JP2012072997A - 熱交換器及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器及び熱交換器の製造方法 Download PDF

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Takayuki Hyodo
孝之 兵頭
Takashi Yoshioka
俊 吉岡
Akihiro Fujiwara
明大 藤原
Yoshikazu Shiraishi
吉和 白石
Ryuhei Kaji
隆平 加治
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Abstract

【課題】ヘッダの耐圧強度を向上しつつ、性能を維持できる熱交換器を提供する。
【解決手段】ヘッダ13と、複数の扁平管11a〜11hとを備える。ヘッダ13は、上下方向に延び、内部を冷媒が流れる。複数の扁平管11a〜11hは、各々が異なる高さ位置でヘッダ13に挿入され、内部を冷媒が流れる。ヘッダ13は、第1外殻壁形成部材131と、一体成形部材132とを有する。第1外殻壁形成部材131は、外殻壁の一部を形成する。一体成形部材132は、複数のブロック部134a〜134iと、第2外殻壁形成部133と、が一体成形される。複数のブロック部134a〜134iは、組み立てた後の第1外殻壁形成部材131及び第2外殻壁形成部133の内部に位置し、各々にヘッダ13の長手方向に貫通する孔が形成される。第2外殻壁形成部133は、外殻壁の残りを形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、熱交換器及び熱交換器の製造方法に関する。
従来、特許文献1(特開2006−284133号公報)に記載のように、鉛直方向に延びるヘッダと、そのヘッダの長手に直交する方向に延びヘッダに挿入する複数の扁平管とを備え、扁平管に形成される複数の穴を流れる冷媒と扁平管の外方を扁平管の幅方向(短手方向)に流れる空気との間で熱交換させる積層型の熱交換器が提案されている。
特許文献1(特開2006−284133号公報)に記載のような熱交換器において、例えば、高圧冷媒(例えば、CO2冷媒)が流れる場合、耐圧強度の向上が要求される。ヘッダの耐圧強度向上の対策としては、ヘッダの横断面積を小さくすることが考えられる。しかし、そうすると、それに伴い扁平管の幅を小さくすることになるので、熱交換器の性能に影響がでることが懸念される。
そこで、本発明の課題は、ヘッダの耐圧強度を向上しつつ、性能を維持できる熱交換器及び熱交換器の製造方法を提供することにある。
本発明の第1観点に係る熱交換器は、ヘッダと、複数の扁平管とを備える。ヘッダは、上下方向に延び、内部を冷媒が流れる。複数の扁平管は、各々が異なる高さ位置でヘッダに挿入され、内部を冷媒が流れる。ヘッダは、第1外殻壁形成部材と、一体成形部材とを有する。第1外殻壁形成部材は、外殻壁の一部を形成する。一体成形部材は、第2外殻壁形成部と、複数のブロック部と、が一体成形される。第2外殻壁形成部は、外殻壁の残りを形成する。複数のブロック部は、組み立てた後の第1外殻壁形成部材及び第2外殻壁形成部の内部に異なる高さで位置し、各々にヘッダの長手方向に貫通する孔が形成される。
本発明の第1観点に係る熱交換器では、例えば、複数のブロック部に形成される孔を冷媒が通ることによって、ヘッダの横断面積を小さくしなくても、冷媒が通る流路の、冷媒が流れる方向に直交する断面積(横断面積)は小さくなる。すなわち、耐圧強度を向上できる。また、ブロック部は異なる高さ位置に位置しているので、例えば、各ブロック部の隙間部分に扁平管が挿入されれば、ヘッダ自体の横断面積を小さくしなくてもすむ。よって、性能も維持できる。
本発明の第2観点に係る熱交換器は、第1観点に係る熱交換器であって、第1外殻壁形成部材又は第2外殻壁形成部には、複数の扁平管を挿入するための複数の扁平管用穴が形成される。
本発明の第2観点に係る熱交換器では、異なる高さ位置に位置する各ブロック部の隙間に扁平管を挿入することができる。ここで、複数のブロック部と第2外殻壁形成部とは、一体成形されている。よって、扁平管用穴に扁平管を挿入する際、ブロック部が動いて扁平管用穴を塞ぐことを防止できる。従って、施工者の作業効率を向上できる。
本発明の第3観点に係る熱交換器は、第1観点又は第2観点に係る熱交換器であって、第1外殻壁形成部材は、コの字状の、第1側面部、第2側面部及び第3側面部を有する。そして、第1外殻壁形成部材には、それらの側面に囲まれた第1空間が形成されている。一体成形部材は、第1空間を塞ぐように装着されて、ブロック部の外周部が、第1外殻壁形成部材の、第1側面部、第2側面部及び第3側面部の内面に接する。
本発明の第3観点に係る熱交換器では、一体成形部材が第1空間を塞ぐように装着されることで、冷媒が流通できる流路は、扁平管を挿入するための隙間部分以外は、ブロック部に形成される孔部分となる。よって、ヘッダ自体の横断面積を小さくしなくても、耐圧強度を向上できる。
本発明の第4観点に係る熱交換器は、第1観点〜第3観点のいずれかに係る熱交換器であって、ブロック部は、ヘッダの長手方向に所定の間隔を空けて位置し、所定の間隔は、扁平管の厚みと同じである。
本発明の第4観点に係る熱交換器では、ヘッダ内に扁平管を挿入するための隙間が確保されていることにより、扁平管を容易に挿入できる。また、各ブロック間の隙間のヘッダの長手方向の長さが、扁平管の厚みと同じであることにより、ヘッダ内は、扁平管を挿入するための隙間以外の部分は、孔が形成されるブロック部によって塞がれている。これにより、さらに耐圧強度を向上できる。
本発明の第5観点に係る熱交換器は、第1観点〜第4観点のいずれかに係る熱交換器であって、第2外殻壁形成部と複数のブロック部とは、押し出し成形を含んで一体成形され、ブロック材に形成される孔は、ドリル加工によって形成される。
本発明の第5観点に係る熱交換器では、第2外郭壁形成部とブロック部とを一体成形することによって、扁平管を挿入する際、ブロック部の移動を規制できるので、作業効率が向上する。
また、例えば、ブロック部と第2外殻壁形成部とが一体成形されておらず、複数のブロック部がそれぞれ1つのブロック部材であった場合、1つ1つのブロック部材に孔を形成するのは、施工者の作業の手間を考えると好ましくない。
そこで、本発明の第5観点に係る熱交換器では、第2外殻壁形成部と一体成形されているブロック部に一気にドリル加工により孔を形成することで、1つ1つのブロック部材に孔を形成する場合に比べて作業効率の向上が図れる。
本発明の第6観点に係る熱交換器は、第3観点のいずれかに係る熱交換器であって、第1外殻壁形成部材の第1側面部と第2側面部とによって形成される角部分、第1外殻壁形成部材の第2側面部と第3側面部とによって形成される角部分、ブロック部の第1側面部及び第2側面部に接する角部分、及び、ブロック部の第2側面部及び第3側面部に接する角部分には、R加工が施されている。
本発明の第6観点に係る熱交換器では、R加工を施すことにより、その部分には、平均的に力がかかるため、耐圧強度が向上する。
本発明の第7観点に係る熱交換器の製造方法は、第2観点に係る熱交換器の製造方法であって、第1外殻壁形成部材成形ステップと、一体成形ステップと、扁平管用穴形成ステップと、孔形成ステップと、装着ステップと、挿入ステップとを備える。第1外殻壁形成部材成形ステップでは、第1外殻壁形成部材を成形する。一体成形ステップでは、第2外殻壁形成部と複数のブロック部とを一体成形して一体成形部材を成形する。扁平管用穴形成ステップでは、第1外殻壁形成部材又は第2外殻壁形成部に、複数の扁平管を挿入するための扁平管用穴を形成する。孔形成ステップでは、一体成形ステップの後に、複数のブロック部に、ヘッダの長手方向に貫通する孔を形成する。装着ステップでは、孔形成ステップの後に、第1外殻壁形成部材を、一体成形部材に装着する。挿入ステップでは、扁平管用穴に、扁平管を挿入する。
本発明の第7観点に係る熱交換器の製造方法では、例えば、複数のブロック部に形成される孔を冷媒が通ることによって、ヘッダの横断面積を小さくしなくても、冷媒が通る流路の横断面積は小さくなる。すなわち、耐圧強度が向上する熱交換器を製造できる。また、ヘッダ自体の横断面積を小さくしなくてもすむので、性能も維持した熱交換器を製造できる。また、扁平管用穴に扁平管を挿入する際、ブロック部が動いて扁平管用穴を塞ぐことを防止できる。従って、施工者の作業効率を向上できる熱交換器を製造できる。
本発明の第1観点に係る熱交換器では、ヘッダの耐圧強度を向上しつつ、性能を維持できる。
本発明の第2観点に係る熱交換器では、扁平管用穴に扁平管を挿入する際、ブロック部が動いて扁平管用穴を塞ぐことを防止でき、施工者の作業効率を向上できる。
本発明の第3観点に係る熱交換器では、ヘッダの横断面積を小さくしなくても、耐圧強度を向上できる。
本発明の第4観点に係る熱交換器では、耐圧強度を向上できる。
本発明の第5観点に係る熱交換器では、作業効率の向上が図れる。
本発明の第6観点に係る熱交換器では、耐圧強度が向上する。
本発明の第7観点に係る熱交換器の製造方法では、耐圧強度を向上し、性能を維持でき、施工者の作業効率を向上できる熱交換器を製造できる。
熱交換器の概略構成図。 図1のII部の拡大図。 第1ヘッダ及び扁平管を示す概略斜視図(平置き状態)。 第1外殻壁形成部材を示す概略斜視図(平置き状態)。 一体成形部材を示す概略斜視図(平置き状態)。 第1外殻壁形成部材、第1部材及び第2部材を示す概略斜視図(平置き状態)。 第1外殻壁形成部材を一体成形部材に装着した状態の平面図。 変形例1Bに係る第1外殻壁形成部材を示す概略斜視図(平置き状態)。 変形例1Bに係る第1外殻壁形成部材及び扁平管を示す概略斜視図(平置き状態)。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る熱交換器1について説明する。
(1)熱交換器1の構成
図1は、熱交換器1の概略構成図である。図2は、図1のII部の拡大図である。
熱交換器1は、空気を冷却源又は加熱源として、冷媒の凝縮や蒸発を行う熱交換器であり、例えば、蒸気圧縮式の冷凍装置の冷媒回路を構成する熱交換器として採用されるものである。ここでは、冷媒回路を循環する冷媒として、二酸化炭素冷媒を使用するものとする。
熱交換器1は、図1や図2に示すように、主として、複数の扁平管11a〜11hと、伝熱フィン12と、1対のヘッダ13,14とを有している。以下、これらについて説明する。
(1−1)扁平管11a〜11h
各扁平管11a〜11hは、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材を、押し出し成形をすることによって形成される。各扁平管11a〜11hは、後述するヘッダ13,14の長手方向に直交する方向に長く延び、図2に示すように、長尺で幅広の平面部111が上下方向(ヘッダ13,14の長手方向)に向く状態で上下方向に所定の間隔を空けて配置されている。各扁平管11a〜11hには、内部に複数の流路穴112が形成されており、これらの流路穴112には冷媒が流れる。具体的には、複数の流路穴112は、各扁平管11a〜11hを、その長手方向に貫通するように、その短手方向に並んで形成されている。
なお、ここでは、扁平管11a〜11hは8本配置されているが、本数はこれに限られるものではない。
(1−2)伝熱フィン12
伝熱フィン12は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材から構成され、板状部材が長手方向に波形に折り曲げられることによって形成される波形フィンである。伝熱フィン12は、各扁平管11a〜11hに挟まれた空間に配置されている。伝熱フィン12は、その上端の山折りの部分が平面部111の下面にロウ付け等によって接合され、その下端の谷折りの部分が平面部111の上部にロウ付け等によって接合されている。また、伝熱フィン12には、熱交換効率を向上させるための複数の切り起こし部12aがルーバー状に切り起こされている。切り起こし部12aは、空気流れ方向(各扁平管11a〜11hの短手方向(幅方向)に向かって流れる空気の流れ方向)の上流側部分と下流側部分とで、空気流れ方向に対する傾斜方向が逆になるように形成されている。
(1−3)ヘッダ13,14
ヘッダ13,14は、図1に示すように、互いに離間しており、それぞれが上下方向(具体的には、鉛直方向)に延びる角筒形状をした部材である。ヘッダ13,14の外面には、それぞれ、その長手方向に沿って異なる高さ位置で(具体的には、所定の間隔を空けて)、複数の扁平管用穴(ここには、後述する第1ヘッダ13に形成される扁平管用穴121a〜121h(図3を参照)が含まれる)が形成されている。そして、これらの扁平管用穴には、ヘッダ13,14の長手方向に交差する方向(具体的には、直交する方向)に延びる各扁平管11a〜11hの長手方向の両端部が挿入している。よって、ヘッダ13,14は、それぞれ、各扁平管11a〜11hを支持する機能と、冷媒を各扁平管11a〜11h(具体的には、各扁平管11a〜11hに形成される複数の流路穴112)に流入させる機能と、各扁平管11a〜11h(具体的には、各扁平管11a〜11hに形成される複数の流路穴112)から流出する冷媒を集合させる機能とを有している。なお、扁平管用穴は、プレス加工等によって形成される。
なお、以下の説明においては、説明の便宜上、図1における左側のヘッダを第1ヘッダ13とし、図1における右側のヘッダを第2ヘッダ14とする。なお、ヘッダ13,14の構成は図1に示すものに限られず、種々の構成を適用可能である。
第1ヘッダ13は、その外周部に開口130が形成され、上端及び下端が閉じられた上下方向に延びる円筒状の部材である。開口130は、冷媒を、第1ヘッダ13内に流入させる、又は、第1ヘッダ13から外方に流出させる機能を有する。具体的には、開口130は、熱交換器1が冷媒の蒸発器として機能する場合は、冷媒の入口となり、熱交換器1が冷媒の凝縮器として機能する場合は、冷媒の出口となる。
第2ヘッダ14は、外周部に開口140が形成され、上端及び下端が閉じられた上下方向に延びる筒状の部材である。開口140は、冷媒を、第2ヘッダ14内に流入させる、又は、第2ヘッダ14から外方に流出させる機能を有する。具体的には、開口140は、熱交換器1が冷媒の凝縮器として機能する場合は、冷媒の入口となり、熱交換器1が冷媒の蒸発器として機能する場合は、冷媒の出口となる。
なお、開口130及び開口140は、プレス加工等によって形成される。また、開口130及び開口140には、冷媒が流れる配管151,152が接続される。
(2)ヘッダ13,14の具体的な構成について
第1ヘッダ13及び第2ヘッダ14は、同様の構成を有する。よって、以下の説明においては、第1ヘッダ13の構成についてのみ説明し、第2ヘッダ14の構成については説明を省略する。なお、第1ヘッダ13は、本来鉛直方向に延びるように立てられて使用されるものであるが、(2)では、第1ヘッダ13を平置きにした状態で説明を行う。そして、ここでは、上下左右、前後といった方向を示す言葉を用いるが、特に断りのない限り、当該方向は、図3に示す方向を意味するものとする。
図3は、第1ヘッダ13及び扁平管11a〜11hを示す概略斜視図である。図4は、第1外殻壁形成部材131を示す概略斜視図である。図5は、一体成形部材132を示す概略斜視図である。図6は、第1外殻壁形成部材131、第1部材135及び第2部材136を示す概略斜視図である。図7は、第1外殻壁形成部材131を一体成形部材132に装着した状態の平面図である。
第1ヘッダ13は、図3等に示すように、その長手方向(左右方向)の両端(左右端)及び所定の内部空間が塞がれる角筒形状を有し、主として、第1ヘッダ13の外殻壁の一部を形成する第1外殻壁形成部材131と、第1ヘッダ13の残りの外殻壁を形成する第2外殻壁形成部133と複数のブロック部134a〜134iとが一体成形される一体成形部材132と、第1ヘッダ13の外殻壁の長手方向の両端面に接続される第1部材135及び第2部材136とを有している。
(2−1)第1外殻壁形成部材131
第1外殻壁形成部材131は、図4に示すように、その長手方向に直交する方向(上下方向)に切断される断面がコの字形状(チャンネル形状)を有する。具体的には、第1外殻壁形成部材131は、直方体形状の、第1側面部131a、第2側面部131b、及び、第3側面部131cを有している。そして、これらの第1側面部131a、第2側面部131b、及び、第3側面部131cによって、所定方向(具体的には、下方)に開放された第1空間S1が形成されている。
また、第1外殻壁形成部材131には、第1側面部131a及び第3側面部131cに、それぞれ、その長手方向(左右方向)の一端から他端にかけて延び且つその短手方向(前後方向)に突出する凸部139a、139bが形成されている。
また、図7に示すように、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131aと第2側面部131bとによって形成される角C1部分と、第2側面部131bと第3側面部131cとによって形成される角C2部分とには、R加工が施されている。
(2−2)一体成形部材132
一体成形部材132は、図5に示すように、その上下方向に切断される断面形状が櫛歯形状を有する。
一体成形部材132は、アルミニウム等の金属部材が、押し出し成形等をされることによって一体成形される。具体的には、まずは、アルミニウム等の金属部材が押し出し成形されることによって、直方体形状の部材が形成される。次に、機械加工によって、所定の間隔で、扁平管11a〜11hに形成される複数の流路穴112と連通するために必要な隙間S2を形成する。そして、ブロック部134a〜134iに孔137a〜137i(後述する)が形成されて、第2外殻壁形成部133と複数のブロック部134a〜134iとを有する一体成形部材132が成形される。
第2外殻壁形成部133は、平板形状を有し、その上面に、その長手方向に沿って所定の間隔を空けて複数のブロック部134a〜134iが位置している。
第2外殻壁形成部133には、その上下方向に貫通し、隙間S2に連通する扁平管用穴121a〜121hが形成されている。これにより、隙間S2と、扁平管11a〜11hに形成される複数の流路穴112との冷媒の流通のやり取りが可能になる。
また、第2外殻壁形成部133には、その前面に、第1外殻壁形成部材131に形成される凸部139aに嵌められるキー溝133aが形成されている。なお、第2外殻壁形成部133には、その後面に、第1外殻壁形成部材131に形成される凸部139bに嵌められるキー溝(図示せず)が形成されている。当該キー溝133aは、溝加工を行うことによって形成される。
ブロック部134a〜134iは、角筒形状を有する。ブロック部134a〜134iは、内部に第1ヘッダ13の長手方向(左右方向)に貫通する孔137a〜137iが形成されている。当該孔137a〜137iは、ドリル加工によって、一気に形成される。
一体成形部材132は、第1外殻壁形成部材131に嵌合し、第1外殻壁形成部材131に形成される第1空間S1を塞ぐように、第1外殻壁形成部材131に装着されて接合される。
具体的には、一体成形部材132に第1外殻壁形成部材131が装着された状態において、複数のブロック部134a〜134iの、第1ヘッダ13の長手方向を軸方向とする外周側面のうち第2外殻壁形成部133に接していない3つの第4側面(すなわち、前面)、第5側面(すなわち、上面)及び第6側面(すなわち、後面)(ブロック部の外周部に相当)は、それぞれ、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a、第2側面部131b、及び、第3側面部131cの内面に接する。また、一体成形部材132に第1外殻壁形成部材131が装着された状態において、一体成形部材132の第2外殻壁形成部133のその短手方向の両端面(前面及び後面)は、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a及び第3側面部131cの内面に接する。
図7に示すように、各ブロック部134a〜134iの、第4側面と第5側面とによって形成される角C3部分(第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a及び第2側面部131bに接する角部分)と、第5側面と第6側面とによって形成される角C4部分(第1外殻壁形成部材131の第2側面部131b及び第3側面部131cに接する角部分)とには、R加工が施されている。なお、これらのブロック部134a〜134iに形成されるRは、第1外殻壁形成部材131に形成されるRと同じである。
(2−3)第1部材135及び第2部材136
第1部材135及び第2部材136は、図6に示すように、前後方向、上下方向に視た形状が凸形状を有し、その一部が第1空間Sに嵌まるように接続される。
具体的には、第1部材135は、第1空間S1に嵌まる第1部135aと、第1外殻壁形成部材131のその長手方向の一方の端面(右側面)に接する第2部135bとを有する。
第1部材135が、第1外殻壁形成部材131及び一体成形部材132に装着された状態においては、第1部135aの、前面235a、上面235b、前面235aに対向する後面235cは、それぞれ、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a、第2側面部131b、第3側面部131cに接する。また、第1部135aの左面235dは、第2外殻壁形成部133の右側面に接する。
第2部材136も第1部材と同様に、第1空間S1に嵌まる第3部136aと、第1外殻壁形成部材131のその長手方向の他方の端面(左側面)に接する第4部136bとを有する。
第2部材136が、第1外殻壁形成部材131及び一体成形部材132に装着された状態においては、第3部136aの、前面236a、上面236b、前面236aに対向する後面236cは、それぞれ、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a、第2側面部131b及び第3側面部131cに接する。また、第3部136aの右面236dは、第2外殻壁形成部133の左側面に接する。
以上のように、第1ヘッダ13の外殻壁は、第1外殻壁形成部材131及び第2外殻壁形成部133によって形成されている。また、第1ヘッダ13が本来の組み立て状態である鉛直方向に延びるように立てられた状態において、第1ヘッダ13内には、その鉛直方向に所定の間隔を空けてブロック部134a〜134iが位置している。そして、第1ヘッダ13内においては、冷媒は、ブロック部134a〜134iに形成される孔137a〜137i及び隙間S2を流れている。
(3)熱交換器1の製造方法について
以下の熱交換器1の製造方法の説明においても、ヘッダ13,14に関しては、第1ヘッダ13についてのみ説明し、第2ヘッダ14については説明を省略する。
まず、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材を押し出し成形することによって、第1外殻壁形成部材部材131を形成する(第1外殻壁形成部材成形ステップに相当)。なお、第1側面部131aと第2側面部131bとによって形成される角C1部分と、第2側面部131bと第3側面部131cとによって形成される角C2部分とには、機械加工によって、Rを施す。
次に、第1外殻壁形成部材131に嵌合する一体成形部材132を形成する(一体成形ステップに相当)。具体的には、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材を押し出し成形することによって、直方体形状の部材を形成する。そして、扁平管用穴121a〜121hを確保するための隙間S2を、所定の間隔で、機械加工によって形成する。
そして、第2外殻壁形成部133に、扁平管11a〜11hを挿入するための扁平管用穴121a〜121hを、プレス加工によって形成する(扁平管用穴形成ステップに相当)。ここで、扁平管用穴121a〜121hは、第2外殻壁形成部材133のブロック部134a〜134i位置していない箇所に形成される。また、扁平管用穴121a〜121hは、所定の間隔をもって、形成される。次に、第2外殻壁形成部133の前面に、溝加工によってキー溝133aを形成し、第2外殻壁形成部133の後面にもキー溝を形成する。次に、複数のブロック部134a〜134iに、一体成形部材132(第1ヘッダ13)の長手方向に貫通する孔137a〜137iを、ドリル加工によって形成する(孔形成ステップに相当)。次に、機械加工によって、ブロック部134a〜134iの、第4側面と第5側面とによって形成される角C3部分と、第5側面と第6側面とによって形成される角C4部分とに、Rを施す。
なお、扁平管用穴121a〜121hの形成と、キー溝の形成と、ブロック部134a〜134iへの孔137a〜137iの形成と、R加工は、いずれが先であってもよい。
次に、第1部材135及び第2部材136を鋳物成形等によって形成する。
なお、第1外殻壁形成部材131の形成と、一体成形部材132の形成と、第1部材135及び第2部材136の形成とは、いずれが先であってもよい。
次に、第1外殻壁形成部材131を、一体成形部材132に装着する。このとき、第1外殻壁形成部材131に形成された凸部139a,139bを、第2外殻壁形成部133に形成されたキー溝133aに嵌めながら装着して、正規の取り付け状態に位置した後にこれらをロウ付け等によって接合する(装着ステップに相当)。
そして、第1外殻壁形成部材131を一体成形部材132に装着した後は、第1部材135及び第2部材136を、第1外殻壁形成部材131及び一体成形部材132に装着してロウ付け等によって接合する。
以上のようにして、第1ヘッダ13は製作される。
なお、各扁平管11a〜11hは、第1外殻壁形成部材131に形成される扁平管用穴121a〜121hを介して隙間S2の一部の空間を占めるように挿入される(挿入ステップに相当)。そして、各扁平管11a〜11hは、第1外殻壁形成部材131にロウ付け等によって接合される。
以上のような工程を含みながら、熱交換器1は製造される。
(4)冷媒の流れ
以下、以上のような構成を有する熱交換器1における冷媒の一連の流れを簡単に説明する。
(4−1)熱交換器1が蒸発器として機能する場合の冷媒の流れ
まず、第1ヘッダ13の外方から熱交換器1に向かって流れる冷媒は、開口130を介して第1ヘッダ13内に流入する。第1ヘッダ13内に流入した冷媒は、一体成形部材132のブロック部134i〜134aに形成される孔を通って、隙間S2において、各扁平管11h〜11aに分配されていき各扁平管11h〜11aに形成される流路穴112にほぼ均等に分流される。流路穴112に均等に分流される冷媒は、第2ヘッダ14に向かって流れる。第2ヘッダ14内で集合した冷媒は、開口140を介して熱交換器1の外方へと流出する。
以上のように、熱交換器1が蒸発器として機能する場合は、冷媒は、ヘッダ13,14内を下方空間から上方空間へと流れるようになっている。
(4−2)熱交換器1が凝縮器として機能する場合の冷媒の流れ
熱交換器1が凝縮器として機能する場合は、第2ヘッダ14の外方から熱交換器1に向かって流れる冷媒が、開口140を介して第2ヘッダ14に流入する。
そして、熱交換器1が蒸発器として機能する場合の冷媒の流れと同様にして、第1ヘッダ13に向かって流れる。第1ヘッダ13内で集合した冷媒は、開口130を介して熱交換器1の外方へと流出する。
以上のように、熱交換器1が凝縮器として機能する場合は、冷媒は、ヘッダ13,14内を上方空間から下方空間へと流れるようになっている。
(5)特徴
(5−1)
第1ヘッダ13の外殻壁は、第1外殻壁形成部材131と、一体成形部材132の第2外殻壁形成部133とによって形成されている。そして、第2外殻壁形成部133と一体成形される複数のブロック部134a〜134iが、第1ヘッダ13の外殻壁(すなわち、組み立てた後の第1外殻壁形成部材131及び第2外殻壁形成部133)の内部に、異なる高さ位置に(具体的には、その長手方向に沿って等間隔に)位置している。そして、複数のブロック部134a〜134iには、それぞれ、第1ヘッダ13の長手方向に貫通する孔137a〜137iが形成されている。
本実施形態では、冷媒は、異なる高さ位置に位置する各ブロック部134a〜134iに形成される孔137a〜137iと、各ブロック部134a〜134iの隙間S2とを流れる。これにより、第1ヘッダ13自体の横断面積を小さくしなくても、冷媒の流通する流路の、第1ヘッダ13の長手方向に直交する断面積(横断面積)を小さくできる。すなわち、高圧のCO2冷媒によるブロック部134a〜134iの内面に対してかかる力を、小さくすることができている。また、ブロック部134a〜134iに形成される孔137a〜137iに高圧の冷媒が流れてブロック部134a〜134iの内面に圧力がかかっても、ブロック部134a〜134iの厚み(すなわち、ブロック部134a〜134iの半径から孔137a〜137iの半径を差し引いた長さ)が、ブロック部134a〜134iの内面が外側に広がろうとする力を抑制している。これらにより、第1ヘッダ13の耐圧強度を向上できる。
また、各ブロック部134a〜134iの隙間S2と、扁平管11a〜11hに形成される複数の流路穴112とが連通している。すなわち、第1ヘッダ13自体の径を小さくしなくてもよく、扁平管11a〜11hを孔137a〜137iの径に合わせて幅を小さくしなくてもよい。これにより、熱交換器1の性能を維持できる。
(5−2)
例えば、ブロック部と第2外殻壁形成部とが一体成形されておらず、複数のブロック部がそれぞれ1つのブロック部材であった場合、第1ヘッダの外殻壁が組み立てられた状態において、各ブロック材をその内部に配置し、扁平管用穴に扁平管を挿入しようとすると、第1ヘッダ13にかかる外力により、ブロック材が動くことが想定される。このため、扁平管を未だ挿入していない扁平管用穴を、ブロック材が塞いでしまうことが懸念される。
そこで、本実施形態では、第2外殻壁形成部133と複数のブロック部134a〜134iとを一体成形している。これにより、複数の扁平管11a〜11hを扁平管用穴121a〜121hに挿入する際、ブロック部134a〜134iが、扁平管用穴121a〜121hを塞ぐことを防止している。よって、施工者の作業効率の向上が図れる。
(5−3)
第1外殻壁形成部材131は、コの字状の、第1側面部131a、第2側面部131b、及び、第3側面部131cを有している。また、第1外殻壁形成部材131には、これらの側面部に囲まれた第1空間S1が形成されている。
そして、一体成形部材132は、第1空間S1を塞ぐように装着される。具体的には、第1外殻壁形成部材131が一体成形部材132に装着された状態において、ブロック部134a〜134iの外周部(前面、上面、後面)は、それぞれ、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a、第2側面部131b、及び、第3側面部131cの内面に接する。
本実施形態では、一体成形部材132が第1空間S1を塞ぐように装着されることにより、冷媒が流通できる流路は、扁平管11a〜11hに形成される複数の流路穴112を連通する隙間S2以外の部分は、ブロック部134a〜134iに形成される孔137a〜137i部分となる。よって、第1ヘッダ13自体の横断面積を小さくしなくても、結果として、冷媒が流通できる流路の、第1ヘッダ13の長手方向に直交する断面積を小さくできる。従って、第1ヘッダ13の耐圧強度を向上できる。
(5−4)
本実施形態では、金属部材を押し出し成形することによって、直方体形状の部材を形成し、次に、機械加工によって隙間S2部分を形成することによって、第2外殻壁形成部133と複数のブロック部134a〜134iを形成する。
これにより、上述したように、複数の扁平管11a〜11hを扁平管用穴121a〜121hに挿入する際、ブロック部134a〜134iが、扁平管用穴121a〜121hを塞ぐことを防止している。よって、施工者の作業効率の向上が図れる。
また、例えば、ブロック部と第2外殻壁形成部とが一体成形されておらず、複数のブロック部がそれぞれ1つのブロック部材であった場合、1つ1つのブロック部材に孔を形成するのは、施工者の作業の手間を考えると好ましくない。
そこで、本実施形態では、第2外殻壁形成部133に一体成形されるブロック部134a〜134iに一気にドリル加工によって孔137a〜137iを形成している。
よって、施工者の作業効率の向上が図れる。
(5−5)
本実施形態では、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131aと第2側面部131bとによって形成される角C1部分、第1外殻壁形成部材131の第2側面部131bと第3側面部131cとによって形成される角C2部分、ブロック部134a〜134iの第4側面と第5側面とによって形成される角C3部分(ブロック部134a〜134iの第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a及び第2側面部131bに接する角部分)、及び、ブロック部134a〜134iの第5側面と第6側面とによって形成される角C4部分(ブロック部134a〜134iの第1外殻壁形成部材131の第2側面部131b及び第3側面部131cに接する角部分)には、R加工が施されている。
ここでは、R加工を施すことにより、その部分には平均的に力がかかるので、耐圧強度が向上する。
(5−6)
上記実施形態では、第2外殻壁形成部133の前面にキー溝133aが形成され、後面にもキー溝が形成されている。また、第1外殻壁形成部材131の第1側面部131a及び第3側面部131cの内面には、凸部139a,139bが形成されている。
これにより、第1外殻壁形成部材131を一体成形部材132に装着しやすく、作業効率の向上が図れる。
(6)変形例
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(6−1)変形例1A
上記実施形態では、第2外殻壁形成部133と複数のブロック部134a〜134iとは、押し出し成形を含んで一体成形されると説明したが、これに限られるものではない。
例えば、鋳物成形によって、第2外殻壁形成部133と、孔137a〜137iが形成されていない複数のブロック部134a〜134iとを一気に一体成形してもよい。そして、その後に、上述したように、ブロック部134a〜134iに孔137a〜137iをドリル加工によって形成したり、第2外殻壁形成部133に扁平管用穴121a〜121hを形成したりする。
また、上記実施形態では、第1外殻壁形成部材131を押し出し成形により形成すると説明したが、鋳物成形によって形成してもよい。
この場合であっても、上述と同様の効果を奏する。
なお、鋳物成形によれば、第1外殻壁形成部材131及び複数のブロック部134a〜134iのRを、機械加工を行わなくても、容易に形成できる。
(6−2)変形例1B
図8は、本変形例1Bに係る第1外殻壁形成部材131を示す概略斜視図であり、図9は、本変形例1Bに係る第1外殻壁形成部材131及び扁平管11a〜11hを示す概略斜視図である。
上記実施形態では、第2外殻壁形成部133に扁平管用穴121a〜121hを形成しているが、これに限られるものではない。
例えば、図8に示すように、第1外殻壁形成部材131(具体的には、第2側面部131b)に扁平管用穴121a〜121hを形成してもよい。この場合、図9に示すように、第1外殻壁形成部材131に形成される扁平管用穴121a〜121hに扁平管11a〜11hが挿入される。
(6−3)変形例1C
上記実施形態における各ブロック部134a〜134iの間隔は、扁平管11a〜11hの厚みと同じであってもよい。
この場合、第1ヘッダ13が扁平管11a〜11hに形成される流路穴112と冷媒の流通のやり取りを可能にするために必要最低限の隙間S2のみが確保されることになる。よって、さらに耐圧強度を向上できる。
本発明では、鉛直方向に延びるヘッダと、そのヘッダの長手に直交する方向に延びヘッダに挿入される複数の扁平管とから構成される熱交換器及び熱交換器の製造方法に種々適用可能である。
1 熱交換器
11a〜11h 扁平管
13,14 ヘッダ
121a〜121h 扁平管用穴
131 第1外殻形成部材
132 一体成形部材
133 第2外殻壁形成部
134a〜134i ブロック部
137a〜137i ブロック部に形成される孔
131a 第1側面部
131b 第2側面部
131c 第3側面部
S1 第1空間
特開2006−284133号公報

Claims (7)

  1. 上下方向に延び、内部を冷媒が流れるヘッダ(13,14)と、
    前記ヘッダ(13,14)の長手方向に交差する方向に延び、各々が異なる高さ位置で前記ヘッダ(13,14)に挿入され、内部を冷媒が流れる複数の扁平管(11a〜11h)と、
    を備え、
    前記ヘッダ(13,14)は、
    外殻壁の一部を形成する第1外殻壁形成部材(131)と、
    外殻壁の残りを形成する第2外殻壁形成部(133)と、組み立てた後の前記第1外殻壁形成部材(131)及び前記第2外殻壁形成部(133)の内部に異なる高さで位置し各々に前記ヘッダ(13,14)の長手方向に貫通する孔(137a〜137i)が形成される複数のブロック部(134a〜134i)と、が一体成形される一体成形部材(132)と、
    を有する、
    熱交換器(1)。
  2. 前記第1外殻壁形成部材(131)又は前記第2外殻壁形成部(133)には、複数の前記扁平管(11a〜11h)を挿入するための複数の扁平管用穴が形成される、
    請求項1に記載の熱交換器(1)。
  3. 前記第1外殻壁形成部材(131)は、コの字状の、第1側面部(131a)、第2側面部(132a)及び第3側面部(131c)を有し、それらの側面部に囲まれた第1空間(S1)が形成され、
    前記一体成形部材(132)は、前記第1空間を塞ぐように装着されて、前記ブロック部(134a〜134i)の外周部が、前記第1外殻壁形成部材(131)の、前記第1側面部(131a)、前記第2側面部(132a)及び前記第3側面部(131c)の内面に接する、
    請求項1又は2に記載の熱交換器(1)。
  4. 前記ブロック部(134a〜134i)は、前記ヘッダ(13,14)の長手方向に所定の間隔を空けて位置し、
    前記所定の間隔は、前記扁平管(11a〜11h)の厚みと同じである、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器(1)。
  5. 前記第2外殻壁形成部(133)と複数の前記ブロック部(134a〜134i)とは、押し出し成形を含んで一体成形され、
    前記ブロック部(134a〜134i)に形成される孔(137a〜137i)は、ドリル加工によって形成される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器(1)。
  6. 前記第1外殻壁形成部材(131)の前記第1側面部と前記第2側面部とによって形成される角部分(C1)、前記第1外殻壁形成部材(131)の前記第2側面部と前記第3側面部とによって形成される角部分(C2)、前記ブロック部(134a〜134i)の前記第1側面部及び前記第2側面部に接する角部分(C3)、及び、前記ブロック部(134a〜134i)の前記第2側面部及び前記第3側面部に接する角部分(C4)には、R加工が施されている、
    請求項3に記載の熱交換器(1)。
  7. 請求項2に係る熱交換器(1)の製造方法であって、
    前記第1外殻壁形成部材(131)を成形する第1外殻壁形成部材成形ステップと、
    前記第2外殻壁形成部(133)と複数の前記ブロック部(134a〜134i)とを一体成形して前記一体成形部材(132)を成形する一体成形ステップと、
    前記第1外殻壁形成部材(131)又は前記第2外殻壁形成部(133)に、複数の前記扁平管(11a〜11h)を挿入するための扁平管用穴(121a〜121h)を形成する扁平管用穴形成ステップと、
    前記一体成形ステップの後に、複数の前記ブロック部(134a〜134i)に、前記ヘッダ(13,14)の長手方向に貫通する孔(137a〜137i)を形成する孔形成ステップと、
    前記孔形成ステップの後に、前記第1外殻壁形成部材(131)を、前記一体成形部材(132)に装着する装着ステップと、
    前記扁平管用穴(121a〜121h)に、前記扁平管(11a〜11h)を挿入する挿入ステップと、
    を備える、熱交換器(1)の製造方法。
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