JP2012074257A - ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプの大型化を招くことなく輝度を向上させたり、輝度を維持しつつランプの小型化が可能な新規構成の電球形のランプを提供する。
【解決手段】グローブ116と口金120を含む外囲器内に、半導体発光素子であるLED122と、口金120を介して受電してLED122を発光させる回路ユニット118とを格納するランプ100において、LED122が光の出射方向を口金120と反対方向に向けた姿勢で配されており、LED122に対して口金120と反対側において出射方向と交差するように、回路支持板112が外囲器に支持されており、回路支持板112は、回路ユニット118が配設された回路配設部と、LED122から発せられた光を出射方向へ透過させるための光透過窓とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ランプに関し、特に、口金を有しかつ回路ユニットを内蔵したランプに関する。
半導体発光素子を発光体とするランプの一つとして、電球形のLEDランプが普及しつつある。
当該LEDランプは、一般的に、一の実装基板に多数のLEDを実装し、当該実装基板の裏側、口金との間に存する筐体空間内にLEDを点灯するための回路ユニットが収納され、LEDから発せられる光を、グローブを介して外部に出射する構成を有している(特許文献1)。
ところで、LEDは発光時に熱を発生する一方、金属筐体を伝導する熱は、筐体内部にも放出され、回路ユニットはその影響を受ける。また、前記回路ユニットを構成する電子部品には熱負荷に弱い部品が含まれ、さらに、LEDは寿命が長く、このようなLEDを点灯させる回路ユニットにも長寿命性が要求される。
このようなことから、LEDランプには、回路ユニットへの熱負荷を抑制するために、LED発光時の熱を筐体に蓄熱させないように、例えば、ケースの表面に放熱溝を設けたり(特許文献2)、筐体を良熱伝導材料である金属で形成し、LEDで発生した熱を口金へと伝導し、当該筐体に熱が蓄積しないようにしたり(非特許文献1(第12頁)参照)等の対策が施されている。
特開2006−313717号公報 特開2010−003580号公報
「ランプ総合カタログ 2010」発行:パナソニック株式会社 ライティング社他
上述のような構成を有するLEDランプに対し、より一層の輝度向上や小型化の要請がある。
しかしながら、上記構成では、輝度を向上させるためにLEDへの投入電流を増大させると、LEDからの発熱量が増え、ケース自体の温度が上昇し、ケース内部の回路への熱負荷が増大してしまう。この熱を効率良く放熱させるには、ケースを大型化して包絡面積を大きくしたり、放熱フィンを設けたりする必要があり、ケースの大型化を招くことなく、輝度向上を図ることは困難である。
また、LEDの投入電流(輝度)をそのままにしてLEDランプを小型化する場合、LEDランプの主要部品であるケースを小型化すると、放熱特性が低下してケースの温度が上昇し、ケース内部の回路への熱負荷が増大してしまい、輝度を維持したままLEDランプを小型化することは困難である。
本発明は、LEDランプの大型化を招くことなく輝度を向上させたり、輝度を維持したままLEDランプを小型化したりできる新規構成の電球形のランプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るランプは、グローブと口金とを含む外囲器内に、半導体発光素子と、前記口金を介して受電して前記半導体発光素子を発光させる回路ユニットとを格納するランプであって、前記半導体発光素子が光の出射方向を前記口金と反対方向に向けた姿勢で配されており、前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側において前記出射方向と交差するように、回路支持板が前記外囲器に支持されており、前記回路支持板は、前記回路ユニットが配設された回路配設部と、前記半導体発光素子から発せられた光を前記出射方向へ透過させるための光透過窓と、を備える。
ランプでは、発光時に半導体発光素子に発生した熱は、口金から照明器具のソケットを経由して照明器具や壁・天井へと放熱される。上記構成によれば、半導体発光素子への投入電流を高めることにより半導体発光素子からの発熱量が増大しても、上述した放熱経路上に回路ユニットが存在しないため、その結果、回路ユニットに作用する熱負荷を低減することが可能である。さらに、半導体発光素子と口金との間に回路ユニットを格納する必要がないため、半導体発光素子と口金との距離を短縮し、ランプを小型化を図ることができる。半導体発光素子と口金との距離が短縮されることで、上記放熱経路を伝導する熱量を増加させることができるので、新たにヒートシンク等の放熱手段を設けることなく効率的な放熱と小型化の両立が可能である。
また、回路ユニットが配設される回路支持板には光透過窓が設けられているため、半導体発光素子からの光の出射方向に回路支持板が位置することによる配光特性への悪影響をできる限り低減することができる。
したがって、ランプの大型化を招くことなく輝度を向上させたり、輝度を維持したままランプを小型化したりできる新規構成の電球形のランプを提供することができる。
第1の実施形態に係るLEDランプ100の構造を示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係るLEDランプ100の構造を示す断面図である。 第2の実施形態に係るLEDランプ200の構造を示す分解斜視図である。 第2の実施形態の変形例に係る回路支持板の構造を示す斜視図である。 第3の実施形態に係るLEDランプ300の構造を示す分解斜視図である。 第3の実施形態の変形例に係るLEDランプ300Aの構造を示す分解斜視図である。 (a)はその他の変形例1に係るLEDランプの構造を示す断面図であり、(b)はその他の変形例2に係るLEDランプの構造を示す断面図である。
発明の実施の形態で使用している、材料、数値は好ましい例を例示しているだけであり、この形態に限定されることはない。また、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに、他の実施の形態との組み合わせは、矛盾が生じない範囲で可能である。
また、ここでは、半導体発光素子としてLEDを利用する形態について説明するが、半導体発光素子は、例えば、LD(レーザダイオード)やEL素子(エレクトリックルミネッセンス素子)であっても良い。
〈第1の実施形態〉
1.全体構成
図1は、第1の実施形態に係るLEDランプ100の構造を示す分解斜視図であり、図2は、LEDランプ100の構造を示す断面図である。
LEDランプ100は、図1の下側(以下、「下端側」と称する。)が開口され図1の上側(以下、「上端側」と称する。)が閉塞されたグローブ116と、グローブ116の下端側を閉塞するように固定された口金120とを含む外囲器に、LEDを光源として備えるLEDモジュール111と、LEDを発光させる回路ユニット118が格納されてなる。以下、図1、2中の各部分について説明する。
(1)LEDモジュール
図2に示すように、LEDモジュール111は、実装基板121と、実装基板121の表面に実装された複数のLED122と、実装基板121上において複数のLED122を被覆する封止体123とを備える。封止体123は、主に、合成樹脂材料やガラス材料などの透光性材料からなり、LED122から発せられた光の波長を所定の波長へと変換する必要がある場合は、光の波長を変換する変換材料が前記透光性材料に混入されてなる。
透光性材料としては例えばシリコーン樹脂を利用することができ、また、変換材料としては例えば蛍光体粒子を利用することができる。
ここでは、LED122は青色光を発光色とするものであり、変換材料として青色光を黄色光に変換する蛍光体粒子が利用されている。これにより、LED122から出射された青色光と、蛍光体粒子により波長変換された黄色光とにより混色された白色光がLEDモジュール111から発せられることとなる。
また、LEDモジュール111は、LED122からの光の出射方向を口金120と反対方向、すなわちグローブの116の上端方向に向けた姿勢で配されている。さらに、LED122からの光の出射方向は、LEDランプ100のランプ軸に一致するように設計されている。ここで、「ランプ軸」とは、グローブ116を上端側から平面視した時のグローブ116の中心、ならびに、口金120を下端側から平面視した時の口金120の中心を通る仮想線を指す。
(2)台座
台座114は、上端側が閉塞した筒状をした部材からなり、口金120の開口を閉塞する蓋体となっている。筒状の筒部124と、筒部124の上端側の開口を塞ぐ蓋部125とからなる。ここで、「口金120の開口を閉塞する蓋体」とは、完全に口金120の開口を閉塞している蓋体だけでなく、蓋体に貫通孔等が開けられていることにより口金120の開口が完全に閉塞されていない場合も含む。
筒部124の上端側の表面にはLEDモジュール111が搭載されている。また、筒部124の上端側の開口は口金120に内嵌することで、台座114と口金120とが組み合わさると共に口金120の開口が塞がれる。
台座114は、LEDランプ100の点灯時に、LED122に発生する熱を口金120へと伝える機能も有している。
台座114は、その上端側の周縁部に段差部126を有し、後述のグローブ116の開口側の端部127の端面が段差部126に当接するように、グローブ116が台座114に被せられ、この状態で接着剤129c、129dにより固着されている。
なお、LEDモジュール111の台座114への装着は、例えば、ネジ、接着剤、係合構造を利用することで行われる。
(3)グローブ
図2に示すように、グローブ116は開口側の端部127が台座114に装着されている。グローブ116の形状(タイプ)は特に限定するものではないが、ここでは、一般白熱電球に似た形状のAタイプが利用されている。
グローブ116は、図1、2に示すように、上端側にいくにつれて径が大きくなる筒状をした筒状部119と、筒状部119の上端側から球状に膨らんだ球状部117とを有する。なお、筒状部119の下端側は開口側の端部127に対応する。
グローブ116の内周面には、LEDモジュール111から発せられた光を拡散させる拡散処理、例えば、フロスト処理やブラスト処理、又は、微粒子のふきつけや塗布処理が施されている。
(4)回路ユニット
図1、2に示すように、回路ユニット118は、外囲器において、LEDモジュール111に対して口金120と反対側に配されている。回路ユニット118は、球状部117と筒状部119との間に介挿された回路支持板112の上端側表面に配設されている。回路ユニット118は、回路基板128と、これに実装された各種の電子部品138、139とから構成され、グローブ116内、特に球状部117内に収納されている。なお、電子部品は、便宜上「138」、「139」の2個の符号だけを用いているが、電子部品は「138」、「139」以外にもある。
図2に示すように、回路ユニット118の出力端子とLEDモジュール111の入力端子との間は、配線131、132により電気的に接続されている。また、回路ユニット118の入力端子と口金120との間は、後述する回路支持板112に設けられた貫通孔136、137ならびに台座114に設けられた貫通孔134、135を通る配線130、133により電気的に接続されている。配線130、131、132、133は、例えば、一般的に用いられる絶縁被覆されたリード線により構成されている。
また、配線131,132は、回路ユニット118及びLEDモジュール111に半田等により接続・固定され、配線130,133も同様に回路ユニット118及び口金120に半田等により接続・固定されている。
貫通孔134、135は、台座114を平面視したときに、ランプ軸に相当する中心点(円板状の蓋部125)を通る一本の仮想線分上であって、中心点を挟んだ両側に設けられている。
回路基板128は、ここでは、円板状をし、LEDランプ100を平面視したときに、LEDモジュール111の封止体123の上方に位置し、封止体123に回路基板128が重なっている。
(5)回路支持板
回路支持板112は、LEDモジュール111に対して口金120と反対側であって、回路支持板112の周縁部がグローブ116と接するように、球状部117と筒状部119との間に介挿されている。したがって、本実施形態における「外囲器」は、図2に示すように、グローブ116、回路支持板112の周縁部、台座114の筒部124の一部、ならびに口金120とで構成されていることとなる。また、回路支持板112は、LEDランプ100のランプ軸、すなわち、LEDモジュール111からの光の出射方向と交差するように配設されている。
回路支持板112は、透光性があり、かつ、回路ユニット118を載置しても撓まない程度の剛性がある材料で構成されることが望ましい。このような材料としては、例えば、合成樹脂材料やガラス材料などが挙げられる。また、図2に示すように、回路支持板112の周縁部143は、接着剤129a、129bにより筒状部119および球状部117と固着されている。なお、回路支持板112の周縁部が、その全周にわたって筒状部119および球状部117と固着されている必要はないが、全周にわたってこれらの固着されている方が、回路支持板112の安定的な固定の観点からは望ましい。また、回路支持板112の固定は、上記の接着剤以外でも、例えば、溶着によって筒状部材119と回路支持板112と球状部117とを固着することもできる。
回路支持板112は、回路ユニット118が配設された回路配設部115と、LEDモジュール111から発せられた光をグローブ116の上端側へ透過させるための光透過窓113とからなる。ここで、回路配設部115とは、回路支持板112を上端側から平面視した際に、回路支持板112における回路基板128と重なる領域(図1において一点鎖線で囲った領域)を指す。一方、光透過窓113は、回路支持板112における回路配設部115以外の領域(図1において破線で囲った領域)を指す。
回路配設部115は回路ユニット118が配設される部分である。回路ユニット118が外囲器に支持された板状の回路支持板112上に配されており、かつ、回路支持板112が剛性のある材料で構成されていることにより、回路ユニット118がワイヤー等で支持されている構成と比較して、回路ユニット118をより安定に支持することが可能である。
回路ユニット118が安定に支持されていない場合、例えば、次のような問題がある。保管時や搬送時等にLEDランプが長時間横倒しの状態で置かれると、回路ユニットが正常な位置(LEDランプが正立した状態での位置)からずれた位置で維持されてしまう。そうすると、LEDランプを正立した状態に戻しても、回路ユニットが正常な位置に戻ることができなくなり、その結果、LEDランプの配光特性が、ランプ軸を中心に対称でなくなってしまうといった問題が生じる。しかしながら、本実施形態においては、回路ユニットを安定に支持することが可能であるので、上記のような問題は招来しない。
一方の光透過窓113は、LEDモジュール111から発せられた光をグローブ116の上端側へ透過させる役割を果たす。上述したように、回路支持板112は透光性材料で構成されているため、LEDモジュール111から発せられた光を効率的にグローブ116の上端側へ透過させることが可能である。
また、回路支持板112の配設位置をLEDモジュール111に近づけすぎると、LEDモジュール111から出射された光が回路支持板112によって遮られ易くなってしまい、結果として、光出射方向前方の光量が低減されてしまう。一方、回路支持板112の配設位置をLEDモジュール111に遠ざけすぎると、グローブ116(球状部117)の頂部付近から出射される光量が低減されてしまうといった問題がある。したがって、LEDモジュール111から出射された光が回路支持板112によってできるだけ遮られないように、かつ、グローブ116の頂部付近から光出射を妨げないような位置に回路支持板112を配設することが望ましい。なお、例えば、一般白熱電球に似た形状であるAタイプのグローブを採用した場合には、グローブの最大外径付近の中央に回路支持板112を配設することが望ましい。配設位置については、ランプの形状や大きさによって適宜好ましい位置に配置すればよい。
さらに、回路支持板112は、口金120の先端とグローブ116の頂部を結ぶ仮想線に直交するように配されていることが望ましい。このようにすることにより、筒状部119、回路支持板112、球状部117が口金120の先端とグローブ116の頂部を結ぶ仮想線に沿って配列するため、LEDランプ100の組立の際、筒状部119、回路支持板112、球状部117間の位置合わせを容易に行うことができる。
(6)口金
口金120は、LEDランプ100が照明器具に取着されて点灯された際に、照明器具のソケットから電力を受けるためのものである。
口金120の種類は、特に限定するものではないが、ここではエジソンタイプが使用されている。口金120は、筒状であって周面が雄ネジとなっているシェル部142と、シェル部142に絶縁材料140を介して装着されたアイレット部141とからなる。
2.放熱経路
実施形態に係るLEDランプ100は、上記構成を有するため、例えば、LED122への投入電流を高めることができる。つまり、LEDランプ100では、LED122に発生した熱は、台座114から口金120へと伝熱し、口金120から照明器具のソケットを経由して照明器具や壁・天井へと放熱される。
したがって、LED122への投入電流を高めると、発光時のLED122に生じる熱が増加し、その熱は口金120から照明装置側へと伝導される。このとき、LEDモジュール111と口金120との間には回路ユニット118を格納する必要がないため、LEDモジュール111と口金120との距離を小さくでき、LEDモジュール111から口金120へと伝導する熱量を増加させることができる。
また、LED122により発生した熱のすべてが口金120側に伝導せずにLEDモジュール111や台座114に残留し、LEDモジュール111や台座114の温度が上昇したとしても、回路ユニット118がLEDモジュール111に対して口金120と反対側であってグローブ116の内部に格納されているため、回路ユニット118に作用する熱負荷は結果的に小さくなる。
さらに、回路ユニット118が回路支持板112の上端側表面に載置されているので、LED122により発生した熱の一部が回路ユニット118側へ伝導した場合であっても、回路支持板112が遮蔽板となって、回路ユニット118への熱の伝導を抑制することが可能である。
このようにLEDモジュール111や台座114の温度が上昇しても、回路ユニット118への熱負荷が増大しない構成であるため、LEDモジュール111や台座114の温度を下げる必要性が少なく、新たにヒートシンク等の放熱手段を設ける必要がなく、LEDランプが大型化するようなこともない。
また、回路ユニット118をグローブ内に配設することで、LEDモジュール111と口金120との間に回路ユニット118用のスペースを確保する必要がなくなり、台座114を小型化できる。この際、LEDモジュール111を搭載する台座114に温度上昇が生じるおそれがあるが、上述のように、LEDモジュール111と口金120との間に回路ユニット118を格納していないため、回路ユニットは温度の影響を受けない。
3.その他
本実施形態では、回路ユニット118をグローブ116内に格納しているため、台座114と口金120との間に回路ユニット118を格納するスペースが不要となり、LEDモジュール111を口金120に近い位置に搭載することが可能となり、白熱電球のバルブに近い形状・大きさのグローブ116を利用することができる。これにより、白熱電球を利用していた従来の照明器具へのLEDランプ100の装着適合率を略100[%]にすることができる。
さらに、LEDモジュール111を口金120に近づけることで、LEDモジュール111とグローブ116の上端側の頂部との間隔を大きくでき、回路ユニット118を格納するスペースを十分に確保することができる。
〈第2の実施形態〉
図3は、第2の実施形態に係るLEDランプ200の構造を示す分解斜視図である。第1の実施形態に係るLEDランプ100との違いは、回路支持板212の構造である。以下、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。
図3に示すように、回路支持板212は回路配設部215、ならびに、回路支持板212の周縁部と回路配設部215とを連結する4本の架橋240a、240b、240c、240dと、これら4本の架橋240a、240b、240c、240dに囲まれることで形成される光透過窓213a、213b、213c、213dを有する。本実施形態における、回路配設部215とは、回路支持板212中央部の回路ユニット218が配設されている円板状の部分を指す。一方、光透過窓213a、213b、213c、213dとは、回路支持板212外周部分に設けられた4つに区画された空間部分を指し、光の透過や外囲器内の熱の移動に用いられる。
回路支持板212の外囲器への固着は、第1の実施形態またはその変形例と同様の方法で行うことが可能である。
第1の実施形態では、回路配設部と光透過窓が同一材料で構成されているため、回路支持板を透光性部材で形成する必要があったが、本実施形態では、光透過窓213a、213b、213c、213dを空間としているため、回路支持板212は透光性材料で形成されている必要はない。なお、透光性材料で形成されていてもよく、回路支持板212を透光性部材で形成した場合には、空間となっている光透過窓213a、213b、213c、213d以外の領域からも、LEDモジュールが発する光を透過させることが可能であるといった利点がある。また、回路支持板212を非透光性部材、例えば、光を反射する白色の樹脂部材や少なくとも表面に反射機能を持つ金属部材で形成した場合には、LEDモジュールから回路ユニットの裏面に向けて発せられた光を反射させ、回路支持板212に吸収される光を有効に外部に放出することが可能であるといった利点がある。
以上、第2の実施形態においても、回路ユニット218が、LEDモジュールに対して口金220と反対側に位置しているため、第1の実施形態と同様に、例えば、LEDへの投入電流を高めることができたり、グローブ216の形状・大きさを白熱電球と統一したりすることができる。
〈第2の実施形態の変形例〉
図4を用いて、第2の実施形態の変形例について説明する。
第2の実施形態に係る回路支持板212は、その外周部分を4つに区画されることにより、光透過窓213a、213b、213c、213dが形成されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、図4(a)、(b)に示すように、回路支持板の外周部分を3つ、もしくは2つに区画されるようにすることも可能である。一の回路支持板当たりの光透過窓(架橋)の個数は、上記のように2つ、3つ、4つに限定されるものではないが、回路ユニットを安定に支持しながらも、光透過窓の面積を広く取ることができるように、光透過窓の個数を決定することが望ましい。
なお、架橋は必ずしも等間隔に配置されている必要はないが、等間隔に配置された架橋で回路ユニットが支持されることで、回路ユニットの重さをバラン良く架橋に分散させることができるとともに、振動などに対して回路ユニットを強固に支持することができる。
また、図4(c)に示すように、回路支持板を回路ユニットを構成する回路基板と同一の材料で構成することも可能である。この場合には、図4(c)に示すように、回路支持板の中央部だけでなく、外周部にも電子部品を配することが可能である。
なお、第2の実施形態および本変形例において、図3、4に示したように、回路支持板212の周縁部と回路配設部215とを連結する架橋は、必ずしも回路支持板の周縁部から中央部分に向かって水平方向に設けられている構成である必要はない。しかしながら、このような構成の場合には、回路支持板となる板状の部材を所定のパターンに打ち抜くといった簡単な工程で、光透過窓を有する回路支持板を製造することができる。
〈第3の実施形態およびその変形例〉
図5は、第3の実施形態に係るLEDランプ300の構造を示す分解斜視図である。第2の実施形態に係るLEDランプ200との違いは、回路支持板312がグローブ316の筒状部319と一体成型されている点である。
図5に示すように、筒状部319は面対称形をした二つの部材、すなわち、第1部材319Aと第2部材319Bが組み合わさって構成されている。このように、回路支持板312をあらかじめ筒状部319と一体としておくことで、より安定に回路ユニットを固定することが可能となる。
第3の実施形態の変形例を図6に示す。図6は、本変形例に係るLEDランプ300Aの構造を示す分解斜視図である。LEDランプ300Aは、回路支持板312Aがグローブ316の筒状部319ではなく、球状部317と一体成型されている。
この変形例の場合も同様に、球状部317は面対称形をした二つの部材(第1部材317Aと第2部材317B)が組み合わさって構成されている。回路支持板312をあらかじめ球状部317と一体としておくことによっても、より安定な回路ユニットの固定が実現できる。
〈その他の変形例〉
以上、本発明の構成を第1から第4の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態等に限られない。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
図7(a)は、その他の変形例1に係るLEDランプの構造を示す断面図である。第1の実施形態に係るLEDランプ100との違いは、回路支持板112の外囲器への支持方法である。
第1の実施形態に係るLEDランプ100では、回路支持板112を接着剤により外囲器と固定していた。一方、図7(a)に示すように、グローブ116の筒状部119の内周に肉厚部144を設け、この肉厚部144に回路支持板112を載置した後、接着剤129e、129fで外囲器と回路支持板112を固着することもできる。
なお、グローブ116の球状部117と筒状部119は接着剤により固着されている。また、肉厚部144は、グローブ116の筒状部119の全周にわたって設けられている必要はなく、筒状部119の内周の複数箇所に肉厚部144を設けることとしてもよい。
図7(b)は、その他の変形例2に係るLEDランプの構造を示す断面図である。第1の実施形態に係るLEDランプ100との違いは、回路ユニット118を回路支持板112Bの両面に配設した点である。
このようにすることで、回路ユニット118を構成する部品が多数に及ぶ場合に対応することができる。
なお、図7では、その他の変形例1、2を第1の実施形態に係るLEDランプに適用した例を示したが、これらの変形例を第2の実施形態に対しても適用することが可能である。
グローブの形状について、実施形態等では、所謂、Aタイプのグローブを利用したが、他のタイプ、例えば、B、Gタイプであっても良い。また、白熱電球のバルブ形状や電球形蛍光LEDランプのグローブ形状と全く異なる形状であっても良い。
また、実施形態等では、グローブの球状部と筒状部との固着に接着剤を用いていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ネジ、係合構造等を利用することもできる。
口金の形状について、実施形態等では、エジソンタイプの口金を利用したが、他のタイプ、例えば、ピンタイプ(具体的にはGY、GX等のGタイプである。)を利用しても良い。
LEDが実装される実装基板としては、樹脂基板、セラミック基板、樹脂板と金属板とから成る金属ベース基板等、既存の絶縁基板を利用することができる。
実施形態等では、青色発光のLEDと、青色光を黄色光に変換する変換部材について説明したが、他の発光色のLEDを用いても良い。その場合、LEDランプに要求されている所望の光色に変換する変換材料を用いる必要がある。また、実施形態では、1種類のLEDを用いて、LEDモジュール(LEDランプ)から白色光を出力しているが、例えば、青色発光、赤色発光、緑色発光の3種類のLEDを用いて、これらの発光色を混色して白色光としても良い。
実施形態等では、口金120の開口を閉塞する蓋体が台座である例を説明したが、本発明はこれに限られない。口金120の開口を閉塞する蓋体を、LEDモジュールを構成する実装基板とし、実装基板が直接口金120の開口を閉塞する構成をとることも可能である。
実施形態等では、封止体は絶縁基板上に実装されたすべてのLEDを被覆していたが、例えば、一つのLEDに対して1つの封止体で被覆しても良いし、複数のLEDをグループ分けして、所定数のLEDに対して1つの封止体で被覆しても良い。
また、実施形態等では、封止体内に蛍光体粒子を混入させていたが、例えば、グローブの内周面に蛍光体粒子を含んだ蛍光体層を形成しても良く、さらには、封止体とは別に、LEDにおける光の出射方向に蛍光体粒子を含んだ蛍光板等の波長変換部材を設けても良い。
また、蛍光体粒子は高温になると波長変換効率が低下する。したがって、蛍光体層をグローブの内周面に形成することにより、LEDを封止している封止体内に蛍光体粒子を混入させた場合より、LED発光時の熱の影響を受け難く、蛍光体粒子の波長変換効率の低下を抑制することができる。
上記実施の形態等では、口金や台座の内部は中空であったが、例えば、伝導率が空気よりも高い絶縁性の材料を充填しても良い。これにより、発光時のLEDモジュールからの熱は、口金、ソケットを介して照明器具へと伝わり、ランプ全体としての放熱特性を向上させることができる。なお、上記材料としては、例えばシリコーン樹脂等がある。
なお、特に図示しないが、回路ユニットを、外面が反射面となっている回路ケースに格納することとしてもよい。この場合、回路ユニットを構成するすべての電子部品が回路ケース内に配される必要はない。上記の実施の形態等において、回路ユニットは、複数の電子部品が1つの回路基板に実装されていたが、複数の回路基板、例えば、2つの回路基板に、複数の電子部品を分けて実装し、その一部のみを回路ケース内に配されることとしてもよい。
また、熱に強い電子部品を回路ケース内ではなく、例えば、台座や口金の内部に配しても良い。この場合、グローブの内部に配される回路ユニットを小さくすることができるため、それに応じて回路ケースも小さくすることができ、グローブの頂部への光取り出し効率を向上させることができる。
本発明に係るランプは、例えば、白熱電球に代替する電球形LEDランプとして好適に利用可能である。
100、200、300、300A LEDランプ
111 LEDモジュール
112、112B、212、312 回路支持板
113、213a、213b、213c、213d 光透過窓
114 台座
115、215 回路配設部
116、216、316 グローブ
117、217、317 球状部
118、218、318 回路ユニット
119、219、319 筒状部
120、220 口金
121 実装基板
122 LED
123 封止体
124 筒部
125 蓋部
126 段差部
127 開口側の端部
128、228 回路基板
129a、129b、129c、129d、129e、129f 接着剤
130、131、132、133、230、231、232、233 配線
134、135、136、137 貫通孔
138、139、238、239 電子部品
140 絶縁材料
141 アイレット部
142 シェル部
143 回路基板の周縁部
144 突出部
317A、319A 第1部材
317B、319B 第2部材

Claims (6)

  1. グローブと口金とを含む外囲器内に、半導体発光素子と、前記口金を介して受電して前記半導体発光素子を発光させる回路ユニットとを格納するランプにおいて、
    前記半導体発光素子が光の出射方向を前記口金と反対方向に向けた姿勢で配されており、
    前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側において前記出射方向と交差するように、回路支持板が前記外囲器に支持されており、
    前記回路支持板は、前記回路ユニットが配設された回路配設部と、前記半導体発光素子から発せられた光を前記出射方向へ透過させるための光透過窓と、を備える
    ことを特徴とするランプ。
  2. 前記回路支持板の周縁部は、その全周にわたって前記グローブと接している
    ことを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  3. 前記回路配設部は、前記回路支持板の中央部に位置するとともに、前記回路支持板の周縁部から延出した複数の架橋により支持されており、
    前記光透過窓は、前記複数の架橋により規定される
    ことを特徴とする請求項2に記載のランプ。
  4. 前記回路支持板は、透光性材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のランプ。
  5. 前記半導体発光素子は、前記口金の開口を閉塞する蓋体表面に搭載されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  6. 前記グローブは前記蓋体に装着されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のランプ。
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