JP2012082666A - 大型引戸の閉鎖機構 - Google Patents

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琢生 木下
Takuma Kato
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Abstract

【課題】 大型の引戸を閉鎖時における引戸と戸枠との間の反発を無くして自動的に全閉することができ、しかも引き戸を開けるとき小さい力で軽く開けることができるようにする。
【解決手段】 引戸閉鎖時、下方に付勢されたパワーローラー7をカムレバー16の後方の傾斜縁に押圧してロジックユニット4に閉鎖方向である前方に付勢し、以て閉鎖時における引戸と戸枠との間の反発を無くして自動的に全閉し、引き戸を開けるときには、パワーローラー7を第1固定カムプレートの緩やかな傾斜縁26によって小さい力で押し上げ、軽く引戸を開ける。
【選択図】 図3

Description

この発明は、大型引戸用の新規な閉鎖機構(以下単に閉鎖機構という)に係り、特に、閉鎖時における引戸と戸枠との間の反発を無くして自動的に全閉することができ、しかも引き戸を開けるとき小さい力で軽く開けることができるようにした閉鎖機構に関する。
例えば大寺院の大広間の引戸などの大型引戸は、これを乱暴に開け閉めすると戸枠と衝突して大音響や振動が生じるので、ソロソロと開け閉めするのが普通であり、従来引き戸用の閉鎖機構なる概念は無かった、と言っても過言ではない。
また、通常の引戸でも、例えばアルミ製の引戸で、戸車などによって円滑に案内されているものは手で操作して軽く動くので、閉扉時勢いが付きすぎて戸枠と衝突することさえ気を付ければ良く、この場合も引戸の閉鎖機構は必要ではなかった。
しかしながら、近年住宅用の玄関の引戸でも高級感を出すために厚く重くなる傾向があり、剛性、強度を向上させるため引戸が大型化し、重量が増大することが容易に予想できる。
この場合には、弱い力で閉扉すると引戸と戸枠との間に隙間が生じる可能性があり、勢い良く閉扉すると引戸と戸枠との間に反発が生じ、引戸が反発によって開いてしまったりする不都合が生じる。
そこで、この発明は、重量のある大型引戸の閉鎖時において、引戸と戸枠との間の反発を無くして自動的に全閉することができ、しかも引き戸を開けるとき小さい力で軽く開けることができるようにした閉鎖機構を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、戸枠に前後方向に移動可能に案内され、閉鎖時前方に移動する引戸用の閉鎖装置において、戸枠の前方における上枠に固定されるパワーユニットと、引戸の上辺部前框付近において、引戸に関しパワーユニットと同じ側に装着されるロジックユニットとを備え、上記パワーユニットには、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されたレバー体で、自由端に引戸面に垂直な第1支軸によって回動可能に軸支されたパワーローラーを装着すると共に、このパワーローラーが下方のロジックユニット側に振り出されるように付勢されたパワーレバーと、このパワーレバーに埴設された第1係止ピンと、この第1係止ピンの上方において、中央部を引戸面と平行な平面内で回動可能に支承された二股のレバー体で、一端に上記第1係止ピンと係合可能な鉤部、及びこの鉤部の外側に傾斜端縁を夫々形成し、他端に、上下方向に移動可能に案内された第1制御レバーの上端をリンク結合した第1ロックレバーと、この第1制御レバーの下端に回動可能に装着されたロック制御ローラーとを備え、一方、上記ロジックユニットには、その上部において前後方向に延在する、全体の形状が略へ字形の板状のレバー体であって、見込み方向において上記パワーローラーと係合する位置にあり、常態においてはその長辺部をほぼ水平にした角度位置で、前端部を板厚方向に貫通する第2支軸によって、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されると共に、前端部上端縁に浅い切欠よりなる第1制御カムを形成したカムレバーと、このカムレバーの後端部下方においてほぼ上下方向に延在し、下端を引戸面に垂直な第3支軸によって揺動可能に支承されると共に、上端に形成された鉤部を、カムレバーの後端部に埴設された第2係止ピンに後方から係合可能に臨ませる第2ロックレバーと、上記カムレバーと重合する態様で水平方向に延在し、後端を上記第2ロックレバーの上端部にリンク結合させると共に、前端を前記戸当たり框に突き当て可能にロジックユニット外に突出させ、また、前方に付勢されたトリガー体と、上記カムレバーと重合する態様で、かつ、見込み方向において上記パワーローラーと係合する位置にある板状体で、その上端縁がなだらかで長い後方の傾斜縁と水平な前方部分とを連接したものである第1固定カムプレートと、上記カムレバー及び第1固定カムプレートに関してロジックユニットの基板と反対側に、かつ、これらと平行な関係位置で、更に、見込み方向において上記ロック制御ローラーと係合する位置に配設された板状体で、その水平な上端縁に段部を形成し、この段部と上記ロック制御ローラーと係合させることにより、上記第1制御レバーを上下方向に駆動する第2固定カムプレートとを備え、閉鎖時、上記第2固定カムプレートの前方の段部によりロック制御ローラーを押し上げ、第1ロックレバーを介してパワーローラーを解放し、これをカムレバーの短辺の上端縁である傾斜端縁に押圧することによって生じる前方への分力により引戸を閉鎖方向に付勢し、また、戸当たり框からの反発を吸収し、一方、引戸が完全に閉鎖されたときトリガー体によってカムレバーを自由にし、他方、引き戸を開けるときのロジックユニットの後方への移動に伴い、回動自由になったカムレバーを踏み付けながらパワーローラーが固定カムプレートのなだらかで長い後方の傾斜縁に沿って緩やかに持ち上げ、ロック制御ローラーが第2固定カムプレート上端縁の後方の段部に落ち込んだとき、自由になった第1ロックレバーの一端の傾斜端縁と、パワーレバーの第1係止ピンとの間に生じる楔作用により、第1ロックレバーを回動させてその鉤部を第1係止ピンと係合させ、以てパワーレバーをパワーユニット内に固定するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、上記戸枠上枠のパワーユニットより後方にストッパーユニットを装着し、ロジックユニットより後方における引戸の部分にダンパーユニットを装着し、引戸閉鎖時にこれらストッパーユニットおよびダンパーユニットを係合させて引戸を緩衝するようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1及び請求項2に記載の発明は、引戸閉鎖寸前にパワーユニット内のパワーローラーがロジックユニット側に振り出され、その自由端に装着されたパワーローラーがカムレバーの傾斜端縁を押圧することによって生じる前方への分力により引戸を閉鎖方向に付勢し、また、戸当たり框からの反発を吸収するので、引戸を自動的に、かつ、円滑に全閉することができる。
また、引き戸を開けるときには、パワーローラーは固定カムプレートのなだらかで長い後方の傾斜縁に沿って緩やかに持ち上げられるので、小さい力で大型の引戸を軽く開けることができる、等種々の効果を奏する。
この発明の一実施例による閉鎖機構を室内側からから見た正面図で、パワーユニットおよびロジックユニットの天井板を透明にし、かつ、開扉状態を示す。 図1と同様の正面図で、パワーレバーのロックを解除した状態を示す。 図1と同様の正面図で、パワーレバーにより閉扉力が発生した状態を示す。 図1と同様の正面図で、閉扉状態を示す。 図1と同様の正面図で、開扉直後の状態を示す。 図1と同様の正面図で、パワーレバーのロックが完了した状態を示す。 図1と同様の正面図で、カムレバーの復帰中の状態を示す。 請求項2に記載の閉鎖機構の構成を示す外観斜視図。
戸枠と、この戸枠に前後方向に移動可能に案内され、閉鎖時前方に移動する引戸とを有する引戸装置において、戸枠の前方における上枠に固定されたパワーユニットと、引戸の上辺部前框付近において、引戸に関しパワーユニットと同じ側に装着されたロジックユニットとを備え、上記パワーユニットには、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されたレバー体で、自由端に引戸面に垂直な第1支軸によって回動可能に軸支されたパワーローラーを装着すると共に、このパワーローラーが下方のロジックユニット側に振り出されるように付勢されたパワーレバーを設け、このパワーレバーをロック、アンロックする第1ロックレバーをパワーユニットとロジックユニットの相対位置関係によって制御し、引戸閉鎖直前にパワーレバーをロジックユニット方向に振り出すようにし、一方、ロジックユニットには、その上部において前後方向に延在する、全体の形状が略へ字形の板状のレバー体であって、見込み方向において上記パワーローラーと係合する位置にあり、常態においてはその長辺部をほぼ水平にした角度位置で、前端部を板厚方向に貫通する第2支軸によって、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されると共に、前端部上端縁に浅い切欠よりなる第1制御カムを形成したカムレバーと、上記カムレバーと重合する態様で、かつ、見込み方向において上記パワーローラーと係合する位置にある板状体で、その上端縁がなだらかで長い方の傾斜縁と水平な前方部分とを連接したものである第1固定カムプレートとを設け、引戸の閉鎖時には上記パワーレバーのパワーローラーをカムレバーの傾斜端縁に弾圧させて引戸を閉鎖方向に付勢し、以て戸当たり框と引戸の反発を吸収し、引戸の開放時には、パワーローラーを第1固定カムプレートのなだらかな傾斜縁によって復帰させることにより、引戸を軽く開けるようにした。
図1において符号1は引戸の戸枠を、符号2はこの戸枠に前後方向(図1で左右方向)に移動可能に案内された引戸を夫々示す。なお、この引戸は閉鎖時前方(図1で右方)に移動するものとする。
上記戸枠1の前方における上枠5にはパワーユニット3が、引戸2の上辺部前框付近には、引戸に関してパワーユニットと同じ側(通常室内側)にロジックユニット4が夫々装着されている。
上記パワーユニットには、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されたレバー体で、自由端に引戸面に垂直な第1支軸6によって回動可能に軸支されたパワーローラー7を装着すると共に、このパワーローラー7が下方のロジックユニット側に振り出されるように付勢されたパワーレバー8が設けられている。
そして、このパワーレバー8の自由端部で、図1においてはパワーレバーの裏面側には第1係止ピン9が埴設されている。
この第1係止ピン9の上方には、中央部を引戸面と平行な平面内で回動可能に支承された二股のレバー体である第1ロックレバー11が設けられている。
この第1ロックレバー11の一端(図1及び図4で下端)には、上記第1係止ピン9と係合可能な鉤部12、及びこの鉤部12の外側に傾斜端縁13(何れも図4参照)を夫々形成されており、他端には、上下方向に移動可能に案内された第1制御レバー14の上端がリンク結合されている。
この第1制御レバー14の下端には、引戸面に垂直な付番しない支軸により、ロック制御ローラー15が回動可能に装着されている。
一方、上記ロジックユニット4には、図1に示すように、その上部において前後方向に延在する、全体の形状が略へ字形の板状のレバー体であるカムレバー16が配設されている。
このカムレバー16は、常態においてはその長辺部をほぼ水平にした角度位置で、前端部を板厚方向に貫通する第2支軸17によって、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されている。
また、このカムレバー16は、見込み方向において上記パワーローラー7と係合する位置に配設されており、更にまた、その前端部上端縁には浅い切欠よりなる第1制御カムが形成されている。
上記カムレバー16の後端部下方には、ほぼ上下方向に延在し、下端を引戸面に垂直な第3支軸19によって揺動可能に支承された第2ロックレバー21が設けられている。
この第2ロックレバー21は、上端に形成され、図面を明瞭にするため付番を省略した鉤部を、カムレバーの後端部に埴設された第2係止ピン22に後方から係合可能に臨ませている。
他方、上記カムレバーと重合する態様でトリガー体23が配設されている。
このトリガー体23は、図1に示すように、前後方向に延在する幅の狭い板状体で、後端を上記第2ロックレバー21の上端部にリンク結合させると共に、前端を戸当たり框に突き当て可能にロジックユニット外に突出させ、また、前方に付勢されている。
更にまた、図1において前記カムレバー16の下側には、カムレバーと重合する態様で第1固定カムプレート24が設けられている。
図示の実施例における第1固定カムプレート24は、ロジックユニット4の基板25にねじ止めされる態様でロジックユニット4に固定されている。
また、この第1固定カムプレート24は、見込み方向において前記パワーローラー7と係合する位置にある板状体で、その上端縁がなだらかで長い後方の傾斜縁26と水平な前方部分とを連接したものである。
更にまた、上記第1固定カムプレート24及びカムレバー16の図1における手前側には、基板25と平行で、かつ支柱を介してロジックユニットの外ケースを構成する第2固定カムプレート28が配設されている。
この第2固定カムプレート28は見込み方向において上記ロック制御ローラー15と係合する位置に配設された板状体で、その水平な上端縁の所定の2ヶ所に段部29、29を形成し、これらの段部と上記ロック制御ローラー15と係合させることにより、上記第1制御レバー14を上下方向に駆動する。
なお、図示の実施例では、図1に示すように、カムレバーの後端に埴設した係合ピン31は第1固定カムプレート24に形成された円弧溝32に係合されているが、これは例えばカムレバーの板厚方向の振れを小さくするためのもので、本願発明の必須の構成ではない。
上記のように構成された本願発明の一実施例による閉鎖機構は、パワーユニット3とロジックユニット4とが前後方向に離れているときには、図1に示すように、第1ロックレバー11は時計方向に付勢されており、その一端の鉤部がパワーレバー8の第1係止ピン9と係合している。
そのため、パワーローラー7はパワーユニット3内に収納された状態なので、ロジックユニット4とパワーユニット3とは相互に干渉せず、引戸2は図1で前方に軽く移動する。
また、第2ロックレバーの上端がカムレバーの第2係止ピンを下方から支えているので、カムレバー16は図1に示す関係位置を安定に保つ。
図2に示すようにロジックユニット4が前方に移動すると、上記第2固定カムプレート28の前方の段部29がロック制御ローラー15を押し上げる結果、第1ロックレバー11が時計方向に回動し、第1係止ピン9を解放する。
その結果、パワーローラー7がカムレバー16の水平部分を押圧することになるが、図2に示すように、このパワーローラー7の押圧力は第2係止ピン22を介して第2ロックレバー21に担持される。
ロジックユニット4がさらに閉鎖方向の前方に移動すると、図3に示すように、パワーローラー7がカムレバー16の後方の傾斜端縁に乗り上がる。
その結果、パワーローラー7の押圧力の前方への分力が生じ、この分力が引戸を閉鎖方向に付勢して引き戸を自動的に全閉すると共に、引戸閉鎖後の引戸と戸当たり框の反発を吸収する。
引戸が閉鎖されると、図4に示すように、パワーローラー7がカムレバー16の後端に乗り上がると共に、トリガー体23の前端が戸当たり框33に突き当たり、反力によって後方に移動するので、第2ロックレバー21の上端と第2係止ピン22との係合が外れ、カムレバー16は自由になる。
一方、引戸全閉後引戸を開放する方向、すなわち後方に少し移動させると、図5に示すように、パワーローラー7は第1固定カムプレート24の傾斜縁26に沿って、カムレバー16を踏み付けながら上昇する。
換言すれば、パワーレバー8は緩やかな傾斜縁26との間に生じる楔作用により、時計方向に回動する。
なお、パワーレバー8は緩やかな傾斜縁によって増幅されたモーメントにより回動するので、引き戸を開け始めるときの力は少なくて済む。換言すれば、引戸を軽く開けることができる。
ロジックユニット4が更に後方に移動すると、図6に示すように、第1係止ピン9が第1ロックレバー11の鉤部と係合してパワーレバー8がロックされる。
引戸を更に開けてロジックユニット4が更に後方に移動すると、図7に示すように、パワーローラー7が前記第1制御カム18(図1及び図5参照)と係合し、パワーローラー7に踏みつけられながら、カムレバー16は第2支軸17の周りを時計方向に回動し、途中第2ロックレバー21の上端に第2係止ピン22を係止させ、ついには図1に示す状態に至る。
なお、図7において符号34はセイフティレバーを示し、このセイフティレバー34は、図2に示すように引戸が開いているときトリガー体23を後方に押動して第2ロックレバー21の上端と第2係止ピン22との係合を解いたときでも、カムレバー16を固定して以降の作動を円滑にするためのものであり、本発明の必須の構成ではないから、更に詳細な説明を省略する。
図8は請求項2に記載されたこの発明の他の実施例を示し、この実施例は、引戸の閉鎖時、所定の位置において引戸を緩衝し、減速させて引戸を静かに閉鎖させるように構成されている。
すなわち、図8において符号35はダンパーユニットを示し、このダンパーユニット35はロジックユニット4の後方における引戸に装着されている。
上記ダンパーユニット35内には例えばオイルダンパーなどのダンパー36が収納されており、図示の実施例におけるオイルダンパー36は、そのシャフトをシリンダ内に押し込むことにより緩衝が行われる構造であるものとする。
そして、ダンパーユニット35の後方には、ダンパーアーム37がアーム軸38によって揺動可能に支承されている。
また、オイルダンパー36のシャフトの先端には、カプラー39が装着されており、このカプラーを引戸の見込み方向に貫通し、上下方向に長い図示しない係合孔に、ダンパーアーム37の一端を見込み方向に貫通する係合ピン31が遊嵌している。
一方、戸枠の上枠5のパワーユニット3より後方の部分には、カム面を有するストッパーユニット42が固定されている。
上記した構成により、引戸閉鎖時の所定の位置においてストッパーユニット42がダンパーアームを介してオイルダンパー36を駆動し、このようにして引戸が緩衝される。
1 戸枠
2 引戸
3 パワーユニット
4 ロジックユニット
5 上枠
6 第1支軸
7 パワーローラー
8 パワーレバー
9 第1係止ピン
11 第1ロックレバー
12 鉤部
13 傾斜端縁
14 第1制御レバー
15 ロック制御ローラー
16 カムレバー
17 第2支軸
18 第1制御カム
19 第3支軸
21 第2ロックレバー
22 第2係止ピン
23 トリガー体
24 第1固定カムプレート
25 基板
26 傾斜縁
27 水平部分
28 第2固定カムプレート
29 段部
31 係合ピン
32 円弧溝
33 戸当り框
34 セイフティレバー
35 ダンパーユニット
36 オイルダンパー
37 ダンパーアーム
38 アーム軸
39 カプラー
42 ストッパーユニット

Claims (2)

  1. 戸枠に前後方向に移動可能に案内され、閉鎖時前方に移動する引戸用の閉鎖装置において、戸枠の前方における上枠に固定されるパワーユニットと、引戸の上辺部前框付近において、引戸に関しパワーユニットと同じ側に装着されるロジックユニットとを備え、上記パワーユニットには、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されたレバー体で、自由端に引戸面に垂直な第1支軸によって回動可能に軸支されたパワーローラーを装着すると共に、このパワーローラーが下方のロジックユニット側に振り出されるように付勢されたパワーレバーと、このパワーレバーに埴設された第1係止ピンと、この第1係止ピンの上方において、中央部を引戸面と平行な平面内で回動可能に支承された二股のレバー体で、一端に上記第1係止ピンと係合可能な鉤部、及びこの鉤部の外側に傾斜端縁を夫々形成し、他端に、上下方向に移動可能に案内された第1制御レバーの上端をリンク結合した第1ロックレバーと、この第1制御レバーの下端に回動可能に装着されたロック制御ローラーとを備え、一方、上記ロジックユニットには、その上部において前後方向に延在する、全体の形状が略へ字形の板状のレバー体であって、見込み方向において上記パワーローラーと係合する位置にあり、常態においてはその長辺部をほぼ水平にした角度位置で、前端部を板厚方向に貫通する第2支軸によって、引戸面と平行な平面内で回動可能に軸支されると共に、前端部上端縁に浅い切欠よりなる第1制御カムを形成したカムレバーと、このカムレバーの後端部下方においてほぼ上下方向に延在し、下端を引戸面に垂直な第3支軸によって揺動可能に支承されると共に、上端に形成された鉤部を、カムレバーの後端部に埴設された第2係止ピンに後方から係合可能に臨ませる第2ロックレバーと、上記カムレバーと重合する態様で水平方向に延在し、後端を上記第2ロックレバーの上端部にリンク結合させると共に、前端を前記戸当たり框に突き当て可能にロジックユニット外に突出させ、また、前方に付勢されたトリガー体と、上記カムレバーと重合する態様で、かつ、見込み方向において上記パワーローラーと係合する位置にある板状体で、その上端縁がなだらかで長い後方の傾斜縁と水平な前方部分とを連接したものである第1固定カムプレートと、上記カムレバー及び第1固定カムプレートに関してロジックユニットの基板と反対側に、かつ、これらと平行な関係位置で、更に、見込み方向において上記ロック制御ローラーと係合する位置に配設された板状体で、その水平な上端縁に段部を形成し、この段部と上記ロック制御ローラーと係合させることにより、上記第1制御レバーを上下方向に駆動する第2固定カムプレートとを備え、閉鎖時、上記第2固定カムプレートの前方の段部によりロック制御ローラーを押し上げ、第1ロックレバーを介してパワーローラーを解放し、これをカムレバーの短辺の上端縁である傾斜端縁に押圧することによって生じる前方への分力により引戸を閉鎖方向に付勢し、また、戸当たり框からの反発を吸収し、一方、引戸が完全に閉鎖されたときトリガー体によってカムレバーを自由にし、他方、引き戸を開けるときのロジックユニットの後方への移動に伴い、回動自由になったカムレバーを踏み付けながらパワーローラーが固定カムプレートのなだらかで長い後方の傾斜縁に沿って緩やかに持ち上げ、ロック制御ローラーが第2固定カムプレート上端縁の後方の段部に落ち込んだとき、自由になった第1ロックレバーの一端の傾斜端縁と、パワーレバーの第1係止ピンとの間に生じる楔作用により、第1ロックレバーを回動させてその鉤部を第1係止ピンと係合させ、以てパワーレバーをパワーユニット
    内に固定するようにしたことを特徴とする大型引戸の閉鎖機構。
  2. 上記戸枠上枠のパワーユニットより後方にストッパーユニットを装着すると共に、ロジックユニットより後方における引戸の部分にダンパーユニットを装着し、引戸閉鎖時にこれらストッパーユニットおよびダンパーユニットを係合させて引戸を緩衝するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の大型引戸の閉鎖機構。
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