JP2012072942A - 継手管、及び空気調和機用の配管ユニット - Google Patents

継手管、及び空気調和機用の配管ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】被螺合部材を回転させて螺合部に螺合させるときに、螺合部で生じる当該回転方向への応力が、螺合部側の部材に与える影響を軽減する。
【解決手段】液側連絡管16及び膨張弁24等と接続する液冷媒配管11部分であって、液側連絡管16と螺合可能な液側閉鎖弁25と、膨張弁24等と結合可能な結合部113aと、一端部に液側閉鎖弁25が設けられ、他端部に結合部113aが設けられたループ形状の管状部材からなるループ形状部112とを備え、液側閉鎖弁25への液側連絡管16の螺合時に当該液側連絡管16を回転させる液側閉鎖弁25の外壁251aの回転軸p1と、ループ形状部112がなすループ形状のループ中心軸p2とが略平行とされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、継手管、及び空気調和機用の配管ユニットに関する。
従来、例えば、空気調和装置においては、室外機及び室内機の冷媒回路は、配管を用いて互いに接続されている。当該配管を室外機又は室内機の冷媒回路に結合させるときは、当該冷媒回路端部の管の外壁に設けられた螺合部に当該配管を被せ(当該配管内に螺合部が差し入れられた状態とし)、当該配管を回転させ、当該螺合部と当該配管とを螺合させて配管と冷媒回路とを接続する。このように、室外機及び室内機の冷媒回路を配管により接続する空気調和装置は、下記特許文献1に示されている。
特開平7−120105号公報
上記空気調和装置においては、上記配管と室外機又は室内機の冷媒回路とを結合させるために、当該冷媒回路端部の管の螺合部に当該配管を被せた状態で当該配管を回転させてねじ込むと、この配管回転時に回転方向への応力が冷媒配管に加わる。このため、この応力により冷媒配管の配設姿勢が変動し、当該冷媒回路上に設けられている電動弁や分流器等の取付姿勢に変動を生じさせる場合がある。例えば、分流器は、垂直とされた取付姿勢で駆動させる必要があるが、上記配管取付時の配管の回転で生じる当該回転方向への応力で分流器の姿勢が変動すると、分流器が予定した性能を発揮できない虞がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、被螺合部材を回転させて螺合部に螺合させるときに、螺合部で生じる当該回転方向への応力が、螺合部側の部材に与える影響を軽減することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、被螺合部材(16)及び被結合部材(24)と接続する継手管(11)であって、
前記被螺合部材(16)と螺合可能な螺合部(25)と、
前記被結合部材(24)と結合可能な結合部(113a)と、
一端部に前記螺合部(25)が設けられ、他端部に前記結合部(113a)が設けられたループ形状の管状部材からなる本体部(112)とを備え、
前記螺合部(25)への前記被螺合部材(16)の螺合時に当該被螺合部材(16)を回転させる前記螺合部(25)の回転軸(p1)と、前記本体部(112)がなす前記ループ形状のループ中心軸(p2)とが略平行とされているものである。
螺合部に被螺合部材を螺合して結合させるために、当該螺合部に対して当該被螺合部材を回転させてねじ込むと、この被螺合部材の回転時に当該回転方向への応力が螺合部側に加わる。この応力は、螺合部側の本体部に対してその配設姿勢を変動させる方向に働くが、螺合時に螺合部に生じる当該応力は、螺合時に被螺合部材を回転させる螺合部の回転軸と略平行なループ中心軸を有する本体部のループ形状部分により、結合部に至るまでの間の管状部で吸収される。このため、本発明によれば、結合部に被結合部材として結合される部品(例えば、空気調和装置の室外機の場合に電動弁や分流器等)に対する上記螺合時の応力の影響が軽減される。
これにより、当該発明を、例えば、空気調和装置に適用する場合、室外機の冷媒回路と室内機の冷媒回路を接続するための配管を被螺合部材として、室外機の冷媒回路又は室内機の冷媒回路の管端部に設けられた結合部に螺合させても、当該螺合による応力が、冷媒回路に結合されている電動弁や分流器等の取付姿勢に変動を生じさせるおそれを低減でき、これら部材に予定した通りの性能を発揮させることが可能になる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の継手管(11)であって、前記本体部(112)は、前記ループ中心軸(p2)の延びる方向であって、前記螺合部(25)から前記結合部(113a)側に向かう方向に幅を持たせて、前記ループ形状を形成するものである。
この発明では、本体部のループ形状が、ループ中心軸の延びる方向であって螺合部から結合部側に向かう方向に幅を持つので、被螺合部材を螺合部に螺合させるときに、上述した被螺合部材の回転方向への応力以外に、螺合部に対してその管状部材の先に設けられている結合部側に向けて押圧する力が生じた場合であっても、当該押圧力は、本体部のループ形状が有する上記ループ中心軸の延びる方向かつ結合部側に向かう方向への幅を活かした当該ループ形状部分の伸縮により吸収される。このため、本発明によれば、当該押圧力が、結合部に被結合部材として結合される部品に対して与える影響も軽減される。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の継手管(11)であって、前記本体部(112)は、前記螺合部(25)及び前記結合部(113a)の間に前記ループ形状を複数有して形成されているものである。
この発明では、本体部が上記ループ形状を複数するので、上述した被螺合部材の螺合時に生じる応力、及び結合部側に向かう押圧力を吸収する作用を、形成されるループ形状の数だけ大きく得ることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の継手管(11)を備えた空気調和機用の配管ユニットである。
この発明によれば、上述した請求項1乃至請求項3に記載の発明によって得られる作用と同様の作用を得ることができる。
本発明に係る継手管によれば、被螺合部材を回転させて螺合部に螺合させるときに螺合部で生じる当該回転方向への応力が、螺合部側の部材に与える影響を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の概略構成を示す冷媒回路図である。 液側閉鎖弁及びこれに結合された液冷媒配管部分を示す平面図である。 図2の矢印A方向から見た液側閉鎖弁及び液冷媒配管部分を示す側面図である。 図3の矢印B方向から見た液側閉鎖弁及び液冷媒配管部分を示す側面図である。 液側閉鎖弁及び液側連絡管部分を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る継手管、及び空気調和機用の配管ユニットを図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る空気調和装置の概略構成を示す冷媒回路図である。図1に示すように、空気調和装置1は、室外機2と室内機3とを備えている。また、空気調和装置1は、冷媒が循環して蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路10を備えている。
冷媒回路10は、室外回路20、室内回路30、液側連絡管16、及びガス側連絡管17により構成されている。室外回路20と、室内回路30とは、液側連絡管16およびガス側連絡管17を介して接続されている。
室外回路20は、室外機2に収納されている。室外回路20には、圧縮機40、四路切換弁21、室外熱交換器22、膨張弁24、アキュームレータ23、液側閉鎖弁25、及びガス側閉鎖弁26が設けられている。
圧縮機40は、例えば密閉型のスクロール圧縮機である。圧縮機40は、圧縮機構と該圧縮機構を駆動する電動機とを、円筒状のハウジングに収納して構成されている。圧縮機40は、例えば、インバータ機からなり、前記電動機の回転数が段階的にまたは連続的に変更されて、その容量が可変に構成されている。
圧縮機40には、低圧ガス管である吸入管43と、高圧ガス管である吐出管44とがそれぞれ接続されている。吸入管43は、圧縮機40へ吸入される冷媒が流通する。吐出管44は、圧縮機40から吐出される冷媒が流通する。吸入管43は、その入口端がアキュームレータ23を介して四路切換弁21のポートP4に接続され、その出口端が圧縮機40の吸入側に接続されている。吐出管44は、その入口端が圧縮機40の吐出側に接続され、その出口端が油分離器を介してのポートP1に接続されている。
室外熱交換器22は、例えばクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成されている。この室外熱交換器22では、冷媒回路10を循環する冷媒と室外空気とが熱交換を行う。室外熱交換器22の他端には分流器27が設けられ、液側連絡管16と配管接続されている。室外ファン70は、室外熱交換器22へ室外空気を送る。
アキュームレータ23は、円筒状の容器であって、液冷媒とガス冷媒を分離してガス冷媒を圧縮機40に吸入させるために、分離した液冷媒を貯留する。アキュームレータ23は、四路切換弁21と圧縮機40とを繋ぐ吸入管43に設けられている。
また、室外機2には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室外機2には、室外機2に吸い込まれる室外空気の温度を検出するための外気温センサ71が設けられている。室外機2において、室外熱交換器22の一端に位置する分流器27には、分流器27の管温度を検出するための温度センサ72(デアイササーミスタ)が設けられている。また、室外熱交換器22に、その内部の冷媒温度を検出するための室外熱交換器温度センサ76が設けられている。室外熱交換器温度センサ76は、後述の冷房運転時に凝縮温度を検出する一方、暖房運転時に蒸発温度を検出する。さらに、膨張弁24と液側閉鎖弁25との間には液管温度センサ61及びフィルタ28が設けられている。なお、膨張弁24と後述の室内熱交換器31との間の配管を、以下、液冷媒配管11という。前述の液側連絡管16は液冷媒配管11に含まれる。液管温度センサ61は、液管温度センサ61が設けられている部分の液冷媒配管11の温度を検出する。
圧縮機40の吸入管43には、圧縮機40の吸入圧力Psを検出する低圧圧力センサ(LPS)76と、圧縮機40の吐出圧力Pdを検出する高圧圧力センサ(HPS,高圧検出装置)77とが設けられている。
なお、圧縮機40の吸入管43には、圧縮機40に吸入される冷媒の温度である吸入温度を検出するための吸入冷媒温度センサ73が設けられている。吐出管44には、圧縮機40から吐出される冷媒の温度である吐出温度を検出するための吐出冷媒温度センサ75が設けられている。
さらに、室外機2には、コントローラ90が設けられている。コントローラ90は、上記のセンサ類からの信号やリモコン等からの指令信号を受けて空気調和装置1の運転制御を行う。
室内機3には、室内回路30が設けられている。室内回路30には、室内熱交換器31が設けられている。室内熱交換器31は、例えは、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成されている。室内熱交換器31では、冷媒回路10を循環する冷媒と室内空気とが熱交換を行う。さらに室内機3には、室内ファン80が設けられている。この室内ファン80は、室内熱交換器31に室内空気を送る。
液側連絡管(被螺合部材の一例)16は、その一端が液側閉鎖弁(螺合部の一例)25に接続され、他端が室内回路30における室内熱交換器31の一端側となる分流器32に接続されている。ガス側連絡管(被螺合部材の一例)17は、その一端がガス側閉鎖弁(螺合部の一例)26に接続され、他端が室内熱交換器31の他端側に接続されている。
室内機3には、温度センサや湿度センサが設けられている。具体的に、この室内機3には、吸込風温センサ81、分流温度センサ84及び室内熱交換器温度センサ85が設けられている。吸込風温センサ81は、室内機3へ吸い込まれる室内空気の温度、すなわち室内機3の吸込風温を検出する。分流温度センサ84は、室内熱交換器31の一端に位置する分流器32に設けられ、分流器32の管温度を検出する。室内熱交換器温度センサ85は、室内熱交換器31の内部の冷媒温度を検出する。すなわち、室内熱交換器温度センサ85は、後述の冷房運転時に蒸発温度を検出する一方、暖房運転時に凝縮温度を検出する。
次に、空気調和装置1の運転動作を説明する。空気調和装置1の運転時には、冷媒回路10において冷媒が相変化しつつ循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。この空気調和装置1は、冷房運転と暖房運転とを行う。
《冷房運転》冷房運転時には、室内熱交換器31が蒸発器として機能し、冷却動作が行われる。この冷房運転時において、四路切換弁21は、図1に実線で示す状態となる。膨張弁24は、電動弁等であり、コントローラ90により、所定の開度に調節される。
圧縮機40を運転すると、この圧縮機40で圧縮された冷媒が吐出管44へ吐出される。この吐出冷媒は、四路切換弁21を通り、室外熱交換器22へ流入する。室外熱交換器22では、冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。なお、圧縮機40には、その後、冷媒は、液側連絡管16から室内回路30へ送られる。
室内回路30へ流入した冷媒は、室内熱交換器31へ導入される。室内熱交換器31では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発する。つまり、室内回路30へ導入された冷媒は、室内熱交換器31で蒸発し、その結果、室内空気が冷却される。
室内熱交換器31で蒸発した冷媒は、ガス側連絡管17を通って室外回路20へ流入する。その後、冷媒は、四路切換弁21を通過し、吸入管43およびアキュームレータ23を通って圧縮機40に吸入される。圧縮機40は、吸入した吸入冷媒を圧縮して再び吐出する。冷媒回路10では、このような冷媒の循環が繰り返される。
また、コントローラ90は、前述のように膨張弁24の開度調節を行う。その際、コントローラ90は、室内熱交換器31から流出し、圧縮機40に吸入されるガス冷媒の過熱度が一定となるように、膨張弁24の開度を調節する。具体的には、吸入冷媒温度センサ73の検出温度と室内熱交換器温度センサ85の検出温度の差が所定値に保たれるように、膨張弁24の開度が適宜変更される。
《暖房運転》暖房運転時には、室内熱交換器31が凝縮器として機能し、加熱動作が行われる。この暖房運転時において、四路切換弁21は、図1に破線で示す状態となる。そして、膨張弁24は所定の開度に調節される。
圧縮機40を運転すると、この圧縮機40で圧縮された冷媒が吐出管44へ吐出される。この冷媒は、四路切換弁21からガス側閉鎖弁26に向かって流れ、ガス側連絡管17を通って室内回路30に流入する。
室内回路30へ流入した冷媒は、室内熱交換器31へ導入される。室内熱交換器31では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮する。つまり、室内回路30へ導入された冷媒は、室内熱交換器31で凝縮し、その結果、室内空気が加熱される。
室内熱交換器31で凝縮した冷媒は、液側連絡管16を通って室外回路20へ流入する。その後、冷媒は、膨張弁24で減圧された後に、室外熱交換器22へ導入される。
室外熱交換器22では、冷媒が室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器22で蒸発した冷媒は、四路切換弁21を通過し、吸入管43を通って圧縮機40に吸入される。圧縮機40は、吸入した冷媒を圧縮して再び吐出する。冷媒回路10では、このような冷媒の循環が繰り返される。
また、コントローラ90は、前述のように膨張弁24の開度調節を行う。その際、コントローラ90は、室外熱交換器22から流出し、圧縮機40に吸入されるガス冷媒の過熱度が一定となるように、膨張弁24の開度を調節する。具体的には、吸入冷媒温度センサ73の検出温度と室外熱交換器温度センサ76の検出温度の差が所定値に保たれるように、膨張弁24の開度が適宜変更される。
次に、液側閉鎖弁25及びこれに結合された液冷媒配管11の構成を説明する。図2は液側閉鎖弁25及びこれに結合された液冷媒配管11部分を示す平面図、図3は図2の矢印A方向から見た液側閉鎖弁25及び液冷媒配管11部分を示す側面図、図4は図3の矢印B方向から見た液側閉鎖弁25及び液冷媒配管11部分を示す側面図である。なお、図4では分流器27以降の配管の図示を省略している。図5は、液側閉鎖弁25及び液側連絡管16部分を示す側面図である。
液側閉鎖弁25は、室外機2内に配設された冷媒回路10の一端部となる液冷媒配管11に設けられている。液側閉鎖弁25は、図4に示すように、その径方向中心に液冷媒配管11に通じる孔を有する管端部である接続部251を有している。この接続部251における外壁251aには、液側連絡管16を螺合させるために螺旋状のねじ溝が形成されている。この外壁251aと液側連絡管16との螺合により液側閉鎖弁25と液側連絡管16とが接続される前は、液側閉鎖弁25の端部には、外壁251aに覆い被さる状態で当該外壁251aに螺合する閉鎖栓251bが取り付けられている。外壁251aに液側連絡管16を螺合させる作業を行うときには、当該閉鎖栓251bは取り外される。
液側閉鎖弁25に結合されている液冷媒配管11は、第1直線状管部111と、ループ形状部112と、第2直線状管部113とを有する。
第1直線状管部111は、図2及び図3に示すように、室外機2内の冷媒回路10上に設けられている分流器27方向に直線状に延びる管部材である。ループ形状部112は、図4に示すように、当該第1直線状管部111から円弧を描いて一旦斜め下方向に延び、当該下方位置から折り返して円弧を描いて上方向に延び、更に当該上方位置から再び下方向に折り返して円弧を描いて延びる管部材である。第2直線状管部113は、図2及び図3に示すように、下方向に折り返した上記ループ形状部112の端部から第1直線状管部111の延びる方向と同一方向にフィルタ28まで直線状に延び、フィルタ28側の端部が上方に折り返してフィルタ28に接続する管部材である。当該フィルタ28に接続する第2直線状管部113の端部は、被結合部材の一例としてのフィルタ28に接続されて結合する結合部113aとなる。
当該第1直線状管部111と、ループ形状部112と、第2直線状管部113とを有し、液側閉鎖弁25を含みフィルタ28に至るまでの液冷媒配管11部分が特許請求の範囲における継手管の一例となる。また、当該液冷媒配管11部分を含む空気調和装置1における配管接続用のユニットが、特許請求の範囲における空気調和機用の配管ユニットの一例となる。
第2直線状管部113と接続されているフィルタ28は、配管201を介して更に膨張弁24に接続されている。膨張弁24は、配管202により分流器27に接続されている。分流器27は、配管203により室外熱交換器22に接続されている。
一方、液側連絡管16は、その径方向中心に室内機3の室内回路30に通じるための孔部161を有している。液側連絡管16端部の内壁161aには、液冷媒配管11端部の外壁251aのねじ溝と螺合するために、螺旋状のねじ溝が形成されている。
液側閉鎖弁25に液側連絡管16を螺合させる場合は、図5に示すように、液側閉鎖弁25の閉鎖栓251bを取り外して外壁251aを露出させた後、当該外壁251a部分に液側連絡管16側の孔部161をあてがう。この状態で、液側連絡管16をその径方向中心を回転軸p1として回転させ、液側連絡管16端部の内壁161aのねじ溝を、液側閉鎖弁25の外壁251aのねじ溝に徐々に螺合させていく。当該螺合の完了により液側連絡管16が液側閉鎖弁25に接続される。
なお、液側閉鎖弁25の外壁251aのねじ溝に対して、液側連絡管16端部の内壁161aのねじ溝を螺合させるときに、当該液側連絡管16を回転させる液側閉鎖弁25の外壁251aの上記回転軸p1と、ループ形状部112がなすループ形状のループ中心軸p2とが平行となるように、第1直線状管部111及びループ形状部112が形成されている。但し、ここでいう「平行」は、物理的に完全な平行に限定されるものではなく、実質的に平行とみなすことができる範囲、いわゆる略平行の範囲までを含むものとする。
また、ループ形状部112がなすループ形状は、図2及び図3に示すように、上記ループ中心軸p2の延びる方向であって、液側閉鎖弁25から結合部113a側に向かう方向に幅wを持たせて形成されている。
ループ形状部112が当該ループ形状を有することにより、液側閉鎖弁25と液側連絡管16との上記螺合による結合時に、液側閉鎖弁25の外壁251aのねじ溝に対して、液側連絡管16端部の内壁161aのねじ溝を螺合させために液側連絡管16を回転させてねじ込むと、この液側連絡管16の回転時に回転方向への応力が液側閉鎖弁25及び液冷媒配管11側に加わり、この応力が液冷媒配管11のループ形状部112に対してその配設姿勢を変動させる方向に働くが、この応力は、液側連絡管16の当該回転時の回転軸p1と、ループ形状部112のループ形状のループ中心軸p2とが平行とされていることにより、結合部113aに至るまでの間の当該ループ形状部分で生じる当該応力に応じた変形により吸収される。このため、当該応力が、結合部113aに結合されている上記フィルタ28、膨張弁24、及び分流器27に与える影響が軽減され、これらフィルタ28、膨張弁24、及び分流器27の取付姿勢に変動を生じさせるおそれを低減でき、これら部材に予定した通りの性能を発揮させることが可能になる。
また、ループ形状部112のループ形状が、上記ループ中心軸p2の延びる方向であって、液側閉鎖弁25から結合部113a側に向かう方向に幅wを有することにより、液側連絡管16との結合時に液側連絡管16の回転で生じる上記応力以外に、液側閉鎖弁25の外壁251aに対して液側連絡管16端部の内壁161aを押圧させることによる結合部113a側に向かう押圧力が生じても、当該押圧力は、ループ形状部112のループ形状が有する上記ループ中心軸p2の延びる方向かつ結合部113a側に向かう方向への上記幅wを活かした当該ループ形状部分の伸縮により吸収される。このため、当該押圧力が、結合部113aに直接的又は間接的に被結合部材の一例として結合されている上記フィルタ28、膨張弁24、及び分流器27に対して与える影響も軽減される。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、図2乃至図4に、ループ形状部112に上記ループ形状が1つ形成されている例を示したが、当該ループ形状の数は1つに限定されない。ループ形状部112には、液側閉鎖弁25及び結合部113aの間に上記ループ形状が複数形成されてもよい。この場合、ループ形状部112が上記ループ形状を複数有することで、ループ形状の伸縮量をループ形状の数だけ大きくでき、液側連絡管16の螺合時に生じる上記応力、及び結合部113a側に向かう上記押圧力を吸収する作用がループ形状の数だけ大きく得られる。
また、液冷媒配管11の構成は、図2乃至図5に示した構成に限定されることなく適宜変形が可能である。例えば、液冷媒配管11は、第1直線状管部111と、ループ形状部112と、第2直線状管部113とを有するとしているが、上述したループ形状を有するループ形状部112が備えられていればよく、第1直線状管部111及び第2直線状管部113は必須ではない。例えば、ループ形状部112の一端部が液側閉鎖弁25に結合され、他端部が結合部113aを有するであっても構わない。
また、上記実施形態では、本発明に係る継手管が空気調和装置1の室外機2の液冷媒配管11側に例を示したが、本発明に係る継手管は、室外機2のガス側連絡管17側や、或いは、空気調和装置1の室内機3に適用されてもよい。さらには、本発明に係る継手管は、空気調和装置1の他の部分(マフラー等)や、空気調和装置以外の機器における管同士の接続部分に適用されてもよい。これらの場合、室内機3内の室内回路30の端部、マフラー等の上記他の部分、上記管同士の接続部分に、図2乃至図4に示した第1直線状管部111、ループ形状部112、第2直線状管部113、及び液側閉鎖弁25と同様の構成が採用される。
1 空気調和装置
2 室外機
3 室内機
10 冷媒回路
11 液冷媒配管
111 第1直線状管部
112 ループ形状部
113a 結合部
113 第2直線状管部
16 液側連絡管
161 孔部
161a 内壁
17 ガス側連絡管
24 膨張弁
25 液側閉鎖弁
251 接続部
251a 外壁
251b 閉鎖栓
26 ガス側閉鎖弁
27 分流器
28 フィルタ
201 配管
202 配管
203 配管

Claims (4)

  1. 被螺合部材(16)及び被結合部材(24)と接続する継手管(11)であって、
    前記被螺合部材(16)と螺合可能な螺合部(25)と、
    前記被結合部材(24)と結合可能な結合部(113a)と、
    一端部に前記螺合部(25)が設けられ、他端部に前記結合部(113a)が設けられたループ形状の管状部材からなる本体部(112)とを備え、
    前記螺合部(25)への前記被螺合部材(16)の螺合時に当該被螺合部材(16)を回転させる前記螺合部(25)の回転軸(p1)と、前記本体部(112)がなす前記ループ形状のループ中心軸(p2)とが略平行とされている継手管(11)。
  2. 前記本体部(112)は、前記ループ中心軸(p2)の延びる方向であって、前記螺合部(25)から前記結合部(113a)側に向かう方向に幅を持たせて、前記ループ形状を形成する請求項1に記載の継手管(11)。
  3. 前記本体部(112)は、前記螺合部(25)及び前記結合部(113a)の間に前記ループ形状を複数有して形成されている請求項1又は請求項2に記載の継手管(11)。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の継手管(11)を備えた空気調和機用の配管ユニット。
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