JP2023046752A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023046752000001
【課題】車体フレームの内側に複数の部品が配置される鞍乗り型車両において、車体フレームの内側の複数の部品に容易にアクセスできるようにする。
【解決手段】鞍乗り型車両は、中空部(45a)を備える車体フレーム(11)と、中空部(45a)に配置される第1の部品(60)及び第2の部品(41)とを備え、車体フレーム(11)は、中空部(45a)を区画するとともに中空部(45a)の長手方向に沿って延びるフレーム壁部(45b)に開口部(56)を備え、開口部(56)は中空部(45a)に連通し、第1の部品(60)は、開口部(56)が設けられたフレーム壁部(45b)の内面に固定され、開口部(56)に直交する方向視において、第1の部品(60)は、フレーム壁部(45b)の側から第2の部品(41)の少なくとも一部に重なっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、車体を覆うカバー類の内側の空間に、バッテリー及びヒューズボックス等の部品を配置し、これら部品を開閉可能な蓋で覆う構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、鞍乗り型車両において、中空の車体フレームの内側の空間に、複数の部品を収納する構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭62-17455号公報 特開2003-341579号公報
ところで、車体フレームの内側に複数の部品を配置する場合には、例えばメンテナンス等のために、外側から部品にアクセスし易いことが望まれる。しかし、車体フレームは、車体の骨格としての機能を満たす必要があり、形状の自由度が限られるため、外側から部品にアクセスし易いように車体フレームの内側に部品を配置することは難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車体フレームの内側に複数の部品が配置される鞍乗り型車両において、車体フレームの内側の複数の部品に容易にアクセスできるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、中空部を備える車体フレームと、前記中空部に配置される第1の部品及び第2の部品とを備える鞍乗り型車両において、前記車体フレームは、前記中空部を区画するとともに前記中空部の長手方向に沿って延びるフレーム壁部に開口部を備え、前記開口部は前記中空部に連通し、前記第1の部品は、前記開口部が設けられた前記フレーム壁部の内面に固定され、前記開口部に直交する方向視において、前記第1の部品は、前記フレーム壁部の側から前記第2の部品の少なくとも一部に重なっていることを特徴とする。
車体フレームの内側に複数の部品が配置される鞍乗り型車両において、車体フレームの内側の複数の部品に容易にアクセスできる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 車体フレームを上方から見た平面図である。 メインチューブ及び開口部を上方から見た平面図である。 図3のIV-IV断面図である。 図4のV-V断面図である。 ステーを後方から見た図である。 ステーを上方から見た平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
図2は、車体フレーム11を上方から見た平面図である。
図1及び図2を参照し、フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18の後面から後方に延出するチューブ状である。以下の説明では、フロントフレーム19はメインチューブ19と呼ぶこととする。メインチューブ19は、前輪13と同様に車幅の中央に配置される。
リアフレーム20は、メインチューブ19の後端から後方に延びるシートフレーム部31と、シートフレーム部31の下端から下方に延出するピボットフレーム部32とを備える。
シートフレーム部31は、メインチューブ19よりも上下の長さが大きく、メインチューブ19に対し下方に膨出する。
ピボット軸22は、ピボットフレーム部32に取り付けられる。
スイングアーム16の後部とシートフレーム部31の後部との間には、左右一対のリアクション33が掛け渡される。
部品や物品を収納可能な収納ボックス35は、シートフレーム部31の外側面に取り付けられる。
パワーユニット12は、メインチューブ19の下方において、前輪13の後方且つピボットフレーム部32の前方に配置される。
パワーユニット12は、シリンダー部24の軸線24aが車両側面視で略水平に車両前後方向に延びる水平エンジンである。上記駆動力伝達部材は、駆動チェーン34である。
シリンダー部24に吸気を供給する吸気装置は、エアクリーナー37と、シリンダー部24に接続されるスロットル装置38と、エアクリーナー37とスロットル装置38とを接続するコネクティングチューブ39とを備える。
燃料タンク29は、エアクリーナー37の後下方に配置される。
鞍乗り型車両10の各部に電力を供給するバッテリー41(第2の部品)は、エアクリーナー37に支持される。
メインチューブ19及びシートフレーム部31は、複数の板材を溶接で接合することで中空のケース状に形成されたケース状フレーム部45である。ケース状フレーム部45は、鞍乗り型車両10の車体の骨格、及び、鞍乗り型車両10の主要な外観露出面を構成するモノコックフレームである。メインチューブ19及びシートフレーム部31は、ケース状フレーム部45として一体に形成されている。
詳細には、ケース状フレーム部45は、ケース状フレーム部45の左側の側面部を構成する第1側壁部材51と、ケース状フレーム部45の右側の側面部を構成する第2側壁部材52とを備える。
第1側壁部材51及び第2側壁部材52は、上下方向及び前後方向に延びる板材であり、全体的に見ると、板厚方向を車幅方向に指向させて配置される。第1側壁部材51と第2側壁部材52とは、略左右対称に設けられる。
また、ケース状フレーム部45は、メインチューブ19の下面部を構成する下側部材53(図1)と、シートフレーム部31の後端部の上面を構成する後側部材54と、シートフレーム部31の後部の下面を構成する後部下側部材55とを備える。下側部材53は、板厚方向を上下方向に指向させて配置される板材である。
メインチューブ19の部分において、第1側壁部材51の上部及び第2側壁部材52の上部は、上方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように屈曲している。
メインチューブ19は、第1側壁部材51の上端と第2側壁部材52の上端とを互いに結合させるとともに、第1側壁部材51の下端と第2側壁部材52の下端とを下側部材53によって車幅方向に接続することで、前後に延びるチューブ状に形成される。
シートフレーム部31は、第1側壁部材51の後部の下縁部と第2側壁部材52の後部の下縁部とを後部下側部材55によって車幅方向に接続するとともに、第1側壁部材51の後端部の上部と第2側壁部材52の後端部の上部とを後側部材54によって車幅方向に接続することで、中空のケース状に形成される。
ケース状フレーム部45の内側には中空部45aが設けられる。中空部45aは、メインチューブ19の内部空間と、シートフレーム部31の内部空間とによって形成されており、車両前後方向に長く延びる。すなわち、中空部45aの長手方向は車両前後方向である。
ピボットフレーム部32は、第1側壁部材51の下端及び第2側壁部材52の下端に、例えば溶接によって接続される。
ケース状フレーム部45の上面を構成する上壁部45b(フレーム壁部)には、上方に開口する開口部56が設けられる。上壁部45bは、中空部45aを区画するとともに中空部45aの長手方向に沿って延びる板状部である。開口部56の開口面は、上壁部45bの上面と略平行である。上壁部45bは、ケース状フレーム部45の上面、下面及び左右の側面のうちの一面である上面を構成する。
開口部56は、上壁部45bにおいてシートフレーム部31の部分に設けられ、メインチューブ19の後方に位置する。開口部56は、シートフレーム部31の上面の大部分に設けられる。開口部56は、平面視では、車幅方向よりも車両前後方向に長く延びる。
開口部56は、中空部45aに上方から重なっており、中空部45aをシートフレーム部31の上方の外部に連通させる。
上壁部45bにおいてメインチューブ19の部分には、第1側壁部材51と第2側壁部材52とを結合する結合ライン57が設けられる。結合ライン57では、第1側壁部材51の車幅方向内側の端部と第2側壁部材52の車幅方向内側の端部とが、結合ライン57に沿って互いに結合される。結合ライン57は、上壁部45bにおいてメインチューブ19の車幅方向の中央部で車両前後方向に直線状に延びる。結合ライン57は、メインチューブ19の前端から後端部まで延びる。結合ライン57は、例えば、第1側壁部材51の端部と第2側壁部材52の端部とを互いに溶接する溶接部である。
開口部56の開口面に直交する方向に見た場合、すなわち平面視において、結合ライン57をそのまま後方に延長した仮想の延長線57aは、開口部56に重なる。
詳細には、延長線57aは、開口部56の車幅方向の中心を通り、開口部56を車幅方向(左右方向)に略2分割する。
開口部56は、第1側壁部材51の上部に設けられた切り欠き部51aと、第2側壁部材52の上部に設けられた切り欠き部52aとが左右に合わさることで孔状に形成される。このため、例えば、シートフレーム部31を構成する一枚の板状部材に貫通孔を形成して開口部56を設ける場合に比して、シートフレーム部31の強度及び剛性を高く確保し易い。
エアクリーナー37、燃料タンク29、及びバッテリー41は、シートフレーム部31内の中空部45aに収納され、開口部56の下方に位置する。
シート17は、シートフレーム部31の上面によって下方から支持される。シート17は、開口部56に上方から重なり、開口部56を塞ぐ。
上壁部45bにおいて開口部56の前方には、シート17の前端部に接続されるヒンジ部材58が設けられる。シート17は、車両側面視でヒンジ部材58を中心に上下に回動可能に支持される。シート17がヒンジ部材58を中心に上方に回動して開かれると、開口部56は上方に露出する。
ヒューズボックス60(第1の部品)は、メインチューブ19内の中空部45aに収納される。ヒューズボックス60は、電装系の複数のヒューズを収納する箱である。
図3は、メインチューブ19及び開口部56を上方から見た平面図である。図4は、図3のIV-IV断面図である。図4では、シート17が上方に開かれた状態が示される。
上壁部45bにおけるメインチューブ19の後端部には、ヒンジ部材58を支持する台座部59が設けられる。台座部59は、開口部56の前方に位置する。
台座部59は、上壁部45bの上面に取り付けられる板材であるが、台座部59は上壁部45bと一体に設けられても良い。すなわち、台座部59は、上壁部45bの一部と見なすことができる。
箱状のエアクリーナー37は、バッテリー41を支持するバッテリー支持部61(部品支持部)を備える。バッテリー支持部61は、エアクリーナー37の前部の上面がエアクリーナー37の後部の上面に対し下方に凹んだ凹部である。
箱状のバッテリー41は、バッテリー支持部61内に収納される。図4に示すように、車両側面視では、バッテリー41は車両前後方向に長い長方形状である。
バッテリー支持部61の底面61aは、車両側面視で、前下がり(後上がり)に傾斜している。バッテリー41は、底面61a上に載置され、底面61aによって下方から支持される。
バッテリー支持部61には、バッテリー41を上方から覆うカバー部材62が取り付けられる。バッテリー41は、カバー部材62と底面61aとの間に挟持される。
バッテリー41は、カバー部材62によって隠されているが、カバー部材62が取り外されると、開口部56から上方に露出する。
詳細には、バッテリー41の後部は、開口部56を区画する開口部56の周縁56aの前縁56bに対し後方に位置する。このため、バッテリー41の後部は、開口部56から上方に露出する。
バッテリー41の前部は、周縁56aの前縁56bに対し前方に位置し、メインチューブ19内の中空部45aに収納されている。バッテリー41の前部は、上壁部45bによって上方から覆われており、上面視では開口部56から上方に露出しない。
図5は、図4のV-V断面図である。
図2、図4及び図5を参照し、ヒューズボックス60は、中空部45a内においてバッテリー41の上方に配置され、上壁部45bの下面に固定される。上壁部45bの下面は、メインチューブ19の上面を構成する上壁部45bの内面である。
詳細には、ヒューズボックス60は、上壁部45bの下面に設けられるステー70を介して上壁部45bの下面に固定される。
図6は、ステー70を後方から見た図である。図7は、ステー70を上方から見た平面図である。
図4~図7を参照し、ステー70は、ヒューズボックス60を支持する支持板部71と、支持板部71から上方に延出するフレーム固定部72と、支持板部71から上方に延出する第2フレーム固定部73とを備える。
ステー70は、中空部45a内で、車幅方向において、第1側壁部材51及び第2側壁部材52のうちの一方である第2側壁部材52側に寄せて配置される。車幅方向は、平面視において結合ライン57に直交する方向である。
支持板部71は、車両側面視(図4)で、バッテリー41の上面41aと略平行に、前下がりに配置される。
フレーム固定部72は、支持板部71の車幅方向外側の端部から上方に延出する板状部である。フレーム固定部72は、ステー70において車幅方向の一方側の部分に設けられる。
第2フレーム固定部73は、支持板部71の前端部から上方に延出する板状部である。
ステー70は、フレーム固定部72の上端部及び第2フレーム固定部73の上端部が、上壁部45bの内面に、例えば溶接によって固定される。なお、ステー70は、ボルト等の固定具によって上壁部45bに締結されても良い。
支持板部71は、上壁部45bの内面に対し下方に離間している。
ステー70は、支持板部71の車幅方向内側の端部から下方に延出する移動規制部74を備える。移動規制部74は、支持板部71の車幅方向内側の端部が下方に折り曲げられた屈曲部である。移動規制部74は、ステー70において車幅方向の他方側の部分に設けられる。
また、ステー70は、車幅方向においてフレーム固定部72と移動規制部74との間に、ヒューズボックス60が取り付けられる取付部75を備える。
取付部75は、車両前後方向に延びる左右一対のレール部75aと、第2フレーム固定部73の下部からレール部75aと平行に後方に延出する押さえ部75bとを備える。
レール部75aは、支持板部71の一部を前後方向に切り欠いた切り欠き部の左右の縁部によって構成される。押さえ部75bは、左右のレール部75aの間、且つ、レール部75aの上方に配置される。
結合ライン57では、第1側壁部材51の車幅方向内側の端部と第2側壁部材52の車幅方向内側の端部とが、上下に重なった状態で、溶接によって互いに接合されている。詳細には、第1側壁部材51の車幅方向内側の端部は、第2側壁部材52の車幅方向内側の端部に上方から重なっている。
ステー70は、第1側壁部材51及び第2側壁部材52のうち、第2側壁部材52のみに固定されている。すなわち、ステー70のフレーム固定部72及び第2フレーム固定部73は、第2側壁部材52のみに固定されている。
これにより、第1側壁部材51と第2側壁部材52とを結合ライン57で結合させてメインチューブ19を形成する前の段階で、ステー70を第2側壁部材52に固定できる。このため、ステー70を上壁部45bの内面に固定する作業を中空部45a内で行う必要がなく、ステー70を容易に固定できる。
ヒューズボックス60は、バッテリー41よりも小さい箱状部材である。ヒューズボックス60及びバッテリー41は、電装部品である。
ヒューズボックス60は、ヒューズボックス60の上面から上方に突出する取付片60aを備える。取付片60aは、ヒューズボックス60の車幅方向の中央部に設けられる。
取付片60aは、取付片60aの上端部から車幅方向外側に延びるフランジ部60bを左右一対備える。
ヒューズボックス60は、取付片60aがステー70の取付部75に対し後方から差し込まれることでステー70に固定される。ヒューズボックス60は、取付片60aを介しステー70から下方に釣り下がるように固定される。
詳細には、取付片60aは、レール部75aと押さえ部75bとの間に後方から差し込まれ、レール部75aと押さえ部75bとの間で上下に挟まれる。取付片60aは、押さえ部75bによって下方に押し付けられ、左右のフランジ部60bが左右のレール部75aの上面に当接する。
ステー70に対するヒューズボックス60の差し込み方向は、車両側面視で支持板部71に沿う方向であり、前下方である。
ヒューズボックス60がステー70から取り外される際には、ヒューズボックス60は、差し込み方向と逆方向の後上方に引き出される。
すなわち、ステー70に対する差し込みによるヒューズボックス60の着脱方向Dは、車両側面視で支持板部71に沿う方向であり、後上がりに延びる直線状である。
着脱方向Dは、車両側面視で、バッテリー41の上面41aと略平行である。
ステー70の移動規制部74は、ヒューズボックス60の上面に当接することで、ヒューズボックス60を押さえる。ヒューズボックス60は、移動規制部74及び取付部75を介してステー70に支持される。
取付部75に対し車幅方向にオフセットして配置される移動規制部74がヒューズボックス60に当接することで、鞍乗り型車両10の振動等によるヒューズボックス60の揺動を効果的に抑制できる。
ヒューズボックス60は、開口部56が設けられる壁部である上壁部45bに固定される。このため、ヒューズボックス60は開口部56に近い。
ヒューズボックス60は、中空部45a内において開口部56の前縁56bの前方に配置され、上壁部45bによって上方から覆われる。すなわち、上面視において、ヒューズボックス60は、開口部56の周縁56aに対し外側に配置され、上面視において開口部56からは視認されない。
ヒューズボックス60は、バッテリー41の真上に配置される。ヒューズボックス60は、バッテリー41の上面41aに対し上方に離間して配置される。また、バッテリー41は、ヒューズボックス60が固定される上壁部45bに対し、下方に離れた位置であるバッテリー支持部61に固定される。
開口部56に対し上方から直交する方向視では、すなわち上方からの平面視では、ヒューズボックス60は、バッテリー41に上方から重なる。ヒューズボックス60は、上壁部45bが設けられる側である上方側からバッテリー41に重なる。
ヒューズボックス60は、全体がバッテリー41に上方から重なっている。なお、ヒューズボックス60は、バッテリー41の少なくとも一部に上方から重なっていれば良い。
ヒューズボックス60は、車幅方向におけるバッテリー41の幅内に納まっている。また、ヒューズボックス60は、バッテリー41の前端と後端との間に位置する。
ヒューズボックス60は、ステー70を介して第2側壁部材52に固定されるが、ヒューズボックス60の車幅方向内側の端部は、第1側壁部材51の真下まで延出している。
すなわち、ヒューズボックス60は、車幅方向において第2側壁部材52側に寄せて配置されているが、平面視では、車幅の中央に位置する結合ライン57に重なっている。
また、ステー70も、平面視において、結合ライン57に重なっている。
ここで、ヒューズボックス60及びバッテリー41に対するアクセスの一例について説明する。
まず、シート17が開かれると、開口部56が上方に露出する。これにより、作業者等は開口部56から中空部45a内に手を伸ばし、ヒューズボックス60及びバッテリー41にアクセス可能となる。
作業者等は、メインチューブ19の上壁部45bとバッテリー41の上面41aとの間のスペースからヒューズボックス60にアクセスし、ヒューズボックス60のメンテナンス等を行うことができる。ヒューズボックス60を取り外す場合には、着脱方向Dにヒューズボックス60を引き出すことで、ヒューズボックス60をステー70から取り外しできる。
ヒューズボックス60は、バッテリー41の上方に位置し、着脱方向Dは、バッテリー41の上面41aと略平行である。これにより、ヒューズボックス60を着脱方向Dに移動させる際にバッテリー41が邪魔になることが抑制されるため、ヒューズボックス60のメンテナンス性が良い。
カバー部材62を取り外すと、バッテリー41が開口部56から上方に露出する。
バッテリー41は、ヒューズボックス60の真下に位置するため、開口部56からバッテリー41にアクセスする際に、ヒューズボックス60が邪魔になることが抑制される。
バッテリー41を取り外す際には、バッテリー41は、図4に仮想線で示されるように、バッテリー支持部61の底面61aに沿うように後上方に引き出され、開口部56から取り出さされる。底面61aに沿ってバッテリー41を後上方に引き出す際のバッテリー41の軌跡は、バッテリー41を引き出す際の経路である。
ヒューズボックス60は、バッテリー41を底面61aに沿って後上方に引き出す経路の外側に位置する。これにより、バッテリー41を開口部56から取り出す際にヒューズボックス60が邪魔になることが抑制され、バッテリー41を容易に取り出すことができる。
車両側面視で、底面61aは、ヒューズボックス60の下面60cと略平行である。このため、バッテリー41を後上方に引き出す際に、バッテリー41の上面41aがヒューズボックス60の下面60cに当たり難く、バッテリー41を容易に引き出すことができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、中空部45aを備える車体フレーム11と、中空部45aに配置される第1の部品としてのヒューズボックス60及び第2の部品としてのバッテリー41とを備える。車体フレーム11は、中空部45aを区画するとともに中空部45aの長手方向に沿って延びる上壁部45bに開口部56を備え、開口部56は中空部45aに連通し、ヒューズボックス60は、開口部56が設けられた上壁部45bの内面に固定され、開口部56に直交する方向視において、ヒューズボックス60は、上壁部45bの側からバッテリー41の少なくとも一部に重なっていることを特徴とする。
この構成によれば、開口部56から中空部45a内のヒューズボックス60及びバッテリー41の両方にアクセスできる。ヒューズボックス60は、開口部56が設けられた上壁部45bの内面に固定され、開口部56に直交する方向に見た場合に、ヒューズボックス60は、上壁部45bの側からヒューズボックス60の少なくとも一部に重なっているため、開口部56からヒューズボックス60及びバッテリー41にそれぞれアクセスする際に、ヒューズボックス60とバッテリー41とが互いに邪魔になることが抑制される。このため、車体フレーム11の内側のヒューズボックス60とバッテリー41に容易にアクセスできる。
また、開口部56に直交する方向視において、ヒューズボックス60は、開口部56の周縁56aに対し開口部56の外側に配置され、上壁部45bによって覆われている。
この構成によれば、ヒューズボックス60が開口部56の周縁56aに対し開口部56の外側に配置されるため、開口部56からバッテリー41にアクセスしたり、開口部56に対しバッテリー41を出し入れしたりする際に、ヒューズボックス60がバッテリー41の邪魔になり難い。
また、ヒューズボックス60は、バッテリー41を開口部56から引き出す際の経路の外側に配置されている。
この構成によれば、バッテリー41を開口部56から引き出す際にヒューズボックス60が邪魔にならず、バッテリー41を容易に開口部56から引き出すことができる。
さらに、フレーム壁部は、車体フレーム11の上面を構成する上壁部45bであり、ヒューズボックス60は、上壁部45bの下面に固定され、バッテリー41はヒューズボックス60の下方に配置され、バッテリー41は、中空部45aに配置されるバッテリー支持部61に支持され、バッテリー41をバッテリー支持部61の底面61aに沿って開口部56に移動させた場合に、バッテリー41はヒューズボックス60に当接しない。
この構成によれば、バッテリー41をバッテリー支持部61の底面61aに沿って開口部56に移動させた場合に、バッテリー41はヒューズボックス60に当接しないため、バッテリー41を容易に開口部56から引き出すことができる。
また、車体フレーム11は、第1側壁部材51と第2側壁部材52とが結合ライン57に沿って互いに結合されることで中空に形成され、結合ライン57は、上壁部45bに設けられ、開口部56に直交する方向に見た場合に、結合ライン57の仮想の延長線57aは、開口部56に重なる。
この構成によれば、結合ライン57の仮想の延長線57aが開口部56に重なるため、結合ライン57の長さを短くできる。また、結合ライン57に沿って互いに結合される第1側壁部材51及び第2側壁部材52によって開口部56を区画できるため、例えば、車体フレーム11を構成する一つの部材に孔を空けて開口部56を設ける場合に比して、車体フレーム11の強度及び剛性を高くし易い。
また、ヒューズボックス60は、ステー70を介して上壁部45bに固定され、ステー70は、第1側壁部材51及び第2側壁部材52のうち、第2側壁部材52のみに固定されている。
この構成によれば、ステー70を第2側壁部材52に固定した後、結合ライン57を形成して第1側壁部材51と第2側壁部材52とを結合させることができる。このため、上壁部45bへのステー70の固定が容易である。
また、開口部56に直交する方向視において、ヒューズボックス60及びステー70は、結合ライン57に重なる。
この構成によれば、ステー70が第2側壁部材52のみに固定される構造であっても、ヒューズボックス60及びステー70を、結合ライン57に直交する方向に広く配置できる。このため、中空部45aのスペースを有効に利用してヒューズボックス60及びステー70を配置できる。
なお、開口部56に直交する方向視において、ヒューズボックス60及びステー70の少なくとも一方が、結合ライン57に重なっていれば良い。
また、ステー70は、結合ライン57に直交する方向における一方側に、上壁部45bに固定されるフレーム固定部72を備え、結合ライン57に直交する方向における他方側に、ヒューズボックス60に当接してヒューズボックス60の移動を規制する移動規制部74を備える。
この構成によれば、ステー70を、一方側に設けられるフレーム固定部72によって、第2側壁部材52に固定できる。また、他方側に設けられる移動規制部74によってヒューズボックス60を効果的に押さえることができ、ヒューズボックス60の移動を規制できる。
さらに、ステー70は、ヒューズボックス60が取り付けられる取付部75を備え、取付部75は、結合ライン57に直交する方向において、フレーム固定部72と移動規制部74との間に設けられる。
この構成によれば、フレーム固定部72と移動規制部74との間に設けられる取付部75と、移動規制部74とによって、ヒューズボックス60を効果的に支持できる。
また、鞍乗り型車両10は、中空部45aを備える車体フレーム11と、中空部45aに配置されるヒューズボックス60及びバッテリー41を備え、車体フレーム11は、中空部45aを区画するケース状フレーム部45と、ケース状フレーム部45の一面である上壁部45bに設けられ、中空部45aに連通する開口部56とを備え、ヒューズボックス60は、開口部56近傍において上壁部45bの内面に固定され、バッテリー41は、中空部45aにおいて上壁部45bから離れた位置に固定される。
この構成によれば、開口部56から中空部45a内のヒューズボックス60及びバッテリー41の両方にアクセスできる。ヒューズボックス60は、上壁部45bの内面に固定され、バッテリー41は、中空部に45aおいて上壁部45bから離れた位置に固定されるため、開口部56からヒューズボックス60及びバッテリー41にそれぞれアクセスする際に、ヒューズボックス60とバッテリー41とが互いに邪魔になることが抑制される。このため、車体フレーム11の内側のヒューズボックス60及びバッテリー41に容易にアクセスできる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、第1の部品はヒューズボックス60であり、第2の部品はバッテリー41であるが、第1の部品及び第2の部品は他の部品であっても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)中空部を備える車体フレームと、前記中空部に配置される第1の部品及び第2の部品とを備える鞍乗り型車両において、前記車体フレームは、前記中空部を区画するとともに前記中空部の長手方向に沿って延びるフレーム壁部に開口部を備え、前記開口部は前記中空部に連通し、前記第1の部品は、前記開口部が設けられた前記フレーム壁部の内面に固定され、前記開口部に直交する方向視において、前記第1の部品は、前記フレーム壁部の側から前記第2の部品の少なくとも一部に重なっていることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、開口部から中空部内の第1の部品及び第2の部品の両方にアクセスできる。第1の部品は、開口部が設けられたフレーム壁部の内面に固定され、開口部に直交する方向に見た場合に、第1の部品は、フレーム壁部の側から第2の部品の少なくとも一部に重なっているため、開口部から第1の部品及び第2の部品にそれぞれアクセスする際に、第1の部品と第2の部品とが互いに邪魔になることが抑制される。このため、車体フレームの内側の第1の部品及び第2の部品に容易にアクセスできる。
(構成2)前記開口部に直交する方向視において、前記第1の部品は、前記開口部の周縁に対し前記開口部の外側に配置され、前記フレーム壁部によって覆われていることを特徴とする構成1に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、第1の部品が開口部の周縁に対し開口部の外側に配置されるため、開口部から第2の部品にアクセスしたり、開口部に対し第2の部品を出し入れしたりする際に、第1の部品が第2の部品の邪魔になり難い。
(構成3)前記第1の部品は、前記第2の部品を前記開口部から引き出す際の経路の外側に配置されていることを特徴とする構成1または2に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、第2の部品を開口部から引き出す際に第1の部品が邪魔にならず、第2の部品を容易に開口部から引き出すことができる。
(構成4)前記フレーム壁部は、前記車体フレームの上面を構成する上壁部であり、前記第1の部品は、前記上壁部の下面に固定され、前記第2の部品は前記第1の部品の下方に配置され、前記第2の部品は、前記中空部に配置される部品支持部に支持され、前記第2の部品を前記部品支持部の底面に沿って前記開口部に移動させた場合に、前記第2の部品は前記第1の部品に当接しないことを特徴とする構成3に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、第2の部品を部品支持部の底面に沿って開口部に移動させた場合に、第2の部品は第1の部品に当接しないため、第2の部品を容易に開口部から引き出すことができる。
(構成5)前記車体フレームは、複数の部材が結合ラインに沿って互いに結合されることで中空に形成され、前記結合ラインは、前記フレーム壁部に設けられ、前記開口部に直交する方向に見た場合に、前記結合ラインの仮想の延長線は、前記開口部に重なることを特徴とする構成1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、結合ラインの仮想の延長線が開口部に重なるため、結合ラインの長さを短くできる。また、結合ラインに沿って互いに結合される複数の部材によって開口部を区画できるため、例えば、車体フレームを構成する一つの部材に孔を空けて開口部を設ける場合に比して、車体フレームの強度及び剛性を高くし易い。
(構成6)前記第1の部品は、ステーを介して前記フレーム壁部に固定され、前記ステーは、前記複数の部材のうちの1つの部材のみに固定されていることを特徴とする構成5に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ステーを複数の部材のうちの1つの部材に固定した後、結合ラインを形成して複数の部材を結合させることができる。このため、フレーム壁部へのステーの固定が容易である。
(構成7)前記開口部に直交する方向視において、前記第1の部品及び前記ステーの少なくとも一方は、前記結合ラインと重なることを特徴とする構成6に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ステーが複数の部材のうちの1つの部材に固定される構造であっても、第1の部品及びステーを、結合ラインに直交する方向に広く配置できる。このため、中空部のスペースを有効に利用して第1の部品及びステーを配置できる。
(構成8)前記ステーは、前記結合ラインに直交する方向における一方側に、前記フレーム壁部に固定されるフレーム固定部を備え、前記結合ラインに直交する方向における他方側に、前記第1の部品に当接して前記第1の部品の移動を規制する移動規制部を備えることを特徴とする構成6または7に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ステーを、一方側に設けられるフレーム固定部によって、複数の部材のうちの1つの部材に固定できる。また、他方側に設けられる移動規制部によって第1の部品を効果的に押さえることができ、第1の部品の移動を規制できる。
(構成9)前記ステーは、前記第1の部品が取り付けられる取付部を備え、前記取付部は、前記結合ラインに直交する方向において、前記フレーム固定部と移動規制部との間に設けられることを特徴とする構成8に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、フレーム固定部と移動規制部との間に設けられる取付部と、移動規制部とによって、第1の部品を効果的に支持できる。
(構成10)中空部を備える車体フレームと、前記中空部に配置される第1の部品及び第2の部品とを備える鞍乗り型車両において、前記車体フレームは、前記中空部を区画するフレーム部と、前記フレーム部の一面に設けられ、前記中空部に連通する開口部とを備え、前記第1の部品は、前記開口部近傍において前記一面の内面に固定され、前記第2の部品は、前記中空部において前記一面から離れた位置に固定されることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、開口部から中空部内の第1の部品及び第2の部品の両方にアクセスできる。第1の部品は、開口部が設けられたフレーム部の一面の内面に固定され、第2の部品は、中空部において一面から離れた位置に固定されるため、開口部から第1の部品及び第2の部品にそれぞれアクセスする際に、第1の部品と第2の部品とが互いに邪魔になることが抑制される。このため、車体フレームの内側の第1の部品及び第2の部品に容易にアクセスできる。
10 鞍乗り型車両
11 車体フレーム
41 バッテリー(第2の部品)
45 ケース状フレーム部(フレーム部)
45a 中空部
45b 上壁部(フレーム壁部、フレーム部の一面)
51 第1側壁部材(複数の部材)
52 第2側壁部材(複数の部材、複数の部材のうちの1つの部材)
56 開口部
56a 周縁
57 結合ライン
57a 延長線
60 ヒューズボックス(第1の部品)
61 バッテリー支持部(部品支持部)
61a 底面
70 ステー
72 フレーム固定部
74 移動規制部
75 取付部

Claims (10)

  1. 中空部(45a)を備える車体フレーム(11)と、前記中空部(45a)に配置される第1の部品(60)及び第2の部品(41)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記車体フレーム(11)は、前記中空部(45a)を区画するとともに前記中空部(45a)の長手方向に沿って延びるフレーム壁部(45b)に開口部(56)を備え、前記開口部(56)は前記中空部(45a)に連通し、
    前記第1の部品(60)は、前記開口部(56)が設けられた前記フレーム壁部(45b)の内面に固定され、
    前記開口部(56)に直交する方向視において、前記第1の部品(60)は、前記フレーム壁部(45b)の側から前記第2の部品(41)の少なくとも一部に重なっていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記開口部(56)に直交する方向視において、前記第1の部品(60)は、前記開口部(56)の周縁(56a)に対し前記開口部(56)の外側に配置され、前記フレーム壁部(45b)によって覆われていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記第1の部品(60)は、前記第2の部品(41)を前記開口部(56)から引き出す際の経路の外側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記フレーム壁部(45b)は、前記車体フレーム(11)の上面を構成する上壁部(45b)であり、
    前記第1の部品(60)は、前記上壁部(45b)の下面に固定され、
    前記第2の部品(41)は前記第1の部品(60)の下方に配置され、
    前記第2の部品(41)は、前記中空部(45a)に配置される部品支持部(61)に支持され、
    前記第2の部品(41)を前記部品支持部(61)の底面(61a)に沿って前記開口部(56)に移動させた場合に、前記第2の部品(41)は前記第1の部品(60)に当接しないことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記車体フレーム(11)は、複数の部材(51,52)が結合ライン(57)に沿って互いに結合されることで中空に形成され、
    前記結合ライン(57)は、前記フレーム壁部(45b)に設けられ、
    前記開口部(56)に直交する方向に見た場合に、前記結合ライン(57)の仮想の延長線(57a)は、前記開口部(56)に重なることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記第1の部品(60)は、ステー(70)を介して前記フレーム壁部(45b)に固定され、
    前記ステー(70)は、前記複数の部材(51,52)のうちの1つの部材(52)のみに固定されていることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記開口部(56)に直交する方向視において、前記第1の部品(60)及び前記ステー(70)の少なくとも一方は、前記結合ライン(57)と重なることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記ステー(70)は、前記結合ライン(57)に直交する方向における一方側に、前記フレーム壁部(45b)に固定されるフレーム固定部(72)を備え、前記結合ライン(57)に直交する方向における他方側に、前記第1の部品(60)に当接して前記第1の部品(60)の移動を規制する移動規制部(74)を備えることを特徴とする請求項6または7に記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記ステー(70)は、前記第1の部品(60)が取り付けられる取付部(75)を備え、
    前記取付部(75)は、前記結合ライン(57)に直交する方向において、前記フレーム固定部(72)と移動規制部(74)との間に設けられることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗り型車両。
  10. 中空部(45a)を備える車体フレーム(11)と、前記中空部(45a)に配置される第1の部品(60)及び第2の部品(41)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記車体フレーム(11)は、前記中空部(45a)を区画するフレーム部(45)と、前記フレーム部(45)の一面(45b)に設けられ、前記中空部(45a)に連通する開口部(56)とを備え、
    前記第1の部品(60)は、前記開口部(56)近傍において前記一面(45b)の内面に固定され、
    前記第2の部品(41)は、前記中空部(45a)において前記一面(45b)から離れた位置に固定されることを特徴とする鞍乗り型車両。
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