JP2012086596A - 車両用学習装置およびハイブリッド車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】クラッチに関する学習機会を適切に確保することができる車両用学習装置を提供すること。
【解決手段】エンジン1と、制御可能なクラッチ5と、クラッチを介してエンジンに接続された入力軸2Aと、車両100の駆動輪16に接続された出力軸2Bと、を有する変速機2と、変速機をニュートラルとした状態で駆動輪に動力を出力可能なモータジェネレータ3と、を備え、エンジンを運転させ、かつ変速機をニュートラルとした状態で、クラッチの係合度合いに関する学習制御を行う。
【選択図】図2
【解決手段】エンジン1と、制御可能なクラッチ5と、クラッチを介してエンジンに接続された入力軸2Aと、車両100の駆動輪16に接続された出力軸2Bと、を有する変速機2と、変速機をニュートラルとした状態で駆動輪に動力を出力可能なモータジェネレータ3と、を備え、エンジンを運転させ、かつ変速機をニュートラルとした状態で、クラッチの係合度合いに関する学習制御を行う。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用学習装置およびハイブリッド車両に関する。
従来、車両において学習を行う技術が知られている。特許文献1には、「EVモード」から「HEVモード」に移行する際、モータージェネレータをエンジン始動用モーターとしてエンジンを始動するFRハイブリッド車両において、エンジン始動制御中の力積評価時間の範囲内にて、第1クラッチがエンジンに与えたクラッチ力積Scと、エンジンが第1クラッチから受け取ったエンジン力積Seを比較し、力積比較結果に基づいて、第1クラッチの締結/開放制御に用いられるストローク−トルクマップを学習補正するハイブリッド車両の制御装置の技術が開示されている。
また、特許文献2には、エンジンを一定の運転条件で運転した状態で、発進クラッチを解放状態から係合状態に変化させながら、エンジン回転数Neおよび吸気負圧Pbを測定し、このように測定されたエンジン回転数および吸気負圧が変化したときの発進クラッチの係合制御値を求め、求めた係合制御値を発進クラッチの係合を開始させるための初期制御値として記憶し、この初期制御値を用いて発進クラッチの係合制御を行う動力伝達装置における摩擦係合要素の係合制御方法の技術が開示されている。
車両においてクラッチに関する学習制御を行う学習機会を十分に確保できることが望まれている。学習機会が不足すると、クラッチの制御における精度を向上させるために要する時間が増加してしまう可能性がある。
本発明の目的は、クラッチに関する学習機会を適切に確保することができる車両用学習装置およびハイブリッド車両を提供することである。
本発明の車両用学習装置は、エンジンと、制御可能なクラッチと、前記クラッチを介して前記エンジンに接続された入力軸と、車両の駆動輪に接続された出力軸と、を有する変速機と、前記変速機をニュートラルとした状態で前記駆動輪に動力を出力可能なモータジェネレータと、を備え、前記エンジンを運転させ、かつ前記変速機をニュートラルとした状態で、前記クラッチの係合度合いに関する学習制御を行うことを特徴とする。
上記車両用学習装置において、前記学習制御を、前記モータジェネレータの動力によって前記車両を走行させているときに、前記エンジンを運転させ、かつ前記変速機をニュートラルとした状態で行うことが好ましい。
上記車両用学習装置において、前記学習制御を、少なくとも前記エンジンの動力によって前記車両を走行させる第一走行モードと、前記エンジンの動力によらずに前記モータジェネレータの動力によって前記車両を走行させる第二走行モードとのモード移行時に行うことが好ましい。
上記車両用学習装置において、前記第一走行モードから前記第二走行モードへの移行時に、前記第二走行モードへ移行した後で前記学習制御を行うことが好ましい。
上記車両用学習装置において、前記第二走行モードから前記第一走行モードへの移行時に、前記第二走行モードにおいて前記学習制御を行ってから前記第一走行モードに移行することが好ましい。
上記車両用学習装置において、前記第二走行モードから前記第一走行モードへの移行時に、前記学習制御を行う場合には、前記学習制御を行わない場合よりも前記エンジンの始動タイミングを早めることが好ましい。
上記車両用学習装置において、前記学習制御において、解放していた前記クラッチを係合させるときの前記入力軸の回転数の変化に基づいて前記クラッチの係合開始点を学習することが好ましい。
本発明のハイブリッド車両は、エンジンと、制御可能なクラッチと、前記クラッチを介して前記エンジンに接続された入力軸と、駆動輪に接続された出力軸と、を有する変速機と、前記変速機をニュートラルとした状態で前記駆動輪に動力を出力可能なモータジェネレータと、前記クラッチの係合度合いに関する学習制御を行う学習部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる車両用学習装置は、エンジンと、制御可能なクラッチと、クラッチを介してエンジンに接続された入力軸と、車両の駆動輪に接続された出力軸と、を有する変速機と、変速機をニュートラルとした状態で駆動輪に動力を出力可能なモータジェネレータと、を備えており、エンジンを運転させ、かつ変速機をニュートラルとした状態で、クラッチの係合度合いに関する学習制御を行う。本発明にかかる車両用学習装置によれば、クラッチに関する学習機会を適切に確保することができるという効果を奏する。
以下に、本発明の実施形態にかかる車両用学習装置およびハイブリッド車両につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1実施形態)
図1から図6を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、車両用学習装置およびハイブリッド車両に関する。図1は、本発明の実施形態にかかる車両用学習装置1−1によるエンジン走行からEV走行へのモード移行時における学習制御の動作を示すフローチャート、図2は、本実施形態の車両用学習装置1−1およびハイブリッド車両100を示す図である。
図1から図6を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、車両用学習装置およびハイブリッド車両に関する。図1は、本発明の実施形態にかかる車両用学習装置1−1によるエンジン走行からEV走行へのモード移行時における学習制御の動作を示すフローチャート、図2は、本実施形態の車両用学習装置1−1およびハイブリッド車両100を示す図である。
本実施形態の車両用学習装置1−1は、トランスミッション(変速機2)の出力軸2Bに配置されたモータジェネレータ3によるEV走行が可能なハイブリッド車両100において、エンジン走行→EV走行への切り替わり時、およびEV走行→エンジン走行への切り替わり時にそれぞれクラッチ5のスタンバイ点(係合開始点)を学習する。本実施形態の車両用学習装置1−1およびハイブリッド車両100によれば、走行モードの切り替わり毎にクラッチ5に関する学習制御を実行することができることで、クラッチ5に関する学習機会を適切に確保することができる。
図2において、符号100は、本実施形態の車両用学習装置1−1が搭載されたハイブリッド車両を示す。車両用学習装置1−1は、エンジン1と、変速機2と、モータジェネレータ3と、クラッチ5と、ECU30とを備える。
エンジン1は、ハイブリッド車両100の動力源であり、燃料の燃焼エネルギーをクランクシャフト11の回転運動に変換して出力する。クランクシャフト11は、クラッチ5を介して変速機2の入力軸2Aに接続されている。エンジン1には、スタータ15が設けられている。スタータ15は、バッテリ4からの電力を消費してエンジン1を始動させる始動装置である。スタータ15は、例えば、DCモータとすることができる。
変速機2は、自動制御式マニュアルトランスミッション(AMT;Automated Manual Transmission)である。変速機2は、アクチュエータによって変速操作(ギア段の切り替え)が自動的に行われる。変速機2は、入力軸2A、出力軸2Bおよび相互にギア比が異なる複数のギア対21,22,23,24を有する。入力軸2Aは、クラッチ5を介してエンジン1のクランクシャフト11に接続されている。各ギア対21,22,23,24の一方は入力軸2Aに配置されており、他方は出力軸2Bに配置されている。各ギア対21,22,23,24は、常時噛み合っており、シンクロメッシュ機構によって、入力軸2Aと出力軸2Bとの間で動力を伝達する動力伝達状態と、入力軸2Aと出力軸2Bとの間で動力を伝達しない非伝達状態とに切り替えられる。
変速機2のアクチュエータは、シンクロメッシュ機構を作動制御することにより、各ギア対21,22,23,24のいずれかを動力伝達状態とし、他のギア対を非伝達状態にすることができる。これにより、変速機2において動力伝達状態とされたギア対に応じた変速比で入力軸2Aから出力軸2Bに回転を伝達することができる。また、変速機2のアクチュエータは、全てのギア対21,22,23,24を非伝達状態として変速機2をニュートラル状態とすることができる。
変速機2の出力軸2Bには、モータジェネレータ3が動力を伝達可能に接続されている。モータジェネレータ3は、電力の供給により駆動する電動機としての機能(力行機能)と、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機としての機能(回生機能)とを兼ね備えている。モータジェネレータ3としては、例えば、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。バッテリ4は、充放電が可能な蓄電装置である。バッテリ4は、モータジェネレータ3と電気的に接続されており、モータジェネレータ3と電力を授受できる。
モータジェネレータ3の回転軸31には、回転軸31と一体に回転するMGギア32が設けられている。また、出力軸2Bには、出力軸2Bと一体に回転するMG入力ギア25が設けられている。MGギア32とMG入力ギア25とは噛み合っており、モータジェネレータ3の回転軸31と変速機2の出力軸2Bとは互いに動力を伝達することができる。このようにMGギア32とMG入力ギア25とが常時噛み合っていることで、モータジェネレータ3は、変速機2をニュートラルとした状態で駆動輪16に動力を出力することができる。MGギア32は、MG入力ギア25よりも小径であり、モータジェネレータ3の出力する動力は、増幅されて出力軸2Bに伝達される。
出力軸2Bには、出力軸2Bと一体に回転するドライブピニオンギア26が設けられている。ドライブピニオンギア26は、差動機構12のリングギア13と噛み合っている。エンジン1やモータジェネレータ3から出力軸2Bに入力された動力は、差動機構12およびドライブシャフト14を介して駆動輪16に伝達される。つまり、出力軸2Bは、差動機構12およびドライブシャフト14を介して駆動輪16と接続されている。
クラッチ5は、摩擦係合式のクラッチ装置であり、入力される制御量によって係合度合いを制御可能なものである。図3は、クラッチ5の詳細を示す図である。本実施形態のクラッチ5は、乾式単板の摩擦クラッチである。クラッチ5は、フライホイール51、クラッチディスク52、プレッシャプレート53、ダイヤフラムスプリング54、クラッチカバー55および制御部60を有している。
フライホイール51は、クランクシャフト11に連結されており、クランクシャフト11と一体回転する。フライホイール51には、クラッチカバー55が一体回転可能に取付けられている。クラッチディスク52は、変速機2の入力軸2Aに対してスプライン嵌合によって取付けられている。クラッチディスク52は、入力軸2Aに対して軸方向に相対移動可能で、かつ相対回転不能となっている。クラッチディスク52は、軸方向においてフライホイール51と対向している。
プレッシャプレート53は、クラッチディスク52を挟んでフライホイール51と軸方向において対向している。プレッシャプレート53は、円環形状であり、径方向の中心部に入力軸2Aが挿入されている。ダイヤフラムスプリング54は、クラッチディスク52およびプレッシャプレート53を挟んでフライホイール51と軸方向において対向している。ダイヤフラムスプリング54は、円環形状であり、半径方向の中間部においてクラッチカバー55によって支持されている。
ダイヤフラムスプリング54は、プレッシャプレート53をフライホイール51に向けて押圧することでクラッチ5を係合させることができる。ダイヤフラムスプリング54は、その外周部がプレッシャプレート53に当接してプレッシャプレート53に付勢力を作用させることができるように、クラッチカバー55によって支持されている。ダイヤフラムスプリング54の付勢力により、クラッチディスク52とプレッシャプレート53、およびフライホイール51とクラッチディスク52がそれぞれ係合して摩擦力を発生する。この摩擦力により、クランクシャフト11と入力軸2Aとの間でクラッチ5を介して動力が伝達される。
制御部60は、クラッチ5の係合度合いを制御するものである。制御部60は、レリーズベアリング61、レリーズフォーク62、アクチュエータ63を有する。レリーズベアリング61は、入力軸2Aに嵌合しており、入力軸2Aに対して軸方向に相対移動可能である。レリーズベアリング61は、ダイヤフラムスプリング54における半径方向の内側端部に当接している。
アクチュエータ63は、油室63aを有するシリンダ63cと、ピストンロッド63bとを有する。アクチュエータ63は、油室63aの油圧によってピストンロッド63bをシリンダ63cの軸方向に進退させる。レリーズフォーク62は、支点62aにおいて回動自在に支持されている。レリーズフォーク62の一端はレリーズベアリング61に連結されており、他端はピストンロッド63bに連結されている。油室63aに油圧が供給されてピストンロッド63bがシリンダ63cから突出する方向に前進すると、レリーズフォーク62はレリーズベアリング61をフライホイール51側(矢印Y1参照)に移動させる。これにより、レリーズベアリング61は、ダイヤフラムスプリング54の中央部を押圧する。この押圧力により、ダイヤフラムスプリング54がプレッシャプレート53を押圧する押圧力が低減する。
ダイヤフラムスプリング54がプレッシャプレート53を押圧する押圧力の大きさに応じて、クラッチ5において伝達可能な最大トルク、すなわちクラッチ5のトルク容量が変化する。以下の説明では、このクラッチ5において伝達可能な最大トルクを「クラッチトルク」と記載する。クラッチトルクは、油圧回路70からアクチュエータ63の油室63aに供給される油圧に応じて変化し、また、ピストンロッド63bの進退量、すなわちクラッチストロークに応じて変化する。制御部60は、クラッチストロークを検出するクラッチストロークセンサ64を有する。クラッチストロークセンサ64は、ピストンロッド63bの軸方向の移動量を検出する。
アクチュエータ63は、油圧回路70によって調圧されて供給される制御油圧によってクラッチストロークを調節することにより、クラッチトルクを制御することができる。アクチュエータ63は、制御油圧に応じてクラッチストロークを任意に制御することができる。これにより、アクチュエータ63は、クラッチ5を、完全係合状態、半係合状態、解放状態の3つの状態に制御することができる。完全係合状態とは、フライホイール51とクラッチディスク52とが係合し、かつ等しい回転数で一体に回転する状態である。半係合状態とは、フライホイール51とクラッチディスク52とが係合し、かつ互いに異なる回転数で回転する状態である。解放状態とは、フライホイール51とクラッチディスク52とが離間して動力を伝達しない状態である。また、アクチュエータ63は、クラッチ5の半係合状態における動力の伝達度合いを制御することが可能である。
クラッチストロークが最も小さい領域では、クラッチトルクは最も大きく、クラッチ5は完全係合状態とる。クラッチストロークが増加するにつれてクラッチトルクは減少し、入力されるトルクよりもクラッチトルクが小さくなると半係合状態となる。クラッチストロークが最も大きい領域では、クラッチトルクは0となり、クラッチ5が解放され、動力を伝達しない解放状態となる。
ECU30は、周知のコンピュータを有する電子制御ユニットである。ECU30は、ハイブリッド車両100の走行制御を行う走行制御装置としての機能を有している。また、本実施形態のECU30は、クラッチ5の係合度合いに関する学習制御を行う学習部としての機能を有している。ECU30には、エンジン1、変速機2、モータジェネレータ3、クラッチ5、スタータ15および油圧回路70が接続されており、エンジン1、変速機2、モータジェネレータ3、クラッチ5、スタータ15および油圧回路70は、それぞれECU30によって制御される。
また、ECU30には、クラッチストロークセンサ64、変速機2の入力軸2Aの回転数を検出する入力軸回転数センサが接続されている。クラッチストロークセンサ64によって検出されたクラッチストロークを示す信号、および入力軸回転数センサによって検出された入力軸回転数は、それぞれECU30に出力される。また、ECU30には、バッテリ4の充放電状態や電圧等を検出するセンサが接続されている。ECU30は、このセンサによる検出結果に基づいて、バッテリ4の充電状態SOCを取得することができる。
ECU30は、ハイブリッド車両100においてEV走行およびエンジン走行(EHV走行)を選択的に実行させることができる。エンジン走行とは、少なくともエンジン1の動力によってハイブリッド車両100を走行させる走行モードであり、第一走行モードに対応する。EV走行とは、エンジン1の動力によらずにモータジェネレータ3の動力によってハイブリッド車両100を走行させる走行モードであり、第二走行モードに対応する。
ECU30は、車速およびアクセル開度などの条件に基づいて、駆動輪16に伝達するべき要求トルクあるいは要求駆動力を算出し、その算出結果に基づいて、エンジン1、モータジェネレータ3、およびクラッチ5を制御する。エンジン走行においてエンジン1のトルクを駆動輪16に伝達する際には、クラッチ5が係合状態とされる。エンジン走行では、モータジェネレータ3を発電機として機能させ、発生した電力をバッテリ4に充電することができる。つまり、バッテリ4は、エンジン1の出力する動力によってモータジェネレータ3が発電した電力で充電可能となっている。また、ECU30は、ハイブリッド車両100の運動エネルギーによってモータジェネレータ3を発電させてバッテリ4を充電する回生制御を実行することができる。
エンジン走行では、さらに、モータジェネレータ3を電動機として駆動させ、その動力を駆動輪16に伝達することができる。モータジェネレータ3は、ハイブリッド車両100の加速時等にエンジン1のトルクが不足する場合に、これをアシストすることができる。この場合、エンジン1の動力およびモータジェネレータ3の動力は、出力軸2Bにおいて合成されて駆動輪16に伝達される。
また、モータジェネレータ3は、単独でもハイブリッド車両100の走行用の動力源として機能することができる。すなわち、ハイブリッド車両100は、エンジン1の動力によらずにモータジェネレータ3が出力する動力によって走行するEV走行が可能である。EV走行において、モータジェネレータ3は、バッテリ4からの電力を消費して出力する動力によってハイブリッド車両100を走行させる。ECU30は、バッテリ4の充電状態(SOC)や走行状態等に基づいて、エンジン走行あるいはEV走行のいずれの走行モードでハイブリッド車両100を走行させるかを決定する。例えば、軽負荷や低速での走行時にはEV走行が選択され、中高負荷や中高速での走行時には、エンジン走行が選択される。EV走行では、ECU30は、変速機2の出力軸2Bとエンジン1とで動力が伝達されないように、例えばクラッチ5を解放状態に制御する。
また、ECU30は、エンジン走行において、変速機2の変速制御を行うことができる。変速機2の目標ギア段は、運転者の変速操作に応じたギア段であっても、ハイブリッド車両100の走行状態に応じてECU30によって選択されたギア段であってもよい。ECU30は、目標ギア段を実現するように、クラッチ5および変速機2のアクチュエータを制御する。変速機2において変速を行う場合、ECU30は、クラッチ5を解放させ、変速機2において変速前の目標ギア段に対応するギア段を非伝達状態とし、変速後の目標ギア段に対応するギア段を動力伝達状態とする。ECU30は、目標ギア段へのギア段の切替えがなされると、クラッチ5を係合状態とする。
ここで、ECU30が変速機2のギア段の切替えを行う場合や、エンジン走行とEV走行との間で走行モードを移行させる場合など、クラッチ5を制御する場合に、クラッチ5の係合度合いとアクチュエータの制御量との関係を精度よく把握できることが好ましい。ここで、係合度合いとは、クラッチ5の完全係合状態や半係合状態、解放状態などのフライホイール51とクラッチディスク52との係合の度合い、言い換えるとフライホイール51とクラッチディスク52とにおける動力の伝達率やクラッチ5のトルク容量等である。クラッチ5においては、経年変化やクラッチディスク52の摩耗などにより、クラッチ5の係合度合いとアクチュエータ63に供給される油圧(制御油圧)との関係や、係合度合いとクラッチストロークとの関係が変化することがある。ECU30は、クラッチ5の係合度合いと油圧との関係や、クラッチ5の係合度合いとクラッチストロークとの関係について適宜学習制御を行う。
ここで、クラッチ5の係合度合いに関する学習制御を行う場合、学習機会を多く確保できることが好ましい。例えば、ごく限られた条件の下でしかクラッチ5の係合度合いに関する学習制御を実行することができない場合、学習制御が必要であっても実行することができずに、クラッチ5の制御を最適なものに補正するまでに多くの時間を要することがある。
本実施形態の車両用学習装置1−1は、エンジン走行からEV走行へのモード移行時およびEV走行からエンジン走行へのモード移行時にそれぞれクラッチ5の学習制御を行うことができる。これにより、十分な学習機会を確保することができる。
図1および図4を参照して、本実施形態のエンジン走行からEV走行へのモード移行時におけるクラッチ5の係合度合いに関する学習制御について説明する。図4は、本実施形態のエンジン走行からEV走行へのモード移行時における学習制御のタイムチャートである。図4において、(a)はクラッチトルク、(b)はモータジェネレータの出力トルク、(c)はエンジン回転数、(d)は変速機2の入力軸2Aの回転数をそれぞれ示す。図1に示す制御フローは、EV走行判定がなされてエンジン走行からEV走行にモード移行するときに実行される。EV走行判定は、要求駆動力の低下などの条件により、エンジン走行からEV走行に切り替えるとの判定である。図4では、時刻t1において、EV走行判定がなされる。
まず、ステップS11では、ECU30により、駆動力のすり替えがなされる。ECU30は、クラッチ5を解放していくと共にモータジェネレータ3にトルクを出力させることで駆動輪16への出力を維持したまま徐々にエンジン走行からEV走行に切り替えていく。図4では、ECU30は、時刻t1においてエンジン1の出力する動力を低下させ始め、かつ、クラッチ5のクラッチトルクを低下させ始める。ECU30は、時刻t2において、モータジェネレータ3にトルクを出力させ始め、エンジン1の動力をモータジェネレータ3の動力で置き換える。エンジン1が出力する動力の低下およびクラッチトルクの低下に応じてモータジェネレータ3の出力する動力を増加させることで、出力軸2Bから駆動輪16に対して要求駆動力を満足する動力を出力し続けることができる。ステップS11が実行されると、ステップS12に進む。
ステップS12では、ECU30により、クラッチ5が解放されたか否かが判定される。ECU30は、駆動力のすり替えによって、ハイブリッド車両100に対する要求駆動力をモータジェネレータ3の出力する動力によって実現させると、クラッチ5を解放させる。すなわち、ECU30は、モータジェネレータ3の出力する動力が、要求駆動力を満足できる大きさの動力となり、EV走行に完全に切替えることができる状態となると、クラッチ5を解放してエンジン1と入力軸2Aとの動力の伝達を遮断する。ステップS12の判定の結果、クラッチ5が解放されたと判定された場合(ステップS12−Y)にはステップS13に進み、そうでない場合(ステップS12−N)にはステップS11に移行して駆動力のすり替えが継続して行われる。図4では、時刻t3において、クラッチ5が解放されることでEV走行への移行が完了する。
ステップS13では、ECU30により、変速機2のギアがニュートラルとされる。ECU30は、変速機2のアクチュエータによって、各ギア段21,22,23,24を全て非伝達状態とし、変速機2をニュートラルとする。これにより、入力軸2Aと出力軸2Bとの間の動力の伝達が遮断され、クラッチ5に関する学習制御においてクラッチ5を係合させても、駆動輪側にトルクが出力されない状態となる。図4では、時刻t4において変速機2がニュートラルとされ、入力軸2Aの回転数である入力軸回転数Ninが低下し始める。ステップS13が実行されると、ステップS14に進む。
ステップS14では、ECU30により、入力軸回転数Ninが0であるか否かが判定される。クラッチ5に関する学習制御では、クラッチ5が係合を開始することによる入力軸回転数Ninの変化に基づいて係合開始点を学習する。このため、入力軸回転数Ninが0となってから学習制御が開始される。なお、係合開始点とは、解放していたクラッチ5を係合させるときに、クラッチ5が係合し始めるクラッチストロークや制御油圧の値である。ステップS14の判定の結果、入力軸回転数Ninが0であると判定された場合(ステップS14−Y)にはステップS15に進み、そうでない場合(ステップS14−N)にはステップS14の判定が繰り返される。図4では、時刻t5において入力軸回転数Ninが0となる。
ステップS15では、ECU30により、クラッチ5に関する学習制御が行われる。エンジン走行からEV走行へのモード移行時にクラッチ5に関する学習制御を実行する場合、EV走行に切り替わった時刻t3以降もエンジン1の運転が継続される。時刻t3以降は、エンジン1がアイドル運転状態とされ、エンジン回転数Neはアイドル回転で推移する。
ECU30は、時刻t5において学習制御を開始すると、クラッチ5を徐々に係合させていく。ECU30は、アクチュエータ63に供給する制御油圧を減少させ、クラッチストロークを減少させていく。このときに、クラッチストロークには、クラッチ5において動力が伝達されない無効ストローク領域が存在する。無効ストロークが詰められてクラッチ5が係合を開始し、クラッチ5においてエンジン1側から入力軸2A側への動力の伝達が開始されると、入力軸回転数Ninが上昇する。図4では、時刻t6において入力軸回転数Ninの上昇が検出される。
ECU30は、入力軸回転数Ninの上昇によってクラッチ5の係合開始点を学習し、その学習結果を記憶装置に記憶する。ECU30は、学習結果に基づいて、例えばクラッチトルクとクラッチストロークとの対応関係を補正する。なお、ECU30は、クラッチディスク52等の温度やその他のクラッチ特性に関係するパラメータと関連づけて上記の対応関係を学習するようにしてもよい。ステップS15においてクラッチ5に関する学習制御が完了すると、ステップS16に進む。
ステップS16では、ECU30により、クラッチ5が解放される。ECU30は、エンジン1を停止するためにクラッチ5を解放させる。図4では、時刻t7においてクラッチ5の解放が完了する。ステップS16が実行されると、ステップS17に進む。
ステップS17では、ECU30により、エンジン1が停止される。ECU30は、エンジン1に対する燃料の供給を停止するF/C(フューエルカット)を実行し、エンジン1の運転を停止させる。ステップS17が実行されると、本制御フローは終了する。
次に、図5および図6を参照して、EV走行からエンジン走行へのモード移行時におけるクラッチ5の係合度合いに関する学習制御について説明する。図5は、本実施形態のEV走行からエンジン走行へのモード移行時におけるクラッチ5に関する学習制御の動作を示すフローチャートである。図5に示す制御フローは、EV走行からエンジン走行へモード移行すると判定されたときに実行される。図6は、EV走行からエンジン走行へのモード移行時における学習制御のタイムチャートである。
まず、ステップS21では、ECU30により、変速機2のギアがニュートラルとされる。ECU30は、クラッチ5に関する学習制御の準備として、変速機2をニュートラルとする。なお、EV走行において変速機2がニュートラルとされている場合、ステップS21は省略することができる。ステップS21が実行されると、ステップS22に進む。
ステップS22では、ECU30により、クラッチ5が解放される。ECU30は、クラッチ5に関する学習制御の準備として、クラッチ5における動力の伝達を切断する。なお、EV走行においてクラッチ5が解放されている場合、ステップS22は省略することができる。ステップS22が実行されると、ステップS23に進む。
ステップS23では、ECU30により、エンジン1が始動される。ECU30は、スタータ15によってエンジン1を回転させてエンジン1を始動させる。なお、ECU30は、EV走行からエンジン走行へのモード移行時に学習制御を実行する場合、学習制御を実行しない場合よりもエンジン1の始動タイミングを早めるようにしてもよい。例えば、学習制御に要する時間だけエンジン1の始動タイミングを早めることができる。エンジン1の始動タイミングを早める方法として、例えば、エンジン走行への移行を判定する条件を変更するようにしてもよい。例えば、走行負荷の増加に基づいてエンジン走行への移行を判定する場合、学習制御を実行するときには、学習制御を実行しないときよりも走行負荷についての閾値を小さなものとしてエンジン走行への移行を判定するようにしてもよい。図6では、時刻t11においてエンジン1が始動される。ステップS23が実行されると、ステップS24に進む。
ステップS24では、ECU30により、入力軸回転数Ninが0であるか否かが判定される。その判定の結果、入力軸回転数Ninが0であると判定された場合(ステップS24−Y)には学習制御の開始のためステップS25に進み、そうでない場合(ステップS24−N)にはステップS24の判定が繰り返される。
ステップS25では、ECU30により、クラッチ5に関する学習制御が行われる。図6では、時刻t12において学習制御が開始される。ECU30は、クラッチ5を徐々に係合させていき、エンジン回転数Neをモニタしてエンジン回転数Neの上昇を検出する。図6では、時刻t13においてエンジン回転数Neの上昇が検出される。ECU30は、エンジン回転数Neの上昇に基づいてクラッチ5の係合開始点を学習し、学習結果を記憶する。ステップS25において、クラッチ5に関する学習制御が完了すると、ステップS26に進み、EV走行からエンジン走行への移行を開始する。
ステップS26では、ECU30により、クラッチ5が解放される。ECU30は、変速機2のギア段を走行ギア段にチェンジするためにクラッチ5を解放させる。図6では、時刻t13において学習制御が完了してクラッチ5が解放される。ステップS26が実行されると、ステップS27に進む。
ステップS27では、ECU30により、変速機2のギア段が走行ギアに切替えられる。ECU30は、例えば、走行状態に応じた目標ギア段を決定し、この目標ギア段を実現するように、変速機2において所定のギア対を係合させる。図6では、時刻t14において変速機2における走行ギア段への切替えが開始される。これにより、時刻t14において入力軸回転数Ninが上昇し始める。時刻t15において、ギア段の切替えが完了し、入力軸回転数Ninは、車速に応じた回転数となる。ステップS27が実行されると、ステップS28に進む。
ステップS28では、ECU30により、駆動力のすり替えがなされる。ECU30は、エンジン1のトルクを増加させてクラッチ5を係合させていくと共に、モータジェネレータ3のトルクを減少させていくことで、駆動輪16への出力を保ったままで徐々にエンジン走行へ切替えていく。ECU30は、クラッチ5の半係合状態で徐々にクラッチトルクを増加させていくことで、エンジン1から駆動輪16に伝達される動力を増加させる。また、ECU30は、エンジン1の出力する動力の増加およびクラッチトルクの増加に応じて、モータジェネレータ3の出力する動力を低下させることで、モータジェネレータ3の動力をエンジン1の動力で置き換える。図6では、時刻t16において駆動力のすり替えが開始され、時刻t17において駆動力のすり替えが完了する。ステップS28において駆動力のすり替えが完了すると、ステップS29に進む。
ステップS29では、ECU30により、エンジン走行が開始される。ECU30は、モータジェネレータ3のトルクが0となって駆動力のすり替えが完了すると、クラッチ5を完全係合状態としてエンジン走行を開始する。ステップS29が実行されると、本制御フローは終了する。
このように、本実施形態の車両用学習装置1−1によれば、エンジン走行からEV走行へのモード移行時、およびEV走行からエンジン走行へのモード移行時のそれぞれにおいてクラッチ5の係合度合いに関する学習制御を実行することができる。これにより、クラッチ5に関する学習機会の増加を図ることができる。学習制御をモード移行時に行うことで、エンジン1の始動タイミングや停止タイミングをわずかにずらすだけで学習制御を行うことができる。これにより、燃費の低下を極力抑制して学習制御を実行することができる。
また、エンジン走行からEV走行へのモード移行時(図1)において、駆動力のすり替えの完了(S12−Y)後は、EV走行によって運転者の要求に応えることができるため、ハイブリッド車両100の走行中にクラッチ5に関する学習制御を行うことができる。学習制御のための特別な待ち時間が必要なく、運転者の要求に応えながら学習制御を並行して行うことができるため、学習機会を適切に確保することができる。
EV走行からエンジン走行へのモード移行時(図5)において、エンジン1の始動タイミングが学習制御の時間分だけ前だしされ、EV走行の終了前に学習制御が行われる。これにより、ハイブリッド車両100の走行中にエンジン走行への移行タイミングを遅らせることなくクラッチ5に関する学習制御を行うことができる。学習制御のための特別な待ち時間が必要なく、運転者の要求に応えながら学習制御を並行して行うことができるため、学習機会を適切に確保することができる。
本実施形態のクラッチ5に関する学習制御は、変速機2をニュートラルとした状態で行われる。つまり、クラッチ5を係合させてもエンジン1のトルクは出力軸2Bに伝達されない。よって、駆動輪16への出力トルクの変動を生じることなく、学習制御を実行することができる。
また、本実施形態の学習制御の方法によれば、以下に説明するように、精度よくクラッチ5の係合開始点を学習することができる。変速機2がニュートラルとされて、入力軸2Aが出力軸2Bから切り離されているため、学習制御においてクラッチ5が係合を開始する前の入力軸回転数Ninは0である。クラッチストロークが徐々に減少してクラッチ5が係合を開始すると、入力軸回転数Ninが上昇する。このように、入力軸回転数Ninの変動が無い状態から入力軸回転数Ninが変動することでクラッチ5の係合開始点を検出するため、係合開始点を精度よく学習することができる。
また、本実施形態のクラッチ5に関する学習制御は、エンジン1の動力が駆動輪16に伝達されない状態で行われるため、ハイブリッド車両100の走行中だけでなく、停車中に実行することも可能である。つまり、本実施形態に係るハイブリッド車両100では、エンジン1の出力する動力を駆動輪16に伝達する必要がない場合に任意のタイミングでクラッチ5に関する学習制御を実行可能である。
なお、本実施形態では、モータジェネレータ3が変速機2の出力軸2Bに接続されていたが、これには限定されない。モータジェネレータ3は、ハイブリッド車両100の駆動系における入力軸2Aよりも駆動輪16側に接続されていればよい。
なお、変速機2やクラッチ5の構成は、図2に示すものには限定されない。変速機2およびクラッチ5は、それぞれ自動で動作させることが可能なものであればよい。変速機2は、例えば、デュアルクラッチ式変速機(DCT;Dual Clutch Transmission)等であってもよい。デュアルクラッチ式変速機は、エンジンの出力軸(以下、機関出力軸と記す)と、複数のギア段(例えば、奇数段)を有する第1変速機構の入力軸(以下、第1入力軸と記す)とを係合させることが可能な第1クラッチと、当該機関出力軸と、複数のギア段(例えば、偶数段)を有する第2変速機構の入力軸(以下、第2入力軸と記す)とを係合させることが可能な第2クラッチとを有するものである。
デュアルクラッチ式変速機は、第1クラッチと第2クラッチを交互に係合状態にすることで、機関出力軸からの機械的動力を変速するギア段を、第1変速機構と第2変速機構との間で切替えるときに、機関出力軸から駆動輪16への動力伝達に途切れが生じることを抑制することができる。こうしたデュアルクラッチ式変速機を備えた車両において、第1変速機構あるいは第2変速機構の少なくとも一方にモータジェネレータを配置し、当該変速機構を介してモータジェネレータの動力を駆動輪16に出力するハイブリッド車両とすることができる。このハイブリッド車両では、例えば第1変速機構に設けたモータジェネレータの出力によってEV走行しているときに、第2変速機構をニュートラルとして第2クラッチに関する学習制御を行うことができる。
本実施形態では、クラッチ5の係合開始点が学習されたが、学習内容はこれには限定されない。例えば、エンジン1を運転させ、かつ変速機2をニュートラルとした状態でクラッチ5を徐々に係合させるときに、クラッチ5が係合を開始した後の入力軸回転数Ninの推移に基づいてクラッチ5の特性を学習するようにしてもよい。
(第2実施形態)
図7および図8を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態では、必要なときだけクラッチ5に関する学習制御を行うことで、エンジン1の運転に伴う燃費の低下を抑制する。図7は、本実施形態のエンジン走行からEV走行へのモード移行時における学習制御の動作を示すフローチャート、図8は、EV走行からエンジン走行へのモード移行時における学習制御の動作を示すフローチャートである。
図7および図8を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。本実施形態では、必要なときだけクラッチ5に関する学習制御を行うことで、エンジン1の運転に伴う燃費の低下を抑制する。図7は、本実施形態のエンジン走行からEV走行へのモード移行時における学習制御の動作を示すフローチャート、図8は、EV走行からエンジン走行へのモード移行時における学習制御の動作を示すフローチャートである。
上記第1実施形態では、エンジン走行からEV走行へのモード移行時に、学習制御が完了するまでエンジン停止が遅れることで、学習制御を行わない場合よりも燃費が低下する。また、EV走行からエンジン走行へのモード移行時に、学習制御を行わない場合よりもエンジン1の始動タイミングを前出しすることで、学習を行わない場合よりも燃費が低下する。ハイブリッド車両100では、モード移行によるエンジン1の停止や始動の回数が多いため、モード移行の度に毎回クラッチ5に関する学習制御を実行すると、燃費への影響が大きくなる虞がある。
本実施形態では、必要なときだけ学習制御を行うようにすることで、学習制御の実行による燃費の低下を抑制する。図7を参照して、エンジン走行からEV走行へのモード移行時における学習制御について説明する。図7に示す制御フローは、EV走行判定がなされてエンジン走行からEV走行にモード移行するときに実行される。
ステップS31およびステップS32は、それぞれ上記第1実施形態(図1参照)のステップS11およびステップS12と同様とすることができる。すなわち、ステップS31で駆動力のすり替えがなされて、かつクラッチ5が解放されたと判定される(ステップS32−Y)と、ステップS33に進む。
ステップS33では、ECU30により、学習が必要であるか否かが判定される。ECU30は、例えば、クラッチ5の使用回数と使用用途(発進のための使用か変速のための使用か等)、推定温度、経過時間、走行距離等に基づいてクラッチ5の係合度合いに関する学習制御が必要であるか否かを判定する。クラッチ5の使用回数とは、例えば、クラッチ5がハイブリッド車両100に搭載されてからの総使用回数や、前回学習制御が実行されてからの使用回数等とすることができる。所定の使用回数ごとに学習制御を実行するようにすれば、燃費の低下を抑制しつつ適切なインターバルで学習制御を実行することができる。また、使用用途に応じた負荷に基づいて適切に学習間隔を定めるようにすることで、燃費の低下を抑制することができる。
また、クラッチ5の推定温度に基づいて、学習が不足している温度条件の場合にのみ学習制御を実行するようにできる。経過時間は、例えば、クラッチ5がハイブリッド車両100に搭載されてからの総使用時間や、前回学習制御が実行されてからの使用時間等とすることができる。走行距離は、クラッチ5がハイブリッド車両100に搭載されてからの総走行距離や、前回学習制御が実行されてからの走行距離等とすることができる。使用時間や走行距離等に基づいて学習制御を実行するようにすれば、燃費の低下を抑制しつつ適切なインターバルで学習制御を実行することができる。
なお、クラッチ5に関する学習制御が必要か否かを判定する条件は、例示したものには限定されない。学習制御の内容や目的に応じて、学習制御の必要性を適宜判定するようにすればよい。例えば、アクチュエータ63に供給される作動油の油温やクラッチディスク52の温度と関連づけてクラッチ5に関する学習制御を行う場合、それらの温度に基づいて学習制御の必要性を判定することができる。
ステップS33の判定の結果、学習が必要であると判定された場合(ステップS33−Y)にはステップS34に進み、そうでない場合(ステップS33−N)にはステップS38に進む。
ステップS34からステップS37は、それぞれ上記第1実施形態のステップS13からステップS16までと同様とすることができる。すなわち、ステップS34では変速機2のギアがニュートラルとされ、ステップS35で入力軸回転数Ninが0と判定される(ステップS35−Y)とステップS36でクラッチ5に関する学習制御が行われる。次のステップS37では、クラッチ5が解放されてステップS38に進む。
ステップS38では、ECU30により、エンジン1が停止される。ステップS38が実行されると、本制御フローは終了する。
次に、図8を参照して、EV走行からエンジン走行へのモード移行時におけるクラッチ5に関する学習制御について説明する。図8に示す制御フローは、EV走行からエンジン走行へモード移行すると判定されたときに実行される。
まず、ステップS41では、ECU30により、学習が必要であるか否かが判定される。ECU30は、例えば、上記のステップS33と同様にクラッチ5の係合度合いに関する学習制御が必要であるか否かを判定することができる。ステップS41の判定の結果、学習が必要であると判定された場合(ステップS41−Y)にはステップS42に進み、そうでない場合(ステップS41−N)にはステップS51に進む。
ステップS42からステップS47は、それぞれ上記第1実施形態(図5参照)のステップS21からステップS26と同様とすることができる。すなわち、ECU30は、ステップS42で変速機2のギアをニュートラルとし、ステップS43でクラッチ5を解放し、ステップS44でエンジン1を始動させると、ステップS45で入力軸回転数Ninが0であるか否かを判定する。ECU30は、入力軸回転数Ninが0である(ステップS45−Y)と、ステップS46でクラッチ5に関する学習制御を行い、学習制御が完了すると、ステップS47でクラッチ5を解放させ、ステップS48に進む。
一方、ステップS41で否定判定がなされてステップS51に進むと、ステップS51では、ECU30により、クラッチ5が解放される。ステップS51が実行されると、ステップS52に進む。
ステップS52では、ECU30により、エンジン1が始動される。ECU30は、スタータ15によってエンジン1を回転させてファイアリングを行い、エンジン1を始動させる。このときのエンジン1の始動タイミングは、学習制御が必要と判定された場合のステップS44における始動タイミングよりも遅くされる。ステップS52が実行されると、ステップS48に進む。
ステップS48からステップS50は、それぞれ上記第1実施形態のステップS27からステップS29と同様とすることができる。すなわち、ECU30は、ステップS48で変速機2のギア段を走行ギアに切替え、ステップS49で駆動力のすり替えを行い、ステップS50でエンジン走行を開始させる。ステップS50が実行されると、本制御フローは終了する。
以上説明したように、本実施形態では、エンジン走行からEV走行へのモード移行時に、学習が不要(ステップS33−N)であればEV走行への移行完了と同時にエンジン1を停止させることができる。これにより、クラッチ5に関する学習制御を行う場合よりもエンジン1の停止タイミングを早めることができ、燃費の改善を図ることができる。
また、EV走行からエンジン走行へのモード移行時に、学習が不要(ステップS41−N)であれば学習制御を省略する。これにより、学習制御を行う場合よりもエンジン1の始動タイミングを遅らせて燃費の改善を図ることができる。
上記の各実施形態に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
以上のように、本発明にかかる車両用学習装置およびハイブリッド車両は、クラッチに関する学習機会を適切に確保するのに適している。
1−1 車両用学習装置
1 エンジン
2 変速機
2A 入力軸
2B 出力軸
3 モータジェネレータ
5 クラッチ
30 ECU
100 ハイブリッド車両
1 エンジン
2 変速機
2A 入力軸
2B 出力軸
3 モータジェネレータ
5 クラッチ
30 ECU
100 ハイブリッド車両
Claims (8)
- エンジンと、
制御可能なクラッチと、
前記クラッチを介して前記エンジンに接続された入力軸と、車両の駆動輪に接続された出力軸と、を有する変速機と、
前記変速機をニュートラルとした状態で前記駆動輪に動力を出力可能なモータジェネレータと、
を備え、
前記エンジンを運転させ、かつ前記変速機をニュートラルとした状態で、前記クラッチの係合度合いに関する学習制御を行う
ことを特徴とする車両用学習装置。 - 前記学習制御を、前記モータジェネレータの動力によって前記車両を走行させているときに、前記エンジンを運転させ、かつ前記変速機をニュートラルとした状態で行う
請求項1に記載の車両用学習装置。 - 前記学習制御を、少なくとも前記エンジンの動力によって前記車両を走行させる第一走行モードと、前記エンジンの動力によらずに前記モータジェネレータの動力によって前記車両を走行させる第二走行モードとのモード移行時に行う
請求項1または2に記載の車両用学習装置。 - 前記第一走行モードから前記第二走行モードへの移行時に、前記第二走行モードへ移行した後で前記学習制御を行う
請求項3に記載の車両用学習装置。 - 前記第二走行モードから前記第一走行モードへの移行時に、前記第二走行モードにおいて前記学習制御を行ってから前記第一走行モードに移行する
請求項3に記載の車両用学習装置。 - 前記第二走行モードから前記第一走行モードへの移行時に、前記学習制御を行う場合には、前記学習制御を行わない場合よりも前記エンジンの始動タイミングを早める
請求項5に記載の車両用学習装置。 - 前記学習制御において、解放していた前記クラッチを係合させるときの前記入力軸の回転数の変化に基づいて前記クラッチの係合開始点を学習する
請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用学習装置。 - エンジンと、
制御可能なクラッチと、
前記クラッチを介して前記エンジンに接続された入力軸と、駆動輪に接続された出力軸と、を有する変速機と、
前記変速機をニュートラルとした状態で前記駆動輪に動力を出力可能なモータジェネレータと、
前記クラッチの係合度合いに関する学習制御を行う学習部と、
を備えることを特徴とするハイブリッド車両。
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