JP2012081486A - 金属帯状体の送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】急加速・急減速をさせずに金属帯状体を移送することができる送り装置を提供する。
【解決手段】カラー付き透孔11が形成された金属帯状体10を所定方向に送る際に、プレス装置の駆動手段によって往復動可能に設けられた往復動ブロック100と、往復動ブロック100の上方に配置され、往復動ブロック100の移動方向に移動可能に配置されている連結部材60に連結されている移動ブロック102と、先端部が基準プレート64に載置された金属帯状体10の透孔11内に挿入される送りピン68が設けられ、移動ブロックと共に移動するピンブロック56と、ピンブロックを上下動させる上下カム部80とを具備し、移動ブロック102は、往復動する往復動ブロック102には牽引されないように形成されており、移動ブロック102を往復動ブロック100の往復動とは別個に往復動させるための移動ブロック駆動手段110が設けられている。
【選択図】図12

Description

本発明は、複数個の透孔が送り方向に所定間隔で穿設されている金属帯状体を所定方向に送る、送り装置に関する。
クーラー等の熱交換器は、熱交換チューブを挿入する透孔が複数個穿設された熱交換器用フィンが複数枚積層されて構成されている。
かかる熱交換器用フィンは、図14に示す熱交換器用フィンの製造装置によって製造される。
熱交換器用フィンの製造装置には、アルミニウム等の金属製の薄板(金属帯状体)10がコイル状に巻かれたアンコイラー12が設けられている。アンコイラー12からピンチロール14を経て引き出された金属帯状体10は、オイル付与装置16に挿入され、加工用オイルをその表面に付着され、プレス装置18内に設けられた金型装置20に供給される。
金型装置20は、内部に上下動可能な上型ダイセット22と、静止状態にある下型ダイセット24とが設けられている。この金型装置20を通過した金属帯状体10には、穿設された透孔の周囲に所定高さのカラーが形成された複数個のカラー付き透孔11(本明細書中、単に透孔と称する場合がある)が所定の方向に所定の間隔で形成される。
かかる金属帯状体10は、所定方向に所定距離移送された後、カッター26によって所定長さに切断された後、スタッカ28に収容される。
プレス装置18には、所定の方向に所定の間隔で複数個の透孔11が形成された金属帯状体10を、カッター26の方向に間欠的に移送する送り装置が設けられている。
図15〜図16に、送り装置の動作による金属帯状体10の移送について説明する。
送り装置は、金属帯状体10に形成された透孔11内に送りピン68を下方から進入させ、送りピン68を送り方向に移動させることにより金属帯状体10を移送方向に移送させるものである。
金属帯状体10は、基準プレート64の上に載置されている。基準プレート64には、送りピン68が移動する範囲において開口したスリット66が形成されている。このスリット66から送りピン68が上方に突出する。
送りピン68は、水平方向及び上下方向に移動可能なピンブロック56に、上方に向けて突出して設けられている。
金属帯状体10を移送方向に移送する場合には、ピンブロック56が上昇し、基準プレート64に載置された金属帯状体10の透孔11に送りピン68が進入する。そして、ピンブロック56が移送方向に移動する。金属帯状体10を所定位置まで移動させた後、ピンブロック56が下降し、送りピン68が透孔11から下方に抜き出る。そしてピンブロック56は送りピン68が金属帯状体10に接触しない位置のまま、初期位置まで戻るように移送方向と反対方向(戻り方向)に移動する。
次に、図17〜図19に基づいて従来の送り装置の具体的な構造とその動作について説明する。
送り装置は、送り方向に往復動する往復動ブロック50を有しており、往復動ブロック50の上部には、移動ブロック54が設けられている。移動ブロック54は、往復動ブロック50の両端部近傍に対向して固定された2つの固定部材82a,82b間に、往復動ブロック50の移動方向と同一方向に移動可能に掛け渡されているシャフト60に固着されている。このため、移動ブロック54は、シャフト60と共に往復動ブロック50の移動方向に移動可能である。
送りピン68を保持するピンブロック56は、移動ブロック54の上部に設けられており、上下に配置された2枚のプレート56a,56bを有している。ピンブロック56は、プレート56a,56bの間に複数の送りピン68を挟み込んで固着している。
ピンブロック56は、図示しないバネ等の付勢手段によって下方(移動ブロック54側)に付勢されている。このため、ピンブロック56は移動ブロック54と共に移動可能であり、付勢手段の付勢力に抗する上方への力がピンブロック56に作用したとき、ピンブロック56は基準プレート64側に上昇する。
移動ブロック54とピンブロック56との間には、上下カム部80が設けられている。 上下カム部80は、ピンブロック56側に固設された上カム部76と、移動ブロック54側に設けられた下カム部78とから構成される。上カム部76及び下カム部78の各々の対向面には、凹凸部が形成されている。
この下カム部78は、固定部材82a,82bの間に位置する移動ブロック54上に載置した、移動ブロック54よりも幅広の幅広部材78aの上面に形成されている。幅広部材78aは、移動ブロック54及びピンブロック56よりも移送方向の両端部側に突出するような大きさに形成されている。
上カム部76の凹凸部は、幅広部材78aの下カム部78と対向する対向面に形成されている。
また、幅広部材78aは、移動ブロック54上をスライド可能であって、その移動は固定部材82a,82bによって規制される。つまり、幅広部材78aが移送方向にスライドすると、幅広部材78aの移送方向側端部は、固定部材82bの内壁面に当接し、幅広部材78aが移送方向と逆方向にスライドすると、幅広部材78aの金属帯状体10の移送方向の逆側端部は、固定部材82aの内壁面に当接する。
図19に示すように、幅広部材78aの移送方向側端部が固定部材82bに当接する場合には、上カム部76と下カム部78とに形成された凸部同士が互いに当接する。このため、ピンブロック56は付勢手段の付勢力に抗して上方に押し上げられ、ピンブロック56に設けられた送りピン68,68・・の先端部が基準プレート64に載置されている金属帯状体10の透孔内11に進入する。
一方、図17及び図18に示すように、幅広部材78aが移送方向(固定部材82bの方向)にスライドし、幅広部材78aの他端が固定部材82bに当接する場合には、上カム部76と下カム部78とに形成された凹部と凸部とが嵌合する。このため、ピンブロック56は付勢手段の付勢力によって移動ブロック54に押し付けられ、ピンブロック56の送りピン68,68・・の先端部は基準プレート64に載置されている金属帯状体10の透孔11から下方に抜き出る。
このような金属帯状体10の送り装置では、基準プレート64に載置された金属帯状体10は固定ブロック52bの方向に移送され、移送された後はこの位置で金属帯状体10を位置決めするための位置決めピン84が設けられている。
この位置決めピン84は、固定ブロック52bから上方に突出入するように設けられている。位置決めピン84は、固定ブロック52bに設けられた位置決めカム部86によって上下動する。
位置決めカム部86は、互いに対向する対向面に凹凸部が形成された上部カム部86aと下部カム部86bとから構成されており、下部カム部86bは固定ブロック52bよりも幅広で且つスライド可能に形成された幅広材87に形成されている。
下部カム部86bが、両者の凸部同士が接合する方向にスライドすると、位置決めピン84の先端部は、基準プレート64上に突出し、基準プレート64に載置されている金属帯状体10の透孔11内に挿入され、金属帯状体10を位置決めする。
他方、下部カム部86bが、両者の凸部と凹部とが嵌合する方向にスライドすると、位置決めピン84の先端部は、基準プレート64の基準面よりも下方に位置し、基準プレート64に載置されている金属帯状体10のカラー付き透孔11内から抜き出され、金属帯状体10の位置決めを解除できる。
かかる下部カム部86bの幅広材87は、固定ブロック52bと対向する固定ブロック52aにスライド可能に挿入されたスライド部材88とシャフト90によって連結されている。
また、シャフト90は、移送方向に沿って対向して配置された2つの固定ブロック52a、52b間に亘って配置されている。シャフト90は、往復動ブロック50を貫通して配置されており、往復動ブロック50の移動を妨げないように設けられている。
往復動ブロック50が移送方向に移動したとき、往復動ブロック50の移動方向側端部が、下部カム86bの幅広材87の端部を押圧するので、下部カム部86bが、上部カム部86aとの凸部同士が接合する方向にスライドする。
往復動ブロック50は移動方向と逆方向に移動したとき、往復動ブロック50の移動方向の逆側端部が、シャフト90の幅広材87が設けられている側と反対側のスライド部材88の端部を押圧するので、下部カム部86bが上部カム部86aとの間の凹部と凸部が嵌合する方向にスライドする。
次に、図20〜図21に基づいて移動ブロックの移動動作について説明する。
移動ブロック54は、図示しないバネによって往復動ブロック50の中央部に保持されている。そして、往復動ブロック50には、移動ブロック54を往復動ブロック50の所定の位置に確実に所定の位置に保持する保持手段92が、往復動ブロック50から突出するようにして設けられている。
保持手段92は、往復動ブロック50から移動ブロック54に側に突出して先端部が移動ブロック54に係合するピン部材98を有している。ピン部材98は往復動ブロックの移動に伴って移動ブロック54の保持と保持解除を行えるように、構成されている。ピン部材98の下端部には移送方向に沿って回転する車輪97が設けられており、付勢手段95によって、車輪97は常に下方に向けて付勢されている。
往復動ブロック50の下方には、上方に突出する台形状部を有するカム部材96が配置されている。このカム部材96の表面に、ピン部材98の車輪97が設けられた下端部が付勢手段95の付勢力によって当接している。
車輪97がカム部材96の台形状部に位置するとき、ピン部材98の先端部は上昇して移動ブロック54の凹部に挿入されて両者は係合する。そして保持手段92は、移動ブロック54を往復動ブロック50の所定の位置に確実に保持できる。
一方、移動ブロック54の移動が終端近傍に到達したとき、車輪97がカム部材96の台形状部よりも低い位置に位置し、ピン部材98先端部は移動ブロック54の凹部から抜き出され、両者の係合が解除される。
特許第3881991号公報
上述してきた構成の移送装置では、カム部材の台形状部にピン部材の下端部が乗り上げることによって上下動し、ピン部材が移動ブロックに連結されることにより、往復動ブロックの移動に対して移動ブロックが従って移動することとなる。
すなわち、移動ブロックが動き出す前にすでに往復動ブロックは動いており、停止していた移動ブロックは突然往復動ブロックの移動速度と同じ速度で動き出すため、移動ブロックの動き始めは急加速になってしまう。
一方、停止時も移動ブロック側面がストッパーに当接して急停止することなるので、停止時も急減速になる。
このように、従来の送り装置では、送りピンを移動させる移動ブロックが急加速及び急減速をして金属帯状体を移送していた。
しかし、送りピンが透孔に挿入された金属帯状体を急加速・急減速して移送する従来の移送装置では、製品である金属帯状体に非常に大きな負荷がかかってしまうという課題がある。特に近年では、金属帯状体が非常に薄肉化しており、大きな負荷をかけることにより製品の変形等のおそれがある。
また、急加速・急減速を伴う移送方法では、金属帯状体の送り精度が悪いという課題もある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされ、急加速・急減速をさせずに金属帯状体を移送することができる送り装置を提供することにある。
本発明にかかる金属帯状体の送り装置によれば、複数の透孔が穿設されている金属帯状体を、所定方向に送る送り装置において、上面に金属帯状体が載置され、上面と下面とを連通して金属帯状体の送り方向に延びるスリットが形成されている基準プレートと、該基準プレートの下方に設けられ、駆動手段によって基準プレートと平行に金属帯状体の送り方向及びその反対方向に往復動する往復動ブロックと、前記往復動ブロックの上方に配置され、前記往復動ブロックの往復動方向に対して直交する両端近傍の各々に対向して固定された固定部材から成る一対の固定部材間に、前記往復動ブロックの移動方向に移動可能に配置されている連結部材に連結されている移動ブロックと、前記移動ブロックと共に移動可能且つ前記基準プレート側に上下動可能に設けられ、先端部が基準プレートに載置された金属帯状体の透孔内に挿入される送りピンが設けられたピンブロックと、前記ピンブロックに固設された上カム部と、前記上カム部に対向して移動ブロックに設けられた下カム部とから構成され、前記往復動ブロックが金属帯状体の送り方向に移動する際には、前記送りピンの先端部が基準プレートのスリットに進入して、載置面に載置された金属帯状体の透孔内に挿入されるように、前記ピンブロックを基準プレートの方向に押し上げ、前記往復動ブロックが金属帯状体の送り方向に対して反対方向に移動する際には、前記送りピンの先端部が基準プレートの載置面に載置された金属帯状体の透孔から抜き出されるように、前記ピンブロックを往復動ブロックの方向に押し下げる上下カム部とを具備し、前記移動ブロックは、往復動する前記往復動ブロックには牽引されないように形成されており、前記移動ブロックを前記往復動ブロックの往復動とは別個に往復動させるための移動ブロック駆動手段が設けられていることを特徴としている。
この構成を採用することによって、往復動ブロックの動作に伴って移動ブロックが移動するということをなくすことができ、往復動ブロックの動作とは別個の動作を移動ブロックに取らせることができる。このため、従来のように、移動ブロックが往復動ブロックに牽引されることによる急加速・急減速を無くし、さらには金属帯状体への負荷を軽減することができる。
また、前記移動ブロック駆動手段は、移動ブロックの側面を押圧して移動ブロックを送り方向に移動させるように動作するカムを有することを特徴としてもよい。
この構成によれば、カムの形状によって移動ブロックの移動動作の制御を行うことができる。
さらに、前記カムは、初期位置から送り方向に向けての動作開始直後の移動ブロックの速度が徐々に速くなり、送り方向先端の終端位置への到着前の移動ブロックの速度が徐々に遅くなるような形状に形成されていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、カムの形状によって緩い加速・緩い減速での移動ブロックの移動を行わせることができ、金属帯状体への負荷を軽減することができる。
さらに、前記カムは板カムであって、前記カムと前記移動ブロックの間には、カムの周縁と移動ブロックの側面との双方に当接するカムフォロアが設けられていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、カムが直接移動ブロックを押圧することがないので、カムの動作をスムーズに行うことができる。
また、前記移動ブロックにおける、前記カムが当接する側面とは反対側の側面には、送り方向の終端位置から初期位置方向に向けて移動ブロックを付勢する付勢手段とを有することを特徴としてもよい。
この構成によれば、カムによって送り方向の終端位置まで移動ブロックが移動した後、元の初期位置への移動は付勢手段による付勢力によって行われることとなる。すなわち、送り方向の終端位置から初期位置まで移動ブロックが戻る際には、送りピンを下降させており金属帯状体を移送させることはないので、金属帯状体への負荷もかからないし、位置精度も関係ない。したがって、初期位置まで移動ブロックを戻すのは、付勢手段によって行えば充分であり、構造を簡略化してコスト削減を図ることができる。
なお、金属帯状体の送り方向に往復動ブロックが移動する際には、先端部が基準プレートの載置面よりも下方に位置し、往復動ブロックが送り方向に対して反対方向に移動する際には、先端部が基準プレートの載置面に載置されている金属帯状体の透孔内に挿入され、金属帯状体を所定位置に位置決めする位置決めピンが設けられていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、往復動ブロックが送り方向と反対方向に移動する際には、金属帯状体を位置決めした状態で停止させておくことができる。このため、金属帯状体の透孔を次工程に送って透孔に加工を施す際に、透孔の位置ズレ等による再度の位置出し操作を不要にでき、加工速度の向上を図ることができる。
本発明によれば、急加速・急減速をさせずに金属帯状体を移送することができる。このため、移送対象となる金属帯状体に過大な負荷をかけることなく、また送り精度も高めることができる。
本発明に係る金属帯状体の送り装置の平面図である。 図1の送り装置におけるA−A方向から見た側面図である。 図1の送り装置におけるB−B方向から見た側面図である。 図1の送り装置におけるC−C方向から見た正面図である。 駆動手段の構成を示す説明図である。 カムとカムフォロアの形状を示す説明図である。 カムの回転角度とカムフォロアの動作距離との関係を示すグラフである。 ピンブロックを上下動させるための構造について、移動ブロックが終端位置に到着して移送ピンが下降したところを示す説明図である。 図8において、初期位置方向に移動ブロックが初期位置方向に戻ろうとするところを示す説明図である。 図9において、初期位置に移動ブロックが戻ったところを示す説明図である。 往復動ブロックの移送方向への移動を示す説明図である。 カムの回転に基づく移動ブロックの移送方向への移動を示す説明図である。 移動ブロックの移動及び往復動ブロックの移動に基づく送りピン及び位置決めピンの上下動動作を示す説明図である。 熱交換器用フィン製造装置の概略構成を説明する説明図である。 送りピンによって金属帯状体を移送しているところを示す説明図である。 金属帯状体の移送後に送りピンが初期位置に戻るところを示す説明図である。 ピンブロックを上下動させるための構造について、移動ブロックが終端位置に到着して移送ピンが下降したところを示す説明図である。 図17において、初期位置方向に移動ブロックが初期位置方向に戻ろうとするところを示す説明図である。 図18において、初期位置に移動ブロックが戻ったところを示す説明図である。 従来の移動ブロックと往復動ブロックの係合構造を示す説明図である。 従来の移動ブロックと往復動ブロックの係合が解除されたところを示す説明図である。
本発明に係る金属帯状体の送り装置の好適な実施の形態を以下に説明する。
図1は、送り装置の平面図を示す。また、図2には図1のA−A方向から見た送り装置の側面図を、図3には図1のB−B方向から見た送り装置の側面図を、図4には図1のC−C方向から見た送り装置の正面図を示す。このような送り装置が設けられている熱交換器用フィンの製造装置については、従来の技術で説明した図14を参照し、ここでは改めて図示しない。
また、従来の技術において説明した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
最初に送り装置の動作概要を説明する。
送り装置は、金属帯状体10に形成された透孔11内に複数の送りピン68を挿入し、送りピン68を移動させて送りピン68により金属帯状体10を牽引して、所定位置まで移送させる装置である。
そして、所定位置まで金属帯状体10を牽引した後、送りピン68は、金属帯状体10の透孔11から下降して抜き出され、初期位置まで戻る。
送り装置は、往復動ブロック100と、往復動ブロック100の上方に設けられた移動ブロック102とを具備している。往復動ブロック100の一端から突出した突出部100aには、駆動手段を構成するレバー40の上端部が連結される。
図5に、送り装置の往復動ブロック100を駆動する駆動手段を示す。
この駆動手段は、プレス装置18と同期回転するクランク30の偏心ピンに連結棒32を連結し、ピン34を中心として揺動する第1のリンク36と、支点軸38を中心として回動するレバー40に連結した第2のリンク42とを連結棒32の下端のピン44に連結している。かかる第1のリンク36には、その遥動角度を調整するシリンダ装置37が設けられている。このように、プレス装置18と同期しているクランク30の回転で、連結棒32が第1のリンク36と第2のリンク42を介して、レバー40を往復動させる。
(往復動ブロック)
往復動ブロック100には往復動方向に沿ってギアが形成されたラックギア106が設けられており、またラックギア106にはピニオンギア107が噛合している。したがって、往復動ブロック100が往復動することにより、ラックギア106に噛合したピニオンギア107が回転する。
ピニオンギア107の回転軸108は、複数の軸受109を介して長尺に延びており、この回転軸108に移動ブロック102を押圧するカム110が設けられている。このカム110が移動ブロック102を移動させる移動ブロック駆動手段に該当する。すなわち、カム110の回転動作はピニオンギア107の回転動作に伴って行われる。なお、ピニオンギア107の回転動作は、ラックギア106の往復動動作に伴って行われるので、カム110の回転動作はレバー40の往復動に基づいて所定範囲内(後述するように約100°の範囲内で)回動を繰り返すように動作する。
ラックギア106は、往復動ブロック100に固定されたラック受け115の上面に配置されている。また、ラック受け115の下部にはラック受け115の移動をスムーズに行わせるためのローラ114が設けられている。
(移動ブロック)
移動ブロック102の構成及び動作について説明する。
移動ブロック102は、往復動ブロック100の上方に配置されており、往復動ブロック100の往復動動作の動作には従属しない動作で、金属帯状体10の移送方向へ往復動する。
移動ブロック102の移動動作は、ピニオンギア107の回転軸108に固定されているカム110が、移動ブロック102の移送方向の逆方向側端面に保持されているカムフォロア111を押圧することによって行われる。カム110は、ピニオンギア107の回転軸108の回転に伴って回転可能である。カムフォロア111は、カム110の回転軸方向と同一の方向に延びる回転軸113を介して、移動ブロック102の逆方向側端面に回転自在となるように固定されている。
移動ブロック102には、往復動ブロック100の移送方向の両端部において上方に向けて突出して設けられた2枚の固定部材82a、82bの間に掛け渡されたシャフト60が貫通して設けられている。シャフト60が特許請求の範囲でいう連結部材である。すなわち、移動ブロック102は、移送方向に沿って配置されたシャフト60にガイドされて移動する。
往復動ブロック100の上面の移送方向の終端位置側には、上方に突出した終端壁部45が設けられている。この終端壁部45と、移動ブロック102との間にはバネ等の付勢手段46が設けられており、移動ブロック102は付勢手段46によって常に初期位置方向に付勢されている。
図6にカムの平面形状を示し、図7にカムの回転角度に対する移動ブロックの移動距離との関係を示すグラフを示す。
カム110は、一部円形に形成された板状の部材の周端面がカムフォロア111に当接する部位となっており、回転軸108の回転に伴って回転軸108を中心として突出している側がカムフォロア111に当接するとカムフォロア111を移送方向に押圧する。
カム110の周端面には、移動ブロック102を停止させている第1停滞域A1が形成されている。第1停滞域A1は、カム110が回転してもカムフォロア111を押圧しないような曲率半径の円弧状に形成されている。カム110の周端面には、第1停滞域A1に引き続き、移動ブロック102が、初期位置から移動開始直後は急加速しないように徐々に動き出し、その後徐々に移動ブロック102の移動を加速させていく可動域A2が形成されている。可動域A2の終端付近においては、移動ブロック102が急停止しないよう、終端位置までに徐々に停止するような形状に形成されている。カム110の周端面には、可動域A2に引き続き、移動ブロック102を停止させている第2停滞域A3が形成されている。第2停滞域A3は、カム110が回転してもカムフォロア111を押圧しないような曲率半径の円弧状に形成されている。
カム110の第1停滞域A1、可動域A2及び第2停滞域A3はカム110が回動する範囲(約100度)内に形成されており、その他の部位はカムフォロア111には当接しないのでどのような形状に形成されていてもよい。
なお、第1停滞域A1がカムフォロア111に当接しているときは、すでに往復動ブロック100が移動しているが、移動ブロック102は移動開始せずに停止している。このときの移動ブロック102の停止中に、送りピン68が上昇し、位置決めピン84が下降する。
第2停滞域A3がカムフォロア111に当接しているときは、まだ往復動ブロック100は移動中であるが、すでに移動ブロック102は停止している。このときの移動ブロック102の停止中に、送りピン68が下降し、位置決めピン84が上昇する。
このように、第1停滞域A1及び第2停滞域A3が設けられることによる、移動ブロック102が停止している時間は、各ピンの上下位置の切換時間として設けられている。
図7に示すように、カム110の回転に伴って移動ブロック102は、停止している状態に引き続いて、カム110の回転に対して移動ブロック102の位置が、サインカーブ(正弦曲線)を描くように動作し、さらに引き続いて停止している状態となる。
すなわち、移送方向を正(+)方向とし移送方向と逆方向を負(−)方向とすると、初期位置から動き始めまでは緩やかな正の加速度で動き出し、その後徐々に加速度を上げ中間位置では加速度最大となる。その後、中間位置から徐々に負の加速度となって減速し、終端位置近傍までくると急停止しないように緩やかな負の加速度となって停止する。
このように、移動ブロック102を押圧するカム110の形状を、移動ブロック102の移動が急加速・急減速が生じ無いような形状に形成したことにより、移動ブロック102に設けられた送りピン68が挿入された金属帯状体10の負荷を軽減することができ、また送り精度を上げることができるようになった。
(送りピンの動作)
移動ブロック102の移動に伴う送りピン68の上下動は、従来の技術で説明した通りであるが、図8〜図10を参照して改めて説明する。
移動ブロック102の上部には、ピンブロック56が設けられている。ピンブロック56は、上下に配置された2枚のプレート56a,56bを有している。ピンブロック56は、プレート56a,56bの間に複数の送りピン68を挟み込んで固着している。
ピンブロック56は、図示しないバネ等の付勢手段によって下方(移動ブロック102側)に付勢されている。ピンブロック56は移動ブロック102と共に移動可能であり、付勢手段の付勢力に抗する上方への力がピンブロック56に作用したとき、ピンブロック56は基準プレート64側に上昇する。
移動ブロック102とピンブロック56との間には、上下カム部80が設けられている。上下カム部80は、ピンブロック56側に固設された上カム部76と、移動ブロック102側に設けられた下カム部78とから構成される。上カム部76及び下カム部78の各々の対向面には、凹凸部が形成されている。
上カム部76は、ピンブロック56の下部において、下方にむけて凹凸部が突出するように設けられている。
下カム部78は、移動ブロック102及びピンブロック56よりも移送方向の両端部側に突出するように形成された、移動ブロック102よりも幅広(移送方向に長い)の幅広部材78aの上面に形成されている。
すなわち、上カム部76の凹凸部と下カム部78の凹凸部は、互いの対向面に形成されている。
幅広部材78aは、移動ブロック102上をスライド可能であって、その移動は固定部材82a,82bによって規制される。つまり、幅広部材78aが移送方向にスライドすると、幅広部材78aの移送方向側端部は、固定部材82bの内壁面に当接し、幅広部材78aが移送方向と逆方向にスライドすると、幅広部材78aの移送方向の逆側端部は、固定部材82aの内壁面に当接する。
図10に示すように、移動ブロック102が先に初期位置に戻っており、遅れて往復動ブロック100が初期位置まで戻ってくると、幅広部材78aの移送方向側端部に固定部材82bが当接する。このとき、上カム部76と下カム部78とに形成された凸部同士が互いに当接する。
このため、ピンブロック56は付勢手段の付勢力に抗して上方に押し上げられ、ピンブロック56に設けられた送りピン68,68・・の先端部が基準プレート64に載置されている金属帯状体10のカラー付き透孔内11に進入する。
一方、図8に示すように、移動ブロック102の幅広部材78aが移送方向(固定部材82bの方向)にスライドして終端位置に到達したとき、遅れて往復動ブロック100が終端位置に到達する。このとき、往復動ブロック100の幅広部材78aの他端に固定部材82bが当接する。すると、上カム部76と下カム部78とに形成された凹部と凸部とが嵌合する。このため、ピンブロック56は付勢手段の付勢力によって移動ブロック102に押し付けられ、ピンブロック56の送りピン68,68・・の先端部は基準プレート64に載置されている金属帯状体10のカラー付き透孔11から下方に抜き出る。
すなわち、移動ブロック102が移送方向の終端位置から初期位置に戻ったときには、ピンブロック56が押し上げられて送りピン68が上方に突出し、送りピン68が金属帯状体10の透孔11内に下方から進入し、送りピン68によって金属帯状体10を移送可能な状態となる。
移動ブロック102が移送方向の終端位置に移動したときには、ピンブロック56が下降して送りピン68が金属帯状体10の透孔11内に下方へ抜き出て金属帯状体10の移送が終了する。
(位置決めピンの動作)
往復動ブロック100の移動に伴う位置決めピン84の上下動は、従来の技術で説明した通りであるが、図8〜図10を参照して改めて説明する。
上述したように、送りピン68によって移送された金属帯状体10は、移送された位置で位置決めされる必要がある。このため、移送終了後には、金属帯状体10の透孔11内に進入する位置決めピン84が設けられている。
位置決めピン84は、固定ブロック52bから上下方向に突出入するように設けられている。位置決めピン84は、固定ブロック52bに設けられた位置決めカム部86によって上下動する。
位置決めカム部86は、互いに対向する対向面に凹凸部が形成された上部カム部86aと下部カム部86bとから構成されており、下部カム部86bは固定ブロック52bよりも幅広で且つスライド可能に形成された幅広材87の上面に形成されている。
下部カム部86bが、両者の凸部同士が接合する方向にスライドすると、位置決めピン84の先端部は、基準プレート64上に突出し、基準プレート64に載置されている金属帯状体10のカラー付き透孔11内に挿入され、金属帯状体10を位置決めする。
他方、下部カム部86bが、両者の凸部と凹部とが嵌合する方向にスライドすると、位置決めピン84の先端部は、基準プレート64の基準面よりも下方に位置し、基準プレート64に載置されている金属帯状体10のカラー付き透孔11内から抜き出され、金属帯状体10の位置決めを解除できる。
かかる下部カム部86bの幅広材87は、固定ブロック52bと対向する固定ブロック52aにスライド可能に挿入されたスライド部材88とシャフト90によって連結されている。
また、シャフト90は、移送方向に沿って対向して配置された2つの固定ブロック52a、52b間に亘って配置されている。シャフト90は、往復動ブロック100を貫通して配置されており、往復動ブロック100の移動を妨げないように設けられている。
往復動ブロック100が移送方向に移動して終端位置に到達したとき、往復動ブロック100の移動方向側端部が、下部カム86bの幅広材87の端部を押圧するので、下部カム部86bが、上部カム部86aとの凸部同士が接合する方向にスライドする。
往復動ブロック100は移動方向と逆方向に移動したとき、往復動ブロック100の移動方向の逆側端部が、シャフト90の幅広材87が設けられている側と反対側のスライド部材88の端部を押圧するので、下部カム部86bが上部カム部86aとの間の凹部と凸部が嵌合する方向にスライドする。
このように、往復動ブロック100の往復動によって、往復動ブロック100が移送方向の終端位置に到達したときに位置決めピン84が金属帯状体10の透孔11へ進入して位置決めを行い、往復動ブロック100が初期位置まで戻ったときに位置決めピン84が金属帯状体10の透孔11から抜き出て位置決めの解除を行える。
(全体の動作)
図11に、往復動ブロック100の移送方向への移動について時系列的に示す。
図11(a)〜(e)に示すように、レバー40が移送方向に移動することで、往復動ブロック100は、初期位置から終端位置へ移動する。この往復動ブロック100の移動に伴ってラックギア106が水平方向に移動する。ラックギア106に噛合しているピニオンギア107は、ラックギア106の移動に伴って回転軸108を中心に回転する。
一方、ピニオンギア107が回転することにより、ピニオンギア107と同軸に設けられているカム110が回動する。往復動ブロック100はレバー40によって直接動作されているが、移動ブロック102はレバー40の動作ではなくカム110によって動作する。
図12と図13に、往復動ブロックと移動ブロックの移動動作に基づく、送りピン及び位置決めピンの上下動動作を時系列的に示す。
図12(a)及び図13(a)は、移動ブロック102が、送りピン68を上昇させる位置(初期位置)にいるところを示している。このとき、レバー40の動作によって往復動ブロック100が移送方向への移動を開始する。
往復動ブロック100が動作し始めてカム110が回転開始しても、カム110は、カムフォロア111を押動する形状ではない箇所でカムフォロア111に当接している。したがって、この時点では、移動ブロック102はまだ動き始めずに停止している。
なお、このとき幅広部材78aの移送方向側端部が固定部材82bの内壁面に当接し、ピンブロック56を上昇して送りピン68を透孔11内に進入させている。また、このとき往復動ブロック50の移動方向の逆側端部が、シャフト90のスライド部材88の端部を押圧し、位置決めピン84を下降させている。
図12(b)及び図13(b)は、カム110の回転により、移動ブロック102が移動開始したところを示している。
図12(c)及び図13(c)は移動ブロック102の移動行程の中間位置である。
図12(d)及び図13(d)では、移動ブロック102が終端位置に到達して停止した所を示している。
図12(e)及び図13(e)では、移動ブロック102の停止後、さらに往復動ブロック100が移動して停止したところを示している。このとき、幅広部材78aの移送方向と逆方向端部が固定部材82aの内壁面に当接し、ピンブロック56が下降して送りピン68を透孔11から下方に抜き出させる。また、このとき、往復動ブロック100の移動方向側端部が、シャフト90の幅広材87の端部を押圧し、位置決めピン84を上昇させて位置決めする。
なお、図12(e)及び図13(e)の状態から図12(a)及び図13(a)の状態に戻る際には、往復動ブロック100はレバー40の往復動動作によって移動し、移動ブロック102は付勢手段46の付勢力によって移動する。
(その他の実施形態)
上述してきた実施形態では、移動ブロック102がカム110の回転に対して位置がサインカーブ(正弦曲線)を描くように動作する例を説明したが、急加速・急減速にならなければ、サインカーブを描くように動作しなくてもよい。
また、上述してきた実施形態では、移動ブロック102が移送方向の終端位置に到達し、初期位置に戻るときの力は付勢手段46の付勢力によって行われる例を説明した。初期位置に戻るときは、送りピン68が下降しているので急加速・急減速しても良いためである。
このため、移動ブロック102が終端位置から初期位置に戻る際の駆動手段としてはどのような手段を用いても良い。
以上本発明につき好適な実施形態を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
10 金属帯状体
11 透孔
12 アンコイラー
14 ピンチロール
16 オイル付与装置
18 プレス装置
20 金型装置
22 上型ダイセット
24 下型ダイセット
26 カッター
28 スタッカ
30 クランク
32 連結棒
34 ピン
36 リンク
37 シリンダ装置
38 支点軸
40 レバー
42 リンク
44 ピン
45 終端壁部
46 付勢手段
52a,52b 固定ブロック
56 ピンブロック
56a,56b プレート
60 シャフト
64 基準プレート
66 スリット
68 送りピン
76 上カム部
78 下カム部
78a 幅広部材
80 上下カム部
82a,82b 固定部材
84 位置決めピン
86 位置決めカム部
86a 上部カム部
86b 下部カム部
87 幅広材
88 スライド部材
90 シャフト
92 保持手段
95 付勢手段
96 カム部材
97 車輪
98 ピン部材
100 往復動ブロック
100a 突出部
102 移動ブロック
106 ラックギア
107 ピニオンギア
108 回転軸
109 軸受
110 カム
111 カムフォロア
113 回転軸
114 ローラ

Claims (6)

  1. 複数の透孔が穿設されている金属帯状体を、所定方向に送る送り装置において、
    上面に金属帯状体が載置され、上面と下面とを連通して金属帯状体の送り方向に延びるスリットが形成されている基準プレートと、
    該基準プレートの下方に設けられ、駆動手段によって基準プレートと平行に金属帯状体の送り方向及びその反対方向に往復動する往復動ブロックと、
    前記往復動ブロックの上方に配置され、前記往復動ブロックの往復動方向に対して直交する両端近傍の各々に対向して固定された固定部材から成る一対の固定部材間に、前記往復動ブロックの移動方向に移動可能に配置されている連結部材に連結されている移動ブロックと、
    前記移動ブロックと共に移動可能且つ前記基準プレート側に上下動可能に設けられ、先端部が基準プレートに載置された金属帯状体の透孔内に挿入される送りピンが設けられたピンブロックと、
    前記ピンブロックに固設された上カム部と、前記上カム部に対向して移動ブロックに設けられた下カム部とから構成され、前記往復動ブロックが金属帯状体の送り方向に移動する際には、前記送りピンの先端部が基準プレートのスリットに進入して、載置面に載置された金属帯状体の透孔内に挿入されるように、前記ピンブロックを基準プレートの方向に押し上げ、前記往復動ブロックが金属帯状体の送り方向に対して反対方向に移動する際には、前記送りピンの先端部が基準プレートの載置面に載置された金属帯状体の透孔から抜き出されるように、前記ピンブロックを往復動ブロックの方向に押し下げる上下カム部とを具備し、
    前記移動ブロックは、往復動する前記往復動ブロックには牽引されないように形成されており、
    前記移動ブロックを前記往復動ブロックの往復動とは別個に往復動させるための移動ブロック駆動手段が設けられていることを特徴とする金属帯状体の送り装置。
  2. 前記移動ブロック駆動手段は、
    移動ブロックの側面を押圧して移動ブロックを送り方向に移動させるように動作するカムを有することを特徴とする請求項1記載の金属帯状体の送り装置。
  3. 前記カムは、
    初期位置から送り方向に向けての動作開始直後の移動ブロックの速度が徐々に速くなり、
    送り方向先端の終端位置への到着前の移動ブロックの速度が徐々に遅くなるような形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の金属帯状体の送り装置。
  4. 前記カムは板カムであって、
    前記カムと前記移動ブロックの間には、カムの周縁と移動ブロックの側面との双方に当接するカムフォロアが設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の金属帯状体の送り装置。
  5. 前記移動ブロックにおける、前記カムが当接する側面とは反対側の側面には、送り方向の終端位置から初期位置方向に向けて移動ブロックを付勢する付勢手段とを有することを特徴とする請求項2〜請求項4のうちの何れか1項記載の金属帯状体の送り装置。
  6. 金属帯状体の送り方向に往復動ブロックが移動する際には、先端部が基準プレートの載置面よりも下方に位置し、往復動ブロックが送り方向に対して反対方向に移動する際には、先端部が基準プレートの載置面に載置されている金属帯状体の透孔内に挿入され、金属帯状体を所定位置に位置決めする位置決めピンが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項記載の金属帯状体の送り装置。
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