JP2012078502A - カメラ用シャッタ機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】限られたスペースの中でシャッタ羽根をスムーズに駆動することができるコンパクトな構成のカメラ用シャッタ機構を提供する。
【解決手段】光路となる開口部10aを有する地板10と、開口部10aを開閉するように動作する複数のシャッタ羽根21〜26と、これらシャッタ羽根21〜26を動作させるために地板10における開口部10aの外側に固定された駆動源30とを備え、複数のシャッタ羽根21〜26のうち、一部のシャッタ羽根24〜26を、開口部10aを挟むようにして駆動源30の反対側に収納するとともに、他の一部のシャッタ羽根21〜23を、前記一部のシャッタ羽根24〜26よりも駆動源30に近い位置に収納するようにしたカメラ用シャッタ機構であって、駆動源30に近い位置に収納されるシャッタ羽根の少なくとも一つが、他のシャッタ羽根24〜26を駆動する駆動係合部23dを備えた駆動用シャッタ羽根23であることを特徴とするカメラ用シャッタ機構である。
【選択図】図1
【解決手段】光路となる開口部10aを有する地板10と、開口部10aを開閉するように動作する複数のシャッタ羽根21〜26と、これらシャッタ羽根21〜26を動作させるために地板10における開口部10aの外側に固定された駆動源30とを備え、複数のシャッタ羽根21〜26のうち、一部のシャッタ羽根24〜26を、開口部10aを挟むようにして駆動源30の反対側に収納するとともに、他の一部のシャッタ羽根21〜23を、前記一部のシャッタ羽根24〜26よりも駆動源30に近い位置に収納するようにしたカメラ用シャッタ機構であって、駆動源30に近い位置に収納されるシャッタ羽根の少なくとも一つが、他のシャッタ羽根24〜26を駆動する駆動係合部23dを備えた駆動用シャッタ羽根23であることを特徴とするカメラ用シャッタ機構である。
【選択図】図1
Description
本発明は、光路となる開口部をシャッタ羽根によって開閉するようにしたカメラ用シャッタ機構に関するものである。
従来、この種のシャッタ機構には、露光用の開口部を有する地板、前記開口部を開閉するように動作する複数のシャッタ羽根、これらシャッタ羽根を開閉駆動するように揺動する開閉レバー、レンズ鏡筒を光軸に沿って進退させるカムリング、前記開閉レバー及び前記カムリングを駆動するための駆動モータ等、を具備したものがある(例えば、特許文献1参照)。
この従来のシャッタ機構によれば、長尺な開閉レバーを揺動させてシャッタ羽根を開閉動作するようにしているため、シャッタ羽根を駆動モータによって直接開閉するようにした構造と比較し、シャッタ羽根の動作ストロークを大きく確保することができる。
この従来のシャッタ機構によれば、長尺な開閉レバーを揺動させてシャッタ羽根を開閉動作するようにしているため、シャッタ羽根を駆動モータによって直接開閉するようにした構造と比較し、シャッタ羽根の動作ストロークを大きく確保することができる。
しかしながら、近年では、カメラの小型化に伴い、大きな開口面積を損なわずに外形寸法を小さくしたシャッタ機構が求められており、そのためには、前記開閉レバーや前記カムリング等の駆動スペースを極力少なくすることが望まれる。
特に、光路となる開口部を複数のシャッタ羽根により開閉するようにしたシャッタ装置では、前記複数のシャッタ羽根同士の重なり合いや、シャッタ羽根と駆動モータとの重なり合い、シャッタ羽根と開閉レバーとの重なり合い等により、シャッタ機構の厚みが増大する場合があり、このような厚みの増大を抑制できる構造が望まれる。
特に、光路となる開口部を複数のシャッタ羽根により開閉するようにしたシャッタ装置では、前記複数のシャッタ羽根同士の重なり合いや、シャッタ羽根と駆動モータとの重なり合い、シャッタ羽根と開閉レバーとの重なり合い等により、シャッタ機構の厚みが増大する場合があり、このような厚みの増大を抑制できる構造が望まれる。
本発明は上記従来事情にかんがみてなされたものであり、その課題とするところは、限られたスペースの中でシャッタ羽根をスムーズに駆動することができるコンパクトな構成のカメラ用シャッタ機構を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、光路となる開口部を有する地板と、前記開口部を開閉するように動作する複数のシャッタ羽根と、これらシャッタ羽根を動作させるために前記地板における前記開口部の外側に固定された駆動源とを備え、前記複数のシャッタ羽根のうち、一部のシャッタ羽根を、前記開口部を挟むようにして前記駆動源の反対側に収納するとともに、他の一部のシャッタ羽根を、前記一部のシャッタ羽根よりも前記駆動源に近い位置に収納するようにしたカメラ用シャッタ機構であって、前記駆動源に近い位置に収納されるシャッタ羽根の少なくとも一つが、他のシャッタ羽根を駆動する駆動係合部を備えた駆動用シャッタ羽根であることを特徴とする。
特に、矩形状のカメラに対しコンパクトに収納可能な態様としては、前記地板を、矩形状の前記開口部を有する矩形板状に形成し、この地板の一辺部側に、前記駆動源を配置するとともに、前記開口部を挟むようにして前記駆動源の反対側となる他の一辺部側に、前記一部のシャッタ羽根を収納する。
また、耐久性を向上する観点から、前記駆動用シャッタ羽根は、他のシャッタ羽根よりも肉厚に形成されていることが好ましい。
また、分散配置されたシャッタ羽根を省スペースな構成で効率的に駆動できるようにした好ましい態様としては、前記駆動用シャッタ羽根が、前記駆動源による駆動力を受けて回動しながら、前記駆動源の反対側に収納される前記シャッタ羽根のうちの少なくとも一つを駆動する構成とする。
また、他の好ましい態様としては、前記駆動用シャッタ羽根が、前記駆動源による駆動力を受けて回動しながら、前記駆動源に近い位置に収納される他のシャッタ羽根のうちの少なくとも一つを前記駆動係合部によって駆動するとともに、前記駆動源による駆動力を受けて回動する作動杆が、前記駆動源の反対側に収納される前記シャッタ羽根のうちの少なくとも一つを駆動する構成とする。
本発明によれば、複数のシャッタ羽根を分散して配置する構造であるため、シャッタ羽根同士の重なり合いや、シャッタ羽根と駆動源との重なり合い等により、当該シャッタ機構の厚みが増大するようなことを軽減することができる上、駆動用シャッタ羽根によって分散配置されたシャッタ羽根を効率的に駆動することができ、ひいては、限られたスペースの中でシャッタ羽根をスムーズに駆動することができるコンパクトな構成のカメラ用シャッタ機構を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜5は、本発明に係るカメラ用シャッタ機構の第1の実施形態を示している。
このカメラ用シャッタ機構1は、露光用の開口部10aを有する地板10と、前記開口部10aを開閉するように動作する複数のシャッタ羽根21〜26と、これらシャッタ羽根21〜26を動作させるために地板10における開口部10aの外側に固定された駆動源30(図3参照)とを備え、前記複数のシャッタ羽根21〜26のうち、一部のシャッタ羽根24〜26を、前記開口部10aを挟むようにして駆動源30の反対側に収納するとともに、他の一部のシャッタ羽根21〜23を、前記一部のシャッタ羽根24〜26よりも駆動源30に近い位置に収納するようにしており、駆動源30に近い位置に収納されるシャッタ羽根21〜23のうちの一つが、他のシャッタ羽根を駆動する駆動係合部23dを備えた駆動用シャッタ羽根23となっている。
図1〜5は、本発明に係るカメラ用シャッタ機構の第1の実施形態を示している。
このカメラ用シャッタ機構1は、露光用の開口部10aを有する地板10と、前記開口部10aを開閉するように動作する複数のシャッタ羽根21〜26と、これらシャッタ羽根21〜26を動作させるために地板10における開口部10aの外側に固定された駆動源30(図3参照)とを備え、前記複数のシャッタ羽根21〜26のうち、一部のシャッタ羽根24〜26を、前記開口部10aを挟むようにして駆動源30の反対側に収納するとともに、他の一部のシャッタ羽根21〜23を、前記一部のシャッタ羽根24〜26よりも駆動源30に近い位置に収納するようにしており、駆動源30に近い位置に収納されるシャッタ羽根21〜23のうちの一つが、他のシャッタ羽根を駆動する駆動係合部23dを備えた駆動用シャッタ羽根23となっている。
地板10は、矩形板状を呈し、光軸となる中心線上に矩形状の開口部10aを有する。
この地板10の一辺部側(図1によれば上辺部側)には、後に詳述する駆動源30の駆動ピン33a1を挿通するためのピン挿通孔10bが貫通形成されている。このピン挿通孔10bは、挿通した駆動ピン33a1を、その挿通方向と直交する方向へ往復動可能な長孔であり、図示例によれば、開口部10aに対し接近離間する方向へ延びる円弧状に形成される。
さらに、地板10における前記ピン挿通孔10bの近傍には、シャッタ羽根21〜23をそれぞれ回転自在に装着するための円柱軸状の回転軸11,12,13が突出形成されている。
また、地板10において駆動源30を有する一辺部側(図1によれば上辺部側)に直交する一辺部側(図1によれば右辺部側)には、シャッタ羽根24〜26をそれぞれ回転自在に装着するための円柱軸状の回転軸14,15,16が突出形成されている。
この地板10の一辺部側(図1によれば上辺部側)には、後に詳述する駆動源30の駆動ピン33a1を挿通するためのピン挿通孔10bが貫通形成されている。このピン挿通孔10bは、挿通した駆動ピン33a1を、その挿通方向と直交する方向へ往復動可能な長孔であり、図示例によれば、開口部10aに対し接近離間する方向へ延びる円弧状に形成される。
さらに、地板10における前記ピン挿通孔10bの近傍には、シャッタ羽根21〜23をそれぞれ回転自在に装着するための円柱軸状の回転軸11,12,13が突出形成されている。
また、地板10において駆動源30を有する一辺部側(図1によれば上辺部側)に直交する一辺部側(図1によれば右辺部側)には、シャッタ羽根24〜26をそれぞれ回転自在に装着するための円柱軸状の回転軸14,15,16が突出形成されている。
複数(図示例によれば6枚)のシャッタ羽根21〜26の各々は、略L字形の薄板状に形成され、対応する前記回転軸11〜16に装着されることで、開口部10aを覆った閉鎖位置と、地板10における開口部10aの周囲に収納された収納位置との間で回動するように保持される。
各シャッタ羽根について詳細に説明すれば、先ず、シャッタ羽根21は、図4(a)に示すように、その一端側に、地板10の回転軸11に環状に装着される円形状の軸孔21aと、駆動源30の駆動ピン33a1に環状に装着されて駆動源30による駆動力を受ける長孔状のピン孔21bとを有し、他端側には、開口部10aを部分的に覆うように形成された閉鎖片部21cを有する。
このシャッタ羽根21は、他のシャッタ羽根22〜26の最下位(換言すれば、最も地板10面の近く)に配置され、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図1によれば右辺部側)に収納される。
このシャッタ羽根21は、他のシャッタ羽根22〜26の最下位(換言すれば、最も地板10面の近く)に配置され、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図1によれば右辺部側)に収納される。
また、シャッタ羽根22は、図4(b)に示すように、一端側に回転軸12に環状に装着される円形状の軸孔22aと駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔22bを有するとともに、他端側に、前記シャッタ羽根21の閉鎖片部21cよりも長尺な閉鎖片部22cを有する。
このシャッタ羽根22は、前記シャッタ羽根21上に重なるようにして配置され、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図1によれば右辺部側)に収納される。
このシャッタ羽根22は、前記シャッタ羽根21上に重なるようにして配置され、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図1によれば右辺部側)に収納される。
また、シャッタ羽根23は、駆動源30による駆動力を受けて回動しながら、開口部10aを挟むようにして駆動源30の反対側に収納される他のシャッタ羽根24〜26を駆動する駆動用シャッタ羽根である。
このシャッタ羽根23は、図4(c)に示すように、一端側に閉鎖片部23cを有するとともに、その他端側に他のシャッタ羽根24〜26を駆動する軸状の駆動係合部23dを突設し、前記一端側と前記他端側の中間となる位置に、回転軸13に環状に装着される円形状の軸孔23aと駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔23bを有する。
軸孔23aと駆動係合部23dの距離は、軸孔23aとピン孔23bの距離よりも大きく設定される。この構成によれば、駆動源30の駆動ピン33a1の変位量よりも、駆動係合部23dの変位量を大きく確保することができる。
この駆動用シャッタ羽根23は、他のシャッタ羽根21〜22,24〜26よりも肉厚に形成される。この構成によれば、駆動用シャッタ羽根23の強度を向上し、当該カメラ用シャッタ機構1の耐久性を向上することができる。
そして、この駆動用シャッタ羽根23は、前記シャッタ羽根22上に重ねられ、地板10における駆動源30を有する一辺部側(図1によれば上辺部側)に収納される。
このシャッタ羽根23は、図4(c)に示すように、一端側に閉鎖片部23cを有するとともに、その他端側に他のシャッタ羽根24〜26を駆動する軸状の駆動係合部23dを突設し、前記一端側と前記他端側の中間となる位置に、回転軸13に環状に装着される円形状の軸孔23aと駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔23bを有する。
軸孔23aと駆動係合部23dの距離は、軸孔23aとピン孔23bの距離よりも大きく設定される。この構成によれば、駆動源30の駆動ピン33a1の変位量よりも、駆動係合部23dの変位量を大きく確保することができる。
この駆動用シャッタ羽根23は、他のシャッタ羽根21〜22,24〜26よりも肉厚に形成される。この構成によれば、駆動用シャッタ羽根23の強度を向上し、当該カメラ用シャッタ機構1の耐久性を向上することができる。
そして、この駆動用シャッタ羽根23は、前記シャッタ羽根22上に重ねられ、地板10における駆動源30を有する一辺部側(図1によれば上辺部側)に収納される。
なお、シャッタ羽根21〜23の各ピン孔21b,22b,23bは、シャッタ羽根21〜23の各々が駆動ピン33a1の円弧状の往復運動に追従してスムーズに動作するように、駆動ピン33a1の運動方向に交差する方向に長く形成されている。
また、シャッタ羽根24は、前記駆動用シャッタ羽根23により駆動されるシャッタ羽根であり、図5(d)に示すように、一端側に、地板10の回転軸14に環状に装着される円形状の軸孔24aと、前記駆動用シャッタ羽根23の駆動係合部23dに環状に装着される湾曲長孔状の被係合部24bとを有し、他端側には、開口部10aを部分的に覆うように形成された閉鎖片部24cを有する。
このシャッタ羽根24は、駆動用シャッタ羽根23の前記他端側に重ねられ、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる地板10の一辺部側(図1によれば下辺部側)に収納される。
このシャッタ羽根24は、駆動用シャッタ羽根23の前記他端側に重ねられ、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる地板10の一辺部側(図1によれば下辺部側)に収納される。
シャッタ羽根25は、図5(e)に示すように、一端側に回転軸15に環状に装着される円形状の軸孔25aと、前記駆動係合部23dから駆動力を受ける長孔状の被係合部25bとを有し、他端側には、開口部10aを部分的に覆うように形成された閉鎖片部25cを有する。
このシャッタ羽根25は、前記シャッタ羽根24に重ねられ、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる地板10の一辺部側(図1によれば下辺部側)に収納される。
このシャッタ羽根25は、前記シャッタ羽根24に重ねられ、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる地板10の一辺部側(図1によれば下辺部側)に収納される。
シャッタ羽根26は、図5(f)に示すように、一端側に回転軸16に環状に装着される円形状の軸孔26aと、前記駆動係合部23dから駆動力を受ける長孔状の被係合部26bとを有し、他端側には、開口部10aを部分的に覆うように形成された閉鎖片部26cを有する。
このシャッタ羽根26は、前記シャッタ羽根25に重ねられ、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる地板10の一辺部側(図1によれば下辺部側)に収納される。
このシャッタ羽根26は、前記シャッタ羽根25に重ねられ、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる地板10の一辺部側(図1によれば下辺部側)に収納される。
なお、シャッタ羽根24〜26における長孔状の各被係合部24b,25b,26bは、シャッタ羽根24〜26の各々が駆動係合部23dの円弧状の往復運動に追従してスムーズに動作するように、駆動係合部23dの運動方向に交差する方向に長く形成されている。
そして、前記構成のシャッタ羽根21〜26を装着した地板10には、シャッタ羽根21〜26を開閉動作可能に覆うようにしてカバー部材(図示せず)が装着される。
また、駆動源30は、図3に示すように、一端側に略円形の空間を有する略V字状のヨーク31と、該ヨーク31の一片側に巻回されたコイル32と、該ヨーク31の前記一端側の空間に回動自在に保持されたロータ33とを具備してなる直流モータである。ロータ33は、遠心方向へ突出する腕部33aを有し、この腕部33aの先端側に、回転軸方向に平行して突出する駆動ピン33a1を有する。
この駆動源30は、前記駆動ピン33a1を地板10のピン挿通孔10bに遊挿した状態で、地板10におけるシャッタ羽根装着面の裏側の面に装着される。
この駆動源30は、前記駆動ピン33a1を地板10のピン挿通孔10bに遊挿した状態で、地板10におけるシャッタ羽根装着面の裏側の面に装着される。
次に、上記構成のカメラ用シャッタ機構1について、その作用効果を詳述する。
先ず、図1に示すように、駆動ピン33a1を、ピン挿通孔10b内において開口部10aの反対側(図1によれば上側)に寄せた状態では、駆動源30に近い方のシャッタ羽根21〜23が、それぞれ駆動ピン33a1との係合によって収納位置に保持され、同時に、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根24〜26が、それぞれ駆動係合部23dとの係合によって収納位置に保持される。
先ず、図1に示すように、駆動ピン33a1を、ピン挿通孔10b内において開口部10aの反対側(図1によれば上側)に寄せた状態では、駆動源30に近い方のシャッタ羽根21〜23が、それぞれ駆動ピン33a1との係合によって収納位置に保持され、同時に、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根24〜26が、それぞれ駆動係合部23dとの係合によって収納位置に保持される。
そして、駆動源30への通電により駆動ピン33a1がピン挿通孔10b内を開口部10a側に移動した際には、駆動源30に近い方のシャッタ羽根21〜23が、それぞれ駆動ピン33a1から駆動力を受けて閉鎖動作し、同時に、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根24〜26が、それぞれ駆動用シャッタ羽根23の駆動係合部23dから駆動力を受けて閉鎖動作する。
より詳細に説明すれば、シャッタ羽根21及び22は、一方向(図2によれば時計方向)へ回動して、それぞれ開口部10aを部分的に覆う。また、駆動用シャッタ羽根23は、逆方向(図2によれば反時計方向)へ回動して、開口部10aを部分的に覆う。
また、シャッタ羽根24〜26は、前記一方向へ回動して、それぞれ開口部10aを部分的に覆う。したがって、これら複数のシャッタ羽根21〜26によって開口部10aが全閉状態となる。
より詳細に説明すれば、シャッタ羽根21及び22は、一方向(図2によれば時計方向)へ回動して、それぞれ開口部10aを部分的に覆う。また、駆動用シャッタ羽根23は、逆方向(図2によれば反時計方向)へ回動して、開口部10aを部分的に覆う。
また、シャッタ羽根24〜26は、前記一方向へ回動して、それぞれ開口部10aを部分的に覆う。したがって、これら複数のシャッタ羽根21〜26によって開口部10aが全閉状態となる。
また、駆動源30への逆電流の通電により駆動ピン33a1がピン挿通孔10b内を開口部10aから離れる方向へ移動した際には、前記と逆の動作により、シャッタ羽根21〜26の各々が開放動作する。
よって、上記構成のカメラ用シャッタ機構1によれば、複数のシャッタ羽根21〜26を、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる位置と、該位置よりも駆動源30に近い位置とに配分して収納するようにしているため、複数のシャッタ羽根の重なり合いや、シャッタ羽根と駆動源との重なり合いにより、当該カメラ用シャッタ機構1の厚みが部分的に増大するようなことを軽減することができる。
その上、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根24〜26を駆動用シャッタ羽根23によって駆動するようにしているため、シャッタ羽根24〜26を駆動するためのレバー部材を具備する必要がなく、したがって、レバー部材の設置スペースや作動スペースを確保する必要がなく、小型で省スペースな構成とすることができる。
また、複数のシャッタ羽根21〜26の回転軸11〜16を、駆動源30に近い位置と、駆動源30から離れた位置とに配分して設けるとともに、駆動源30に近い方の一部のシャッタ羽根23を他のシャッタ羽根とは逆方向へ回動するようにしているため、一部のシャッタ羽根の回動量が極端に大きくなるようなことを防いで、これらシャッタ羽根の動作を安定させることができる。
その上、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根24〜26を駆動用シャッタ羽根23によって駆動するようにしているため、シャッタ羽根24〜26を駆動するためのレバー部材を具備する必要がなく、したがって、レバー部材の設置スペースや作動スペースを確保する必要がなく、小型で省スペースな構成とすることができる。
また、複数のシャッタ羽根21〜26の回転軸11〜16を、駆動源30に近い位置と、駆動源30から離れた位置とに配分して設けるとともに、駆動源30に近い方の一部のシャッタ羽根23を他のシャッタ羽根とは逆方向へ回動するようにしているため、一部のシャッタ羽根の回動量が極端に大きくなるようなことを防いで、これらシャッタ羽根の動作を安定させることができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態であるカメラ用シャッタ機構2について、図6〜9を参照して説明する。
なお、このカメラ用シャッタ機構2は、上述したカメラ用シャッタ機構1の構成を一部変更したものであるため、上記カメラ用シャッタ機構1と同一の構成部分については重複する詳細説明を省略する。
なお、このカメラ用シャッタ機構2は、上述したカメラ用シャッタ機構1の構成を一部変更したものであるため、上記カメラ用シャッタ機構1と同一の構成部分については重複する詳細説明を省略する。
カメラ用シャッタ機構2は、上記構成のカメラ用シャッタ機構1に対し、複数のシャッタ羽根21〜26を、複数のシャッタ羽根41〜46及び作動杆47に置換したものである。
シャッタ羽根41は、駆動源30による駆動力を受けて回動しながら、駆動源30に近い位置に収納される他のシャッタ羽根42を駆動する駆動用シャッタ羽根である。
この駆動用シャッタ羽根41は、図8(a)に示すように、略L字形の薄板状に形成され、その一端側に、回転軸11に環状に装着される円形状の軸孔41aと、駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔41bと、他のシャッタ羽根42を駆動する軸状の駆動係合部41dとを有するとともに、他端側に閉鎖片部41cを有する。
前記ピン孔41bは、シャッタ羽根41が駆動ピン33a1の円弧状の往復運動に追従してスムーズに動作するように、駆動ピン33a1の運動方向に交差する方向に長く形成されている。
軸孔41aと駆動係合部41dとの距離は、軸孔41aとピン孔41bとの距離よりも大きく設定することで、駆動源30の駆動ピン33a1の変位量よりも駆動係合部41dの変位量が大きくなるようにしている。
この駆動用シャッタ羽根41は、他のシャッタ羽根42〜46よりも肉厚に形成されることで、該シャッタ羽根41を強度アップして、カメラ用シャッタ機構2の耐久性を向上している。
そして、前記構成のシャッタ羽根41は、他のシャッタ羽根42〜46の最下位に配置され、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納される。
この駆動用シャッタ羽根41は、図8(a)に示すように、略L字形の薄板状に形成され、その一端側に、回転軸11に環状に装着される円形状の軸孔41aと、駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔41bと、他のシャッタ羽根42を駆動する軸状の駆動係合部41dとを有するとともに、他端側に閉鎖片部41cを有する。
前記ピン孔41bは、シャッタ羽根41が駆動ピン33a1の円弧状の往復運動に追従してスムーズに動作するように、駆動ピン33a1の運動方向に交差する方向に長く形成されている。
軸孔41aと駆動係合部41dとの距離は、軸孔41aとピン孔41bとの距離よりも大きく設定することで、駆動源30の駆動ピン33a1の変位量よりも駆動係合部41dの変位量が大きくなるようにしている。
この駆動用シャッタ羽根41は、他のシャッタ羽根42〜46よりも肉厚に形成されることで、該シャッタ羽根41を強度アップして、カメラ用シャッタ機構2の耐久性を向上している。
そして、前記構成のシャッタ羽根41は、他のシャッタ羽根42〜46の最下位に配置され、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納される。
また、シャッタ羽根42は、図8(b)に示すように、略矩形薄板状に形成され、その一端側に、回転軸13に環状に装着される円形状の軸孔42aと、駆動用シャッタ羽根41の駆動係合部41dに環状に装着される長孔状の被係合部42bとを有するとともに、他端側に、閉鎖片部42cを有する。
前記ピン孔42bは、シャッタ羽根42が駆動係合部41dの円弧状の往復運動に追従してスムーズに動作するように、駆動係合部41dの運動方向に交差する方向に長く形成されている。
そして、このシャッタ羽根42は、前記駆動用シャッタ羽根41上に重ねられ、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納される。
前記ピン孔42bは、シャッタ羽根42が駆動係合部41dの円弧状の往復運動に追従してスムーズに動作するように、駆動係合部41dの運動方向に交差する方向に長く形成されている。
そして、このシャッタ羽根42は、前記駆動用シャッタ羽根41上に重ねられ、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納される。
また、シャッタ羽根43は、上述した第1の実施形態におけるシャッタ羽根22と同一形状の羽根であり、図8(c)に示すように、その一端側に、回転軸12に環状に装着される円形状の軸孔43aと、駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔43bを有するとともに、他端側に、閉鎖片部43cを有する。
そして、このシャッタ羽根43は、前記シャッタ羽根42上に重ねられ、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納される。
そして、このシャッタ羽根43は、前記シャッタ羽根42上に重ねられ、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納される。
また、シャッタ羽根44〜46は、それぞれ、上述した第1の実施形態におけるシャッタ羽根24〜26と同一形状の羽根であり(図5参照)、軸孔44a,45a,46a、ピン孔44b,45b,46b、閉鎖片部44c,45c,46cを有する。
シャッタ羽根44は後述する作動杆47に重ねられ、さらに、このシャッタ羽根44にはシャッタ羽根45が重ねられ、シャッタ羽根45にはシャッタ羽根46が重ねられる。
そして、これらシャッタ羽根44〜46の軸孔44a,45a,46aは、それぞれ、回転軸14,15,16に環状に装着される。
また、これらシャッタ羽根44〜46のピン孔44b,45b,46bは、後述する作動杆47の駆動係合部47dに環状に装着される。
シャッタ羽根44は後述する作動杆47に重ねられ、さらに、このシャッタ羽根44にはシャッタ羽根45が重ねられ、シャッタ羽根45にはシャッタ羽根46が重ねられる。
そして、これらシャッタ羽根44〜46の軸孔44a,45a,46aは、それぞれ、回転軸14,15,16に環状に装着される。
また、これらシャッタ羽根44〜46のピン孔44b,45b,46bは、後述する作動杆47の駆動係合部47dに環状に装着される。
作動杆47は、駆動源30による駆動力を受けて回動しながら、開口部10aを挟むようにして駆動源30の反対側に収納されるシャッタ羽根44〜46を駆動する。
詳細に説明すれば、この作動杆47は、図9に示すように、その一端側に、回転軸13に環状に装着される円形状の軸孔47aと、駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔47bを有する。この作動杆47は、地板10を閉鎖するための閉鎖片部を具備せず、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納され、該地板10面から開口部10a側へ突出しないように円弧状の往復運動をする。
この作動杆47は、シャッタ羽根41〜46よりも肉厚に形成されることで、該作動杆47を強度アップして、カメラ用シャッタ機構2の耐久性を向上している。
詳細に説明すれば、この作動杆47は、図9に示すように、その一端側に、回転軸13に環状に装着される円形状の軸孔47aと、駆動ピン33a1に環状に装着される長孔状のピン孔47bを有する。この作動杆47は、地板10を閉鎖するための閉鎖片部を具備せず、地板10において駆動源30を有する一辺部側に直交する一辺部側(図6によれば右辺部側)に収納され、該地板10面から開口部10a側へ突出しないように円弧状の往復運動をする。
この作動杆47は、シャッタ羽根41〜46よりも肉厚に形成されることで、該作動杆47を強度アップして、カメラ用シャッタ機構2の耐久性を向上している。
次に、上記構成のカメラ用シャッタ機構2について、その作用効果を詳述する。
先ず、図6に示すように、駆動ピン33a1を、ピン挿通孔10b内において開口部10aの反対側(図6によれば上側)に寄せた状態では、駆動源30に近い方の一部のシャッタ羽根41,43及び作動杆47が、それぞれ駆動ピン33a1との係合によって収納位置に保持され、同時に、シャッタ羽根42が駆動用シャッタ羽根41の駆動係合部41dとの係合によって収納位置に保持され、さらに、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根44〜46が、それぞれ作動杆47の駆動係合部47dとの係合によって収納位置に保持される。
先ず、図6に示すように、駆動ピン33a1を、ピン挿通孔10b内において開口部10aの反対側(図6によれば上側)に寄せた状態では、駆動源30に近い方の一部のシャッタ羽根41,43及び作動杆47が、それぞれ駆動ピン33a1との係合によって収納位置に保持され、同時に、シャッタ羽根42が駆動用シャッタ羽根41の駆動係合部41dとの係合によって収納位置に保持され、さらに、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根44〜46が、それぞれ作動杆47の駆動係合部47dとの係合によって収納位置に保持される。
そして、駆動源30への通電により駆動ピン33a1がピン挿通孔10b内を開口部10a側に移動した際には、駆動源30に近い方の一部のシャッタ羽根41,43が、それぞれ駆動ピン33a1から駆動力を受けて一方向(図7によれば時計方向)へ回動し閉鎖位置となり、同時に、作動杆47が駆動ピン33a1からの駆動力を受けて逆方向(図7によれば反時計方向)へ回動する。
したがって、駆動源30に近い方のもう一つのシャッタ羽根42は、駆動用シャッタ羽根41の駆動係合部41dの駆動力を受けて前記一方向へ回動し閉鎖位置となる。一方、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根44〜46は、それぞれ作動杆47の駆動係合部47dの駆動力を受けて前記一方向へ回動し閉鎖位置となる。
よって、複数のシャッタ羽根41〜46によって開口部10aが全閉状態となる。
また、駆動源30への逆電流の通電により駆動ピン33a1がピン挿通孔10b内を開口部10aから離れる方向へ移動した際には、前記と逆の動作が行われる。
したがって、駆動源30に近い方のもう一つのシャッタ羽根42は、駆動用シャッタ羽根41の駆動係合部41dの駆動力を受けて前記一方向へ回動し閉鎖位置となる。一方、駆動源30から遠い方のシャッタ羽根44〜46は、それぞれ作動杆47の駆動係合部47dの駆動力を受けて前記一方向へ回動し閉鎖位置となる。
よって、複数のシャッタ羽根41〜46によって開口部10aが全閉状態となる。
また、駆動源30への逆電流の通電により駆動ピン33a1がピン挿通孔10b内を開口部10aから離れる方向へ移動した際には、前記と逆の動作が行われる。
上記構成のカメラ用シャッタ機構2によれば、複数のシャッタ羽根41〜46を、開口部10aを挟んで駆動源30の反対側となる位置と、該位置よりも駆動源30に近い位置とに配分して収納するようにしているため、複数のシャッタ羽根の重なり合いや、シャッタ羽根と駆動源との重なり合いにより、当該カメラ用シャッタ機構2の厚みが部分的に増大するようなことを軽減することができる。
その上、駆動源30に近い一部のシャッタ羽根41,43と作動杆47を駆動源30によって直接的に駆動するとともに、駆動源30に近い他の一部のシャッタ羽根42を駆動用シャッタ羽根41によって間接的に駆動し、さらに、駆動源30から離れたシャッタ羽根44〜46を作動杆47によって間接的に駆動するようにしているため、すなわち、駆動箇所を分散する構成としているため、例えば一つの駆動ピンによって全てのシャッタ羽根を駆動するようにした構成と比較し、応力集中の発生を緩和し、耐久性を向上することができる。
その上、駆動源30に近い一部のシャッタ羽根41,43と作動杆47を駆動源30によって直接的に駆動するとともに、駆動源30に近い他の一部のシャッタ羽根42を駆動用シャッタ羽根41によって間接的に駆動し、さらに、駆動源30から離れたシャッタ羽根44〜46を作動杆47によって間接的に駆動するようにしているため、すなわち、駆動箇所を分散する構成としているため、例えば一つの駆動ピンによって全てのシャッタ羽根を駆動するようにした構成と比較し、応力集中の発生を緩和し、耐久性を向上することができる。
なお、上記実施の形態によれば、複数のシャッタ羽根のうち、駆動用シャッタ羽根23(又は41)を一つだけ設けるようにしたが、他例としては、駆動用シャッタ羽根を複数設ける構成とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、駆動源30による駆動力を受けて回動する駆動用シャッタ羽根23(又は41)が、他のシャッタ羽根24〜26(又はシャッタ羽根42)を駆動する構成としたが、他例としては、駆動用シャッタ羽根に駆動されるシャッタ羽根が、さらに他のシャッタ羽根を駆動する構成とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、特に好ましい一例として、駆動源に近い位置に収納される一方のシャッタ羽根の枚数と、開口部を挟むようにして駆動源の反対側に収納される他方のシャッタ羽根の枚数を同数(3枚ずつ)としたが、他例としては、前記一方と他方の羽根枚数を異なるようにしてもよい。また、シャッタ羽根の枚数は、図示例(6枚)に限定されるものでなく、6枚以上又は6枚以下とすることが可能である。
また、上記実施の形態によれば、凸状の駆動係合部23d(又は47d)を孔状の被係合部24b,25b,26b(又は44b,45b,46b)に嵌め合わせる構造としたが、その凹凸関係を逆にして、孔状の駆動係合部を凸状の被係合部に嵌め合わせる構造とすることも可能である。同様に、各シャッタ羽根の軸孔と地板10の回転軸との関係、各シャッタ羽根のピン孔と駆動ピン33a1との関係についても、その凹凸関係を逆にすることが可能である。
また、上記実施の形態によれば、好ましい態様として、駆動源30に回転式の電動モータを用いたが、駆動源30の他例としては、リニアモータや電磁ソレノイド等を用いた機構とすることも可能である。
1,2:カメラ用シャッタ機構
10:地板
10a:開口部
10b:ピン挿通孔
11〜16:回転軸
21,22,24〜26,42〜46:シャッタ羽根
23,41:駆動用シャッタ羽根
23d,41d,47d:駆動係合部
30:駆動源
33a1:駆動ピン
47:作動杆
10:地板
10a:開口部
10b:ピン挿通孔
11〜16:回転軸
21,22,24〜26,42〜46:シャッタ羽根
23,41:駆動用シャッタ羽根
23d,41d,47d:駆動係合部
30:駆動源
33a1:駆動ピン
47:作動杆
Claims (5)
- 光路となる開口部を有する地板と、前記開口部を開閉するように動作する複数のシャッタ羽根と、これらシャッタ羽根を動作させるために前記地板における前記開口部の外側に固定された駆動源とを備え、前記複数のシャッタ羽根のうち、一部のシャッタ羽根を、前記開口部を挟むようにして前記駆動源の反対側に収納するとともに、他の一部のシャッタ羽根を、前記一部のシャッタ羽根よりも前記駆動源に近い位置に収納するようにしたカメラ用シャッタ機構であって、
前記駆動源に近い位置に収納されるシャッタ羽根の少なくとも一つが、他のシャッタ羽根を駆動する駆動係合部を備えた駆動用シャッタ羽根であることを特徴とするカメラ用シャッタ機構。 - 前記地板を、矩形状の前記開口部を有する矩形板状に形成し、この地板の一辺部側に、前記駆動源を配置するとともに、前記開口部を挟むようにして前記駆動源の反対側となる他の一辺部側に、前記一部のシャッタ羽根を収納するようにしたことを特徴とする請求項1記載のカメラ用シャッタ機構。
- 前記駆動用シャッタ羽根は、他のシャッタ羽根よりも肉厚に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ用シャッタ機構。
- 前記駆動用シャッタ羽根が、前記駆動源による駆動力を受けて回動しながら、前記駆動源の反対側に収納される前記シャッタ羽根のうちの少なくとも一つを駆動するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカメラ用シャッタ機構。
- 前記駆動用シャッタ羽根が、前記駆動源による駆動力を受けて回動しながら、前記駆動源に近い位置に収納される他のシャッタ羽根のうちの少なくとも一つを駆動するとともに、前記駆動源による駆動力を受けて回動する作動杆が、前記駆動源の反対側に収納される前記シャッタ羽根のうちの少なくとも一つを駆動するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のカメラ用シャッタ機構。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018097232A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 日本電産コパル株式会社 | 羽根駆動装置及びこの羽根駆動装置を備えた撮像機器並びにアクチュエータ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11167141A (ja) * | 1997-12-05 | 1999-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 絞り装置およびシャッタ装置 |
JP2000284339A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-13 | Nidec Copal Corp | カメラ用シャッタ装置 |
JP2006337780A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Canon Inc | 光量調節装置 |
-
2010
- 2010-09-30 JP JP2010222657A patent/JP2012078502A/ja active Pending
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