JP2012077634A - 燃料ポンプ支持構造 - Google Patents

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Masaki Ueno
正樹 上野
Hiroshi Inaoka
洋 稲岡
Yasuji Hashimoto
泰次 橋本
Yasuo Taniguchi
保雄 谷口
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Abstract

【課題】燃料タンクの底板にポンプ挿通孔が設けられ、ポンプ挿通孔に挿入される燃料ポンプのフランジ部がセットプレートで燃料タンクの外部から底板に固定される燃料ポンプ支持構造において、部品点数を減らすとともに、溶接箇所および回数を低減しつつ支持剛性を確保する。
【解決手段】セットプレート37に挿通されて該セットプレート37を底板25に固定する複数本のプロジェクションボルト31の軸部31aを挿通せしめるボルト挿通孔35が、軸部31aとの接触を回避する程度の間隙を軸部31aの外周との間に形成する直径を有しつつ、ポンプ挿通孔28を基準としてその周囲に設定される複数箇所で底板25に設けられ、それらのボルト挿通孔35に軸部31aを上方からそれぞれ挿通せしめたプロジェクションボルト31の拡径頭部31bが底板25の上面にプロジェクション溶接で液密に固定される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料タンクの底板にポンプ挿通孔が設けられ、前記ポンプ挿通孔に挿入される燃料ポンプのフランジ部が、セットプレートで前記燃料タンクの外部から前記底板に固定される燃料ポンプ支持構造に関する。
燃料タンクの底板と、その底板に溶接される固定リングとの間に、複数本のプロジェクションボルトでセットプレートを締結し、燃料ポンプのフランジ部を燃料タンクの底板およびセットプレートで挟み込んで固定するようにした燃料ポンプ支持構造が、特許文献1で既に知られている。
特開2002−221113号公報
燃料タンクの下部に燃料ポンプを支持する構造において、上記特許文献1で開示されたものでは、固定側リングに、その固定側リングおよび燃料タンクの底板間に拡径頭部が配置されるようにして複数本のプロジェクションボルトを挿通せしめ、前記拡径頭部を固定側リングにプロジェクション溶接するようにしているので、高強度でプロジェクションボルトを固定側リングに支持することが可能であり、さらに溶接面積を確保できる固定側リングを燃料タンクの底板に溶接することによって強度を持って燃料ポンプを支持できるものの、溶接箇所および回数が多く、しかも部品点数が多くなっており、組立に要する作業が煩雑であった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を減らすとともに、溶接箇所および回数を低減しつつ支持剛性を確保した燃料ポンプ支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料タンクの底板にポンプ挿通孔が設けられ、前記ポンプ挿通孔に挿入される燃料ポンプのフランジ部が、セットプレートで前記燃料タンクの外部から前記底板に固定される燃料ポンプ支持構造において、前記セットプレートに挿通されて該セットプレートを前記底板に固定する複数本のプロジェクションボルトが、外周に雄ねじが刻設される軸部の一端に該軸部を同軸に囲繞する環状突部を有する拡径頭部が同軸にかつ一体に連なって成り、それらのプロジェクションボルトの軸部を挿通せしめるボルト挿通孔が、前記軸部との接触を回避する程度の間隙を前記軸部の外周との間に形成するとともに前記拡径頭部よりも小径である直径を有しつつ、前記ポンプ挿通孔を基準としてその周囲に設定される複数箇所で前記底板に設けられ、それらのボルト挿通孔に前記軸部を上方からそれぞれ挿通せしめた前記プロジェクションボルトの拡径頭部が前記底板の上面にプロジェクション溶接で液密に固定されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記プロジェクションボルトを前記底板の上面にプロジェクション溶接するにあたって、前記プロジェクションボルトの拡径頭部に燃料タンクの内方側から当接する第1電極との間に、前記拡径頭部および前記環状突部を挟んで前記底板の下面に当接する第2電極に、前記ポンプ挿通孔に嵌合する嵌合突部と、前記ボルト挿通孔に挿通されたプロジェクションボルトの軸部をそれぞれ嵌合せしめる嵌合凹部を有する非導電材料製の位置決め部とが固定され、前記ボルト挿通孔に対する前記軸部の相対位置を前記位置決め部で定めて前記底板の上面に前記プロジェクションボルトがプロジェクション溶接されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記プロジェクションボルトが有する環状突部よりも小径の有底円筒状に形成される複数の前記位置決め部の一部が、前記ボルト挿通孔に嵌合されるようにして第2電極から突出され、前記位置決め部の第2電極からの突出部を前記ボルト挿通孔に嵌合して前記ボルト挿通孔に対する前記軸部の相対位置を定めて前記底板の上面に前記プロジェクションボルトがプロジェクション溶接されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記位置決め部の一部の第2電極からの突出長さが、前記底板の厚さ以下に設定されることを第4の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記嵌合突部が、周方向位置が定まるようにして前記ポンプ挿通孔に嵌合され、前記位置決め部および前記底板間に挟まれる第2電極に、前記ボルト挿通孔と同径である複数の貫通孔が各ボルト挿通孔と同軸にして設けられ、前記位置決め部の前記凹部に軸部の他端部を嵌合することで前記ボルト挿通孔に対する前記軸部の相対位置を定めて前記底板の上面に前記プロジェクションボルトがプロジェクション溶接されることを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第3の特徴の構成に加えて、複数の前記位置決め部間に対応する部分で第2電極に肉抜き部が設けられることを第6の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、複数本のプロジェクションボルトの拡径頭部は、複数のボルト挿通孔に軸部が上方からそれぞれ挿通された状態で底板の上面に液密にプロジェクション溶接され、ポンプ挿通孔に挿通される燃料ポンプのフランジ部に下方から当接するセットプレートがプロジェクションボルトで底板に締結されるようにしているので、従来必要であった固定側リングが不要であり、その固定側リングを底板に固定する溶接作業も不要であるので、部品点数および作業工数を減らすとともに、溶接箇所および回数を低減しつつ、シール性および支持剛性を確保して燃料ポンプを支持することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、プロジェクションボルトの拡径頭部に燃料タンクの内方側から当接する第1電極と協働してプロジェクションボルトを燃料タンクの底板にプロジェクション溶接すべく底板の下面に当接する第2電極に、ポンプ挿通孔に嵌合する嵌合突部と、ボルト挿通孔に挿通されたプロジェクションボルトの軸部をそれぞれ嵌合せしめる嵌合凹部を有する非導電材料製の位置決め部とが設けられるので、第2電極に対する複数本のプロジェクションボルトの位置決めがなされることになり、プロジェクションボルトの軸部が燃料タンクの底板に設けられたボルト挿通孔の内周に接触することを確実に回避してプロジェクションボルトの底板への確実なプロジェクション溶接が可能となる。
本発明の第3の特徴によれば、第2電極に固定される複数の位置決め部が、プロジェクションボルトの拡径頭部に設けられる環状突部よりも小径の有底円筒状に形成されており、それらの位置決め部の一部が、第2電極から突出してボルト挿通孔に嵌合されるので、タンクの底板に対する第2電極の位置を確実に定めて、燃料タンクの底板へのプロジェクションボルトの軸部の接触を確実に防止することができる。
本発明の第4の特徴によれば、有底円筒状である位置決め部の一部の第2電極からの突出長さが底板の厚さ以下であるので、プロジェクションボルトの拡径頭部側に底板から位置決め部が突出することがなく、プロジェクションボルトの軸部が第2電極に接触することを確実に防止しつつ、拡径頭部に設けられた環状突部を底板の上面に確実に接触させてプロジェクション溶接を行うことができる。
本発明の第5の特徴によれば、嵌合突部が周方向位置を定めてポンプ挿通孔に嵌合され、位置決め部および底板間に挟まれる第2電極に、複数のボルト挿通孔と同軸かつ同径である複数の貫通孔が設けられるので、第2電極に対する複数本のプロジェクションボルトの位置決めがなされることになり、プロジェクションボルトの軸部が燃料タンクの底板に接触することを確実に回避してプロジェクションボルトの底板への確実なプロジェクション溶接が可能となる。
本発明の第6の特徴によれば、肉抜き部が設けられることで第2電極を有する治具の軽量化を図ることができる。
第1の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 燃料タンクの縦断側面図である。 燃料タンクの底板への燃料ポンプの取付け構造を図2の3−3線に沿って示す断面図である。 プロジェクションボルトの縦断面図である。 プロジェクション溶接時のプロジェクションボルト付近の拡大縦断面図である。 燃料タンクの底板と第2電極を有する治具とを示す斜視図である。 第2の実施の形態の図6に対応した斜視図である。 第3の実施の形態の図5に対応した断面図である。 第3の実施の形態の図6に対応した斜視図である。
本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図6を参照しながら説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFの前端には、前輪WFを軸支するフロントフォーク12が操向可能に支承される。また前記車体フレームFがその前後方向中間部で備えるピボットプレート13には、後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム14の前端が上下揺動可能に支承され、スイングアーム14および前記ピボットプレート13間に設けられるリンク機構15と、前記車体フレームFとの間にはリヤクッションユニット16が設けられる。
前記車体フレームFには、前輪WFおよび後輪WR間に配置される内燃機関Eが搭載されており、この内燃機関Eが備えるクランクケース17内に収容される変速機(図示せず)の出力軸18と、前記後輪WRとの間には、無端状のチェーン19を含むチェーン式伝動手段20が設けられる。
前記車体フレームFには、前記内燃機関Eの上方に位置する燃料タンク21が搭載され、その燃料タンク21よりも後方に位置するタンデム型の乗車用シート22が前記車体フレームFの後部に支持される。
図2において、前記燃料タンク21は、上部半体23および下部半体24の周縁部が結合されて成り、上下に分割可能であり、下部半体24の底部すなわち燃料タンク21の底板25には燃料タンク21内の燃料を前記内燃機関E側に供給するための燃料ポンプ26が取付けられる。
図3において、前記燃料タンク21の底板25には、燃料ポンプ26のポンプハウジング27を下方から挿通するためのポンプ挿通孔28が設けられるものであり、この第1の実施の形態で、前記ポンプ挿通孔28は、前記底板25の一部を上方に屈曲させて成る支持筒部29内に形成される。また前記底板25の上面には、周方向に等間隔をあけて前記ポンプ挿通孔28の周囲に配置される複数本たとえば4本のプロジェクションボルト31…がプロジェクション溶接される。
図4において、前記プロジェクションボルト31は、外周に雄ねじ32が刻設される軸部31aの一端に環状突部31cを有する拡径頭部31bが同軸にかつ一体に連なって成るものであり、前記環状突部31cを前記底板25の上面に接触させるようにした状態でのプロジェクション溶接によって、環状突部31cが溶融することによって各プロジェクションボルト31の拡径頭部31bが前記底板25の上面に溶着される。また前記底板25への各プロジェクションボルト31のプロジェクション溶接完了後に、前記ポンプ挿通孔28の周囲における前記底板25の上面には、前記プロジェクションボルト31の拡径頭部31bを配置する開口部33…を有する補強板34がスポット溶接によって固定される。
また前記底板25には、複数本の前記プロジェクションボルト31…の軸部31a…を挿通せしめるボルト挿通孔35…が、前記ポンプ挿通孔28を基準として該ポンプ挿通孔28の周囲に、周方向に等間隔をあけて配置されるようにして設けられており、各ボルト挿通孔35…は、前記プロジェクションボルト31…の軸部31a…がボルト挿通孔35…の内周に接触することがない程度の間隙を前記軸部31a…の外周との間に形成するようにして前記軸部31a…よりも大径かつ前記拡径頭部31b…よりも小径に形成される。
ところで前記燃料ポンプ26のポンプハウジング27は、燃料タンク21の底板25のポンプ挿通孔28に下方から挿通されるのであるが、このポンプハウジング27の下部にはフランジ部27aが設けられており、前記ポンプ挿通孔28を囲む環状のシール部材36が、前記底板25の下面と、前記フランジ部27aとの間に挟まれる。また前記フランジ部27aの外周部には、前記シール部材36を囲繞する環状の壁部27bが前記底板25の下面に向けて突出される。
前記フランジ部27aを含む前記ポンプハウジング27の下部にセットプレート37が下方から当接されており、このセットプレート37は、前記プロジェクションボルト31…と、それらのプロジェクションボルト31…にそれぞれ螺合するナット38…とで前記底板25の下面に締結され、このセットプレート37が底板25の下面に締結される際の前記シール部材36の締め代は、前記壁部27bが底板25に当接することで確保される。
このようにして燃料ポンプ26が燃料タンク21の底板25に取付けられるのであるが、その取付け構造の一部を構成するプロジェクションボルト31を前記底板25にプロジェクション溶接するにあたっては、図5で示すように、軸部31aをボルト挿通孔35に挿通せしめるとともに環状突部31cを底板25の上面に当接させた状態にあるプロジェクションボルト31の拡径頭部31bに燃料タンク21の内方側から当接する第1電極39と、前記拡径頭部31bおよび前記環状突部31cを第1電極39との間に挟むようにして前記底板25の下面に当接する第2電極41Aとが用いられる。
図6を併せて参照して、第2電極41Aは、円板状に形成されるものであり、この第2電極41Aと、前記ポンプ挿通孔28に嵌合するようにして第2電極41Aに固定される非導電材料製の嵌合突部42Aと、前記ボルト挿通孔35に挿通されたプロジェクションボルト31の軸部31aをそれぞれ嵌合せしめる嵌合凹部44…をそれぞれ有して第2電極41Aに固定される複数たとえば4つの非導電材料製の位置決め部43A…とで、治具40Aが構成される。
前記嵌合突部42Aは、円柱状に形成されており、その一部が第2電極41Aから突出するようにして第2電極41Aの中央部に圧入またはねじ込みによって固定される。また複数の位置決め部43A…は、前記嵌合凹部44…を形成するようにして有底円筒状に形成されており、前記プロジェクションボルト31が有する環状突部31cよりも小径の位置決め部43A…が、前記嵌合突部42Aの周囲の周方向に等間隔をあけた4箇所で第2電極41Aに圧入またはねじ込みによって固定され、それらの位置決め部43A…の一部は、底板25の前記ボルト挿通孔35…に嵌合されるようにして第2電極41Aから突出される。
しかも位置決め部43A…の一部の第2電極41Aからの突出長さLは、前記底板25の厚さD以下に設定される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、プロジェクションボルト31…の軸部31a…との接触を回避する程度の間隙を前記軸部31a…の外周との間に形成するようにして前記軸部31a…よりも大径かつ拡径頭部31b…よりも小径に形成される複数のボルト挿通孔35…が、ポンプ挿通孔28を基準として該ポンプ挿通孔28の周囲に配置されて燃料タンク21の底板25に設けられ、それらのボルト挿通孔35…に前記軸部31a…を上方からそれぞれ挿通せしめた前記プロジェクションボルト31…の拡径頭部31bが前記底板25の上面にプロジェクション溶接によって液密に固定され、前記ポンプ挿通孔28を囲むシール部材36を底板25の下面と燃料ポンプ26のポンプハウジング27に設けられるフランジ部27aとの間で挟むようにして前記燃料ポンプ26が前記ポンプ挿通孔28に下方から挿通され、前記フランジ部27aに下方から当接するセットプレート37が、複数本の前記プロジェクションボルト31…と、それらのプロジェクションボルト31…にそれぞれ螺合するナット38…とで前記底板25の下面に締結される。
このような燃料タンク21の底板25への燃料ポンプ26の支持構造によれば、従来必要であった固定側リングが不要であり、その固定側リングを底板25に固定する溶接作業も不要であるので、部品点数および作業工数を減らすとともに、溶接箇所および回数を低減しつつ、シール性および支持剛性を確保して燃料ポンプ26を燃料タンク21の底板25に支持することができる。
またプロジェクションボルト31…の拡径頭部31b…に燃料タンク21の内方側から当接する第1電極39と協働してプロジェクションボルト31…を燃料タンク21の底板25にプロジェクション溶接すべく底板25の下面に当接する第2電極41Aに、ポンプ挿通孔28に嵌合する非導電材料製の嵌合突部42Aと、ボルト挿通孔35…に挿通されたプロジェクションボルト31…の軸部31a…をそれぞれ嵌合せしめる嵌合凹部44…を有する非導電材料製の位置決め部43A…とが設けられるので、第2電極41Aに対する複数本のプロジェクションボルト31…の位置決めがなされることになり、プロジェクションボルト31…の軸部31a…が燃料タンク21の底板25に接触することを確実に回避してプロジェクションボルト31…の底板25への確実なプロジェクション溶接が可能となる。
また第2電極41Aに固定される複数の位置決め部43A…が、プロジェクションボルト31…の拡径頭部31b…に設けられる環状突部31c…よりも小径の有底円筒状に形成されており、それらの位置決め部43A…の一部が、第2電極41Aから突出してボルト挿通孔35…に嵌合されるので、燃料タンク21の底板25に対する第2電極41Aの位置を確実に定めて、燃料タンク21の底板25へのプロジェクションボルト31…の軸部31a…の接触を確実に防止することができる。
さらに有底円筒状である位置決め部43Aの一部の第2電極41Aからの突出長さLが底板25の厚さD以下であるので、プロジェクションボルト31…の拡径頭部31b…側に底板25から位置決め部43A…が突出することがなく、プロジェクションボルト31…の軸部31a…が第2電極41Aに接触することを確実に防止しつつ、拡径頭部31b…に設けられた環状突部31c…を底板25の上面に確実に接触させてプロジェクション溶接を行うことができる。
本発明の第2の実施の形態について図7を参照しながら説明すると、複数の前記位置決め部43A…間に対応する部分で第2電極41Aに肉抜き部45…が設けられるものであり、この第2の実施の形態では、前記位置決め部43A…間に対応する部分で第2電極41Aの外周部に切欠くことでき前記肉抜き部45…が形成される。
この第2の実施の形態によれば、肉抜き部45…が設けられることで第2電極41Aの軽量化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態について図8および図9を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
プロジェクションボルト31を燃料タンク21の底板25にプロジェクション溶接するにあたっては、軸部31aをボルト挿通孔35に挿通せしめるとともに環状突部31cを底板25の上面に当接させた状態にあるプロジェクションボルト31の拡径頭部31bに燃料タンク21の内方側から当接する第1電極39と、前記拡径頭部31bおよび前記環状突部31cを第1電極39との間に挟むようにして前記底板25の下面に当接する第2電極41Bとが用いられる。
第2電極41Bは、円板状に形成されるものであり、この第2電極41Bと、前記ポンプ挿通孔28に嵌合するようにして第2電極41Bに固定される非導電材料製の嵌合突部42Bと、前記ボルト挿通孔35に挿通されたプロジェクションボルト31の軸部31aをそれぞれ嵌合せしめる嵌合凹部46…をそれぞれ有して第2電極41Bに固定される非導電材料製の位置決め部43Bとで、治具40Bが構成される。
前記嵌合突部42Bは、第2電極41Bの中央部を貫通するようにして前記位置決め部43Bに一体に連設され、第2電極41Bの中央部から突出して前記底板25のポンプ挿通孔28に嵌合され、前記位置決め部43Bは、第2電極41Bを燃料タンク21の底板25との間に挟むようにして円板状に形成される。
前記位置決め部43Bには、前記底板25の前記ボルト挿通孔35…に挿通されたプロジェクションボルト31の軸部31aをそれぞれ嵌合せしめる嵌合凹部46…が形成され、第2電極41Bには、前記ボルト挿通孔35…と同径である複数の貫通孔47…が各ボルト挿通孔35…および嵌合凹部46…と同軸にして設けられる。
また前記嵌合突部42Bは、周方向位置が定まるようにして前記ポンプ挿通孔28に嵌合されるものであり、嵌合突部42Bの外周から突出されて軸方向に延びる位置決め突部48を係合させる係合溝49が、前記ポンプ挿通孔28を形成するようにして底板25に設けられる支持筒部29の内周に設けられる。
この第3の実施の形態によれば、第2電極41Bに設けられた嵌合突部42Bが、周方向位置が定まるようにしてポンプ挿通孔28に嵌合され、位置決め部42Bおよび底板25間に挟まれる第2電極41Bに、ボルト挿通孔35…と同径である複数の貫通孔47…が各ボルト挿通孔35…と同軸にして設けられるので、第2電極41Bに対する複数本のプロジェクションボルト31…の位置決めがなされることになり、プロジェクションボルト31…の軸部31a…が、燃料タンク21の底板25に接触することを確実に回避してプロジェクションボルト31…の底板25への確実なプロジェクション溶接が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
21・・・燃料タンク
25・・・底板
26・・・燃料ポンプ
27a・・・フランジ部
28・・・ポンプ挿通孔
31・・・プロジェクションボルト
31a・・・軸部
31b・・・拡径頭部
31c・・・環状突部
32・・・雄ねじ
35・・・ボルト挿通孔
37・・・セットプレート
39・・・第1電極
41A,41B・・・第2電極
42A,42B・・・嵌合突部
43A,43B・・・位置決め部
44,46・・・嵌合凹部
45・・・肉抜き部

Claims (6)

  1. 燃料タンク(21)の底板(25)にポンプ挿通孔(28)が設けられ、前記ポンプ挿通孔(28)に挿入される燃料ポンプ(26)のフランジ部(27a)が、セットプレート(37)で前記燃料タンク(21)の外部から前記底板(25)に固定される燃料ポンプ支持構造において、前記セットプレート(37)に挿通されて該セットプレート(37)を前記底板(25)に固定する複数本のプロジェクションボルト(31)が、外周に雄ねじ(32)が刻設される軸部(31a)の一端に該軸部(31a)を同軸に囲繞する環状突部(31c)を有する拡径頭部(31b)が同軸にかつ一体に連なって成り、それらのプロジェクションボルト(31)の軸部(31a)を挿通せしめるボルト挿通孔(35)が、前記軸部(31a)との接触を回避する程度の間隙を前記軸部(31a)の外周との間に形成するとともに前記拡径頭部(31b)よりも小径である直径を有しつつ、前記ポンプ挿通孔(28)を基準としてその周囲に設定される複数箇所で前記底板(25)に設けられ、それらのボルト挿通孔(35)に前記軸部(31a)を上方からそれぞれ挿通せしめた前記プロジェクションボルト(31)の拡径頭部(31b)が前記底板(25)の上面にプロジェクション溶接で液密に固定されることを特徴とする燃料ポンプ支持構造。
  2. 前記プロジェクションボルト(31)を前記底板(25)の上面にプロジェクション溶接するにあたって、前記プロジェクションボルト(31)の拡径頭部(31b)に燃料タンク(21)の内方側から当接する第1電極(39)との間に、前記拡径頭部(31b)および前記環状突部(31c)を挟んで前記底板(25)の下面に当接する第2電極(41A,41B)に、前記ポンプ挿通孔(28)に嵌合する嵌合突部(42A,42B)と、前記ボルト挿通孔(35)に挿通されたプロジェクションボルト(31)の軸部(31a)をそれぞれ嵌合せしめる嵌合凹部(44,46)を有する非導電材料製の位置決め部(43A,43B)とが固定され、前記ボルト挿通孔(35)に対する前記軸部(31a)の相対位置を前記位置決め部(43A,43B)で定めて前記底板(25)の上面に前記プロジェクションボルト(31)がプロジェクション溶接されることを特徴とする請求項1記載の燃料ポンプ支持構造。
  3. 前記プロジェクションボルト(31)が有する環状突部(31c)よりも小径の有底円筒状に形成される複数の前記位置決め部(43A)の一部が、前記ボルト挿通孔(35)に嵌合されるようにして第2電極(41A)から突出され、前記位置決め部(43A)の第2電極(41A)からの突出部を前記ボルト挿通孔(35)に嵌合して前記ボルト挿通孔(35)に対する前記軸部(31a)の相対位置を定めて前記底板(25)の上面に前記プロジェクションボルト(31)がプロジェクション溶接されることを特徴とする請求項2記載の燃料ポンプ支持構造。
  4. 前記位置決め部(43A)の一部の第2電極(41A)からの突出長さが、前記底板(25)の厚さ以下に設定されることを特徴とする請求項3記載の燃料ポンプ支持構造。
  5. 前記嵌合突部(42B)が、周方向位置が定まるようにして前記ポンプ挿通孔(28)に嵌合され、前記位置決め部(43B)および前記底板(25)間に挟まれる第2電極(41B)に、前記ボルト挿通孔(35)と同径である複数の貫通孔(47)が各ボルト挿通孔(35)と同軸にして設けられ、前記位置決め部(43B)の前記凹部(46)に軸部(31a)の他端部を嵌合することで前記ボルト挿通孔(35)に対する前記軸部(31a)の相対位置を定めて前記底板(25)の上面に前記プロジェクションボルト(31)がプロジェクション溶接されることを特徴とする請求項2記載の燃料ポンプ支持構造。
  6. 複数の前記位置決め部(43A)間に対応する部分で第2電極(41A)に肉抜き部(45)が設けられることを特徴とする請求項3記載の燃料ポンプ支持構造。
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