JP2012088957A - 警報システム - Google Patents

警報システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012088957A
JP2012088957A JP2010235477A JP2010235477A JP2012088957A JP 2012088957 A JP2012088957 A JP 2012088957A JP 2010235477 A JP2010235477 A JP 2010235477A JP 2010235477 A JP2010235477 A JP 2010235477A JP 2012088957 A JP2012088957 A JP 2012088957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm device
transmission
alarm
child
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010235477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5455863B2 (ja
Inventor
Eisei Morita
英聖 森田
Makoto Masuyama
誠 増山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2010235477A priority Critical patent/JP5455863B2/ja
Publication of JP2012088957A publication Critical patent/JP2012088957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5455863B2 publication Critical patent/JP5455863B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】定期送信における消費電力を低減することのできる警報システムを得る。
【解決手段】設置環境の異常を検出する火災検出回路7と、信号を送受信する送受信回路5と、送受信回路5を制御する制御回路1とを有する複数の火災警報器100を備え、複数の火災警報器100のうちの一台を親器とし、他の火災警報器100を子器として、複数の火災警報器100の間で信号を送受信する警報システムにおいて、親器の制御回路1は、第1の時間毎に、電波状態を確認するための無線信号である状態信号を親器の送受信回路5より子器に対して送信し、子器の制御回路1は、第1の時間よりも長い第2の時間に亘って、子器の送受信回路5で状態信号を受信できないときは、通信異常確定と判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の警報器の間で状態信号等の送受信を行う警報システムに関する。
室内等に発生した熱や煙等の異常を検知する複数の警報器を備えた警報システムがある。この種の警報システムとして、警報システムを構成する警報器や他の機器同士で双方向に通信を行い、互いに連動して警報動作を行うものが知られている。機器同士で相互に通信可能な警報システムにおいては、監視中に定期的に信号をやり取りして、機器異常や通信異常などの異常が生じていないかを確認する定期送信の動作を行うのが一般的である。
従来、警報システムで行われる定期送信として、「時計補正手段29において定期送信手段23からの電波を受信すると受信タイミングを利用して時計手段28と時計手段19の時計のずれを計算し、時計手段28の時計を時計手段19の時計と合うように補正する。そして受信した電波が自己宛の電波であることを認識すると確認応答手段30を動作させ定期送信手段23に対して応答信号を送信する。」という技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−130785号公報(第4頁、図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、定期送信手段が電波を送信する一方で、定期送信手段からの定期送信の電波を受信した端末が定期送信手段に対して応答信号を送信している。このように、1回の定期送信に際し、端末と定期送信手段の双方ともが送信処理を行うため、システム全体として定期送信の消費電力が増大していた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、定期送信における消費電力を低減することのできる警報システムを提供するものである。
本発明に係る警報システムは、設置環境の異常を検出する状態検出部と、信号を送受信する送受信部と、前記送受信部を制御する制御部とを有する複数の警報器を備え、前記複数の警報器のうちの1台を親警報器とし、他の警報器を子警報器として、前記複数の警報器の間で信号を送受信する警報システムにおいて、前記親警報器の制御部は、第1の時間毎に、電波状態を確認するための無線信号である状態信号を前記親警報器の送受信部より前記子警報器に対して送信し、前記子警報器の制御部は、前記第1の時間よりも長い第2の時間に亘って、前記子警報器の送受信部で前記状態信号を受信できないときは、通信異常確定と判断するものである。
本発明に係る警報システムの前記子警報器の制御部は、通信異常確定と判断後に、前記親警報器からの前記状態信号を前記子警報器の送受信部で受信すると、通信異常から復旧するものである。
本発明に係る警報システムの前記子警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第3の時間以内に、前記親警報器からの前記状態信号を前記子警報器の送受信部で1回ないし複数回受信すると、通信異常から復旧するものである。
本発明に係る警報システムの前記子警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第4の時間以内に、前記親警報器からの前記状態信号を前記子警報器の送受信部で複数回連続して受信すると、通信異常から復旧するものである。
本発明に係る警報システムは、設置環境の異常を検出する状態検出部と、信号を送受信する送受信部と、前記送受信部を制御する制御部とを有する複数の警報器を備え、前記複数の警報器のうちの1台を親警報器とし、他の警報器を子警報器として、前記複数の警報器の間で信号を送受信する警報システムにおいて、前記子警報器の制御部は、第5の時間毎に、電波状態を確認するための無線信号である状態信号を前記子警報器の送受信部より前記親警報器に対して送信し、前記親警報器の制御部は、前記第5の時間よりも長い第6の時間に亘って、前記親警報器の送受信部で前記状態信号を受信できないときは、通信異常確定と判断するものである。
本発明に係る警報システムの前記親警報器の制御部は、通信異常確定と判断後に、前記子警報器からの前記状態信号を前記親警報器の送受信部で受信すると、通信異常から復旧するものである。
本発明に係る警報システムの前記親警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第7の時間以内に、前記子警報器からの前記状態信号を前記親警報器の送受信部で1回ないし複数回受信すると、通信異常から復旧するものである。
本発明に係る警報システムの前記親警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第8の時間以内に、前記子警報器からの前記状態信号を前記親警報器の送受信部で複数回連続して受信すると、通信異常から復旧するものである。
本発明によれば、警報システムを構成する警報器同士で行う定期送信に要する消費電力を低減させることができる。
実施の形態1に係る警報システムの構成図である。 実施の形態1に係る警報器の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る警報器の送信動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係る警報器の受信動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係る親器の定期送信に関する動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る子器の定期送信に関する動作例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、本実施の形態1では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器からなる警報システムに本発明を適用した場合を例に説明する。
[警報システム及び火災警報器の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る警報システム200の構成を示す図である。警報システム200は、複数の火災警報器100で構成される。これらの各火災警報器100は、それぞれ火災を検出する機能を有するとともに、独自に警報する機能を有している。
後述するように、火災警報器100はいずれも同様に構成されており、動作設定部(図示せず)の設定により親器としても子器としても動作することができる。なお、各火災警報器100を区別して説明するために、火災警報器A、火災警報器B、火災警報器C、火災警報器Dと称する場合があり、本実施の形態1では、火災警報器Aが親器であって、火災警報器B〜Dが子器であるものとする。ここで、火災警報器A〜火災警報器Dは1つの同じグループに属している。また、図1において、各火災警報器100同士を結ぶ実線は、無線通信により互いに通信可能であることを示している。
図2は、本発明の実施の形態に係る火災警報器100の主要構成を示す機能ブロック図である。
図2において、火災警報器100は、制御回路1、電池2、電源回路3、電池電圧検出回路4、送受信回路5、アンテナ6、火災検出回路7、警報音制御回路8、表示灯回路9を備える。
電池2は、電源回路3に直流電源を供給する。電源回路3は、電池2の電圧を所定電圧に制御し、制御回路1、送受信回路5、火災検出回路7、警報音制御回路8、表示灯回路9に供給する。
電池電圧検出回路4は、電源回路3に印加される電池2の電圧を検出し、検出した電圧に応じた電池電圧検出信号を制御回路1に出力する。電池電圧検出回路4は、電池残量が低下したこと、又は、電池切れの閾値を超えたこと、を検出すると、制御回路1に信号を出力し、警報音制御回路8と表示灯回路9を駆動させるとともに、電池切れの状態情報を含む状態信号を送受信回路5より出力させる。
火災検出回路7は本発明の状態検出部に相当し、火災現象に基づく煙又は熱等の検知対象物の物理量又は物理的変化を検出して、検出内容に応じた信号を制御回路1に出力する。警報音制御回路8は、ブザー・スピーカ等による音声鳴動の動作を制御する回路である。表示灯回路9は、発光ダイオード等の表示灯の点灯動作を制御する回路である。
送受信回路5は、無線信号を送受信するためのアンテナ6に接続されており、送信回路51と受信回路52とを備える。受信回路52は、制御回路1により制御されて、所定周期で間欠受信動作を行ってアンテナ6から入力された無線信号を検出し、自己宛の信号の場合には受信処理を行う。そして、自己宛以外の信号の場合には受信処理を行わない。受信処理した信号は、制御回路1へ出力する。また、送信回路51は、制御回路1に制御されて、後述する状態信号や火災信号などの無線信号の送信処理を行う。
制御回路1は、火災検出回路7によって出力された信号に基づいて火災状態等を判別する機能を有する。また、火災状態であると判別した場合には、警報音制御回路8及び表示灯回路9を制御して音声及び表示灯によって警報を行う。また、送受信回路5が受信した信号に基づいて必要な処理を行うとともに、必要に応じて送受信回路5を制御して他の火災警報器に状態信号などの信号を送信する。
記憶素子11は、EEPROMなどの不揮発性メモリであり、制御回路1が実行するプログラムや各種データを格納している。また、後述する送信期間、送信休止期間、間欠受信間隔、及び定期送信周期に関する設定データ等も格納しており、制御回路1はこれらのデータに従って送受信回路5の送受信動作の制御を行う。
[送受信動作]
次に、火災警報器100の送信動作と受信動作について説明する。図3は、実施の形態1に係る火災警報器100の送信動作を示すタイミングチャート、図4は、実施の形態1に係る火災警報器100の受信動作を示すタイミングチャートである。
(送信動作)
図3に示すように、後述する状態信号や連動信号などの信号を送信する場合には、制御回路1は送信回路51を制御して、信号を送信する送信期間と信号の送信を停止する送信休止期間とを交互に繰り返して実行させる。本実施の形態1では、標準規格RCR STD−30に準拠し、送信時間が3秒以下、かつ、送信休止時間が2秒以上となるように送信処理を行う。図3に示すように、例えば送信期間Tx1、送信休止期間ST1、送信期間Tx2、送信休止期間ST2、送信期間Tx3の順に3つの送信期間と2つの送信休止期間とを繰り返す。本実施の形態1では、これらをまとめて送信1ブロックと称する。連動信号の送信や定期送信の動作にて状態信号等を送信する場合には、1ブロック単位で送信動作を行う。
(受信動作)
図4に示すように、制御回路1は、受信回路52を間欠受信間隔Ts毎に起動させ、間欠受信F1、F2、F3...を行う。そして、所定の無線信号が受信できるか否かをチェックし、当該無線信号が検出できた場合には受信処理を行う。当該無線信号が検出できなければ、受信回路52の動作を停止させる。このように、間欠受信間隔Ts毎に受信回路52を起動させ、その他の場合は停止状態としておくことで、受信回路52の消費電流量を大幅に低減することができる。さらに、間欠受信間隔を長くすると(例えば6秒以上)、消費電流の低減効果が大きくなる。
[火災検出時の動作]
次に、火災監視(定常状態)中に、警報システム200の監視領域において火災が発生した場合の動作概要を説明する。
親器(火災警報器A)が設置された環境で火災が発生すると、親器(火災警報器A)は、火災検出回路7により火災を検出し、警報音制御回路8や表示灯回路9を制御して音声や表示灯によって警報を行う。また、親器は、送信回路51により、火災検知に関する情報を連動信号として他の子器(火災警報器B〜D)に同報送信する。そして、親器(火災警報器A)により送信された連動信号を受信した子器(火災警報器B〜D)は、警報音制御回路8や表示灯回路9を制御して音声や表示灯によって連動警報を行う。その後、親器(火災警報器A)が火災を検出しなくなると自己復旧して警報停止するとともに、他の子器(火災警報器B〜D)への連動信号の送信を停止する。そして、連動信号を受信しなくなった他の子器(火災警報器B〜D)も警報を停止する。
また、子器である火災警報器Bが設置された環境で火災が発生すると、火災警報器Bは火災検出回路7により火災を検出し、警報音制御回路8や表示灯回路9を制御して音声や表示灯によって警報を行うとともに、火災検知に関する情報を連動信号として親器(火災警報器A)と他の子器(火災警報器C、D)に同報送信する。そして、火災警報器Bにより送信された連動信号を受信した親器(火災警報器A)と他の子器(火災警報器C、D)は、警報音制御回路8や表示灯回路9を制御して音声や表示灯によって連動警報を行う。
さらに、子器である火災警報器Bにより発せられた連動信号を受信した親器(火災警報器A)は、すべての子器(火災警報器B、C、D)に連動信号を転送する。よって、各子器同士(火災警報器B〜D)が離れているために、火災警報器Bが送信した連動信号が火災警報器C、Dで受信されなくても、親器(火災警報器A)により転送された連動信号が火災警報器C、Dで受信される。その後、火災警報器Bが火災を検出しなくなると自己復旧して警報停止するとともに、親器(火災警報器A)と他の子器(火災警報器C、D)への連動信号の送信を停止する。そして、連動信号を受信しなくなった親器(火災警報器A)と子器(火災警報器C、D)も警報を停止する。このように、親器(火災警報器A)と子器(火災警報器B〜D)は、互いに連動して警報動作を行うことで、より確実に使用者に警報を伝えることができる。
[定期送信の動作]
本実施の形態の警報システム200は、火災警報器100の火災検出回路7で火災を検出した場合には、上述のような警報動作及び連動警報動作を行うが、火災監視(定常状態)中には、火災警報器100の通信異常を検知するための定期送信を行う。定期送信は、親器(火災警報器A)と子器(火災警報器B〜D)との間で行われる。
(親器の定期送信)
まず、親器が、子器に対して実施する定期送信について説明する。
親器(火災警報器A)は、所定時間(第1の時間)毎に、自身が属するグループID、送信元を識別するための自己アドレス、及び自身の状態を含む情報を、状態信号としてグループ内のすべての子器(火災警報器B〜D)に対して一斉に送信する。親器が定期送信を行う周期(第1の時間)は、例えば、約48時間とすることができる。
子器は、前述のように間欠受信を行っており、この間欠受信において自己宛の信号を受信している。子器は、この間欠受信において、親器からの定期送信を前回受信してから所定時間(第2の時間)内に次の定期送信が受信できない場合には、電波異常確定と判断する。電波異常確定と判断した子器は、警報音制御回路8や表示灯回路9を制御して音声や表示灯によって、電波異常が発生したことをユーザに報知する。一方、第2の時間内に親器からの定期送信が受信できれば、電波異常は発生しておらず正常であると判断する。なお、第2の時間は、親器の定期送信周期である第1の時間よりも長い時間であり、例えば、第1の時間の約3倍とすることができる。
(子器の定期送信)
次に、子器が、親器に対して実施する定期送信について説明する。
子器は、所定時間(第5の時間)毎に、自身が属するグループID、送信元を識別するための自己アドレス、及び自身の状態を含む情報を、状態信号として親器(火災警報器A)に対して送信する。子器が定期送信を行う周期(第5の時間)は、例えば、約23時間とすることができる。なお、子器(火災警報器B〜D)のアドレスや製造番号に基づいてランダムに発生させた遅延時間を第5の時間に増減させ、各子器の定期送信タイミングをずらすようにしてもよい。このようにすることで、子器が同時に定期送信を行うことによる混信が発生する確率を低減することができる。
一方、親器は、前述のように間欠受信を行っており、この間欠受信において自己宛の信号を受信している。親器は、この間欠受信において、子器からの定期送信を前回受信してから所定時間(第6の時間)内に次の定期送信が受信できない場合は、電波異常確定と判断する。一方、第6の時間内に子器からの定期送信が受信できれば、電波異常は発生しておらず正常であると判断する。親器は、自身のグループに登録されている子器(図1の例では火災警報器B〜D)の各々について、電波異常の有無を判断する。また、第6の時間は、子器の定期送信周期である第5の時間よりも長い時間であり、例えば、第5の時間の約3倍とすることができる。
この定期送信において送信される状態信号には、送信元の火災警報器100の自己アドレスが含まれているので、定期送信を受信した火災警報器100は、どの火災警報器からの信号であるかを区別できる。また、定期送信において送信される親器及び子器(火災警報器A〜D)に関する状態情報の例としては、電池残量、火災検出回路7のセンサ状態(劣化、汚損等)、受信処理回数(規定以外の無線に対する処理の回数)などが挙げられる。また、グループに関する状態情報の例としては、異常が発生している子器のアドレスやグループID、無線通信が成立していない子器のアドレスやグループIDなどが挙げられる。
このように、親器は、第1の時間毎に子器に対して定期送信を実施し、子器は、親器からの定期送信を前回受信してから第2の時間内に次の定期送信を受信できたか否かにより、電波異常発生の有無を判断する。
また、子器は、第5の時間毎に親器に対して定期送信を実施し、親器は、各子器からの定期送信を前回受信してから第6の時間内に次の定期送信を受信できたか否かにより、電波異常発生の有無を判断する。
次に、上記のような定期送信の具体的な動作例を、図5、図6を参照して説明する。
ここで、本実施の形態では、記憶素子11には、「定期送信未受信カウンタ」及び「電波異常ステータス」(詳細は図5、図6で述べる)が格納されるものとする。親器の記憶素子11には、自身のグループに属する子器毎に、「定期送信未受信カウンタ」と「電波異常ステータス」が格納される。すなわち、親器の記憶素子11には、子器の台数分の「定期送信未受信カウンタ」と「電波異常ステータス」が格納される。一方、子器の記憶素子11には、親器に対応する「定期送信未受信カウンタ」と「電波異常ステータス」、すなわち1組の「定期送信未受信カウンタ」と「電波異常ステータス」が格納される。
図5は、親器の定期送信に関する動作例を説明するフローチャートである。
親器の制御回路1は、定期的なタイマ割込が発生すると(S101;Yes)、間欠受信タイミングであるか否か判断する(S102)。間欠受信タイミングであれば(S102;Yes)、制御回路1は、受信回路52を起動し、子器からの定期送信を受信したか否か判断する(S103)。定期送信を受信していれば(S103;Yes)、制御回路1は、定期送信の送信元の子器の定期送信未受信カウンタの値をクリアする(S104)。ステップS103で定期送信を受信できなければ(S103;No)、リターンする。
ステップS102において、間欠受信タイミングでなければ(S102;No)、制御回路1は、定期送信の実施タイミングであるか否か判断する(S105)。定期送信の実施タイミングであれば、すなわち、前回定期送信を実施してから第1の時間が経過していれば(S105;Yes)、制御回路1は、送信回路51に状態信号を送信させることにより、定期送信を実施する(S106)。
ステップS105において、定期送信の実施タイミングでなければ(S105;No)、定期送信の受信状況確認タイミングであるか否か、すなわち、前回の確認タイミングから所定時間(例えば1時間)が経過しているか否か判断する(S107)。定期送信の受信状況確認タイミングでなければ(S107;No)リターンし、定期送信の受信状況確認タイミングであれば(S107;Yes)、親器の制御回路1は、記憶素子11に格納された、すべての子器の定期送信未受信カウンタに1を加算する(S108)。
次に、親器の制御回路1は、記憶素子11に格納されている子器毎の定期送信未受信カウンタを確認し、その値が規定値以上となっている子器が存在するか否か判断する(S109)。ここで、ステップS109における定期送信未受信カウンタの「規定値」は、第2の時間を、定期送信受信状況確認タイミングの周期(本実施の形態では1時間)で割った値である。すなわち、定期送信未受信カウンタの値が規定値以上になったということは、第2の時間が経過したということを意味する。
ステップS109において、定期送信未受信カウンタの値が規定値以上となっている子器が存在する場合、すなわち、いずれかの子器からの定期送信が第2の時間に亘って受信回路52で受信できない場合には(S109;Yes)、制御回路1は、当該子器について電波異常が発生していると確定し、記憶素子11に格納されているその子器についての電波異常ステータスをセットする(S110)。また、制御回路1は、警報音制御回路8及び表示灯回路9を制御して音声及び表示灯によって電波異常の報知を開始する(S111)。
ステップS109において、定期送信未受信カウンタの値が規定値以上となっている子器が存在しなければ(S109;No)、制御回路1は、記憶素子11に格納されている電波異常ステータスをクリアし(S112)、電波異常の報知を停止する(S113)。
図6は、子器の定期送信の動作例を説明するフローチャートである。
子器の制御回路1は、定期的なタイマ割込が発生すると(S201;Yes)、間欠受信タイミングであるか否か判断する(S202)。間欠受信タイミングであれば(202;Yes)、制御回路1は、受信回路52を起動し、親器からの定期送信を受信したか否か判断する(S203)。定期送信を受信していれば(S203;Yes)、制御回路1は、定期送信の送信元である親器の定期送信未受信カウンタの値をクリアする(S204)。ステップS203で定期送信を受信できなければ(S203;No)、リターンする。
ステップS202において、間欠受信タイミングでなければ(S202;No)、制御回路1は、定期送信の実施タイミングであるか否か判断する(S205)。定期送信の実施タイミングであれば、すなわち、前回定期送信を実施してから第5の時間が経過していれば(S205;Yes)、子器の制御回路1は、送信回路51に状態信号を送信させることにより、定期送信を実施する(S206)。
ステップS205において、定期送信の実施タイミングでなければ(S205;No)、定期送信の受信状況確認タイミングであるか否か、すなわち、前回の確認タイミングから所定時間(例えば1時間)が経過しているか否か判断する(S207)。定期送信の受信状況確認タイミングでなければ(S207;No)リターンし、定期送信の受信状況確認タイミングであれば(S207;Yes)、子器の制御回路1は、記憶素子11に格納された親器の定期送信未受信カウンタに1を加算する(S208)。
次に、子器の制御回路1は、記憶素子11に格納されている親器の定期送信未受信カウンタを確認し、その値が規定値以上となっているか否か判断する(S209)。ここで、ステップS209における定期送信未受信カウンタの「規定値」は、第6の時間を、定期送信受信状況確認タイミングの周期(本実施の形態では1時間)で割った値である。すなわち、定期送信未受信カウンタの値が規定値以上になったということは、第6の時間が経過したということを意味する。
ステップS209において、親器の定期送信未受信カウンタの値が規定値以上となっている場合、すなわち、親器からの定期送信が第6の時間に亘って受信回路52で受信できない場合には(S209;Yes)、制御回路1は、親器に電波異常が発生していると確定し、記憶素子11に格納されている親器についての電波異常ステータスをセットする(S210)。また、制御回路1は、警報音制御回路8及び表示灯回路9を制御して音声及び表示灯によって電波異常の報知を開始する(S211)。
ステップS209において、親器の定期送信未受信カウンタの値が規定値以上となっていなければ(S209;No)、制御回路1は、記憶素子11に格納されている電波異常ステータスをクリアし(S212)、電波異常の報知を停止する(S213)。
以上のように、本実施の形態の警報システム200では、親器は、第1の時間毎に子器に対して定期送信を実施し、子器は、親器からの定期送信を前回受信してから第2の時間内に次の定期送信を受信できたか否かにより、電波異常発生の有無を判断する。また、子器は、第5の時間毎に親器に対して定期送信を実施し、親器は、各子器からの定期送信を前回受信してから第6の時間内に次の定期送信を受信できたか否かにより、電波異常発生の有無を判断する。
このように本実施の形態の警報システム200は、定期送信を受信する側が通信異常の有無を判断するとともに、定期送信を受信した側は応答信号を送信しない。このため、警報システム200全体として、定期送信の消費電力を低減することができる。例えば、従来のように子器からの定期送信に対して、親器がその都度応答信号を送信すると、子器の台数分だけ親器が応答信号を送信する必要があり、親器の消費電力が増大してしまう。特に、警報システム200の子器の台数が多い大規模なシステムになると、定期送信における親器の消費電力の増大量はより顕著なものとなる。しかし、本実施の形態によれば、警報システム200全体として、定期送信の消費電力を低減できる。
なお、図5、図6の例では、定期送信を1回受信すると、定期送信未受信カウンタをクリアし(図5のステップS103、S104、図6のステップS203、S204)、通信異常から復旧するようにした。しかし、通信異常からの復旧条件は、これに限定するものではない。
例えば、親器の制御回路1は、通信異常確定と判断後、予め設定した第3の時間内に子器からの定期送信を1回又は複数回受信することを条件として、通信異常から復旧してもよい。
また、親器の制御回路1は、通信異常確定と判断後、予め設定した第4の時間内に子器からの定期送信を複数回連続して受信することを条件として、通信異常から復旧してもよい。このように、定期送信を複数回連続することを条件とすることで、通信異常からの復旧判断の信頼性を高めることができる。
子器についても同様に、子器の制御回路1は、通信異常確定と判断後、予め設定した第7の時間内に親器からの定期送信を1回又は複数回受信することを条件として、通信異常から復旧してもよい。
また、子器の制御回路1は、通信異常確定と判断後、予め設定した第8の時間内に親器からの定期送信を複数回連続して受信することを条件として、通信異常から復旧してもよい。このように、定期送信を複数回連続することを条件とすることで、通信異常からの復旧判断の信頼性を高めることができる。
なお、親器及び子器は、1回の定期送信において、状態信号を所定回数繰り返して送信してもよい。このように状態信号を繰り返し送信することで、受信側の火災警報器100(親器又は子器)が定期送信を正常受信する確率を高めることができる。
なお、上記説明では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明したが、火災警報器の電源の供給方法や通信方式を限定するものではなく、また、火災警報器以外に異常検出用などの警報器に適用することも可能である。また、自動火災報知システムの受信機と感知器に用いてもよい。
1 制御回路、2 電池、3 電源回路、4 電池電圧検出回路、5 送受信回路、6 アンテナ、7 火災検出回路、8 警報音制御回路、9 表示灯回路、11 記憶素子、51 送信回路、52 受信回路、100 火災警報器、200 警報システム。

Claims (8)

  1. 設置環境の異常を検出する状態検出部と、信号を送受信する送受信部と、前記送受信部を制御する制御部とを有する複数の警報器を備え、前記複数の警報器のうちの1台を親警報器とし、他の警報器を子警報器として、前記複数の警報器の間で信号を送受信する警報システムにおいて、
    前記親警報器の制御部は、第1の時間毎に、電波状態を確認するための無線信号である状態信号を前記親警報器の送受信部から前記子警報器に対して送信し、
    前記子警報器の制御部は、前記第1の時間よりも長い第2の時間に亘って、前記子警報器の送受信部で前記状態信号を受信できないときは、通信異常確定と判断することを特徴とする警報システム。
  2. 前記子警報器の制御部は、通信異常確定と判断後に、前記親警報器からの前記状態信号を前記子警報器の送受信部で受信すると、通信異常から復旧することを特徴とする請求項1記載の警報システム。
  3. 前記子警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第3の時間以内に、前記親警報器からの前記状態信号を前記子警報器の送受信部で1回ないし複数回受信すると、通信異常から復旧することを特徴とする請求項1記載の警報システム。
  4. 前記子警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第4の時間以内に、前記親警報器からの前記状態信号を前記子警報器の送受信部で複数回連続して受信すると、通信異常から復旧することを特徴とする請求項1記載の警報システム。
  5. 設置環境の異常を検出する状態検出部と、信号を送受信する送受信部と、前記送受信部を制御する制御部とを有する複数の警報器を備え、前記複数の警報器のうちの1台を親警報器とし、他の警報器を子警報器として、前記複数の警報器の間で信号を送受信する警報システムにおいて、
    前記子警報器の制御部は、第5の時間毎に、電波状態を確認するための無線信号である状態信号を前記子警報器の送受信部から前記親警報器に対して送信し、
    前記親警報器の制御部は、前記第5の時間よりも長い第6の時間に亘って、前記親警報器の送受信部で前記状態信号を受信できないときは、通信異常確定と判断することを特徴とする警報システム。
  6. 前記親警報器の制御部は、通信異常確定と判断後に、前記子警報器からの前記状態信号を前記親警報器の送受信部で受信すると、通信異常から復旧することを特徴とする請求項5記載の警報システム。
  7. 前記親警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第7の時間以内に、前記子警報器からの前記状態信号を前記親警報器の送受信部で1回ないし複数回受信すると、通信異常から復旧することを特徴とする請求項5記載の警報システム。
  8. 前記親警報器の制御部は、通信異常確定と判断後、予め設定された第8の時間以内に、前記子警報器からの前記状態信号を前記親警報器の送受信部で複数回連続して受信すると、通信異常から復旧することを特徴とする請求項5記載の警報システム。
JP2010235477A 2010-10-20 2010-10-20 警報システム Active JP5455863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010235477A JP5455863B2 (ja) 2010-10-20 2010-10-20 警報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010235477A JP5455863B2 (ja) 2010-10-20 2010-10-20 警報システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012088957A true JP2012088957A (ja) 2012-05-10
JP5455863B2 JP5455863B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=46260508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010235477A Active JP5455863B2 (ja) 2010-10-20 2010-10-20 警報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5455863B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167411A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 センサネットワーク

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01191298A (ja) * 1988-01-26 1989-08-01 Matsushita Electric Works Ltd 自火報システムの通信監視方式
JPH08130785A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線式住宅設備システム
JP2010146356A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 火災警報システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01191298A (ja) * 1988-01-26 1989-08-01 Matsushita Electric Works Ltd 自火報システムの通信監視方式
JPH08130785A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線式住宅設備システム
JP2010146356A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 火災警報システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016167411A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 センサネットワーク

Also Published As

Publication number Publication date
JP5455863B2 (ja) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264453B2 (ja) 警報器
JP5213672B2 (ja) 警報システム及び警報器
JP2008004033A (ja) ワイヤレス住宅用火災警報器、ワイヤレス住宅用火災警報システム
JP2009171067A (ja) 無線伝送システム
JP2010134623A (ja) 警報システム
JP2011096169A (ja) 防災監視システム
JP2011118801A (ja) 無線防災システム及びセンサノード
JP5455863B2 (ja) 警報システム
JP2010086545A (ja) 火災警報システム
JP5663679B2 (ja) 無線防災システム及びセンサノード
JP5336320B2 (ja) 無線防災システム
JP2009288898A (ja) 火災警報システム
JP2015023437A (ja) 無線防災システム
JP6181462B2 (ja) 無線防災システム
JP6181464B2 (ja) 無線防災システム
JP5171581B2 (ja) 警報器
JP5684630B2 (ja) 警報システム
JP5706270B2 (ja) 警報システム、及び警報器
JP6227291B2 (ja) 無線防災システム
JP5881348B2 (ja) 警報システム
JP5404577B2 (ja) 警報システム
JP5345087B2 (ja) 警報システム
JP5665629B2 (ja) 警報システム
JP5755924B2 (ja) 警報システム
JP2009238250A (ja) ワイヤレス住宅用火災警報器、ワイヤレス住宅用火災警報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5455863

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150