JP2012088625A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】ウォームアップ時に定着部32と作像部41とが同時にモータ42により回転する画像形成装置において、一定期間の印字情報とウォームアップ1回当たりのトナー消費量とをデータ記憶部72に記憶し、ユーザ操作に応じて操作部74に入力されるスリープモードに移行するまでの移行時間を取得し、取得されるスリープモードに移行するまでの移行時間、データ記憶部72に記憶された印字情報とトナー消費量とから導き出される、移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量を制御部71により算出し、スリープモードに移行するまでの移行時間と、移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量とを液晶表示部75によりユーザに通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォームアップ時のトナーの無駄な消費量をユーザに通知することが可能な画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着ヒータは、大量の電力を必要としており、即座にプリントアウトを可能にするためには、定着器をある一定温度に保つ必要がある。このため、ヒータは短い周期でON/OFFを繰り返している。
しかしながら、省エネルギ化の観点からある一定以上の時間、プリントアウト動作を行わないと、機械本体をスリープ状態にさせる機能を持っているプリンタが多い。例えば、10分間印刷指示がないと、自動的にスリープ状態にさせ、ヒータの消灯、不要電気部品の電源カット、CPUの省エネルギ状態などへの制御処理が行われる。この状態にあるときに、プリントアウトの指示があると、まず、プリンタは内部の感光体ドラムや転写ベルトと共に、定着ローラを回転させながらヒータをONし、定着器を印字可能な温度にする(以下、ウォームアップと呼ぶ)。その後、要求されるデータを印刷する。
しかし、近年、省エネルギ化の機運が高まり、TEC(Typical Electricity Consumption)と呼ばれる、ある期間の見なし消費電力量を示す値を、ある一定以下に抑える指標(規格)の重要度が増してきている。この規格に対応するには消費電力量を抑える必要がある。例えば、印刷動作からスリープ状態へ入るまでの時間を短くすればするほど、TEC値は小さくなる。しかしながら、スリープ状態へ入るまでの時間を短くすれば、印刷指示時にスリープモードに入っている可能性が高く、ウォームアップを行う回数も相対的に増えることとなる。
昨今の低コスト電子写真プリンタは、1つのモータで全ての機構部を駆動するような構成を取っているので、ウォームアップ時に定着器内のローラを回転させると作像系も同時に回転することとなる。この構成において、ウォームアップを行うと、ヒータが暖められるのと同時に、一定量のトナーも作像系に供給されるため、トナーの無駄な消費に繋がる。
このため、スリープ状態へ入るまでの時間を短くすれば、無駄に消費されるトナー消費量が逆比例して増加していき、このトナー消費量が印字可能枚数に影響するといった問題があった。
特許文献1には、スリープモードにおいて省電力を図る技術について開示されている。
詳しくは、特許文献1には、ユーザが延長指示ボタンを押下すると、画像形成装置の制御手段は、延長指示ボタンの押下を検出して、新たなモード設定時間の設定処理を実行する。この場合、制御手段は、延長時間データ記憶部から抽出した延長時間を、基本設定時間データ記憶部から取得した基本設定時間に加算して、新たなモード設定時間を算出し、モード設定時間データ記憶部に記録する。その後、スリープモード開始を検知すると、画像形成装置の制御手段は、モード設定時間が延長されている場合には、基本設定時間データ記憶部から抽出した基本設定時間を新たなモード設定時間としてモード設定時間データ記憶部に記録するという技術について開示されている。
この特許文献1では、積極的にスリープモードの時間を長くして、スリープモードにおいて省電力を図っている。
しかしながら、1つのモータを用いて機構部を駆動するようなローエンドプリンタに見られる、ウォームアップ時のトナーの無駄な消費に関しては何ら言及されておらず、スリープモードへの移行時間をより短くする程、メリットのみが増えるという誤解をユーザに与えてしまう恐れがあった。
そこで、1つのモータを用いて機構部を駆動するようなローエンドプリンタにおいて、「省エネルギ化」と「トナーの無駄な消費」とがトレードオフ(二律背反)の関係にあることをユーザに報知した上で、ユーザにより省エネルギの度合い(トナーの無駄な消費量)を設定させることが切望されている。
本発明は、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ウォームアップ時に定着部と作像部とが同時に回転する画像形成装置において、一定期間の印字情報とウォームアップ1回当たりのトナー消費量とを記憶する記憶手段と、操作に応じて入力されるスリープモードに移行するまでの移行時間を取得する取得手段と、前記取得手段により取得されるスリープモードに移行するまでの移行時間、前記記憶手段に記憶された前記印字情報と前記トナー消費量とから導き出される、前記移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量を算出する算出手段と、スリープモードに移行するまでの移行時間と、前記移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量とを通知する通知手段とを備える、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記無駄に消費されるトナー消費量を、前記記憶手段に記憶された印字情報から、そのトナー消費量から印字することができた推定枚数として表示することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記記憶手段に記憶される印字情報は、待機時からのジョブ数、スリープモード時からのジョブ数、ジョブ当たりの平均印字枚数、1枚印字当たりの平均使用トナー消費量、プリンタ電源ON回数、スリープモード時からジョブを行う際の、前回のジョブからの間隔(時間)の分布、の少なくとも1つであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量を、あらかじめ固定値として記憶することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、ウォームアップ時毎の温度を記憶し、前記算出手段は、前記記憶手段にから読み出したウォームアップ時毎の複数の温度の平均温度からウォームアップ1回当たりのトナー消費量を導き出すことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記算出手段により算出される、無駄に消費されるトナー消費量は、(設定されたスリープ時までの時間移行に行われたジョブ数の積算×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)+(プリンタ電源ON回数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)により算出することを特徴とする。
本発明によれば、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御対象となる画像形成系として、電子写真に用いる一般的な画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御対象となる画像形成系として、モノクロレーザプリンタの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系に関するブロック構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の特徴的な動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の特徴的な動作について説明するためのサブルーチンのフローチャートである。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御対象となる画像形成系として、電子写真に用いる一般的な画像形成装置の構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、図1に示すように、無端状移動手段である搬送ベルトに沿って各色の画像形成部が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ1から給紙ローラ2と分離ローラ3とにより分離給紙される用紙(記録紙)4を搬送する搬送ベルト5に沿って、この搬送ベルト5の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)6BK、6M、6C、6Yが配列されている。
これら複数の画像形成部6BK、6M、6C、6Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部6BKはブラックの画像を、画像形成部6Mはマゼンタの画像を、画像形成部6Cはシアンの画像を、画像形成部6Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。
以下に、画像形成部6BKについて具体的に説明するが、他の画像形成部6M、6C、6Yは画像形成部6BKと同様であるので、その画像形成部6M、6C、6Yの各構成要素については、画像形成装置6BKの各構成要素に付したBKに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、その説明を省略する。
搬送ベルト5は、回転駆動される駆動ローラ7と従動ローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。この駆動ローラ7は、駆動モータ(図示せず)により回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ7と、従動ローラ8とが、無端状移動手段である搬送ベルト5を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上方のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト5に吸着されて回転駆動される搬送ベルト5により最初の画像形成部6BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像を転写される。
画像形成部6BKは、感光体としての感光体ドラム9BK、この感光体ドラム9BKの周囲に配置された帯電器10BK、露光器11、現像器12BK、感光体クリーナ(図示せず)、除電器13BK等から構成されている。露光器11は、各画像形成部6BK、6M、6C、6Yが形成する画像色に対応する露光ビームであるレーザ光14BK、14M、14C、14Yを照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム9BKの外周面は、暗中にて帯電器10BKにより一様に帯電された後、露光器11からのブラック画像に対応したレーザ光14BKにより露光され、静電潜像を形成される。現像器12BKは、この感光体ドラム9BKの外周面に形成された静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム9BK上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム9BKと搬送ベルト5上の用紙4とが接する位置(転写位置)で、転写器15BKの働きにより用紙4上に転写される。この転写により、用紙4上にブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム9BKは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器13BKにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部6BKでブラックのトナー画像を転写された用紙4は、搬送ベルト5によって次の画像形成部6Mに搬送される。画像形成部6Mでは、画像形成部6BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム9M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が用紙4上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
用紙4は、さらに次の画像形成部6C、6Yに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム9C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム9Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、用紙4上に重畳されて転写される。こうして、用紙4上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙4は、搬送ベルト5から剥離されて定着器16にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御対象となる画像形成系として、モノクロレーザプリンタの構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、図2に示すように、作像部31、定着部32を備えている。作像部31には、像担持体としての感光体ドラム33を配置している。その感光体ドラム33の周りには、現像ローラ34および供給ローラ35を備えたカートリッジ36、帯電ローラ(図示しない)、転写ローラ(図示しない)、クリーニングブレッド37等の電子写真プロセスに必要な各機器が配置されている。
作像部31を構成する上記各機器の上方には、光書込み装置(図示しない)が配置されている。光書込み装置(図示しない)からの走査光であるレーザ光Lは、帯電ローラ(図示しない)と現像ローラ34の間から感光体ドラム33に照射される。
定着部32は、定着ローラ40および加圧ローラ41を備えるヒートロール方式の熱定着装置である。定着ローラ40内にはハロゲンランプ等のヒータ40aが配設されている。定着ローラ40は、一例として、直径25〜45mm,芯金材質がアルミ合金で肉厚0.35〜0.6mmの薄肉ローラが好適に用いられる。加圧ローラ41は芯金周囲に弾性層を有するスポンジローラとして構成され、熱容量の小さな加圧ローラを使用している。この加圧ローラ41を加圧機構により定着ローラ40に圧接させ、両ローラ間に所定の定着ニップを形成する。
さらに、定着部32には、作像部31および定着部32を駆動するための単一の駆動モータ42が設けられている。駆動モータ42の回転は、ギヤ43を介して定着ローラ40に、ギヤ44を介して加圧ローラ41に伝達される。そして、定着部32に設けられたギヤ44には、作像部31に設けられたギヤ45が歯合しており、駆動モータ42の回転は、ギヤ44を介してギヤ45に、ギヤ45を介してギヤ46に、ギヤ46を介して感光体ドラム33に、ギヤ46を介してギヤ47に、ギヤ47を介して現像ローラ34および供給ローラ35に伝達される。
ここで、上記のように構成されたモノクロレーザプリンタにおける画像形成動作について簡単に説明する。
画像形成動作が開始されると、定着部32に設けられた駆動モータ42が回転し、ギヤ44、ギヤ45、ギヤ46を連動して回転させ、感光体ドラム33が回転駆動され、その感光体ドラム33の表面が帯電ローラ(図示しない)によって所定の極性に一様に帯電される。光書込み装置(図示しない)においては、パソコン等のホストマシーンより送られた画像データに基づいてレーザダイオードLDが駆動され、書込み光としてのレーザ光Lを感光体ドラム33上に照射する。これにより感光体ドラム33に静電潜像が形成される。その静電潜像に現像ローラ34からトナーが付与され、トナー像として可視化される。
一方、給紙カセット(図示しない)からは記録材が給紙ローラ(図示しない)により給送される。感光体ドラム33と転写ローラ(図示しない)とが対向する転写ニップ(図示しない)にて上記トナー像が用紙上に転写される。トナー像が転写された記録材は、定着部32を通過する時に、熱と圧力とによりトナー像が記録材上に定着される。
次に、上記のように構成されたモノクロレーザプリンタにおけるウォームアップ時の動作について簡単に説明する。
ウォームアップ時、定着部32の定着ローラ40内にあるヒータ40aを点灯させ定着ローラ40を加熱し、またその熱を加圧ローラ41にまんべんなく伝えるため、駆動モータ42を動作させてギヤ43を介して定着ローラ40を、ギヤ44を介して加圧ローラを回転させる。
この際に、図2に示すような1つの駆動モータ42を用いて全ての機構部の駆動を行う画像形成装置の場合、同時に作像部31へもギヤ44を介して回転が伝達されてしまう。この際、カートリッジ36から一定量のトナーが現像ローラ34、感光体ドラム33へと付着してしまう。感光体ドラム33に付着したトナーは最終的にクリーニングブレード37によって回収されるので、画像への影響は出ないが、トナーを無駄に消費することにより印字可能枚数が減ることとなる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係わる画像形成装置の制御系は、少なくとも図1または図2に示す画像形成装置の画像形成系を対象とし、トナーの無駄な消費は回避できないものとし、ユーザがスリープモード移行時間を設定する際に、スリープモード移行時間に相当するトナーの無駄な消費量を液晶表示部 に表示しておき、スリープモード移行時間をユーザに選択させるものである。
次に、図3に示すブロック図を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系に関するブロック構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置の制御系には、図3に示すうに、制御部71、データ記憶部72、オペレーションパネル部73を備え、オペレーションパネル部73には操作部74、液晶表示部75が設けられている。
制御部71は、CPU、ROM、RAMを有し、CPUがROMに記憶されている制御プログラムを読み出して画像形成装置の全体を制御する。
データ記憶部72は、過去1日の統計データとして、待機時からのジョブ数、スリープモード時からのジョブ数、ジョブ当たりの平均印字枚数、1枚印字当たりの平均使用トナー消費量、プリンタ電源ON回数、スリープモード時からジョブを行う際の、前回のジョブからの間隔(時間)の分布、等を記憶する。また、データ記憶部72は、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量を予め固定値として記憶する。
オペレーションパネル部73は、ユーザが操作し易い位置に設けられている。
操作部74は、モード設定キー、決定キー、インクリメントキー等を有し、例えば、スリープモードへの移行時間Tsを1分から15分まで1分単位で段階的に設定可能にする。
液晶表示部75は、スリープモードへの移行時間Tsを1分から15分まで1分単位で段階的に表示するとともに、トナー消費量1日当たりの枚分、または、トナー消費量1日当たりのグラム数(g)を表示する。
具体的には、表示例75aのように、スリープモード移行時間設定として15分、トナー消費量として1日当たり15gという値が液晶表示部75に表示される。図3(b)は別の表示例であり、スリープモード移行時間設定として1分、トナー消費量として1日当たり30gという値が表示される。図3(c)は他の表示例であり、スリープモード移行時間設定として1分、トナー消費量として1日当たり5枚分という値が表示される。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の特徴的な動作について説明する。なお、図4に示すフローチャートは制御部71に設けられたROMに制御プログラムとして記憶されている。
ユーザが画像形成装置の電源スイッチをONすると、ステップS10では、制御部71はオペレーションパネル73に設けられた液晶表示部75に例えば「モード設定を行いますか」、「モード設定を行うときには、モード設定キーを押して下さい。」というテキストを表示する。
ここで、ユーザが操作部74に設けられているモード設定キーを押したこととする。
次いで、ステップS15では、制御部71は操作部74に設けられているモード設定キーからON信号を検出したか否かを判断する。モード設定キーからON信号を検出した場合にはステップS20に進む。
次いで、ステップS20では、制御部71は液晶表示部75に例えば「スリープモード移行時間の設定を行うときには、決定キーを押して下さい。」というテキストを表示する。
ここで、ユーザが操作部74に設けられている決定キーを押したこととする。
次いで、ステップS25では、制御部71は操作部74に設けられている決定キーからON信号を検出したか否かを判断する。決定キーからON信号を検出した場合にはステップS30に進む。
次いで、ステップS30では、制御部71はスリープモード移行時間の設定処理ルーチンに移行する。
次に、図4に示すスリープモード移行時間の設定処理に関するサブルーチンについて説明する。
まず、制御部71により実行されるトナー消費量の計算の方法について説明する。
過去1日の統計データとして、待機時からのジョブ数、スリープモード時からのジョブ数、ジョブ当たりの平均印字枚数、1枚印字当たりの平均使用トナー消費量、プリンタ電源ON回数、スリープモード時からジョブを行う際の、前回のジョブからの間隔(時間)の分布、等についてのデータを制御部71がデータ記憶部72に保持しておく。
なお、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量は、ウォームアップ時間内の感光体の回転回数に比例するので、ウォームアップタイムを毎回一定時間と仮定して使用するため、予め固定値データとしてプリンタのデータ記憶部72に保持しておく。
この場合、制御部71は、総使用トナー消費量について、(1)式により計算する。
総使用トナー消費量=
(待機時からのジョブ数×平均印字枚数×1枚印字当たりの平均使用トナー消費量)
+(スリープ時からのジョブ数×平均印字枚数×1枚印字当たりの平均使用トナー消費量)
+(スリープ時からのジョブ数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)
+(プリンタ電源ON回数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量) ・・・(1)
さらに正確に記録するためには、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量は、正確には定着器の温度に依存するため、制御部71が当該制御部の回路基板上に設けられた温度センサから温度を検出しておき、ウォームアップ時の温度データをデータ記憶部72に記録して保持して、例えばその平均値の際のトナー消費量を計算に使用しても良い。これにより、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量の基本単位を温度補正して、無駄に消費される消費量をより精度良くユーザに通知することができる。
なお、本実施形態では、過去1日の統計データとして、待機時からのジョブ数、スリープモード時からのジョブ数、ジョブ当たりの平均印字枚数、1枚印字当たりの平均使用トナー消費量、プリンタ電源ON回数、スリープモード時からジョブを行う際の、前回のジョブからの間隔(時間)の分布、等についてのデータを制御部71がデータ記憶部72に保持しておくことにしているが、過去1日の統計データに加えて、より長いスパンとして例えば、過去1週間、過去1ヶ月の統計データでも良い。
仮に、スリープモードへの移行時間Tsは、操作部74に設けられたインクリメントキーにより1分から15分まで設定可能とする。
そして、データ記憶部72にデータテーブルとして記録して保持している“スリープモード時からジョブを行う際の、前回のジョブから今回のジョブまでの間隔(時間)の分布”を以下の通りの、間隔−頻度データテーブルから参照して、スリープ時からのジョブ数を求めることが可能となる。
<時間>: <ジョブ数>
1分: 20回
2分: 25回
3分: 25回
4分: 20回
5分: 19回
6分: 15回
7分: 13回
8分: 12回
9分: 10回
10分: 9回
11分: 3回
12分: 2回
13分: 1回
14分: 0回
15分以上 5回
上記データテーブルに示すように、スリープ状態へ入るまでの時間を短くすれば、印刷指示時にスリープモードに入っている可能性が高くなり、ウォームアップを行う回数も相対的に増えることが理解できる。
まず、ステップS50では、操作部74には、インクリメントキーを有しており、制御部71は操作部74から入力されるインクリメントキーの降下回数を検出して、ユーザによりインクリメントキーが押した所望の回数により、スリープモードへの移行時間Tsを1分から15分まで1分単位で段階的に設定する。
次いで、ステップS55では、制御部71は、このようにして検出されたスリープモードへの移行時間をキーとして、データ記憶部72に記憶されている上記データテーブルから頻度(回数)、すなわち、スリープ時からのジョブ数を求める。
次いで、ステップS60では、制御部71は、ステップS55で求めたスリープ時からのジョブ数、データ記憶部72に記憶されている上記データテーブルからウォームアップ1回当たりのトナー消費量、プリンタ電源ON回数、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量を参照しておき、無駄に消費されるトナー消費量について、(2)式により計算する。
無駄に消費されるトナー消費量=
(スリープ時からのジョブ数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)
+(プリンタ電源ON回数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量) ・・・(2)
このトナー消費量に基づいて、制御部71は、スリープモード移行時間毎の無駄なトナー消費量を推定する。
次いで、ステップS60では、制御部71は、上記のようにして計算したトナー消費量を、スリープモード移行時間の設定時に、時間と共にオペレーションパネル部の液晶表示部75に表示する。
そして、制御部71は、計算結果となる推定印字枚数を液晶表示部75に表示する。この結果、図3(a)に示すように、例えば、スリープモード移行時間設定として15分、トナー消費量として1日当たり15gと液晶表示部75に表示される。また、この結果、図3(b)に示すように、例えば、スリープモード移行時間設定として1分、トナー消費量として1日当たり30gと液晶表示部75に表示される。
このように液晶表示部75に表示されるので、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係わる画像形成装置の制御系は、第1実施形態と同様、少なくとも図1または図2に示す画像形成装置の画像形成系を対象とし、図3に示す制御系のブロック構成を有する。
第1実施形態では、無駄に消費されるトナー消費量の推定値について(2)式により計算したが、第2実施形態では下記(3)式により計算することとする。
制御部71は、上記仮定での各スリープモードへの移行時間Tsに対応する、無駄に消費されるトナー消費量の推定値については、(3)式により計算する。
無駄に消費されるトナー消費量の推定値=
(設定されたスリープ時までの時間移行に行われたジョブ数の積算×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)
+(プリンタ電源ON回数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量) ・・・(3)
このトナー消費量を、スリープモード移行時間の設定時に、時間と共にオペレーションパネル部の液晶表示部75に表示する。このように液晶表示部75に表示されるので、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係わる画像形成装置の制御系は、第1実施形態と同様、少なくとも図1または図2に示す画像形成装置の画像形成系を対象とし、図3に示す制御系のブロック構成を有する。
第1実施形態では、無駄に消費されるトナー消費量の推定値について(2)式により計算したが、第2実施形態では下記(4)式により計算することとする。
制御部71は、例えば、10分に設定すると1日当たりのトナー消費量については、(4)式により計算する。
1日当たりのトナー消費量=
((3+2+1+0+5)×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)
+(プリンタ電源ON回数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量) ・・・(4)
このトナー消費量を、スリープモード移行時間の設定時に、時間と共にオペレーションパネル部の液晶表示部75に表示する。このように液晶表示部75に表示されるので、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することができる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係わる画像形成装置の制御系は、第1実施形態と同様、少なくとも図1または図2に示す画像形成装置の画像形成系を対象とし、図3に示す制御系のブロック構成を有する。
第1実施形態では、無駄に消費されるトナー消費量の推定値について(2)式により計算したが、第4実施形態では下記(5)式により計算することとする。
制御部71は、1枚当たりのトナー消費量をデータ記憶部72に記憶している場合の推定印字枚数については、(5)式により計算する。
推定印字枚数=トナー消費量÷1枚当たりのトナー消費量 ・・・(5)
そして、制御部71は、計算結果となる推定印字枚数を液晶表示部75に表示する。この結果、図3(c)に示すように、スリープモード移行時間設定として1分、トナー消費量として1日当たり5枚分と液晶表示部75に表示される。
このように液晶表示部75に表示されるので、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量から印字することができた推定枚数に変換して表示することができる。
本実施形態に係る画像形成装置においては、ウォームアップ時に定着部と作像部とが同時に回転する画像形成装置において、一定期間の印字情報とウォームアップ1回当たりのトナー消費量とを記憶しておき、操作に応じて入力されるスリープモードに移行するまでの移行時間を取得し、取得されるスリープモードに移行するまでの移行時間、前記印字情報とトナー消費量とから導き出される、移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量を算出し、スリープモードに移行するまでの移行時間と、移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量とを通知することで、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することができる。
本実施形態に係る画像形成装置においては、無駄に消費されるトナー消費量を、記憶された印字情報から、そのトナー消費量から印字することができた推定枚数として表示することで、無駄に消費されるトナー消費量から印字することができた推定枚数に変換して表示することができる。
本実施形態に係る画像形成装置においては、前記記憶される印字情報は、待機時からのジョブ数、スリープモード時からのジョブ数、ジョブ当たりの平均印字枚数、1枚印字当たりの平均使用トナー消費量、プリンタ電源ON回数、スリープモード時からジョブを行う際の、前回のジョブからの間隔(時間)の分布、の少なくとも1つであるので、当該画像形成装置のユーザに応じた印字情報をもちいて、ウォームアップ毎にトナーが無駄に消費される消費量をユーザに通知することができる。
本実施形態に係る画像形成装置においては、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量を、あらかじめ固定値として記憶することで、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量を基本単位として無駄に消費される消費量をユーザに通知することができる。
本実施形態に係る画像形成装置においては、ウォームアップ時毎の温度を記憶しておき、ウォームアップ時毎の複数の温度の平均温度からウォームアップ1回当たりのトナー消費量を導き出すことで、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量の基本単位を温度補正して、無駄に消費される消費量をより精度良くユーザに通知することができる。
本実施形態に係る画像形成装置においては、無駄に消費されるトナー消費量は、(設定されたスリープ時までの時間移行に行われたジョブ数の積算×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)+(プリンタ電源ON回数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)により算出することで、スリープモードに移行するまでの移行時間に応じた、無駄に消費される消費量をより精度良くユーザに通知することができる。
本発明は、電子写真プリンタ、複写機、ファクシミリに利用できる。
6 画像形成部
16 定着器
31 作像部
32 定着部
71 制御部
72 データ記憶部
73 オペレーションパネル部
74 操作部
75 液晶表示部
特開2010−64315号公報

Claims (6)

  1. ウォームアップ時に定着部と作像部とが同時に回転する画像形成装置において、
    一定期間の印字情報とウォームアップ1回当たりのトナー消費量とを記憶する記憶手段と、
    操作に応じて入力されるスリープモードに移行するまでの移行時間を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されるスリープモードに移行するまでの移行時間、前記記憶手段に記憶された前記印字情報と前記トナー消費量とから導き出される、前記移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量を算出する算出手段と、
    スリープモードに移行するまでの移行時間と、前記移行時間に対応する無駄に消費されるトナー消費量とを通知する通知手段とを備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記無駄に消費されるトナー消費量を、前記記憶手段に記憶された印字情報から、そのトナー消費量から印字することができた推定枚数として表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶手段に記憶される印字情報は、
    待機時からのジョブ数、スリープモード時からのジョブ数、ジョブ当たりの平均印字枚数、1枚印字当たりの平均使用トナー消費量、プリンタ電源ON回数、スリープモード時からジョブを行う際の、前回のジョブからの間隔(時間)の分布、の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶手段は、ウォームアップ1回当たりのトナー消費量を、あらかじめ固定値として記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶手段は、ウォームアップ時毎の温度を記憶し、
    前記算出手段は、前記記憶手段にから読み出したウォームアップ時毎の複数の温度の平均温度からウォームアップ1回当たりのトナー消費量を導き出すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記算出手段により算出される、無駄に消費されるトナー消費量は、
    (設定されたスリープ時までの時間移行に行われたジョブ数の積算×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)+(プリンタ電源ON回数×ウォームアップ1回当たりのトナー消費量)
    により算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019012129A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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