JP2012075459A - 紙おむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸収体17が所定位置に固定された本体部10を備える紙おむつ100であって、本体部には、着用者の腹側及び背側に位置する腹側部11及び背側部12が設けられ、当該紙おむつの本体部の幅方向に伸縮自在に構成され、背側部の幅方向側の一端部から延出して着用者の腹周りに沿って配設されるベルト本体部21と、このベルト本体部の先端側に設けられ、背側部の幅方向側の他端部に着脱自在に止着される背側部止着部22aとを有する止着ベルト部20と、ベルト本体部と腹側部とを着脱自在に止着する環状部材30と、を備えている。
【選択図】図1
Description
また、止着部材の一部分に伸縮性を具備させることで、止着部材が止着される位置を調整可能に構成されたものも知られている。
また、紙おむつの着用後、当該着用者の肌の状態や紙おむつ内に排泄された排泄物の状態を確認する場合、止着部材と被止着部との止着を一旦解除しなければならず、使い勝手が悪いといった問題がある。なお、止着部材の一部分に伸縮性を具備させたとしても、止着部材と被止着部との止着を一旦解除しなければならないことには変わりはない。
吸収体が所定位置に固定されたおむつ本体を備える紙おむつであって、
前記おむつ本体には、着用者の腹側及び背側に位置する腹側部及び背側部が設けられ、
前記おむつ本体の幅方向に伸縮自在に構成され、前記背側部の幅方向側の一端部から延出して着用者の腹周りに沿って配設される本体部と、この本体部の先端側に設けられ、前記背側部の幅方向側の他端部に着脱自在に止着される背側部止着部とを有する第1止着手段と、
前記第1止着部材の前記本体部と前記腹側部とを着脱自在に止着する第2止着手段と、を備えることを特徴としている。
前記第2止着手段は、
前記第1止着手段の前記本体部に前記幅方向に移動自在に設けられ、
前記本体部と着脱自在に止着される本体部止着部と、前記腹側部と着脱自在に止着される腹側部止着部と、を有することを特徴としている。
前記第2止着手段は、
前記本体部に外挿され、当該本体部の前記腹周りに沿う延在方向を軸心として回動自在な環状部材であり、
前記環状部材の前記本体部側の面に前記本体部止着部が設けられ、前記環状部材の前記本体部と反対側の面に前記腹側部止着部が設けられていることを特徴としている。
前記本体部止着部及び前記腹側部止着部は、前記環状部材における前記本体部に対する前側及び後側のうち、何れか一側に配設されていることを特徴としている。
前記腹側部止着部は、前記本体部を前後に挟むように前記環状部材に二つ設けられ、
前記二つの腹側部止着部のうち、一の腹側部止着部は、前記腹側部における前記本体部と前記着用者の肌との間に配設される部分と止着され、他の腹側部止着部は、前記腹側部における前記本体部の上側にて前記着用者の肌と反対側に折り返された部分と止着されることを特徴としている。
従って、着用者の身体に対する装着性を向上させることができるとともに、着用者の肌や排泄物の状態の確認を容易に行うことができる。
なお、以下の説明にあっては、着用者の背側から股下を通って腹側に亘る方向を長手方向Xとし、長手方向Xに略直交する一の方向を幅方向Yとする。
止着ベルト部20は、後述するように、着用者の腹周りに沿うように配設されて、背側部12の幅方向Y側の他端部(例えば、図1における右端部)に止着される(図5参照)。さらに、止着ベルト部20の環状部材30により腹側部11が止着されることで、当該紙おむつ100が着用者に装着された状態となる(図3参照)。
なお、止着ベルト部20の詳細な構成については、後述する。
一対の脚周り部14、14には、例えば、糸ゴム等の複数の弾性部材14a、…が当該脚周り部14の湾曲形状に合わせてそれぞれ設けられている。そして、弾性部材14aにより平面ギャザーが形成され、着用者の脚周りに伸縮自在にフィットし、横漏れを防止するようになっている。
トップシート15は、不織布が好適に用いられ、具体的には、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を繊維素材として、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって加工したものが用いられる。
バックシート16は、トップシート15と同様に不織布が好適に用いられる。なお、バックシート16は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材であって、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましい。
なお、トップシート15及びバックシート16の間に、ポリエチレンフィルムからなるシート材を挟むこととしても良い。
この吸収体17は、紙おむつ100の使用時に体液としての尿等の水様成分を吸収するものである。具体的には、吸収体17は、例えば、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂とが組み合わされて形成された吸収体コア17aが、透液性のクレープ紙、不織布、孔開きシート等の被覆部材17bにより覆われて構成されている。
高吸水性樹脂としては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨欄性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。
ギャザーシート18の幅方向Y外側の部分は、吸収体17の側方でトップシート15の上面に固着されている。また、ギャザーシート18の幅方向Y内側の部分は、トップシート15に固定されておらず、その長手方向Xに沿って複数の弾性部材(例えば、糸ゴム等)18a、…が略平行に備えられており、断面略「く」字状及び逆「く」字状に立ち上がって着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形可能な立体ギャザーが形成されている(図2参照)。
インナーパッドは、例えば、尿取りパッド、失禁パッド等であり、体液の吸収に対して紙おむつ100を補助するためのものであるとともに、紙おむつ100自体の取り替え頻度を少なくすることにより使用コストを抑えるためのものでもある。
図4は、止着ベルト部20を腹周りに沿って配設した状態を模式的に示す図である。また、図5は、図1の紙おむつ100を組み立てた状態における止着ベルト部20及び腹側部11の要部断面図である。
また、ベルト本体部21は、幅方向Yに伸縮自在に構成されている。即ち、ベルト本体部21は、例えば、2枚の不織布によって弾性部材(例えば、糸ゴム等)が狭持されることで形成された伸縮部21aを有している。
伸縮部21aとしては、糸ゴムや弾性発泡体の帯状物、フィルム状の弾性体、ネット状の弾性体等を使用でき、特に、多数の糸ゴムを胴回り方向(幅方向Y)に沿って複数本平行に設けるのが好ましい。具体的には、太さ310〜1240dtex好ましくは310〜620dtex程度の糸ゴムを3〜6mm間隔で5〜15本程度、伸張率は150〜350%、好ましくは200〜300%程度で固定することが好ましい。なお、伸張率とは、伸縮部21aの自然長に対する伸張後の長さの関係を表している。
また、伸縮部21aの幅方向Yの長さは、例えば、伸張時の幅方向Yの寸法が腹側部11の幅方向Yの長さの1.0〜1.5倍、特に1.0〜1.3倍が好ましい。
なお、不織布と弾性部材との貼り合わせ方法としては、例えば、ビード塗工などが適用されるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
なお、ベルト本体部21を構成する素材については後述する。
止着部配設部22は、例えば、不織布等により形成され、当該止着部配設部22の自由端部は、幅方向Yに突出した凸形状に形成されている。そして、止着部配設部22の凸部分の内面、即ち、背側部12の外面側の面に、例えば、所定の接着剤により背側部止着部22aが接着固定されている。
なお、止着部配設部22を先細りの凸形状に形成するようにしたが、当該止着部配設部22の形状は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、止着部配設部22をベルト本体部21の長手方向Xの長さよりも長い幅を有するような形状とすることで、背側部止着部22aの止着面積をより広くするように構成しても良い。
具体的には、背側部被止着部12aは、例えば、係止用不織布により構成され、基材シートに背側部止着部22aのフック材と機械的に係合するループ状の繊維であるループ材(図示省略。)が配置されて構成されている。なお、係止用不織布としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなど、広く知られた汎用性の高い可塑性素材からなる単組成の素材若しくは複合組成の素材を用いることができる。また、背側部被止着部12aとバックシート16は、一体として同様の素材から構成しても良いし、背側部被止着部12aのみをバックシート16と異なる素材から構成しても良い。
このように、背側部止着部22aのベルト本体部21と背側部止着部22aは、第1止着手段を構成している。
本体部止着部31は、例えば、略矩形状に形成され、背側部止着部22aと同様に、面ファスナのオス材の係止要素である、鉤状、きのこ状、錨状等の多数の突起が形成されたフック材が設けられている。そして、本体部止着部31は、ベルト本体部21の一面(例えば、着用者側の面)の所定位置に止着される(図5参照)。
ここで、ベルト本体部21は、背側部被止着部12aと同様に、例えば、係止用不織布により構成され、本体部止着部31を係止するためのメス材の係止要素を構成している。
ここで、環状部材30は、ベルト本体部21にて幅方向Yに移動自在に構成されているため、当該環状部材30をベルト本体部21における幅方向Yの任意の位置に移動させることで、本体部止着部31は、ベルト本体部21における幅方向Yの任意の位置に止着自在となっている。
また、環状部材30は、幅方向Yに延在する軸心周りに回動自在に構成されているため、当該環状部材30を所定方向に略180度回動させることで、本体部止着部31は、ベルト本体部21の前後両面の何れか一面に止着自在となっている。
腹側部止着部32は、例えば、略矩形状に形成され、背側部止着部22aと同様に、面ファスナのオス材の係止要素である、鉤状、きのこ状、錨状等の多数の突起が形成されたフック材が設けられている。そして、腹側部止着部32は、腹側部11の所定位置に形成された腹側部被止着部11aに止着される(図5参照)。
従って、腹側部止着部32は、腹側部被止着部11aに着脱自在に止着可能となっている。
さらに、本体部止着部31の一端部(例えば、図5における下端部)から腹側部止着部32の本体部止着部31と反対側の端部(例えば、図5における上端部)までの長手方向Xの長さが、止着ベルト部20のベルト本体部21の長手方向Xの長さ(上下幅)よりも小さくなっている。これにより、環状部材30を所定方向に略180度回動させることで、本体部止着部31及び腹側部止着部32を止着ベルト部20の前側及び後側のうち、何れか一側にのみ配設可能となっている。
次に、背側部12の幅方向Y側の一端部に設けられた止着ベルト部20のベルト本体部21の伸縮部21aを幅方向Yに伸張させるようにして、着用者の身体の腹周りに沿って配設し、背側部止着部22aを背側部12の幅方向Y側の他端部に設けられた背側部被止着部12aに止着させる。従って、ベルト本体部21の伸縮部21aの伸縮性によって、着用者の胴周りにて着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形し、着用者の身体に密着するようになっている。
このとき、腹側部止着部32が着用者の身体と反対側に位置するように環状部材30を所定方向に回動させておいても良く、これにより、止着ベルト部20を着用者の身体の腹周りに沿って配設する際に、腹側部止着部32が着用者の肌と接触するのを防止することができる。
その後、股下部13を股下に当接させながら腹側部11を腹側に引き上げていき、ベルト本体部21と着用者の肌との間に、腹側部11の中心を着用者の身体の中心に合わせながら当該腹側部11を配置させる。そして、環状部材30の腹側部止着部32を腹側部11の腹側部被止着部11aに止着させる。
なお、ベルト本体部21と着用者の肌との間に、腹側部11を配置させた後、環状部材30の本体部止着部31をベルト本体部21の後面の所定位置に止着するとともに、腹側部止着部32を腹側部11の腹側部被止着部11aに止着させても良い。
その後、腹側部11を元の状態に戻す場合には、上記と同様に、股下部13を股下に当接させながら腹側部11を腹側に引き上げていき、止着ベルト部20のベルト本体部21と着用者の肌との間に腹側部11を配置させ、環状部材30の腹側部止着部32を腹側部11の腹側部被止着部11aに止着させる。
また、紙おむつ100の装着後には、環状部材30による止着ベルト部20のベルト本体部21と腹側部11との止着を解除して、腹側部11を股下側に引き抜いて当該腹側部11が手前側に開いた状態とすることができ、止着ベルト部20による背側部止着部22aと背側部12の幅方向Y側の他端部との止着を解除したり、当該紙おむつ100の本体部10を着用者の身体から取り外すことなく、着用者の肌の状態や紙おむつ100内に排泄された排泄物の状態を容易に確認することができる。
従って、当該紙おむつ100の着用者の身体に対する装着性を向上させることができるとともに、着用者の肌や排泄物の状態の確認を容易に行うことができる。
<変形例1>
図6は、変形例1の紙おむつ200の止着ベルト部220を腹周りに沿って配設した状態を模式的に示す図である。また、図7は、紙おむつ200を組み立てた状態を示す斜視図である。
なお、変形例1の紙おむつ200は、以下に説明する止着ベルト部220の構成以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
そして、これらの環状部材30、30を所定方向に略180度回動させることで、本体部止着部31及び腹側部止着部32が止着ベルト部220の前側(着用者の身体に対して遠い位置)に配設された状態では、腹側部11の内面を構成するトップシート15の所定位置を腹側部被止着部として、腹側部止着部32と着脱自在に止着可能となっている。
また、紙おむつ200の装着後にて、着用者の肌の状態や紙おむつ200内に排泄された排泄物の状態を確認したり、インナーパッドを取り替える場合には、腹側部11を手前側に引くだけで、環状部材30の腹側部止着部32と腹側部11との止着を解除して、当該腹側部11が手前側に開いた状態とする。
特に、本体部止着部31及び腹側部止着部32を止着ベルト部220の前側に配設された状態とすることで、各腹側部止着部32に腹側部11を手前側から載せるだけで当該腹側部11の内面の所定位置と腹側部止着部32とを簡便に止着させることができる。また、紙おむつ200の装着後にて、腹側部11を手前側に引くだけで、各環状部材30の腹側部止着部32と腹側部11との止着を解除して、当該腹側部11が手前側に開いた状態とすることができ、着用者の肌の状態や紙おむつ200内に排泄された排泄物の状態の確認や、インナーパッドの取り替え作業をより簡便に行うことができる。
図8は、変形例2の紙おむつ300の止着ベルト部320を腹周りに沿って配設した状態を模式的に示す図である。また、図9は、紙おむつ300を組み立てた状態を示す斜視図である。また、図10は、紙おむつ300を組み立てた状態における止着ベルト部320及び腹側部311の要部断面図である。
なお、変形例2の紙おむつ300は、以下に説明する止着ベルト部320及び腹側部311の構成以外の点で上記実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。
即ち、図10に示すように、一の腹側部止着部32aと本体部止着部31が止着ベルト部320のベルト本体部21に対して後側に配設され、他の腹側部止着部32bがベルト本体部21に対して前側に配設されている。
なお、二つの腹側部止着部32a、32bは、環状部材330の径方向(例えば、図10における前後方向)に互いに重なり合わないように配設されているのが好ましく、これにより、環状部材330の径方向の厚さが厚くなり過ぎて、当該紙おむつ300を装着する着用者の装着感の低下を防止することができる。
つまり、股下周りの長さを十分に確保しておくことで、当該股下周りの長さが相対的に短い着用者、即ち、身体の小さい着用者から、当該股下周りの長さが相対的に長い着用者、即ち、身体の大きい着用者まで対応可能となる。
即ち、紙おむつ300を着用者に装着する際には、上記実施形態と同様に、止着ベルト部320のベルト本体部21を着用者の身体の腹周りに沿って配設し、背側部止着部22aを背側部被止着部12aに止着させる。そして、環状部材330の本体部止着部31をベルト本体部21の前面の所定位置に止着した後、股下部13を股下に当接させながら腹側部311を腹側に引き上げていき、ベルト本体部21と着用者の肌との間に、腹側部311の中心を着用者の身体の中心に合わせながら当該腹側部311を配置させる。このとき、腹側部311の長手方向Xの長さに対して着用者の腹側の上下方向の長さが短い場合には、腹側部311の先端側がベルト本体部21の上端よりも突出したような状態となる(図8参照)。
そして、ベルト本体部21の後側の一の腹側部止着部32aを腹側部311の腹側部被止着部11aに止着させた後、腹側部311のベルト本体部21の上端よりも突出した部分を着用者の肌と反対側に折り返し、当該折り返された部分の腹側部被止着部11aとベルト本体部21の前側の他の腹側部止着部32bとを止着させる(図9及び図10参照)。
例えば、上記実施形態にあっては、第2止着手段として、止着ベルト部20、220、320のベルト本体部21に外挿された環状部材30、330を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、止着ベルト部20のベルト本体部21に対して幅方向Yに移動自在な構成であれば適宜任意に変更可能である。
さらに、第2止着手段を止着ベルト部20、220、320(第1止着手段)に設けるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、止着ベルト部20のベルト本体部21と腹側部11、311とを着脱自在に止着する構成であれば適宜任意に変更可能である。即ち、例えば、腹側部11、311の内面や外面に止着ベルト部20のベルト本体部21と着脱自在な止着部(例えば、面ファスナ等)を設けるようにしても良い。
さらに、各環状部材30における本体部止着部31及び腹側部止着部32(32a、32b)の個数は一例であって上記したものに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
10 本体部
11、311 腹側部
12 背側部
13 股下部
15 トップシート
16 バックシート
17 吸収体
20、220、320 止着ベルト部(第1止着手段)
21 ベルト本体部
22a 背側部止着部
30、330 環状部材(第2止着手段)
31 本体部止着部
32、32a、32b 腹側部止着部
Claims (5)
- 吸収体が所定位置に固定されたおむつ本体を備える紙おむつであって、
前記おむつ本体には、着用者の腹側及び背側に位置する腹側部及び背側部が設けられ、
前記おむつ本体の幅方向に伸縮自在に構成され、前記背側部の幅方向側の一端部から延出して着用者の腹周りに沿って配設される本体部と、この本体部の先端側に設けられ、前記背側部の幅方向側の他端部に着脱自在に止着される背側部止着部とを有する第1止着手段と、
前記第1止着部材の前記本体部と前記腹側部とを着脱自在に止着する第2止着手段と、を備えることを特徴とする紙おむつ。 - 前記第2止着手段は、
前記第1止着手段の前記本体部に前記幅方向に移動自在に設けられ、
前記本体部と着脱自在に止着される本体部止着部と、前記腹側部と着脱自在に止着される腹側部止着部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の紙おむつ。 - 前記第2止着手段は、
前記本体部に外挿され、当該本体部の前記腹周りに沿う延在方向を軸心として回動自在な環状部材であり、
前記環状部材の前記本体部側の面に前記本体部止着部が設けられ、前記環状部材の前記本体部と反対側の面に前記腹側部止着部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の紙おむつ。 - 前記本体部止着部及び前記腹側部止着部は、前記環状部材における前記本体部に対する前側及び後側のうち、何れか一側に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の紙おむつ。
- 前記腹側部止着部は、前記本体部を前後に挟むように前記環状部材に二つ設けられ、
前記二つの腹側部止着部のうち、一の腹側部止着部は、前記腹側部における前記本体部と前記着用者の肌との間に配設される部分と止着され、他の腹側部止着部は、前記腹側部における前記本体部の上側にて前記着用者の肌と反対側に折り返された部分と止着されることを特徴とする請求項3又は4に記載の紙おむつ。
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