JP2012076819A - シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品 - Google Patents

シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品 Download PDF

Info

Publication number
JP2012076819A
JP2012076819A JP2010225928A JP2010225928A JP2012076819A JP 2012076819 A JP2012076819 A JP 2012076819A JP 2010225928 A JP2010225928 A JP 2010225928A JP 2010225928 A JP2010225928 A JP 2010225928A JP 2012076819 A JP2012076819 A JP 2012076819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shrink
shrink film
cap
pressed
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010225928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012076819A5 (ja
Inventor
Toshimi Kumada
利美 熊田
Yoshikazu Iuchi
芳一 井内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Aerosol Industry Co Ltd filed Critical Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Priority to JP2010225928A priority Critical patent/JP2012076819A/ja
Priority to PCT/JP2011/004986 priority patent/WO2012046383A1/ja
Publication of JP2012076819A publication Critical patent/JP2012076819A/ja
Publication of JP2012076819A5 publication Critical patent/JP2012076819A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B53/00Shrinking wrappers, containers, or container covers during or after packaging
    • B65B53/02Shrinking wrappers, containers, or container covers during or after packaging by heat
    • B65B53/06Shrinking wrappers, containers, or container covers during or after packaging by heat supplied by gases, e.g. hot-air jets
    • B65B53/063Tunnels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B61/00Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages
    • B65B61/24Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on sheets, blanks, webs, binding material, containers or packages for shaping or reshaping completed packages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/002Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers in shrink films

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)

Abstract

【課題】シュリンク包装時に被包装物のキャップ側に形成される角部によって手指を傷つけるという事態を防止するとともに、製品の外観を良好に保つことができるシュリンク包装品の製造方法を、容易且つ廉価に行う。
【解決手段】柱状本体25の一端にキャップ9を嵌着した被包装物7をシュリンクフィルム8により被覆し、この被包装物7の両端側においてシュリンクフィルム8を溶融切断することにより形成した袋状のシュリンクフィルム8を熱収縮させてシュリンクフィルム8を被包装物7に密接配置したシュリンク包装体13を形成する。そして、シュリンクフィルム8の溶融切断部分11の熱収縮によりシュリンク包装体13のキャップ9側に突出形成されたシュリンクフィルム8の角部16を、この角部16の温度がシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保たれた状態で被押圧部18に押圧し、上記角部16を塑性変形させて押し潰し可能とする。
【選択図】 図1

Description

本願の第1及び第2発明は、熱収縮によってシュリンクフィルムを被包装物の表面に密接配置するシュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品に関するものである。
従来より、シュリンクフィルムの袋体に被包装物を収納した状態でシュリンクフィルムを加熱することにより、このシュリンクフィルムを上記被包装物の表面に密接させるシュリンク包装が一般的に知られている。このシュリンク包装は、商品の汚れ防止、バージン性の保証、改ざん防止等を目的として行われる他、特にエアゾール製品等、本体にキャップを接続した商品の場合には、本体からのキャップの脱落防止という重要な機能を果たすものである。
そして、例えばエアゾール製品等の柱形本体の一端にキャップを嵌着した被包装物をシュリンク包装する場合には、筒状に連続するシュリンクフィルム内に、被包装物をシュリンクフィルムの軸方向に沿って配置し、この状態で被包装物の両側にてシュリンクフィルムをシュリンクフィルムの軸方向とは直角方向且つ直線状に溶融切断する。これにより、被包装物の両端側においてシュリンクフィルムの両端が溶融してヒートシールされ、長方形状の袋状のシュリンクフィルム内に被包装物が配置された状態となる。そして、このように内部に被包装物を配置したシュリンクフィルムに外部から熱をかけることにより、上記シュリンクフィルムが熱収縮して被包装物の表面に密接し、シュリンク包装体が形成される。
しかしながら、上記の如く柱状の被包装物をシュリンク包装した場合には、シュリンク包装体のキャップ側及び底面に一対の角部が形成される。即ち、上記の如く筒状のシュリンクフィルムを溶融切断することにより、溶融切断部分は熱収縮により被包装物のキャップ側及び底面に位置するものとなり、この溶融切断部分の両端が被包装物のキャップ表面及び底面からそれぞれ外方に突出し、それぞれ一対の角部を形成するものである。そのため、シュリンク包装体を店頭に陳列した際には、商品を手にしようとした者がキャップ側に形成された角部によって手指を傷つけるおそれがあるため安全性に問題が生じるとともに、角部の形成によって商品のキャップ側に際だった凹凸が形成されることから、商品の外観の印象にも悪い影響を与えるものとなっていた。
尚、シュリンク包装体の底面にも一対の角部が形成されるが、これらの角部はシュリンク包装体を店頭に陳列した際に被包装物の底面内に隠れるものである。そのため、陳列したシュリンク包装体に手を伸ばした際に底面側の角部によって手指を傷つけるおそれはなく、また、底面側の角部によって外観上の不都合が生じるおそれもないため、特に問題とはならない。
そこで、上記の如きシュリンク包装体のキャップ側の角部を形成することなく、シュリンクフィルム全体を被包装物の表面に密接配置したシュリンク包装品及びその製造方法として、特許文献1に示す如き発明が公知となっている。即ち、従来より一般的に行われている溶融切断では、上記において説明した通り、シュリンクフィルムを直線状に溶融切断するものであるが、特許文献1に記載の発明では、被包装物のキャップ側のシュリンクフィルムを、溶融切断部分の両端を被包装物側に湾曲させて切断するものである。このように溶融切断部分の両端を湾曲させて切断することにより、シュリンクフィルムに熱をかけて熱収縮させた際に、被包装物のキャップ側に角部を形成することなくシュリンクフィルムを被包装物のキャップ側の形状に沿って密接させることを目的としたものである。
特開平6−270954号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、上記の如く溶融切断部分の両端を湾曲させる必要があるため、両端を湾曲させて溶融切断するための特別なヒートカッターを準備しなければならない。そのため、従来より一般的に使用されている直線状に溶融切断可能なヒートカッターを使用することはできないことから専用のヒートカッターが必要となり、コストが高くつくものである。また、溶融切断部分の両端を被包装物側に湾曲させて切断するものであるから、ヒートカッターが切断目的部から外れた位置で溶融切断した場合には、シュリンクフィルムを正確な位置で溶融切断することができずに溶融切断部分にずれが生じたり、ヒートカッターの湾曲部分が被包装物に突き当たって被包装物を傷つけたりする場合があり、製品の品質低下を招くおそれがある。
そこで、本願の第1及び第2発明は上記の如き課題を解決しようとするものであって、シュリンク包装時に被包装物のキャップ側に形成される角部によって手指を傷つけるという事態を防止するとともに、製品の外観を良好に保つことができるシュリンク包装品を得るとともに、このようなシュリンク包装品の製造を、容易且つ廉価に行うことを目的としたものである。
本願は上述の如き課題を解決するものであって、第1の発明は、柱状本体の一端にキャップを嵌着した被包装物をシュリンクフィルムにより長さ方向に筒状に被覆し、この被包装物の両端側において上記シュリンクフィルムを溶融切断することによりシュリンクフィルムの両端を閉止して袋状とし、この袋状のシュリンクフィルムを熱収縮させることにより、シュリンクフィルムを被包装物に密接配置したシュリンク包装体を形成する。
そして、シュリンクフィルムの溶融切断部分の熱収縮によりシュリンク包装体のキャップ側に突出形成されたシュリンクフィルムの角部を、この角部の温度がシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保たれた状態で被押圧部に押圧することにより、上記角部を塑性変形させて押し潰し可能とするものである。
ここで、被押圧部への押圧時の角部の温度をシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保たれた状態とすることについて以下に説明する。即ち、溶融切断直後の溶融切断部分はシュリンクフィルムの融点またはそれ以上の温度である。そのため、シュリンクフィルムの溶融切断後からシュリンク包装体が被押圧部に到達するまでの間に、溶融切断部分を室温雰囲気に曝すなどして溶融切断部分あるいは角部をシュリンクフィルムの融点よりも低い環境下において冷却することにより、被押圧部への押圧時の角部の温度をシュリンクフィルムの融点未満とすることができる。
また、シュリンクフィルムの溶融切断後から角部の被押圧部への押圧までの間に、溶融切断部分あるいは角部を室温雰囲気下に曝す時間や、シュリンクフィルムの熱収縮のための処理温度及び処理時間等を、コンベアーの速度や各工程間の距離等により適宜調整することによって、押圧時の角部の温度をシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度とすることが可能となる。そして、角部を被押圧部に押圧した際に、角部が被押圧部により押し潰されて塑性変形した場合には、被押圧部への押圧時の角部の温度がシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であったと言える。
尚、角部をシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度よりも低い温度で被押圧部に押圧した場合には、角部が塑性変形せずにシュリンク包装体のキャップ側に角部が残るおそれがあり、角部を確実に押し潰すことが困難となる。一方、角部をシュリンクフィルムの融点以上の温度で被押圧部に押圧した場合には、シュリンクフィルムが溶融状態となり、溶融したシュリンクフィルムが押圧時に被押圧部や被包装物に付着し、シュリンクフィルムに穴が開いたり被包装物の品質を低下させるおそれがある。
上記の如く、角部の温度がシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保たれた状態で角部を被押圧部に押圧することにより、角部が塑性変形し、角部の形成部分が被包装物の表面に沿って配置されるものとなる。そのため、シュリンク包装体のキャップ側に形成される角部の突出を抑制することが可能となり、角部によって手指を傷つけるという事態が生じにくいものとなる。また、被包装体のキャップ側に角部による際だった凹凸が形成されることなく、外観の印象を良好に保つことが可能となる。また、本発明は上記の如く、シュリンク包装体の角部を被押圧部に押圧するのみで容易に角部を押し潰すことができるものであるから、従来より使用している製造ラインに被押圧部を配置するという簡易な方法にて角部の押し潰しが可能となるため、高いコストをかける必要がなく経済的である。
また、上記方法を実施した第2の発明は、柱状本体の一端にキャップを嵌着した被包装物をシュリンクフィルムにより長さ方向に筒状に被覆し、この被包装物の両端側において上記シュリンクフィルムを溶融切断することによりシュリンクフィルムの両端を閉止して袋状とし、この袋状のシュリンクフィルムを熱収縮させることにより、シュリンクフィルムを被包装物に密接配置したシュリンク包装体において、シュリンクフィルムの溶融切断部分の熱収縮によりシュリンク包装体のキャップ側に突出形成されたシュリンクフィルムの角部を、この角部の温度がシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保たれた状態で被押圧部に押圧することにより、上記角部を塑性変形させて押し潰したものである。
また、キャップは、上端形状を平坦面としたものであっても良く、また、この平坦面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したものであっても良い。特に、キャップの外径が被包装物の柱状本体の外径と略同一である場合には、被包装物よりやや大きめの外径を有する袋状のシュリンクフィルムを熱収縮させた場合に、この袋状のシュリンクフィルムの溶融切断部分が直線的に収縮する。そしてこの収縮により溶融切断部分の形成長さが柱状本体の外径、即ちキャップの平坦面の外径よりも小さいものとなる。そのため、溶融切断部分の両端が突出して形成されるシュリンクフィルムの角部がキャップの平坦面上に位置するものとなる。
また、被押圧部は、平坦な被押圧面を形成し、この被押圧面にシュリンクフィルムの角部を突き当て押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰し可能としたものであっても良い。このように、被押圧部に平坦な押圧面を形成することにより、キャップの平坦面全体を被押圧部の押圧面に突き当てることができるため、キャップの平坦面上に形成された角部を確実に押し潰すことができる。
また、キャップは上端形状を弧状面とし、この弧状面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したものであっても良く、その場合には、被押圧部に、キャップの弧状面に対応する弧状凹部を形成し、シュリンクフィルムの角部を被押圧部の弧状凹部に突き当て押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰し可能としたものであっても良い。このように、被押圧部に弧状凹部を形成することにより、キャップ上端の弧状面全体を弧状凹部に突き当てることができるため、キャップの弧状面上に形成された角部を確実に押し潰すことができる。
キャップは円筒状に形成し、このキャップの側面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したものであっても良い。特に、円筒状のキャップの外径が柱状本体の外径よりも小径である場合には、柱状本体よりやや大きめの外径を有する袋状のシュリンクフィルムを熱収縮させた場合に、このシュリンクフィルムの溶融切断部分が直線的に収縮するが、収縮した溶融切断部分の形成長さはキャップの外径よりも長くなり、溶融切断部分の両端がキャップの側面に位置するものとなる。そのため、溶融切断部分の両端が突出して形成されるシュリンクフィルムの角部が、キャップの側面上に位置するものとなる。
そして、上記の如くキャップの側面に角部を形成した場合には、被押圧部は、円筒状のキャップに対応する凹部を形成して断面コ字型とし、この凹部内に円筒状のキャップを挿入し、シュリンクフィルムの角部を凹部の内面に押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰し可能としたものであっても良い。このように、被押圧部にキャップに対応する凹部を形成することにより、キャップの側面全体が凹部の内周面に面接触するものとなり、側面上の角部を凹部の内周面によって押圧することができるため、キャップの側面上に形成された角部を確実に押し潰すことができる。
また、断面コ字型の被押圧部は、中央部より軸方向に分割した一対の分割駒により形成するとともに、この分割駒の一方を被包装物の軸方向に進退可能とし、シュリンクフィルムの角部を凹部の内面に押圧することにより角部を塑性変形させた後に、一方の分割駒をキャップと分離方向に進退させ、シュリンク包装品を、一方の分割駒側の側方に移送可能としたものであっても良い。このように、被押圧部を分割駒により形成するとともに一方の分割駒を進退可能とすることにより、角部を塑性変形してシュリンク包装品を形成した後に分割駒を進退させることによって、シュリンク包装品のキャップ側を被押圧部内に挿入した時の状態でシュリンク包装品を別の位置に配置することなく、次の工程に移送することが可能となる。従って、製造工程を効率的なものとすることができる。
本願の第1発明及び第2発明は上述の如く、熱収縮時にシュリンク包装体のキャップ側に突出形成されたシュリンクフィルムの角部を、この角部の温度をシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保った状態で被押圧部に押圧するという簡易な方法により、上記角部を塑性変形させて押し潰すことができるものである。そのため、角部を押し潰したシュリンク包装品を容易且つ廉価に製造することが可能となる。そして、このシュリンク包装品を手にした際に角部によって手指を損傷する危険性がなく、また、被包装物のキャップ側に際だった凹凸が形成されることなくシュリンクフィルムが被包装物の先端面に沿って配置されることから、外観を良好なものとすることができる。また、従来よりシュリンク包装に使用されている製造ラインに、被押圧部を配置する以外には特別な装置を必要としないことから、上記の如きシュリンク包装品の製造を容易且つ廉価に行うことができるものである。
本発明における実施例1の製造ラインを示す平面図。 実施例1の袋状フィルム包装体を示す平面図。 実施例1の突当板及びシュリンク包装体を示す概念図。 実施例1の突当板及びシュリンク包装品を示す概念図。 実施例2の突当板及びシュリンク包装体を示す概念図。 実施例2の突当板及びシュリンク包装品を示す概念図。 本発明における実施例3の製造ラインを示す平面図。 実施例3の袋状フィルム包装体を示す平面図。 実施例3のシュリンク包装体を示す概念図。 実施例3の押圧前の被押圧部、シュリンク包装体、通路を示す概念図。 実施例3の押圧時の被押圧部、シュリンク包装体、通路を示す概念図。 実施例3のシュリンク包装品を示す概念図。 実施例3の押圧後の被押圧部、シュリンク包装品、通路を示す概念図。 実施例3において、次工程に移送する際の被押圧部、シュリンク包装品、通路、押圧板を示す概念図。
本発明の実施例1を図1〜4において説明すると、図1に示す如く(1)はシュリンク包装品(2)を製造するための製造ラインであって、図1の矢印にて示す進行方向に向けてフィルム包装機(3)、ヒートカッター(4)、及びシュリンクオーブン(5)を、コンベアー(6)を介して直列配置している。尚、本実施例のシュリンク包装品(2)の製造において、シュリンクオーブン(5)による熱処理工程以外の各工程については、室温雰囲気下で行われるものである。
そして上記フィルム包装機(3)は、コンベアー(6)で送られてきた被包装物(7)であるエアゾール容器を、筒状に連続して成るシュリンクフィルム(8)内に挿入配置するものである。尚、本実施例の被包装物(7)は柱状本体(25)の一端にキャップ(9)を設けたものであって、円筒形の柱状本体(25)にエアゾール内容物の充填を完了するとともに、この柱状本体(25)の一端に、柱状本体の外径とほぼ同一径の円筒形のキャップ(9)を接続している。そして、このキャップ(9)の上端形状を平坦面(10)としている。また、本実施例及び以下の実施例で使用するシュリンクフィルム(8)はポリプロピレン(興人株式会社製、商標名コージンポリセット)である。また、本実施例では上記ポリプロピレンのシュリンクフィルム(8)を使用しているが、他の異なる実施例では、ポリエチレン、PVC、その他のポリオレフィン系樹脂フィルム等、一般的にシュリンクフィルム(8)として用いられているものを使用することができる。
そして、上記フィルム包装機(3)に移送された被包装物(7)を、図1の点線にて示す如く、筒状のシュリンクフィルム(8)内に挿入配置し、この状態でコンベアー(6)にてヒートカッター(4)に移送する。このヒートカッター(4)は従来より一般的に使用されているものであって、図1に示す如くフィルム包装機(3)に隣接して配置している。そして、長尺な筒状のシュリンクフィルム(8)を、シュリンクフィルム(8)の軸方向とは垂直方向に直線状に溶融切断可能としている。
そして、上記ヒートカッター(4)により、被包装物(7)の両端側のシュリンクフィルム(8)を200℃で溶融切断する。上記の如く溶融切断することにより、筒状のシュリンクフィルム(8)が被包装物(7)の両端側で直線状に切断されるとともに、溶融切断部分(11)がヒートシールされる。そのため、被包装物(7)は、図2に示す如く両端をヒートシールにより密閉した長方形の袋状のシュリンクフィルム(8)内に配置されるものとなる。
次に、上記の如く袋状のシュリンクフィルム(8)内に被包装物(7)を配置した袋状フィルム包装体(12)は、コンベアー(6)によってシュリンクオーブン(5)内に移送される。このシュリンクオーブン(5)内の雰囲気は160℃〜200℃に保たれており、また、上記袋状フィルム包装体(12)がシュリンクオーブン(5)内を平均約1.8秒で通過するようコンベアー(6)の速度を予め設定している。そして、上記の設定条件において袋状フィルム包装体(12)を通過させることにより、袋状フィルム包装体(12)のシュリンクフィルム(8)がシュリンクオーブン(5)内の熱を受けて収縮し、図3に示す如く被包装物(7)の表面に密接してシュリンク包装体(13)が形成される。
また、上記の如くシュリンクフィルム(8)がシュリンクオーブン(5)内の熱を受けた際に、シュリンクフィルム(8)の溶融切断部分(11)が熱収縮することにより、被包装物(7)のキャップ(9)の平坦面(10)上及び柱状本体(25)の底面(23)上に、熱収縮した溶融切断部分(11)が位置するものとなる。即ち、熱収縮前の袋状のシュリンクフィルム(8)の形成幅は、図2に示す如く柱状本体(25)及びキャップ(9)の外径よりもやや大きく形成したものであるから、この袋状のシュリンクフィルム(8)を熱収縮させた際には、直線状の溶融切断部分(11)が直線的に収縮し、溶融切断部分(11)の形成長さが柱状本体(25)及びキャップ(9)の外径よりも短いものとなる。
そのため、キャップ(9)の平坦面(10)及び柱状本体(25)の底面(23)上に熱収縮後の溶融切断部分(11)が位置するものとなる。そして、上記の如く熱収縮した溶融切断部分(11)の両端がキャップ(8)の平坦面(10)及び柱状本体(25)の底面(23)から外方に突出する。そのため、この突出部分が、図3に示す如くキャップ(8)の平坦面(10)上のシュリンク包装体(13)の先端面(14)、及び柱状本体(25)の底面(23)上のシュリンク包装体(13)の底面(15)における一対の角部(16)(17)となる。
そして、特にシュリンク包装体(13)の先端面(14)に角部(16)が形成されると、シュリンク包装体(13)を店頭に陳列した際にシュリンク包装体(13)に手を伸ばした者が先端面(14)の角部(16)によって手指を傷つけるおそれがあり、安全性について問題が生じるおそれがある。また、製品の先端に角部(16)による際立った凹凸が形成されることから、外観上の印象にも悪い影響を与えるものとなる。
尚、図3に示す如くシュリンク包装体(13)の底面(15)にも一対の角部(17)が形成されるが、これらの角部(17)はシュリンク包装体(13)を店頭に陳列した際に柱状本体(25)の底面(23)内に隠れるものである。そのため、陳列したシュリンク包装体(13)に手を伸ばした際に底面(15)側の角部(17)によって手指を傷つけるおそれはなく、また、底面(15)側の角部(17)によって外観上の不都合が生じるおそれもないため、特に問題とはならない。
そして、上記の如くシュリンク包装体(13)の先端面(14)に形成された角部(16)による不都合を解消するために、図3に示す如く、シュリンクオーブン(5)の進行方向に被押圧部(18)を鉛直方向に立設している。この被押圧部(18)は、シュリンクオーブン(5)に対向して平坦な被押圧面(20)を配置したものであって、図4に示す如く、シュリンクオーブン(5)からコンベアー(6)にて移送されたキャップ(9)の平坦面(10)全体を上記被押圧面(20)に当接可能としている。そのため、シュリンク包装体(13)の先端面(14)に形成された角部(16)を確実に押し潰すことが可能である。
そして、図4に示す如く、シュリンク包装体(13)の角部(16)は被押圧面(20)への突き当てによりキャップ(9)の平坦面(10)に沿って押し潰されてキャップ(9)の平坦面(10)に沿った形状に塑性変形し、これよりシュリンク包装品(2)の製造が完了する。
尚、上記角部(16)の被押圧面(20)への突き当て時には、シュリンク包装体(13)の先端面(14)の角部(16)の温度は、シュリンクフィルム(8)の塑性変形可能な温度、且つシュリンクフィルム(8)の融点未満の温度に保たれている。即ち、シュリンクフィルム(8)の溶融切断時にはシュリンクフィルム(8)は融点またはそれ以上に到達しているが、溶融切断から被押圧部(18)に到達するまでの間、シュリンクフィルム(8)はシュリンクオーブン(5)の通過時を除いて室温環境下におかれるため、シュリンク包装体(13)の角部(16)が被押圧部(18)に到達した時点でシュリンクフィルム(8)の融点未満に低下する。
また、上記の如くシュリンク包装体(13)の先端面(14)が被押圧面(20)に当接することにより、先端面(14)の角部(16)が押し潰されて塑性変形可能な温度に保つように構成している。ここで、本実施例のシュリンクフィルム(8)について動的粘弾性測定(測定装置:エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製 動的粘弾性測定装置 DMS6100)の結果、本実施例及び以下の実施例のシュリンクフィルム(8)の融点は131℃、軟化点、即ち塑性変形可能な温度のうち最も低い温度は104.6℃であった。また、他の異なる実施例として、大倉工業株式会社製のポリプロピレン系シュリンクフィルム(8)(商標名OPシュリンク)を用いた場合、このシュリンクフィルム(8)の融点は128℃、軟化点は106.2℃であり、積水フィルム株式会社製のポリプロピレン系シュリンクフィルム(8)(商標名ソプラ)を用いた場合、このシュリンクフィルム(8)の融点は111℃、軟化点は74.2℃であった。
上記の如く、シュリンク包装体(13)の先端面(14)の角部(16)を押し潰して塑性変形させたシュリンク包装品(2)を製造することにより、需要者が製品に手を伸ばした際に被包装物(7)のキャップ(9)側の角部(16)によって手指を損傷するおそれがなく、また、キャップ(9)の平坦面(10)に沿ってシュリンクフィルム(8)が配置されて製品の表面に際だった凹凸が形成されることがないため、外観を良好なものとすることができる。また、このようなシュリンク包装品(2)の製造を、特別な装置を必要とすることなく、従来のシュリンク包装の製造ラインに被押圧部(18)を配置するという簡易な構成により廉価に行うことができる。
そして、図1に示す如く、上記被押圧部(18)の被押圧面(20)側に、コンベアー(6)の一側に沿って押出板(21)を配置している。この押出板(21)は、コンベアー(6)の移送方向とは垂直方向に摺動可能とするものであって、被押圧部(18)の被押圧面(20)側に設けたセンサー(図示せず)が被押圧部(18)へのシュリンク包装体(13)の突き当てを感知することにより、押出板(21)がコンベアー(6)側に摺動するものである。そのため、シュリンク包装体(13)が被押圧部(18)に突き当たった時点でセンサーが押出板
(21)に信号を送信し、この信号を受信した押出板(21)が摺動して突き当て直後のシュリンク包装品(2)に当接する。そして、押出板(21)に当接したシュリンク包装品(2)は、図1に示す如く、コンベアー(6)の移送方向とは垂直方向に連設した通路(22)に押し出されて次工程へと移送される。
また、上記実施例1では、平板状のキャップ(9)の平坦面(10)に対応させて被押圧部(18)の被押圧面(20)を平坦に形成しているが、本実施例2の被押圧部(27)には、キャップ(9)の先端形状が弧状面(26)である被包装物(7)に対応させた弧状凹部(24)を形成している。本実施例2について図5、6において説明すると、図5に示す如く、柱状本体(25)に先端形状が弧状面(26)であるキャップ(9)を嵌着した被包装物(7)のシュリンク包装品(2)を製造する場合には、図6に示す如くキャップ(9)の弧状面(26)全体が被押圧部(27)に当接するよう、被押圧部(27)にはキャップ(9)の弧状面(10)に対応した形状の弧状凹部(24)を形成している。
そして、図6に示す如く、上記被押圧面(20)にシュリンク包装体(13)を当接させることにより、キャップ(9)の弧状面(26)全体が弧状凹部(24)に当接するため、これにより、シュリンク包装体(13)の先端面(14)に形成された角部(16)を確実に押し潰すことが可能となる。また、本実施例ではキャップ(9)の弧状面(26)に対応させた弧状凹部(24)、上記実施例1ではキャップ(9)の平坦面(10)に対応させた被押圧面(20)をそれぞれ形成しているが、他の異なる実施例では、様々な形状の被包装物(7)の先端形状に対応させた被押圧部を形成することが可能である。
また、上記実施例1、2では、キャップの上端上にシュリンクフィルムの角部を突出形成しているが、本実施例3では、キャップの側面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したものである。本発明の実施例3を図7〜14において説明すると、図7に示す如く(1)はシュリンク包装品(2)を製造するための製造ラインであって、図7の矢印にて示す進行方向に向けてフィルム包装機(3)、ヒートカッター(4)、及びシュリンクオーブン(5)を、コンベアー(6)を介して直列配置している。
尚、本実施例のシュリンク包装品(2)の製造において、シュリンクオーブン(5)による熱処理工程以外の各工程については、室温雰囲気下で行われるものである。尚、本実施例の被包装物(7)は、図8に示す如く、円筒形の柱状本体(25)の先端にキャップ(9)を接続したものであって、図7に示す如く、キャップ(9)の外径は柱状本体(25)の外径よりも小径である。
そして、上記フィルム包装機(3)に移送された被包装物(7)を、図7の点線にて示す如く、筒状のシュリンクフィルム(8)内に挿入配置し、この状態でコンベアー(6)にてヒートカッター(4)に移送する。このヒートカッター(4)は従来より一般的に使用されているものであって、図7に示す如くフィルム包装機(3)に隣接して配置している。そして、長尺な筒状のシュリンクフィルム(8)を、シュリンクフィルム(8)の軸方向とは垂直方向に直線状に溶融切断可能としている。
そして、上記ヒートカッター(4)により、被包装物(7)の両端側のシュリンクフィルム(8)を200℃で溶融切断する。上記の如く溶融切断することにより、筒状のシュリンクフィルム(8)が被包装物(7)の両端側で直線状に切断されるとともに、溶融切断部分(11)がヒートシールされる。そのため、被包装物(7)は、図8に示す如く両端をヒートシールにより密閉した長方形の袋状のシュリンクフィルム(8)内に配置されるものとなる。
次に、上記の如く袋状のシュリンクフィルム(8)内に被包装物(7)を配置した袋状フィルム包装体(12)は、コンベアー(6)によってシュリンクオーブン(5)内に移送される。このシュリンクオーブン(5)内の雰囲気は160℃〜200℃に保たれており、また、上記袋状フィルム包装体(12)がシュリンクオーブン(5)内を平均約1.8秒で通過するようコンベアー(6)の速度を予め設定している。そして、上記の設定条件において袋状フィルム包装体(12)を通過させることにより、袋状フィルム包装体(12)のシュリンクフィルム(8)がシュリンクオーブン(5)内の熱を受けて収縮し、図9に示す如く被包装物(7)の表面に密接してシュリンク包装体(13)が形成される。
また、上記の如くシュリンクフィルム(8)がシュリンクオーブン(5)内の熱を受けた際に、シュリンクフィルム(8)の溶融切断部分(11)が熱収縮することにより、図9に示す如く、被包装物(7)のキャップ(9)の側面(28)上、及び柱状本体(25)の底面(23)上に熱収縮した溶融切断部分(11)が位置するものとなる。
即ち、図8に示す如く、熱収縮前の袋状のシュリンクフィルム(8)の形成幅は柱状本体(25)の外径よりもやや大きく形成したものである。そして、この袋状のシュリンクフィルム(8)を熱収縮させた際には、直線状の溶融切断部分(11)が直線的に収縮し、溶融切断部分(11)の形成長さが柱状本体(25)の底面(23)の外径よりも短いものとなるため、底面(23)側の溶融切断部分の両端は底面(23)上に位置するものとなる。一方、キャップ(9)の外形は柱状本体(25)の外径よりも小径としていることから、熱収縮した溶融切断部分(11)の形成長さはキャップ(9)の外径よりも長くなり、キャップ(9)側の溶融切断部分(11)の両端がキャップ(9)の側面(28)に位置するものとなる。
そして、上記の如く熱収縮してキャップ(9)の側面(28)及び柱状本体(25)の底面(23)に位置した溶融切断部分(11)の両端が、キャップ(9)の側面(28)及び柱状本体(25)の底面(23)から外方に突出するものとなる。そのため、この突出部分が、図9に示す如くキャップ(9)の側面(28)に対応するシュリンク包装体(13)の先端側面(30)、及び柱状本体(25)の底面(23)に対応するシュリンク包装体(13)の底面(15)における一対の角部(31)(17)となる。
そして、特にシュリンク包装体(13)の先端側面(30)に角部(31)が形成されると、シュリンク包装体(13)を店頭に陳列した際にシュリンク包装体(13)に手を伸ばした者が先端側面(30)の角部(31)によって手指を傷つけるおそれがあり、安全性について問題が生じるおそれがある。また、製品の先端に角部(31)による際立った凹凸が形成されることから、外観上の印象にも悪い影響を与えるものとなる。
尚、図3に示す如くシュリンク包装体(13)の底面(15)にも一対の角部(17)が形成されるが、これらの角部(17)はシュリンク包装体(13)を店頭に陳列した際に柱状本体(25)の底面(23)内に隠れるものである。そのため、陳列したシュリンク包装体(13)に手を伸ばした際に底面(15)側の角部(17)によって手指を傷つけるおそれはなく、また、底面(15)側の角部(17)によって外観上の不都合が生じるおそれもないため、特に問題とはならない。
そして、シュリンク包装体(13)の先端側面(30)に形成された角部(31)による不都合を解消するために、図7に示す如く、シュリンクオーブン(5)の進行方向に被押圧部(32)を配置している。この被押圧部(32)は円筒状であって、図10に示す如く、シュリンクオーブン(5)の対向位置にキャップ(9)の形状に対応する凹部(33)を形成し、断面コ字型としている。そのため、シュリンクオーブン(5)からコンベアー(6)にて移送されたシュリンク包装体(13)のキャップ(9)に対応する部分全体を上記被押圧部(32)の凹部(33)内に挿入可能とするとともに、キャップ(9)の側面(28)に対応する部分全体を凹部(33)の内周面に面接触可能としている。そのため、シュリンク包装体(13)の先端側面(30)に形成された角部(31)を被押圧部(32)によって確実に押し潰すことが可能となる。
そして、シュリンク包装体(13)の先端側面(30)の角部(31)は、凹部(33)内への挿入により凹部(33)の内周面とキャップ(9)の側面(28)に挟まれて押し潰され、図11に示す如く、キャップ(9)の側面(28)に沿った形状に塑性変形し、これによりシュリンク包装品(2)の製造が完了する。
尚、上記角部(31)の押し潰しの際には、キャップ(9)の側面(28)上の角部(31)の温度は、シュリンクフィルム(8)の塑性変形可能な温度、且つシュリンクフィルム(8)の融点未満の温度に保たれている。即ち、シュリンクフィルム(8)の溶融切断時にはシュリンクフィルム(8)は融点またはそれ以上に到達しているが、溶融切断から被押圧部(32)に到達するまでの間、シュリンクフィルム(8)はシュリンクオーブン(5)の通過時を除いて室温環境下におかれるため、シュリンク包装体(13)の角部(31)が被押圧部(32)に到達した時点でシュリンクフィルム(8)の融点未満に低下する。また、上記の如くシュリンク包装体(13)の先端側面(30)が被押圧部(32)の凹部(33)の内周面に面接触した際には、先端側面(30)の角部(31)が押し潰されて塑性変形可能な温度に保つように構成している。
上記の如く、シュリンク包装体(13)の先端側面(30)の角部(31)を押し潰して塑性変形させたシュリンク包装品(2)を製造することにより、需要者が製品に手を伸ばした際に被包装物(7)のキャップ(9)側の角部(31)によって手指を損傷するおそれがなく、また、キャップ(9)の外周面に沿ってシュリンクフィルム(8)が配置されて製品の表面に際だった凹凸が形成されることがないため、外観を良好なものとすることができる。また、このようなシュリンク包装品(2)の製造を、特別な装置を必要とすることなく、従来のシュリンク包装の製造ラインに被押圧部(32)を配置するという簡易な構成により廉価に行うことができる。
そして、上記の如く角部(31)の押し潰しを行うことによってシュリンク包装品(2)を形成した後、このシュリンク包装品(2)を次工程に移送するために、図10に示す如く、断面コ字型に形成した被押圧部(32)をコンベアー(6)の長さ方向に均等に2分割することにより、一対の分割駒(34)(35)を形成している。また、この一対の分割駒(34)(35)のうち一方の分割駒(34)を、この分割駒(34)に接続したシリンダー(図示せず。)によって被包装物(7)の軸方向に進退可能なものとしている。
また、図11に示す如く、一方の分割駒(34)側のコンベアー(6)の側方には、コンベアー(6)の移送方向とは垂直方向に通路(22)を連接するとともに、この通路(22)側とはコンベアー(6)を介した反対側に、コンベアー(6)の一側に沿って押出板(21)を配置している。この押出板(21)は、コンベアー(6)の移送方向とは垂直方向に摺動可能とするものであって、下記の如く一方の分割駒(34)が後退した直後に、コンベアー(6)側に摺動するよう設定している。
そして、図11に示す如くシュリンク包装体(13)のキャップ(9)に対応する部分を被押圧部(32)の凹部(33)内に挿入して角部(31)を押し潰した直後に、上記の如く形成した一方の分割駒(34)が図13に示す如く、シュリンク包装品(2)のキャップ(9)側とは分離方向に後退するようあらかじめ設定しておく。そして、角部(31)の押し潰しが行われた後に一方の分割駒(34)が後退し、その直後に図14に示す如く、押出板(21)が摺動してシュリンク包装品(2)に当接する。
そして、押出板(21)に当接したシュリンク包装品(2)は通路(22)に押し出されて次工程へと移送される。上記の如く、被押圧部(32)を一対の分割駒(34)にて形成するとともに、一方の分割駒(34)を進退動可能とすることにより、被押圧部(32)内にキャップ(9)に対応する部分を挿入したシュリンク包装品(2)の配置を変えることなく、そのままの位置で次の工程に移送することが可能となるため、製造工程を効率の良いものとすることができる。
7 被包装物
8 シュリンクフィルム
9 キャップ
10 平坦面
11 溶融切断部分
13 シュリンク包装体
16、31 角部
18、27、32 被押圧部
20 被押圧面
24 弧状凹部
25 柱状本体
26 弧状面
28 側面
33 凹部
34 分割駒

Claims (15)

  1. 柱状本体の一端にキャップを嵌着した被包装物をシュリンクフィルムにより長さ方向に筒状に被覆し、この被包装物の両端側において上記シュリンクフィルムを溶融切断することによりシュリンクフィルムの両端を閉止して袋状とし、この袋状のシュリンクフィルムを熱収縮させることにより、シュリンクフィルムを被包装物に密接配置したシュリンク包装体を形成するものにおいて、シュリンクフィルムの溶融切断部分の熱収縮によりシュリンク包装体のキャップ側に突出形成されたシュリンクフィルムの角部を、この角部の温度がシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保たれた状態で被押圧部に押圧することにより、上記角部を塑性変形させて押し潰し可能としたことを特徴とするシュリンク包装品の製造方法。
  2. 柱状本体の一端にキャップを嵌着した被包装物をシュリンクフィルムにより長さ方向に筒状に被覆し、この被包装物の両端側において上記シュリンクフィルムを溶融切断することによりシュリンクフィルムの両端を閉止して袋状とし、この袋状のシュリンクフィルムを熱収縮させることにより、シュリンクフィルムを被包装物に密接配置したシュリンク包装体において、シュリンクフィルムの溶融切断部分の熱収縮によりシュリンク包装体のキャップ側に突出形成されたシュリンクフィルムの角部を、この角部の温度がシュリンクフィルムの塑性変形可能な温度であって融点未満に保たれた状態で被押圧部に押圧することにより、上記角部を塑性変形させて押し潰したことを特徴とするシュリンク包装品。
  3. キャップは、上端形状を平坦面とするとともに、この平坦面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したことを特徴とする請求項1のシュリンク包装品の製造方法。
  4. キャップは、上端形状を平坦面とするとともに、この平坦面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したことを特徴とする請求項2のシュリンク包装品。
  5. 被押圧部は、平坦な被押圧面を形成し、この被押圧面にシュリンクフィルムの角部を突き当て押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰し可能としたことを特徴とする請求項3のシュリンク包装品の製造方法。
  6. 被押圧部は、平坦な被押圧面を形成し、この被押圧面にシュリンクフィルムの角部を突き当て押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰したことを特徴とする請求項4のシュリンク包装品。
  7. キャップは上端形状を弧状面とし、この弧状面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したことを特徴とする請求項1のシュリンク包装品の製造方法。
  8. キャップは上端形状を弧状面とし、この弧状面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したことを特徴とする請求項2のシュリンク包装品。
  9. 被押圧部には、キャップの弧状面に対応する弧状凹部を形成し、シュリンクフィルムの角部を被押圧部の弧状凹部に突き当て押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰し可能としたことを特徴とする請求項7のシュリンク包装品の製造方法。
  10. 被押圧部には、キャップの弧状面に対応する弧状凹部を形成し、シュリンクフィルムの角部を被押圧部の弧状凹部に突き当て押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰したことを特徴とする請求項8のシュリンク包装品。
  11. キャップは円筒状に形成し、このキャップの側面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したことを特徴とする請求項1のシュリンク包装品の製造方法。
  12. キャップは円筒状に形成し、このキャップの側面上にシュリンクフィルムの角部を突出形成したことを特徴とする請求項2のシュリンク包装品。
  13. 被押圧部は、円筒状のキャップに対応する凹部を形成して断面コ字型とし、この凹部内に円筒状のキャップを挿入し、シュリンクフィルムの角部を凹部の内面に押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰し可能としたことを特徴とする請求項11のシュリンク包装品の製造方法。
  14. 被押圧部は、円筒状のキャップに対応する凹部を形成して断面コ字型とし、この凹部内に円筒状のキャップを挿入し、シュリンクフィルムの角部を凹部の内面に押圧することにより、角部を塑性変形させて押し潰したことを特徴とする請求項12のシュリンク包装品。
  15. 断面コ字型の被押圧部は、中央部より軸方向に分割した一対の分割駒により形成するとともに、この分割駒の一方を被包装物の軸方向に進退可能とし、シュリンクフィルムの角部を凹部の内面に押圧することにより角部を塑性変形させた後に、一方の分割駒をキャップと分離方向に進退させ、シュリンク包装品を、一方の分割駒側の側方に移送可能としたことを特徴とする請求項13のシュリンク包装品の製造方法。
JP2010225928A 2010-10-05 2010-10-05 シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品 Pending JP2012076819A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010225928A JP2012076819A (ja) 2010-10-05 2010-10-05 シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品
PCT/JP2011/004986 WO2012046383A1 (ja) 2010-10-05 2011-09-06 シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010225928A JP2012076819A (ja) 2010-10-05 2010-10-05 シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012076819A true JP2012076819A (ja) 2012-04-19
JP2012076819A5 JP2012076819A5 (ja) 2013-06-20

Family

ID=45927392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010225928A Pending JP2012076819A (ja) 2010-10-05 2010-10-05 シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2012076819A (ja)
WO (1) WO2012046383A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110329611B (zh) * 2019-06-13 2022-02-11 荣成益新凯普海洋科技有限公司 一种追溯体系盐袋压平装置及其输送扫码系统
CN111731603A (zh) * 2020-06-12 2020-10-02 台州天鸿烟草机械股份有限公司 一种香烟条盒包装膜修整装置
CN114313928B (zh) * 2022-01-15 2024-04-16 广东长能包装实业有限公司 包装瓶自动生产线

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561008U (ja) * 1992-01-27 1993-08-10 株式会社資生堂 熱収縮包装体の成形装置
JPH06270954A (ja) * 1993-03-15 1994-09-27 Osaka Aerosol Ind Corp シュリンク包装材、その製造方法およびその包装材を用いた包装体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2340339C2 (de) * 1973-08-09 1975-09-04 Karl Leibfried Gmbh, 7033 Herrenberg Vorrichtung zum Glattpressen von Schrumpffolienverpackungen
JP2786404B2 (ja) * 1994-12-07 1998-08-13 古河電気工業株式会社 シュリンクパッケージ体の整形装置
JP4354899B2 (ja) * 2004-11-16 2009-10-28 ニッカウヰスキー株式会社 処理装置及び包装製品の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561008U (ja) * 1992-01-27 1993-08-10 株式会社資生堂 熱収縮包装体の成形装置
JPH06270954A (ja) * 1993-03-15 1994-09-27 Osaka Aerosol Ind Corp シュリンク包装材、その製造方法およびその包装材を用いた包装体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012046383A1 (ja) 2012-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1171387A (en) Pack for fluid filling materials with reclosable opening device
CA1088408A (en) Method for the manufacture of packing containers and an arrangement for the carrying out of the method
WO2012046383A1 (ja) シュリンク包装品の製造方法及びそのシュリンク包装品
CN106586057B (zh) 汽车内饰件生产用自动装袋机
JP2000202851A (ja) 合成樹脂製品の製造方法および装置
EP3307626B1 (en) Method of packaging a multi-monodose container and multi-monodose container
EP0438330B1 (fr) Dispositif de protection d'articles à usage notamment alimentaire et dispositif de manutention de tels articles pour les conditionner dans des sachets de protection
JP3721222B2 (ja) 熱可塑性合成材料のフイルムで瓶等の容器を製造する方法とその方法を実施する装置
US10077122B2 (en) Method of packaging multi-monodose containers
JPH08301239A (ja) 弁当箱用包装体の包装方法及び装置
JP2015227172A (ja) シュリンク包装体及びその包装方法
EP2097322B1 (en) Container, apparatus and method for producing a container
JP5595205B2 (ja) シュリンク包装品の製造方法
WO2012064368A1 (en) Package having an aesthetic design
EP2065308B1 (en) Method for processing the edges of a soft package
JP2012076819A5 (ja)
JP4754123B2 (ja) Ptp包装機並びに包装方法
CN109070484B (zh) 生产密封包装单元的组件
JP2015003767A (ja) 封帯形成方法、及び封帯形成装置
JP3232199B2 (ja) 円筒形商品の台紙つき包装体及びその製造方法
JP7165498B2 (ja) 熱収縮包装体の製造方法、及び熱収縮包装用袋体
JP4798852B2 (ja) 飲料等の紙容器
JP7369510B2 (ja) ストレッチフィルムを用いたスリーブ包装方法、スリーブ包装用ストレッチフィルム、およびスリーブ包装体の製造方法
JP2013209111A (ja) 熱収縮フィルムを用いた包装方法
JP2008094429A (ja) 熱収縮性チューブ状フィルムおよび包装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130430

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150304