JP2012077722A - 船外機の燃料供給構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】船外機自体を小型化にすると共に、エンジンの始動性を向上させることができる船外機の燃料供給構造を提供することを目的とする。
【解決手段】燃料タンク23から供給された燃料を液体燃料とベーパとに分離するベーパセパレータ64と、前記ベーパセパレータ64によって分離された液体燃料を昇圧させる高圧燃料ポンプ66と、前記高圧燃料ポンプ66によって昇圧された燃料を噴射するインジェクタ43と、を備え、前記高圧燃料ポンプ66は、前記ベーパセパレータ64と前記インジェクタ43との間であって、前記高圧燃料ポンプ66と前記インジェクタ43とを接続する配管71の長さが前記ベーパセパレータ64と前記高圧燃料ポンプ66とを接続する配管67の長さよりも短くなる位置に配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、船外機の燃料供給構造に関するものである。特に、昇圧した燃料をインジェクタに供給する高圧燃料ポンプを備えた船外機に用いられて好適である。
燃料タンクから供給される燃料からはベーパが発生するために、船外機では、燃料がインジェクタから噴射されるまでの途中に、液体燃料とベーパとを分離するためのベーパセパレータが設置されている。例えば、特許文献1に開示されている船外機には、燃料タンクとデリバリパイプとを接続する燃料ホースの途中に、燃料ポンプが内蔵されたベーパセパレータが配置されている。
特開2006−291770号公報
上述したような燃料ポンプが内蔵されたベーパセパレータを用いることで、燃料系の配管を単純化することができるという利点がある一方、ベーパセパレータが大型化してしまい、それに伴い船外機自体も大型化してしまうという問題がある。また、船外機ではエンジンの周辺に密接させて部品を配置するために、大型なベーパセパレータを配置できる位置が限られてしまい、各部品のレイアウトが制限されてしまう。
例えば小型船外機において、各部品のレイアウトが制限され、燃料ポンプからインジェクタまでを繋ぐ配管が長くなってしまうと、次のような問題がある。すなわち、燃料が燃料ポンプからインジェクタに到達するまでの間の与圧容積が大きくなってしまい、それだけ燃料ポンプでは電力が必要となる。具体的には、エンジンを始動する場合などに、操船者はリコイルスタータ等の手動式エンジン始動装置を用いて何度もロープを引く必要が生じ、エンジンの始動性が悪いという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、船外機自体を小型化にすると共に、船外機の各部品のレイアウトの自由度を広げ、例えば小型船外機に用いた場合であってもエンジンの始動性を向上させることができる船外機の燃料供給構造を提供することを目的とする。
本発明に係る船外機の燃料供給構造は、燃料タンクから供給された燃料を液体燃料とベーパとに分離するベーパセパレータと、前記ベーパセパレータによって分離された液体燃料を昇圧させる高圧燃料ポンプと、前記高圧燃料ポンプによって昇圧された燃料を噴射するインジェクタと、を備える船外機の燃料供給構造であって、前記高圧燃料ポンプは、前記ベーパセパレータと前記インジェクタとの間であって、前記高圧燃料ポンプと前記インジェクタとを接続する配管の長さが前記ベーパセパレータと前記高圧燃料ポンプとを接続する配管の長さよりも短くなる位置に配置されていることを特徴とする。
また、前記船外機が直立状態において、前記高圧燃料ポンプは、前記ベーパセパレータよりも下方に配置されていることを特徴とする。
また、前記高圧燃料ポンプは、シリンダヘッドカバーの頂面であって、前記インジェクタの入口または複数の前記インジェクタ間を接続するデリバリパイプの入口に近接した位置に配置されていることを特徴とする。
前記ベーパセパレータは、エンジンのインテークマニホールドが配置されている側に対してシリンダを挟んだ反対側に配置されていることを特徴とする。
前記エンジンは、ターンフロー型燃焼室を有することを特徴とする。
本発明によれば、船外機自体を小型化にすることができると共に、船外機の各部品のレイアウトの自由度を広げ、例えば小型船外機に用いた場合であってもエンジンの始動性を向上させることができる。
本実施形態に係る船外機全体の外観を示す左側面図である。 本実施形態に係るエンジンの一部を透過した状態を示す左側面図である。 本実施形態に係るエンジンの左側面図である。 本実施形態に係るエンジンの右側面図である。 本実施形態に係るエンジンの背面図である。 本実施形態に係るエンジンの平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図では、必要に応じて船外機の前方を矢印Frにより、後方を矢印Rrにより示し、船外機の右側を矢印Rにより、左側を矢印Lにより示す。なお、船外機の前方とは、船外機を船体に取り付けた状態で、船体が前方に進む方向である。
図1は、船外機全体の外観を示す左側面図である。図1に示すように、船外機10は船体1のトランサムボード2にクランプブラケット11を介して、直立状態に取り付けられる。船外機10は、カバー12によって覆われることで、形状が整えられて構成されている。このカバー12の内部には、エンジン13が収容されている。
エンジン13の下方には、ドライブシャフトハウジング14が下方向に向かって延設されている。ドライブシャフトハウジング14は、エンジン13の出力を伝達するドライブシャフト15を回転自在に支持している。ドライブシャフトハウジング14の下方にはギアケース16が設けられている。ギアケース16には、複数のギア17とプロペラシャフト18とが配設されている。複数のギア17はドライブシャフト15の回転をプロペラシャフト18に伝達する。プロペラシャフト18の後端には、プロペラシャフト18と同期して回転するプロペラ19が結合されている。
エンジン13の前部には、ステアリングハンドル20が前方に向かって延設されている。操船者がステアリングハンドル20を水平方向に旋回させることで、船外機10の操舵角が変更され、船体1の進行方向を変えることができる。ステアリングハンドル20の先端には、エンジン出力調整用のスロットルグリップ21が設けられている。
クランプブラケット11は、チルト軸22を回動中心にして船外機10を回動可能に支持している。したがって、クランプブラケット11をトランサムボード2に固定した状態では、チルト軸22を回動中心にして、船外機10を矢印A方向に回転させて水中から引き揚げる、いわゆるチルトアップ操作を行うことができる。
また、本実施形態の船外機10では、燃料タンク23は船体1内に搭載されており、船外機10とは別体で構成されている。
次に、図2〜図6を参照して、本実施形態に係るエンジンおよびその周辺の構成について説明する。図2はエンジンの一部を透過した状態を示す左側面図である。図3はカバーを取り外したエンジンの左側面図である。図4はカバーを取り外したエンジンの右側面図である。図5はカバーを取り外したエンジンの背面図である。図6はカバーを取り外したエンジンの平面図である。
本実施形態に用いられるエンジン13は、4サイクル直列2気筒エンジンである。図2に示すように、エンジン13は、クランクケース31、シリンダブロック32、シリンダヘッド33、シリンダヘッドカバー34等を含んで構成されている。クランクケース31には、クランクシャフト35が鉛直方向に沿って、軸線回りに回転自在に軸支されている。クランクシャフト35の下端には上述したドライブシャフト15が結合される。シリンダブロック32には、クランクシャフト35に対して直交する前後方向に延出するシリンダ36が、上下に2つ配設されている。各シリンダ36内には、クランクシャフト35にコネクティングロッド37を介して連結されたピストン38が往復運動可能に配設されている。
シリンダヘッド33には、各シリンダ36に対応した燃焼室39が形成されている。各燃焼室39には、燃焼室39内に供給される混合気に点火するスパークプラグ40がシリンダヘッド33の外側から配設される。シリンダヘッド33には、燃焼室39内に混合気を供給したり排気ガスを排出したりするためのバルブなどを含む動弁機構41が配設されている。
また、図4に示すように、シリンダヘッド33の右側面には各燃焼室39に連通するインテークマニホールド42が配設されている。なお、本実施形態のエンジン13は、いわゆるターンフロー型の燃焼室39であって、各燃焼室39に連通する図示しないエキゾーストマニホールドは、各燃焼室39からインテークマニホールド42と同一側であるシリンダヘッド33の右側に延出した後、シリンダヘッド33内を通って水中に至る位置まで延設されている。
各インテークマニホールド42には、インテークマニホールド42内に燃料を噴射するインジェクタ43が外側から配設される。インテークマニホールド42の前端には、操船者のスロットルグリップ21の操作に応じてインテークマニホールド42に供給する空気の量を調整するスロットルボディ45が結合されている。スロットルボディ45の前端には、スロットルボディ45に空気を供給するための空気吸入部46が結合されている。空気吸入部46には後方に向かって開口する吸入口47が形成されている。なお、吸入口47から吸入される空気は、図1に示すカバー12の上方かつ後方に形成された空気取入口12aを通して供給される。
次に、図2に戻り、クランクシャフト35の上方には発電用のマグネト装置48が設けられている。マグネト装置48によって発電された電力は、図示しないイグニッションコイルを介してスパークプラグ40を点火させたり、後述する低圧燃料ポンプおよび高圧燃料ポンプを駆動させる。
マグネト装置48の上方には、エンジン始動装置としてのリコイルスタータ49が設けられている。本実施形態のエンジン13は、バッテリを搭載しない小型船外機である。したがって、エンジン13を始動する場合、操船者はリコイルスタータ49の引き手50を用いて、図示しないロープを引っ張る必要がある。ロープを引っ張ることにより、リコイルスタータ49がクランクシャフト35を回転させると共にマグネト装置48を発電させ、スパークプラグ40を点火させたり、低圧燃料ポンプおよび高圧燃料ポンプを駆動させる。
次に、本実施形態の燃料供給構造について図3〜図6を参照して説明する。
シリンダブロック32の左側面には、フィルタ60が配置されている。フィルタ60と図1に示す燃料タンク23との間は、燃料ホース61によって接続されている。フィルタ60は燃料タンク23から燃料ホース61を通って移送された燃料に含まれる不純物を取り除く。
シリンダヘッドカバー34の頂面(後面)には、図3および図5に示すように低圧燃料ポンプ62が配置されている。低圧燃料ポンプ62とフィルタ60との間には、低圧燃料配管63が接続されている。低圧燃料ポンプ62は燃料ホース61および低圧燃料配管63を通して燃料タンク23から燃料を吸い上げる。
シリンダブロック32およびシリンダヘッド33との境界の左側面には、ベーパセパレータ64が配置されている。ベーパセパレータ64と低圧燃料ポンプ62との間には、低圧燃料配管65が接続されている。ベーパセパレータ64は燃料から発生するベーパを液体燃料から分離する。図3およぶ図6に示すように、ベーパセパレータ64の上面には、分離したベーパを外部に排出するための排気管74が接続されている。排気管74は、上方に延出された後、下方に曲がって延出され、先端が外部に開口している。
シリンダヘッドカバー34の頂面であって低圧燃料ポンプ62の下方には、ベーパセパレータ64と分離させて、高圧燃料ポンプ66が配置されている。高圧燃料ポンプ66とベーパセパレータ64との間には、低圧燃料配管67が接続されている。低圧燃料配管67は、ベーパセパレータ64の下面から下方に延出され、分岐部68を経由した後、後方に延出され、下方から高圧燃料ポンプ66の入口66aに接続されている。高圧燃料ポンプ66はベーパセパレータ64の下方に位置しているために、ベーパセパレータ64から供給される液体燃料は、重力にしたがって高圧燃料ポンプ66に向かって移送される。
特に、ベーパセパレータ64を高圧燃料ポンプ66よりも上方に配置することで、エンジン13を再始動する場合、重力により高圧燃料ポンプ66に向かって移送される残留燃料を用いてエンジン13を始動させることができ、エンジン始動性の向上を図ることができる。また、ベーパセパレータ64を高圧燃料ポンプ66よりも上方に配置することで、燃料から発生するベーパを確実に分離することができる。さらに、ベーパセパレータ64は空気取入口12aに近接する位置に配置されていることから燃料を冷却する効果がある。
図3に示すように、低圧燃料配管67の途中に配設された分岐部68には、ドレンホース69が接続されている。分岐部68の下端にはドレンボルト70が螺合されていて、操船者がドレンボルト70を緩めることで燃料がドレンホース69から排出される。
図4および図5に示すように、高圧燃料ポンプ66とインジェクタ43との間には、高圧燃料配管71が接続されている。高圧燃料ポンプ66は、ベーパセパレータ64から供給された燃料を昇圧させて、高圧燃料配管71を通してインジェクタ43に圧送する。高圧燃料配管71は高圧燃料ポンプ66の右端の出口66bから延出され、前方および上方に曲げられた後、インジェクタ43の下端に接続されている。なお、本実施形態のエンジン13は2気筒エンジンであり、インジェクタ43が2つ設けられているために、一方のインジェクタ43から他方のインジェクタ43に、昇圧された燃料を圧送するため、インジェクタ43間にはデリバリパイプ72が設けられている。したがって、高圧燃料配管71は、デリバリパイプ72の入口72aに接続されている。
図5に示すように、高圧燃料ポンプ66とベーパセパレータ64との間には、余剰燃料配管73が接続されている。余剰燃料配管73は、高圧燃料ポンプ66の上端から上方に延出され、低圧燃料ポンプ62の頂面上を通過して、シリンダヘッド33の左側および前方に曲げられた後、ベーパセパレータ64の後面に接続されている。したがって、高圧燃料ポンプ66から排出された余剰燃料は余剰燃料配管73を通って、ベーパセパレータ64に戻される。
上述したように構成される船外機10の燃料供給構造では、低圧燃料ポンプ62が駆動することで、燃料タンク23から燃料を吸い上げる。このとき、燃料に含まれる不純物は、フィルタ60によって取り除かれる。低圧燃料ポンプ62からベーパセパレータ64に移送された燃料は、ベーパセパレータ64によって液体燃料とベーパとに分離され、ベーパは排気管74を通って外部に排気される。一方、ベーパが取り除かれた液体燃料は、重力にしたがって、低圧燃料配管67を通って、高圧燃料ポンプ66に移送される。高圧燃料ポンプ66に移送された燃料は、高圧燃料ポンプ66によって昇圧され、高圧燃料配管71およびデリバリパイプ72を通って、各インジェクタ43に圧送される。各インジェクタ43はそれぞれ、インテークマニホールド42内に、昇圧された燃料を霧状に噴射する。
本実施形態では、高圧燃料ポンプ66とベーパセパレータ64とを分離したので、それぞれを小型化することができる。小型化された高圧燃料ポンプ66とベーパセパレータ64であれば、エンジン13の周囲に配置する位置が制限されないので、所望する空間に配置することができ、船外機10を小型化することができる。
また、図5に示すように、高圧燃料ポンプ66は、高圧燃料ポンプ66とインジェクタ43のデリバリパイプ72とを接続する高圧燃料配管71の長さが、ベーパセパレータ64と高圧燃料ポンプ66とを接続する低圧燃料配管67の長さよりも短くなるような位置に配置されている。このように、高圧燃料配管71の長さを短くすることで、燃料が高圧燃料ポンプ66からインジェクタ43に到達するまでの与圧容積を少なくでき、エンジン13の始動性を向上させることができる。特に、本実施形態のようにリコイルスタータ49を用いてエンジン13を始動させる場合、操船者は何度もロープを引かなくてもよいので、エンジン13を始動させるときの労力を軽減させることができる。また、高圧燃料配管71は高圧な燃料に対する耐久性を備えているために高価であるが、高圧燃料配管71の長さを短くすることで船外機10の低コスト化を図ることができる。
さらに、図5に示すように、高圧燃料ポンプ66は、シリンダヘッドカバー34の頂面上であって、高圧燃料ポンプ66の出口66bとインジェクタ43のデリバリパイプ72の入口72aとが近接するような位置に配置されている。そのため、高圧燃料ポンプ66とインジェクタ43のデリバリパイプ72とを接続する高圧燃料配管71の長さをさらに短くすることができる。
また、本実施形態では、エンジン13の周囲のうちインジェクタ43が配置されている側の反対側にベーパセパレータ64が配置され、インジェクタ43とベーパセパレータ64とが互いに隣接するシリンダヘッドカバー34の頂面上に高圧燃料ポンプ66が配置されている。このように、各部品を偏ることなく配置することで、低圧燃料配管67、高圧燃料配管71および余剰燃料配管73をそれぞれ必要最小限の長さにすることができ、機能の安定化を図ることができる。
また、本実施形態のエンジン13は、いわゆるターンフロー型燃焼室であることから、インテークマニホールド42が配置されている側に対してシリンダ36を挟んだ反対側には、エキゾーストマニマニホールドなどの空間占有部が存在しない。したがって、ベーパセパレータ64をインテークマニホールド42が配置されている側に対してシリンダ36を挟んだ反対側に配置することで、スペースの有効利用を図ることができると共に、各部品のレイアウトのバランスが良好になるために、船外機10の小型化を図ることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば、本実施形態では、2気筒エンジンを用いる場合について説明したが、この場合に限られず、単気筒エンジンまたは2気筒以上のエンジンにも用いることができる。なお、単気筒エンジンを用いる場合、インジェクタ43は1つのみでよいので、インジェクタ43間を接続するデリバリパイプ72が不要になる。したがって、高圧燃料ポンプ66に接続されている高圧燃料配管71は直接、インジェクタ43の入口に接続される。
また、高圧燃料ポンプ66とインジェクタ43のデリバリパイプ72とを接続する高圧燃料配管71の長さが、ベーパセパレータ64と高圧燃料ポンプ66とを接続する低圧燃料配管67の長さよりも短くなるような位置に配置されていればよく、例えばベーパセパレータ64をスロットルボディ45の上方に配置することもできる。
10:船外機 11:クランプブラケット 12:カバー 13:エンジン 14:ドライブシャフトハウジング 15:ドライブシャフト 16:ギアケース 17:ギア 18:プロペラシャフト 19:プロペラ 20:ステアリングハンドル 21:スロットルグリップ 22:チルト軸 23:燃料タンク 31:クランクケース 32:シリンダブロック 33:シリンダヘッド 34:シリンダヘッドカバー 35:クランクシャフト 36:シリンダ 39:燃焼室 40:スパークプラグ 42:インテークマニホールド 43:インジェクタ 45:スロットルボディ 48:マグネト装置 49:リコイルスタータ 60:フィルタ 61:燃料ホース 62:低圧燃料ポンプ 63:低圧燃料配管 64:ベーパセパレータ 65:低圧燃料配管 66:高圧燃料ポンプ 66a:高圧燃料ポンプの入口 66b:高圧燃料ポンプの出口 67:低圧燃料配管 68:分岐部 71:高圧燃料配管 72:デリバリパイプ 72a:デリバリパイプの入口 73:余剰燃料配管 74:排気管

Claims (5)

  1. 燃料タンクから供給された燃料を液体燃料とベーパとに分離するベーパセパレータと、
    前記ベーパセパレータによって分離された液体燃料を昇圧させる高圧燃料ポンプと、
    前記高圧燃料ポンプによって昇圧された燃料を噴射するインジェクタと、を備える船外機の燃料供給構造であって、
    前記高圧燃料ポンプは、前記ベーパセパレータと前記インジェクタとの間であって、前記高圧燃料ポンプと前記インジェクタとを接続する配管の長さが前記ベーパセパレータと前記高圧燃料ポンプとを接続する配管の長さよりも短くなる位置に配置されていることを特徴とする船外機の燃料供給構造。
  2. 前記船外機が直立状態において、前記高圧燃料ポンプは、前記ベーパセパレータよりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の船外機の燃料供給構造。
  3. 前記高圧燃料ポンプは、シリンダヘッドカバーの頂面であって、前記インジェクタの入口または複数の前記インジェクタ間を接続するデリバリパイプの入口に近接した位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の船外機の燃料供給構造。
  4. 前記ベーパセパレータは、エンジンのインテークマニホールドが配置されている側に対してシリンダを挟んだ反対側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の船外機の燃料供給構造。
  5. 前記エンジンは、ターンフロー型燃焼室を有することを特徴とする請求項4に記載の船外機の燃料供給構造。
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