JP2012081030A - 遊技機の可動演出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体を多様な発光態様で発光演出する。
【解決手段】可動体60は、可動発光手段62の前側に設けられた演出体64がスライド変位し、下部の第2飾り部70が被覆体78で覆われると共に上部の第1飾り部66が被覆体78の外方に臨む第1演出位置と、第1飾り部66および第2飾り部70が被覆体78の外方に臨む第2演出位置との間で相対的に変位するよう構成される。第1飾り部66には、第1発光部68が演出体64の変位方向に離間して複数設けられて、第1演出位置で第1発光部68の夫々に可動発光手段62の可動発光体63が臨む。第2飾り部70には、第2演出位置で複数の可動発光体63の前側に亘って位置するように第2発光部72が形成されている。
【選択図】図14

Description

この発明は、遊技機に設けられ、可動体を備えた可動演出装置に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面にパチンコ球が打ち出される遊技領域が画成されて、該遊技盤における遊技領域の裏側に、各種図柄を変動表示する液晶パネルが用いられた図柄表示装置が配設される。また、パチンコ機は、遊技盤に形成した開口部等を介して図柄表示装置の表示部を前側から視認し得るよう構成される。この種のパチンコ機では、遊技盤の前面側に、遊技領域に打ち出されたパチンコ球が入賞可能な入賞装置が配設され、該入賞装置へのパチンコ球の入賞により図柄表示装置での図柄の変動が開始されるよう構成されている。そして、パチンコ機では、図柄変動の結果として図柄表示装置に所定の組合わせで図柄が停止すると、遊技者に有利な所謂大当りが発生するようになっている。また、パチンコ機には、キャラクターや演出に応じた可動体が配設され、遊技に際して図柄表示装置に表示される図柄や装飾等に合わせて可動体に所定の動作を行わせて興趣を高めることも行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−200217号公報
特許文献1に開示された揺動役物には、先端部に複数のLEDを備えた基板が設けられ、揺動役物の動作と共にLEDから光を照射することで、揺動役物の動作による演出だけでなく、光による演出も行っている。しかしながら、LEDを単に点滅するだけでは、演出効果が乏しい欠点がある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機の可動演出装置に内在する前記問題に鑑み、発光態様の多様性に富んだ可動体を備えた遊技機の可動演出装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の遊技機の可動演出装置は、
遊技機に設けられ、可動体(60)によって動作演出を行う可動演出装置において、
前記可動体(60)は、
光を照射する発光体(63)が設けられた発光手段(62)と、
前記発光手段(62)に対して前記発光体(63)の光照射方向前側に配設され、光を透過可能な第1発光部(68)を設けた第1飾り部(66)および光を透過可能な第2発光部(72)を設けた第2飾り部(70)を有する演出体(64)と、
前記演出体(64)の前側に設けられた被覆体(78)とを備え、
前記演出体(64)および被覆体(78)は、前記第2飾り部(72)が該被覆体(78)で覆われると共に前記第1飾り部(66)が被覆体(78)の外方に臨み、前記発光体(63)の前側に前記第1発光部(68)が位置する第1演出位置と、前記第2飾り部(72)が被覆体(78)の外方に臨むと共に前記発光体(63)の前側に前記第2発光部(72)が位置する第2演出位置との間で相対的に変位するよう構成され、
前記発光手段(62)および被覆体(78)は、前記第1演出位置および前記第2演出位置で相対的な位置関係が変わらないように構成され、
前記第1飾り部(66)には、前記第1発光部(68)が前記演出体(64)の変位方向に離間して複数設けられて、第1演出位置で第1発光部(68)の夫々に前記発光体(63)が臨み、
前記第2飾り部(70)には、第2演出位置で複数の発光体(63)の前側に亘って位置するように前記第2発光部(72)が形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、可動体は、演出体の第1演出位置で、外方に臨む第1飾り部の第1発光部で発光演出される。また、可動体は、演出体の第2演出位置で、第1演出位置で被覆体で覆われていた第2飾り部が外方に臨み、第2飾り部の第2発光部で発光演出される。すなわち、可動体は、演出体と被覆体との相対的な変位によって、発光演出する部位が変わり、発光態様を変えることができる。
請求項2に係る発明では、前記発光手段(62)には、前記発光体(63)が所定方向に並べて複数設けられ、
前記演出体(64)は、前記発光体(63)の配列方向に沿って往復移動するよう構成され、
前記演出体(64)は、前記第1演出位置で前記第1発光部(68)が前記発光体(63)の前側に位置する一方、前記第2演出位置で前記第1発光部(68)の一部が発光体(63)の前側から外れるよう移動されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、演出体の第2演出位置で、発光演出される第1発光部と、発光演出されない第1発光部とに分けることができる。
請求項3に係る発明では、前記演出体(64)は、遊技球が流下可能な遊技領域(20a)が前側に設けられた遊技盤(20)に配設された飾り部材(32,33)の後側に設けられ、
前記演出体(64)は、前記第1飾り部(66)が該飾り部材(32,33)の後側に位置する領域が第1演出位置から第2演出位置に向かうにつれて大きくなり、該第2演出位置で前記発光体(63)の前側から外れた前記第1発光部(63)が飾り部材(33)の後側に位置するよう構成されたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、演出体の第1飾り部の一部を飾り部材で隠すことができる。
請求項4に係る発明では、前記可動体(60)は、前記演出体(64)が前記被覆体(78)の一端部から前記第2飾り部(70)が出没するよう変位すると共に、該被覆体(78)の他端部側を支点として回動するよう構成され、
前記可動体(60)は、前記遊技盤(20)の後側に設けられて表示開口(34a)を介して前方に臨む図柄表示装置(40)の表示部(40a)の前側に変位すると共に、前記第2演出位置に演出体(64)が変位し、前記発光体(63)の前側から外れた前記第1発光部(68)が該表示部(40a)によって発光演出されることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、第2演出位置で発光体の前側から外れた第1発光部を図柄表示装置の表示部で発光演出できる。
請求項5に係る発明では、前記演出体(64)は、前記第2飾り部(70)から前記第1飾り部(66)にかけて前記発光手段(62)が相対した関係で、前記被覆体(78)の一端部から第2飾り部(70)が出没するよう変位し、
前記演出体(64)には、該演出体(64)の変位方向において前記被覆体(78)と交差する関係で延出する延出部(76)が、前記第1飾り部(66)における前記第2飾り部(70)との境界部位に設けられ、
前記演出体(64)は、前記被覆体(78)の一端部と前記延出部(76)とが第1演出位置で隙間(S)をあけて相対するよう位置規制され、
前記演出体(64)には、前記延出部(76)を前記第2飾り部(70)側に延長すると共に前記被覆体(78)の後側に収容可能な寸法で形成された延長片(76a)が設けられ、前記第1演出位置で前記隙間(S)を延長片(76a)で埋めるよう構成したことを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、第1演出位置で被覆体と演出体における第1飾り部の延出部が当たらないように隙間をあけて位置規制されるが、この隙間を延長片で埋めることで、隙間を遊技者から視認し難くできる。延出部が被覆体に接触しないので、互いの傷付きを防止できる。
本発明に係る遊技機の可動演出装置によれば、演出体と被覆体と相対的な変位によって、演出体の発光する部位が変化するので、可動体を複数の態様で発光演出を行い得る。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例の遊技盤を示す正面図である。 実施例の設置部材を示す正面図であって、可動体および作動体が待機状態にある。 実施例の設置部材を示す正面図であって、可動体および作動体が動作状態にある。 実施例の可動演出装置を示す正面図であって、(a)は可動体が第1可動位置に位置すると共に作動体が第1作動位置に位置し、(b)は可動体が第2可動位置に位置すると共に作動体が第2作動位置に位置している。 実施例の可動演出装置を示す背面図であって、(a)は可動体が第1可動位置に位置すると共に作動体が第1作動位置に位置し、(b)は可動体が第2可動位置に位置すると共に作動体が第2作動位置に位置している。 実施例の可動演出装置を示す背面図であって、第2可動位置に位置する可動体の演出体が第2演出位置に変位した状態を示す。 実施例の可動体を前側から示す分解斜視図である。 実施例の作動体を前側から示す分解斜視図である。 図5のX部拡大図である。 図4のY部拡大図である。 実施例の可動体を示す背面斜視図である。 実施例の可動体の動作と付勢手段の関係を示す説明図である。 実施例の可動体を示す概略正面図であって、(a)は演出体が第1演出位置にあり、(b)が演出体が第2演出位置にある。 実施例の作動体を示す背面斜視図である。
次に、本発明に係る遊技機の可動演出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機)
図1に示すように、実施例に係るパチンコ機10は、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)が着脱可能に保持された本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられている。また、遊技盤20の後側には、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置40(図1または図2参照)が着脱し得るよう配設されている。中枠12の前面側には、遊技盤20を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠14が開閉可能に組付けられると共に、前枠14の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前枠14の下部位置に下球受け皿15の上側に位置して、パチンコ球を貯留する上球受け皿16が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿16も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例のパチンコ機10では、図柄表示装置40として、液晶画面からなる表示部40aで各種演出表示を行う液晶タイプが採用されている。
(遊技盤)
前記中枠12に配設される遊技盤20は、図2に示すように、前面(盤面)にパチンコ球が流下可能な遊技領域20aが画成され、合板等の木製からなる平板状の板部材で構成される。遊技盤20の前面には、円弧状に形成した案内レール21が配設されると共に、該案内レール21の右方位置に、左端縁が右方に凹む円弧状に形成した盤面飾り部材22が配設される。そして、案内レール21および盤面飾り部材22により遊技領域20aが略円形状に画成され、中枠12に配設された図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域20a内に打ち出され、該遊技領域20a内をパチンコ球が流下して遊技が行われる。また、遊技盤20の遊技領域20a内には、多数の遊技釘が植設されており、該遊技釘との接触により遊技領域20aを流下するパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成してある。
前記遊技盤20には、図1または図2に示すように、後述する枠状装飾体28の下縁より下方位置に、前記遊技領域20aを流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置24および特別入賞装置25やパチンコ球が通過可能なゲート26等が配設される。なお、図2の符号27は、遊技盤20に配設されて、常に入賞口を開放している普通入賞装置を示す。
(枠状装飾体)
前記遊技盤20の中央には、前後に貫通する大型の貫通口(図示せず)が形成されており、該貫通口に対して前後に開口する窓口28aを有する枠状装飾体(所謂センター役物)28が嵌め込まれるように着脱可能に配設される(図1または図2参照)。そして、後述する設置部材34の表示開口部34aから臨む図柄表示装置40の表示部40aは、枠状装飾体28における前後に開口する窓口28aを介して遊技盤20の前側に露出して、該図柄表示装置40の表示部40aで展開される図柄変動を前側から視認し得るようになっている(図1または図2参照)。
前記枠状装飾体28には、図2に示す如く、上縁部から左右両縁部に亘り、遊技盤20の前面より前方に突出する円弧状の庇状部28bが設けられており、遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を外周部の庇状部28bで案内し得ると共に、該パチンコ球が枠状装飾体28の窓口28aを横切って流下するのを該庇状部28bで規制している。枠状装飾体28は、庇状部28bの右上部から窓口28a側に張り出すように配設され、光を透過可能な光飾部を備えた右部飾り部材32と、庇状部28bの左上部から窓口28a側に張り出すように配設され、光を透過可能な光飾部を備えた左部飾り部材33とを備えている。枠状装飾体28は、これらの飾り部材32,33によって窓口28に臨む表示部40aの周辺を装飾するようになっている。
(設置部材)
前記遊技盤20の後面には、図柄表示装置40が着脱可能に配設されると共に、後述する可動演出装置50や複数の発光基板等の遊技部品が配設される合成樹脂材で形成された設置部材34が配設されている(図3または図4参照)。設置部材34は、図3または4に示すように、前方に開口する矩形箱状に形成されており、開口端部に形成された取付部34bを遊技盤20の後面に突き当ててネジ止め固定される。設置部材34には、遊技盤20の後面に対向する設置板部35に、前後に貫通する大型の表示開口部34aが設けられている。設置部材34は、遊技盤20に取り付けた際に、該遊技盤20の貫通口の後側に表示開口部34aが重なると共に、設置板部35と遊技盤20との間に所要の空間が画成される。設置部材34の設置板部35には、図3および図4に示すように、表示開口部34aの右下側から右側にかけて可動演出装置50が配設されている。また、設置部材34には、設置板部35の前側に離間して前記右部飾り部材32および左部飾り部材33の後側に重なるように飾り発光手段36が設けられており(図3または図4参照)、飾り発光手段36に設けられたLED等の発光体36aによって飾り部材32,33の光飾部が発光演出されるようになっている。なお、設置板部35と飾り発光手段36と間には、可動演出装置50の後述する可動体60を収容可能なスペースが設けられている。
(可動演出装置)
図3〜図9に示すように、前記可動演出装置50は、設置部材34における表示開口部34aの右下部に取り付けられた第1ベース部材52と、この第1ベース部材52に動作可能に設けられた可動体60と、第1ベース部材52の前側に設けられた第2ベース部材56と、この第2ベース部材56に動作可能に設けられた作動体100とを備えている。また、可動演出装置50は、可動体60を動作させる駆動手段90および可動体60の位置を検知する可動位置検知手段92を第1ベース部材52に備え(図8参照)、作動体100を動作させる作動手段106および作動体100の位置を検知する作動位置検知手段108を第2ベース部材56に備えている(図9参照)。可動演出装置50は、第1ベース部材52に対して第2ベース部材56が取り付けられてベース体51が構成され、第1ベース部材52を設置板部35の前面に取り付けるようになっている。すなわち、可動演出装置50は、ベース体51を共通基盤とする1つの全体ユニットとして取り扱い可能であるだけでなく、第1ベース部材52から第2ベース部材56を取り外すことで、第1ベース部材52を共通基盤として、可動体60、駆動手段90および可動位置検知手段92を1つの分割ユニットとして取り扱い可能であると共に、第2ベース部材56を共通基盤として、作動体100、作動手段106および作動位置検知手段108を1つの分割ユニットとして取り扱い可能である。
実施例の可動演出装置50は、可動体60および作動体100がパチンコ機10のモチーフに合わせた意匠形状である刀形状に形成されており、可動体60および作動体100は、外方に臨む意匠面が略相似形状になっている(図5参照)。また、可動演出装置50には、可動体60と作動体100とが前後の関係で配設されており、可動体60と比べて作動体100が小さく(短尺に)形成されている。可動演出装置50は、可動体60が、ベース体51から上方に突出するように延在し、図柄表示装置40における表示部40aの右側方に退避した第1可動位置(第1位置)と(図2、図3、図5(a)および図6(a)参照)、この第1可動位置から表示部40aの前側に臨むように変位した第2可動位置(第2位置)との間で往復移動するよう構成されている(図4、図5(b)、図6(b)および図7参照)。また、可動演出装置50は、作動体100が、ベース体51から上方に突出するように延在し、図柄表示装置40の表示部40aから右側方に退避した第1作動位置と(図2、図3、図5(a)および図6(a)参照)、この第1作動位置から表示部40aの前側に臨むように変位した第2作動位置との間で往復移動するよう構成されている(図4、図5(b)、図6(b)および図7参照)。
(ベース体)
前記第1ベース部材52は、前方に突出する壁が周縁に設けられて前方に開口する略トレイ形状に形成されている(図8参照)。なお、第1ベース部材52には、可動体60の動作を補助する後述する付勢手段94が後側に配設されている(図6、図7または図12参照)。第2ベース部材56は、後方に突出する壁が周縁に設けられて後方に開口する略トレイ形状に形成されている。ベース体51は、第1ベース部材52および第2ベース部材56を周縁に設けられた壁を互いに突き合わせて組み付けることで構成され、第1ベース部材52と第2ベース部材56との間に可動体60の支持部側が収容されるスペースが画成されている。なお、第1ベース部材52および第2ベース部材56には、これらのベース部材52,56から可動体60が突出する辺となる上縁に右側部の一部を除いて壁が設けられず、ベース体51の上面には、可動体60の挿通および変位を許容する動作開口が設けられている。
(可動体)
前記可動体60は、光を照射する可動発光体(発光体)63が設けられた可動発光基板(発光手段)62と、この可動発光基板62に対して可動発光体63の光照射方向前側に配設された演出体64と、この演出体64の前側に延在するように設けられた被覆体78とを備えている(図5〜図8参照)。そして、可動体60は、演出体64と被覆体78との光照射方向前後の重なり関係が変化するように、演出体64および被覆体78が相対的に変位するよう構成されている(図14参照)。ここで、可動体60は、演出体64および被覆体78の位置関係が相対的に変位するものの、被覆体78と可動発光基板62(可動発光体63)との相対的な位置関係が変わらないように構成されている。実施例の可動体60は、動作手段を構成する動作モータ85によって演出体64が可動発光基板62および被覆体78に対して移動するように構成され(図14参照)、演出体64自身の移動によって該演出体64における可動発光基板62および被覆体78との重なり部分が変化するようになっている。
前記可動体60は、第1ベース部材52に対して支持される下部(以下、支持部という)が、前面を構成する被覆体78と、この被覆体78の後側に設けられ、可動発光基板62の前側を覆う中間体82とで構成されている(図8または図12参照)。なお、符号80は、中間体82に取り付けられ、可動発光基板62の左右側縁下部を保持する基板取付部材である。そして、可動体60は、支持部に設けられた後述する軸支部61が第1ベース部材52に軸支されている。すなわち、可動体60は、支持部の第1ベース部材52への軸支点を中心に全体として回動すると共に、演出体64の一部が被覆体78から出没するように往復移動することで、遊技盤20の前側に臨む刀状の意匠部分が伸縮するようになっている(図3または図4参照)。
前記可動発光基板62は、細長く形成されており(図8参照)、前面に可動発光体63が長手に離間して複数(実施例では9基)設けられ、これらの可動発光体63から前方に光を照射するようになっている。すなわち、実施例の可動体60において、可動発光体63の光照射方向とは前方であり、可動発光基板62、演出体64および被覆体78が遊技盤20において前後の関係で配置されている。可動発光基板62は、可動体60における演出体64および被覆体78の相対的な変位方向に長手が延在し、複数の可動発光体63が該変位方向に離間して一列に並んでいる(図14参照)。なお、実施例の可動発光体63は、LED(発光ダイオード)が採用されている。可動発光基板62は、長手の略半分が基板取付部材80に取り付けられると共に、残りの略半分が被覆体78および基板取付部材80から突出するように設けられ、被覆体78および基板取付部材80から突出する部位に可動発光体63が設置されている。また、透明な中間体82の後側には、可動発光基板62が設置され、中間体82によって可動発光基板62の前側が覆われている。そして、実施例の可動体60は、演出体64が可動発光体63の配列方向に沿って往復移動するよう構成され、演出体64の移動により可動発光体63の前側を覆う該演出体64の領域が変化するようになっている。
(演出体)
前記演出体64は、可動発光体63の配列方向に長手が延在する長尺な部材であって(図14参照)、可動発光基板62の前側に配置されると共に、下部が被覆体78の後側に収容し得るようになっている。演出体64は、光を透過可能な第1発光部68を設けた第1飾り部66と、光を透過可能な第2発光部72を設けた第2飾り部70とを有し(図4または図14参照)、第1飾り部66および第2飾り部70が、該演出体64の変位方向に並べて設けられている。そして、演出体64は、第2飾り部70が被覆体78で覆われると共に第1飾り部66が被覆体78の外方に臨む第1演出位置と(図3、図5および図14(a)参照)、第1飾り部66および第2飾り部70が被覆体78の外方に臨む第2演出位置との間で(図4、図7および図14(b)参照)、可動発光基板62および被覆体78に対して変位するよう構成されている。すなわち、演出体64は、可動発光体63の配列方向に沿って可動発光基板62の前側をスライド移動するよう設けられ、第1飾り部66が常に被覆体78の外方に露出する一方、第2飾り部70が被覆体78から出没するようになっている。 演出体64は、第1演出位置において可動発光体63の前側に第1飾り部66の第1発光部68が位置して(図14(a)参照)、可動発光体63からの光の照射によって第1発光部68が発光演出される。そして、演出体64は、第2演出位置において可動発光体63の前側に第2飾り部70の第2発光部72が位置し(図14(b)参照)、可動発光体63からの光の照射によって第2発光部72が発光演出される。
前記第1飾り部66は、刀の柄部分を模した形状に形成され、演出体64の変位方向に離間して複数(実施例では8箇所)の第1発光部68が設けられている(図5参照)。第1飾り部66は、後方に開放する凹状に湾曲形成され、演出体64の変位方向に離間して開設された発光部開口を有する不透明な第1飾り部本体66aと、第1飾り部本体66aの後方に設けられ、発光部開口を介して前側に臨む部位が第1発光部68を構成する半透明の発光部カバー67とから構成される(図8参照)。第2飾り部70は、刀の刃部分を模した形状に形成され、演出体64の変位方向と交差する短手方向に区分して、第2発光部72と不透明な部分とが設けられている(図4または図14(b)参照)。第2発光部72は、第2飾り部70の長手方向全体に亘って設けられ、第1飾り部66の第1発光部68の1つより大きく形成されると共に、略菱形状の第1発光部68と異なる面形状となっている。
前記演出体64は、第1飾り部66の発光部カバー67の後側および第2飾り部70の後側に、透明な支持板部74を備えている(図8参照)。支持板部74は、第1飾り部66から第2飾り部70を越えて支持部側に延在する長尺な部材であって、可動発光体63の配列方向に沿って長手辺が延在する長孔状の第1スライド溝74aが、第1飾り部66側の先端部に設けられると共に、同じく可動発光体63の配列方向に沿って長手辺が延在する長孔状の第2スライド溝74bが、第2飾り部70に対応する部位から支持部側に延びる延長部分に設けられている。なお、実施例では、第2スライド溝74bが支持板部74と別体の溝形成部材75で形成されている(図8参照)。支持板部74は、中間体82における被覆体78から突出する先端に設けられた第1支持ボス83に第1スライド溝74aを係合すると共に、被覆体78の後側に設けられた第2支持ボス84に第2スライド溝74bを係合して、中間体82(支持部)に対してスライド可能に取り付けられる。すなわち、演出体64は、中間体82の一対の支持ボス83,84に支持されて、スライド溝74a,74bの長手辺に沿ったスライド移動が許容される一方、スライド溝74a,74bと支持ボス83,84の係止によって前後および該演出体64の短手方向の移動が規制されるようになっている。このように、演出体64は、第1飾り部66、発光部カバー67、第2飾り部70および支持板部74で構成されている。
前記演出体64には、該演出体64の変位方向において被覆体78と交差する関係で延出する鍔状延出部(延出部)76が、第1飾り部66における第2飾り部70との境界部位に設けられている(図5参照)。演出体64は、スライド溝74a,74bの長手方向の端部に支持ボス83,84が係止されることで(図14(a)参照)、被覆体78の上端部と鍔状延出部76とが第1演出位置で所定の隙間Sをあけて相対するよう位置規制される(図10参照)。そして、演出体64には、鍔状延出部76を第2飾り部70側に延長すると共に被覆体78の後側に収容可能な寸法で形成された延長片76aが設けられ(図11参照)、第1演出位置で前記隙間Sを延長片76aで埋めるよう構成されている(図10参照)。
前記被覆体78は、後側に開放する器状に形成された不透明な部材であって、その外縁部を基板取付部材80または中間体82の外縁部に突き合わせて、演出体64を挟んで中間体82の前側に取り付けられる(図8参照)。そして、可動体60の支持部には、演出体64の第2飾り部70および該第2飾り部70から突出する支持板部74を収容可能な収容部位が、演出体64の変位方向に連通して被覆体78と中間体82との間に設けられ、該支持部の上端部(被覆体78の一端部)に開口する演出体開口から演出体64の第1飾り部66が第1演出位置で突き出している。また、演出体64が第2演出位置に変位することで、第1飾り部66および第2飾り部70の両方が支持部の上端部から突き出る一方、支持板部74における第2飾り部70から下方に突出する部位が被覆体78の後側に隠れている。
前記可動体60の支持部は、演出体64を収容する収容部位から該演出体64の変位方向と交差する方向に延出するように形成され、この延出部位の先端部に第1ベース部材52に回転可能に支持される軸支部61が設けられている(図12参照)。また、可動体60の支持部には、前記延出部位における軸支部61と前記収容部位との間に、動作手段を構成する動作モータ85や演出体64の位置を検知する動作位置検知手段86が収容されている。このように、実施例の可動体60は、遊技盤20の遊技盤面に沿う一方の辺が他方の辺より長い刀状部分が支持部の収容部位および演出体64で構成され、支持部の延出部位が該刀状部分における長手辺の一端部から該長手辺と交差する方向に延出して、全体として略「L」字形状に形成されている。そして、可動体60は、略L字形状の短い側の先端部に設けられた軸支部61を介して第1ベース部材52に支持され、略L字形状の長い側が演出体64の動作によって伸縮するようになっている。
前記演出体64を動かす動作モータ85は、可動体60における支持部の延出部位上部に、出力軸を収容部位側に向けて突出した姿勢で配設され、この動作モータ85の出力軸に設けられた動作ピニオン85aが支持板部74における軸支部61側の一側部に設けられた動作歯部74cに噛み合うようになっている(図8または図14参照)。すなわち、可動体60では、動作モータ85の駆動が動作ピニオン85aおよび動作歯部74cからなるラックアンドピニオン機構によって、演出体64のスライド動作に変換される。なお、動作モータ85は、中間体82から前方へ立ち上がった支持壁82aに設置されている。演出体64は、支持板部74における軸支部61側の一側部の端に動作歯部74cから突出するよう設けられた動作検知片77が、第1演出位置で中間体82の前側に設置された動作位置検知手段86に臨み、第1演出位置から変位することで動作検知片77が動作位置検知手段86から外れるようになっている(図14参照)。実施例の動作位置検知手段86は、光照射部とこの光照射部から照射された光を受ける受光部とを有する光センサが採用されている。可動演出装置50は、動作検知片77が動作位置検知手段86に臨むことで演出体64の位置が判定され、動作位置検知手段86による動作検知片77の検知によって演出体64の停止タイミングが決められる。
前記演出体64は、第2飾り部70から第1飾り部66にかけて可動発光基板62が相対した関係で、被覆体78の上端部から第2飾り部70が出没するよう変位するようになっている。すなわち、実施例では、演出体64の第1演出位置および第2演出位置の何れにあっても、第1飾り部66における第2飾り部70側の少なくとも一部から第2飾り部70にかけて可動発光基板62の前側に位置している(図14参照)。演出体64は、第1演出位置で複数の第1発光部68全部の後側に可動発光基板62が位置し(図6参照)、複数の第1発光部68の夫々に可動発光体63が1つずつ臨むようになっている(図14(a)参照)。一方、演出体64は、第1演出位置で第2発光部72の後側に可動発光基板62が位置しているものの、第2発光部72の後側から可動発光体63が外れている。また、演出体64は、第2演出位置で複数の第1発光部68のうちの該演出体64の先端側に位置している一部(実施例では5つ)が、可動発光基板62および可動発光体63の前側から外れると共に(図7参照)、複数の第1発光部68のうち第2飾り部70側に位置する残部(実施例では3つ)の夫々に、後側に可動発光基板62が位置すると共に可動発光体63が1つずつ臨むようになっている(図14(b)参照)。一方、演出体64は、第2演出位置で被覆体78から外方に露出した第2飾り部70に対して該第2飾り部70の後側に位置する可動発光基板62の領域に設けられた複数(実施例では5基)の可動発光体63が臨むようになっている。このように、演出体64は、第2演出位置で先端側に位置する一部の第1発光部68の後側が開放され(図7参照)、例えば図柄表示装置40の表示部40aなど、可動発光体63以外の光の入射によって、第2飾り部70側に位置する残部の第1発光部68とは別に発光演出可能に構成されている。
前記可動体60の軸支部61は、被覆体78における延出部位の先端部に開設された軸支開口78aの前側に嵌め込まれる前摺動環87と、中間体82における延出部位の先端部に開設された軸支開口82bの後側に嵌め込まれる後摺動環88とを備えている(図8参照)。軸支部61は、被覆体78の後面に軸支開口78aにおける延出部位の先端側を囲って設けられた壁部分と、中間体82の前面に軸支開口82bにおける延出部位の先端側を囲って設けられた壁部分とを突き合わせて略円筒形状に形成されている(図12参照)。前摺動環87および後摺動環88は、有底の円筒部の開放端に半径方向外側に延出する円形の鍔部を備えた所謂ハット形状に形成されて、該円筒部の底にも前後に貫通する円形開口が開設されている。なお、鍔部には、外周縁と内周縁との夫々に摺動突起(図示せず)がリング状に設けられている。摺動環87,88は、対応の軸支開口78a,82bに円筒部を嵌め合わせると共に鍔部を軸支開口78a,82bの開口縁に突き当てて取り付けられ、軸支部61に前後に貫通すると共に被覆体78および中間体82の間に連通する孔部61aが形成される。
前記第1ベース部材52の左側部前面には、前方に突出する環状の軸支筒壁53が設けられ(図8参照)、この軸支筒壁53が後摺動環88の円筒部に挿入される。なお、第1ベース部材52は、軸支筒壁53の内側が前後に貫通するよう開口している。また、第1ベース部材52には、軸支筒壁53の左側方に前方に立ち上がる壁部(特に区別する場合は保持壁部54という)に対して軸支部材89が着脱可能に設けられ、この軸支部材89によって可動体60の軸支部61の前側が支持される。ここで、保持壁部54は、軸支筒壁53と同心の半円状に延在するように設けられ、可動体60の軸支部61の外周面を位置規制するようになっている。軸支部材89は、有底の円管部の開放端に半径方向外側に延出する円形の鍔部を備えた所謂ハット形状に形成された軸支本体と、軸支本体の外周縁から後方に向けて、保持壁部の延在形状に沿うように半円形状に延出する脚部とを備えている。なお、軸支部材89は、軸支本体の円管部の底に前後に貫通する円形開口が開設されている。そして、軸支部材89は、円管部を軸支部における前摺動環87の円筒部に嵌め合わせると共に、脚部を保持壁部54の前面に固定することで、軸支部61を支持するようになっている。このように、可動体60は、軸支部61に第1ベース部材52の軸支筒壁53および軸支部材89が嵌め込まれると共に、第1ベース部材52、軸支部材89および第2ベース部材56に前後に挟まれて、前後にがたつきなく回転可能に支持される。なお、第1ベース部材52、軸支部材89および該軸支部材89の前側を覆う第2ベース部材56には、軸支部61の前後に貫通する孔部61aに対応して開口52a,56aが設けられ(図5または図6参照)、ベース体51の前後に貫通して軸支部61の内側を通る挿通口が設けられている。すなわち、可動演出装置50は、軸支部61の孔部61aを挿通してベース体51の後側に引き出される可動発光基板62、動作モータ85および動作位置検知手段86に繋がる配線を、挿通口を介して引き出すことができると共に、該配線をベース体51の挿通口を介して前後から確認することができる。
前記第1ベース部材52の右側上部前面には、出力軸を後方に臨ませて可動モータ90が設置され、この出力軸の先端には、可動ピニオン90aが固定されている(図12参照)。可動体60には、基板取付部材80の後側に連繋板部81が取り付けられ、連繋板部81における軸支部61と反対側の側縁に、可動ピニオン90aに噛み合う可動歯部81aが設けられている。可動歯部81aには、可動体60の軸支部61を中心として複数の歯が円弧状に並べて設けられ、可動モータ90の駆動が可動ピニオン90aおよび可動歯部81aからなるラックアンドピニオン機構によって、可動体60の回動動作に変換される。可動体60は、支持部における延出部位の下方に突出した板状部の後面に設けられた可動検知片91が、第1可動位置で第1ベース部材52の前側に設置された可動位置検知手段92に臨み(図12参照)、第1可動位置から変位することで可動検知片91が可動位置検知手段92から外れるようになっている。実施例の可動位置検知手段92は、光照射部とこの光照射部から照射された光を受ける受光部とを有する光センサが採用されている。可動演出装置50は、可動検知片91が可動位置検知手段92に臨むことで可動体60の位置が判定され、可動位置検知手段92による可動検知片91の検知によって可動体60の停止タイミングが決められる。
前記可動体60は、演出体64およびこの演出体64の下部を収容する被覆体78の収容部位からなる刀状部分が第1可動位置において上下に延在する姿勢となり、この刀状部分の下端部から左側方に突き出した延出部分の先端部が第1ベース部材52に軸支されている(図13(a)参照)。すなわち、可動体60の重心には、第1可動位置において第1ベース部材52への軸支点を支点として、時計回り方向(第1可動位置から第2可動位置へ向かう方向と反対方向)に回転しようとする力が働くようになっている。可動体60は、第1可動位置から反時計回りに45°程度回動することで第2可動位置に変位し、前記刀状部分が第2可動位置において斜めに延在する姿勢となり、この刀状部分から突き出した延出部分も斜めに延在している(図13(c)参照)。ここで、可動体60は、前記延出部分に動作モータ85等の重い部材が配設されているので、可動体60の重心には、第2可動位置において第1ベース部材52への軸支点を支点として、時計回り方向(第2可動位置から第1可動位置へ向かう方向)に回転しようとする力が働くようになっている。可動体60は、第1可動位置からの動作時に、重力に逆らうベクトル成分を有する方向に回転動作するように構成されると共に、第2可動位置からの動作時に、重力がかかる向き(重力に沿う向き)のベクトル成分を有する方向に回転動作するよう構成される。すなわち、可動体60は、第1可動位置から第2可動位置への回動全体に亘って、自らの荷重を持ち上げるように駆動され、第2可動位置から第1可動位置への回動全体に亘って、自らの荷重がかかった状態で駆動される。
(付勢手段)
前記可動体60の動作を補助する付勢手段94は、該可動体60に対して接離可能に設けられ、第1可動位置から第2可動位置に向かう途中位置まで該可動体60に当接する一方、該途中位置から第2可動位置にかけて該可動体60から離間するよう構成されている(図6,図7または図12参照)。また、付勢手段94は、可動体60に当接する範囲において該可動体60を第2可動位置へ向けて弾力により付勢するようになっている。より具体的に説明すると、付勢手段94は、一端が第1ベース部材52の後面(遊技盤側)に回転可能に支持されて、他端が第1ベース部材52に開設された規制溝55を介して第1ベース部材52の前側に臨んで可動体60に当接する当接部95と、一方のアーム96aが第1ベース部材52の後面(遊技盤側)に保持されて、他方のアーム96bが当接部95を付勢するトーションばね96とから構成されている(図6、図7または図8参照)。ここで、規制溝55は、第1ベース部材52の中央下部に、可動体60の支持部下縁の回動範囲の一部(第1可動位置と途中位置との間)に重なるように設けられている(図12参照)。実施例では、可動体60の下部における軸支部61側の側縁に設けられた当接面60aに対して付勢手段94の当接部95が当接するようになっている。可動体60の当接面60aは、基板取付部材80の後側に取り付けられた連繋板部81における下部側面で構成され、実施例では当接面60aが演出体の変位方向に沿って平坦に延在するよう形成されている。
前記当接部95は、棒状の部材であって、第1ベース部材52に支持される一端が、可動体60の軸支部位より下側に位置し、可動体60の軸支部位と規制溝55との間に位置するように設定されている(図6、図7または図12参照)。トーションばね96は、当接部95における第1ベース部材52に支持される一端を囲んでコイル部96cが配設され、一方のアーム96aを第1ベース部材52に固定すると共に、他方のアーム96bが当接部95の長手方向(支持側と当接片95aの離間方向)に形成された溝(図示せず)に挿入されて該当接部95に取り付けられている。また、トーションばね96は、一対のアーム96a,96bが当接部95が第1可動位置にある可動体60に当接したもとで自由時角度より狭くなるように設定され、可動体60第1可動位置から途中位置に対応して当接部95を反時計回りに弾力付勢するようになっている(図12参照)。すなわち、付勢手段94は、当接部95がトーションばね96によって反時計回りに常に付勢されており、第1可動位置から第2可動位置へ向けて動作する際に反時計回りに回動する可動体の動作方向と付勢手段94による付勢方向とが略合致している。
前記規制溝55は、当接部95の一端を支点とする他端の回動軌跡に合わせて第1ベース部材52に前後に貫通するよう形成されて、当接部95の他端に前方に突出するように形成された円柱形状の当接片95aが挿入されるようになっている。付勢手段94は、可動体60の第1可動位置から途中位置までの当接部95の変位が許容される一方、可動体60の途中位置に対応して設けられた規制部55aによって該途中位置を越えた第2可動位置側への移動が阻まれるようになっている。ここで、円弧状に延在する規制溝55は、可動体60の当接面60aにおける第1可動位置と第2可動位置との間の変位量より短く設定され、規制溝55の上縁が途中位置で付勢手段94を可動体60から切り離す規制部55aとして機能する。実施例の可動演出装置50では、途中位置が第1可動位置と第2可動位置との略中間部位に設定されている。なお、符号97は、当接部95の支持側の一端の後側を押えると共に該当接部95の一部を覆う保護カバーである(図6または図7参照)。
前記可動演出装置50では、可動体60が第1可動位置から途中位置に向かうにつれて、該可動体60の当接面60aと該付勢手段94が該当接面60aへ作用する付勢力の向きとのなす付勢角度(角度)αが小さくなるよう変化し、可動体60に加わる付勢手段94の付勢力が該可動体60の回動によって大小するようになっている(図12参照)。当接部95は、可動体60の第1可動位置において上下方向に延在する当接面60aとの当接下に、支持側の一端の下側に当接片95aが位置する略上下方向に延在する姿勢となっている(図12(a)参照)。可動演出装置50は、可動体60が第1可動位置から第2可動位置に向けて回動するにつれて当接面60aが斜めになり、可動体60の軸支部位と当接面60aとの距離と比べて当接部95における支持側の一端と当接片95aとの距離が近く、当接面60aの角度変位量に比べて付勢手段94の当接片95aの角度変位量が大きいので、当接面60aにかかる付勢力の向きが第1可動位置での関係よりずれる(図12(b)参照)。ここで、可動演出装置50は、可動体60の第1可動位置において当接面60aに付勢手段の付勢力が効率よく加わる関係に設定され、第1可動位置から第2可動位置に向かうにつれて当接面60aに対してかかる付勢手段94の付勢力が弱くなるよう構成される。換言すると、可動演出装置50は、第2可動位置から第1可動位置に向けた回動に際して可動体60の途中位置で当接面60aが付勢手段94の当接片95aに当接し、途中位置から第1可動位置に向かうにつれて当接面60aに対してかかる付勢手段94の付勢力が次第に強くなる。なお、付勢手段94の付勢力は、第1可動位置で可動体60に時計回り方向にかかる自重および可動モータ90の停止時の機械的な抵抗力を合わせた力より小さく設定されており、付勢手段94の付勢力だけで可動体60が第1可動位置から第2可動位置に向けて動かないよう構成される。
(作動体)
図5〜図7、図9および図15に示すように、前記作動体100は、遊技盤面に沿う一方の辺が他方の辺より長い長尺な意匠部102と、この意匠部102の後側に配設された作動発光基板104とを備えている。意匠部102には、光を透過可能な意匠発光部102aが長手に離間して複数(実施例では8つ)設けられ、これらの意匠発光部102aの夫々に、作動発光基板104の前面に設けられた前方に光を照射する作動発光体105が臨むようになっている。なお、実施例では、作動発光体105としてLEDが採用されている。作動体100は、意匠部102の下端部が第2ベース部材56の上部中央前面に回転可能に軸支されており、作動手段としての作動モータ106によって、第1作動位置(図3、図5(a)、図6(a)参照)と第2作動位置(図4、図5(b)、図6(b)参照)との間で揺動するよう構成されている。
前記作動モータ106は、第2ベース部材56の前側に出力軸を後側に向けた姿勢で作動体100の軸支部位の下方に設置され、この出力軸の先端に固定された作動ピニオン106aが作動体100における意匠部102の下端部に扇状に設けられた作動歯部103に噛み合っている(図15参照)。すなわち、作動モータ106の駆動が作動ピニオン106aおよび作動歯部103からなるラックアンドピニオン機構によって、作動体100の回動動作に変換される。作動体100は、意匠部102の作動歯部103から後方へ突出するよう設けられた作動検知片103aが、第1作動位置で第2ベース部材56の前側に設置された作動位置検知手段108に臨み、第1作動位置から変位することで作動検知片103aが作動位置検知手段108から外れるようになっている(図15参照)。実施例の作動位置検知手段108は、光照射部とこの光照射部から照射された光を受ける受光部とを有する光センサが採用されている。可動演出装置50では、作動検知片103aが作動位置検知手段108に臨むことで作動体100の位置が判定され、作動位置検知手段108による作動検知片103aの検知によって作動体100の停止タイミングが決められる。
前記可動演出装置50は、待機状態において、演出体64が第1演出位置にある可動体60が第1可動位置にあり、作動体が第1作動位置で停止されている(図2、図3、図5(a)または図6(a)参照)。可動体60は、第1可動位置において表示部40aの右辺に沿って上下方向に延在し、枠状装飾体28の右上部に設けられた右部飾り部材32およびこの右部飾り部材32を照らす飾り発光手段36の右部の後側に第1飾り部66の上部が位置し、第1飾り部66における先端側に位置する2つの第1発光部68が右部飾り部材32(飾り発光手段36)によって隠される(図2または図3参照)。右部飾り部材32の後側(該右部飾り部材32を照らす飾り発光手段36の右部と設置板部35との間)には、可動体60の第1可動位置において、演出体64の第1演出位置から第2演出位置への変位を許容するスペースが設けられ、可動体60の第1可動位置であっても演出体64を第1演出位置と第2位置との間で変位する動作演出が行われる。なお、作動体100は、第1作動位置において下から上に向かうにつれて表示部40a側から離れる傾斜姿勢にあり、可動体60の前側を斜めに横切っている(図2、図3、図5(a)または図6(a)参照)。
前記可動演出装置50は、可動モータ90を正駆動することで可動体60が第1可動位置から回動し、可動体60が第1可動位置から表示部40aの前側を右下から斜めに横切る第2可動位置に移動する(図4、図5(b)または図6(b)参照)。一方、作動体100は、作動モータ106の正駆動により第1作動位置から表示部40aの前側を右下から横切る第2作動位置に回動し、第2作動位置で第2可動位置にある可動体60より立てた姿勢になる。この際、可動体60は、当接面60aに当接している付勢手段94によって第1可動位置から第2可動位置に向けて弾力付勢される。このように、重力に逆らって動く可動体60の第1可動位置において、可動モータ90への負荷が最も大きい駆動開始時に付勢手段94によって付勢力を与えることで、可動体60の動き出しが円滑になるよう補助し得る。そして、可動体60は、停止状態から動き出してしまえば、ある程度の惰性が働くので、可動モータ90に対して起動時と比べてかかる負荷が小さくなる。ここで、付勢手段94は、可動体60の途中位置で該可動体60から離間するので(図12(c)参照)、途中位置から第2可動位置に動く可動体60に対して無駄に付勢力を与えない。また、可動体60は、第1可動位置において演出体64が第2演出位置に伸びることで(図4または図7参照)、下向きのモーメントが大きくなるが、可動体60に対して付勢手段94の付勢力がかからないので、第2可動位置で可動体60を停止する機構に対する付勢手段94に起因する負荷を回避できる。
しかも、可動体60が第1可動位置から途中位置に向かうにつれて当接面60aと付勢手段94の付勢力の向きとがなす付勢角度αが小さくなるので、可動体60に加わる付勢手段94の付勢力が次第に小さくなる(図12(a)および(b)参照)。このように、可動体60の第1可動位置からの動作時に比較的強い付勢力により動作を適切に補助し、第1可動位置から途中位置に向かうにつれて、付勢手段94の付勢力が弱くなるように設定されているので、付勢手段94が可動体60に当接していても可動体60に過剰な勢いを与えない。また、トーションばね96による付勢力を変えることなく、可動体60の当接面60aと付勢手段94の当接部95との当接関係の変化によって可動体60に加わる力を調整しているので、機構を簡易にできる。
前記可動演出装置50は、可動モータ90を逆駆動することで可動体60が第1可動位置へ向けて回動する。ここで、可動体60は、第1可動位置から第2可動位置の変位に亘って重力に逆らうベクトル成分を有する方向に回動するようになっており、第2可動位置から第1可動位置の変位に亘って、重力がかかる向きのベクトル成分を有する方向に回転する。すなわち、可動体60は、第2可動位置からの動作時に、重力がかかる向きのベクトル成分を有する方向に回転動作するので、付勢手段94による補助を必要としない。 そして、付勢手段94は、途中位置から第2可動位置に亘って離間しているので、第2可動位置から途中位置へ向けた可動体60の動作に際して、付勢手段94の付勢力が働かず、可動モータ90に対して該可動モータ90によって制御された回動速度を超えて回動しようとする無駄な負荷がかからない。また、付勢手段94は、可動体60の第1可動位置に向けた回動に際して、途中位置で可動体60に当接するが、付勢手段94による可動体60に対する付勢力が途中位置から第1可動位置に向かうにつれて次第に強くなるように設定されているので、途中位置から第1可動位置への動作時に可動モータ90への負荷を最小限に抑えることができる。なお、可動体60の第1可動位置に向けた回動に際して、可動体60は自重により第1可動位置に向けて落下しようとしているので、途中位置から加わる付勢手段94の付勢力によって打ち消しあって、可動モータ90で制御した回動速度で動かすことができる。
このように、可動演出装置50によれば、付勢手段94の付勢力が必要な範囲で強く働き、不要な範囲で影響が小さくなるよう構成されているので、可動体60が往路および復路の何れでもスムーズに動作するので、可動体60によって自然な動作演出を行い得る。可動演出装置50は、付勢手段94における当接部95の当接片95aが規制溝55の端部である規制部55aに引っ掛かることで可動体60から途中位置で切り離すことができ、規制部55aによる簡単な構成で可動体60に対して途中位置を境に付勢手段94を簡単に接離させることができる。しかも、付勢手段94は、当接部95とトーションばね96とによる簡単な構成で、可動体60の動作を適切に補助し得る。
前記可動体60は、演出体64の第1演出位置で、外方に臨む第1飾り部66の複数の第1発光部68が可動発光体63によって一体または夫々発光演出される(図14(a)参照)。また、可動体60は、演出体64の第2演出位置で、第1演出位置で被覆体78で覆われていた第2飾り部70が外方に臨み、第2飾り部70の第2発光部72が可動発光体63によって発光演出される(図14(b)参照)。ここで、実施例の可動体60は、演出体64の第2演出位置において、可動発光体63が第2発光部72だけでなく、第2飾り部70側に位置する一部の第1発光部68に臨んでいるので、これらの第1発光部68を第2発光部72と合わせてまたは独立して発光演出することができる。このように、可動体60は、演出体64と被覆体78(可動発光基板62)との相対的な変位によって、発光演出する部位が変わり、発光態様を変えることができる。また、可動体60は、演出体64を第2演出位置に変位することで、先端側の第1発光部68が可動発光体63の前側から外れる一方、第2飾り部70側の第1発光部68が可動発光体63の前側に位置しているので、演出体64の第2演出位置で、発光演出される第1発光部68と、発光演出されない第1発光部68とに分けることができる。
前記可動体60は、第1演出位置で被覆体78と演出体64における第1飾り部66の鍔状延出部76が当たらないように隙間Sをあけて位置規制されるが(図10参照)、この隙間Sを延長片76aで埋めることで、隙間Sを遊技者から視認し難くできる。しかも、鍔状延出部76が被覆体78に接触しないので、互いの傷付きや異音の発生等を防止できる。
前記可動体60は、第1可動位置と第2可動位置との間の動作によっても、可動演出装置50の周りに配置された飾り部材32,33との関係が変わるようになっている。第1可動位置における演出体64の第1演出位置で、第1飾り部66の第1発光部68に臨む可動発光体63によって第1発光部68が発光演出されたり、演出体64を第2演出位置に変位することで、第1飾り部66を右部飾り部材32で隠して(図2または図3参照)、遊技者に臨む第2飾り部70の第2発光部72が可動発光体63による光の照射によって発光演出される。可動体60は、第2可動位置で演出体64を第1演出位置から第2演出位置に変位することで、表示部40aの右下角部から左上角部に亘って延在し、枠状装飾体28の左上部に設けられた左部飾り部材33の後側に第1飾り部66の上部が位置し、第1飾り部66における最先端に位置する1つの第1発光部68が左部飾り部材33によって隠される(図4参照)。また、演出体64は、第2演出位置において第1発光基板の前側から外れた第1飾り部66の先端側に位置する5つの第1発光部68が、最先端の1つを除いて表示部40aの前側に位置し、表示部40aで該第1発光部68に合わせて表示演出が行われることで、これらの第1発光部68が可動発光体63の発光による演出と異なった態様で発光演出される。
前記可動演出装置50は、可動体60、演出体64および作動体100を夫々独立して動作させることができるので、これらの動作を組み合わせて複数の態様で動作演出を行うことができる。また、可動演出装置50は、演出体64を変位することで可動体60における発光する領域を変えることができ、作動体100の作動発光体105による意匠発光部102aの発光演出と合わせてまたは独立してより複雑なパターンで発光演出することができる。すなわち、実施例の可動演出装置50によれば、遊技者の興趣をよりかき立てることができる。
(変更例)
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1)実施例では、可動体が回動する例を挙げたが、これに限定されず、左右、上下または前後にスライド移動したり、曲線や折れ線等の任意の経路で変位する構成であってもよい。
(2)発光体としてLEDを例に挙げたが、これに限定されず、電球や有機ELその他の光を照射し得るものであれば採用できる。
(3)実施例では、演出体が被覆体および可動発光基板に対して変位する構成を例に挙げたが、演出体に対して被覆体および可動発光基板が同期してまたは一体的に変位する構成であっても、 演出体が一方に変位すると共に、被覆体および可動発光基板が同期または一体に他方に変位する構成であってもよい。
(4)実施例では、位置検知手段として光センサを例に挙げたが、これに限定されず、マイクロスイッチ等の機械式や磁気センサあるいはその他の検知手段を採用し得る。
(5)付勢手段は、トーションばねにより当接部を付勢する構成を例に挙げたが、トーションばねのアームを可動体に直接当接させる構成であってもよい。また、弾力を与える手段としては、トーションばねに限定されず、コイルばねや板ばね等のその他のばねやゴム等の弾性体であってもよい。
(6)実施例では、駆動手段、動作手段および作動手段として、モータを採用したが、ソレノイドや流体圧シリンダ等のアクチュエータを用いてもよい。
(7)可動演出装置は、右下部に限定されず、表示部の上や左右などの任意の位置に配置することができ、設置部材ではなく枠状装飾体に設置してもよい。
(8)実施例では、演出体の第2演出位置で後側が開放された第1発光部を図柄表示装置で発光演出する例を挙げたが、表示部の周りに配設した飾り部材を発光演出する発光手段の光を第1発光部に入射してもよい。
(9)実施例では、付勢手段を可動体から切り離す規制部として規制溝の端部を用いたが、付勢手段の可動体に伴う変位を阻む壁やその他の構成を採用してもよい。
(10)実施例では、演出体の第1発光部に1つの可動発光体が臨むように構成したが、複数の可動発光体を臨ませてもよい。
(11)実施例では、可動体の演出体が往復移動するよう構成されたが、作動体の意匠部を演出体と同様に往復移動される構成であってもよい。
(12)可動体は、ベース部材ではなく、設置部材の設置板部に配設してもよい。また可動体を駆動する駆動手段を設置板部に設け、歯車やプーリ等の伝達手段を介して可動体を動作してもよい。
(13)実施例では、遊技盤の裏側に設置部材を設けるよう構成したが、該設置部材を本体枠としての中枠に設置する構成も採用できる。
(14)実施例では、遊技盤を木材板形成したが、これに限られるものではなく、遊技盤を合成樹脂材から透明または不透明に形成するようにしてもよい。
(15)実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
20 遊技盤
60 可動体
20a 遊技領域
32 右部飾り部材(飾り部材)
33 左部飾り部材(飾り部材)
34a 表示開口
40 図柄表示装置
42a 表示部
62 可動発光手段(発光手段)
63 可動発光体(発光体)
64 演出体
66 第1飾り部
68 第1発光部
70 第2飾り部
72 第2発光部
76 鍔状延出部(延出部)
76a 延長片
78 被覆体
S 隙間

Claims (5)

  1. 遊技機に設けられ、可動体によって動作演出を行う可動演出装置において、
    前記可動体は、
    光を照射する発光体が設けられた発光手段と、
    前記発光手段に対して前記発光体の光照射方向前側に配設され、光を透過可能な第1発光部を設けた第1飾り部および光を透過可能な第2発光部を設けた第2飾り部を有する演出体と、
    前記演出体の前側に設けられた被覆体とを備え、
    前記演出体および被覆体は、前記第2飾り部が該被覆体で覆われると共に前記第1飾り部が被覆体の外方に臨み、前記発光体の前側に前記第1発光部が位置する第1演出位置と、前記第2飾り部が被覆体の外方に臨むと共に前記発光体の前側に前記第2発光部が位置する第2演出位置との間で相対的に変位するよう構成され、
    前記発光手段および被覆体は、前記第1演出位置および前記第2演出位置で相対的な位置関係が変わらないように構成され、
    前記第1飾り部には、前記第1発光部が前記演出体の変位方向に離間して複数設けられて、第1演出位置で第1発光部の夫々に前記発光体が臨み、
    前記第2飾り部には、第2演出位置で複数の発光体の前側に亘って位置するように前記第2発光部が形成される
    ことを特徴とする遊技機の可動演出装置。
  2. 前記発光手段には、前記発光体が所定方向に並べて複数設けられ、
    前記演出体は、前記発光体の配列方向に沿って往復移動するよう構成され、
    前記演出体は、前記第1演出位置で前記第1発光部が前記発光体の前側に位置する一方、前記第2演出位置で前記第1発光部の一部が発光体の前側から外れるよう移動される請求項1記載の遊技機の可動演出装置。
  3. 前記演出体は、遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられた遊技盤に配設された飾り部材の後側に設けられ、
    前記演出体は、前記第1飾り部が該飾り部材の後側に位置する領域が第1演出位置から第2演出位置に向かうにつれて大きくなり、該第2演出位置で前記発光体の前側から外れた前記第1発光部が飾り部材の後側に位置するよう構成された請求項2記載の遊技機の可動演出装置。
  4. 前記可動体は、前記演出体が前記被覆体の一端部から前記第2飾り部が出没するよう変位すると共に、該被覆体の他端部側を支点として回動するよう構成され、
    前記可動体は、前記遊技盤の後側に設けられて表示開口を介して前方に臨む図柄表示装置の表示部の前側に変位すると共に、前記第2演出位置に演出体が変位し、前記発光体の前側から外れた前記第1発光部が該表示部によって発光演出される請求項3記載の遊技機の可動演出装置。
  5. 前記演出体は、前記第2飾り部から前記第1飾り部にかけて前記発光手段が相対した関係で、前記被覆体の一端部から第2飾り部が出没するよう変位し、
    前記演出体には、該演出体の変位方向において前記被覆体と交差する関係で延出する延出部が、前記第1飾り部における前記第2飾り部との境界部位に設けられ、
    前記演出体は、前記被覆体の一端部と前記延出部とが第1演出位置で隙間をあけて相対するよう位置規制され、
    前記演出体には、前記延出部を前記第2飾り部側に延長すると共に前記被覆体の後側に収容可能な寸法で形成された延長片が設けられ、前記第1演出位置で前記隙間を延長片で埋めるよう構成した請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機の可動演出装置。
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