JP2012086781A - ハイブリット車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドル回転数制御時において、負荷等によってエンジン回転数が低下してエンストしないように回転数制御する場合でもエンジン回転が吹け上がり気味となることを防止することができるハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】アイドル運転時に、エンジン1の回転駆動によるアイドル回転数制御の要求が有ると判定された場合に、統合コントローラ20は、エンジン1のアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲内では、フィードフォワード項を削除してフィードバック制御によってエンジン1によるアイドル回転数制御を実行し、このアイドル回転数制御を実行中に、エンジンのアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲を超えると、モータジェネレータ2に対して、正常なアイドル回転数範囲を超えた分の回転偏差を補正するような補正モータトルク指令値を出しながら補正回転数制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン(内燃機関)及びモータが搭載され、これらエンジン及びモータの双方、又は一方を動力源として走行可能なハイブリッド車両の制御装置に関する。
エンジン(内燃機関)を駆動源とする通常の車両(以下、エンジン車両」という)においては、エンジンがアイドル状態で自動変速機の変速ポジション位置が走行レンジである停車時に、例えば、ブレーキ操作によってエンジンに対する変速機負荷が変動した場合等でもエンジンのアイドル回転数が目標アイドル回転数と一致するように、アイドル回転数制御が行われる(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1の技術では、アイドル状態にあるエンジンが、例えば、ブレーキ操作によってエンジンに対する変速機負荷が変動することでエンジン回転数が低下してエンストしないように、アイドル回転数が目標アイドル回転数と一致するようにフィードバック制御し、かつフィードフォワード的に制御して、トルク容量を増加させるようにしている。
ところで、近年、駆動源として、ガソリン等の燃料をエネルギーとするエンジン(内燃機関)と、リチウムイオン電池等のバッテリ(二次電池)からの電力によって駆動されるモータとを備えたハイブリット車両が実用化されている。
上記のようなハイブリッド車両においては、例えば、エンジンとモータの2つを動力源として走行するHEV走行モード時に渋滞等で停車している場合、モータは所定のアイドル回転数で回転するアイドル状態となる。この際、エンジンは回転駆動停止状態にある。
そして、例えば、停車時間が長くなって、モータ駆動用のバッテリの充電状態が所定電力低下になった場合等においては、エンジンが回転駆動され、エンジンが所定のアイドリング回転数で回転するように回転制御される。この場合の回転制御としては、従来では前記特許文献1で述べたように、アイドル回転時に負荷等によってエンジン回転数が低下してエンストしないように、エンジンのアイドル回転数を目標アイドル回転数と一致させるようにフィードバック制御し、かつフィードフォワード的に制御して、トルク容量を増加させることが考えられる。
特開平10−2246号公報
しかしながら、前記したようにエンジンのアイドル回転数制御をフィードフォワード的に制御してトルク容量を増加させると、応答速度が速いのでエンジン回転が吹け上がり気味となる。このため、アイドル回転していたエンジン回転数が急に高くなり、運転者に不快な思いをさせることがある。
そこで、本発明は、アイドル回転数制御時において、負荷等によってエンジン回転数が低下してエンストしないように回転数制御する場合でもエンジン回転が吹け上がり気味となることを防止することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、駆動系に、エンジン及びモータを有し、前記エンジンの回転数を制御するエンジン回転数制御手段と、前記モータの回転数を制御するモータ回転数制御手段と、前記モータのみがアイドル回転数で回転駆動されるアイドル運転時に、前記モータによるアイドル回転数維持が困難となって前記エンジンの回転駆動によるアイドル回転数制御の要求が有るか否かを判定する判定手段とを備えている。
このハイブリット車両の制御装置において、アイドル運転時に前記判定手段が、前記エンジンの回転駆動によるアイドル回転数制御の要求が有ると判定した場合に、前記エンジン回転数制御手段は、前記エンジンのアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲内では、フィードフォワード項を削除してフィードバック制御によって前記エンジンによるアイドル回転数制御を実行し、前記エンジン回転数制御手段が前記アイドル回転数制御を実行中に、前記エンジンのアイドル回転数が前記正常なアイドル回転数範囲を超えると、前記モータ回転数制御手段は前記モータに対して、前記正常なアイドル回転数範囲を超えた分の回転偏差を補正するような補正モータトルク指令値を出しながら補正回転数制御を行う。
このような回転数制御を行うことによって、エンジンのアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲よりもエンスト発生の可能性のある低回転側に低下した場合でも、エンジン回転数制御手段が速い応答速度でアイドル回転数制御を実行することはなく、エンジン回転が吹け上がり気味となることを防止できる。
本発明の制御装置が適用された本実施形態に係るハイブリッド車両のパワートレイン系を示す構成図。 本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置としての制御システムを示す構成図。 本実施形態の統合コントローラの構成を示すブロック図。 (a)は、本実施形態の制御装システムで用いられる定常目標トルクマップを示す図、(b)は、MGアシストトルクマップを示す図。 本実施形態の制御システムで用いられるエンジン始動停止線マップを示す図。 本実施形態の制御システムで用いられるバッテリSOCに対する走行中要求発電出力を示す特性図。 本実施形態の制御システムで用いられるエンジンの最良燃費線を示す特性図。 本実施形態の自動変速機における変速線の一例を示す変速マップ図。 本実施形態における、アイドル時のエンジンとモータジェネレータの回転数制御を示すフローチャート。 本実施形態における、モータジェネレータによる第2の回転数制御を実行するための制御系を示すブロック図。
以下、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施形態に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。図1は、本発明の制御装置が適用された本実施形態に係るハイブリッド車両のパワートレイン系を示す構成図である。以下、図1に基づきパワートレイン系の構成を説明する。
本実施形態に係る後輪駆動によるハイブリッド車両の駆動系には、図1に示すように、エンジン1と、モータジェネレータ2と、自動変速機3と、第1クラッチ4と、第2クラッチ5と、ディファレンシャルギア6と、駆動輪7,7(後輪タイヤ)とを備えている。
エンジン1は、その出力軸とモータジェネレータ2(略称MG)の入力軸とが、トルク容量可変の第1クラッチ4(略称CL1)を介して連結される。
モータジェネレータ2は、その出力軸と自動変速機3(略称AT)の入力軸とが連結される。
自動変速機3は、その出力軸にディファレンシャルギア6を介して駆動輪7,7が連結される。
第2クラッチ5(略称CL2)は、自動変速機3のシフト状態に応じて異なる変速機内の動力伝達を担っているトルク容量可変のクラッチ・ブレーキによる締結要素のうち、1つを用いている。これにより自動変速機3は、第1クラッチ4を介して入力されるエンジン1の動力とモータジェネレータ2から入力される動力を合成して、駆動輪7,7へ出力する。
第1クラッチ4と第2クラッチ5には、例えば、比例ソレノイドで油流量および油圧を連続的に制御できる湿式多板クラッチ等を用いることができる。
そして、このパワートレイン系には、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転センサ10と、モータジェネレータ2の回転数を検出するMG回転センサ11と、自動変速機3の入力軸回転数を検出するAT入力回転センサ12と、自動変速機3の出力軸回転数を検出するAT出力回転センサ13とが設けられる。
上記した本実施形態のハイブリッド車両は、第1クラッチ4の締結・開放状態に応じて2つの走行モード(運転モード)を有する。
第1走行モードは、第1クラッチ4を開放状態として、モータジェネレータ2の動力のみを動力源として走行するEV走行モードである。第2走行モードは、第1クラッチ4を締結状態として、エンジン1とモータジェネレータ2の2つを動力源として走行するHEV走行モードである。
図2は、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置としての制御システムを示す構成図である。以下、図2に基づいて制御システム構成を説明する。
本実施形態の制御システムは、図2に示すように、統合コントローラ20と、エンジンコントローラ21と、モータコントローラ22と、インバータ8と、バッテリ9と、ソレノイドバルブ14,15と、SOCセンサ16と、アクセル開度センサ17とを備えている。
統合コントローラ20は、前記パワートレイン系の動作点を統合制御する。この統合コントローラ20では、アクセル開度APOとバッテリ充電状態SOCと、車速VSP(自動変速機3の出力軸回転数に比例)とに応じて、運転者が望む駆動力を実現できる走行モード(運転モード)を選択する。そして、モータコントローラ22に目標MGトルクもしくは目標MG回転数を指令し、エンジンコントローラ21に目標エンジントルクを指令し、ソレノイドバルブ14,15に駆動信号を指令する。
エンジンコントローラ21は、エンジン1を制御する。モータコントローラ22は、モータジェネレータ2を制御する。インバータ8は、モータジェネレータ2を駆動する。バッテリ9は、電気エネルギーを蓄える。ソレノイドバルブ14は、第1クラッチ4の油圧を制御する。ソレノイドバルブ15は、第2クラッチ5の油圧を制御する。SOCセンサ16は、バッテリ9の充電状態(バッテリ充電状態SOC)を検出する。アクセル開度センサ17は、アクセル開度(APO)を検出する。
図3は、統合コントローラ20の構成を示すブロック図である。以下、図3に基づいて統合コントローラ20の構成を説明する。
統合コントローラ20は、図3に示すように、目標駆動トルク演算部30と、モード選択部31と、目標発電出力演算部31と、動作点指令部33と、変速制御部34とを備えている。
目標駆動トルク演算部30は、図4(a)に示す目標定常駆動トルクマップと、図4(b)に示すMGアシストトルクマップを用いて、アクセル開度APOと車速VSPから、目標定常駆動トルクとMGアシストトルクを算出する。
モード選択部31は、図5に示す車速毎のアクセル開度で設定されているエンジン始動停止線マップを用いて、走行モード(HEV走行モード、EV走行モード)を演算する。エンジン始動線とエンジン停止線は、エンジン始動線(SOC高、SOC低)とエンジン停止線(SOC高、SOC低)の特性に代表されるように、バッテリ充電状態SOCが低くなるにつれて、アクセル開度APOが小さくなる方向に低下する特性として設定されている。
ここで、エンジン始動処理は、EV走行モード状態で図5に示すエンジン始動線をアクセル開度APOが越えた時点で、第2クラッチ5を半クラッチ状態にスリップさせるように、第2クラッチ5のトルク容量を制御する。そして、第2クラッチ5がスリップ開始したと判断した後に第1クラッチ4の締結を開始してエンジン回転を上昇させる。エンジン回転が初爆可能な回転数に達成したらエンジン1を燃焼作動させ、モータ回転数とエンジン回転数が近くなったところで第1クラッチ4を完全に締結する。その後、第2クラッチ5をロックアップさせてHEV走行モードに遷移させる。
目標発電出力演算部32は、図6に示す走行中発電要求出力マップを用いて、バッテリ充電状態SOCから目標発電出力を演算する。また、現在の動作点から図7で示す最良燃費線までエンジントルクを上げるために必要な出力を演算し、前記目標発電出力と比較して少ない出力を要求出力として、エンジン出力に加算する。
動作点指令部33では、アクセル開度APOと目標定常トルク,MGアシストトルクと目標モードと車速VSPと要求発電出力とを入力する。そして、これらの入力情報を動作点到達目標として、過渡的な目標エンジントルクと目標MGトルクと目標CL2トルク容量と目標変速比とCL1ソレノイド電流指令を演算する。
変速制御部34は、目標CL2トルク容量と目標変速比とから、これらを達成するように自動変速機3内のソレノイドバルブを駆動制御する。図8に変速制御で用いられる変速線マップの一例を示す。車速VSPとアクセル開度APOから現在の変速段から次変速段をいくつにするか判定し、変速要求があれば変速クラッチを制御して変速させる。
ところで、図1に示したハイブリッド車両が、例えば、HEV走行モード時に渋滞等で停車するとアイドル運転状態となり、モータジェネレータ2は、統合コントローラ20(モータコントローラ22、インバータ8)の制御によって所定のアイドル回転数で回転する。この際、エンジン1は燃料カットされており、かつ第1クラッチ4が締結状態にあるので、エンジン1はクランクが従属回転している状態である。
以下、例えば、HEV走行モード時に渋滞等で停車したアイドル運転時における、エンジン1又は/及びモータジェネレータ2の回転数制御を、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、この回転数制御は、統合コントローラ20(エンジンコントローラ21、モータコントローラ22、インバータ8)によって行われる。
例えば、HEV走行モード時に渋滞等で停車したアイドル運転時において、エンジン回転によるアイドル回転数制御の要求が有るか否かを判定手段である統合コントローラ20で判定し(ステップS1)、エンジン回転によるアイドル回転数制御の要求がない場合(ステップS1:NO)はステップS2へ進み、エンジン回転によるアイドル回転数制御の要求が有る場合(ステップS1:YES)はステップS3へ進む。
ステップS1では、例えば、低温時又は高温時におけるバッテリ9やモータジェネレータ2の入出力電力制限時、高SOC又は低SOC等のバッテリ9の充放電量制限時などの要因によって、モータジェネレータ2によるアイドル回転数の維持が困難な場合に、エンジン1によるアイドル回転数制御を要求する。なお、ステップS1では、温度やSOCによるバッテリ9やモータジェネレータ2の入出力電力制限時を挙げたが、その他要因による電力制限時や電力制限時以外にも、モータジェネレータ2によるアイドル回転数維持が困難な要因がある場合にはそれらも含める。
ステップS2では、ステップS1でエンジン1によるアイドル回転数制御の要求がない場合に、モータジェネレータ2(MG)による回転数制御(以下、「第1の回転数制御」という)を行う。ステップS2でのモータジェネレータ2による第1の回転数制御では、目標モータ回転数と実回転数との回転数偏差を補正するような補正モータトルク指令値を算出し、算出したモータトルク指令値に基づいた回転制御を実行する。
ステップS3でのエンジン1によるアイドル回転数制御では、フィードフォワード項(以下、F/F項」という)を削除し、周知のフィードバック制御によって、アイドル回転数を目標アイドル回転数に一致させるような回転数制御を実行し、ステップS4へ進む。
ステップS3でのエンジン1によるアイドル回転数制御において、削除されるF/F項としては、回転数のばらつき補正量、学習した回転制御量の学習値等の、アイドル回転数制御のフィードバック補正量分以外に加算するトルク量である。
ステップS4では、ステップS3で回転制御されているエンジン1のアイドル回転数が、所定の下限回転数値(エンスト発生の可能性のある低回転領域)に低下したか否かを判定する。ステップS4において、電気的負荷等によってエンジン1のアイドル回転数が所定の下限回転数値以下に低下したと判定した場合(ステップS4:YES)、ステップS5へ進む。なお、ステップS4において、エンジン1のアイドル回転数が所定のアイドル回転数範囲内にある正常時の場合(ステップS4:NO)、ステップS3の前に戻る。
ステップS5では、ステップS3でのエンジン1によるアイドル回転数制御と、モータジェネレータ2(MG)による回転数制御(以下、「第2の回転数制御」という)とを実行する。
ステップS5でのモータジェネレータ2による第2の回転数制御は、ステップS2での第1の回転数制御とは異なり、エンジン1によるアイドル回転数制御の性能保障範囲を超えた場合に実行される。この性能保障範囲を超えた場合とは、エンジン1のアイドル回転数が所定の下限回転数値(エンスト発生の可能性のある低回転領域)以下に低下した場合である。
以下、ステップS5でのモータジェネレータ2(MG)による第2の回転数制御について詳細に説明する。図10は、モータジェネレータ2による第2の回転数制御を実行するための制御系を示すブロック図である。
モータジェネレータ2による第2の回転数制御では、図10に示すように、フィードバック(F/B)制御部Aにて、最初にモータジェネレータ2の目標アイドル回転数に対してオフセット(不感帯)を設けるために、目標アイドル回転数と所定のオフセット定数を第1減算器40に入力して、回転偏差を算出する。これは、エンジン1によるアイドル回転数制御との干渉を防止するためである。
そして、その回転偏差と実際のアイドル回転数(実回転数)を第2減算器41に入力して、その回転偏差を算出する。そして、この回転偏差を比較器41に入力して、この回転偏差が正であるかを判定する。即ち、モータジェネレータ2による第2の回転数制御は、エンジン回転数が低下したときのみに実行させるため、回転偏差が正のみ扱う。
そして演算部43は、第2減算器41で算出された回転偏差に基づいてP(比例)制御して比例ゲインを調整し、補正モータトルク指令値を出力する。
そして、演算部43で得られた補正モータトルク指令値aは、変化率制限器44、切替器45を介して加算器46に入力される。このときは、変化率制限器44で補正モータトルク指令値の変化率制限は行われない。なお、加算器46には、フィードフォワード(F/F)制御で目標とするモータトルク(目標モータトルク)が入力される。
そして、加算器46は、フィードフォワード(F/F)制御で目標とするモータトルク(目標モータトルク)に前記補正モータトルク指令値aを加算し、補正した目標モータトルクを出しながらモータジェネレータ2を回転駆動制御する。
そして、ステップS6において、ステップS5の回転数制御の実行によってエンジン1によるアイドル回転数が所定のアイドル回転数範囲内に戻ったと判定された場合(ステップS6:YES)、ステップS7へ進んで、モータジェネレータ2(MG)による第2の回転数制御を停止(終了)する。なお、ステップS6において、エンジン1によるアイドル回転数が所定のアイドル回転数範囲内にまだ戻っていないと判定された場合(ステップS6:NO)、ステップS5の前へ戻る。
なお、ステップS7でモータジェネレータ2(MG)による第2の回転数制御が停止(終了)される直前においては、変化率制限器44にZ変換器47から信号が入力されることで、補正モータトルク指令値を所定の変化率で減少させる。
切替器45には、前記ステップS1でエンジン1によるアイドル回転数制御の要求が有る場合のみに切替ON信号が入力され(図10の状態)、この場合に加算器46側に補正モータトルク指令値aが出力可能となる。
上記した本実施形態に係るハイブリッド車両の制御システム(制御装置)によれば、エンジン1によるアイドル回転数制御において、F/F項を削除し、周知のフィードバック制御によって、アイドル回転数を目標アイドル回転数に一致させるような回転数制御を実行し、エンジン1のアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲よりもエンスト発生の可能性のある低回転側に低下した場合には、その範囲を超える回転偏差については、モータジェネレータ2による第2の回転数制御を実行する(図10のステップS3、S4、S5)。即ち、モータジェネレータ2による回転数制御は応答が速い。
これにより、エンジン1のアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲よりもエンスト発生の可能性のある低回転側に低下した場合でも、速い応答速度でエンジン1によるアイドル回転数制御を実行することはなく、エンジン回転が吹け上がり気味となることを防止できる。
また、エンジン1のアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲内にある場合は、モータジェネレータ2による第2の回転数制御を実行せず、エンジン1のアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲よりもエンスト発生の可能性のある低回転側に低下した場合のみ実行する。ことにより、所望の発電量を確保しつつ、連続的にアイドル回転数を維持することができる。
更に、モータジェネレータ2による第2の回転数制御が停止(終了)される直前においては、変化率制限器44にZ変換器47から信号を入力させて、補正モータトルク指令値を所定の変化率で減少させることにより、モータジェネレータ2による回転数を維持しつつ、エンジン1によるアイドル回転数制御に安定して移行させることができる。
なお、前記した実施形態では、エンジンとモータの間にクラッチが介装された構成のハイブリット車両であったが、エンジンとモータの間にクラッチがなく、エンジンとモータの軸が直結された構成のハイブリット車両においても同様に本発明を適用することができる。
1 エンジン
2 モータジェネレータ
3 自動変速機
4 第1クラッチ
5 第2クラッチ
6 ディファレンシャルギア
7 駆動輪
8 インバータ
9 バッテリ
10 エンジン回転センサ
11 MG回転センサ
12 AT入力回転センサ
13 AT出力回転センサ
14,15 ソレノイドバルブ
16 SOCセンサ
17 アクセル開度センサ
20 統合コントローラ
21 エンジンコントローラ
22 モータコントローラ

Claims (3)

  1. 駆動系に、エンジン及びモータを有し、
    前記エンジンの回転数を制御するエンジン回転数制御手段と、
    前記モータの回転数を制御するモータ回転数制御手段と、
    前記モータのみがアイドル回転数で回転駆動されるアイドル運転時に、前記モータによるアイドル回転数維持が困難となって前記エンジンの回転駆動によるアイドル回転数制御の要求が有るか否かを判定する判定手段と、を備えたハイブリット車両の制御装置において、
    前記アイドル運転時に前記判定手段が、前記エンジンの回転駆動によるアイドル回転数制御の要求が有ると判定した場合に、前記エンジン回転数制御手段は、前記エンジンのアイドル回転数が正常なアイドル回転数範囲内では、フィードフォワード項を削除してフィードバック制御によって前記エンジンによるアイドル回転数制御を実行し、
    前記エンジン回転数制御手段が前記アイドル回転数制御を実行中に、前記エンジンのアイドル回転数が前記正常なアイドル回転数範囲を超えると、前記モータ回転数制御手段は前記モータに対して、前記正常なアイドル回転数範囲を超えた分の回転偏差を補正するような補正モータトルク指令値を出しながら補正回転数制御を行うことを特徴とするハイブリット車両の制御装置。
  2. 前記補正回転数制御は、前記正常なアイドル回転数範囲よりもエンスト発生の可能性のある低回転側に低下した場合のみ行われることを特徴とする請求項1に記載のハイブリット車両の制御装置。
  3. 前記補正回転数制御を終了する直前においては、前記補正モータトルク補正値を所定の変化率で減少させることを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリット車両の制御装置。
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