JP7366972B2 - 燃料タンク構造 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク構造に関する。
従来、燃料タンクの上面から上方に延出する給油口と、給油口を塞ぐキャップとを備える燃料タンク構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料タンクの上面に設けられる給油口と、揺動によって給油口を開閉可能に塞ぐキャップとを備える燃料タンク構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2019-137284号公報 特開平5-305888号公報
ところで、揺動によって給油口を開閉可能に塞ぐキャップを用いる場合、給油口の高さに応じて、燃料タンクの上面にステーを取り付け、このステーにキャップを固定することがある。この場合、キャップによって給油口を確実に塞ぐために、ステーを高精度に設ける必要があり、製造の難易度が上がる。また、ステーの分だけ部品点数が増加する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、揺動によって給油口を開閉可能に塞ぐキャップを高精度に取り付けし、且つ、部品点数を低減することを目的とする。
燃料タンク構造は、燃料タンクの上面に設けられる給油口と、揺動によって前記給油口を開閉可能に塞ぐキャップとを備える燃料タンク構造において、前記燃料タンクの前記上面には、上方に膨出する膨出部が設けられ、前記膨出部は、上壁部と、前記上壁部の周縁から下方に延出する周壁部とを備え、前記膨出部は、前記周壁部が前記燃料タンクに接合され、前記給油口は、前記上壁部に設けられ、前記キャップが固定されるキャップ固定部は、前記上壁部に設けられ、前記燃料タンクから外側に延びる配管が接続される接続部材が設けられ、前記接続部材は、前記膨出部に接合され、前記配管は、前記燃料タンクの蒸発燃料を吸着するキャニスターと前記燃料タンクとを接続する配管であり、前記接続部材は、前記膨出部内に配索されるパイプであり、前記接続部材の一端部及び他端部は、前記膨出部に接続されている。
燃料タンク構造において、揺動によって給油口を開閉可能に塞ぐキャップを高精度に取り付けでき、且つ、部品点数を低減できる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 車体カバー等を取り外して燃料タンクを露出させた状態における鞍乗り型車両の前部の左側面図である。 キャップを取り外した状態で燃料タンクの上部を上方から見た平面図である。 キャップを取り外した状態で燃料タンクの上部を側方側から見た斜視図である。 キャップ及びトレー部材を取り外した状態で燃料タンクの上部を側方側から見た斜視図である。 燃料タンク構造において、給油口に関連する部品を示す分解斜視図である。 膨出部を下方側から見た斜視図である。 図3のVIII-VIII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
鞍乗り型車両10は、自動二輪車である。フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18から後下がりに後方に延びる左右一対のメインフレーム31と、メインフレーム31の後端部から下方に延びる左右一対のピボットフレーム32と、ヘッドパイプ18から下方に延びるダウンフレーム33と、ダウンフレーム33の下端部から後方に延びてピボットフレーム32の下端部に接続される左右一対のロアフレーム34とを備える。
リアフレーム20は、メインフレーム31の後部から後方に延びる左右一対のシートフレーム35と、ピボットフレーム32から後上方に延びてシートフレーム35に接続される左右一対のサブフレーム36とを備える。
パワーユニット12は、メインフレーム31とロアフレーム34との間、且つ、ダウンフレーム33とピボットフレーム32との間に配置され、フロントフレーム19に支持される。
燃料タンク29は、メインフレーム31の上方において、ヘッドパイプ18とシート17との間に配置される。燃料タンク29は、メインフレーム31に支持される。
前方を照らすヘッドライト37は、ヘッドパイプ18の前方に配置される。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11等によって構成される車体を覆う車体カバー30を備える。車体カバー30は、ヘッドライト37の左右の側方を前方から覆う左右一対のフロントカバー41と、フロントカバー41の後方で車体の前部を車幅方向外側から覆う左右一対のサイドカバー42と、サイドカバー42の後方で車体を車幅方向外側及び上方から覆うタンクカバー43と、サイドカバー42の後方且つタンクカバー43の下方で車体を車幅方向外側から覆う左右一対のカバー44とを、車体の前部に備える。
図2は、車体カバー30等を取り外して燃料タンク29を露出させた状態における鞍乗り型車両10の前部の左側面図である。
燃料タンク構造は、燃料タンク29と、後述の給油口63(図3)を開閉可能に塞ぐキャップ50と、給油口63の周囲に零れる燃料を受けるトレー部材51とを備える。
図3は、キャップ50を取り外した状態で燃料タンク29の上部を上方から見た平面図である。図4は、キャップ50を取り外した状態で燃料タンク29の上部を側方側から見た斜視図である。図5は、キャップ50及びトレー部材51を取り外した状態で燃料タンク29の上部を側方側から見た斜視図である。図6は、燃料タンク構造において、給油口63に関連する部品を示す分解斜視図である。
図2~図6を参照し、燃料タンク29の上面29aには、上面20aから上方に膨出する膨出部60が設けられる。
膨出部60は、上面29aに対し上方に位置する上壁部61と、上壁部61の周縁の全周から下方に延出する周壁部62とを備える。
上壁部61は、平面視では、略円形である。周壁部62は、平面視では、円環状である。
給油口63は、上壁部61に形成した孔の内周部を曲げ加工することで上下に延びる筒状に形成されている。
給油口63の内周部は、上壁部61を上下方向に貫通する開口部である。給油口63は、平面視において、上壁部61の中心部に設けられる。燃料は、給油口63から燃料タンク29に注入される。
燃料タンク29の上面29aには、周壁部62の外径と略等しい内径を有する開口部29bが設けられる。
周壁部62の下端部は、開口部29bに嵌合する。膨出部60は、開口部29bの内周に沿って一周する溶接ビード64によって燃料タンク29に接合される。溶接ビード64は、開口部29bの内周部と周壁部62の下端部の外周とを溶接する。
図7は、膨出部60を下方側から見た斜視図である。図8は、図3のVIII-VIII断面図である。
図3~図8を参照し、膨出部60の下面側には、給油口63に対し下方に延出する筒状部材66、補強部材67、固定ナット68、及び接続部材69が取り付けられる。膨出部60の下面側は、膨出部60において燃料タンク29の内側に位置する側である。
筒状部材66は、上方及び下方に開口する筒である。筒状部材66は、給油口63よりも大径の円筒である。筒状部材66は、給油口63と略同軸の位置関係で設けられる。筒状部材66は、上端部が上壁部61の下面に溶接されることで膨出部60に固定される。
補強部材67は、筒状部材66の外周と上壁部61の下面とを接続して筒状部材66の固定を補強する板状部材である。
給油の際、給油所等の給油ノズルは、給油口63及び筒状部材66に挿入される。筒状部材66は、燃料タンク29内において上記給油ノズルの位置を規制する。
筒状部材66の下端部には、上記給油ノズルの下方への移動を規制するストッパー部材(不図示)が設けられる。
上壁部61には、上壁部61を貫通する固定孔部61aが複数(本実施の形態では3か所)設けられる。固定孔部61aは、給油口63の周囲に配置される。
固定ナット68は、固定孔部61aと同軸の位置関係で各固定孔部61aの真下に配置される。固定ナット68は、上壁部61の下面に溶接される溶接ナットである。
固定ナット68の雌ねじ部は、固定孔部61aから上方に露出する。
固定孔部61a及び固定ナット68は、キャップ50が固定されるキャップ固定部70を構成する。
接続部材69は、膨出部60の内側の空間に配索されるパイプである。接続部材69は、給油口63の周囲に設けられる。
接続部材69の一端部69aは、膨出部60内から周壁部62を貫通して側方の外側に突出する。接続部材69の他端部69bは、膨出部60内から上壁部61を貫通して上方の外側に突出する。一端部69a及び他端部69bは、膨出部60に溶接によって接続されている。
一端部69aは、配管71の一端が接続される配管接続部である。配管71は膨出部60から下方に延出し、配管71の他端は、キャニスター(不図示)に接続される。このキャニスターは、ケース内に活性炭等の吸着剤を収納したものであり、燃料タンク29内の蒸発燃料を吸着する。
トレー部材51は、底壁部51aと、底壁部51aの周縁から上方に延出するトレー周壁部51bとを備える。
底壁部51aは、平面視で略円形である。トレー周壁部51bは、底壁部51aの全周に設けられる環状の壁部である。
トレー部材51は、膨出部60の上面に取り付けられる。詳細には、トレー部材51は、底壁部51aが膨出部60の上壁部61に取り付けられる。
トレー部材51の底壁部51aには、給油口63の外周に嵌合するトレー開口部51cと、底壁部51aを貫通する第2開口部51dと、底壁部51aから上方に延出する筒状のボス部51eとが設けられる。第2開口部51d及びボス部51eは、給油口63の周囲に設けられる。
給油口63は、トレー開口部51cから上方に露出する。接続部材69の他端部69bは、第2開口部51dから上方に露出する。
また、トレー部材51は、トレー周壁部51bから外側方に延出するパイプ状の接続部51fを備える。
接続部51fには、ドレン配管72の一端が接続される。ドレン配管72は、トレー部材51から下方に延出し、ドレン配管72の他端は、下方に開口する。
給油ノズルからトレー部材51に零れる燃料及びトレー部材51に溜まる水は、接続部51fからドレン配管72に流れ、ドレン配管72の他端から外部に排出される。
図2及び図6を参照し、キャップ50は、給油口63を上方から塞ぐキャップ本体50aと、キャップ本体50aを揺動自在に支持する支持部材50bとを備える。
キャップ50は、上方からの平面視では、円形である。
支持部材50bは、上方からの平面視では、キャップ50を外周側から囲むリング状である。
キャップ本体50aは、支持部材50bの後部に設けられる揺動軸50cによって、揺動自在に支持される。揺動軸50cは、車幅方向に延びる軸であり、キャップ本体50aは、揺動軸50cを中心に上下に揺動する。
図2では、キャップ本体50aによって給油口63は塞がれている。図2において仮想線で示されるように、キャップ本体50aが揺動軸50cを中心に後上方に揺動して開かれると、給油口63は上方に露出する。
図3~図6、及び図8を参照し、支持部材50bは、下方に延出する第1取付部50d及び第2取付部50eを備える。
第1取付部50dは、キャップ本体50aの前方に位置する。第2取付部50eは、キャップ本体50aの後方に位置する。
キャップ50は、トレー部材51に上方から重ねて配置される。
キャップ50は、支持部材50bを介して膨出部60の上壁部61に取り付けられる。
支持部材50bの第1取付部50dは、トレー部材51のボス部51e内を通って膨出部60の上壁部61に当接する。
支持部材50bの第2取付部50eは、トレー部材51の第2開口部51dを通って膨出部60の上壁部61に当接する。
なお、第1取付部50d及び第2取付部50eは、上壁部61に直接当接せずに、トレー部材51の底壁部51aを介して上壁部61に当接しても良い。
キャップ50は、支持部材50bに上方から挿通される複数のキャップ固定具75によって、上壁部61のキャップ固定部70に締結される。キャップ固定具75は、例えばボルトであり、固定ナット68に螺合する。
キャップ固定具75のうちの一つは、支持部材50bにおける第1取付部50dの部分に上方から挿通され、前側のキャップ固定部70に締結される。
他のキャップ固定具75は、支持部材50bにおける第2取付部50eの部分に上方から挿通され、後側のキャップ固定部70に締結される。他のキャップ固定具75は、左右一対設けられる。
トレー部材51は、キャップ50の支持部材50bと膨出部60の上壁部61との間に挟持されている。
キャップ本体50aは、燃料タンク29内と接続部材69の他端部69bとを接続する通路部(不図示)を備える。燃料タンク29内の蒸発燃料は、上記通路部から接続部材69に流れ、配管71を通って上記キャニスターに流れる。
図1及び図2を参照し、燃料タンク29は、タンクカバー43によって上方及び左右の側方から覆われる。キャップ50は、タンクカバー43の上面に設けられるカバー開口部(不図示)から上方に露出している。
トレー部材51及び膨出部60は、タンクカバー43によって外側から覆われて隠れている。
燃料タンク29では、周壁部62を有する膨出部60に給油口63を設けるため、給油口63を高い位置に設けることができる。揺動して開閉されるキャップ50が給油口63と同じく膨出部60に固定されるため、給油口63とキャップ50との位置精度を高くできる。このため、キャップ50によって給油口63を良好に塞ぐことができる。
膨出部60は、金属板を金型によるプレス加工によって成形したものである。また、給油口63及び固定孔部61aも、プレス加工によって形成される。これにより、膨出部60の形状、給油口63及び固定孔部61aの位置を高精度にできるため、キャップ50によって給油口63を良好に塞ぐことができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、燃料タンク構造は、燃料タンク29の上面29aに設けられる給油口63と、揺動によって給油口63を開閉可能に塞ぐキャップ50とを備え、燃料タンク29の上面29aには、上方に膨出する膨出部60が設けられ、膨出部60は、上壁部61と、上壁部61の周縁から下方に延出する周壁部62とを備え、膨出部60は、周壁部62が燃料タンク29に接合され、給油口63は、上壁部61に設けられ、キャップ50が固定されるキャップ固定部70は、上壁部61に設けられる。
この構成によれば、給油口63及びキャップ固定部70が、膨出部60の上壁部61に設けられるため、給油口63とキャップ固定部70との位置精度を高くできる。このため、揺動によって給油口63を開閉可能に塞ぐキャップ50を高精度に燃料タンク29に取り付けできる。また、専用のステー等を用いずに、膨出部60にキャップ50を固定できるため、部品点数を削減できる。
また、周壁部62は、上面29aに設けられる開口部29bの内周部に接合される。
この構成によれば、周壁部62が燃料タンク29の開口部29bの内周部に接合されるため、膨出部60を強固に燃料タンク29に固定できる。このため、燃料タンクに衝撃が加わった場合であっても、膨出部60の変形を低減でき、給油口63をキャップ50によって良好に塞ぐことができる。
また、燃料タンク29から外側に延びる配管71が接続される接続部材69が設けられ、接続部材69は、膨出部60に接合されている。
この構成によれば、膨出部60を利用して、接続部材69を簡単な構造で設けることができる。
また、給油口63の周囲に零れる燃料を受けるトレー部材51が、上壁部61に取り付けられる。
この構成によれば、トレー部材51を簡単な構造で給油口63の近くに取り付けできる。
さらに、トレー部材51は、キャップ50と上壁部61との間に挟まれる。
この構成によれば、キャップ50と上壁部61との間にトレー部材51を挟むことで、簡単な構造でトレー部材51を固定できる。
また、配管71は、燃料タンク29の蒸発燃料を吸着するキャニスターと燃料タンク29とを接続する配管であり、接続部材69は、膨出部60内に配索されるパイプであり、接続部材69の一端部69a及び他端部69bは、膨出部60に接続されている。
この構成によれば、接続部材69を膨出部60内に配索することで、接続部材69を保護できるとともに、接続部材69が目立つことを抑制して外観性を向上できる。
また、キャップ50は、給油口63を塞ぐキャップ本体50aと、キャップ本体50aを揺動自在に支持する支持部材50bとを備え、支持部材50bがキャップ固定部70に固定される。
この構成によれば、キャップ固定部70に支持部材50bを固定することで、給油口63と支持部材50bとの位置精度を高くできる。このため、支持部材50bによって揺動自在に支持されるキャップ本体50aによって、給油口63を良好に塞ぐことができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、自動二輪車である鞍乗り型車両10に搭載される燃料タンク構造を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、自動二輪車以外の車両や、車両以外に搭載される燃料タンク構造にも適用可能である。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)燃料タンクの上面に設けられる給油口と、揺動によって前記給油口を開閉可能に塞ぐキャップとを備える燃料タンク構造において、前記燃料タンクの前記上面には、上方に膨出する膨出部が設けられ、前記膨出部は、上壁部と、前記上壁部の周縁から下方に延出する周壁部とを備え、前記膨出部は、前記周壁部が前記燃料タンクに接合され、前記給油口は、前記上壁部に設けられ、前記キャップが固定されるキャップ固定部は、前記上壁部に設けられることを特徴とする燃料タンク構造。
この構成によれば、給油口及びキャップ固定部が、膨出部の上壁部に設けられるため、給油口とキャップ固定部との位置精度を高くできる。このため、揺動によって給油口を開閉可能に塞ぐキャップを高精度に燃料タンクに取り付けできる。また、専用のステー等を用いずに、膨出部にキャップを固定できるため、部品点数を削減できる。
(構成2)前記周壁部は、前記上面に設けられる開口部の内周部に接合されることを特徴とする構成1記載の燃料タンク構造。
この構成によれば、周壁部が燃料タンクの開口部の内周部に接合されるため、膨出部を強固に燃料タンクに固定できる。このため、燃料タンクに衝撃が加わった場合であっても、膨出部の変形を低減でき、給油口をキャップによって良好に塞ぐことができる。
(構成3)前記燃料タンクから外側に延びる配管が接続される接続部材が設けられ、前記接続部材は、前記膨出部に接合されていることを特徴とする構成1または2記載の燃料タンク構造。
この構成によれば、膨出部を利用して、接続部材を簡単な構造で設けることができる。
(構成4)前記給油口の周囲に零れる燃料を受けるトレー部材が、前記上壁部に取り付けられることを特徴とする構成1から3のいずれかに記載の燃料タンク構造。
この構成によれば、トレー部材を簡単な構造で給油口の近くに取り付けできる。
(構成5)前記トレー部材は、前記キャップと前記上壁部との間に挟まれることを特徴とする構成4記載の燃料タンク構造。
この構成によれば、キャップと上壁部との間にトレー部材を挟むことで、簡単な構造でトレー部材を固定できる。
(構成6)前記配管は、前記燃料タンクの蒸発燃料を吸着するキャニスターと前記燃料タンクとを接続する配管であり、前記接続部材は、前記膨出部内に配索されるパイプであり、接続部材の一端部及び他端部は、前記膨出部に接続されていることを特徴とする構成3記載の燃料タンク構造。
この構成によれば、接続部材を膨出部内に配索することで、接続部材を保護できるとともに、接続部材が目立つことを抑制して外観性を向上できる。
(構成7)前記キャップは、前記給油口を塞ぐキャップ本体と、前記キャップ本体を揺動自在に支持する支持部材とを備え、前記支持部材が前記キャップ固定部に固定されることを特徴とする構成1から6のいずれかに記載の燃料タンク構造。
この構成によれば、キャップ固定部に支持部材を固定することで、給油口と支持部材との位置精度を高くできる。このため、支持部材によって揺動自在に支持されるキャップ本体によって、給油口を良好に塞ぐことができる。
29 燃料タンク
29a 上面
29b 開口部
50 キャップ
50a キャップ本体
50b 支持部材
51 トレー部材
60 膨出部
61 上壁部
62 周壁部
63 給油口
69 接続部材
69a 一端部
69b 他端部
70 キャップ固定部
71 配管

Claims (5)

  1. 燃料タンク(29)の上面(29a)に設けられる給油口(63)と、揺動によって前記給油口(63)を開閉可能に塞ぐキャップ(50)とを備える燃料タンク構造において、
    前記燃料タンク(29)の前記上面(29a)には、上方に膨出する膨出部(60)が設けられ、
    前記膨出部(60)は、上壁部(61)と、前記上壁部(61)の周縁から下方に延出する周壁部(62)とを備え、
    前記膨出部(60)は、前記周壁部(62)が前記燃料タンク(29)に接合され、
    前記給油口(63)は、前記上壁部(61)に設けられ、
    前記キャップ(50)が固定されるキャップ固定部(70)は、前記上壁部(61)に設けられ、
    前記燃料タンク(29)から外側に延びる配管(71)が接続される接続部材(69)が設けられ、前記接続部材(69)は、前記膨出部(60)に接合され、
    前記配管(71)は、前記燃料タンク(29)の蒸発燃料を吸着するキャニスターと前記燃料タンク(29)とを接続する配管であり、
    前記接続部材(69)は、前記膨出部(60)内に配索されるパイプであり、
    前記接続部材(69)の一端部(69a)及び他端部(69b)は、前記膨出部(60)に接続されていることを特徴とする燃料タンク構造。
  2. 前記周壁部(62)は、前記上面(29a)に設けられる開口部(29b)の内周部に接合されることを特徴とする請求項1記載の燃料タンク構造。
  3. 前記給油口(63)の周囲に零れる燃料を受けるトレー部材(51)が、前記上壁部(61)に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料タンク構造。
  4. 前記トレー部材(51)は、前記キャップ(50)と前記上壁部(61)との間に挟まれることを特徴とする請求項記載の燃料タンク構造。
  5. 前記キャップ(50)は、前記給油口(63)を塞ぐキャップ本体(50a)と、前記キャップ本体(50a)を揺動自在に支持する支持部材(50b)とを備え、
    前記支持部材(50b)が前記キャップ固定部(70)に固定されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の燃料タンク構造。
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