突起部110の内側の位置に相互に対向して一端が固定されて配置されている。該係止片100は、板状に形成され、一端がインナブレーキパッド4のバックプレート4’に固定され、その他端には内側に略直角に屈曲される爪部101が形成される。係止板100は、シム105の厚みよりも若干厚く、弾性の少ない鋼材で構成されている。そして、一対の係止片100は、その一端がバックプレート4’に設けた各突起部110の内側にシム105の切欠部111を介して固定され、その他端部が突起部110の角部に当接し、一対の係止片100の爪部101、101の先端間の距離がピストン14の底部の外径よりも大きくなる。
また、ピストン14の底部外周面には、係止片100の他端の爪部101が嵌合する環状溝102が形成される。ピストン14の底部には、インナブレーキパッド4から突設される相対的な回り止め用の係合部5A(図1参照)が係合される、平面視三角形状凹部130が周方向に間隔を置いて複数形成される。
そして、ピストン14の底部をインナブレーキパッド4のバックプレート4’にシム105を間に挟んで押し付けると、各係止片100の他端部が突起部110の内側とピストン14の底部外周面との間で両者に密着するように折り曲がるように塑性変形して、他端に設けた爪部101の先端がピストン14の底部外周面に設けた環状溝102に嵌合する。その結果、インナブレーキパッド4のバックプレート4’にシム105を介してピストン14の底部が保持される。なお、この時、シム105のピストン14側の面と、係止片100のピストン14との当接面とが略同一平面上に位置する。
図15〜図17により第6実施形態を説明する。第6実施形態は、第5実施形態におけるパッド保持手段70dを変更したパッド保持手段70eに関するもので、以下の説明においては、上記第5実施形態と同様の構成については、適宜その説明を省略する。なお、第6実施形態の説明においては適宜図12〜図14も参照する。
該パッド保持手段70eは、インナブレーキパッド4のバックプレート4’の一端が固定されると共に他端に爪部101を設けた一対の係止片100と、ピストン14の底部外周面に設けた、係止片100の他端の爪部101が嵌合する環状溝102と、係止片100に一体的に連結される弾性片120と、ピストン14の底部に設けた、該弾性片120が収容される回転規制用溝部131とから構成される。なお、係止片100は、上述した第5実施形態と同様に、バックプレート4’の各突起部110の内側の位置に相互に対向するように配置される。
詳しくは、一対の係止片100の他端には、コ字状連結片123の各対向片121、121の端部がそれぞれ接続される。また、コ字状連結片123の単一片122の略中央には各対向片121と同方向に延びる弾性片120が一体的に接続される。該弾性片120は、コ字状連結片123の単一片122との接続部位から折れ曲がりバックプレート4’から次第に離れる方向に、バックプレート4’の短手側一端部の上方まで延びる。なお、弾性片120の先端には、内側に略直角に折れ曲がる保持爪部124が形成される。
バックプレート4’の短手方向略中央部位には、一対の係止片100の一端のそれぞれが固着される部位を含む、長手方向に延びる横長溝部125が所定範囲で形成される。また、バックプレート4’の長手方向略中央位置には、この横長溝部125と交差するように、弾性片120を収容可能な縦長溝部128が形成される。該縦長溝部128は、バックプレート4’の短手側の全範囲に形成される。さらに、バックプレート4’には、横長溝部125の両端付近に接続されると共に、縦長溝部128と交差するように延び、コ字状連結片123を収容可能なコ字状溝部129が形成される。
一方、ピストン14の底面には、一対の平面視三角形状凹部130と、各三角形状凹部130の頂点を結ぶように直線状に延びる回転規制用溝部131とが形成される。
そして、図15に示すように、一対の係止片100の一端が、バックプレート4’の各突起部110の内側で、コ字状連結片123の各対向片121の端部と共にバックプレート4’の横長溝部125内の両端部付近に固定される。その結果、コ字状連結片123がコ字状溝部129内に収容されると共に、縦長溝部128の延びる方向に沿って弾性片120が配置されるようになる。
次に、ピストン14の底部を、ピストン14の底部に設けた回転規制用溝部131と弾性片120とが対向するように、インナブレーキパッド4のバックプレート4’に押し付けると、各係止片100の他端部が突起部110の内側とピストン14の底部外周面との間で両者に密着するように折り曲がるように塑性変形して、他端に設けた爪部101の先端がピストン14の底部外周面に設けた環状溝102に嵌合する(図13(b)参照)。これと同時に、図17に示すように、弾性片120が略直線状に延びるように弾性変形されて、ピストン14の底部に設けた回転規制用溝部131内に該回転規制用溝部131の底部を付勢するように収容される。また、弾性片120の先端の保持爪部124がバックプレート4’の短手側端部を覆うように保持する。
このように、本パッド保持手段70eでは、インナブレーキパッド4のバックプレート4’にピストン14の底部が保持されると、一対の係止片100に一体的に連結される弾性片120が、ピストン14の底部に設けた回転規制用溝部131の底部を付勢するように嵌合するために、インナブレーキパッド4のピストン14に対する回転を規制することができる。
図18〜図20により第7実施形態を説明する。第7実施形態は、第5実施形態におけるパッド保持手段70dを変更したパッド保持手段70fに関するもので、以下の説明においては、上記第5実施形態と同様の構成については、適宜その説明を省略する。
該パッド保持手段70fは、インナブレーキパッド4のバックプレート4’の一端が固定されると共に他端に爪部151を設けた一対の係止片150と、ピストン14の底部外周面に設けた、係止片150の他端の爪部151が嵌合する環状溝102とから構成される。係止片150の爪部151は、その先端がピストン14の軸方向に沿って移動できるような弾性変形可能な形状に形成される。なお、係止片150は、上述した第5実施形態と同様に、バックプレート4’の各突起部110の内側の位置に相互に対向するように配置される。
詳しくは、各係止片150の爪部151は、その先端を内側に折り返した折り返し部152を設け、該各係止片150の折り返し部152の先端間の距離をピストン14の底部の外径よりも大きく設定して構成される。
そして、図19(a)の状態から、ピストン14の底部をインナブレーキパッド4のバックプレート4’にシム105を間に挟まずに押し付けた場合、図19(b)に示すように、各係止片150の中間部位が突起部110の内側とピストン14の底部外周面との間で両者に密着するように折り曲がるように塑性変形して、その爪部151の折り返し部152の先端がピストン14の底部外周面に設けた環状溝102に嵌合する。この時、爪部151の折り返し部152の隙間はさほど開くことはなく、折り返し部152の先端がピストン14の軸方向に沿って大きく移動することはない。
一方、図20に示すように、ピストン14の底部をインナブレーキパッド4のバックプレート4’にシム105を間に挟み込んで押し付けた場合、各係止片150の折り返し部152の先端がピストン14の底部外周面に設けた環状溝102に嵌合するが、爪部151が折り返し部152の隙間が若干開くように弾性変形することで、折り返し部152の先端が環状溝102に嵌合した状態で軸方向に移動することができ、その嵌合状態を維持することができる。
このように、本パッド保持手段70fでは、係止片150の爪部151は、その先端がピストン14の軸方向に沿って移動できる弾性変形可能な形状に形成されるので、シム105の有無の状態のように、バックプレート4’の背面からピストン14の底部外周面に設けた環状溝102まで距離の変化に容易に対応することができるようになる。
なお、上記第5〜7実施形態においては、係止片101,151を一対、すなわち2つ設けるようにしているが、これに限ることなく、3以上係止片を設けるようにしても良い。
1 電動ディスクブレーキ,2 ディスクロータ,3 キャリア,4 インナブレーキパッド(一方のパッド),5 アウタブレーキパッド(他方のパッド),7 電動キャリパ,8 キャリパ本体,9 ピストンユニット,10 モータユニット,11 シリンダ部,12 爪部,14 ピストン,39 モータ,51、52 支持部,53 係合部,55 支持凹部,57 パッドスプリング,60 スプリング部,61 C字状部,62 本体部,64a、64b 規制手段,65 突出部,70a〜70f パッド保持手段,90 シャフト,91 L字状部材,92 ゴム体,93 ハウジング,100、150 係止片,101、151 爪部,102 環状溝,120 弾性片,131 回転規制用溝部,152 折り返し部

Claims (2)

  1. ディスクを跨いで車両の非回転部に固定されるキャリアと、
    該キャリアに摺動可能に支持されて前記ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、
    前記キャリアに摺動可能に配置されるキャリパと、を有し、
    該キャリパに、前記一対のパッドのうち一方をディスクに押し付けるピストンと、
    該ピストンに対向して形成され、該ピストンによる一方のパッドのディスクへの押し付けに伴って前記一対のパッドのうち他方をディスクに押し付ける爪部と、
    前記ピストンを進退移動させる電動モータと、を設けた電動ディスクブレーキにおいて、
    前記一方のパッドと前記ピストンとの間に設けられ、前記一方のパッドを前記ピストンに保持させるパッド保持手段と、
    前記キャリアに設けられ、前記一方のパッドの後退を所定位置で規制する規制手段と、を有し、
    前記電動モータにより前記ピストンを後退させたときに、前記一方のパッドを前記規制手段によりその移動を規制して、前記キャリアに対して前記キャリパの爪部を前記ディスクから離間させることを特徴とする電動ディスクブレーキ。
  2. 前記パッド保持手段は、前記一方のパッドに一端が固定される係止片と、前記ピストンの外周に形成される環状溝とからなり、前記係止片は、前記ピストンが前記ディスクの押付け方向に移動することで、該ピストンの底部に当接し塑性変形してその他端が前記ピストンの環状溝に嵌合することを特徴とする請求項1に記載の電動ディスクブレーキ。
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