JP2012079203A - 監視制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の監視制御システム100は、プラントの監視制御画面を表示する表示装置101と、ユーザの入力を受け付ける入力部102、105と、プラント装置112からの入力信号を受け取り、プラント情報管理部108と、各表示装置101毎の監視制御画面の切替順序および各切替状態毎の監視制御画面の情報とその表示時間207とが表される画面切替定義203を格納する画面切替定義格納部107と、ユーザの入力情報またはプラント情報管理部108からの情報の少なくとも何れかの情報により、監視制御画面を制御する画面表示管理部106とを備え、画面表示管理部106は、入力部102、105の無操作時間を検出した際に、画面切替定義203に基づいて、表示装置101で各監視制御画面208を表示時間207、表示する画面切替表示処理を行う。
【選択図】図1
Description
<<実施形態1>>
図1は、本発明に関わる実施形態1の監視制御システム100の構成図である。
実施形態の監視制御システム100は、任意数のプラント装置112をもって構成されるプラントの監視および制御を行うための監視制御画面を切替表示する画面切替処理(画面切替表示処理)を行うシステムである。
監視制御システム100は、プラント状態などの画面を表示するCRT(Cathode Ray Tube)やタッチパネルモニタ、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置101と、ユーザが入力を行うタッチパネル102a、キーボード102b、マウス102cなどの入力装置102とを備えている。
そして、監視制御システム100は、入力装置102からの入力情報を受け付け、監視制御システム100への入力信号として処理する入力インターフェースである入力処理部105を備えている。
画面表示マネージャ106、プラント情報管理部108などは、メモリにプログラムとして格納されており、プロセッサにより当該プログラムが実行されることにより、具現化される。
プラント情報管理部108は、ネットワーク109を通じてコントローラ110と接続されている。なお、画面フォルダは、プラント情報管理部108に接続された画面表示マネージャ106に接続されている。コントローラ110はプラントの各所に設置されており、プラント装置112の入出力インターフェースのプロセスI/O(111)を通じてプラント装置112へと接続されている。
画面表示マネージャ106は、作業者(ユーザ)から入力装置102を用いて入力される入力情報を、入力処理部105から受け取り、必要に応じたプラントの監視制御画面を表示装置101に表示する。
そこで、画面表示マネージャ106は、プラントの情報を表示する監視制御画面に反映するため、プラントの情報を管理しているプラント情報管理部108へと情報の問い合わせを行う。
次に、表示装置101で画面を表示する場合の構成について詳述する。
図2(a)は表示装置1(101A)の外観を示す図であり、図2(b)は表示装置101毎の動作定義200の内容を示す図であり、図2(c)は動作定義200に示す画面切替定義203の内容を示す図であり、図2(d)は監視制御システム100が画面切替処理を行う際の処理の流れを示す図である。
例示した表示装置1(101A)に実際に表示される画面のイメージが、画面番号62の画面208である。図2(c)に示す状態番号205が“1”のときには画面番号206の“62”を表示する定義になっており、表示時間207は“30秒”である。30秒間画面を表示した後、状態番号“2”(図2(c)参照)に定義されている画面番号“2017”の画面209の表示へと切替わる。その後も、画面切替定義203(図2(c)参照)に基づいて画面表示を切替えていき、画面番号“105”の画面210の表示を終えた後に、再び状態番号205が“1”の表示へと切替わる。
次に、複数の表示装置101で画面を表示する場合の構成について詳述する。
図3は、監視制御システム100の1台の端末装置に複数の表示装置1、2(101)が備えられている場合の表示装置1(101A)、2(101B)毎の動作定義の定義例である。
監視制御システム100には最低でも1つ以上の表示装置101が備えられている。
これにより、表示装置1(101A)、表示装置2(101B)毎にそれぞれ画面切替定義300、301を選択することができる。
表示装置101毎の動作定義400には、プラントの状態遷移信号402を定義することができる。この状態遷移信号402はプラントの情報を示す信号を一意に表す識別子である。
図4(a)に示す動作定義1(400)においては、状態遷移信号402の開始条件403を満たす場合(“ON”の場合)、つまり状態遷移信号402に定義した信号“01-LV019”が“ON”した場合に(画面)切替定義405を“7”に変更することが定義されている。これに対して、状態遷移信号402の“01-LV019”が“OFF”の場合には画面切替定義401の“4”が適用される。
動作定義2(410)においては、状態遷移信号406の“01-LV023”の開始条件407を満たす場合(“ON”の場合)、つまり状態遷移信号406に定義した信号“01-LV023”が“ON”した場合に、画面切替定義401の“4”から(画面)切替定義409を“9”に変更することが定義されている。これに対して、状態遷移信号406が終了条件408の“OFF”の場合には画面切替定義“4”が適用されている。
次に、画面表示マネージャ106(図1参照)が一定時間(所定時間)以上のユーザによる入力装置102の無操作の時間を検出した場合に行う処理について、そのフロー図である図5に従って説明する。
一方、S500において、画面切替処理がすでに起動していると判定された場合(S500でYes)、現在の画面切替処理の状態遷移信号の終了条件であるか否か判定される(S502)。すなわち、監視制御システム100に備わっている表示装置1(101)から表示装置N(101)までのそれぞれの図4に示す動作定義400、410、…内に定義されている状態遷移信号の終了条件を満たすかどうかである。
別の画面切替定義の状態遷移信号の開始条件でないと判定された場合(S503でNo)には、現在の画面切替定義の処理には影響がない信号であるので、そのまま現在の画面切替定義の処理を継続し、S508に移行する。
入力装置102(図1参照)から入力があると判定された場合(S507でYes)には画面切替処理を終了し、処理を抜ける。
プラントに状態変化が生じたと判定された場合(S508でYes)、すなわちプラントの信号が発生した場合には本処理フローの最初のS500に戻り、信号の判定を行う。
現在表示している画面の表示時間が経過したと判定された場合(S509でYes)には、S506に移行し、次に定義されている画面の情報に従い画面を表示する。
一方、S509において、現在表示している画面の表示時間が経過してないと判定された場合(S509でNo)には、S507に移行する。
以上が、図5に示す画面表示マネージャ106(図1参照)が一定時間以上の入力装置102の無操作時間を検出した場合に行う処理である。
また、プラントの状態変化が終了し元の状態に戻った際には、元の状態に対応した別の画面切替定義を実施できることから、プラントの状況に応じて最適な画面の切替表示を行うことができる。
また、画面の表示切替えの終了条件として、ユーザからの入力処理か、アラームの発生(特定の信号のオン/オフ)またはアラームからの復帰(特定の信号のオン/オフ)を指定できるため、作業者(ユーザ)の必要に応じて画面の切替処理を終了することができる。
次に、実施形態2のユーザ管理機能を備える監視制御システム200について説明する。
図6は、実施形態2のユーザ管理機能を備える監視制御システム200の概念図である。
実施形態2の監視制御システム200は、図1に示す実施形態1の監視制御システム100に、ユーザのログオンを管理するユーザ管理部600と、ユーザ情報が格納されたユーザ情報格納部601、およびユーザID毎に管理される画面切替定義610を追加したものである。その他の構成は、実施形態1と同様であるから、異なる構成について説明を行う。
ユーザ情報格納部601には、監視制御システム200へのログオンを許可したユーザのユーザ情報602が記憶されている。ユーザ情報602には、少なくてもユーザID603とユーザ名604が定義されている。また、ユーザ情報602には、ユーザID603毎にパスワード605や監視制御システム200へのアクセス権限606などが定義されている。
ユーザ管理部600は、図1に示す画面表示マネージャ106やプラント情報管理部108と同様に、メモリにプログラムとして格納されており、プロセッサにより当該プログラムが実行されることにより、具現化される。
ユーザ管理部600は、情報要求元からの監視制御システム200にログオンするユーザに関する情報要求に応じて、ユーザ情報格納部601に格納されているユーザ情報602から情報を取得し、情報要求元に返す機能を備えている。
画面表示マネージャ106は、作業者(ユーザ)の本人認証を実施する際にユーザ管理部601に情報の問い合わせを行ったり、表示装置101で画面表示を行う場合に、ログインしている作業者(ユーザ)に画面の表示権限があるかどうか判定する際の問い合わせを行っている。
具体的には、画面表示マネージャ106が画面切替処理を行う際には、画面切替定義格納部107に格納されているユーザID毎に管理されている画面切替定義610を取得して、画面切替定義610に従って画面切替処理を行う。
次に、ユーザ管理機能が有効な場合における画面切替定義の取得処理について、その処理フローを示す図7に従って説明する。
監視制御システム200は、作業者(ユーザ)がログインしている場合とログアウトしている場合の2パターンで画面切替定義の取得処理が異なる。
ログインしていると判断された場合(S700でYes)には、画面表示マネージャ106はログインしている作業者のユーザIDを取得する(S701)。
そして、画面表示マネージャ106は、取得したユーザIDを利用して、画面切替定義格納部107から、ユーザID毎に管理されている画面切替定義610(図6参照)を取得し(S702)、処理を抜ける。
以上が、図7に示すユーザ管理機能が有効な場合における画面切替定義の取得処理である。
次に、ユーザ管理機能が有効な場合における画面表示権限の判定処理について、その処理フローを示す図8に従って説明する。
画面表示マネージャ106(図6参照)は、まず、画面切替のループを管理するために画面切替定義の状態を示す状態番号を記憶する記憶領域(ワークエリア)を初期化する(図8のS800)。
そして、画面表示マネージャ106は画面切替定義格納部107から画面番号(図2(c)参照)を取得する際に、状態番号を記憶領域に記憶しておく(S802)。
記憶領域に記憶してある状態番号が、画面切替定義に定義してある状態番号すべてであると判断された場合(S803でYes)、終了する。
一方、S805において、画面表示権限があると判定された場合(S805でYes)には画面を表示し(S806)、画面表示マネージャ106は、入力装置102から入力があるか否か判断する(S807)。
一方、入力装置102から入力がないと判断された場合(S807でNo)には、画面表示マネージャ106は、画面の表示時間が経過したか否か、図2(c)の画面切替定義203の表示時間と内部タイマから取得した時間とを比較して判定する(S808)。
一方、画面の表示時間が経過しないと判定された場合(S808でNo)、S807に移行する。
以上が、図8に示すユーザ管理機能が有効な場合における画面表示権限の判定処理である。
また、ユーザ管理機能により、画面表示権限の判定を行い、ユーザに応じた画面表示が可能である。
また、画面表示マネージャ106、ユーザ管理部601は、一つのプログラムモジュールとしてもよいし、それぞれを複数に分割した構成としてもよい。
101 表示装置
101A 表示装置(複数の表示装置)
101B 表示装置(複数の表示装置)
102 入力装置(入力部)
105 入力処理部(入力部)
106 画面表示マネージャ(画面表示管理部)
107 画面切替定義格納部(画面切替情報格納部)
108 プラント情報管理部
110 コントローラ
112 プラント装置
200 表示装置毎の動作定義(表示装置毎に管理している画面切替定義)
201 表示装置番号(表示装置識別情報)
203 画面切替定義
205 状態番号(状態遷移情報)
206 画面番号(画面識別情報)
207 表示時間
208 画面(監視制御画面)
209 画面(監視制御画面)
210 画面(監視制御画面)
402、406 状態遷移信号(画面切替定義格納部に登録してある信号)
403、407 開始条件
404、408 終了条件
600 ユーザ管理部
601 ユーザ情報格納部
610 画面切替定義(ユーザに定義されている画面切替定義)
Claims (11)
- プラントの監視制御画面を表示する表示装置と、ユーザの入力を受け付ける入力部と、前記プラントを構成するプラント装置からの入力信号を受け取り、前記プラントの情報を管理するプラント情報管理部と、前記各表示装置毎の前記監視制御画面の切替順序およびそれぞれの切替状態毎の前記監視制御画面の情報とその表示時間の対応が表される画面切替定義を格納する画面切替定義格納部と、前記入力部からのユーザの入力情報または前記プラント情報管理部からの情報のうちの少なくとも何れかの情報により前記表示装置に表示する前記監視制御画面を制御する画面表示管理部とを備え、
前記画面表示管理部は、前記入力部からの入力がない所定の長さの無操作時間を検出した際に、前記画面切替定義格納部に格納される前記表示装置の前記画面切替定義に基づいて、当該表示装置で各前記監視制御画面を前記表示時間で指定された時間、表示する画面切替表示処理を行う
ことを特徴とする監視制御システム。 - プラントの監視制御画面を表示する表示装置と、ユーザの入力を受け付ける入力部と、前記プラントを構成するプラント装置からの入力信号をコントローラ経由で受け取り、前記プラントの情報を管理するプラント情報管理部と、前記各表示装置を識別する表示装置識別情報に対する画面切替定義の対応を表す動作定義、および、前記監視制御画面の切替順序が状態遷移情報で管理されるとともにそれぞれの切替状態毎の前記監視制御画面を識別する画面識別情報とその表示時間の対応が表される前記画面切替定義を格納する画面切替定義格納部と、前記入力部からのユーザの入力情報または前記プラント情報管理部からの情報のうちの少なくとも何れかの情報により前記表示装置に表示する前記監視制御画面を制御する画面表示管理部とを備え、
前記画面表示管理部は、前記入力部からの入力がない所定の長さの無操作時間を検出した際に、前記画面切替定義格納部から前記表示装置の前記動作定義を取得し、当該動作定義が示す前記画面切替定義に従い、各前記監視制御画面を前記表示時間で指定された時間、当該表示装置で表示する画面切替表示処理を行う
ことを特徴とする監視制御システム。 - 前記表示装置に表示している前記監視制御画面に対して、ユーザによる前記入力部からの入力があった場合、前記画面切替表示処理を終了する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。 - 前記画面切替定義格納部は、元の前記画面切替定義を別の前記画面切替定義に切替える開始条件の状態が設定された信号の情報が格納され、
前記プラント情報管理部にて前記入力信号の状態変化を検出した場合、前記画面切替定義格納部に格納してある信号の状態変化であるか否か判断し、前記画面切替定義格納部に格納してある信号の状態変化である場合、現在表示している前記監視制御画面の開始条件に相当するときはそのまま当該監視制御画面の表示を継続する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。 - 前記画面切替定義格納部は、元の前記画面切替定義を別の前記画面切替定義に切替える開始条件の状態が設定された信号の情報が格納され、
前記プラント情報格納部にて前記入力信号の状態変化を検出した場合に、前記画面切替定義格納部に格納してある信号の状態変化であるか否かを判断し、前記画面切替定義格納部に格納してある信号の状態変化であり、かつ、現在表示している前記監視制御画面以外の他の前記監視制御画面の開始条件である場合には、当該開始条件が当てはまる前記監視制御画面に切替えて表示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。 - 前記画面切替定義格納部は、元の前記画面切替定義を別の前記画面切替定義に切替える開始条件の状態と、前記別の画面切替定義を前記元の画面切替定義に切替える終了条件の状態とが設定された信号の情報が格納され、
前記プラント情報格納部にて前記入力信号の状態変化を検出した場合に、前記画面切替定義格納部に格納してある信号の状態変化であるか否かを判断し、前記画面切替定義格納部に格納してある信号の状態変化であり、かつ、現在表示処理を行っている前記監視制御画面の終了条件に相当する場合には、当該監視制御画面の表示を終了する
ことを特徴とする請求項1からの請求項5のうちの何れか一項に記載の監視制御システム。 - 前記監視制御システムは、単数または複数の端末装置に複数の表示装置を備え、該複数の各表示装置毎に前記画面切替表示処理の実施有無が設定される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。 - 前記監視制御システムは、単数または複数の端末装置に複数の表示装置を備え、該複数の各表示装置毎に前記画面切替定義が設定される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。 - 前記画面切替定義は前記ユーザ毎に設定され、前記画面切替表示処理を実施する際にはログインしているユーザに定義されている前記画面切替定義に基づいて前記監視制御画面の表示切替を行う
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。 - 前記画面切替定義は前記ユーザ毎に設定され、前記画面切替表示処理を実施する際に、ログインしているユーザに表示権限が無い画面が前記画面切替定義に定義されている場合には、前記ユーザの表示権限のある前記監視制御画面まで定義を読むことなく前記監視制御画面の切替を行う
ことを特徴とする請求項9に記載の監視制御システム。 - ユーザがログインしていない状態で前記入力部に所定時間入力が行われない場合、前記画面表示管理部は、前記表示装置毎に管理している前記画面切替定義に従って前記画面切替表示処理を行う
ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の監視制御システム。
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