JP2012077847A - 配管の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】発生するコリオリ力と反力とを利用して、樹脂製配管に特有の搭載自由度を維持しつつ、高温域におけるホースコンプライアンス量の抑制を簡単および低コストな構成で実現できる配管の支持構造を提供する。
【解決手段】樹脂製のマスタホース12の支持構造であって、クランプ点L1、L2の少なくともいずれか一方において、マスタホース12を弾性的に保持するグロメットを備え、マスタホース12は、傾斜部と所定の曲率半径rを有する屈曲部12aとを、クランプ点L1、L2間に有し、グロメットは、所定のばね定数kおよび所定の減衰係数hを有し、マスタホース12に高温の作動油が流通したとき、マスタホース12に生ずるコリオリ力Fに応じてグロメットに生ずる反力Fがマスタホース12の熱膨張量の抑制に作用するよう、クランプ点L1、L2の位置および曲率半径rを設定するとともに、ばね定数kおよび減衰係数hを設定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、配管の支持構造に関し、特に、高温の流体が流動する配管の支持構造に関する。
一般に、油圧で駆動制御されるアクチュエータ等の油圧機器には、配管を介して作動油が供給されるようになっている。このような油圧で駆動制御されるアクチュエータは、例えば自動車等の車両に搭載され、車両が有する種々の駆動装置の制御に用いられている。
従来、このようなアクチュエータなどの油圧機器を備えた車両として、ブレーキブースタによって作動するマスタシリンダと、マスタシリンダとホイールシリンダとの間に介在され、ホイールシリンダ側に加える油圧を制御する油圧ユニットと、マスタシリンダと油圧ユニットとを連結する配管とを含んで構成されたブレーキシステムを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のブレーキシステムでは、マスタシリンダと油圧ユニットとを連結する配管が、金属製パイプと、この金属製パイプの中間部に形成された樹脂製ホースの外周に金属線をメッシュ状に被覆処理した可撓性ホースとから構成されている。このため、金属製パイプに比べて剛性が低い可撓性ホースを用いることにより、マスタシリンダと油圧ユニットとの相対位置の取付誤差に対応した配管形状の微調整を可能とし、また、油圧ユニットからマスタシリンダ側へ伝達され得る振動の吸収を可能としている。
ところで、上述のブレーキシステムなどの油圧システムに用いられる配管としては、車両への搭載自由度を考慮して、樹脂製の配管のみで構成されるものもある。このような樹脂製の配管を用いた油圧システムとして、例えば、図13に示すものがある。図13に示すように、この油圧システム100においては、油圧パワーユニット101とギヤシフトアクチュエータ102との間に、所定の曲率半径で屈曲した樹脂製配管103が用いられている。この樹脂製配管103は、任意の位置において支持部材105によりクランプされている。油圧パワーユニット101から出力された作動油は、樹脂製配管103を介してギヤシフトアクチュエータ102に供給される。
このような図13に示す樹脂製配管103にあっては、所定の曲率半径で屈曲するとともに、油圧パワーユニット101から屈曲部103aに向うに従い水平面に対して所定の角度で傾斜しているため、作動油が供給されると、その作動油の流動に応じて上下方向に振動する。このとき、振動する樹脂製配管103に作動油が流動すると、作動油の流動方向と直交する方向にいわゆるコリオリ力F(F=2mωV、m:流体質量、ω:流体角速度、V:配管内流速)が生ずる。一方で、樹脂製配管103は、このようなコリオリ力F(N)に対向するよう支持部材105から反力F´を受ける。上述したコリオリ力Fは、図14に示すように、樹脂製配管103内を流動する作動油の流量(ml/s)が増加、あるいは作動油の温度(℃)が上昇するにつれ、増大することが知られている。
樹脂製配管103に作用するコリオリ力Fおよび反力F´は、図15に示すように、時間の経過とともに変化する。しかし、図15からも明らかなように、コリオリ力Fと反力F´とは、互いに対向する成分ではあるが、その大きさが一致していない。つまり、時間の経過とともに、コリオリ力Fの大きさが反力F´の大きさを上回ったり、あるいは逆に反力F´の大きさがコリオリ力Fの大きさを上回ったりする状態が生ずる。ここで、例えばコリオリ力Fの大きさに対して反力F´の大きさが大きいと、樹脂製配管103が押しつぶされる状態となり、樹脂製配管103内を流動する作動油の流速が速まり、油圧が設定値以上に大きくなってしまう。このように、図13に示される樹脂製配管103にあっては、コリオリ力Fと反力F´のバランスが考慮されていないため、安定した油圧の供給を妨げる要因の1つとなっている。
一方で、油圧システム100に用いられる樹脂製配管103においては、その全てが樹脂製であるか、あるいはその一部が樹脂製であるかを問わず、樹脂製配管103内を流動する作動油の温度変化による配管の剛性変化が、ギヤシフトアクチュエータ102等の油圧機器の位置制御や応答性に影響を与える。例えば、樹脂製配管103内を流動する作動油の温度が上昇すると、樹脂製配管103の剛性が低下し、樹脂製配管103の膨張量、いわゆるホースコンプライアンス量が増加することとなる。これにより、樹脂製配管103内の油圧が低下し、特にギヤシフトアクチュエータ102等の油圧機器の応答性が悪化するなどの不具合が生ずる。
このような作動油の温度変化に起因した樹脂製配管103の剛性変化は、ギヤシフトアクチュエータ102等の油圧機器の制御目標値を可変とするような構成とする必要が生じ、油圧機器の制御を複雑化させる要因となっている。また、急激な樹脂製配管103の剛性低下は、油圧振動を引き起こす原因となり得る。
したがって、樹脂製配管103にあっては、適切なホースコンプライアンス量の制御が要求される。
従来、樹脂製の配管における適切なホースコンプライアンス量の制御を可能とするための方法として、センサ、クーラント、断熱材および温度環境制御を実行する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)等を油圧システムに導入することにより、ハードおよびソフト面からホースコンプライアンス量の制御を実行するものや、樹脂製の配管に代えて金属製の配管を用いたり、あるいは樹脂製の配管に金属ブレードを追加する方法が挙げられる。
特開2004−125021号公報
しかしながら、図13に示す樹脂製配管103にあっては、発生するコリオリ力Fと反力F´のバランスについて、なんら対策が講じられていないという問題があった。
また、作動油の温度変化に起因した樹脂製配管103の剛性変化への対策として、従来のハードおよびソフト面からホースコンプライアンス量の制御を実行するものにあっては、油圧システム自体の大型化や搭載性の悪化および複雑化によりコストが増大するという問題があった。
また、樹脂製配管103に代えて金属製の配管を用いた場合にあっては、配管の搭載自由度が失われるという問題があった。加えて、例えば加速Gによる荷重が樹脂製配管103に加わった場合や油圧パワーユニット101およびギヤシフトアクチュエータ102の組付誤差に応じて配管の位置を調整する場合には、その荷重を吸収することができず、過度な荷重が支持部材にかかるという問題があった。
さらに、樹脂製配管103に金属ブレードを追加した場合にあっては、作動油の温度上昇に伴うホースコンプライアンス量の増加を抑制するには不十分であるという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、発生するコリオリ力と反力とを利用することにより、樹脂製の配管に特有の搭載自由度を維持しつつ、高温域におけるホースコンプライアンス量の抑制を簡単および低コストな構成で実現することができる配管の支持構造を提供することを目的とする。
本発明に係る配管の支持構造は、上記目的達成のため、(1)第1クランプ位置および第2クランプ位置において支持されるとともに、高温の流体を流通させる流体通路が内部に形成され、かつ弾性材料で形成された配管の支持構造であって、前記第1クランプ位置および前記第2クランプ位置の少なくともいずれか一方において、前記配管の外周部を弾性的に保持する保持部材を備え、前記配管は、重力方向に直交する水平面に対して傾斜した傾斜部と所定の曲率半径を有する屈曲部とを、前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置との間に有し、前記保持部材は、所定のばね定数および所定の減衰係数を有し、前記流体通路に高温の流体が流通したとき、前記配管に生ずるコリオリ力に応じて前記保持部材に生ずる反力が前記配管の熱膨張量の抑制に作用するよう、前記第1クランプ位置および前記第2クランプ位置の少なくともいずれか一方の位置ならびに前記屈曲部の形状を設定するとともに、前記保持部材の前記ばね定数および前記減衰係数を設定する構成を有している。
この構成により、本発明に係る配管の支持構造は、流体通路に高温の流体が流通したとき、配管に生ずるコリオリ力に応じて保持部材に生ずる反力が配管の熱膨張量の抑制に作用するよう、第1クランプ位置および第2クランプ位置の少なくともいずれか一方の位置ならびに屈曲部の形状を設定するとともに、保持部材のばね定数および減衰係数を設定するようにした。このため、本発明に係る配管の支持構造は、発生するコリオリ力と保持部材に生ずる反力とを利用することができる。これにより、本発明に係る配管の支持構造は、例えば樹脂などの弾性部材から構成される配管に特有の搭載自由度を維持しつつ、高温域におけるホースコンプライアンス量、すなわち配管の膨張量の抑制が簡単および低コストな構成で実現される。
本発明に係る配管の支持構造は、上記目的達成のため、上記(1)に記載の配管の支持構造において、(2)前記コリオリ力をF、前記流体通路を流通する流体の流体角速度をω、時間をtとしたとき、前記配管の振動に応じて時間的に変化するコリオリ強制力f(t)は、f(t)=Fsinωtで表され、前記コリオリ力Fに対して前記保持部材に生ずる前記反力をF、前記保持部材に生じ、前記コリオリ強制力f(t)に応じて時間的に変化するクランプ反力をf(t)とすると、前記クランプ反力f(t)は、f(t)=Fsin(ωt−φ)で表され、前記クランプ反力f(t)と前記コリオリ強制力f(t)との比に応じて決定される係数をκとしたとき、次式(1)における係数κが1に近づくよう、前記第1クランプ位置、前記第2クランプ位置、前記屈曲部の形状、前記ばね定数および前記減衰係数を設定する構成を有する。
Figure 2012077847
この構成により、本発明に係る配管の支持構造は、(1)式における係数κが1に近づくよう、第1クランプ位置、第2クランプ位置、屈曲部の形状、ばね定数および減衰係数を設定するようにしたので、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とが互いに相殺するように作用する。このため、クランプ反力f(t)を配管への押し付け荷重に変換することができ、配管の膨張量を抑制することができる。
本発明に係る配管の支持構造は、上記目的達成のため、上記(2)に記載の配管の支持構造において、(3)前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置との間の前記流体通路を流動する流体の流体質量をm、前記流体通路を流れる流体の流速をVとしたとき、前記コリオリ力Fは、次式(2)で示され、
Figure 2012077847
前記流体の流体密度をρ、前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置との間の前記流体通路を流動する流体の流量をv、前記屈曲部の曲率半径をrとしたとき、上記(2)式における流体質量mおよび前記流体角速度ωは、それぞれ次式(3)、(4)で示され、
Figure 2012077847
Figure 2012077847
前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置の少なくともいずれか一方の位置を調整し、上記(3)式で示される前記流体質量mを調整することにより、前記コリオリ強制力f(t)における振幅である前記コリオリ力Fを調整し、前記屈曲部の曲率半径rを調整することにより前記流体角速度ωを調整するようにした構成を有する。
この構成により、本発明に係る配管の支持構造は、第1クランプ位置と第2クランプ位置の少なくともいずれか一方の位置を調整することにより(3)式で示される流体質量mを調整する。これにより、コリオリ強制力f(t)における振幅であるコリオリ力Fが調整される。また、本発明に係る配管の支持構造は、屈曲部の曲率半径rを調整することにより(4)式で示される流体角速度ωが調整される。
したがって、本発明に係る配管の支持構造は、第1クランプ位置および第2クランプ位置、屈曲部の曲率半径rを調整するだけで、コリオリ強制力f(t)を調整することができる。
本発明に係る配管の支持構造は、上記目的達成のため、上記(2)または(3)に記載の配管の支持構造において、(4)前記保持部材の固有振動数をω、減衰比をζ、前記ばね定数をkとしたとき、前記クランプ反力f(t)における振幅を示す前記反力Fおよび位相差φは、それぞれ次式(5)、(6)で示され、
Figure 2012077847
Figure 2012077847
前記減衰係数をh、前記流体通路全体の流体質量と前記配管の質量の合計の質量をMとしたとき、上記(5)式および(6)式における前記固有角振動数ω、減衰比ζは、それぞれ次式(7)、(8)で示され、
Figure 2012077847
Figure 2012077847
前記ばね定数kおよび前記減衰係数hを調整することにより、前記位相差φおよび前記反力Fを調整する構成を有する。
この構成により、本発明に係る配管の支持構造は、ばね定数kおよび減衰係数hを調整することにより位相差φおよび反力Fが調整される。このため、本発明に係る配管の支持構造は、それぞれ異なるばね定数kおよび減衰係数hを有する保持部材の中から最適なばね定数kおよび減衰係数hを有する保持部材を適宜選択するだけで、コリオリ強制力f(t)に応じてクランプ反力f(t)を調整することができる。
本発明によれば、発生するコリオリ力と反力とを利用することにより、樹脂製の配管に特有の搭載自由度を維持しつつ、高温域におけるホースコンプライアンス量の抑制を簡単および低コストな構成で実現することができる配管の支持構造を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る配管の支持構造が適用される車両の構成を模式的に示した概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るマスタホースおよびリターンホースの接続状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る配管の支持構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るマスタ側クランプ部の正面図である。 本発明の実施の形態に係るマスタ側クランプ部の側断面図である。 本発明の実施の形態に係る配管の支持構造を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るマスタホースを模式的に示した側面図である。 本発明の実施の形態に係るマスタホースに生ずるコリオリ力を説明する斜視図である。 本発明の実施の形態に係るマスタホースを模式的に示した平面図である。 本実施の形態に係る配管の支持構造におけるコリオリ強制力とクランプ反力との関係を示すグラフである。 従来の配管の支持構造における温度別のホースコンプライアンス量を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る配管の支持構造における温度別のホースコンプライアンス量を示すグラフである。 従来の配管の支持構造を示す概略斜視図である。 作動油の温度をパラメータとした作動油の流量とコリオリ力との関係を示すグラフである。 従来の配管の支持構造におけるコリオリ力と反力との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る配管の支持構造が適用される車両1について、説明する。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、車両1は、駆動源としてのエンジン2と、クラッチ機構3と、SMT(Sequential Manual Transmission)4と、を含んで構成されている。クラッチ機構3とSMT4とは、トルクチューブ5を介して連結されている。
エンジン2は、ガソリンあるいは軽油等の炭化水素系の燃料と空気との混合気を、図示しないシリンダの燃焼室内において燃焼させることにより動力を出力する公知の動力装置で構成されている。このエンジン2は、燃焼室内で混合気の吸気、圧縮、燃焼および排気の一連の行程を繰り返し行うことにより、シリンダ内のピストンを往復動させて、ピストンと動力伝達可能に連結された図示しないクランクシャフトを回転させるようになっている。
クラッチ機構3は、エンジン2とSMT4との間に設けられる。クラッチ機構3は、図示しないクラッチアクチュエータと、エンジン2のクランクシャフトに接続されたフライホイールと、トルクチューブ5内に回転可能に支持されたSMT4の入力軸と同期して回転するクラッチディスクとを有している。このクラッチ機構3は、クラッチアクチュエータによってフライホイールとクラッチディスクとを係合あるいは解放することにより、エンジン2の回転をSMT4に伝達する伝達状態と伝達を遮断する遮断状態とに切換えるようになっている。クラッチアクチュエータは、図示しない配管を介して後述するHPU11に接続されており、HPU11から供給される油圧に応じて、フライホイールとクラッチディスクとを係合あるいは解放するようになっている。
SMT4は、トランスアクスルケース4aと、車両1の前進走行状態において例えば1速〜6速のギヤ段を形成する図示しないギヤユニットと、ギヤシフトアクチュエータ(Gear Shift Actuator:以下、単にGSAという)10と、油圧パワーユニット(Hydraulic Power Unit:以下、単にHPUという)11と、を含んで構成されている。ギヤユニットは、トランスアクスルケース4a内に収容されている。なお、ギヤユニットで形成されるギヤ段は、1速〜6速に限定されるものではない。
SMT4は、変速段の変速操作を手動ではなく、GSA10を用いて自動的に行うものであり、クラッチ機構3から入力された回転を自動的に変速して出力するよう構成されている。また、本実施の形態に係る車両1においては、SMT4における自動的な変速動作とともに、クラッチ機構3の断続動作も自動的に行われるようになっている。
ギヤユニットには、SMT4の入力軸と同期して回転する図示しないカウンタ軸と、出力軸と、出力軸上に空転可能に接続された複数の歯車とが設けられている。出力軸上の複数の歯車は、カウンタ軸上の複数の歯車とそれぞれ常時噛み合っており、各歯車列のギヤ比に応じた回転数でSMT4の入力軸と同期して回転するようになっている。ギヤユニットでは、これら複数の歯車のうち、いずれかの歯車が図示しないシンクロメッシュ機構によって出力軸と同期させられることにより、ギヤユニットの変速比が運転者の要求する変速比に設定されるようになっている。
GSA10は、配管としてのマスタホース12およびリターンホース13を介してHPU11に接続されており、HPU11から供給される油圧に応じて、図示しないセレクトシャフトおよびフォークシャフトを作動させるようになっている。
SMT4では、セレクトシャフトの作動により、シンクロメッシュ機構によって同期させられる歯車、すなわち運転者の要求する変速比に対応する歯車が選択されるようになっている。また、SMT4では、フォークシャフトの作動により、シンクロメッシュ機構の図示しないスリーブが軸方向に移動させられることで、運転者の要求する変速比に対応する歯車が出力軸と同期するようになっている。これにより、ギヤユニットにおける変速が終了するようになっている。
HPU11は、図示しないリザーバタンクに貯留された流体としての作動油を吸い込み、吸い込んだ作動油を調圧して、クラッチアクチュエータおよびGSA10にそれぞれ供給するようになっている。
また、HPU11は、図示しない電子制御装置(Electronic Control Unit:以下、単にECUという)と電気的に接続されており、ECUから送信される制御信号に基づき制御される図示しないマスタソレノイド、クラッチソレノイド、シフトソレノイドおよびセレクトソレノイドなどの各種ソレノイドやアキュームレータなどの各種機器を備えている。HPU11は、ECUから送信される制御信号に基づき、上述の各種ソレノイドおよび各種機器が制御されることにより、クラッチアクチュエータおよびGSA10に、調圧された作動油をそれぞれ供給し、これらアクチュエータを作動するようになっている。
ECUは、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUは、RAMの一時記憶機能を利用するとともにROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。
次いで、図2〜図5を参照して、マスタホース12およびリターンホース13について説明する。
図2に示すように、マスタホース12およびリターンホース13は、樹脂製のホースで構成されており、車両後方側に位置する屈曲部12a、13aにより屈曲した状態でGSA10とHPU11とに接続されている。また、マスタホース12の内部には、流体通路12e(図7参照)が形成されている。リターンホース13についても、マスタホース12と同様、その内部に流体通路が形成されている。そして、これらマスタホース12の流体通路12e(図7参照)およびリターンホース13の流体通路を、GSA10を作動するための作動油が流動するようになっている。
また、以下においては、マスタホース12およびリターンホース13のGSA10に固定される端部を、それぞれGSA側固定端部12b、13bとし、HPU11に固定される端部を、それぞれHPU側固定端部12c、13cとして説明を行う。
図3に示すように、マスタホース12およびリターンホース13は、第1支持部材21および第2支持部材22を介してトランスアクスルケース4a(図1参照)にクランプされている。
第1支持部材21は、GSA側固定端部12b、13bからHPU側固定端部12c、13c側に所定の距離だけ離隔した位置において、トランスアクスルケース4a(図1参照)に固定されている。第1支持部材21は、例えばSPCなどの鋼鉄材料を含む金属材料からなり、マスタホース12およびリターンホース13との間に、図示しないグロメットが介装されている。このグロメットは、例えばクロロプレンゴム(CR)やクロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)などの弾性材料で構成されている。グロメットは、その他、プラスチック材料で構成されていてもよい。
第2支持部材22は、第1支持部材21からHPU側固定端部12c、13c側に所定の距離だけ離隔した位置において、トランスアクスルケース4a(図1参照)に固定されている。第2支持部材22は、第1支持部材21と同様、例えばSPCなどの鋼鉄材料を含む金属材料で構成されている。
また、第2支持部材22は、マスタホース12をクランプするためのマスタ側クランプ部23と、リターン側クランプ部24とを有している。これら各クランプ部は、同様に構成されているため、マスタ側クランプ部23を例に説明する。
図4、図5に示すように、マスタ側クランプ部23は、マスタホース12との間に保持部材としてのグロメット25が介装されている。グロメット25は、マスタホース12の外周面を覆うよう円筒状に形成されている。また、グロメット25とマスタホース12との間には、所定のクリアランスが形成されている。なお、このクリアランスは、形成されていなくともよい。
このグロメット25は、例えばクロロプレンゴム(CR)やクロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)などの弾性材料で構成されている。したがって、グロメット25は、マスタホース12を弾性的に支持するようになっている。
また、グロメット25は、所定のばね定数kおよび所定の減衰係数(グロメットヒステリシスともいう)hを有しており、これらばね定数kおよび減衰係数hは、後述するコリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)との関係式により最適な値に設定されている。グロメット25は、その他、プラスチック材料で構成されていてもよい。
なお、本実施の形態においては、第1支持部材21および第2支持部材22の材質を金属材料としたが、これに限らず、例えばPA11、PA12などのポリアミド系樹脂材料としてもよい。
また、図6に示すように、マスタホース12およびリターンホース13は、屈曲部12a、13aとHPU側固定端部12c、13cとの間に傾斜部12d、13dを有している。この傾斜部12d、13dは、重力方向に直交する水平面に対して傾斜している。具体的には、傾斜部12d、13dは、HPU側固定端部12c、13cから屈曲部12a、13aに向うに従い、徐々に上方に傾斜している。また、傾斜部12dの傾斜角度は、傾斜部13dの傾斜角度より大きく設定されている。
次いで、図7〜図9を参照して、マスタホース12を例に、マスタホース12に作用するコリオリ力F(N)について説明する。図7〜図9では、マスタホース12および第2支持部材22などの各構成部材を模式的に示している。
以下においては、HPU11に固定されるHPU側固定端部12c(図2参照)をクランプ点L1、第2支持部材22のマスタ側クランプ部23(図3参照)をクランプ点L2として説明を行う。すなわち、マスタホース12は、上記クランプ点L1、クランプ点L2において支持される。また、上述の屈曲部12a、傾斜部12dは、これらクランプ点L1〜クランプ点L2間に配置される。なお、本実施の形態における上記クランプ点L1、L2は、それぞれ本発明に係る第1クランプ位置、第2クランプ位置に相当する。
まず、図7に示すように、HPU11(図2参照)からGSA10に向けて(図中、矢印Aで示す方向)、マスタホース12内の流体通路12eを作動油が流動する。このとき、屈曲部12aの手前の傾斜部12dが所定の傾斜角度θで上方に向けて傾斜しているため、マスタホース12内の流体通路12eを流動する作動油は、マスタホース12の傾斜部12dの内壁に衝突する。この作動油の傾斜部12dへの衝突により、マスタホース12には、上下方向に衝撃力が発生する。この衝撃力は、マスタホース12の上下方向に作用するため、マスタホース12が上下方向のいずれかに弾性変形する。このため、上記衝撃力と、弾性変形による復元力とにより、マスタホース12の上下方向(図中、Φ方向および−Φ方向)に角振動数ω(rad/s)で単振動が生ずる。
そして、図8に示すように、上述のような単振動が生じているマスタホース12内の流体通路12eを、さらに作動油が図中、矢印Aで示す方向に流動すると、マスタホース12には、いわゆるコリオリ力F(N)が発生する。
具体的には、マスタホース12がΦ方向に振動したときには、屈曲部12aの上流側にあっては、流動する作動油がマスタホース12の下部に衝突にすることにより、図中、下方にコリオリ力F(N)が発生する。一方、屈曲部12aの下流側にあっては、流動する作動油がマスタホース12の上部に衝突することにより、図中、上方にコリオリ力F(N)が発生する。
これに対し、例えば上記作動油の流動方向と逆向きに作動油が流動した場合、すなわちリターンホース13の振動方向がΦ方向であって、GSA10(図2参照)からHPU11に向けてリターンホース13内を作動油が流動した場合には、図8に示されるコリオリ力F(N)は、逆向きとなる。
ここで、上記コリオリ力F(N)は、クランプ点L1〜クランプ点L2間を流動する作動油の流体質量をm(g)、流体角速度(上記単振動の角振動数ωに相当)をω(rad/s)、作動油のホース内流速をV(m/s)としたとき、次式(9)で示される。
Figure 2012077847
また、図9に示すように、マスタホース12の屈曲部12aの曲率半径をr(m)、流体密度をρ(g/m)、クランプ点L1〜クランプ点L2間を流動する作動油の流量、すなわち体積をv(m)とすると、上記(9)式における流体角速度ωおよび流体質量mは、それぞれ次式(10)、(11)で示される。
Figure 2012077847
Figure 2012077847
ここで、図9に示す屈曲部12aの曲率半径r(m)は、一般的な楕円式において定義される長径を示す長軸と屈曲部12aを含む楕円との交点における任意の曲率半径である。つまり、一般的な楕円の方程式x/a+y/b=1における長軸の長さ(長径)2aを等分した距離、すなわちaが屈曲部12aの曲率半径r(m)とされる。
なお、本実施の形態においては、屈曲部12aが楕円の一部に含まれる形状について説明したが、これに限らず、例えば屈曲部12aが単一の曲率半径を有する円(楕円でない)の一部の形状であってもよい。この場合、屈曲部12aの曲率半径r(m)は、単一の曲率半径を有する円(楕円でない)の曲率半径とされる。
さらに、マスタホース12は、角振動数ωで振動しているため、時間当たりのコリオリ力f(t)は、次式(12)で示すことができる。
Figure 2012077847
したがって、時間当たりのコリオリ力f(t)は、クランプ点L1、L2において、振幅F、角振動数ωで振動する正弦波加振力、すなわち強制外力となる。以下の説明においては、上記時間当たりのコリオリ力f(t)をコリオリ強制力f(t)という。
一方で、マスタ側クランプ部23のグロメット25は、上述の通り、所定のばね定数kおよび所定の減衰係数hを有しているため、特にクランプ点L2においては、減衰強制振動の振動モデルが適用される。
ここで、コリオリ強制力f(t)を強制外力とする減衰強制振動の振動モデルを表す運動方程式は、一般的に次式(13)で表される。
Figure 2012077847
ただし、上記式(13)におけるMは、質点(g)、すなわちクランプ点L1〜クランプ点L2間を流動する作動油の流体質量m(g)と両クランプ間のマスタホース12のホース質量(g)との合計の質量(g)を表している。
次いで、上記(13)式の全体をMで割ると、次式(14)となる。
Figure 2012077847
ただし、上記(14)式におけるω、ζは、後述する(20)、(21)式でそれぞれ定義される。
上記(14)式の解x(t)は、上記(13)式における右辺を0と置いた自由振動の一般解と、強制外力に対する定常振動の特解x(t)との和となり、次式(15)で表すことができる。
Figure 2012077847
上記(15)式の右辺の第1項は、自由振動の減衰振動であり、右辺の第2項は、強制振動の調和振動である。すなわち、解x(t)は、自由振動と強制振動とが合わさった過渡振動波形となる。
ここで、上記解x(t)において、所定の時間が経過すると自由振動は、やがて減衰し、定常振動を表す特解x(t)で表される定常振動のみが残る。このとき、特解x(t)は、強制外力の振動数と同じ振動数の調和応答となる。
したがって、上記定常振動の解x(t)は、次式(16)で示すことができる。
Figure 2012077847
ここで、上記(13)式におけるコリオリ強制力f(t)は、上記(12)式の通り、正弦波加振力であるから、これを受けるマスタ側クランプ部23のグロメット25側では、この正弦波加振力と同様の振動数で応答することとなる。すなわち、上記(16)式における解x(t)を、コリオリ強制力f(t)に応じて時間とともに変化するグロメット25からの反力、すなわち時間当たりのクランプ反力f(t)と置き、また上記(16)式における振幅を示すXを、クランプ反力f(t)の振幅Fと置くと、上記(16)式は、次式(17)に置き換えることができる。ここで、上記振幅Fは、コリオリ力F(N)に対する反力F(N)である。
Figure 2012077847
このとき、上記(17)式におけるクランプ反力f(t)の振幅F、位相差φは、それぞれ次式(18)、(19)のように表すことができる。
Figure 2012077847
Figure 2012077847
ここで、上記(18)、(19)式におけるωは、グロメット25が有する固有角振動数であり、次式(20)で表され、ζは、いわゆる減衰比であり、次式(21)で表される。
Figure 2012077847
Figure 2012077847
ここで、上記(20)、(21)式におけるω/ωは、コリオリ強制力f(t)の振幅、すなわちコリオリ力Fの角振動数ωとグロメット25の固有角振動数ωとの比であり、この比が1、つまりω/ω=1のとき、共振現象が生じる。
したがって、例えば、共振点に近いω≒ω(ω/ω≒1)のとき、上記(18)式におけるクランプ反力f(t)の振幅Fは、近似的に次式(22)で示される。
Figure 2012077847
つまり、上記(22)式で示されるように、共振点近くにおけるクランプ反力f(t)の大きさは、上記減衰係数hによって決まり、例えば減衰係数hを2倍にすると振幅Fのピークは1/2となり、逆に減衰係数hを0.5倍にすると振幅Fのピークは2倍となる。このように、共振点近くの領域においては、減衰係数hを調整することにより共振点近くにおけるクランプ反力f(t)の大きさ、すなわち振幅Fを調整することができる。
一方で、グロメット25の固有角振動数ωに比べてコリオリ力Fの角振動数ωが小さい領域(ω<<ω)では、上記(10)式におけるクランプ反力f(t)の振幅Fは、近似的に次式(23)で示される。
Figure 2012077847
つまり、上記(23)式で示されるように、グロメット25の固有角振動数ωに比べてコリオリ力Fの角振動数ωが小さい領域(ω<<ω)において、クランプ反力f(t)の大きさは、上記ばね定数kによって決まる。すなわち、上記領域(ω<<ω)にあっては、ばね定数kを調整することによりクランプ反力f(t)の振幅Fを調整することができる。
ところで、一般に高温の作動油が流通する樹脂製のホースにあっては、ホース内を流通する作動油の温度が上昇すると、この温度上昇に伴って膨張してしまう。すなわち、ホースの膨張量を表す、いわゆるホースコンプライアンス量が増加してしまう。このようなホースコンプライアンス量の増加は、油圧機器の応答性の悪化などの不具合を招来する。
そこで、本実施の形態においては、マスタホース12に生ずるコリオリ強制力f(t)に応じてグロメット25からマスタホース12に加わるクランプ反力f(t)を、マスタホース12への押し付け荷重とすることで、マスタホース12内を高温の作動油が流動した際のマスタホース12のホース膨張を抑えるようになっている。
ここで、上記クランプ反力f(t)をマスタホース12への押し付け荷重とすることができたとしても、マスタホース12に生ずるコリオリ強制力f(t)の大きさとマスタホース12に加わるクランプ反力f(t)の大きさとが従来のようにバラつきが生じて一致していない(図15参照)と、安定した油圧の供給が困難となってしまう。
そこで、本実施の形態においては、図10に示すように、マスタホース12に生ずるコリオリ強制力f(t)とマスタホース12に加わるクランプ反力f(t)とを、その位相を一致させるとともに、互いに相殺させるようになっている。すなわち、次式(24)の関係式において、κの値が1に近づくように、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とがそれぞれ調整される。
Figure 2012077847
ここで、上記κは、上記関係式(24)を成立させるために用いられた係数、すなわち発生するコリオリ力F(N)に対する反力回収率であり、クランプ反力f(t)とコリオリ強制力f(t)との比によって定まる。したがって、この関係式(24)において、κを1に近づけることは、結果としてクランプ反力f(t)の大きさとコリオリ強制力f(t)の大きさとが近似的に一致することを意味する。これにより、図10に示すように、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とが互いに相殺するように働くこととなる。
上記関係式(24)を成立させ、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とを、図10に示すように互いの位相を略一致させるとともに、その大きさ(振幅)を相殺させるようにするため、本実施の形態においては、コリオリ強制力f(t)およびクランプ反力f(t)をそれぞれ最適な値に調整するようになっている。
コリオリ強制力f(t)およびクランプ反力f(t)のそれぞれの調整方法は、次の通りである。
上述してきたように、コリオリ力F(N)は、上記(1)式により導かれるが、同(1)式における流体質量をm(g)の値を変化させることにより、その大きさを調整することができる。具体的には、流体質量m(g)は、上記(11)式、すなわち流体密度ρ(g/m)および体積v(m)により決定される。このため、クランプ点L1とクランプ点L2との位置を調整することにより、上記流体質量m(g)を調整することができる。したがって、上記流体質量m(g)を調整することで、コリオリ力F(N)を調整することが可能となる。このコリオリ力F(N)を調整することは、上記(13)式で示される減衰強制振動の運動方程式における強制外力としてのコリオリ強制力f(t)の振幅を調整することに繋がる。
本実施の形態では、クランプ点L1とクランプ点L2との位置を調整し、コリオリ力F(N)、すなわちコリオリ強制力f(t)の振幅F(N)が最大となる位置に、クランプ点L1、クランプ点L2をそれぞれ配置する。これにより、コリオリ力F(N)を最大とすることができる。
また、コリオリ強制力f(t)の角振動数ωは、上記(10)式で示される通り、作動油のホース内流速V(m/s)あるいはマスタホース12の屈曲部12aの曲率半径r(m)に依存して決定される。したがって、本実施の形態では、屈曲部12aの曲率半径r(m)を調整することにより、コリオリ強制力f(t)の角振動数ωを調整することができる。
このように、本実施の形態においては、クランプ点L1、クランプ点L2の位置およびマスタホース12の屈曲部12aの曲率半径r(m)を調整することによってコリオリ強制力f(t)を調整することができる。
一方、クランプ反力f(t)は、上記(17)式で示されるが、コリオリ強制力f(t)に対して上記(19)式で求められる所定の位相差φを有している。このため、図10に示すように、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)との位相を一致させるためには、上記位相差φをできる限り小さくすることが好ましい。
具体的には、上記(19)式における減衰比ζおよびグロメット25の固有角振動数ωの少なくともいずれか一方を調整する。減衰比ζおよび固有角振動数ωの調整は、グロメット25のばね定数k、減衰係数hの双方、あるいはいずれか一方の選択または組合せにより行われる。したがって、上記位相差φをできる限り小さくするよう、最適なばね定数k、減衰係数hを有するグロメット25を適宜選択する。
これに対して、クランプ反力f(t)の振幅Fは、上記(18)式で示され、上記位相差φの調整におけるグロメット25の選択により、ばね定数k、減衰係数hが決定され、所定の大きさに決定される。このとき、クランプ反力f(t)の振幅Fは、上記(18)式でも示される通り、コリオリ強制力f(t)の振幅Fにも依存しているため、好ましくは、上記(18)式においてクランプ反力f(t)の振幅Fとコリオリ強制力f(t)の振幅Fとが近似する(F≒F)のがよい。
クランプ反力f(t)の振幅Fの調整は、例えば、許容される位相差φの範囲において、振幅Fが最大となるようグロメット25のばね定数k、減衰係数hがそれぞれ調整される。
また、クランプ反力f(t)の振幅Fは、上述した通り、共振点に近いω≒ω(ω/ω≒1)の場合、およびω<<ωの場合を考慮して、上記(22)式および上記(23)式で示される通り、それぞれグロメット25の減衰係数hならびにばね定数kを調整することによって、決定されるようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、グロメット25のばね定数k、減衰係数hを調整することによってクランプ反力f(t)を調整することができる。
したがって、本実施の形態では、図10に示すように、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とが互いに相殺するような関係となるよう、クランプ点L1およびクランプ点L2の位置、マスタホース12の屈曲部12aの曲率半径r(m)、グロメット25の減衰係数hならびにばね定数kのそれぞれを適宜調整する。これにより、クランプ反力f(t)がマスタホース12の膨張量の抑制に作用する。
ここで、図11、図12を参照して、マスタホース12のホースコンプライアンス量について、従来の配管支持構造と本実施の形態に係る配管支持構造とを比較して説明を行う。
図11に示される温度別のホースコンプライアンス量は、従来の配管支持構造を適用した場合を示すもので、横軸にホース油圧(MPa)、縦軸にホース膨張(ml)をそれぞれ示している。また、従来の配管支持構造は、マスタホースのクランプ点、マスタホースの屈曲部の曲率半径、グロメットの減衰係数hおよびばね定数kのそれぞれが最適化されていないものである。
これに対し、図12に示される温度別のホースコンプライアンス量は、本実施の形態に係る配管支持構造を適用した場合を示すもので、クランプ点L1およびクランプ点L2の位置、マスタホース12の屈曲部12aの曲率半径r(m)、グロメット25の減衰係数hならびにばね定数kのそれぞれを適宜調整し、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とが図10に示すように相殺する関係となるよう最適化された場合を示すものである。
図11、図12に示すように、本実施の形態に係る配管支持構造を適用した例では、従来の配管支持構造に比べて、20℃、80℃および120℃のそれぞれにおけるホース膨張量(ml)が0℃におけるホース膨張量(ml)に収束している。特に、作動油の温度が120℃の場合には、ホース油圧(MPa)の増加に応じて最大で約1.5倍に膨張していた従来の配管支持構造に比べて、最大で約1.1倍程度のホース膨張量に抑えることが可能となる。この結果が示すように、本実施の形態に係る配管支持構造は、作動油の温度が上昇してもマスタホース12のホース膨張量を抑制することができる。
このように、本実施の形態に係る配管支持構造は、流体通路12eに高温の作動油が流通したとき、マスタホース12に生ずるコリオリ強制力f(t)の振幅であるコリオリ力F(N)に応じてグロメット25に生ずるクランプ反力f(t)の振幅である反力F(N)がマスタホース12の熱膨張量の抑制に作用するよう、クランプ点L1およびクランプ点L2の少なくともいずれか一方の位置ならびに屈曲部12aの曲率半径r(m)を設定するとともに、グロメット25のばね定数kおよび減衰係数hを設定するようにした。
このため、本実施の形態に係る配管の支持構造は、発生するコリオリ強制力f(t)とグロメット25に生ずるクランプ反力f(t)とを利用することができる。これにより、本実施の形態に係る配管の支持構造は、例えば樹脂などの弾性部材から構成されるマスタホース12に特有の搭載自由度を維持しつつ、高温域におけるホースコンプライアンス量、すなわちマスタホース12の膨張量の抑制を簡単および低コストな構成で実現することができる。
また、本実施の形態に係る配管の支持構造は、上記(24)式における係数κが1に近づくよう、クランプ点L1、クランプ点L2、マスタホース12の屈曲部12aの曲率半径r(m)、グロメット25のばね定数kおよび減衰係数hを設定するようにした。このため、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とが互いに相殺するように作用する。このため、クランプ反力f(t)をマスタホース12への押し付け荷重に変換することができ、マスタホース12の膨張量を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る配管の支持構造は、クランプ点L1とクランプ点L2の少なくともいずれか一方の位置を調整することにより上記(11)式で示される流体質量m(g)を調整する。これにより、コリオリ強制力f(t)における振幅であるコリオリ力F(N)が調整される。また、本実施の形態に係る配管の支持構造は、屈曲部12aの曲率半径r(m)を調整することにより上記(10)式で示される流体角速度ω(rad/s)が調整される。
したがって、本実施の形態に係る配管の支持構造は、クランプ点L1およびクランプ点L2、屈曲部12aの曲率半径r(m)を調整するだけで、コリオリ強制力f(t)を調整することができる。
さらに、本実施の形態に係る配管の支持構造は、ばね定数kおよび減衰係数hを調整することにより位相差φおよび反力F(N)が調整される。このため、本実施の形態に係る配管の支持構造は、それぞれ異なるばね定数kおよび減衰係数hを有するグロメットの中から最適なばね定数kおよび減衰係数hを有するグロメット25を適宜選択するだけで、コリオリ強制力f(t)に応じてクランプ反力f(t)を調整することができる。
なお、本実施の形態では、マスタホース12の支持構造について説明を行ったが、リターンホース13についても、マスタホース12と同様の支持構造を適用可能である。
また、本実施の形態においては、GSA10とHPU11との間に接続されたマスタホース12およびリターンホース13に、本発明に係る配管の支持構造を適用した例について説明したが、これに限らず、高温の作動油などの流体が流通する樹脂製の配管であって、コリオリ力が生ずるような形状の配管であれば、いずれの配管にも適用可能である。特に、流体として作動油を用い、油圧の制御に対して配管の熱膨張が影響を与えるような配管に好適に適用される。
また、本実施の形態では、クランプ点L1およびクランプ点L2の位置、マスタホース12の屈曲部12aの曲率半径r(m)、グロメット25の減衰係数hならびにばね定数kのそれぞれを適宜調整して、コリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とが図10に示すように相殺する関係となるよう最適化するようにしたが、これに限らず、クランプ点L1およびクランプ点L2の位置、マスタホース12の屈曲部12aの曲率半径r(m)、グロメット25の減衰係数hならびにばね定数kのうち、少なくともいずれか1つを調整することによりコリオリ強制力f(t)とクランプ反力f(t)とを最適化するものであってもよい。例えば、グロメット25の減衰係数hおよびばね定数kを固定として、クランプ点L1およびクランプ点L2の位置および曲率半径r(m)を調整するようにしてもよいし、クランプ点L1およびクランプ点L2の位置を固定として、グロメット25の減衰係数hおよびばね定数kを調整するようにしてもよい。
また、この他、本実施の形態で利用するコリオリ力F(N)は、作動油のホース内流速V(m/s)にも依存することから、このホース内流速V(m/s)を制御することにより、発生するコリオリ力F(N)、コリオリ強制力f(t)を調整するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る配管の支持構造は、発生するコリオリ力と反力とを利用することにより、樹脂製の配管に特有の搭載自由度を維持しつつ、高温域におけるホースコンプライアンス量の抑制を簡単および低コストな構成で実現することができるという効果を有し、高温の流体が流動する配管の支持構造全般に有用である。
12 マスタホース(配管)
12a、13a 屈曲部
12c、13c HPU側固定端部
12d、13d 傾斜部
12e 流体通路
13 リターンホース(配管)
22 第2支持部材
23 マスタ側クランプ部
24 リターン側クランプ部
25 グロメット(保持部材)
L1 クランプ点(第1クランプ位置)
L2 クランプ点(第2クランプ位置)

Claims (4)

  1. 第1クランプ位置および第2クランプ位置において支持されるとともに、高温の流体を流通させる流体通路が内部に形成され、かつ弾性材料で形成された配管の支持構造であって、
    前記第1クランプ位置および前記第2クランプ位置の少なくともいずれか一方において、前記配管の外周部を弾性的に保持する保持部材を備え、
    前記配管は、重力方向に直交する水平面に対して傾斜した傾斜部と所定の曲率半径を有する屈曲部とを、前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置との間に有し、
    前記保持部材は、所定のばね定数および所定の減衰係数を有し、
    前記流体通路に高温の流体が流通したとき、前記配管に生ずるコリオリ力に応じて前記保持部材に生ずる反力が前記配管の熱膨張量の抑制に作用するよう、前記第1クランプ位置および前記第2クランプ位置の少なくともいずれか一方の位置ならびに前記屈曲部の形状を設定するとともに、前記保持部材の前記ばね定数および前記減衰係数を設定することを特徴とする配管の支持構造。
  2. 前記コリオリ力をF、前記流体通路を流通する流体の流体角速度をω、時間をtとしたとき、前記配管の振動に応じて時間的に変化するコリオリ強制力f(t)は、f(t)=Fsinωtで表され、
    前記コリオリ力Fに対して前記保持部材に生ずる前記反力をF、前記保持部材に生じ、前記コリオリ強制力f(t)に応じて時間的に変化するクランプ反力をf(t)とすると、前記クランプ反力f(t)は、f(t)=Fsin(ωt−φ)で表され、
    前記クランプ反力f(t)と前記コリオリ強制力f(t)との比に応じて決定される係数をκとしたとき、次式(1)における係数κが1に近づくよう、前記第1クランプ位置、前記第2クランプ位置、前記屈曲部の形状、前記ばね定数および前記減衰係数を設定することを特徴とする請求項1に記載の配管の支持構造。
    Figure 2012077847
  3. 前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置との間の前記流体通路を流動する流体の流体質量をm、前記流体通路を流れる流体の流速をVとしたとき、前記コリオリ力Fは、次式(2)で示され、
    Figure 2012077847
    前記流体の流体密度をρ、前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置との間の前記流体通路を流動する流体の流量をv、前記屈曲部の曲率半径をrとしたとき、上記(2)式における流体質量mおよび前記流体角速度ωは、それぞれ次式(3)、(4)で示され、
    Figure 2012077847
    Figure 2012077847
    前記第1クランプ位置と前記第2クランプ位置の少なくともいずれか一方の位置を調整し、上記(3)式で示される前記流体質量mを調整することにより、前記コリオリ強制力f(t)における振幅である前記コリオリ力Fを調整し、
    前記屈曲部の曲率半径rを調整することにより前記流体角速度ωを調整するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の配管の支持構造。
  4. 前記保持部材の固有振動数をω、減衰比をζ、前記ばね定数をkとしたとき、前記クランプ反力f(t)における振幅を示す前記反力Fおよび位相差φは、それぞれ次式(5)、(6)で示され、
    Figure 2012077847
    Figure 2012077847
    前記減衰係数をh、前記流体通路全体の流体質量と前記配管の質量の合計の質量をMとしたとき、上記(5)式および(6)式における前記固有角振動数ω、減衰比ζは、それぞれ次式(7)、(8)で示され、
    Figure 2012077847
    Figure 2012077847
    前記ばね定数kおよび前記減衰係数hを調整することにより、前記位相差φおよび前記反力Fを調整することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の配管の支持構造。
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