JP2012071814A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運転席側吹出口および非運転席側吹出口から空調風が吹き出される通常吹出モードと、通常吹出モードに比べて非運転席側吹出口の開度が小さくされる運転席優先吹出モードとを切り替える吹出モード切替手段を備え、運転席側吹出口は第1吹出口と第2吹出口とを含み、運転席優先吹出モードは、空調風が少なくとも第1吹出口から吹き出される第1優先吹出モードと、第1優先吹出モードに比べて第2吹出口の開度が大きくされる第2優先吹出モードとを含み、さらに、第1優先吹出モードと第2優先吹出モードとを切り替える優先吹出モード切替手段を備え、優先吹出モード切替手段は、運転席優先吹出モードにおいて、空調負荷が所定負荷よりも低い場合には第1優先吹出モードを実行し、空調負荷が所定負荷よりも高い場合には第2優先吹出モードを実行する。
【選択図】図6
Description
運転席以外の座席に対応して設けられた非運転席側吹出口(29、33、35)と、
運転席側吹出口(27、31、37)および非運転席側吹出口(29、33、35)から吹き出される空調風を作り出す空調ユニット(10)と、
運転席側吹出口(27、31、37)および非運転席側吹出口(29、33、35)から空調風が吹き出される通常吹出モードと、通常吹出モードに比べて非運転席側吹出口(29、33、35)の開度が小さくされる運転席優先吹出モードとを切り替える吹出モード切替手段(20、22、23)と、
吹出モード切替手段(20、22、23)を制御する制御手段(40)とを備え、
運転席側吹出口(27、31、37)は第1吹出口と第2吹出口とを含み、
運転席優先吹出モードは、空調風が少なくとも第1吹出口から吹き出される第1優先吹出モードと、第1優先吹出モードに比べて第2吹出口の開度が大きくされる第2優先吹出モードとを含み、
さらに、第1優先吹出モードと第2優先吹出モードとを切り替える優先吹出モード切替手段(19、21)を備え、
制御手段(40)は、運転席優先吹出モードにおいて、空調負荷が所定負荷よりも低い場合には第1優先吹出モードが実行され、空調負荷が所定負荷よりも高い場合には第2優先吹出モードが実行されるように優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする。
吹出モード切替手段(20、22、23)として、助手席側フェイス吹出口(29)の開度を調整する助手席側フェイス開閉機構(20)を少なくとも備えることを特徴とする。
空調負荷が冷房負荷であるときの第1優先吹出モードを冷房時第1優先吹出モードとし、
空調負荷が冷房負荷であるときの第2優先吹出モードを冷房時第2優先吹出モードとしたとき、
制御手段(40)は、運転席優先吹出モードにおいて、冷房負荷が所定冷房負荷よりも高い場合であっても、冷風温度検出手段によって検出された冷風温度(TE)が所定温度よりも低い場合には冷房時第2優先吹出モードに代えて冷房時第1優先吹出モードが実行されるように優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする。
空調負荷が冷房負荷であるときの第1優先吹出モードを冷房時第1優先吹出モードとし、
空調負荷が冷房負荷であるときの第2優先吹出モードを冷房時第2優先吹出モードとしたとき、
制御手段(40)は、運転席優先吹出モードにおいて、冷房負荷が所定冷房負荷よりも高い場合であっても、車室内温度検出手段によって検出された車室内温度(TR)が所定温度よりも低い場合には冷房時第2優先吹出モードに代えて冷房時第1優先吹出モードが実行されるように優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする。
制御手段(40)は、冷房負荷の極高負荷域で送風機の目標送風量を最大風量にし、冷房負荷の高負荷域では冷房負荷の低下に応じて目標送風量を減少させ、
所定冷房負荷は、極高負荷域と高負荷域との境界における負荷であることを特徴とする。
運転席側フェイス吹出口(27)、運転席側ニー吹出口(37)および運転席側フット吹出口(31)を備え、
空調負荷が冷房負荷であるときには、運転席側フェイス吹出口(27)が第1吹出口となり、運転席側ニー吹出口(37)および運転席側フット吹出口(31)が第2吹出口となり、
空調負荷が冷房負荷であるときの第1優先吹出モードを冷房時第1優先吹出モードとし、
空調負荷が冷房負荷であるときの第2優先吹出モードを冷房時第2優先吹出モードとしたとき、
冷房時第2優先吹出モードでは、運転席側フェイス吹出口(27)の風量割合rFACE、運転席側フット吹出口(31)の風量割合rFOOT、および運転席側ニー吹出口(37)の風量割合rKNEEが、rFACE>rKNEE>rFOOTの関係を満たすことを特徴とする。
運転席側フット吹出口(31)と、
運転席側フェイス吹出口(27)および運転席側ニー吹出口(37)のうち少なくとも一方の吹出口とを備え、
空調負荷が暖房負荷であるときには、
運転席側フット吹出口(31)が第1吹出口となり、
運転席側フェイス吹出口(27)および運転席側ニー吹出口(37)のうち少なくとも一方の吹出口が第2吹出口となり、
制御手段(40)は、所定負荷として所定暖房負荷を用いて優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする。
吹出モード切替手段(20、22、23)として、非運転席側フット吹出口(33、35)の開度を調整する非運転席側フット開閉機構(22、23)を少なくとも備えることを特徴とする。
デフロスタ吹出口(25)の開度を調整するデフロスタ開閉機構(18)とを備え、
空調負荷が暖房負荷であるときの第1優先吹出モードを暖房時第1優先吹出モードとし、
空調負荷が暖房負荷であるときの第2優先吹出モードを暖房時第2優先吹出モードとしたとき、
制御手段(40)は、運転席優先吹出モードにおいて、暖房負荷が所定暖房負荷よりも高く且つ車両前面窓ガラスの曇り防止が要求される場合には、デフロスタ吹出口(25)の開度が暖房時第2優先吹出モードに比べて大きくなるようにデフロスタ開閉機構(18)を制御することを特徴とする。
空調負荷が暖房負荷であるときの第2優先吹出モードを暖房時第2優先吹出モードとしたとき、
制御手段(40)は、暖房時第1優先吹出モードから暖房時第2優先吹出モードに切り替える際に、運転席側フェイス吹出口(27)、運転席側ニー吹出口(37)、運転席側フット吹出口(31)の順に空調風が吹き出されるように優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする。
制御手段(40)は、暖房負荷の極高負荷域で送風機の目標送風量を最大風量にし、暖房負荷の高負荷域では暖房負荷の低下に応じて目標送風量を減少させ、
所定暖房負荷は、極高負荷域と高負荷域との境界における負荷であることを特徴とする。
運転席側フェイス吹出口(27)、運転席側ニー吹出口(37)および運転席側フット吹出口(31)を備え、
空調負荷が暖房負荷であるときには、運転席側フット吹出口(31)が第1吹出口となり、運転席側フェイス吹出口(27)および運転席側ニー吹出口(37)が第2吹出口となり、
空調負荷が暖房負荷であるときの第1優先吹出モードを暖房時第1優先吹出モードとし、
空調負荷が暖房負荷であるときの第2優先吹出モードを暖房時第2優先吹出モードとしたとき、
暖房時第2優先吹出モードでは、運転席側ニー吹出口(37)の風量割合rKNEEが、運転席側フェイス吹出口(27)の風量割合rFACE、および運転席側フット吹出口(31)の風量割合rFOOTよりも小さくなることを特徴とする。
空調ユニット(10)から運転席側フェイス吹出口(27)に至る運転席側フェイスダクト(26)と、
空調ユニット(10)から運転席側フット吹出口(31)に至る運転席側フットダクト(30)と、
空調ユニット(10)から非運転席側吹出口(29、33、35)に至る非運転席側ダクト(28、32、34)と、
運転席側フェイスダクト(26)、運転席側フットダクト(30)または非運転席側ダクト(28、32、34)から分岐して運転席側ニー吹出口(37)に至る運転席側ニーダクト(36)とを備えることを特徴とする。
以下、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態における車両用空調装置は、図1に示す空調ユニット10を備えている。空調ユニット10は、図2に示す車室内最前部のダッシュボード1の内側に配置されて、その外殻を形成するケーシング11内に送風機、冷却用熱交換器をなす蒸発器、加熱用熱交換器をなすヒータコア、温度調整手段をなすエアミックスドア(いずれも図示せず)等を収容したものである。
但し、A〜Eは車両毎の定数、TSETは空調設定温度、TRは車室内温度、TSは日射量、TAMは外気温度である。TAOは、空調負荷の度合いを示す指標でもある。
上記第1実施形態では、高冷房負荷時モードへの切替判断をTAOに基づいて行うが、本第2実施形態では、高冷房負荷時モードへの切替判断をTAO、蒸発器吹出空気温度TEおよび車室内温度TRに基づいて行う。
上記第1、第2実施形態では、高冷房負荷時モード時に助手席側フェイス吹出口29および助手席側フット吹出口33からの吹き出しを遮断するが、本第3実施形態では、図9に示すように、高冷房負荷時モード時に助手席側フェイス吹出口29および助手席側フット吹出口33のうち少なくとも特定の1つの吹出口から冷風を吹き出すようにする。
上記第1〜第3実施形態では、運転席側ニーダクト36が運転席側フットダクト30から分岐しているが、本第3実施形態では、図10に示すように運転席側ニーダクト36が運転席側フェイスダクト26から分岐している。そして、高冷房負荷時モード時には、運転席側フェイス吹出口27および運転席側ニー吹出口37から冷風を吹き出し、運転席側フット吹出口31からの吹き出しを遮断するようにする。
本第5実施形態では、図11に示すように、上記第1〜第4実施形態に対して、運転席側ニーダクト36の分岐部に運転席側ニー開閉機構38が追加されている。運転席側ニー開閉機構38は、運転席側ニー吹出口37の開度を調整する調整機構である。
上記第1〜第5実施形態では、運転席側ニーダクト36が運転席側フットダクト30または運転席側フェイスダクト26から分岐しているが、本第6実施形態では、図12に示すように運転席側ニーダクト36が助手席側フェイスダクト28、助手席側フットダクト32および後席側フットダクト34のいずれかから分岐している。さらに、運転席側ニーダクト36の分岐部に運転席側ニー開閉機構38が設けられている。
本第7実施形態は、高冷房負荷時モードにおける運転席側フェイス吹出口27からの吹出風量を十分に確保する手法に関するものである。
本第8実施形態は、高暖房負荷時における防曇制御に関するものである。図14は、本実施形態における空調制御装置の制御処理の要部を示すフローチャートである。図14において、ステップS195、S205以外は上述の図6と同じであるので説明を省略する。
上記第8実施形態では、高暖房負荷時にデフロスタスイッチ61が押されたら速やかに高暖房負荷時モードからデフロスタモードに切り替えるが、本第9実施形態では、高暖房負荷時に窓曇りの危険ありと判断されたら高暖房負荷時モードから図15に示す高暖房負荷時デフロスタモードに切り替える。
本第10実施形態は、高暖房負荷時モードに切り替える際における運転席側フェイス吹出口27、運転席側フット吹出口31および運転席側ニー吹出口37からの吹き出しの始め方に関するものである。
本第11実施形態は、乗員快適感の早期向上効果を一層増大させるものである。まず、乗員快適感の早期向上効果について本発明者が得た知見を説明する。
本実施形態は、KNEE吹き出し温度(運転席側ニーダクト36の吹き出し温度)を適切化するものである。
本第13実施形態は、第1優先モードと第2優先モードとの切り替わりの際における各吹出口の吹き出し風量を好適化するものである。
上記各実施形態では、第1優先モードと第2優先モードとをTAOに基づいて切り替えるが、本第14実施形態では、車両用空調装置の作動開始直後の場合、第2優先モードから第1優先モードへの切り替えを時間(タイマー)で行う。
上記各実施形態では、第1、第2優先モードの切り替えを自動的に行うが、本第15実施形態では、第1、第2優先モードの切り替えを乗員の要求に応じて行う。
なお、上記各実施形態では、1席集中フェイスモード、1席集中バイレベルモードおよび1席集中フットモードにおいて運転席側以外の吹出口29、33、35からの吹き出しを遮断するが、1席集中フェイスモード、1席集中バイレベルモードおよび1席集中フットモードにおいて運転席側以外の吹出口29、33、35を必ずしも遮断する必要はなく、運転席側以外の吹出口29、33、35から空調風を少量吹き出すようにしてもよい。
19 運転席側フェイス開閉機構(優先吹出モード切替手段)
20 助手席側フェイス開閉機構(吹出モード切替手段)
21 運転席側フット開閉機構(優先吹出モード切替手段)
22 助手席側フット開閉機構(吹出モード切替手段、非運転席側フット開閉機構)
23 後席側フット開閉機構(吹出モード切替手段、非運転席側フット開閉機構)
25 デフロスタ吹出口
26 運転席側フェイスダクト
27 運転席側フェイス吹出口(運転席側吹出口)
28 助手席側フェイスダクト(非運転席側ダクト)
29 助手席側フェイス吹出口(非運転席側吹出口)
30 運転席側フットダクト
31 運転席側フット吹出口(運転席側吹出口)
32 助手席側フットダクト(非運転席側ダクト)
33 助手席側フット吹出口(非運転席側吹出口、非運転席側フット吹出口)
34 後席側フットダクト(非運転席側ダクト)
35 後席側フット吹出口(非運転席側吹出口、非運転席側フット吹出口)
36 運転席側ニーダクト
37 運転席側ニー吹出口(運転席側吹出口)
38 運転席側ニー開閉機構(調整機構)
Claims (19)
- 運転席に対応して設けられた運転席側吹出口(27、31、37)と、
運転席以外の座席に対応して設けられた非運転席側吹出口(29、33、35)と、
前記運転席側吹出口(27、31、37)および前記非運転席側吹出口(29、33、35)から吹き出される空調風を作り出す空調ユニット(10)と、
前記運転席側吹出口(27、31、37)および前記非運転席側吹出口(29、33、35)から前記空調風が吹き出される通常吹出モードと、前記通常吹出モードに比べて前記非運転席側吹出口(29、33、35)の開度が小さくされる運転席優先吹出モードとを切り替える吹出モード切替手段(20、22、23)と、
前記吹出モード切替手段(20、22、23)を制御する制御手段(40)とを備え、
前記運転席側吹出口(27、31、37)は第1吹出口と第2吹出口とを含み、
前記運転席優先吹出モードは、前記空調風が少なくとも前記第1吹出口から吹き出される第1優先吹出モードと、前記第1優先吹出モードに比べて前記第2吹出口の開度が大きくされる第2優先吹出モードとを含み、
さらに、前記第1優先吹出モードと前記第2優先吹出モードとを切り替える優先吹出モード切替手段(19、21)を備え、
前記制御手段(40)は、前記運転席優先吹出モードにおいて、空調負荷が所定負荷よりも低い場合には前記第1優先吹出モードが実行され、前記空調負荷が前記所定負荷よりも高い場合には前記第2優先吹出モードが実行されるように前記優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記運転席側吹出口(27、31、37)として、前記運転席の乗員の上半身に対応して設けられた運転席側フェイス吹出口(27)、前記運転席の乗員の膝部に対応して設けられた運転席側ニー吹出口(37)、および前記運転席の乗員の足元部に対応して設けられた運転席側フット吹出口(31)のうち少なくとも2つの吹出口を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記運転席側吹出口(27、31、37)として、
前記運転席側フェイス吹出口(27)と、
前記運転席側ニー吹出口(37)および前記運転席側フット吹出口(31)のうち少なくとも一方の吹出口とを備え、
前記空調負荷が冷房負荷であるときには、
前記運転席側フェイス吹出口(27)が前記第1吹出口となり、
前記運転席側ニー吹出口(37)および前記運転席側フット吹出口(31)のうち少なくとも一方の吹出口が前記第2吹出口となり、
前記制御手段(40)は、前記所定負荷として所定冷房負荷を用いて前記優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。 - 前記非運転席側吹出口(29、33、35)として、助手席の乗員の上半身に対応して設けられた助手席側フェイス吹出口(29)を少なくとも備え、
前記吹出モード切替手段(20、22、23)として、前記助手席側フェイス吹出口(29)の開度を調整する助手席側フェイス開閉機構(20)を少なくとも備えることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。 - 前記空調ユニット(10)は、送風空気を冷却する冷却用熱交換器と、前記冷却用熱交換器通過後の冷風温度(TE)を検出する冷風温度検出手段とを有し、
前記空調負荷が前記冷房負荷であるときの前記第1優先吹出モードを冷房時第1優先吹出モードとし、
前記空調負荷が前記冷房負荷であるときの前記第2優先吹出モードを冷房時第2優先吹出モードとしたとき、
前記制御手段(40)は、前記運転席優先吹出モードにおいて、前記冷房負荷が前記所定冷房負荷よりも高い場合であっても、前記冷風温度検出手段によって検出された前記冷風温度(TE)が所定温度よりも低い場合には前記冷房時第2優先吹出モードに代えて前記冷房時第1優先吹出モードが実行されるように前記優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の車両用空調装置。 - 車室内温度(TR)を検出する車室内温度検出手段を備え、
前記空調負荷が前記冷房負荷であるときの前記第1優先吹出モードを冷房時第1優先吹出モードとし、
前記空調負荷が前記冷房負荷であるときの前記第2優先吹出モードを冷房時第2優先吹出モードとしたとき、
前記制御手段(40)は、前記運転席優先吹出モードにおいて、前記冷房負荷が前記所定冷房負荷よりも高い場合であっても、前記車室内温度検出手段によって検出された前記車室内温度(TR)が所定温度よりも低い場合には前記冷房時第2優先吹出モードに代えて前記冷房時第1優先吹出モードが実行されるように前記優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の車両用空調装置。 - 前記空調ユニット(10)内の空気通路に空気流れを発生させる送風機を備え、
前記制御手段(40)は、前記冷房負荷の極高負荷域で前記送風機の目標送風量を最大風量にし、前記冷房負荷の高負荷域では前記冷房負荷の低下に応じて前記目標送風量を減少させ、
前記所定冷房負荷は、前記極高負荷域と前記高負荷域との境界における負荷であることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記運転席側吹出口(27、31、37)として、
前記運転席側フェイス吹出口(27)、前記運転席側ニー吹出口(37)および前記運転席側フット吹出口(31)を備え、
前記空調負荷が冷房負荷であるときには、前記運転席側フェイス吹出口(27)が前記第1吹出口となり、前記運転席側ニー吹出口(37)および前記運転席側フット吹出口(31)が前記第2吹出口となり、
前記空調負荷が前記冷房負荷であるときの前記第1優先吹出モードを冷房時第1優先吹出モードとし、
前記空調負荷が前記冷房負荷であるときの前記第2優先吹出モードを冷房時第2優先吹出モードとしたとき、
前記冷房時第2優先吹出モードでは、前記運転席側フェイス吹出口(27)の風量割合rFACE、前記運転席側フット吹出口(31)の風量割合rFOOT、および前記運転席側ニー吹出口(37)の風量割合rKNEEが、rFACE>rKNEE>rFOOTの関係を満たすことを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記運転席側吹出口(27、31、37)として、
前記運転席側フット吹出口(31)と、
前記運転席側フェイス吹出口(27)および前記運転席側ニー吹出口(37)のうち少なくとも一方の吹出口とを備え、
前記空調負荷が暖房負荷であるときには、
前記運転席側フット吹出口(31)が前記第1吹出口となり、
前記運転席側フェイス吹出口(27)および前記運転席側ニー吹出口(37)のうち少なくとも一方の吹出口が前記第2吹出口となり、
前記制御手段(40)は、前記所定負荷として所定暖房負荷を用いて前記優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記非運転席側吹出口(29、33、35)として、前記運転席以外の座席の乗員の足元部に対応して設けられた非運転席側フット吹出口(33、35)を少なくとも備え、
前記吹出モード切替手段(20、22、23)として、前記非運転席側フット吹出口(33、35)の開度を調整する非運転席側フット開閉機構(22、23)を少なくとも備えることを特徴とする請求項9に記載の車両用空調装置。 - 車両前面窓ガラスに向けて空調風を吹き出すデフロスタ吹出口(25)と、
前記デフロスタ吹出口(25)の開度を調整するデフロスタ開閉機構(18)とを備え、
前記空調負荷が前記暖房負荷であるときの前記第1優先吹出モードを暖房時第1優先吹出モードとし、
前記空調負荷が前記暖房負荷であるときの前記第2優先吹出モードを暖房時第2優先吹出モードとしたとき、
前記制御手段(40)は、前記運転席優先吹出モードにおいて、前記暖房負荷が前記所定暖房負荷よりも高く且つ前記車両前面窓ガラスの曇り防止が要求される場合には、前記デフロスタ吹出口(25)の開度が前記暖房時第2優先吹出モードに比べて大きくなるように前記デフロスタ開閉機構(18)を制御することを特徴とする請求項9または10に記載の車両用空調装置。 - 前記空調負荷が前記暖房負荷であるときの前記第1優先吹出モードを暖房時第1優先吹出モードとし、
前記空調負荷が前記暖房負荷であるときの前記第2優先吹出モードを暖房時第2優先吹出モードとしたとき、
前記制御手段(40)は、前記暖房時第1優先吹出モードから前記暖房時第2優先吹出モードに切り替える際に、前記運転席側フェイス吹出口(27)、前記運転席側ニー吹出口(37)、前記運転席側フット吹出口(31)の順に前記空調風が吹き出されるように前記優先吹出モード切替手段(19、21)を制御することを特徴とする請求項9または10に記載の車両用空調装置。 - 前記空調ユニット(10)内の空気通路に空気流れを発生させる送風機を備え、
前記制御手段(40)は、前記暖房負荷の極高負荷域で前記送風機の目標送風量を最大風量にし、前記暖房負荷の高負荷域では前記暖房負荷の低下に応じて前記目標送風量を減少させ、
前記所定暖房負荷は、前記極高負荷域と前記高負荷域との境界における負荷であることを特徴とする請求項9ないし12のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記運転席側吹出口(27、31、37)として、
前記運転席側フェイス吹出口(27)、前記運転席側ニー吹出口(37)および前記運転席側フット吹出口(31)を備え、
前記空調負荷が暖房負荷であるときには、前記運転席側フット吹出口(31)が前記第1吹出口となり、前記運転席側フェイス吹出口(27)および前記運転席側ニー吹出口(37)が前記第2吹出口となり、
前記空調負荷が前記暖房負荷であるときの前記第1優先吹出モードを暖房時第1優先吹出モードとし、
前記空調負荷が前記暖房負荷であるときの前記第2優先吹出モードを暖房時第2優先吹出モードとしたとき、
前記暖房時第2優先吹出モードでは、前記運転席側ニー吹出口(37)の風量割合rKNEEが、前記運転席側フェイス吹出口(27)の風量割合rFACE、および前記運転席側フット吹出口(31)の風量割合rFOOTよりも小さくなることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記運転席側吹出口(27、31、37)として、前記運転席側フェイス吹出口(27)、前記運転席側フット吹出口(31)および前記運転席側ニー吹出口(37)を備え、
前記空調ユニット(10)から前記運転席側フェイス吹出口(27)に至る運転席側フェイスダクト(26)と、
前記空調ユニット(10)から前記運転席側フット吹出口(31)に至る運転席側フットダクト(30)と、
前記空調ユニット(10)から前記非運転席側吹出口(29、33、35)に至る非運転席側ダクト(28、32、34)と、
前記運転席側フェイスダクト(26)、前記運転席側フットダクト(30)または前記非運転席側ダクト(28、32、34)から分岐して前記運転席側ニー吹出口(37)に至る運転席側ニーダクト(36)とを備えることを特徴とする請求項2ないし14のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記運転席側フェイスダクト(26)、前記運転席側フットダクト(30)または前記非運転席側ダクト(28、32、34)における前記運転席側ニーダクト(36)の分岐部に設けられ、前記運転席側ニー吹出口(37)の開度を調整する調整機構(38)を備えることを特徴とする請求項15に記載の車両用空調装置。
- 前記吹出モード切替手段(20、22、23)は、前記空調ユニット(10)の内部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 前記吹出モード切替手段(20、22、23)は、前記空調ユニット(10)の外部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 前記第1優先吹出モードと前記第2優先吹出モードの切替えの時に、前記第2吹出口の開度を段階的もしくは線形的に、徐々に変化させることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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