JP2012083399A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像器とトナーカートリッジのいずれか一方を着脱するとき、他方のトナー受入口あるいはトナー出口を強制的に閉止して、機体内部におけるトナーの飛散を防止する。
【解決手段】トナー受入口25を開閉するシャッタ27と、トナー出口35を開閉するシャッタ37との間に仕切体45を配置し、これを復帰ばね57で待機位置へ向かって付勢する。仕切体45には連通口50と、トナー受入口25を塞ぐ第1遮蔽壁51と、トナー出口35を塞ぐ第2遮蔽壁52を設ける。仕切体45は、トナー供給姿勢と、第1遮蔽姿勢と、第2遮蔽姿勢と、待機姿勢とに変位できる。現像器18およびトナーカートリッジ19を本体部4の所定の位置に装填した状態においてのみ、仕切体45を復帰ばね57の付勢力に抗してトナー供給姿勢に保持して、トナー出口35とトナー受入口25を連通口50を介して連通する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばコピー機、ファクシミリ機、あるいはプリンタ装置等の画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置において、トナーカートリッジの排出口を開閉するシャッタと、現像器の受入口を開閉するシャッタとを、トナーカートリッジの出し入れ動作に連動して開閉することが特許文献1に開示されている。各シャッタは、それぞれ圧縮コイル形のばねで閉じ付勢するが、前者シャッタを閉じ付勢するばねのばね力が、後者シャッタを閉じ付勢するばねのばね力よりも大きく設定してある。これにより、トナーカートリッジを現像器に装填する場合には、現像器側のシャッタを開放したのち、トナーカートリッジ側のシャッタを開放できる。また、トナーカートリッジを現像器から取り外す場合には、トナーカートリッジ側のシャッタを閉止したのち、現像器側のシャッタを閉止できる。
同様に、トナーカートリッジ側のシャッタと、トナーホッパー側のシャッタとを、トナーカートリッジの出し入れ動作に連動して開閉することが特許文献2に開示されている。そこでは、トナーカートリッジ内の新規なトナーを、トナーホッパーを介して現像器に供給しており、現像器から排出された排トナーをトナーカートリッジへ回収している。
特開2007−279532号公報 特開2008−83164号公報
特許文献1の画像形成装置によれば、現像器の受入口を開放したあとでトナーカートリッジ側の排出口を開放するので、トナーカートリッジの出し入れ時にトナーが現像器の受入口やその周辺に飛散するのを防止できる。しかし、現像器の交換や補修を行う場合であっても、まずトナーカートリッジを現像器から取り外したのち、現像器を取り外さねばならない。また、現像器を所定の位置に組み付けたのちに、トナーカートリッジを現像器に装填しなければならない。このように、従来の画像形成装置においては、トナーカートリッジと現像器を取り外す場合の手順と、機体に対して組み付ける場合の手順が固定化されていた。そのため、先の取り外し手順を間違えると、トナーカートリッジ内のトナーが排出口から排出されて、現像器や現像器の周辺がトナーで汚損されるおそれがある。
その点、特許文献2の画像形成装置においては、機体の内奥に固定されたトナーホッパーに対してトナーカートリッジを着脱するので、上記のような取り外し手順を間違える余地がなく、トナーホッパーや現像器の周辺におけるトナーによる汚損を解消できる。しかし、トナーホッパーを配置するためのスペースを機体の内部に確保しなければならないので、画像形成装置を小形化するうえで障害となる。
本発明の目的は、現像器とトナーカートリッジの着脱手順の制約を解消して、これらの機器の着脱を簡便に行うことができ、しかも、先の機器の着脱に伴う本体部の内部におけるトナーの飛散を防止できる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、本体部4の内部に現像器18、およびトナーカートリッジ19が着脱自在に装着してある。現像器18のトナー受入口25を開閉するシャッタ27と、トナーカートリッジ19のトナー出口35を開閉するシャッタ37と、これら二つのシャッタ27・37の間に配置される仕切体45と、仕切体45を待機位置へ向かって付勢する復帰ばね57とを備える。仕切体45には、トナー受入口25とトナー出口35を連通する連通口50と、トナー受入口25を塞ぐ第1遮蔽壁51と、トナー出口35を塞ぐ第2遮蔽壁52とが設けられている。仕切体45は、連通口50がトナー受入口25とトナー出口35を連通するトナー供給姿勢と、仕切体45の第1遮蔽壁51でトナー受入口25を塞ぐ第1遮蔽姿勢と、仕切体45の第2遮蔽壁52でトナー出口35を塞ぐ第2遮蔽姿勢と、復帰ばね57で待機位置に位置保持される待機姿勢とに変位できるよう支持されている。現像器18およびトナーカートリッジ19を本体部4の所定の位置に装填した状態においてのみ、現像器18およびトナーカートリッジ19で仕切体45を復帰ばね57の付勢力に抗してトナー供給姿勢に保持する。これにより、トナー出口35とトナー受入口25とが、連通口50を介して連通するようになっていることを特徴とする。
仕切体45と、仕切体45を支持するブラケット46との間に、仕切体45を揺動可能に支持する支軸55を設ける。支軸55はブラケット46に設けたガイド溝56で案内されて、トナー供給姿勢と待機姿勢との間をスライド移動できる。現像器18およびトナーカートリッジ19に、仕切体45の第1辺部58を受け止める第1操作片30と、仕切体45の第2辺部59を受け止める第2操作片40とを設ける。第1、第2の各操作片30・40は、復帰ばね57の付勢力に抗して第1、第2の各辺部58・59を受け止めて、仕切体45をトナー供給姿勢に保持する。
仕切体45の上面側にトナーカートリッジ19を配置し、仕切体45の下面側に現像器18を配置する。連通口50の上開口縁の周囲に、第1遮蔽壁51を含む受止凹部53を凹み形成する。
仕切体45がトナー供給姿勢に切り換わったことを検知する検知構造を、仕切体45と本体部4との間に設ける。検知構造は、仕切体45に設けた被検知構造65と、本体部4の側に設けられて、被検知構造65を検知する検知手段とを含む。
仕切体45に設けた被検知構造65は、仕切体45を上下に貫通する検知穴からなる。検知手段は、検知穴65を間に挟んで上下に配置される投光器66と受光器67とで構成する。
本発明に係る画像形成装置においては、現像器18のトナー受入口25とトナーカートリッジ19のトナー出口35との間に仕切体45を配置した。また、現像器18およびトナーカートリッジ19の着脱に連動して仕切体45の姿勢を切り換えることにより、前記両者が本体部4の所定の位置に装填してある状態においてのみ、トナー受入口25とトナー出口35とを仕切体45の連通口50を介して連通できるようにした。さらに、現像器18とトナーカートリッジ19のいずれか一方を本体部4から取り外した状態では、本体部4に残った側の現像器18またはトナーカートリッジ19の、トナー受入口25またはトナー出口35を仕切体45で遮蔽できるようにした。
したがって、本発明に係る画像形成装置によれば、現像器18とトナーカートリッジ19の着脱手順に関する制約を解消して、必要に応じてどちらでも自由に着脱できるので、各機器の着脱を簡便に行うことができる。また、現像器18とトナーカートリッジ19のいずれかを本体部4から取り外した状態において、本体部4に残った側の機器のトナー受入口25またはトナー出口35を仕切体45で遮蔽できるので、先の機器の着脱に伴う本体部4の内部におけるトナーの飛散を防止できる。とくに、現像器18を本体部4から取り外すときに、トナーカートリッジ19のトナー出口35を仕切体45で遮蔽して、トナーカートリッジ19内のトナーが本体部4の内部に落下し飛散するのを防止できる。これに伴いトナーホッパーなどの余分な機器を設ける必要もなく、現像器18に対してトナー供給を行える。
仕切体45の姿勢を切り換えるための具体的な構造として、仕切体45を支軸55を中心にして揺動可能に支持し、さらに支軸55をブラケット46に設けたガイド溝56でスライド移動できるように支持した。さらに、現像器18およびトナーカートリッジ19に設けた第1、第2の操作片30・40で仕切体45の姿勢を切り換えるようにした。この姿勢切り換え構造によれば、現像器18およびトナーカートリッジ19を所定の位置に着脱するだけで、何ら意識する必要もなく、仕切体45をトナー供給姿勢と、第1遮蔽姿勢と、第2遮蔽姿勢と、待機姿勢とに的確に切り換えることができる。したがって、トナーの漏れ出しに伴う本体部4の汚損や、着脱手順の先後などに煩わされることもなくメンテナンス作業を簡便に、しかも的確に行うことができる。
仕切体45に設けた連通口50の上開口縁の周囲に、第1遮蔽壁51を含む受止凹部53を凹み形成すると、仕切体45の上面側に配置したトナーカートリッジ19のトナー出口35から落下するトナーを受止凹部53で受け止めて、落下したトナーが仕切体45の外部へ漏れ出るのを防止できる。したがって、現像器18の着脱に伴ってトナー出口35からトナーが落下することがあったとしても、落下したトナーによる本体部4の汚損を解消して、メンテナンス作業に伴う一連の手間を軽減できる。
仕切体45と本体部4との間に、仕切体45がトナー供給姿勢に切り換わったことを検知する検知構造を設けると、現像器18あるいはトナーカートリッジ19が適正に装填されたか否かを知ることができる。また、画像形成装置に適合しない現像器18やトナーカートリッジ19が装填された場合や、現像器18とトナーカートリッジ19の組み合わせが適正でない場合にも、そのことを検知構造で的確に検知することができる。したがって、検知構造による検知結果をエラー表示に反映させることにより、メンテナンス作業者の注意を喚起し、機器の装填が誤った状態のままで画像形成装置が起動されるのを防止できる。
仕切体45に設けた検知穴65と、その上下に配置した投光器66および受光器67で構成した検知構造によれば、現像器18およびトナーカートリッジ19の装填状態の適否や、仕様の適否などを仕切体45を介して明確に知ることができる。また、非接触状態のままで仕切体45の姿勢の如何を検知するので、画像形成装置の使用期間が長期にわたる場合でも、検知手段の損耗や劣化を懸念する必要がなく、信頼性に優れた検知結果を得ることができる。
本発明に係る画像形成部の要部の平面図である。 本発明に係る画像形成部の適用例を示す画像形成装置の概念図である。 本発明に係る現像器およびトナーカートリッジの分解正面図である。 本発明に係る現像器およびトナーカートリッジの分解平面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 仕切体によるトナー受入口の遮蔽動作を示す平面図である。 図7におけるC−C線断面図である。 仕切体によるトナー出口の遮蔽動作を示す平面図である。 図9におけるD−D線断面図である。
(実施例) 図1から図10に、本発明に係る画像形成装置をコピー機能とファクシミリ機能とを備えた複合機に適用した実施例を示す。なお、本発明における前後、左右、上下とは、図1から図5に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
図2において、複合機1は、画像形成部2、および定着装置3等が配置された本体部4と、本体部4の上部の画像読取部5などを備えており、本体部4の下側に配置した給紙カセット6と本体部4の上側の排出部7との間に記録紙の搬送路8を備える。搬送路8の下部に画像形成部2が、上部に定着装置3が配置されている。画像形成部2および定着装置3に臨む本体部4の前壁および右側壁には、フロントカバーおよびサイドカバーが設けられている。これらのカバーを開放することにより、画像形成部2および定着装置3のメンテナンスを行うことができ、さらに定着装置3やその周辺の搬送路8に詰まった記録紙を取り除くことができる。
画像読取部5の前面には、各種の操作ボタンを備えた操作パネル9が設けられており、上面側には自動原稿搬送装置(ADF)10が設けられている。本などの綴られた原稿の画像は、画像読取部5の上面のプラテンガラスに載置した状態で読み込むことができ、さらに枚葉状の原稿は自動原稿搬送装置10を通すことにより連続して読み込むことができる。定着装置3は、加熱ローラ11と、加熱ローラ11の周面に外接する加圧ローラ12と、加圧ローラ12を加熱ローラ11に向かって押し付け付勢する前後一対の加圧ばね(図示していない)などで構成する。
画像形成部2は、感光ドラム15と、その周囲に配置される帯電装置16、および露光装置17と、現像器18と、現像器18に対してトナーを供給するトナーカートリッジ19などで構成する。
図3に示すように現像器18は、中空箱状の本体部21を有し、その右側の内部にトナーを感光ドラム15に供給する現像ローラ22と、同ローラ22にトナーを供給する供給ローラ23を配置し、内部の左右に撹拌体24を配置してなる。本体部21の上面の左端側後隅には、トナー受入口25を備えた連通部26が設けられており、連通部26の上面にトナー受入口25をスライド開閉するシャッタ27が設けられている。図4、図5に示すように、シャッタ27の上壁には、トナー受入口25を開放するシャッタ窓28が設けられている。シャッタ27は、その前側に配置したシャッタばね29で閉じ勝手に付勢されている。連通部26の右側の本体部21の上面には、後述する仕切体45を操作する第1操作片30が突設されている。第1操作片30は断面が楔形の突起からなり、その後端寄りに斜めの操作面31を備えている。
トナーカートリッジ19は前後に長い中空箱状のカートリッジ本体34を有し、その右側の後部にトナー出口35を備えた連通部36が張り出されている。連通部36の下面側にはトナー出口35をスライド開閉するシャッタ37が設けられており、シャッタ37の下壁には、トナー出口35を開放するシャッタ窓38が設けられている(図4、図5参照)。シャッタ37は、その前側に配置したシャッタばね39で閉じ勝手に付勢されている。連通部36の左側のカートリッジ本体34の下面には、後述する仕切体45を操作する第2操作片40が突設されている。第2操作片40は断面が楔形の突起からなり、その後端寄りに斜めの操作面41を備えている。
上記のように構成した現像器18およびトナーカートリッジ19を、適正な姿勢で適正に出し入れするために、図3に示すように本体部4の内部に現像器装填部42と、カートリッジ装填部43とが設けられている。図3に想像線で示すように、現像器18およびトナーカートリッジ19を、現像器装填部42およびカートリッジ装填部43に装填した状態では、お互いの連通部26・36が上下に対向する(図5参照)。現像器18と、トナーカートリッジ19のいずれか一方がそれぞれの装填部42・43に対して着脱されるとき、他方のトナー開口(トナー受入口25あるいはトナー出口35)を強制的に閉止するために、両者18・19の間に仕切体45が設けられている。
図1に示すように仕切体45は、平面視が扇型のプラスチック成形品からなり、その後縁側へ向かって末広がり状に形成されている。仕切体45は、現像器18のトナー受入口25を開閉するシャッタ27と、トナーカートリッジ19のトナー出口35を開閉するシャッタ37との間に配置されている。仕切体45は、前部の下面を支持するブラケット46と、後部の上下面を案内するスライド枠47とで水平に支持されており、現像器18およびトナーカートリッジ19の着脱に連動してトナー供給姿勢と、第1、第2の遮蔽姿勢と、待機姿勢とに切り換えられる。図3に示すようにブラケット46は、クランク状に折り曲げられて、その上壁が現像器装填部42の上壁に固定されている。スライド枠47は、本体部4を構成する後壁に固定されている。
仕切体45は、前すぼまり状の基部48と、基部48より分厚く形成される切換弁部49とを備えており、切換弁部49の前寄りにトナー出口35とトナー受入口25を連通する長方形状の連通口50が上下に貫通する状態で形成されている。連通口50より後側の切換弁部49の下面には、トナー受入口25を塞ぐ第1遮蔽壁51が設けられており、連通口50より後側の切換弁部49の上面には、トナー出口35を塞ぐ第2遮蔽壁52が設けられている。連通口50の上開口縁の周囲には、第2遮蔽壁52を含む受止凹部53が扇形に凹み形成されている。第2遮蔽壁52は、受止凹部53のうち、連通口50より後側の受止凹部53の底面で形成されている。
上記のように構成した仕切体45を、先に述べた各姿勢に切り換え操作するために、仕切体45を支軸55で揺動可能に支持し、さらに支軸55をブラケット46に設けたガイド溝56で前後スライド自在に案内している。また、仕切体45の前端とブラケット46との間に掛止めた引っ張りコイル形の復帰ばね57で、仕切体45を待機位置へ向かって付勢している。さらに、仕切体45の左右に、現像器18の第1操作片30で操作される第1辺部58と、トナーカートリッジ19の第2操作片40で操作される第2辺部59とを左右対称に設けている。
図5に示すように、支軸55はガイド溝56に挿通されて、その下端の軸部が平座金62を介してかしめ固定されている。したがって、仕切体45は支軸55を中心にして左右揺動でき、しかもガイド溝56に沿って、トナー供給姿勢と待機姿勢との間を前後方向へスライド移動できる。スライド枠47の前端の上下には、トナー受入口25のシャッタ27と、トナー出口35のシャッタ37を自動的に開放操作する開放部63・63が設けられている。
現像器18およびトナーカートリッジ19が、それぞれの装填部42・43に対して適正に装填してある状態(図1の状態)では、第1辺部58および第2辺部59が、第1操作片30と第2操作片40の操作面31・41で受止められている。この状態がトナー供給姿勢である。このときの仕切体45は、復帰ばね57の付勢力に抗して本体部4の後方へ押し込まれており、支軸55はガイド溝56の後端に位置している。この状態では、上下のシャッタ27・37が開放部63・63で開放されて、トナー受入口25およびトナー出口35のそれぞれが、シャッタ窓28・38と連通口50を介して向き合っている(図5参照)。したがって、複合機1が稼動している状態においては、トナーカートリッジ19の内部に設けたスクリュー軸70(図6参照)が回転駆動されて、トナーがトナー出口35から連通口50とトナー受入口25を介して、本体部21の内部へ落下しながら供給される。
上記のように、複合機1に対して適正な組み合わせの現像器18とトナーカートリッジ19が、それぞれの装填部42・43に対して適正に装填されていることを確認するために、仕切体45と本体部4を構成する機体との間に検知構造が設けられている。検知構造は、仕切体45の切換弁部49の後部に設けた上下に貫通する検知穴(被検知構造)65と、検知穴65を間に挟んで上下に配置される投光器66および受光器67とで構成される。
図5に示すように投光器66は、スライド枠47の上壁に形成した投光窓に面して配置されており、受光器67は、スライド枠47の下壁に形成した受光窓に面して配置されている。投光器66および受光器67が、検知穴65を検知する検知手段を構成しており、受光器67から検知信号が出力されたとき、現像器18とトナーカートリッジ19が各装填部42・43に対して適正に装填されていると判定する。たとえば、複合機1に適合しない現像器18やトナーカートリッジ19が装填された場合や、現像器18とトナーカートリッジ19の組み合わせが適正でない場合には、受光器67から検知信号が出力されないので、誤った機器が装填されていることを判断できる。
以下に、現像器18と、トナーカートリッジ19のいずれか一方がそれぞれの装填部42・43から抜き外されるときの仕切体45の動作を説明する。図1に示す状態からトナーカートリッジ19を本体部4の外へ抜き外すと、まず、トナー出口35がシャッタ37で閉止され、第2操作片40が仕切体45の第2辺部59から分離する。そのため、図7に示すように仕切体45は、その第1辺部58のみが現像器18の第1操作片30の操作面31で受止められた状態となり、仕切体45は、復帰ばね57で待機位置側へ引き戻され、支軸55を中心にして反時計回転方向へ僅かに揺動している。その結果、仕切体45の連通口50は、トナー受入口25よりも左斜め前方へずれ動き、第1遮蔽壁51が、トナー受入口25のシャッタ27のシャッタ窓28を塞ぐ状態となる(図8参照)。したがって、現像器18の本体部21内のトナーが、トナー受入口25から飛散するのを防止できる。このときの仕切体45の姿勢が第1遮蔽姿勢であり、復帰ばね57は僅かに緊張した状態で、左側へ傾斜した状態の仕切体45と釣り合っている。また、仕切体45の姿勢が第1遮蔽姿勢に切り換わるのに伴い、検知穴65が投光器66と受光器67の検知光路から外れた位置へずれ動くので、この状態のままで電源をオン操作したとしても複合機1が起動することはない。
図1に示す状態から現像器18を本体部4の外へ抜き外すと、まず、トナー受入口25がシャッタ27で閉止され、第1操作片30が仕切体45の第1辺部58から分離する。そのため、図9に示すように、仕切体45は、その第2辺部59のみがトナーカートリッジ19の第2操作片40で受止められた状態となり、仕切体45は、復帰ばね57で待機位置側へ引き戻され、さらに支軸55を中心にして時計回転方向へ揺動する。その結果、仕切体45の連通口50は、トナー出口35よりも右斜め前方へずれ動き、第2遮蔽壁52が、トナー出口35のシャッタ37のシャッタ窓38を塞ぐ。したがって、カートリッジ本体34内のトナーが、トナー出口35から落下し飛散するのを防止できる。このときの仕切体45の姿勢が第2遮蔽姿勢であり、復帰ばね57は僅かに緊張した状態で、右側へ傾斜した状態の仕切体45と釣り合っている。また、仕切体45の姿勢が第2遮蔽姿勢に切り換わるのに伴い、検知穴65が投光器66と受光器67の検知光路から外れた位置へずれ動くので、この状態のままで電源をオン操作したとしても複合機1が起動することはない。
なお、図10に示すように、第2遮蔽姿勢においては、トナー出口35と第2遮蔽壁52とは、受止凹部53の凹み空間を介して対向しており、第2遮蔽壁52がシャッタ37の下面に接合してシャッタ窓38を閉止しているわけではない。しかし、現像器18を本体部4の外へ抜き外した状態の複合機1は、電源がオフ状態になっており、スクリュー軸70は停止した状態に保持される。そのため、カートリッジ本体34内のトナーがトナー出口35とシャッタ窓38を介して受止凹部53へ落下することはなく、せいぜいトナー出口35の内面に付着していた僅かな量のトナーが受止凹部53へ落下するだけに過ぎない。また、落下した僅かなトナーは受止凹部53の内部に堆積するので仕切体45の外へ飛散することはなく、したがって、トナー出口35から落下したトナーによって現像器装填部42や、再装填される現像器18が汚損されるのを解消できる。
以上のように、仕切体45は、現像器18とトナーカートリッジ19のいずれかが、適正な装填姿勢から本体部4の外へ抜き出し操作されるとき、トナー受入口25あるいはトナー出口35を強制的に閉止することができる。また、現像器18およびトナーカートリッジ19を本体部4の所定の位置に装填した状態においてのみ、現像器18およびトナーカートリッジ19で仕切体45を復帰ばね57の付勢力に抗してトナー供給姿勢に保持できる。なお、現像器18とトナーカートリッジ19の両者を本体部4の外へ抜き出し操作した状態では、図4に示すように、仕切体45は、その前端の中央が僅かに緊張した状態の復帰ばね57で引っ張り付勢されて、中立姿勢に保持される。このときの仕切体45の姿勢が待機姿勢である。
以上のように構成した画像形成装置によれば、現像器18と、トナーカートリッジ19のいずれか一方がそれぞれの装填部42・43に対して着脱されるとき、他方のトナー受入口25あるいはトナー出口35を仕切体45で強制的に閉止できる。これにより、現像器18とトナーカートリッジ19の着脱手順の制約が解消され、どちらでも本体部4から自由に取り外すことが可能となる。したがって、現像器18とトナーカートリッジ19の着脱を簡便に行うことができ、しかも、先に取り外した機器の着脱に伴って、機体の内部にトナーが飛散するのを防止できる。
上記の実施例では、仕切体45の上下にトナーカートリッジ19と現像器18を配置したが、その必要はなく、要はトナー出口35とトナー受入口25とが仕切体45の上下に配置されていれば、カートリッジ本体34と本体部21の配置形態に制約はない。検知構造の検知手段としては、マイクロスイッチや磁気センサーなどの光センサー以外のセンサーを適用できる。仕切体45は扇形に形成する必要はなく、その左右側縁の一部に、第1、第2の操作片30・40で受止められる第1、第2の辺部58・59を備えていれば、任意の形状に形成することができる。
1 画像形成装置(複合機)
4 本体部
18 現像器
19 トナーカートリッジ
25 トナー受入口
27 シャッタ
30 第1操作片
35 トナー出口
37 シャッタ
40 第2操作片
45 仕切体
46 ブラケット
51 第1遮蔽壁
52 第2遮蔽壁
53 受止凹部
55 支軸
56 ガイド溝
57 復帰ばね
58 第1辺部
59 第2辺部

Claims (5)

  1. 本体部の内部に現像器、およびトナーカートリッジが着脱自在に装着してある画像形成装置であって、
    前記現像器のトナー受入口を開閉するシャッタと、
    前記トナーカートリッジのトナー出口を開閉するシャッタと、
    これら二つのシャッタの間に配置される仕切体と、
    前記仕切体を待機位置へ向かって付勢する復帰ばねと、
    を備え、
    前記仕切体には、前記トナー受入口と前記トナー出口を連通する連通口と、前記トナー受入口を塞ぐ第1遮蔽壁と、前記トナー出口を塞ぐ第2遮蔽壁とが設けられており、
    前記仕切体は、前記連通口が前記トナー受入口と前記トナー出口を連通するトナー供給姿勢と、前記仕切体の前記第1遮蔽壁で前記トナー受入口を塞ぐ第1遮蔽姿勢と、前記仕切体の前記第2遮蔽壁で前記トナー出口を塞ぐ第2遮蔽姿勢と、前記復帰ばねで待機位置に位置保持される待機姿勢とに変位できるよう支持されており、
    前記現像器および前記トナーカートリッジを前記本体部の所定の位置に装填した状態においてのみ、前記現像器および前記トナーカートリッジで前記仕切体を前記復帰ばねの付勢力に抗してトナー供給姿勢に保持して、前記トナー出口と前記トナー受入口とが、前記連通口を介して連通するようになっていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記仕切体と、前記仕切体を支持するブラケットとの間に、前記仕切体を揺動可能に支持する支軸が設けられており、
    前記支軸は前記ブラケットに設けたガイド溝で案内されて、トナー供給姿勢と待機姿勢との間をスライド移動でき、
    前記現像器および前記トナーカートリッジに、前記仕切体の第1辺部を受け止める第1操作片と、前記仕切体の第2辺部を受け止める第2操作片とが設けられており、
    前記第1、第2の各操作片が、前記復帰ばねの付勢力に抗して前記第1、第2の各辺部を受け止めて、前記仕切体をトナー供給姿勢に保持できる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記仕切体の上面側に前記トナーカートリッジが配置され、前記仕切体の下面側に前記現像器が配置されており、
    前記連通口の上開口縁の周囲に、前記第1遮蔽壁を含む受止凹部が凹み形成してある請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記仕切体がトナー供給姿勢に切り換わったことを検知する検知構造が、前記仕切体と前記本体部との間に設けられており、
    前記検知構造が、前記仕切体に設けた被検知構造と、前記本体部の側に設けられて、前記被検知構造を検知する検知手段とを含む請求項1、2または3のいずれかひとつに記載の画像形成装置。
  5. 前記仕切体に設けた前記被検知構造が、前記仕切体を上下に貫通する検知穴であり、
    前記検知手段が、前記検知穴を間に挟んで上下に配置される投光器と受光器とで構成してある請求項4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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