JP2012092683A - フィルタ装置およびこれを用いた燃料蒸気漏れ検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタの目詰まりを検出する小型のフィルタ装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク中の燃料蒸気を吸着するキャニスタに空気を導入する。この空気中の異物を捕集するフィルタ装置20ではフィルタ24での空気の入口となるフィルタ入口面241に検出管27の一端に形成されている開口部271が当接している。この検出管27の他端にはポンプ26と圧力センサ28が接続されている。開口部271の開口面積は、フィルタ入口面241の面積より小さい。これにより、ポンプ26により検出管27が形成する検出通路272を減圧し、圧力センサ28が検出する圧力値からフィルタ24の目詰まり状態を判断する。したがって、ポンプ26により吸引する負荷が軽減されることでポンプ26が小型化可能になり、フィルタ装置20全体を小型化することができる。
【選択図】図2
【解決手段】燃料タンク中の燃料蒸気を吸着するキャニスタに空気を導入する。この空気中の異物を捕集するフィルタ装置20ではフィルタ24での空気の入口となるフィルタ入口面241に検出管27の一端に形成されている開口部271が当接している。この検出管27の他端にはポンプ26と圧力センサ28が接続されている。開口部271の開口面積は、フィルタ入口面241の面積より小さい。これにより、ポンプ26により検出管27が形成する検出通路272を減圧し、圧力センサ28が検出する圧力値からフィルタ24の目詰まり状態を判断する。したがって、ポンプ26により吸引する負荷が軽減されることでポンプ26が小型化可能になり、フィルタ装置20全体を小型化することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、フィルタの目詰まりを検出するフィルタ装置とこれを用いた燃料蒸気漏れ検査装置に関する。
従来、内燃機関の燃料タンクからの燃料蒸気の漏れを検査する燃料蒸気漏れ検査装置が知られている。燃料タンクで発生する燃料蒸気を吸着するキャニスタを介して燃料タンク内を減圧する燃料蒸気漏れ検査装置は、大気からの空気を通して異物を捕集するフィルタ装置を備えている。特許文献1には、フィルタを収容するハウジングに開閉可能な開口部を設け、フィルタに捕集された異物を定期的に外部に排出するフィルタ装置が記載されている。また、特許文献2に記載のフィルタ装置では、ハウジング内を減圧するポンプを設置してフィルタの目詰まりを検出する。
しかしながら、特許文献1に記載のフィルタ装置では、ハウジング開放時に外部から異物が混入する可能性がある。また、特許文献2に記載のフィルタ装置では、ハウジングを耐圧構造とするため、フィルタ装置が大型になる。また、目詰まり検出を行うときフィルタとポンプの間の空間全体を減圧にするため、ポンプが大型となる。これにより、フィルタ装置全体が大型となるだけでなく、目詰まり検出に必要な消費電力が大きくなる。
本発明の目的は、フィルタの目詰まりを検出する小型のフィルタ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、フィルタの目詰まりを検出する小型のフィルタ装置を用いる燃料蒸気漏れ検査装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、フィルタの目詰まりを検出する小型のフィルタ装置を用いる燃料蒸気漏れ検査装置を提供することにある。
請求項1に係る発明によると、フィルタ装置は、ハウジング、フィルタ、検出通路形成部材、加減圧手段および圧力検出手段を備える。
フィルタは、大気中の空気を取り入れる空気導入口と取り入れた空気を排出する空気排出口とを備えるハウジングに収容され、空気導入口から取り入れた空気中の異物を捕集する。フィルタでの空気入口となるフィルタ入口面には、検出通路形成部材の一端に形成される開口部が当接する。検出通路形成部材の他端は、検出通路を加圧または減圧する加減圧手段と前検出通路形成部材の圧力を検出する圧力検出手段とを接続する。
フィルタは、大気中の空気を取り入れる空気導入口と取り入れた空気を排出する空気排出口とを備えるハウジングに収容され、空気導入口から取り入れた空気中の異物を捕集する。フィルタでの空気入口となるフィルタ入口面には、検出通路形成部材の一端に形成される開口部が当接する。検出通路形成部材の他端は、検出通路を加圧または減圧する加減圧手段と前検出通路形成部材の圧力を検出する圧力検出手段とを接続する。
検出通路形成部材の一端にある開口部はフィルタ表面に当接しており、その開口部の断面積はフィルタ入口面の面積より小さい。これにより、加減圧手段によって検出通路を加圧または減圧する場合、検出通路の圧力は当接しているフィルタの目詰まり状態により変化する。すなわち、フィルタの目詰まり状態は、フィルタが目詰まりを起こしていない状態で検出される圧力値からの変化によって判断される。このとき、加減圧手段は検出通路のみの圧力を変化させるので吸引負荷が軽減される。したがって、加減圧手段を小型にすることができる。また、加減圧手段が小型になることで目詰まり検出に必要な消費電力を低減することができる。
請求項2に係る発明によると、検出通路形成部材の開口部はフィルタ入口面の中央から空気導入口寄りのフィルタ入口面に当接している。フィルタを通過する空気は、空気導入口からハウジングに導入される。このとき、空気中の異物の多くは空気導入口に近いフィルタによって捕集される。これにより、フィルタの目詰まりは空気導入口寄りのフィルタ入口面が最も早く進行する。したがって、空気導入口寄りのフィルタ入口面に開口部を設置することでフィルタ全体の目詰まり状態を把握することができる。
請求項3に係る発明によると、フィルタ装置はフィルタを開口部に当接する方向に付勢する付勢部材を備えている。これにより、開口部はフィルタ入口面に密着する。加減圧機構により検出通路の圧力を変化させるとき、付勢部材がない場合に比べてフィルタの目詰まり状態が検出通路の圧力に与える影響が大きくなる。したがって、フィルタの目詰まり状態を高精度に判断することができる。
請求項4に係る発明によると、検出通路形成部材はフィルタ入口面に当接する開口部を含む一端がベローズ状に形成されている。このベローズ状の一端により、開口部はフィルタ入口面に密着するように設置されている。これにより、加減圧機構により検出通路の圧力を変化させるとき、開口部を含む一端がベローズ状に形成されていない場合に比べてフィルタの目詰まり状態が検出通路の圧力変化に与える影響が大きくなる。したがって、フィルタの目詰まり状態を高精度に判断することができる。
請求項5に係る発明によると、燃料蒸気漏れ検査装置はキャニスタ通路形成部材、接続通路形成部材、大気通路形成部材、請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルタ装置、三方弁および三方弁開閉制御手段を備えている。
燃料蒸気漏れ検査装置は、加減圧手段を用いて燃料タンクでの燃料蒸気の漏れを検出する。このとき、燃料タンクは、キャニスタ内と連通するキャニスタ通路、キャニスタ通路と連通する接続通路および接続通路と三方弁を介して連通する検出通路を通して加減圧手段により減圧される。燃料タンク内の圧力は、検出通路形成部材に設置されている圧力検出手段により検出される。一方、フィルタの目詰まり検査をするとき、三方弁の接続切換によりフィルタ入口面に当接する開口部を有する検出通路形成部材が前述の加減圧手段に接続される。このとき、検出通路の圧力は前述の圧力検出手段によって検出される。したがって、燃料蒸気漏れ検査で使用する加減圧手段および圧力検出手段を使ってフィルタの目詰まり検査を行うことができる。これにより、加減圧手段および圧力検出手段を共用することができる。
燃料蒸気漏れ検査装置は、加減圧手段を用いて燃料タンクでの燃料蒸気の漏れを検出する。このとき、燃料タンクは、キャニスタ内と連通するキャニスタ通路、キャニスタ通路と連通する接続通路および接続通路と三方弁を介して連通する検出通路を通して加減圧手段により減圧される。燃料タンク内の圧力は、検出通路形成部材に設置されている圧力検出手段により検出される。一方、フィルタの目詰まり検査をするとき、三方弁の接続切換によりフィルタ入口面に当接する開口部を有する検出通路形成部材が前述の加減圧手段に接続される。このとき、検出通路の圧力は前述の圧力検出手段によって検出される。したがって、燃料蒸気漏れ検査で使用する加減圧手段および圧力検出手段を使ってフィルタの目詰まり検査を行うことができる。これにより、加減圧手段および圧力検出手段を共用することができる。
請求項6に係る発明によると、フィルタ装置は、ハウジング、フィルタ、検出通路形成部材、加減圧手段および電流検出手段を備える。
加減圧手段は、電動モータと電動モータにより駆動するポンプとから構成されている。加減圧手段に接続されている電流検出手段は、加減圧手段の電動モータが一定電圧で作動しているときの電流値を検出する。一定電圧で駆動している電動モータは、負荷が増大すると流れる電流値が大きくなる。請求項6に係る発明によると、検出通路形成部材の開口部はフィルタ入口面に当接している。このとき、フィルタの目詰まり状態が変化する場合、電動モータにかかる負荷も変化する。すなわち、検出される電流値はフィルタが目詰まりを起こしていない初期状態での電流値から変化する。これにより、検出される電流値からフィルタの目詰まり状態を判断することができ、圧力検出手段を省くことができる。
また、請求項7に係る発明によると、電流検出手段は電動モータが一定回転かつ一定電圧で作動している場合の電流値を検出する。電動モータが一定回転かつ一定電圧で作動している場合、電動モータの負荷の変化に対する電流値の変化量は一定電圧での作動の場合に比べて大きくなる。したがって、フィルタの目詰まり状態の変化を正確に把握することができ、高精度にフィルタの目詰まり状態を判断することができる。
加減圧手段は、電動モータと電動モータにより駆動するポンプとから構成されている。加減圧手段に接続されている電流検出手段は、加減圧手段の電動モータが一定電圧で作動しているときの電流値を検出する。一定電圧で駆動している電動モータは、負荷が増大すると流れる電流値が大きくなる。請求項6に係る発明によると、検出通路形成部材の開口部はフィルタ入口面に当接している。このとき、フィルタの目詰まり状態が変化する場合、電動モータにかかる負荷も変化する。すなわち、検出される電流値はフィルタが目詰まりを起こしていない初期状態での電流値から変化する。これにより、検出される電流値からフィルタの目詰まり状態を判断することができ、圧力検出手段を省くことができる。
また、請求項7に係る発明によると、電流検出手段は電動モータが一定回転かつ一定電圧で作動している場合の電流値を検出する。電動モータが一定回転かつ一定電圧で作動している場合、電動モータの負荷の変化に対する電流値の変化量は一定電圧での作動の場合に比べて大きくなる。したがって、フィルタの目詰まり状態の変化を正確に把握することができ、高精度にフィルタの目詰まり状態を判断することができる。
請求項11に係る発明によると、燃料蒸気漏れ検査装置は、キャニスタ通路形成部材、接続通路形成部材、大気通路形成部材、請求項6から10のいずれか一項に記載のフィルタ装置、三方弁、圧力検出手段および三方弁開閉制御手段を備えている。
燃料蒸気漏れ検査装置は、加減圧手段を用いて燃料タンクでの燃料蒸気の漏れを検出する。このとき、燃料タンクは三方弁により加減圧手段に接続される。加減圧手段により減圧された燃料タンク内の圧力は、検出通路形成部材に設置されている圧力検出手段により検出される。一方、フィルタの目詰まり検査をするとき、三方弁の接続切換によりフィルタ入口面に当接する開口部を有する検出通路形成部材が前述の加減圧手段により接続される。このとき、フィルタの目詰まり状態は加減圧手段に接続されている電流検出手段により検出される。したがって、燃料蒸気漏れ検査で使用する加減圧手段を使ってフィルタの目詰まり検査を行うことができる。これにより、加減圧手段を共用することができる。
燃料蒸気漏れ検査装置は、加減圧手段を用いて燃料タンクでの燃料蒸気の漏れを検出する。このとき、燃料タンクは三方弁により加減圧手段に接続される。加減圧手段により減圧された燃料タンク内の圧力は、検出通路形成部材に設置されている圧力検出手段により検出される。一方、フィルタの目詰まり検査をするとき、三方弁の接続切換によりフィルタ入口面に当接する開口部を有する検出通路形成部材が前述の加減圧手段により接続される。このとき、フィルタの目詰まり状態は加減圧手段に接続されている電流検出手段により検出される。したがって、燃料蒸気漏れ検査で使用する加減圧手段を使ってフィルタの目詰まり検査を行うことができる。これにより、加減圧手段を共用することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるフィルタ装置を用いた蒸発燃料処理装置を図1に示す。
図1に示すように、車両の蒸発燃料処理装置1において、燃料タンク10とキャニスタ12とは通路11で接続されており、キャニスタ12と吸気通路15のスロットルバルブ16近傍とはパージ通路13で接続されている。パージ通路13にはパージ弁14が設置されている。キャニスタ12とフィルタ装置20とは大気通路18で接続されている。燃料タンク10内で発生する蒸発燃料は、通路11を通りキャニスタ12内の活性炭の吸着材に吸着される。パージ弁14は電磁弁であり、パージ弁14の開度が制御されることによりキャニスタ12から吸気通路15にパージされる蒸発燃料量が調整される。なお、図1中の矢印は空気の流れ方向を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるフィルタ装置を用いた蒸発燃料処理装置を図1に示す。
図1に示すように、車両の蒸発燃料処理装置1において、燃料タンク10とキャニスタ12とは通路11で接続されており、キャニスタ12と吸気通路15のスロットルバルブ16近傍とはパージ通路13で接続されている。パージ通路13にはパージ弁14が設置されている。キャニスタ12とフィルタ装置20とは大気通路18で接続されている。燃料タンク10内で発生する蒸発燃料は、通路11を通りキャニスタ12内の活性炭の吸着材に吸着される。パージ弁14は電磁弁であり、パージ弁14の開度が制御されることによりキャニスタ12から吸気通路15にパージされる蒸発燃料量が調整される。なお、図1中の矢印は空気の流れ方向を示す。
フィルタ装置20は、図2に示すように空気導入口21、大気通路連通口22、ハウジング23、フィルタ24、ポンプ26、検出管27、圧力センサ28等を備える。ポンプ26は特許請求の範囲に記載の「加減圧手段」に相当する。検出管27は、特許請求の範囲に記載の「検出通路形成部材」に相当する。圧力センサ28は、特許請求の範囲に記載の「圧力検出手段」に相当する。大気導入口21は、フィルタ24を収容するハウジング23の一方の端部231に形成されている。大気通路連通口22は、ハウジング23において空気導入口21とは対角に位置する他方の端部232に形成されている。大気通路連通口22は、キャニスタ12に接続される大気通路18と連通している。なお、図2中の矢印は空気の流れ方向を示す。
フィルタ24は、不織布から形成されており、フィルタ装置20のハウジング23の略中央に設置されている。より具体的には、フィルタ24は、ハウジング23の内壁233および234に内接しており、ハウジング23の内部空間を空気導入口21が連通する第1空間201と大気通路連通口22が連通する第2空間202とに分割している。空気導入口21より第1空間201に導入された空気は、フィルタ入口面241を通過してフィルタ24内部に侵入し、フィルタ出口面242を通って第2空間202に移動する。このとき、フィルタ24は、空気に含まれる異物を捕集する。第2空間202に移動した空気は、大気通路連通口22を通って大気通路18に流入する。
検出管27は、一端に開口部271を有している。検出管27の他端は2つに分岐し、分岐した一方はポンプ26に接続している。分岐した他方は圧力センサ28に接続している。開口部271を有する検出管27の端部273は、内壁235よりハウジング23の内方向に突出している。開口部271は、フィルタ入口面241の中央から空気導入口21よりのフィルタ入口面241に当接している。また、開口部271の開口面積S2は、フィルタ入口面241の面積S1より小さく形成されている。
「付勢部材」としてのスプリング25は、一端をフィルタ入口面241に接続し、他端をハウジングの内壁235に接続している。スプリング25は、フィルタ24を内壁235の方向に付勢する付勢力を有している。これにより、フィルタ24は、内壁235から突出している検出管27の開口部271に押し付けられる。
(作用)
燃料タンク10より蒸発した燃料は、キャニスタ12に設置されている吸着材によって捕集されている。パージ弁14が開放されるとき、吸気管15、パージ通路13、キャニスタ12、大気通路18、フィルタ装置20が連通する。このとき吸気管は負圧となっているので、空気導入口21より大気中の空気がフィルタ装置20に導入される。導入された空気は、フィルタ24により空気に含まれる異物が捕集され、大気通路18を通ってキャニスタ12に導入される。キャニスタ12では、導入された空気によって吸着された燃料が吸着材から脱離する。脱離した燃料は、パージ通路13を通って、吸気管16に導入され、エンジン17での燃焼に利用される。
燃料タンク10より蒸発した燃料は、キャニスタ12に設置されている吸着材によって捕集されている。パージ弁14が開放されるとき、吸気管15、パージ通路13、キャニスタ12、大気通路18、フィルタ装置20が連通する。このとき吸気管は負圧となっているので、空気導入口21より大気中の空気がフィルタ装置20に導入される。導入された空気は、フィルタ24により空気に含まれる異物が捕集され、大気通路18を通ってキャニスタ12に導入される。キャニスタ12では、導入された空気によって吸着された燃料が吸着材から脱離する。脱離した燃料は、パージ通路13を通って、吸気管16に導入され、エンジン17での燃焼に利用される。
フィルタ装置20では、捕集された異物29によるフィルタ24の目詰まりをポンプ26によって検知する。具体的には、ポンプ26が作動し検出管27の検出通路272を減圧する。このとき、フィルタ24に異物29が付着していない場合、すなわち、初期状態では図3(A)に示すように圧力センサ28で検出される検出通路272の圧力P1は大気圧より少し低い状態で安定する。フィルタ24に異物29が付着する場合、検出通路272の圧力は減少し、図3(B)に示すように図3(A)より低い値P2となる。このように圧力センサ28が検出する圧力値によってフィルタの目詰まり状態が判断される。
(効果)
次に、本発明の第1実施形態によるフィルタ装置20を用いた蒸発燃料処理装置1の効果について説明する。
(ア)フィルタ装置20では、検出管27の開口部271はフィルタ表面241に当接している。また、開口部271の開口面積は、フィルタ入口面241の面積より小さく形成されている。これにより、ポンプ26によって検出通路272が減圧される場合、検出通路272が到達する圧力は当接しているフィルタ24の目詰まり状態によって変化する。したがって、フィルタ24の目詰まり状態は、検出される検出通路272の圧力とフィルタ24が目詰まりを起こしていない初期状態での圧力との差から判断される。このとき、ポンプ26は、検出管27の検出通路272のみを減圧すればよいため、ポンプ26を小型化することができる。したがって、フィルタ装置20を小型にすることができる。
次に、本発明の第1実施形態によるフィルタ装置20を用いた蒸発燃料処理装置1の効果について説明する。
(ア)フィルタ装置20では、検出管27の開口部271はフィルタ表面241に当接している。また、開口部271の開口面積は、フィルタ入口面241の面積より小さく形成されている。これにより、ポンプ26によって検出通路272が減圧される場合、検出通路272が到達する圧力は当接しているフィルタ24の目詰まり状態によって変化する。したがって、フィルタ24の目詰まり状態は、検出される検出通路272の圧力とフィルタ24が目詰まりを起こしていない初期状態での圧力との差から判断される。このとき、ポンプ26は、検出管27の検出通路272のみを減圧すればよいため、ポンプ26を小型化することができる。したがって、フィルタ装置20を小型にすることができる。
(イ)ポンプ26を小型にすることができるのでポンプ26で使用する電力は小さくなる。したがって、フィルタ装置20での消費電力を小さくすることができる。
(ウ)フィルタ装置20では、フィルタ24はスプリング25により開口部271に押し付けられるように付勢されている。これにより、開口部271はフィルタ24と密接することとなる。検出通路272がポンプ26により減圧されるとき、到達する圧力はフィルタ24の目詰まり状態により決定される。さらに開口部271とフィルタ入口面241を密接することにより、検出される圧力値はフィルタ24の目詰まり状態により大きく変化する。したがって、フィルタ装置20での目詰まり検知の感度が向上する。
(エ)開口部271は、フィルタ入口面241の中央から空気導入口21寄りのフィルタ入口面241に設置されている。フィルタ入口面241の中央から空気導入口21寄りのフィルタ入口面241は、空気導入口21から導入された空気の多くが通過する場所であり、もっとも多く異物29が回収される。これにより、フィルタ入口面241の中央から空気導入口21寄りのフィルタ入口面241を検査することでフィルタ24全体の目詰まり状態を把握することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態を図4に基づいて説明する。第2実施形態は、第1実施形態と実質的に同一の構成を備えているが、第1実施形態に対して、圧力検出手段が異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位は同一の符号を付し、説明を省略する。
次に本発明の第2実施形態を図4に基づいて説明する。第2実施形態は、第1実施形態と実質的に同一の構成を備えているが、第1実施形態に対して、圧力検出手段が異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位は同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態によるフィルタ装置20では、ポンプ26を用いた加圧による圧力変化からフィルタ24の目詰まり状態を検出する。具体的には、図4に示すようにポンプ26により検出管27の検出通路272を加圧する。フィルタ24に異物29が付着しておらず目詰まりが起きていない場合、検出通路272の圧力はポンプ26の作動時間とともに上昇し、図4(A)に示すように大気圧より高い圧力P3で一定となる。フィルタ24に異物29が付着し目詰まりが起きている場合、ポンプ26により加圧される検出通路272の圧力は図4(B)に示すように初期状態の圧力より高い圧力P4を示す。これにより、初期状態の圧力との差からフィルタ24の目詰まりの状態を判断することができる。したがって、第2実施形態では第1実施形態の効果(ア)〜(エ)が得られる。
(第3実施形態)
続いて本発明の第3実施形態を図5および図6に基づいて説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対し、圧力検出手段の代わりに電流検出手段が備えられている。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
続いて本発明の第3実施形態を図5および図6に基づいて説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対し、圧力検出手段の代わりに電流検出手段が備えられている。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように第3実施形態によるフィルタ装置30では、ポンプ36に「電流検出手段」としての電流センサ38が備えられている。ポンプ36は、例えばDCマグネットモータにより駆動するポンプである。電流センサ38は、ポンプ36を駆動する図示しない電動モータに流れる電流値を検出する。
ポンプ36を一定電圧で駆動させた場合、ポンプ36の吸い込み負荷が大きくなると電動モータに流れる電流も多くなる。図6に示すようにフィルタ24が目詰まりしていない場合、すなわち初期状態ではポンプ36を流れる電流は電流初期値としてのI1を示す。一方、フィルタ24が目詰まりしている場合、ポンプ36の吸い込み負荷は大きくなる。これにより、一定電圧で駆動させているポンプ36を流れる電流は、I1より大きい電流値としてI2となる。これにより、電流値の大小からフィルタ24の目詰まりの状態を判断することができる。
第3実施形態でのフィルタ装置30は、ポンプ36を流れる電流を検出する電流センサ38が表示する電流値によりフィルタ24の目詰まり状態を判断することができる。これにより、第1実施形態の効果(ア)〜(エ)に加えて圧力センサの設置を省略することができる。
(第4実施形態)
続いて本発明の第4実施形態を図7に基づいて説明する。第4実施形態は、第3実施形態と同じく圧力検出手段の代わりに電流検出手段が備えられているが、第3実施形態に対して、電流値の検出手段が異なる。なお、第3実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
続いて本発明の第4実施形態を図7に基づいて説明する。第4実施形態は、第3実施形態と同じく圧力検出手段の代わりに電流検出手段が備えられているが、第3実施形態に対して、電流値の検出手段が異なる。なお、第3実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態によるフィルタ装置30では、ポンプ36を一定電圧かつ一定回転で駆動させる。フィルタ24の目詰まりによりポンプ36の吸い込み負荷が増加する場合、ポンプ36を流れる電流は増加する。このとき、吸い込み負荷の変化に対する電流値の変化量は、一定電圧で電動モータを駆動する第3実施形態に比べて大きい。すなわち、第4実施形態では吸い込み負荷量の小さな変化に対して電流値が大きく変化する。図7に示すようにフィルタ24が目詰まりしていない初期状態での電流初期値I1とする。このとき、フィルタ24が同程度目詰まりを起こした場合、一定電圧で駆動するときの電流値I2に比べて一定回転かつ一定電圧で駆動するときの電流値I3の方が大きくなる。これにより、第1実施形態の効果(ア)〜(エ)と第3実施形態の効果である圧力センサの省略に加えて、フィルタ24の目詰まり状態を高精度に判断することができる。
(第5実施形態)
続いて、本発明の第5実施形態を図8に基づいて説明する。第5実施形態は、第1実施形態に対して検出管の形状が異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
続いて、本発明の第5実施形態を図8に基づいて説明する。第5実施形態は、第1実施形態に対して検出管の形状が異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態によるフィルタ装置40では、図8に示すように検出管47の一部がベローズ状の形状を成している。より具体的には、検出管47においてハウジング23の第1空間201内に挿入されている端部473がベローズ状に形成されている。ベローズ状の端部473は、開口部471をフィルタ表面241に押し付ける付勢力を有している。
第5実施形態によるフィルタ装置40では、端部473のベローズ形状により、開口部471はフィルタ表面241にさらに密接することとなる。これにより、フィルタ24の目詰まり検出で圧力センサ48により検出される検出通路472の圧力は、開口部471が密接しているフィルタ表面241の目詰まりの状態に影響を受けやすくなる。したがって、第1実施形態の効果(ア)〜(エ)に加えて、フィルタ24の目詰まり状態の検出感度が向上する。
(第6実施形態)
続いて、本発明の第1実施形態のフィルタ装置50を適用した燃料蒸気漏れ検査装置100について、図9および図10に基づいて説明する。この燃料蒸気漏れ検査装置100では、フィルタ装置50はキャニスタ12に導入される大気中の空気から異物を捕集するのに用いる。
続いて、本発明の第1実施形態のフィルタ装置50を適用した燃料蒸気漏れ検査装置100について、図9および図10に基づいて説明する。この燃料蒸気漏れ検査装置100では、フィルタ装置50はキャニスタ12に導入される大気中の空気から異物を捕集するのに用いる。
燃料蒸気漏れ検査装置100は、キャニスタ通路140、接続通路130、切換弁180、オリフィス通路150、三方弁200、「三方弁開閉制御手段」としてのECU300およびフィルタ装置50から構成されている。切換弁180とキャニスタ12とはキャニスタ通路140と接続通路130とにより接続している。接続通路130は、三方弁200を経由して、基準オリフィス155を設置しているオリフィス通路150と検出通路572とに接続している。オリフィス通路150と検出通路572とは、特許請求の範囲に記載の「検出通路」に相当する。フィルタ装置50の大気通路連通口52と切換弁180とは、大気通路190により接続している。また、大気通路190は分岐し、ポンプ56と接続している。ポンプ56と切換弁180とは、ポンプ通路160により接続している。オリフィス通路150の三方弁200と接続している反対側の端部は、ポンプ通路160と接続している。ポンプ通路150には圧力センサ58が設置されている。これにより、ポンプ通路160の圧力は、圧力センサ58により検出することができる。
切換弁180は、弁本体181および駆動部182を有している。駆動部182は弁本体181を駆動する。駆動部182は、コイル183を有しており、コイル183はECU300に接続している。ECU300は、コイル183への通電を断続する。コイル183に通電されていないとき、キャニスタ通路140とポンプ通路160との間は遮断されるとともに、キャニスタ通路140と大気通路190とは接続通路130を介して連通する。一方、コイル183に通電されているとき、キャニスタ通路140とポンプ通路160は接続通路130を介して連通し、キャニスタ通路140と大気通路190との間は遮断される。
三方弁200は、ECU300からの指示に従って弁の開閉を行う。ECU300は、図示しないCPU、ROMおよびRAMなどを有するマイクロコンピュータから構成される。ECU300には圧力センサ58をはじめとして種々のセンサから出力された信号が入力される。ECU300は、これら入力された種々の信号からROMに記録された所定の制御プログラムにしたがって三方弁200を含む各部を制御する。
(作用)
エンジンの運転中およびエンジン運転の停止後の所定期間は、コイル183に通電されず、キャニスタ通路140と大気通路190とは接続通路130を介して連通している。したがって、燃料タンク10で発生した燃料蒸気を含む空気は、キャニスタ12を通過することにより燃料蒸気が除去された後、フィルタ装置50の空気導入口51から大気へ放出される。
エンジンの運転中およびエンジン運転の停止後の所定期間は、コイル183に通電されず、キャニスタ通路140と大気通路190とは接続通路130を介して連通している。したがって、燃料タンク10で発生した燃料蒸気を含む空気は、キャニスタ12を通過することにより燃料蒸気が除去された後、フィルタ装置50の空気導入口51から大気へ放出される。
図10に示すように、車両に搭載されたエンジンの運転が停止されてから所定の期間が経過すると、ECU300が図示しないソークタイマで起動され燃料タンク12の燃料蒸気漏れ検査が開始される(S1)。検査では車両が駐車されている高度による誤差を補正するため、大気圧の検出が行われる。大気圧の検出は、オリフィス通路150に設置されている圧力センサ58によって実施される。コイル183に通電していないとき、三方弁200は接続通路130とオリフィス通路150を連通するように開弁している。これにより、オリフィス通路150と接続通路130とを経由して大気通路18とポンプ通路160とは連通している。したがって、大気圧は、ポンプ通路160に設置されている圧力センサ28により検出される(S2)。大気圧の検出が完了すると、検出された圧力から車両が駐車されている場所の高度を算定する。
次にフィルタ24の目詰まり検査が開始される。ポンプ56への通電が開始し、ポンプ通路160およびオリフィス通路150が減圧される。このとき、三方弁200は検出通路572とオリフィス通路150とを連通するように開弁されている。これにより、検出管57の開口部571が接しているフィルタ24の目詰まり状態によって検出通路572の圧力が決定され、連通しているポンプ通路160に設置されている圧力センサ58によって圧力が測定される(S3)。検出通路572の圧力測定が完了すると、事前に検出されている目詰まりが起きていない初期状態での圧力値との圧力差を算出する。算出された圧力差があらかじめ設定されている閾値に対して大きい場合、警告ランプを点灯する(S5)。圧力差が閾値より小さい場合、燃料蒸気漏れ検査に移行し、目詰まり検査は完了する(S6)。このとき、ポンプ56への通電が停止する。
目詰まり検査が完了すると、ECU300は切換弁180のコイル183へ通電する。コイル183への通電が開始すると、切換弁180は図7の上方へ移動する。これにより、切換弁180は、大気通路190とキャニスタ通路140との間を遮断するとともに、キャニスタ通路140とポンプ通路160とを連通する。
燃料タンク10における燃料蒸気の発生にともなう圧力上昇が検出されると、ECU300は切換弁180のコイル183への通電を停止する。コイル183への通電が停止されると、ポンプ通路160はオリフィス通路150と接続通路130とを経由してキャニスタ通路140および大気通路190と連通する。また、キャニスタ通路140と大気通路150とは接続通路130を経由して連通する。
ここで、ポンプ56へ通電が開始され、ポンプ通路160は減圧される。これにより、大気通路190から流入した空気は、接続通路130とオリフィス通路150とを経由してポンプ通路160へ流入する。ポンプ通路160へ流入する空気の流れはオリフィス通路150のオリフィス155によって絞られるため、ポンプ通路160の圧力は低下する。ポンプ通路160の圧力は、オリフィス155の開口面積に対応する所定の圧力まで低下した後、一定となる。このとき、検出されたポンプ通路160の圧力は基準圧力として記録される。基準圧力の検出が完了すると、ポンプ56への通電は停止される。
基準圧力が検出されると、再び切換弁180のコイル183に通電される。これにより、大気通路150とキャニスタ通路140との間は遮断されるとともに、キャニスタ通路140とポンプ通路160とは連通する。そのため、燃料タンク10はポンプ通路160と連通し、ポンプ通路160の圧力は燃料タンク10と同一になる。そして、ポンプ56の作動により、燃料タンク10の内部は減圧される。このとき、ポンプ通路160は燃料タンク10に連通している。そのため、ポンプ通路160に設置されている圧力センサ58が検出する圧力は燃料タンク10の内部の圧力とほぼ同一である。
ポンプ56の作動の継続によって、ポンプ通路160すなわち燃料タンク10の内部の圧力が先に検出した基準圧力よりも低下した場合、燃料タンク10からの燃料蒸気を含む空気の漏れは許容以下と判断される。すなわち、燃料タンク10の内部の圧力が基準圧力よりも低下する場合、燃料タンク10の外部から内部へ空気の侵入がないか、または侵入する空気がオリフィス155の流量以下である。そのため、燃料タンク10の気密は十分に確保されていると判断される。
一方、燃料タンク10の内部の圧力が基準圧力まで低下しない場合、燃料タンク10からの燃料蒸気を含む空気漏れは許容を超過していると判断される。すなわち、燃料タンク10の内部の圧力が基準圧力まで低下しない場合、燃料タンク10の内部の減圧にともなって燃料タンク10には外部から空気が侵入していると考えられる。そのため、燃料タンク10の気密は十分に確保されていないと判断される。
燃料蒸気を含む空気漏れの検査が完了すると、ポンプ56および切換弁180への通電は停止される。ECU300は、ポンプ通路160の圧力が大気圧に回復したことを検出した後、圧力センサ58の作動を停止させ、チェック工程を終了する。
上述のように、第6実施形態では燃料蒸気漏れ検査に使用するポンプ56および圧力センサ58をフィルタの目詰まり検査にも使用している。これにより、第6実施形態では、第1実施形態の効果(ア)〜(エ)に加えて、ポンプ56および圧力センサ58を共有することができる。
(他の実施形態)
(ア)上述の第5実施形態および第6実施形態では、フィルタの目詰まりを検出する手段として、圧力検出手段を用いた。これに対して、フィルタの目詰まりを検出する手段はこれに限らなくてもよい。第3実施形態および第4実施形態で示した加減圧手段を流れる電流を検出する電流検出手段により目詰まり判定をしてもよい。
(ア)上述の第5実施形態および第6実施形態では、フィルタの目詰まりを検出する手段として、圧力検出手段を用いた。これに対して、フィルタの目詰まりを検出する手段はこれに限らなくてもよい。第3実施形態および第4実施形態で示した加減圧手段を流れる電流を検出する電流検出手段により目詰まり判定をしてもよい。
(イ)上述の第5実施形態では、検出管の端部の形状をベローズ状とし、フィルタへの開口部の押し付けのための付勢力とした。これに対して、フィルタへの押し付けのための付勢力はこれに限らなくてもよい。第1実施形態で示したスプリングとの併用であってもよい。
(ウ)上述の実施形態では、フィルタは不織布からなるとした。これに対してフィルタの材料及び形状はこれに限らなくてもよい。蛇腹状の濾紙であっても検出管の開口部がフィルタの表面に接触していればよい。
以上、本発明のフィルタ装置を車両のエンジンに燃料を供給する燃料供給装置に組み込まれる蒸発燃料処理装置に設置した場合の実施形態を説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10 ・・・燃料タンク、
20、30、40、50・・・フィルタ装置、
21 ・・・空気導入口、
22 ・・・空気排出口、
23 ・・・ハウジング、
24 ・・・フィルタ、
26、36、46、56・・・ポンプ(加減圧手段)、
27、37、47、57・・・検出管(検出通路形成部材)、
272、572 ・・・検出通路、
28、48、58 ・・・圧力センサ(圧力検出手段)、
38 ・・・電流センサ(電流検出手段)、
25 ・・・スプリング(付勢部材)、
100 ・・・燃料蒸気漏れ検査装置、
130 ・・・接続通路、
140 ・・・キャニスタ通路、
150 ・・・オリフィス通路(検出通路)、
200 ・・・三方弁、
300 ・・・ECU(三方弁開閉制御手段)。
20、30、40、50・・・フィルタ装置、
21 ・・・空気導入口、
22 ・・・空気排出口、
23 ・・・ハウジング、
24 ・・・フィルタ、
26、36、46、56・・・ポンプ(加減圧手段)、
27、37、47、57・・・検出管(検出通路形成部材)、
272、572 ・・・検出通路、
28、48、58 ・・・圧力センサ(圧力検出手段)、
38 ・・・電流センサ(電流検出手段)、
25 ・・・スプリング(付勢部材)、
100 ・・・燃料蒸気漏れ検査装置、
130 ・・・接続通路、
140 ・・・キャニスタ通路、
150 ・・・オリフィス通路(検出通路)、
200 ・・・三方弁、
300 ・・・ECU(三方弁開閉制御手段)。
Claims (11)
- 大気中の空気を導入する空気導入口と導入した空気を排出する空気排出口とを備えるハウジングと、
前記ハウジングに収容され、前記空気導入口から導入される空気中に含まれる異物を捕集するフィルタと、
前記フィルタにおける空気の入口となるフィルタ入口面に当接する開口部を一端に有する検出通路形成部材と、
前記検出通路形成部材の他端と接続し、前記検出通路形成部材で形成される検出通路を加圧または減圧する加減圧手段と、
前記検出通路形成部材に設置され、前記検出通路の圧力を検出する圧力検出手段と、
を備え、
前記開口部の開口面積は前記フィルタの前記フィルタ入口面の面積より小さいことを特徴とするフィルタ装置。 - 前記開口部は、前記フィルタ入口面の中央から前記空気導入口寄りの前記フィルタ入口面に当接することを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。
- 前記フィルタを前記開口部に当接する方向に付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルタ装置。
- 前記フィルタ入口面に当接する前記開口部を含む前記検出通路形成部材の前記一端がベローズ状に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 燃料タンクで発生する燃料蒸気を吸着するキャニスタを経由して燃料蒸気の漏れを検出する燃料蒸気漏れ検査装置であって、
前記キャニスタ内と連通するキャニスタ通路を形成するキャニスタ通路形成部材と、
前記キャニスタ通路と連通しており、前記加減圧手段により加圧または減圧される接続通路を形成する接続通路形成部材と、
前記接続通路と連通し、空気が流通する大気通路を形成する大気通路形成部材と、
前記大気通路と連通する前記空気排出口を備える請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルタ装置と、
前記フィルタ装置の前記検出通路形成部材において前記開口部と前記圧力検出手段との間に設置され、前記接続通路形成部材と接続する三方弁と、
前記三方弁の開閉を制御する三方弁開閉制御手段と
を備えることを特徴とする燃料蒸気漏れ検査装置。 - 大気中の空気を導入する空気導入口と導入した空気を排出する空気排出口とを備えるハウジングと、
前記ハウジングに収容され、前記空気導入口から導入された空気中に含まれる異物を捕集するフィルタと、
前記フィルタにおける空気の入口となるフィルタ入口面に当接する開口部を一端に有する検出通路形成部材と、
前記検出通路形成部材の他端と接続し、前記検出通路形成部材で形成される検出通路を加圧または減圧する加減圧手段と、
前記加減圧手段を流れる電流を検出する電流検出手段と、
を備え、
前記開口部の開口面積は前記フィルタの前記フィルタ入口面の面積より小さく、
前記加減圧手段は電動モータとポンプとから構成され、
前記電流検出手段は、前記電動モータが一定電圧で作動している場合の電流を検出することを特徴とするフィルタ装置。 - 大気中の空気を導入する空気導入口と導入した空気を排出する空気排出口とを備えるハウジングと、
前記ハウジングに収容され、前記空気導入口から導入された空気中に含まれる異物を捕集するフィルタと、
前記フィルタにおける空気の入口となるフィルタ入口面に当接する開口部を一端に有する検出通路形成部材と、
前記検出通路形成部材の他端と接続し、前記検出通路形成部材で形成される検出通路を加圧または減圧する加減圧手段と、
前記加減圧手段を流れる電流を検出する電流検出手段と、
を備え、
前記開口部の開口面積は前記フィルタの前記フィルタ入口面の面積より小さく、
前記加減圧手段は電動モータとポンプとから構成され、
前記電流検出手段は、前記電動モータが一定電圧かつ一定回転で作動している場合の電流を検出することを特徴とするフィルタ装置。 - 前記開口部は、前記フィルタ入口面の中央から前記空気導入口寄りの前記フィルタ入口面に当接することを特徴とする請求項6または7に記載のフィルタ装置。
- 前記フィルタを前記開口部に当接する方向に付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 前記フィルタ入口面に当接する前記開口部を含む前記検出通路形成部材の前記一端がベローズ状に形成されることを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 燃料タンクで発生する燃料蒸気を吸着するキャニスタを経由して燃料蒸気の漏れを検出する燃料蒸気漏れ検査装置であって、
前記キャニスタ内と連通するキャニスタ通路を形成するキャニスタ通路形成部材と、
前記キャニスタ通路と連通しており、前記加減圧手段により加圧または減圧される接続通路を形成する接続通路形成部材と、
前記接続通路と連通し、空気が流通する大気通路を形成する大気通路形成部材と、
前記大気通路と連通する前記空気排出口を備える請求項6から10のいずれか一項に記載のフィルタ装置と、
前記検出通路形成部材において前記開口部と前記加減圧手段との間に設置され、前記接続通路形成部材と接続する三方弁と、
前記検出通路形成部材の前記三方弁と前記加減圧手段との間に設置され、前記検出通路の圧力を検出する圧力検出手段と、
前記三方弁の開閉を制御する三方弁開閉制御手段と
を備えることを特徴とする燃料蒸気漏れ検査装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010238899A JP2012092683A (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | フィルタ装置およびこれを用いた燃料蒸気漏れ検査装置 |
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JP2010238899A Pending JP2012092683A (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | フィルタ装置およびこれを用いた燃料蒸気漏れ検査装置 |
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