JP5225931B2 - 自動施錠錠 - Google Patents

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この発明は、ドアを閉鎖することにより、そのドアを自動的に施錠する自動施錠錠に関する。
この種の自動施錠錠として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。この自動施錠錠においては、ドアの閉鎖により、ラッチばねの弾力によりラッチヘッドを前進動させてドア枠に固定されたストライカのストライク孔に進入させ、かつ、上記ストライカの表面に対する接触によりトリガーボルトを錠ケース内に後退動させて、衝止レバーに対する押下げを解除し、その押下げの解除によりばねの弾力よって上記衝止レバーをロック位置に向けて揺動させ、上記ラッチヘッドの背面に対する衝止レバーの先端の係合によって、ラッチヘッドを施錠位置に保持するようにしている。
また、シリンダ錠に操作キーを挿入し、その操作キーの開錠操作により、シリンダカム(ダルマ)を回転し、そのシリンダカムの開錠方向への回転によりスライダを後退動させ、その後退動により開錠レバーを揺動させて衝止レバーをロック解除位置まで揺動させ、その揺動後におけるスライダの後退動によりラッチヘッドを錠ケース内に引き込み、ラッチヘッドと一体に後退動するラッチボードの後端の係合片をラッチストッパの係合端に係合させ、その係合によりラッチヘッドを後退動させた開錠位置に一時的に保持して、ドアを開放し得る状態としている。
上記のような自動施錠錠においては、ドアを閉めると、自動的にロック状態となるため、引越しや室内工事の際のように、ドアを頻繁に開閉する必要が有る場合、ドアが閉鎖する都度、自動施錠錠を開錠操作する必要が生じ、ドアの開閉は非常に煩わしいものとなる。
そのような不都合の解消するため、上記のような自動施錠錠においては、普通、錠ケースのフロントプレートに形成された軸挿入孔内にラッチストップ軸を回転自在に設け、そのラッチストップ軸の回転操作により、ラッチヘッドを開錠位置において停止保持し得るようにしている。
特開2005−290744号公報
ところで、ラッチストップ軸を有する従来の自動施錠錠においては、ドアを開放し、ラッチヘッドおよびトリガーボルトを錠ケース内に押し込むことによってラッチストップ軸を回転操作し得るようにしているため、引越しや工事以外のドアの開放時に、家族以外の人による悪戯によってラッチストップ軸が回転操作されるおそれがある。
ここで、ラッチストップ軸が悪戯で回転操作されると、ドアの閉鎖状態で自動施錠錠は開錠状態に保持されているため、不正侵入される危険があり、安全性に問題が生じる。
この発明の課題は、ラッチストップ軸が家族以外の人によって回転操作されるのを防止することができるようにした安全性に優れた自動施錠錠を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、フロントプレートを前側に有し、そのフロントプレートに、軸挿入孔、ボルト挿入孔およびトリガー挿入孔が上下に間隔をおいて形成された角形の錠ケースと、前記ボルト挿入孔に対して出没自在に設けられ、ラッチばねにより突出方向に向けて付勢されたラッチボルトと、前記ラッチボルトの背面に先端が対向するロック位置と前記背面から先端が退避するロック解除位置との間で揺動自在とされ、ばねによりロック位置に向けて付勢されたロック解除レバーと、前記トリガー挿入孔にスライド自在に挿入され、ばねにより外方に向けて付勢され、外方への移動によりロック解除レバーをロック解除方向に揺動させてロック解除位置に保持するトリガーボルトと、前記錠ケースの屋外側の側板に取付けられたシリンダ錠の開錠操作により回動されるシリンダカムと、そのシリンダカムの開錠方向への回転により後退動し、スライドピースばねによりフロントプレートに向けて付勢されたスライドピースと、前記ケースの屋内側の側板により支持された開閉操作用の揺動可能な屋内側レバーハンドルと、その屋内側レバーハンドルの開錠方向への揺動により、または、前記スライドピースの後退動による押圧により後退動して、前記ロック解除レバーをロック解除位置に向けて揺動させ、その揺動後にラッチボルトを没入する方向に押圧移動させるロック解除ピースと、前記軸挿入孔内に挿入されて回転自在に支持されたラッチストップ軸と、そのラッチストップ軸に回り止めされたラッチストップカムとからなり、前記スライドピースのフロントプレート側の先端に上向きの係合片を設け、前記ラッチストップカムには、スライドピースの前進停止位置において前記係合片と左右で対向してラッチストップ軸を回り止めし、スライドピースの後退停止位置で係合片と位置ずれしてラッチストップ軸の回り止めを解除する回り止めレバー片を設け、その回り止めレバー片の端部に前記係合片と位置ずれする状態でのラッチストップカムの回転により、その係合片と前後で対向してスライドピースを後退位置で停止保持するストッパ片を設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなる自動施錠錠において、シリンダ錠を開錠操作してシリンダカムを回転させると、スライドピースが後退し、そのスライドピースの押圧によりロック解除ピースが後退する。そのロック解除ピースの後退動によりロック解除レバーがロック解除方向に揺動し、その揺動後にラッチボルトが没入する。そのラッチボルトの没入によって、ドアを開放し得る状態となる。
そこで、ドアを開放し、そのドアの開放後、シリンダ錠を施錠方向に回転させて、操作キーを引き抜くと、ラッチばねの押圧によりラッチボルトが外方に向けて移動する。また、トリガーボルトはばねの押圧により外方に突出し、ロック解除レバーはロック解除状態に保持される。
スライドピースの停止保持の解除により、ラッチボルトが外方に向けて移動し、突出状態となる。このとき、ロック解除レバーはトリガーボルトによりロック解除位置に保持されているため、ラッチボルトは自由に出没し得る状態にある。
ドアを閉鎖すると、ドア枠の縦枠に対する接触により、ラッチボルトは後退して、錠ケース内に没入し、その縦枠に設けられたストライク孔にラッチボルトが対向すると、ラッチボルトは外方に向けて移動してストライク孔内に進入する。
また、トリガーボルトは、縦枠に対する接触により後退して、後退位置に保持される。トリガーボルトの後退動により、ロック解除レバーはロック位置に向けて揺動して、ラッチボルトの後退を阻止し、ドアは自動ロックされる状態となる。
ここで、ドアの開放状態において、シリンダ錠の開錠操作によりシリンダカムを開錠方向に回転すると、上記と同様にスライドピースおよびロック解除ピースが後退し、ラッチボルトは没入状態とされる。そのスライドピースを後退させた停止保持状態においては、そのスライドピースに設けられた係合片がラッチストップカムに設けられた回り止めレバー片の回り止めを解除する位置に臨むため、ラッチストップ軸は回転し得る状態にある。そこで、ラッチストップ軸をロック位置に向けて回転させると、ストッパ片が係合片と前後で対向し、スライドピースは後退位置で保持される。スライドピースが後退停止位置にあるとき、ラッチボルトは没入状態に保持されているため、ドアは施錠されることはない。このため、ドアを自由に開閉し得ることになる。
上記のように、この発明においては、シリンダ錠の開錠操作によりスライドピースを後退させないかぎり、ラッチボルトを後退位置で停止保持させる保持操作用のラッチストップ軸を回転操作させることができないため、シリンダ錠の操作キーを持つ家族以外の人によってラッチストップ軸が不正に回転操作されるのを防止することができ、安全性に優れた自動施錠錠を得ることができる。
この発明に係る自動施錠錠の使用状態を示す一部切欠正面図 図1の横断平面図 図1に示す自動施錠錠の左側面図 この発明に係る自動施錠錠の縦断正面図 図4のV−V線に沿った断面図 図4のVI−VI線に沿った断面図 図4のVII−VII線に沿った断面図 図4のVIII−VIII線に沿った断面図 自動施錠錠の分解斜視図 シリンダ錠の操作によってラッチボルトを没入させた状態の縦断正面図 ラッチストップ軸をロック位置に回転させた状態の縦断正面図 ラッチストップカムのストッパ片と係合片の係合状態を示す縦断側面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3は、ドア枠1の縦枠2にストライカ3を取付け、ドア枠1の開口を開閉するドア4の戸先側の端面にこの発明に係る自動施錠錠Aを埋め込み固定した状態を示す。
図4および図6に示すように、ストライカ3は、ストライク孔5を有し、そのストライク孔5の開口部を覆うラッチガイドプレート6には、ストライク孔5と対向する位置に角孔7が形成されている。また、ラッチガイドプレート6の屋外側の側部には折曲げによって傾斜板部8が形成されている。
自動施錠錠Aは、角形の錠ケース10を有し、その錠ケース10の前面には上下方向に長いフロントプレート11が設けられ、そのフロントプレート11の上下両端部がドア4の戸先側の端面にねじ止めによる手段で固定されている。
図1乃至図3に示すように、錠ケース10の屋外側表面の上部には、施錠用のシリンダ錠12が取付けられている。さらに、錠ケース10の屋外側および屋内側のそれぞれ表面下部には座板13が設けられ、各座板13にレバーハンドル114、15が支持されている。
ここで、屋外側のレバーハンドル14は、座板13に固定され、一方、屋内側のレバーハンドル15は揺動自在の支持とされ、その屋内側のレバーハンドル15の揺動中心に角芯16が接続されている。
図4乃至図7に示すように、フロントプレート11には、上部から下部に向けて、軸挿入孔17、ボルト挿入孔18およびトリガー挿入孔19が上下に間隔をおいて形成されている。
ボルト挿入孔18内にはラッチボルト20が挿入されている。ラッチボルト20の屋内側の側面先端部はテーパ面21とされている。また、ラッチボルト20の背面にはラッチガイド22が固定されている。
ラッチガイド22はコの字形をなし、対向一対の端板22a、22bのうち、一方の端板22aがラッチボルト20に固定され、他方の端板22bの両側縁に形成された突片23が錠ケース10の側板10a、10bに形成された横長孔24内にスライド自在に嵌合されている。
ラッチボルト20は、ボルト挿入孔18に対する嵌合と上記横長孔24に対する突片23の嵌合により、ボルト挿入孔18に対して出没自在とされ、上記ラッチガイド22の後方に設けられたラッチばね25により、ボルト挿入孔18から突出する方向に向けて付勢されている。
ラッチガイド22の対向一対の端板22a、22b間にはラッチ軸26が渡され、そのラッチ軸26にロック解除ピース27がスライド自在に支持されている。ロック解除ピース27は、ラッチ軸26に支持されたばね28によりフロントプレート11に向けて付勢され、上面の後端部には突片29が設けられている。
図4、図7および図9に示すように、トリガー挿入孔19内にはトリガーボルト30が組込まれている。トリガーボルト30の屋内側側面の先端部にはテーパ面31が形成され、背面にはトリガーガイド32が固定されている。
トリガーボルト30は、トリガーガイド32に設けられたガイド片33と錠ケース10の側板10a、10bに形成された横長孔34の嵌合によって前後方向に向けてスライド自在の支持とされ、上記トリガーガイド32の背部に設けられたばね35により、外方に向けて付勢されている。
トリガーガイド32の上部にはL形のピン支持片36が設けられ、そのピン支持片36の屈曲部に解除ピン37が固定されている。また、ピン支持片36の後端部は屋内側に向く解除片38が設けられている。
図4および図9に示すように、ピン支持片36の屋内側にはロック解除レバー40が設けられている。ロック解除レバー40は、ロック片部40aの後端部にL字状の解除片部40bを設けた構成とされ、そのロック片部40aの後端部が錠ケース10の対向一対の側板10a、10bに両端部が支持された支点ピン41で支持されて、その支点ピン41を中心にして揺動自在とされている。
ロック解除レバー40は、支点ピン41に支持されたばね42によりロック片部40aの先端部がラッチボルト20の背面に対向するロック位置に向けて付勢されており、そのロック位置においてラッチボルト20の後退動を阻止するようになっている。
ロック片部40aの先端下部には、トリガーガイド32の解除ピン37と前後で対向する傾斜状の解除片43が設けられ、その解除片43はトリガーボルト30が外方に向けて移動した時、解除ピン37で押圧される。その押圧により、ロック解除レバー40は、ロック片部40aの先端がラッチボルト20の背面から退避するロック解除位置に向けて揺動するようになっている。
図4、図7および図9に示すように、屋内側レバーハンドル15に接続された角芯16にはハブリング51が取付けられ、そのハブリング51に、先端部がロック解除ピース27の屋外側に臨む押圧レバー52が設けられている。押圧レバー52の先端部はロック解除ピース27の後端部に設けられた受圧片53と前後で対向している。このため、屋内側レバーハンドル15を開錠方向に揺動させると、押圧レバー52の先端部が受圧片53を押圧する作用によりロック解除ピース27が後退動する。また、後退動するロック解除ピース27の受圧片53がラッチガイド22の他方の端板22bを押圧する作用により、ラッチボルト20が没入するようになっている。
ロック解除ピース27の屋内側の側面後部に解除ピン54が設けられている。この解除ピン54は、ロック解除レバー40の解除片部40bの下面に設けられた傾斜カム面55と上下で対向しており、ロック解除ピース27が後退すると、解除ピン54が傾斜カム面55を押圧し、ロック解除レバー40がロック解除位置に向けて揺動するようになっている。
ここで、ハブリング51にはキックばね56が設けられ、そのキックばね56はハブリング51を押圧解除方向に向けて付勢していると共に、屋内側レバーハンドル15を施錠方向に向けて付勢している。
図4、図5および図9に示すように、錠ケース10内の上部には、シリンダ錠12と同軸上にシリンダカム60が設けられている。シリンダカム60は回転自在の支持とされ、上記シリンダ錠12の開錠操作により回転されるようになっている。
シリンダカム60の外周にはピニオン61が設けられ、そのピニオン61に板状ラックピース62の上辺部に形成されたラック歯63が噛合している。ラックピース62は前後方向に向けて移動自在に支持され、上記シリンダカム60の回転により前後動し、ばね64により前進動する方向に向けて付勢されている。
ラックピース62を移動自在に支持するため、ここでは、錠ケース10の屋外側の側板10aの内面にガイドピン65を突設し、ラックピース62には、そのガイドピン65が挿入される横長孔66を形成している。また、ガイドピン65の先端部に細長いラックガイド67の一端部を支持し、そのラックガイド67の他端部を錠ケース10の屋外側の側板10aの内面に固定したガイドピース68の先端の折曲げ片68aで支持し、そのラックガイド67でラックピース62の先端の折曲げ片62aをスライド自在に支持している。
ここで、ラックピース62を前進動する方向に付勢するばね64はラックガイド67により支持されている。
図4に示すように、ラックピース62の下側には板状のスライドピース70が設けられている。スライドピース70は、図9に示すように、その屋外側の側面に突設された一対のガイドピン71をガイドピース68に形成された横長孔72内に挿入することによって前後方向に移動自在の支持とされ、その後端に設けられた折曲げ片73はラックピース62の後端と前後で対向している。
このため、ラックピース62が後退動すると、そのラックピース62は折曲げ片73を押圧することになり、その押圧により、スライドピース70が後退動するようになっている。
折曲げ片73の背部には、スライドピースばね74が設けられ、そのスライドピースばね73はスライドピース70をフロントプレート11に向けて付勢している。
図4および図9に示すように、スライドピース70の先端部には上方に向く係合片75が形成され、その係合片75の上端に屋内側に向く折曲げ片76が設けられている。また、スライドピース70の屋内側の側面にはラッチホールド軸77が突設され、さらに、下面の長さ方向のほぼ中央部には押圧片78が設けられている。
押圧片78はロック解除ピース27の突片29と前後で対向し、スライドピース70が後退動すると、押圧片78が突片29を押圧し、その押圧により、ロック解除ピース27が後退動するようになっている。
ラッチホールド軸77の下方にはホールドピース80が設けられている。ホールドピース80はレバー状をなし、その一端部は錠ケース10の屋外側の側板10aの内面に突設された支点ピン81に支持されて、その支点ピン81を中心に揺動自在とされている。
支点ピン81にはばね82が支持され、そのばね82によりホールドピース80はラッチホールド軸77に向けて付勢されており、上記スライドピース70が後退動して、ラッチホールド軸77がホールドピース80の後端を通過すると、ホールドピース80が上方のロック位置に向けて揺動して、後端面がラッチホールド軸77と前後で対向し、上記後端面に対するラッチホールド軸77の当接により、スライドピース70は後退位置で保持されるようになっている。
支点ピン81にはホールド解除レバー90が揺動自在に支持されている。ホールド解除レバー90は、揺動中心部から下向きに延びる縦向きレバー部91と後方に延びる横向きレバー部92とを有し、縦向きレバー部91の下端部はトリガーガイド32の解除片38と前後で対向し、トリガーボルト30が外方に向けて移動すると、解除片38が縦向きレバー部91を押圧して、ホールド解除レバー90を解除方向(図4の時計方向)に向けて揺動させるようになっている。
横向きレバー部92の端部はホールドピース80の屋外側の側面に形成された突片83と上下で対向し、ホールド解除レバー90が解除方向に揺動すると、横向きレバー部92が突片83を押し下げて、ホールドピース80をロック解除方向(図4の時計方向)に揺動させるようになっている。
フロントプレート11に形成された軸挿入孔17内にはラッチストップ軸100が挿入されている。ラッチストップ軸100は、錠ケース10の対向側板10a、10bに固定された軸ガイドピース101によって回転自在に支持され、軸挿入孔17内に位置する頭部100aの係合溝102にドライバーを係合することによって回動操作し得るようになっている。
ラッチストップ軸100には、板状のラッチストップカム104が嵌合されて回り止めされている。ラッチストップカム104には、スライドピース70の前進停止位置において係合片75と左右で対向してラッチストップ軸100を回り止めし、スライドピース70の後退停止位置で係合片75と位置ずれしてラッチストップ軸100の回り止めを解除する回り止めレバー片105が設けられている。
また、回り止めレバー片105の端部に係合片75と位置ずれする状態でのラッチストップカム104の回転により、その係合片75と前後で対向してスライドピース70を後退位置で停止保持するストッパ片106が設けられている。
実施の形態で示す自動施錠錠は上記の構造からなり、図4はドア4の閉鎖状態を示し、ラッチボルト20はストライカ3のストライク孔5に係合して、ドア4を閉鎖状態に保持している。
また、トリガーボルト30はラッチガイドプレート6の表面に対する接触により押し込められた状態にあり、ロック解除レバー40のロック片部40aの先端はラッチボルト20の背面と対向して、ラッチボルト20を係合状態にロックしている。
ドア4の閉鎖ロック状態において、屋内側ハンドル15を開錠方向(図1の時計方向)に向けて揺動させると、角芯16を中心にハブリング51が図4の時計方向に回転し、押圧レバー52がロック解除ピース27の受圧片53を押圧する。
このため、ロック解除ピース27は後退動し、その後退動の初期において、解除ピン54がロック解除レバー40の傾斜カム面55を押圧し、その押圧により、ロック解除レバー40が支点ピン41を中心にしてロック解除方向(図4の時計方向)に揺動して、ラッチボルト20のロックを解除する。
ラッチボルト20のロック解除状態からロック解除ピース27がさらに後退すると、そのロック解除ピース27はラッチガイド22の他方の端板22bに当接して、その端板22bを押圧する。その押圧により、ラッチボルト20がボルト挿入孔18内に没入して、ストライカ3に対する係合が解除し、屋内側レバーハンドル15を屋外方向に向けて押圧することにより、ドア4を開放させることができる。
ここで、ドア4を開放させると、ばね35の弾性によりトリガーボルト30が外方に移動する。このとき、解除ピン37が解除片43と上下で対向するため、ロック解除レバー40はロック解除状態に保持される。
また、ドア4の開放後に屋内側レバーハンドル15の保持を解除すると、キックばね56の弾性により、ハブリング51は押圧を解除する方向に揺動し、屋内側レバーハンドル15は施錠位置に戻る。
また、ラッチボルト20は外方に向けて移動する。このとき、ロック解除レバー40はロック解除状態に保持されているため、ラッチボルト20は出没自在の状態にある。
ドア4の開放後、そのドア4を閉鎖すると、ラッチガイドプレート6に対する接触により、ラッチボルト20は後退して、ボルト挿入孔18内に没入し、そのラッチガイドプレート6に設けられた角孔7にラッチボルト20が対向すると、ラッチボルト20は外方に向けて移動してストライク孔5内に進入する。
また、トリガーボルト30は、ラッチガイドプレート6に対する接触により後退して、錠ケース10内に没入する状態に保持される。トリガーボルト30の後退動により、ロック解除レバー40はロック解除され、ばね42の押圧によりロック解除レバー40はロック位置に向けて揺動して、ラッチボルト20の後退を阻止し、ドア4は自動ロックされる状態となる。
また、ドア4の閉鎖ロック状態において、シリンダ錠12を開錠操作して、シリンダカム60を開錠方向に回動させると、ラックピース62が後退動し、そのラックピース62はスライドピース70の折曲げ片73を押圧するため、スライドピース70も後退動する。
スライドピース70が後退すると、そのスライドピース70に設けた押圧片78がロック解除ピース27の突片29を押圧するため、ロック解除ピース27も後退する。
ロック解除ピース27が後退を開始する初期の段階において、解除ピン54は前述と同様に、ロック解除レバー40の傾斜カム面55を押圧し、その押圧により、ロック解除レバー40が支点ピン41を中心にしてロック解除方向に揺動して、ラッチボルト20のロックを解除する。
ラッチボルト20のロック解除状態からロック解除ピース27がさらに後退すると、そのロック解除ピース27はラッチガイド22の他方の端板22bに当接して、その端板22bを押圧する。その押圧により、ラッチボルト20がボルト挿入孔18内に没入して、ストライカ3に対する係合が解除し、屋内側レバーハンドル15を屋外方向に向けて押圧することにより、ドア4を開放させることができる。
ラッチボルト20がボルト挿入孔18内に没入すると、ホールドピース80が上方に揺動して、図10に示すように、その後端がラッチホールド軸77と前後で対向し、スライドピース70は後退位置に保持される。このため、シリンダ錠12を元の位置に戻しても、ラッチボルト20は没入位置に保持され、ラックピース62のみがばね64の押圧により前進して元の待機位置に戻る。
上記のようにしてラッチボルト20を没入位置に保持することにより、ドア4を開放させることができる。そして、ドア4を開放すると、トリガーボルト30はばね35の押圧により外方に突出し、そのトリガーボルト30の移動により、解除ピン37が解除片43と上下で対向するため、ロック解除レバー40はロック解除状態に保持される。
また、トリガーボルト30の外方向への移動により、トリガーガイド32の解除片38がホールド解除レバー90の縦向きレバー部91の下端部を押圧する。その押圧により、ホールド解除レバー90が解除方向(図10の時計方向)に揺動し、横向きレバー部92がホールドピース80の突片83を下向きに押圧する
ため、ホールドピース80は下向きに揺動して、図11に示すように、スライドピース70の停止保持を解除する。
スライドピース70の停止保持の解除により、ラッチボルト20が外方に向けて移動し、突出状態となる。このとき、ロック解除レバー40はロック解除位置に保持されているため、ラッチボルト20は自由に出没し得る状態にある。
ドア4の開放後、そのドア4を閉鎖すると、ラッチガイドプレート6に対する接触により、ラッチボルト20は後退して、ボルト挿入孔18内に没入し、そのラッチガイドプレート6に設けられた角孔7にラッチボルト20が対向すると、ラッチボルト20は外方に向けて移動してストライク孔5内に進入する。
また、トリガーボルト30は、ラッチガイドプレート6に対する接触により後退して、錠ケース10内に没入する状態に保持される。トリガーボルト30の後退動により、ロック解除レバー40はロック解除され、ばね42の押圧によりロック解除レバー40はロック位置に向けて揺動して、ラッチボルト20の後退を阻止し、ドア4は自動ロックされる状態となる。
ここで、スライドピース70を後退させた停止保持状態においては、図10に示すように、そのスライドピース70に設けられた係合片75がラッチストップカム104に設けられた回り止めレバー片105と位置がずれるため、ラッチストップ軸100は回転し得る状態にある。
そこで、ラッチストップ軸100をロック位置に向けて回転させると、図11および図12に示すように、ストッパ片106が係合片75の先端に設けられた折曲げ片76と前後で対向し、スライドピース70は後退位置で保持される。スライドピース70が後退停止位置にあるとき、ラッチボルト20は没入状態に保持されているため、ドア4は施錠されることはない。このため、ドア4を自由に開閉し得ることになる。
このように、シリンダ錠12の開錠操作によりスライドピース70を後退させないかぎり、ラッチボルト20を後退位置で停止保持させる保持操作用のラッチストップ軸100を回転操作させることができないため、シリンダ錠12の操作キーを持つ家族以外の人によってラッチストップ軸100が不正に回転操作されるのを防止することができる。
実施の形態では、ホールドピース80の後端に対するラッチホールド軸77の当接によりスライドピース70を後退位置で停止保持するようにしたが、ホールドピース80およびラッチホールド軸77を省略してもよい。この場合、ドア4の開放後、シリンダ錠12から操作キーを引き抜くと、ラッチボルト20が外方に突出し、また、スライドピース70がフロントプレート11に向けて移動し、係合片75が回り止めレバー片105と対向してラッチストップ軸100を回転させることができない。
その場合、シリンダ錠12を開錠方向に回転し、スライドピース70を後退させた状態において、ラッチストップ軸100を回転させるようにする。
また、実施の形態では、ピニオン61とラックピース62に設けたラック歯63とによってシリンダカム60の開錠方向への回転運動をスライドピース70の前後方向への直線運動に変換するようにしたが、運動変換機構はこれに限定されるものではない。例えば、クランク機構によりシリンダカム60の回転運動をスライドピース70の前後方向への直線運動に変換するようにしてもよい。
10 錠ケース
11 フロントプレート
15 屋内側レバーハンドル
17 軸挿入孔
18 ボルト挿入孔
19 トリガー挿入孔
20 ラッチボルト
25 ラッチばね
27 ロック解除ピース
30 トリガーボルト
35 ばね
40 ロック解除レバー
42 ばね
60 シリンダカム
70 スライドピース
74 スライドピースばね
75 係合片
100 ラッチストップ軸
104 ラッチストップカム
105 回り止めレバー片

Claims (1)

  1. フロントプレートを前側に有し、そのフロントプレートに、軸挿入孔、ボルト挿入孔およびトリガー挿入孔が上下に間隔をおいて形成された角形の錠ケースと、
    前記ボルト挿入孔に対して出没自在に設けられ、ラッチばねにより突出方向に向けて付勢されたラッチボルトと、
    前記ラッチボルトの背面に先端が対向するロック位置と前記背面から先端が退避するロック解除位置との間で揺動自在とされ、ばねによりロック位置に向けて付勢されたロック解除レバーと、
    前記トリガー挿入孔にスライド自在に挿入され、ばねにより外方に向けて付勢され、外方への移動によりロック解除レバーをロック解除方向に揺動させてロック解除位置に保持するトリガーボルトと、
    前記錠ケースの屋外側の側板に取付けられたシリンダ錠の開錠操作により回動されるシリンダカムと、
    そのシリンダカムの開錠方向への回転により後退動し、スライドピースばねによりフロントプレートに向けて付勢されたスライドピースと、
    前記ケースの屋内側の側板により支持された開閉操作用の揺動可能な屋内側レバーハンドルと、
    その屋内側レバーハンドルの開錠方向への揺動により、または、前記スライドピースの後退動による押圧により後退動して、前記ロック解除レバーをロック解除位置に向けて揺動させ、その揺動後にラッチボルトを没入する方向に押圧移動させるロック解除ピースと、
    前記軸挿入孔内に挿入されて回転自在に支持されたラッチストップ軸と、
    そのラッチストップ軸に回り止めされたラッチストップカムと、
    からなり、
    前記スライドピースのフロントプレート側の先端に上向きの係合片を設け、前記ラッチストップカムには、スライドピースの前進停止位置において前記係合片と左右で対向してラッチストップ軸を回り止めし、スライドピースの後退停止位置で係合片と位置ずれしてラッチストップ軸の回り止めを解除する回り止めレバー片を設け、その回り止めレバー片の端部に前記係合片と位置ずれする状態でのラッチストップカムの回転により、その係合片と前後で対向してスライドピースを後退位置で停止保持するストッパ片を設けた自動施錠錠。
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