JP2012087697A - 可変バルブタイミング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円滑な位相変換機構(遊星歯車機構)の動きを提供すること。
【解決手段】可変バルブタイミング装置(VVT装置)8は、駆動力が入力される入力部材31と、カムシャフト4に連結された出力部材41とを有する。入力部材31と出力部材41との間には、遊星歯車機構のギヤ61、62、63、64を潤滑する潤滑油を溜めることができるチャンバ70が区画形成されている。VVT装置8が初期位置にあるとき、出力部材41に形成された排出通路91、93と、入力部材31に形成された排出通路92、94とが連通する。これにより、VVT装置8が初期位置にあるときに、潤滑油をチャンバ70から排出することができる。潤滑油の排出により、潤滑油の粘性が遊星歯車機構の動きを妨げることが抑制される。また、スラッジの蓄積が抑制される。
【選択図】図4

Description

本発明は、歯車を含む位相変換機構を備えた可変バルブタイミング装置に関する
特許文献1および特許文献2は、位相変換機構の少なくとも一部に遊星歯車機構を備えた可変バルブタイミング装置(以下、VVT装置という)を開示している。さらに、特許文献1のVVT装置は、クランクシャフトからカムシャフトに回転力を伝達する伝達経路上に設けられている。さらに、遊星歯車機構を構成するギヤおよび摺動部を収容したチャンバ内には、エンジンの潤滑油が導入され、遊星歯車機構が潤滑されている。
特開2010−168962号公報 特開2008−38886号公報
従来技術の構成では、エンジンが停止すると、遊星歯車機構を収容したチャンバ内に潤滑油が残留する。エンジンが運転され潤滑油の温度が高いときには、潤滑油の粘度は低い。しかし、エンジンが停止し、潤滑油の温度が低下すると、潤滑油の粘度が高くなる。このため、エンジンが冷えてからエンジンを再始動する冷間始動においては、潤滑油の高粘度に起因して、遊星歯車機構の作動が遅くなったり、妨げられたりするおそれがあった。特に、冬などの低温時には潤滑油の粘度が高くなり、上記問題点が顕著になる。
また、チャンバ内に潤滑油が残留すると、スラッジ等の異物がチャンバ内に蓄積し、堆積するおそれがある。このような堆積物は、遊星歯車機構の作動を遅くしたり、妨げたりするおそれがあった。また、遊星歯車機構等の可動部分の磨耗を促進するおそれもあった。さらには、カムシャフトの回転位相の可変範囲が狭くなるおそれもあった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、位相変換機構の潤滑を図りながら、潤滑油に起因する不具合を抑制することができる可変バルブタイミング装置を提供することである。
本発明の他の目的は、エンジンが停止しているときに潤滑油を排出することができる可変バルブタイミング装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関(2)のクランクシャフト(3)とカムシャフト(4)との間に設けられ、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を調節する可変バルブタイミング装置において、クランクシャフトに連動する入力部材(31)と、カムシャフトに連動する出力部材(41)と、入力部材と出力部材との間に設けられ、それらの間の回転位相を調節する位相変換機構(51、52)と、内燃機関の始動時に位相変換機構を潤滑する潤滑油を減少させる潤滑油制御機構(80、90)とを備えることを特徴とする。この発明によると、内燃機関の始動時に、潤滑油の粘性が位相変換機構の動きを妨げることが抑制される。
請求項2に記載の発明は、さらに、内燃機関の始動時に回転位相を所定の初期位置(RSP)に調節する始動時制御手段(12)を備え、入力部材と出力部材とは、潤滑油が流れる潤滑油通路(70、81−87、91−94)を区画形成しており、潤滑油通路は、位相変換機構を収容するとともに、位相変換機構を浸漬するように潤滑油を溜めるチャンバ(70)と、チャンバに潤滑油を導入する供給通路(81−87)と、チャンバから潤滑油を排出する排出通路(91−94)とを含み、潤滑油制御機構(80、90)は、初期位置において供給通路を閉じる供給弁(80)および/または初期位置において排出通路を開く排出弁(90)を備えることを特徴とする。この実施形態によると、弁機構によって潤滑油を減少させることができる。
請求項3に記載の発明は、潤滑油制御機構は、供給弁(80)を備え、供給弁は、初期位置においてのみ供給通路を閉じることを特徴とする。この発明によると、初期位置以外の位置においては潤滑油による潤滑を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、潤滑油制御機構は、排出弁(90)を備え、排出弁は、初期位置においてのみ排出通路を開くことを特徴とする。この発明によると、初期位置以外の位置においては潤滑油による潤滑を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、供給通路は、入力部材に形成された第1供給通路(84−86)と、出力部材に形成された第2供給通路(87)とを備え、供給弁は、入力部材の入力摺動面(31a)と、入力摺動面に形成され第1供給通路に連通する第1開口(86a、286a、386a、386b)と、入力摺動面に対向したまま相対的に回転移動する出力部材の出力摺動面(41a)と、出力摺動面に形成され第2供給通路に連通するとともに、初期位置において第1開口との連通が断たれるように形成された第2開口(87a)とにより構成されていることを特徴とする。この発明によると、相対的に移動し、互いに摺動する入力部材と出力部材とによって供給弁を構成することができる。
請求項6に記載の発明は、排出通路は、出力部材に形成された第1排出通路(91、93)と、入力部材に形成された第2排出通路(92、94)とを備え、排出弁は、出力部材の出力摺動面(41a、41b)と、出力摺動面に形成され第1排出通路に連通する第1開口(91a、93a)と、出力摺動面に対向したまま相対的に回転移動する入力部材の入力摺動面(31a、31b)と、入力摺動面に形成され第2排出通路に連通するとともに、初期位置において第1開口と連通するように形成された第2開口(92a、94a)とにより構成されていることを特徴とする。この発明によると、相対的に移動し、互いに摺動する入力部材と出力部材とによって排出弁を構成することができる。
請求項7に記載の発明は、潤滑油通路は、チャンバの周方向に沿って互いに離れて配置された複数の排出通路(91−94)を備えることを特徴とする。この発明によると、複数の排出通路によってチャンバ内の潤滑油の液位を低下させることができる。
請求項8に記載の発明は、位相変換機構は、入力部材に設けられた駆動ギヤ(34、61)と、出力部材に設けられた従動ギヤ(41、62)と、駆動ギヤと従動ギヤとに対して偏心して配置され、駆動ギヤと従動ギヤとに噛み合うプラネタリ(51、63、64)と、プラネタリを偏心状態に支持するキャリヤ(52)とを備えることを特徴とする。この発明によると、複数のギヤの噛み合いを有するために潤滑油を必要とする構成においても、内燃機関の始動時には、潤滑油の粘性が位相変換機構の動きを妨げることが抑制される。
請求項9に記載の発明は、さらに、位相変換機構を駆動する電気モータ(9)を備えることを特徴とする。この発明によると、内燃機関の始動時に、電気モータによって位相変換機構を駆動することができる。
なお、特許請求の範囲および上記手段の項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明を適用した第1実施形態に係る可変バルブタイミング装置(以下、VVT装置という)を搭載した車両用内燃機関を示すブロック図である。 第1実施形態のVVT装置の潤滑油供給時の断面図である。 第1実施形態のVVT装置の潤滑油供給時の分解正面図である。 第1実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の断面図である。 第1実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の分解正面図である。 本発明を適用した第2実施形態に係るVVT装置の潤滑油供給時の分解正面図である。 第2実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の分解正面図である。 本発明を適用した第3実施形態に係るVVT装置の潤滑油供給時の分解正面図である。 第3実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の分解正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1は、本発明を適用した第1実施形態に係る可変バルブタイミング装置(以下、VVT装置という)を搭載した車両用の内燃機関システム1を示すブロック図である。内燃機関2(以下、エンジン2という)は、多気筒の4サイクルエンジンである。図中には、1気筒に関連する構成部品が模式的に図示されている。エンジン2は、出力軸としてのクランクシャフト3と、吸気バルブおよび/または排気バルブを駆動するカムシャフト4とを有する。クランクシャフト3とカムシャフト4との間には、駆動力を伝達する伝達機構5が設けられている。この実施例の伝達機構5は、チェーンとスプロケットとを含むチェーン機構である。伝達機構5は、歯付ベルトと歯車とを含むベルト機構、または複数の歯車を含むギヤ機構によって構成されてもよい。伝達機構5は、カムシャフト4を駆動するためにクランクシャフト3の回転をカムシャフト4に伝達する伝達経路を提供する。カムシャフト4は、ジャーナル軸受6によって回転可能に支持されている。カムシャフト4内に形成された潤滑油通路には、ジャーナル軸受6からエンジン2の潤滑油が供給される。潤滑油は、ポンプ7によって供給される。ポンプ7は、例えば、クランクシャフト3によって駆動される。よって、ポンプ7は、エンジン2が運転されているときに潤滑油を供給する。
伝達機構5には、カムシャフト4の回転位相を調節するVVT装置8が設けられている。VVT装置8は、クランクシャフト3とカムシャフト4との間に設けられている。VVT装置8は、カムシャフト4の一端に設けられている。VVT装置8は、円柱状に構成されている。VVT装置8の外周面には、伝達機構5と連動するためのスプロケットが設けられている。VVT装置8は、クランクシャフト3、すなわち伝達機構5の回転位相と、カムシャフト4の回転位相とを所定の可変範囲内で調節する位相変換機構を内蔵している。位相変換機構は、遊星歯車機構である。遊星歯車機構は、差動歯車機構とも呼ぶことができる。VVT装置8は、遊星歯車機構を駆動するための電気モータ(MTR)9を備える。電気モータ9は、プラネタリキャリヤの位置を調節することにより、位相を調節する。
VVT装置8は、制御系を構成する制御装置(CTR)10と複数のセンサ(SNR)11とを備える。制御装置10は、センサ11から入力される信号に基づいて電気モータ9を制御する。センサ11は、複数のセンサを含むことができる。例えば、センサ11には、クランクシャフト3の回転角度を検出するクランク角センサ、およびカムシャフト4の回転角度を検出するカム角センサを含むことができる。センサ11には、イグニッションスイッチの操作状態を示す信号を出力することにより、エンジン2が始動時であることを検出するセンサを含むことができる。また、センサ11には、エンジン2の運転状態を検出する複数のセンサを含むことができる。
制御装置10は、エンジン2の運転状態に応じて最適なバルブタイミングを提供するように電気モータ9を制御する。制御装置10は、エンジン2の始動時にVVT装置8の回転位相を所定の初期位置(RSP)に調節する始動時制御手段(SCM)12を備える。初期位置は、エンジン2の始動に適した回転位相を提供する。始動時制御手段12は、エンジン2が停止されるときに、VVT装置8を初期位置に制御する。これにより、次回のエンジン2の始動時には、始動に適した回転位相がクランキングの初期から得られる。これに代えて、始動時制御手段12は、エンジン2が始動されるときになってから、VVT装置8を初期位置に制御するように構成されてもよい。
制御装置10は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを格納している。記憶媒体は、メモリによって提供されうる。プログラムは、制御装置10によって実行されることによって、制御装置10をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される制御方法を実行するように制御装置10を機能させる。制御装置10が提供する手段は、所定の機能を達成する機能的ブロック、またはモジュールとも呼ぶことができる。
図2は、第1実施形態のVVT装置の潤滑油供給時の断面図である。図3は、第1実施形態のVVT装置の潤滑油供給時の分解正面図である。図2は図3に図示されたII−II断面を示している。図4は、第1実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の断面図である。図5は、第1実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の分解正面図である。図4は図5に図示されたIV−IV断面を示している。図3および図5は、駆動歯車部材34、プラネタリ51、キャリヤ52、およびベアリング53、54を取り外した状態での正面図である。
図2において、VVT装置8は、クランクシャフト3に連動する入力部材31と、カムシャフト4に連動する出力部材41とを有する。入力部材31は、伝達経路における回転の入力側に設けられており、入力回転部材、または駆動部材とも呼ばれる。出力部材41は、伝達経路における回転の出力側に設けられており、出力回転部材、または従動部材とも呼ばれる。出力部材41は、カムシャフト4の一端の端面にボルト42によって固定されている。
入力部材31は、カムシャフト4の一端の外周面に回転可能に支持されている。入力部材31は、カムシャフト4の回転軸と同軸上に設けられている。入力部材31は、スプロケット32と、ハウジング33と、駆動歯車部材34とを備える。スプロケット32と、ハウジング33と、駆動歯車部材34とは、複数のボルト35によって軸方向に締結されている。スプロケット32と、ハウジング33と、駆動歯車部材34とは、駆動歯車部材34の径方向内側に開口部を有し、スプロケット32の径方向内側がカムシャフト4によって閉じられた筒状部材を提供している。スプロケット32に掛けられたチェーンにより、入力部材31は、クランクシャフト3と連動する。スプロケット32とハウジング33との間には、位置決め用のピン36が配置されている。
出力部材41は、カップ状に形成されている。出力部材41は、カムシャフト4の端面に固定された底壁と、底壁の径方向外側からカムシャフト4の軸方向に延び出す円筒状の外壁とを有する。出力部材41とハウジング33との間には、出力部材41とハウジング33との周方向に関する相対回転を、所定の可変範囲内においてのみ許容する扇状の噛み合い部が設けられている。この可変範囲は、VVT装置8の回転位相の可変範囲VRに対応する。
入力部材31と出力部材41との間には、入力部材31と出力部材41との一部を含み、さらにプラネタリ51とキャリヤ52とを含む遊星歯車機構が設けられている。遊星歯車機構は、入力部材31から出力部材41へ回転力を伝達する。さらに、遊星歯車機構は、入力部材31と出力部材41との間の回転位相を調節する。遊星歯車機構は、入力部材31に設けられた駆動ギヤ61と、出力部材に設けられた従動ギヤ62とを含む。駆動ギヤ61と従動ギヤ62とは、内歯である。駆動ギヤ61は、駆動歯車部材34に形成されている。従動ギヤ62は、出力部材41の外壁の内面に形成されている。
プラネタリ51は、大径部と小径部とを有する段付き筒状に形成されている。プラネタリ51の大径部は、駆動歯車部材34の径方向内側に配置されている。プラネタリ51の小径部は、出力部材41の径方向内側に配置されている。プラネタリ51は、駆動ギヤ61と従動ギヤ62とに対して偏心して配置されている。プラネタリ51の大径部には、駆動ギヤ61に噛み合う第1ギヤ63が形成されている。プラネタリ51の小径部には、従動ギヤ62とに噛み合う第2ギヤ64が形成されている。ギヤ63、64は、外歯である。駆動ギヤ61と第1ギヤ63とは、プラネタリ51の偏心方向において部分的にだけ噛み合っている。従動ギヤ62と第2ギヤ64とは、プラネタリ51の偏心方向において部分的にだけ噛み合っている。この実施形態では、駆動ギヤ61と従動ギヤ62との一方がサンギヤを提供し、他方がリングギヤを提供している。
キャリヤ52は、プラネタリ51の径方向内側に配置されている。キャリヤ52は、ベアリング53によって駆動歯車部材34に回転可能に支持されている。キャリヤ52は、ベアリング53によって支持された同心円筒部と、プラネタリ51を支持する偏心円筒部とを備える。キャリヤ52の同心円筒部は、カムシャフト4の回転軸と同軸上に設けられている。キャリヤ52の内面には、電気モータ9に連結するための溝部52aが形成されている。キャリヤ52の偏心円筒部は、プラネタリ51を偏心状態に支持する。キャリヤ52は、駆動ギヤ61とギヤ63、および従動ギヤ62とギヤ64の噛み合い状態が維持されるようにプラネタリ51を支持する。キャリヤ52とプラネタリ51との間に歯、ベアリング54が設けられている。ベアリング54は、プラネタリ51がキャリヤ52に対して自由に回転することを許容する。キャリヤ52は、ベアリング54と偏心円筒部との間に、弾性部材としての板バネ55を備える。板バネ55は、プラネタリ51を偏心方向、すなわちギヤ61−64の噛み合い位置に向けて押し出す付勢部材を提供する。
入力部材31と出力部材41との間には、遊星歯車機構を収容するとともに、遊星歯車機構を浸漬するように潤滑油を溜めることができるチャンバ70が区画形成されている。チャンバ70は、遊星歯車機構を構成するギヤ61−64、ベアリング53、54、および摺動部分を少なくとも部分的に潤滑油に浸漬し、それらの部分に十分な潤滑油を供給するように形成されている。チャンバ70は、入力部材31と出力部材41とキャリヤ52との間に区画形成されているともいえる。チャンバ70は密封された空間ではない。チャンバ70は、例えば、入力部材31と出力部材41との間の微小な隙間、および出力部材41とキャリヤ52との間の隙間などの複数の隙間を通して潤滑油が流出できる程度に開放されている。VVT装置8がエンジン2に装着された状態においては、チャンバ70の下側部分に潤滑油が溜まる。
入力部材31と出力部材41とは、潤滑油が流れる潤滑油通路70、81−87、91−94を区画形成している。潤滑油通路は、遊星歯車機構を収容するとともに、遊星歯車機構を浸漬するように潤滑油を溜める上記チャンバ70を含む。潤滑油通路は、チャンバ70に潤滑油を導入する供給通路81−87を含む。供給通路は、エンジン2の潤滑油をチャンバ70内に供給し、遊星歯車機構を潤滑する。潤滑油通路は、チャンバ70から潤滑油を排出する排出通路91−94を含む。排出通路は、遊星歯車機構を潤滑する潤滑油を排出し、減少させる。さらに、潤滑油通路は、チャンバ70から潤滑油が漏れ出すリーク通路を含む。
エンジン通路81は、ポンプ7からエンジン2内を通り、ジャーナル軸受6に到達する。エンジン通路81は、カムシャフト4のジャーナル部に設けられた溝に連通している。第1カム通路82は、カムシャフト4内を軸方向に延びている。第1カム通路82の一端はエンジン通路81に連通し、他端はカムシャフト4の端面に開口している。第2カム通路83は、第1カム通路82の他端から径方向外側へ延びている。第2カム通路83は、カムシャフト4の端面に形成された溝と、出力部材41との間に形成されている。第2カム通路83は、カムシャフト4の径方向外側に開口している。供給通路は、入力部材31に形成された第1供給通路84−86と、出力部材41に形成された第2供給通路87とを備える。
第1供給通路84−86は、環状通路84と、径方向通路85と、弧状通路86とを備える。環状通路84は、カムシャフト4の外周を囲むように環状に形成されている。環状通路84は、スプロケット32の角部に形成された環状溝と、カムシャフト4と、出力部材41との間に形成されている。径方向通路85は、環状通路84から径方向外側へ延びている。径方向通路85は、スプロケット32の端面に形成された溝と出力部材41との間に形成されている。弧状通路86は、周方向に沿って延びている。弧状通路86は、径方向通路85の端部に連通している。弧状通路86は、スプロケット32の端面に形成された弧状溝と、出力部材41との間に形成されている。弧状通路86は、入力部材31の入力摺動面31aに溝状に形成されている。入力摺動面31aは、出力部材41に対向したまま相対的に回転移動する。弧状通路86は、その弧状の開口により、入力摺動面31aに形成された第1開口86aを提供している。円弧状の第1開口86aは、第1供給通路84−86に連通している。
第2供給通路87は、連絡通路87を備える。連絡通路87は、出力部材41の底壁を軸方向に貫通して形成されている。連絡通路87の一端は、出力部材41に底面、すなわち出力摺動面41aに開口することにより第2開口87aを提供している。円形の第2開口87aは、弧状通路86上に位置するように配置されている。連絡通路87の他端は、チャンバ70に連通している。第2開口87aは、出力摺動面41aに形成され、第2供給通路87に連通している。出力摺動面41aは、入力摺動面31aに対向したまま相対的に回転移動する。入力摺動面31aと出力摺動面41aとは、互いに接触しながら回転方向に移動することができる。入力摺動面31aは、第1の入力摺動面31aとも呼ぶことができる。出力摺動面41aは、第1の出力摺動面41aとも呼ぶことができる。
図3において、弧状通路86は、VVT装置8の可変範囲VRよりわずかに狭い範囲にわたって延びている。弧状通路86は、最進角位置ADVから遅角方向に向けて形成されている。弧状通路86は、最遅角位置RTDの近傍には形成されていない。
図5において、VVT装置8の可変範囲VRの中の一部に初期位置RSPが設定されている。初期位置RSPは、VVT装置8の休止位置でもある。初期位置RSPは、所定の幅をもつ範囲である。この実施形態では、初期位置RSPは、可変範囲VRの中の最遅角位置RTDに隣接して設けられている。第2開口87aは、初期位置RSPにおいてのみ第1開口86aとの連通が断たれるように形成されている。初期位置RSPにおいては、第2開口87aは、第1開口86aの範囲外に位置付けられる。このとき、第1開口86aは、出力摺動面41aによって閉じられる。初期位置RSPを除く他の可変範囲VRにおいては、第1開口86aと第2開口87aとが連通する。
図4において、排出通路は、出力部材41に形成された第1排出通路91、93と、入力部材31に形成された第2排出通路92、94とを備える。第1排出通路は、径方向通路91を備える。径方向通路91は、第1の径方向通路91とも呼ぶことができる。径方向通路91は、出力部材41の外壁を径方向に貫通して形成されている。径方向通路91の一端はチャンバ70に連通している。径方向通路91の他端は、出力部材41の外面、すなわち出力摺動面41bに開口することにより、第1開口91aを提供している。第2排出通路は、径方向通路92を備える。径方向通路92は、第2の径方向通路92とも呼ぶことができる。径方向通路92は、入力部材31のハウジング33を径方向に貫通して形成されている。径方向通路92の一端は、入力部材31の内面、すなわち入力摺動面31bに開口することにより、第2開口92aを提供している。入力摺動面31bは、入力部材31に形成され、出力摺動面41bに対向したまま相対的に回転移動する。入力摺動面31bは、第2の入力摺動面31bとも呼ぶことができる。出力摺動面41bは、第2の出力摺動面41bとも呼ぶことができる。径方向通路92の他端はVVT装置8の外部、すなわちエンジン2内に開放されている。
図4および図5において、第2開口92aは、初期位置RSPにおいてのみ第1開口91aと連通するように形成されている。第1開口91aと第2開口92aとが連通することにより、チャンバ70内の潤滑油をスムーズに排出する排出通路が形成される。この排出通路は、リーク通路より明らかに大きい。初期位置RSPを除く他の可変範囲VRにおいては、第1開口91aが入力摺動面31bによって閉じられる。
出力部材41には、複数の径方向通路91が形成されている。複数の径方向通路91は、チャンバの周方向に沿って互いにほぼ等間隔に離れて配置されている。入力部材31には、複数の径方向通路92が形成されている。複数の径方向通路92は、チャンバの周方向に沿って互いにほぼ等間隔に離れて配置されている。複数の径方向通路92は、複数の径方向通路91と、複数の対をなすように設けられている。これにより、VVT装置8がどの位置で停止しても、いずれかひとつの径方向通路91、92の対がチャンバ70の最下部の近くに位置付けられる。この結果、初期位置RSPにおいては、チャンバ70内の潤滑油の液位が低くなるように潤滑油が排出される。
図4において、第1排出通路は、軸方向通路93を備える。軸方向通路93は、第1の軸方向通路93とも呼ぶことができる。軸方向通路93は、出力部材41の底壁を軸方向に貫通して形成されている。軸方向通路93の一端はチャンバ70に連通している。軸方向通路93の他端は、出力部材41の底面、すなわち出力摺動面41aに開口することにより、第1開口93aを提供している。第2排出通路は、軸方向通路94を備える。軸方向通路94は、第2の軸方向通路94とも呼ぶことができる。軸方向通路94は、入力部材31のスプロケット32を軸方向に貫通して形成されている。軸方向通路94の一端は、入力部材31の内側端面、すなわち入力摺動面31aに開口することにより、第2開口94aを提供している。入力摺動面31aは、入力部材31に形成され、出力摺動面41aに対向したまま相対的に回転移動する。軸方向通路94の他端はVVT装置8の外部、すなわちエンジン2内に開放されている。
図4および図5において、第2開口94aは、初期位置RSPにおいてのみ第1開口93aと連通するように形成されている。第1開口93aと第2開口94aとが連通することにより、チャンバ70内の潤滑油をスムーズに排出する排出通路が形成される。この排出通路は、リーク通路より明らかに大きい。初期位置RSPを除く他の可変範囲VRにおいては、第1開口93aが入力摺動面31aによって閉じられる。
この構成では、入力摺動面31aと、第1開口86aと、出力摺動面41aと、第2開口87aとによって供給弁80が構成されている。供給弁80は、初期位置RSPにおいてのみ供給通路を閉じる。出力摺動面41a、41bと、第1開口91a、93aと、入力摺動面31a、31bと、第2開口92a、94aとによって排出弁90が構成されている。排出弁90は、初期位置においてのみ排出通路を開く。よって、初期位置RSPにおいては、供給弁80が閉じられ、排出弁90が開かれるから、潤滑油がチャンバ70から排出される。供給弁80と排出弁90とにより、遊星歯車機構を潤滑する潤滑油を減少させる潤滑油制御機構が提供される。
この実施形態によると、少なくとも、エンジン2が始動される始動時には、始動時制御手段12によってVVT装置8が初期位置RSPに制御される。初期位置RSPにおいては、供給弁80が閉じられ、排出弁90が開かれる。よって、初期位置RSPにおいては、チャンバ70内の潤滑油が排出される。このため、エンジン2が低温で始動される低温始動時であっても、高粘度の潤滑油に起因する遊星歯車機構の作動抵抗の増加を抑制することができる。エンジン2が始動すると、VVT装置8は可変範囲VR内で制御される。可変範囲VRのほとんどの範囲では、供給弁80が開き、排出弁90が閉じられる。このため、チャンバ70内には潤滑油が供給され、遊星歯車機構が潤滑される。
さらに、この実施形態では、始動時制御手段12は、エンジン2が停止されるときにVVT装置8を初期位置RSPに制御する。よって、エンジン2の停止期間中もチャンバ70から潤滑油を排出することができる。このため、スラッジ、潤滑油の酸化成分などのチャンバ70内への蓄積を抑制することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明を適用した第2実施形態に係るVVT装置の潤滑油供給時の分解正面図である。図7は、第2実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の分解正面図である。
この実施形態のVVT装置208は、最進角位置ADVに隣接して初期位置RSPを有している。この実施形態では、スプロケット232上における径方向通路285と周方向通路286との位置が先行する実施形態とは異なる。VVT装置208が初期位置RSPにあるとき、第2開口87aは、周方向通路286が提供する第1開口286aの範囲外に位置付けられる。
(第3実施形態)
図8は、本発明を適用した第3実施形態に係るVVT装置の潤滑油供給時の分解正面図である。図9は、第3実施形態のVVT装置の潤滑油排出時の分解正面図である。
この実施形態のVVT装置308は、最進角位置ADVから離れ、かつ最遅角位置RTDからも離れた可変範囲VRの中の中間位置に初期位置RSPを有している。この実施形態では、スプロケット332には、初期位置RSPの両側に、第1径方向通路385aと第2径方向通路385bとが形成されている。また、初期位置RSPの両側に、進角側第1開口386aと遅角側第1開口386bとが形成されている。VVT装置308が初期位置RSPにあるとき、第2開口87aは、進角側第1開口386aと遅角側第1開口386bとの間の入力摺動面31aによって閉じられる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
例えば、上記実施形態では、潤滑油制御機構として供給弁80および排出弁90を設けたが、供給弁80または排出弁90だけを設けてもよい。また、供給弁80に代えて、始動直後にポンプ7を停止させる機構を設けてもよい。また、排出弁90に代えて、数分以下の短期間で潤滑油をチャンバ70から排出する固定リーク通路を設けてもよい。
また、上記実施形態においては、初期位置においてのみ供給弁80が閉じ、排出弁90が開く構成とした。これに代えて、初期位置を含む複数の位置、または広い範囲において供給弁80が閉じ、排出弁90が開くように構成してもよい。
例えば、制御装置が提供する手段と機能は、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置をアナログ回路によって構成してもよい。
また、本発明は、位相変換機構の一部に遊星歯車機構を備える構成にも適用することができる。例えば、特許文献2に開示されるような、減速部としての遊星歯車機構と、位相変換部としてのカムリンク機構とを備えるVVT装置に本発明の構成を適用してもよい。
1 内燃機関システム(エンジンシステム)、2 エンジン、3 クランクシャフト、4 カムシャフト、5 伝達機構、6 ジャーナル軸受、7 ポンプ、8 可変バルブタイミング装置(VVT装置)、9 電気モータ、10 制御装置、11 センサ、12 始動時制御手段、31 入力部材、41 出力部材、51 プラネタリ、52 キャリヤ、70 チャンバ、80 供給弁、84−87 供給通路、90 排出弁、91−94 排出通路。

Claims (9)

  1. 内燃機関(2)のクランクシャフト(3)とカムシャフト(4)との間に設けられ、前記クランクシャフトに対する前記カムシャフトの回転位相を調節する可変バルブタイミング装置において、
    前記クランクシャフトに連動する入力部材(31)と、
    前記カムシャフトに連動する出力部材(41)と、
    前記入力部材と前記出力部材との間に設けられ、それらの間の回転位相を調節する位相変換機構(51、52)と、
    前記内燃機関の始動時に前記位相変換機構を潤滑する潤滑油を減少させる潤滑油制御機構(80、90)とを備えることを特徴とする可変バルブタイミング装置。
  2. さらに、前記内燃機関の始動時に回転位相を所定の初期位置(RSP)に調節する始動時制御手段(12)を備え、
    前記入力部材と前記出力部材とは、前記潤滑油が流れる潤滑油通路(70、81−87、91−94)を区画形成しており、
    前記潤滑油通路は、
    前記位相変換機構を収容するとともに、前記位相変換機構を浸漬するように前記潤滑油を溜めるチャンバ(70)と、
    前記チャンバに潤滑油を導入する供給通路(81−87)と、
    前記チャンバから潤滑油を排出する排出通路(91−94)とを含み、
    前記潤滑油制御機構(80、90)は、
    前記初期位置において前記供給通路を閉じる供給弁(80)および/または前記初期位置において前記排出通路を開く排出弁(90)を備えることを特徴とする請求項1に記載の可変バルブタイミング装置。
  3. 前記潤滑油制御機構は、前記供給弁(80)を備え、前記供給弁は、前記初期位置においてのみ前記供給通路を閉じることを特徴とする請求項2に記載の可変バルブタイミング装置。
  4. 前記潤滑油制御機構は、前記排出弁(90)を備え、前記排出弁は、前記初期位置においてのみ前記排出通路を開くことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の可変バルブタイミング装置。
  5. 前記供給通路は、前記入力部材に形成された第1供給通路(84−86)と、前記出力部材に形成された第2供給通路(87)とを備え、
    前記供給弁は、
    前記入力部材の入力摺動面(31a)と、
    前記入力摺動面に形成され前記第1供給通路に連通する第1開口(86a、286a、386a、386b)と、
    前記入力摺動面に対向したまま相対的に回転移動する前記出力部材の出力摺動面(41a)と、
    前記出力摺動面に形成され前記第2供給通路に連通するとともに、前記初期位置において前記第1開口との連通が断たれるように形成された第2開口(87a)とにより構成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の可変バルブタイミング装置。
  6. 前記排出通路は、前記出力部材に形成された第1排出通路(91、93)と、前記入力部材に形成された第2排出通路(92、94)とを備え、
    前記排出弁は、
    前記出力部材の出力摺動面(41a、41b)と、
    前記出力摺動面に形成され前記第1排出通路に連通する第1開口(91a、93a)と、
    前記出力摺動面に対向したまま相対的に回転移動する前記入力部材の入力摺動面(31a、31b)と、
    前記入力摺動面に形成され前記第2排出通路に連通するとともに、前記初期位置において前記第1開口と連通するように形成された第2開口(92a、94a)とにより構成されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の可変バルブタイミング装置。
  7. 前記潤滑油通路は、前記チャンバの周方向に沿って互いに離れて配置された複数の前記排出通路(91−94)を備えることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の可変バルブタイミング装置。
  8. 前記位相変換機構は、
    前記入力部材に設けられた駆動ギヤ(34、61)と、
    前記出力部材に設けられた従動ギヤ(41、62)と、
    前記駆動ギヤと前記従動ギヤとに対して偏心して配置され、前記駆動ギヤと前記従動ギヤとに噛み合うプラネタリ(51、63、64)と、
    前記プラネタリを偏心状態に支持するキャリヤ(52)とを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の可変バルブタイミング装置。
  9. さらに、前記位相変換機構を駆動する電気モータ(9)を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の可変バルブタイミング装置。
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