JP2012077458A - 作業機 - Google Patents

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Kenichi Kawada
健一 河田
Hirotoshi Torii
宏年 鳥居
Shun Umesao
瞬 梅棹
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】少ない搭載機器でエンジンのアシストを行えて、その上、エンジンのアシストを行うための制御が簡単な作業機を提供する。
【解決手段】作業機の一例である油圧ショベルは、旋回用油圧モータ10にメインライン27を介して作動油を供給する主動力ポンプ4と、この主動力ポンプ4を駆動するエンジン6と、旋回用油圧モータ10からタンク24への戻りライン23に接続されて、エンジン6をアシスト可能なアシスト用油圧モータ7と、戻りライン23からタンク24へ分岐した分岐ライン25に接続されて、アシスト用油圧モータ7がエンジン6をアシストするトルクが予め設定されたトルク値以下となるように、戻りライン23の圧力を制限するリリーフバルブ16とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば建設機械や農業機械等の作業機に関する。
従来、作業機としては、特開2007−71197号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この作業機は、アクチュエータに作動油を供給する主ポンプと、この主ポンプを駆動するエンジンと、このエンジンをアシストする電動機と、この電動機を駆動するための電気を発電する発電機と、この発電機が発電した電気を蓄える蓄電装置とを備えている。
上記従来の作業機では、アクチュエータの負荷が過大になると、電動機が蓄電装置の電気を使って駆動してエンジンをアシストするように、電動機が制御される。
しかしながら、上記従来の作業機には、エンジンのアシストを電動機で行うため、発電機や蓄電装置などが必要となって、搭載機器が多くなるという問題がある。
また、上記電動機の制御は、アクチュエータの負荷を検出し、この検出した負荷に基づいて行われるため、複雑である。
すなわち上記従来の作業機には、エンジンをアシストするための制御が複雑であるという問題がある。
特開2007−71197号公報
そこで、本発明の課題は、少ない搭載機器でエンジンのアシストを行えて、その上、エンジンのアシストを行うための制御が簡単な作業機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の作業機は、
アクチュエータにメインラインを介して作動油を供給する主ポンプと、
上記主ポンプを駆動するエンジンと、
上記アクチュエータからタンクへの戻りラインに接続されて、上記エンジンをアシスト可能な第1油圧モータと、
上記戻りラインから上記タンクへ分岐した第1分岐ラインに接続されて、上記第1油圧モータが上記エンジンをアシストするトルクが予め設定されたトルク値以下となるように、上記戻りラインの圧力を制限するリリーフバルブと
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記戻りラインに第1油圧モータを接続されているので、戻りラインの作動油が第1油圧モータに供給される。その結果、上記作動油の運動エネルギによって第1油圧モータが駆動してエンジンをアシストする。したがって、上記作動油の運動エネルギを電気エネルギに変換する装置や、この変換した電気エネルギを蓄える装置が無くても、エンジンのアシスト効果を得ることができる。したがって、少ない搭載機器でエンジンのアシストを行える。
また、上記第1油圧モータを通過させるべき作動油の流量がエンジンの回転数と第1油圧モータの容積との積である場合、戻りラインの作動油の流量のうち、第1油圧モータを通過させるべき作動油の流量を越える流量は、余剰流量となる。この戻りラインの余剰流量の作動油は上記リリーフバルブを介してタンクに戻される。このとき、上記リリーフバルブは、第1油圧モータがエンジンをアシストするトルクが予め設定されたトルク値以下となるように、戻りラインの圧力を制限しながら、戻りラインの余剰流量の作動油をタンクに戻す役割を果たす。したがって、上記第1油圧モータに特別な制御を行わなくても、戻りラインに作動油を流すだけで、エンジンの動作に悪影響を及ぼすことなく、エンジンのアシスト効果を得ることができる。したがって、上記エンジンのアシストを行うための制御は簡単である。
また、上記第1油圧モータがエンジンをアシストするので、エンジンの燃費を向上させることができる。
また、上記戻りラインからタンクへ分岐した第1分岐ラインにリリーフバルブを接続しているので、戻りラインから第1油圧モータに供給される作動油の流量を低く抑えることができる。したがって、上記第1油圧モータを小型化できる。
一実施形態の作業機は、
上記戻りラインから上記タンクへ分岐した第2分岐ラインに接続された第2油圧モータと、
上記第2油圧モータで駆動されて発電可能な発電電動機と、
上記発電電動機で発電された電気を蓄える蓄電装置と
を備え、
上記発電電動機は、上記蓄電装置に蓄えられた電気を使って上記第2油圧モータを駆動して、上記タンクの作動油を上記戻りラインに補充することが可能である。
上記実施形態によれば、上記戻りラインに余剰流量の作動油が生じた場合、この余剰流量の作動油によって第2油圧モータで発電電動機を駆動して電気を生成することができる。
さらに、上記発電電動機によって生成された電気を蓄電装置に蓄えておき、第1油圧モータを通過する作動油の流量がエンジンの回転数と第1油圧モータの容積との積よりも小さくなった場合に、発電電動機が第2油圧モータを駆動することによって、タンクの作動油を戻りラインに補充できるので、第1油圧モータに供給される作動油の流量が低下するのを防ぐことができる。
一実施形態の作業機は、
上記メインラインに接続されたバルブにパイロットラインを介して作動油を供給するパイロットポンプと、
上記蓄電装置に蓄えられた電気を使って上記パイロットポンプを駆動するパイロット用電動機と
を備える。
上記実施形態によれば、上記パイロット用電動機は、必要時に、蓄電装置に蓄えられた電気を使って、パイロットポンプを駆動することができる。したがって、上記エンジンがパイロットポンプを常時駆動しなくても、必要なときだけ、パイロット用電動機がパイロットポンプを駆動することができるので、エンジンの燃料の消費量を削減できる。
また、上記パイロットポンプは、エンジンに直結しなくてもよいので、設置の自由度が高く、設置が容易である。
一実施形態の作業機では、
上記第1油圧モータの出口を上記第2油圧モータまたは上記タンクに切り替える切り替えバルブを備える。
上記実施形態によれば、上記切り替えバルブが第1油圧モータの出口を第2油圧モータに切り替えることによって、第1油圧モータの作動油を第2油圧モータに供給することができる。したがって、上記アクチュエータから戻りラインに流入する作動油が少なくても、発電電動機に電気を発電させることができる。
一実施形態の作業機は、
上記タンクの作動油を上記戻りラインに補充するための補充ラインを備える。
上記実施形態によれば、上記タンクの作動油を戻りラインに補充するための補充ラインがあるので、第1油圧モータに供給される作動油の流量が低下するのを防ぐことができる。
一実施形態の作業機では、
上記タンクから上記戻りラインへの方向が順方向となるチェックバルブが上記補充ラインに接続されている。
上記実施形態によれば、上記タンクから戻りラインへの方向が順方向となるチェックバルブが補充ラインに接続されているので、第1油圧モータに通過させるべき作動油の流量よりも戻りラインの作動油の流量が少なくなった場合にタンクから油を補充することができると共に、戻りラインの作動油が補充ラインを介してタンクへ向かうのを防ぐことができる。
本発明の作業機によれば、アクチュエータからタンクへの戻りラインに接続されて、エンジンをアシスト可能な第1油圧モータを備えていることによって、作動油の運動エネルギを電気エネルギに変換する装置や、この変換した電気エネルギを蓄える装置が無くても、エンジンのアシスト効果を得ることができるので、少ない搭載機器でエンジンのアシストを行える。
また、上記戻りラインからタンクへ分岐した第1分岐ラインに接続されて、第1油圧モータがエンジンをアシストするトルクが予め設定されたトルク値以下となるように、戻りラインの圧力を制限するリリーフバルブを備えていることによって、第1油圧モータに特別な制御を行わずに済むので、エンジンのアシストを行うための制御を簡単にできる。
図1は本発明の第1実施形態の油圧ショベルの模式平面図である。 図2は上記第1実施形態の油圧ショベルの要部の構成を示すための模式図である。 図3は本発明の第2実施形態のハイブリッド型油圧ショベルの要部の構成を示すための模式図である。 図4は本発明の第3実施形態のハイブリッド型油圧ショベルの要部の構成を示すための模式図である。 図5は本発明の第3実施形態のハイブリッド型油圧ショベルの変形例の要部の構成を示すための模式図である。
以下、本発明の作業機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態の油圧ショベルを上方から見た模式図である。
上記ハイブリット型油圧ショベルは、下部走行体1と、この下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体2と、この上部旋回体2に取り付けられた作業アーム3とを備えている。
上記下部走行体1は、それぞれ独立に駆動可能な左側駆動部8および右側駆動部9を有し、前進、後進、左折および右折が可能である。
上記上部旋回体2は、メイン圧を発生する主動力ポンプ4と、パイロット圧を発生するパイロットポンプ5と、主動力ポンプ4を駆動するエンジン6と、このエンジン6をアシスト可能なアシスト用油圧モータ7とを搭載している。なお、上記主動力ポンプ4は本発明の主ポンプの一例で、アシスト用油圧モータ7は本発明の第1油圧モータの一例である。
上記作業アーム3は、上部旋回体2から径方向外方に延びている。また、上記作業アーム3は、ブーム31、アーム32およびバケット33を有している。また、図示しないが、上記作業アーム3には、ブームシリンダ、ブームオフセットシリンダ、アームシリンダおよびバケットシリンダを取り付けている。このブームシリンダ、ブームオフセットシリンダ、アームシリンダおよびバケットシリンダは、主動力ポンプ4から作動油の供給を受ける。
上記ブーム31の一端は上部旋回体2に回動自在に連結されている。また、上記ブーム31の他端には、アーム32の一端がブーム31の他端に回動自在に連結されている。そして、上記アーム32の他端にはバケット33が回動自在に連結されている。このブーム31、アーム32およびバケット33は、上記ブームシリンダ、ブームオフセットシリンダ、アームシリンダおよびバケットシリンダによって回動駆動される。
図2は上記油圧ショベルの要部の構成を示すための模式図である。
上記油圧ショベルは、旋回用油圧モータ10、第1,第2圧力制御バルブ11,12、減速機13、ギア14およびリリーフバルブ16を備えている。なお、上記旋回用油圧モータ10は本発明のアクチュエータの一例である。
上記旋回用油圧モータ10には、主動力ポンプ4からメインライン27、コントロールバルブ20および供給ライン21を介して作動油が供給される。この旋回用油圧モータ10の動力が減速機13およびギア14を介して上部旋回体2に伝わって、上部旋回体2が旋回するようになっている。
上記コントロールバルブ20には、パイロットポンプ5からパイロットライン28を介して作動油が供給される。すなわち、上記コントロールバルブ20はパイロットポンプ5のパイロット圧を受ける。
上記第1,第2圧力制御バルブ11,12は旋回用油圧モータ10に供給される作動油の圧力を制御する。上記第1圧力制御バルブ11はバイパスライン22に接続されている一方、第2圧力制御バルブ12は戻りライン23に接続されている。
上記アシスト用油圧モータ7は、戻りライン23を介してタンク24へ戻ってくる作動油が通過する。この戻りライン23からタンク24へ分岐した分岐ライン25にはリリーフバルブ16を接続している。すなわち、上記リリーフバルブ16はアシスト用油圧モータ7に並列に接続されている。なお、上記分岐ライン25は本発明の第1分岐ラインの一例である。
上記リリーフバルブ16は、アシスト用油圧モータ7に供給される作動油の圧力が予め設定された圧力を越えないようにして、アシスト用油圧モータ7がエンジン6をアシストするトルクが予め設定されたトルク値以下となるように、戻りライン21の圧力を制限する。ここで、上記トルク値は、エンジン6が最小負荷時に発生すべきトルクの値である。
上記戻りライン23には、補充ライン51およびチェック弁52を介してタンク24の作動油を補充できるようになっている。また、上記補充ライン51には、タンク24から戻りライン23への方向が順方向となるチェックバルブ52を接続している。
上記構成の油圧ショベルによれば、上記アシスト用油圧モータ7は戻りライン23に接続されているので、戻りライン23の作動油がアシスト用油圧モータ7に供給される。その結果、上記戻りライン23の作動油の運動エネルギによってアシスト用油圧モータ7が駆動してエンジン6をアシストする。したがって、上記戻りライン23の作動油の運動エネルギを電気エネルギに変換する装置や、この変換した電気エネルギを蓄える装置が無くても、エンジン6のアシスト効果を得ることができる。したがって、上記エンジン6のアシスト効果を得るための機器を少なくできる。
また、上記戻りライン23からタンク24へ分岐した分岐ライン25にリリーフバルブを接続している。このリリーフバルブ16は、アシスト用油圧モータ7がエンジン6をアシストするトルクが予め設定されたトルク値以下となるように、戻りライン23の圧力を制限する。したがって、上記アシスト用油圧モータ7に特別な制御を行わなくても、戻りライン23に作動油を流すだけで、エンジン6の動作に悪影響を及ぼすことなく、エンジン6のアシスト効果を得ることができる。したがって、上記エンジン6のアシストを行うための制御は簡単である。
また、上記アシスト用油圧モータ7がエンジン6をアシストするので、エンジン6の燃費を向上させることができる。
また、上記戻りライン23からタンク24へ分岐した分岐ライン25にリリーフバルブを接続しているので、戻りライン23からアシスト用油圧モータ7に供給される作動油の流量を低く抑えることができる。したがって、上記アシスト用油圧モータ7を小型化できる。
また、上記タンク24の作動油を戻りライン23に補充するための補充ライン51があるので、アシスト用油圧モータ7に供給される作動油の流量が低下するのを防ぐことができる。
また、上記タンク24の作動油を、補充ライン51およびチェック弁52を介して戻りライン23に補充できるようになっているので、アシスト用油圧モータ7に供給される作動油の流量が低下するのを防ぐことができる。
また、上記チェックバルブ52の順方向がタンク24から戻りライン23への方向だから、戻りライン23の作動油が補充ライン51を介してタンク24へ流れるのを防ぐことができる。
〔第2実施形態〕
図3は本発明の第2実施形態のハイブリッド型油圧ショベルの構成を示す模式図である。この図3において、図2の第1実施形態の構成部と同一の構成部には、図2の第1実施形態の構成部の参照番号と同一の参照番号を付している。
上記ハイブリッド型油圧ショベルは、回生用油圧モータ15、発電電動機17および蓄電装置18を備えている点が、上記第1実施形態と異なる。また、上記ハイブリッド型油圧ショベルは、上記第1実施形態と同様に図1の構成を有する。なお、上記回生用油圧モータ15は本発明の第2油圧モータの一例である。
上記回生用油圧モータ15は、戻りライン23からタンク24へ分岐した分岐ライン29に接続されている。すなわち、上記回生用油圧モータ15は、アシスト用油圧モータ7およびリリーフバルブ16に対して並列に接続されている。なお、上記分岐ライン29は本発明の第2分岐ラインの一例である。
上記発電電動機17は回生用油圧モータ15で駆動されて電気を発電する。この発電電動機17が発電した電気は、蓄電装置18に蓄えることができるようになっている。また、上記発電電動機17は、蓄電装置18の電気を使って回生用油圧モータ15を駆動して、タンク24の作動油を戻りライン23に補充できるようになっている。
上記発電電動機17は回転速度センサ53を備えている。この回転速度センサ53は、発電電動機17の回転速度を検出し、この回転速度を示す信号を図示しない制御装置に送出する。
上記制御装置は、回転速度センサ53からの信号に基づき、発電電動機17の回転速度が一定となるように、発電電動機17の回生トルクを制御する。
上記構成のハイブリッド型油圧ショベルによれば、戻りライン23の作動油の流量が十分にある場合、適当量の作動油がアシスト用油圧モータ7および回生用油圧モータ15に作動油が供給され、回生用油圧モータ15は一定回転速度で発電電動機17を駆動して発電電動機17に電気を発電させる。さらに、上記戻りライン23の過剰量の作動油がリリーフバルブ16を介してタンク24に排出される。このとき、上記リリーフバルブ16は、戻りライン23の圧力を制御することで、アシスト用油圧モータ7に発生するトルク、および、回生用油圧モータ15に発生するトルクを制限する。
そして、上記リリーフバルブ16が開放している状態から、戻りライン23の作動油の流量が低下すると、リリーフバルブ16が閉鎖する。このとき、上記戻りライン23の作動油の一部がアシスト用油圧モータ7を通過することにより、アシスト用油圧モータ7がエンジン6をアシストする。また、上記戻りライン23の作動油の残りが回生用油圧モータ15を通過することにより、回生用油圧モータ15が発電電動機17を駆動して発電電動機17に電気を発電させることができる。例えば、上記発電電動機17の発電トルクを一定となるように制御すれば、戻りライン23の作動油の流量が低下するにしたがって、発電電動機17の回転数が自動的に低下する。
そして、上記リリーフバルブ16が閉鎖している状態から、さらに、戻りライン23の作動油の流量が低下すると、アシスト用油圧モータ7のみに適当量の作動油が供給されるようになる。このとき、上記アシスト用油圧モータ7はエンジン6をアシストできるが、回生用油圧モータ15は発電電動機17に電気を発電させることができない。
そして、上記アシスト用油圧モータ7のみに適当量の作動油が供給されている状態から、さらに、戻りライン23の作動油の流量が低下すると、アシスト用油圧モータ7はエンジン6をアシストできなくなる。
そこで、上記アシスト用油圧モータ7にさえ適当量の作動油が供給されない程、戻りライン23の作動油の流量が低下した場合、発電電動機17が、蓄電装置18の電気を使って回生用油圧モータ15を駆動することにより、タンク24の作動油を戻りライン23に補充できる。したがって、上記アシスト用油圧モータ7に供給される作動油の流量が低下するのを防ぐことができるので、アシスト用油圧モータ7はエンジン6をアシストできる。
また、上記発電電動機17が回生用油圧モータ15を駆動した場合、回生用油圧モータ15はタンク24の作動油を戻りライン23に補充することができる。その結果、上記アシスト用油圧モータ7のアシストトルクを適切なトルク値に保持できる。
上記発電電動機17は、蓄電装置18の電気が不足しているときは回生用油圧モータ15を駆動することができない。この場合は、上記チェックバルブ52が作動するので、戻りライン23が負圧になるのを防止できる。
上記ハイブリッド型油圧ショベルは、旋回動作と、旋回を伴わない掘削、排土などを行うが、旋回動作の加速時および減速時とには、リリーフバルブ16が開放する程、戻りライン23の作動油の圧力が高くなる時間帯がある。
したがって、上記旋回動作時にリリーフバルブ16が開放する程、戻りライン23の作動油の圧力が高くなるときに、蓄電装置18に電気を蓄えておき、排土時や掘削時などにおいて、蓄電装置18の電気を使って回生用油圧モータ15を駆動することができる。その結果、上記排土時や掘削時、タンク24の作動油を戻りライン23に補充して、アシスト用油圧モータ7に供給される作動油の流量が低下するのを防ぐことができる。
〔第3実施形態〕
図4は本発明の第3実施形態のハイブリッド型油圧ショベルの構成を示す模式図である。この図4において、図3の第2実施形態の構成部と同一の構成部には、図3の第2実施形態の構成部の参照番号と同一の参照番号を付している。
上記ハイブリッド型油圧ショベルは、パイロット用電動機100と、このパイロット用電動機100で駆動され、パイロット圧を発生する電動パイロットポンプ105と、アシスト用油圧モータ7の出口を回生用油圧モータ15またはタンク24に切り替える切り替えバルブ61とを備えている点が、上記第2実施形態と異なる。また、上記ハイブリッド型油圧ショベルは、上記第1実施形態と同様に図1の構成を有する。なお、上記電動パイロットポンプ105は本発明のパイロットポンプの一例である。
上記切り替えバルブ61には、切り替えバルブ61から回生用油圧モータ15へ作動油を案内するライン62の一端が接続されている。また、上記ライン62の他端は、図示しない切り替えバルブ(以下、「不図示切り替えバルブ」と言う。)を介して分岐ライン29に接続されている。この不図示切り替えバルブは、切り替えバルブ61の位置が図4の位置であるときには、ライン62の他端を閉鎖すると共に、分岐ライン29内の作動油が回生用油圧モータ15へ流れるようにする役割を果たす。一方、上記不図示切り替えバルブは、切り替えバルブ61の位置が図4の位置から他の位置に切り替わったときには、分岐ライン29内の作動油を回生用油圧モータ15に流さないようにすると共に、ライン62内の作動油が回生用油圧モータ15へ流れるようにする役割を果たす。別の言い方をすれば、上記切り替えバルブ61の位置が図4に示す位置から他の位置に切り替わったときには、上記不図示切り替えバルブによって、ライン62内の作動油が分岐ライン29に流れないようにしている。
上記パイロット用電動機100は、蓄電装置18の電気を使って電動パイロットポンプ105を駆動する。そうすると、上記電動パイロットポンプ105はパイロットライン28を介してコントロールバルブ20に作動油を供給する。
上記構成のハイブリッド型油圧ショベルによれば、パイロット用電動機100は、必要時に、蓄電装置18の電気を使って、電動パイロットポンプ105を駆動することができる。したがって、上記電動パイロットポンプ105の常時駆動を無くせるので、エンジン6の燃料の消費量を削減できる。
また、上記電動パイロットポンプ105は、エンジン6に直結しなくてもよいので、設置の自由度が高く、設置が容易である。
また、上記パイロット用電動機100を駆動できないほど蓄電装置18に蓄えられた電力が不足した場合、切り替えバルブ61の切り替えによって、アシスト用油圧モータ7の出口から回生用油圧モータ15に作動油が流れるようにする。その結果、上記回生用油圧モータ15に供給される作動油の流量が増え、発電電動機17の発電量が大きくなる。したがって、上記蓄電装置18に蓄えられた電力の不足を解消できる。
上記第3実施形態では、ハイブリッド型油圧ショベルに、アシスト用油圧モータ7の出口を回生用油圧モータ15またはタンク24に切り替える切り替えバルブ61を搭載していたが、図5に示すように、アシスト用油圧モータ7の出口を回生用油圧モータ15またはタンク24に切り替える切り替えバルブ161を搭載してもよい。この切り替えバルブ161を使用する場合も、パイロット用電動機100を駆動できないほど蓄電装置18に蓄えられた電力が不足したときには、切り替えバルブ161の切り替えによって、アシスト用油圧モータ7の出口から回生用油圧モータ15に作動油が流れるようにする。その結果、上記回生用油圧モータ15に供給される作動油の流量が増え、発電電動機17の発電量が大きくなる。したがって、上記蓄電装置18に蓄えられた電力の不足を解消できる。また、上記切り替えバルブ161を使用する場合、上記不図示切り替えバルブを使用しなくてもいいので、上記第3実施形態よりも切り替えバルブ数を減らすことができる。
なお、図5において、図4の第3実施形態の構成部と同一の構成部には、図4の第3実施形態の構成部の参照番号と同一の参照番号を付している。
本発明は、上記第1〜第4実施形態に記載したようなハイブリッド型油圧ショベルにだけ適用できるものではなく、例えば、油圧クレーンなどの建設機械や、旋回体を備えていないトラクタなどの農業機械にも適用できるものである。
また、本発明の実施形態は、上記第1〜第3実施形態に限定されず、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものであってもよい。
1…下部走行体
2…上部旋回体
3…作業アーム
4…主動力ポンプ
5…パイロットポンプ
6…エンジン
7…アシスト用油圧モータ
10…旋回用油圧モータ
13…減速機
14…ギア
15…回生用油圧モータ
16…リリーフバルブ
17…発電電動機
18…蓄電装置
20…コントロールバルブ
21…供給ライン
22…バイパスライン
23…戻りライン
24…タンク
25,29…分岐ライン
27…メインライン
28…パイロットライン
42,142…制御装置
51…補充ライン
52…チェックバルブ
61,161…切り替えバルブ
100…パイロット用電動機
105…電動パイロットポンプ

Claims (6)

  1. アクチュエータ(10)にメインライン(27)を介して作動油を供給する主ポンプ(4)と、
    上記主ポンプ(4)を駆動するエンジン(6)と、
    上記アクチュエータ(10)からタンク(24)への戻りライン(23)に接続されて、上記エンジン(6)をアシスト可能な第1油圧モータ(7)と、
    上記戻りライン(23)から上記タンク(24)へ分岐した第1分岐ライン(25)に接続されて、上記第1油圧モータ(7)が上記エンジン(6)をアシストするトルクが予め設定されたトルク値以下となるように、上記戻りライン(23)の圧力を制限するリリーフバルブ(16)と
    を備えたことを特徴とする作業機。
  2. 請求項1に記載の作業機において、
    上記戻りライン(23)から上記タンク(24)へ分岐した第2分岐ライン(29)に接続された第2油圧モータ(15)と、
    上記第2油圧モータ(15)で駆動されて発電可能な発電電動機(17)と、
    上記発電電動機(17)で発電された電気を蓄える蓄電装置(18)と
    を備え、
    上記発電電動機(17)は、上記蓄電装置(18)に蓄えられた電気を使って上記第2油圧モータ(15)を駆動して、上記タンク(24)の作動油を上記戻りライン(23)に補充することが可能であることを特徴とする作業機。
  3. 請求項2に記載の作業機において、
    上記メインライン(27)に接続されたバルブ(20)にパイロットライン(28)を介して作動油を供給するパイロットポンプ(5,105)と、
    上記蓄電装置(18)に蓄えられた電気を使って上記パイロットポンプ(5,105)を駆動するパイロット用電動機(100)と
    を備えたことを特徴とする作業機。
  4. 請求項2または3に記載の作業機において、
    上記第1油圧モータ(7)の出口を上記第2油圧モータ(15)または上記タンク(24)に切り替える切り替えバルブ(61,161)を備えることを特徴とする作業機。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の作業機において、
    上記タンク(24)の作動油を上記戻りライン(23)に補充するための補充ライン(51)を備えることを特徴とする作業機。
  6. 請求項5に記載の作業機において、
    上記タンク(24)から上記戻りライン(23)への方向が順方向となるチェックバルブ(52)が上記補充ライン(51)に接続されていることを特徴とする作業機。
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