JP2012070890A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負担を増大させることなく、作業を安全に行うことができるX線CT装置を提供する。
【解決手段】架台20が配置された検査室110内に動体があるか否かを検出する動体検出部32と第1の音声を出力する第1の音声出力部35及び第2の音声を出力する第2の音声出力部36とを配置し、造影剤が投与された被検体Pに対して第1の照射条件に基づくモニタリング撮影を行い、その撮影により生成される画像データ上における関心領域の経時的に変化するCT値を求める。そして、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がある場合に第1の音声を出力させ、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がない場合に音声の出力を避ける。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、造影剤が投与された被検体の画像データを生成するX線CT装置に関する。
X線CT装置を用いた造影検査では、X線の外部への漏洩を防ぐシールド材で覆われた検査室内に配置された架台でプリスキャンを行い、被検体に造影剤が投与された後、プリスキャンにより得られる画像データ上の関心領域におけるCT値が閾値に達したとき、プリスキャンを止めて本スキャンを開始するリアルプレップスキャンと呼ばれるスキャン方法が知られている。
この造影検査では、被検体に造影剤の投与が行われると、造影検査を担当する看護師や技師等の担当者により、検査室内の被検体の傍で造影剤が漏れることなく正しく投与されていることや、造影剤による副作用の症状がでていないことなどの確認が行われる。この担当者による確認作業は、造影剤の投与が開始されてから本スキャンが開始される前までの短い時間で行う必要があるため、本スキャン開始の直前まで行われ、本スキャンに備えて被検体に息止めを指示する音声が出力されたとき、検査室から退室することが多い。
特開2005−245797号公報
しかしながら、関心領域のCT値が閾値に達したときに自動的に本スキャンが開始され、本スキャンの開始に合わせて直前に音声が出力されるため、検査室からの退室が少しでも遅れると、担当者は本スキャンにより不要な被曝を受ける問題がある。この問題に対して、検査室に隣接する操作室に配置される表示部に表示された画像データの観察を行う担当者が検査室内の操作者に対して退室を指示する方法が考えられるが、被検体への音声出力のタイミングよりも前にしかもタイミングよく指示しようとすると、細心の注意を払う必要がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、負担を増大させることなく、作業を安全に行うことができるX線CT装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、実施形態のX線CT装置は、造影剤が投与された被検体に対してX線を照射し、前記被検体を透過したX線を検出して投影データを生成する架台を備えたX線CT装置において、前記架台が配置された検査室内に動体があるか否かを検出する動体検出手段と、前記投影データに基づいて生成された画像データ上における関心領域の経時的に変化するCT値を求めるCT値算出手段と、前記検査室内に配置され、前記検査室内に動体があるか否かの情報及び前記CT値の情報に基づいて音声を出力する音声出力手段とを備えたことを特徴とする。
実施形態に係るX線CT装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る検査室及び操作室に配置されたX線CT装置の各ユニットの一例を示す図。 実施形態に係る関心領域におけるCT値の経時的な変化を示す図。 実施形態に係るX線CT装置の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係るX線CT装置の構成を示したブロック図である。このX線CT装置100は、被検体Pが載置される寝台10と、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線の検出により投影データを生成する撮影(スキャン)を行う架台20と、架台20の撮影により生成された投影データから画像データを生成する画像データ生成部30とを備えている。
また、X線CT装置100は、画像データ生成部30で生成された画像データを表示する表示部31と、X線の外部への漏洩を防ぐシールド材で覆われた検査室110内に動体があるか否かを検出する動体検出部32と、画像データ生成部30で生成された画像データ上における関心領域の経時的に変化するCT値を求めるCT値算出部33とを備えている。
更に、X線CT装置100は、検査室110内に配置され、動体検出部32により検出される検査室110内に動体があるか否かの情報及びCT値算出部33により求められる関心領域のCT値の情報に基づいて音声を出力する音声出力部34と、種々のコマンドの入力等を行なう操作部50と、寝台10、架台20、画像データ生成部30、動体検出部32、CT値算出部33、及び音声出力部34を統括して制御するシステム制御部60とを備えている。
そして、図2に示すように、検査室110内に寝台10、架台20、動体検出部32、及び音声出力部34が配置され、検査室110に隣接する操作室111内に表示部31及び操作部50が配置されている。また、検査室110及び操作室111の外側から検査室110への入室並びに検査室110から検査室110及び操作室111の外側への退室用の出入口112にX線の漏洩を防ぐドア112が開閉可能に設けられ、検査室110と操作室111間の出入口にX線の漏洩を防ぐドア113が開閉可能に設けられている。
寝台10は、被検体Pが載置される天板11と、被検体Pが載置された天板11を長手方向及び上下方向へ駆動する天板駆動部12とを備えている。そして、天板駆動部12は、撮影が行われるとき、天板11上の被検体Pを架台20の撮影が可能な撮影位置へ移動する。
架台20は、寝台10の近傍に配置され、寝台10の天板11移動により被検体Pが送り込まれる円筒状の開口部21と、X線を発生するX線管22と、システム制御部60から供給される管電圧及び管電流を含むX線照射条件に基づいてX線管22を照射駆動する高電圧発生器23と、X線を検出するX線検出器24と、X線検出器24で検出された検出信号を収集して投影データを生成するデータ収集部25とを備えている。
また、架台20は、データ収集部25で生成された投影データを画像データ生成部30へ出力するための送受信部を有するデータ伝送部26と、X線管22、高電圧発生器23、X線検出器24、データ収集部25、及びデータ伝送部26の送信部を支持する回転フレーム27と、回転フレーム27を回転駆動する回転駆動部28と、回転フレーム27を回転可能に支持する支持台29とを備えている。
X線管22は、高電圧発生器23の照射駆動によりX線を発生する。そして、撮影では、回転しながら被検体PにX線を照射する。また、X線検出器24は、多数のX線検出素子を有し、X線管22に対向して配置される。そして、撮影では、X線管22からの照射により被検体Pを透過したX線を検出して電気信号に変換し、変換した信号を増幅してデータ収集部25に出力する。
データ収集部25は、アナログ/デジタル変換回路等を有する電子回路基板を備え、X線検出器24の外周に配置される。そして、X線検出器24から出力される信号をデジタル信号に変換し、その変換したデジタル信号を回転フレーム27の所定の角度回転毎に収集してビュー単位の投影データを生成する。
データ伝送部26は、例えば光通信手段により送受信するための送信部及び受信部を有し、送信部が回転フレーム27に配置され、受信部が支持台29に配置されている。そして、送信部がデータ収集部25からのX線投影データを受信部に伝送し、受信部が送信部から伝送された投影データを画像データ生成部30に出力する。
画像データ生成部30は、架台20のデータ伝送部26から出力される投影データを保存する記憶部及びこの記憶部に保存された複数ビューの投影データに基づいて画像データを生成する再構成部を備えている。そして、生成した画像データを表示部31やCT値算出部33に出力する。
表示部31はCRTや液晶パネル等を備え、画像データ生成部30から出力された画像データを表示する。また、操作部50からの入力により画像データ上に設定された関心領域を表示する。
動体検出部32は、検査室110内の天井(又は側壁)に配置され、例えばマイクロ波ドップラ方式の動体センサを備えている。そして、検査室110内に動体があるか否かを検出し、検出した動体の有無の情報をシステム制御部60へ出力する。
このように、検査室110内に動体検出部32を配置することにより、寝台10上に載置された被検体Pとこの被検体Pの検査を担当する看護師、技師、医師等の担当者とが検査室110内に存在する場合、被検体Pは寝台10上に静置されているため作業中の担当者のみを動体として検出することができる。
CT値算出部33は、寝台10上に載置され、造影剤が投与された被検体Pの撮影により、画像データ生成部30で生成される画像データ上の関心領域における各画素が有するCT値から、例えば平均のCT値を求める。ここでは、画像データ上の、血液が流通する被検体Pの関心部位に当たる領域に関心領域を設定することにより、関心領域のCT値は関心部位を流通する血液に含まれる造影剤の濃度に応じて経時的に変化する。
図3は、関心領域におけるCT値の経時的な変化を示した図である。このCT値は、被検体Pの関心部位に造影剤が流入する前の一定の値から、投与された造影剤が関心部位に流入して上昇する。次いで、関心部位の造影剤濃度が最大になりピークを迎え、最大を過ぎた後の造影剤濃度の低下に伴い減少する。
造影検査には、関心領域のCT値に基づいて、撮影を被検体Pの関心部位を監視するためのモニタリング撮影から、X線強度を上げて所定部位の輪郭が造影剤によって強調される診断に有用な画像データを得るための本撮影に切換える撮影方法がある。ここでは、その方法により撮影を行うために、経時的に変化するCT値の例えばピーク近傍を閾値として設定する。そして、X線照射条件として、設定した閾値に達するまでモニタリング撮影を行うための第1の照射条件及び閾値に達した後に本撮影を行うための第2の照射条件を設定する。
また、本撮影が開始される前に、作業中の担当者を検査室110から退室させる例えば「まもなく本撮影が始まりますので、担当者は検査室から退室してください」等の第1の音声を出力させるタイミングを、関心領域のCT値に基づいて決定する。ここでは、CT値のピークに達するまでの上昇速度が被検体Pの性別、体重、年齢などの基礎データにより異なることを考慮して、第1の音声を出力させるタイミングとして、閾値に対して例えば80%等の第1の比率と成る第1のCT値を設定する。
また、第1の音声出力タイミングの後の本撮影が開始される前に、本撮影中の呼吸による体動を防ぐために被検体Pに呼吸を停止させる例えば「息を吸って、止めてください」等の第2の音声を出力させるタイミングを、関心領域のCT値に基づいて決定する。ここでは、第1のCT値を越えて閾値に達する前の閾値に対して第1の比率よりも大きい第2の比率と成る第2のCT値を設定する。
そして、造影検査前に操作部50からの入力により設定された第1のCT値、第2のCT値、及び閾値がシステム制御部60に保存される。CT値算出部33は、設定された第1のCT値の情報に基づいて、関心領域のCT値が第1のCT値に達したとき、その第1のCT値の情報をシステム制御部60へ出力する。また、設定された第2のCT値の情報に基づいて、関心領域のCT値が第1のCT値を越えて第2のCT値に達したとき、その第2のCT値の情報をシステム制御部60へ出力する。更に、設定された閾値の情報に基づいて、関心領域のCT値が第2のCT値を越えて閾値に達したとき、その閾値の情報をシステム制御部60へ出力する。
図1に示した音声出力部34は、例えば音声合成器及びスピーカにより構成され、検査室110内の例えば側壁に配置される第1の音声出力部35と、架台20又はこの架台20の近傍に配置される第2の音声出力部36を備えている。そして、第1の音声出力部35は、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がある場合、システム制御部60からの指示により、その動体である担当者に対して第1の音声を出力する。また、第2の音声出力部36は、関心領域のCT値が第1のCT値を越えて第2のCT値である場合、システム制御部60からの指示により、寝台10上の被検体Pに対して第2の音声を出力する。
このように、検査室110内に第1の音声出力部35を配置することにより、検査室110内で作業中の担当者に対して、第1の音声を伝えることができる。また、架台20又は架台20近傍に第2の音声出力部36を配置することにより、架台20の例えば開口部21内に送り込まれ、第1の音声出力部35からでは音声を伝えることが困難な被検体Pに対して、第2の音声を伝えることができる。
操作部50は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、更には各種スイッチなどを備えたインターラクティブなインターフェースであり、被検体Pを識別するIDや氏名等の被検体情報の入力を行う。また、被検体Pの造影検査を行うときの第1及び第2の照射条件等のX線照射条件設定のための入力、関心領域の設定のための入力、第1及び第2のCT値並びに閾値設定のための入力、各種コマンドの入力等を行なう。
システム制御部60は、CPUと記憶回路を備え、操作部50からの入力情報を一旦記憶した後、これらの入力情報に基づいて投影データの生成、画像データの生成と表示等に関する制御などシステム全体の制御を行う。また、造影検査における撮影では、動体検出部32及びCT値算出部33から出力される情報に基づいて架台20の高電圧発生器23及び音声出力部34を制御する。
以下、図1乃至図4を参照して、X線CT装置100の動作の一例を説明する。
図4は、X線CT装置100の動作を示したフローチャートである。システム制御部60の記憶回路には、操作部50から入力された被検体Pの被検体情報、第1及び第2の照射条件、第1及び第2のCT値並びに閾値等の検査情報が保存されている。検査室110内では、寝台10上に載置された被検体Pが架台20の開口部21内に送り込まれた状態で静置されている。そして、撮影開始の入力が操作部50から行われると、X線CT装置100は動作を開始する(ステップS1)。
システム制御部60は、寝台10、架台20、画像データ生成部30、動体検出部32、CT値算出部33、及び音声出力部34に撮影を指示する。動体検出部32は、検査室110内に動体があるか否かを検出し、検出した動体の有無の情報をシステム制御部60へ出力する。
架台20の回転フレーム27は、回転駆動部28の回転駆動により回転する。高電圧発生器23は、システム制御部60の指示により第1の照射条件に基づきX線管22を照射駆動する。X線管22は、回転しながら被検体PにX線を照射する。X線検出器24は、被検体Pを透過したX線を検出し、その検出した信号をデータ収集部25に出力する。データ収集部25は、X線検出器24からの信号を収集して投影データを生成し、生成した投影データを、データ伝送部26を介して画像データ生成部30に出力する。
画像データ生成部30は、架台20のデータ伝送部26から出力される投影データに基づき画像データを生成し、生成した画像データを表示部31及びCT値算出部33に出力する。表示部31は、画像データ生成部30から出力された画像データを表示する。次いで、操作部50からの入力により画像データ上に設定された関心領域を表示する。
ここで、被検体Pに造影剤が投与されると、検査室110内では、本撮影が開始される前に、被検体Pの傍で担当者により造影剤が漏れることなく正しく投与されていること、及び造影剤による副作用の症状がでていないことの確認作業が一方の担当者より行われる。また、操作室111内では、表示部31に表示された画像データの観察が他方の担当者により行われる。
CT値算出部33は、被検体Pに造影剤が投与されてから画像データ生成部30で生成される画像データ上における関心領域の平均のCT値を求め、求めた関心領域のCT値が第1の値に達したとき、第1のCT値情報をシステム制御部60へ出力する。システム制御部60は、CT値算出部33から出力される第1のCT値情報及び動体検出部32から出力される動体の有無の情報に基づいて音声出力部34の第1の音声出力部35を制御する。
そして、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がある場合(ステップS2のはい)、音声出力部34の第1の音声出力部35に第1の音声出力を指示し、ステップS3へ移行する。また、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がない場合(ステップS2のいいえ)、音声の出力を避けて、ステップS4へ移行する。
ステップS2の「はい」の後に、第1の音声出力部35は、検査室110内の動体である担当者に対して第1の音声を出力する(ステップS3)。
このように、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がある場合、第1の音声出力部35から第1の音声を出力させることにより、操作室111内の担当者の負担を増大させることなく、被検体Pの傍で作業中の担当者を本撮影が開始される前に検査室110からタイミングよく退室させることができる。これにより、本撮影による担当者の不要な被曝を防ぐことができる。
また、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がない場合、音声の出力を避けることにより、検査室110内に担当者が不在であるときの不要な音声出力で被検体Pが抱く不安感を防ぐことができる。
ステップS2の「いいえ」又はステップS3の後に、CT値算出部33は、関心領域のCT値が第1のCT値を越えて第2のCT値に達したとき、第2のCT値の情報をシステム制御部60へ出力する。システム制御部60は、CT値算出部33から出力される第2のCT値情報に基づいて音声出力部34の第2の音声出力部36に第2の音声の出力を指示する。第2の音声出力部36は、検査室110内の寝台10上に載置された被検体Pに対して第2の音声を出力する(ステップS4)。
このように、関心領域のCT値が第2のCT値である場合、第2の音声出力部36から第2の音声を出力させることにより、被検体Pに注意を促して本撮影中の呼吸を停止させ、本撮影で生成される画像データの体動によるぶれを防ぐことができる。
CT値算出部33は、関心領域のCT値が第2のCT値を越えて閾値に達したとき、閾値の情報をシステム制御部60へ出力する。システム制御部60は、CT値算出部33から出力された閾値の情報に基づいて高電圧発生器23を制御する。高電圧発生器23は、第1の照射条件に基づく照射駆動から、第2の照射条件に基づく照射駆動に切換える(ステップS5)。
第2の照射条件に基づく高電圧発生器23からの照射駆動により、被検体PにX線が照射され本撮影が行われる。そして、所定の時間、本撮影が行われた後、システム制御部60が寝台10、架台20、画像データ生成部30、動体検出部32、CT値算出部33、及び音声出力部34に撮影の停止を指示することにより、X線CT装置100は、造影検査の動作を終了する(ステップS6)。
このように、関心領域のCT値が閾値である場合、高電圧発生器23における照射駆動を第1の照射条件から第2の照射条件に切換えて本撮影を行うことができる。
以上述べた実施形態によれば、検査室110内に、動体があるか否かを検出する動体検出部32と第1の音声を出力する第1の音声出力部35及び第2の音声を出力する第2の音声出力部36とを配置し、造影剤が投与された被検体Pに対して第1の照射条件に基づくモニタリング撮影を行い、その撮影により生成される画像データ上における関心領域の経時的に変化するCT値を求める。
そして、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がある場合、第1の音声出力部35から第1の音声を出力させることにより、操作室111内の担当者の負担を増大させることなく、被検体Pの傍で作業中の担当者を本撮影が開始される前に検査室110からタイミングよく退室させることができる。これにより、本撮影による担当者の不要な被曝を防ぐことができる。また、関心領域のCT値が第1のCT値であり、且つ検査室110内に動体がない場合、音声の出力を避けることにより、検査室110内に担当者が不在であるときの不要な音声出力で被検体Pが抱く不安感を防ぐことができる。
また、関心領域のCT値が第1のCT値を越えて第2のCT値である場合、第2の音声出力部36から第2の音声を出力させることにより、本撮影の開始前に注意を促して本撮影中に被検体Pに呼吸を停止させ、本撮影で生成される画像データの体動によるぶれを防ぐことができる。
更に、関心領域のCT値が第2のCT値を越えて閾値である場合、高電圧発生器23における照射駆動を第1の照射条件から第2の照射条件に切換えて本撮影を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 寝台
20 架台
22 X線管
23 高電圧発生器
30 画像データ生成部
31 表示部
32 動体検出部
33 CT値算出部
34 音声出力部
35 第1の音声出力部
36 第2の音声出力部
50 操作部
110 検査室
111 操作室

Claims (6)

  1. 造影剤が投与された被検体に対してX線を照射し、前記被検体を透過したX線を検出して投影データを生成する架台を備えたX線CT装置において、
    前記架台が配置された検査室内に動体があるか否かを検出する動体検出手段と、
    前記投影データに基づいて生成された画像データ上における関心領域の経時的に変化するCT値を求めるCT値算出手段と、
    前記検査室内に配置され、前記検査室内に動体があるか否かの情報及び前記CT値の情報に基づいて音声を出力する音声出力手段とを
    備えたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記音声出力手段は、前記CT値が予め設定された第1のCT値であり、且つ前記検査室内に動体がある場合に第1の音声を出力し、前記CT値が前記第1のCT値であり、且つ前記検査室内に動体がない場合に音声の出力を避ける第1の音声出力手段を有することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記第1の音声は、前記動体に前記検査室からの退室を促す音声であることを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記音声出力手段は、前記CT値が前記第1のCT値を越えて予め設定された第2のCT値である場合、前記被検体に対して第2の音声を出力する前記架台又は前記架台近傍に配置された第2の音声出力手段を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記第2の音声は、前記被検体に呼吸の停止を促す音声であることを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記架台は、前記被検体に照射するX線を発生するX線管、及びこのX線管を予め設定された管電流及び管電圧を含む第1及び第2の照射条件に基づき照射駆動する高電圧発生手段を有し、
    前記高電圧発生手段は、前記CT値が前記第2のCT値を越えて予め設定された閾値である場合、前記第1の照射条件に基づく照射駆動から前記第2の照射条件に基づく照射駆動に切換えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のX線CT装置。
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