JP2012070066A - 画像読み取り装置、その製造方法及びベース - Google Patents

画像読み取り装置、その製造方法及びベース Download PDF

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【課題】短時間で製造可能な画像読み取り装置、その製造方法及びベースを提供することである。
【解決手段】レンズ42は、原稿において反射した光を集光する。撮像素子44は、レンズ42が集光した光を受光する。原稿からレンズ42までの間における光の経路長が、段階的に調整可能である。レンズ42から撮像素子44までの間における光の経路長が、無段階的に調整可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読み取り装置、その製造方法及びベースに関し、特に、原稿において反射した光を光学素子により撮像素子に集光する画像読み取り装置、その製造方法及びベースに関する。
従来の画像読み取り装置としては、例えば、特許文献1に記載の画像読み取り装置が知られている。図12は、特許文献1に記載の原稿読み取り装置の撮像ユニット500の外観斜視図である。
撮像ユニット500は、レンズ支持板502、結像レンズ504、レンズ固定バンド506、撮像素子508及び撮像素子取り付け板510を供えている。結像レンズ504は、原稿において反射した光を集光し、レンズ支持板502に対してレンズ固定バンド506により取り付けられている。撮像素子508は、結像レンズ504が集光した光を受光し、撮像素子取り付け板510に取り付けられている。撮像素子取り付け板510は、レンズ支持板502に対して取り付けられている。該撮像ユニット500では、以下に説明するように、第1の位置合わせ及び第2の位置合わせの2つの位置合わせが行われる。
まず、第1の位置合わせについて説明する。画像読み取り装置では、結像レンズ504が集光した光を撮像素子508において所定の倍率で結像させる必要がある。そこで、結像レンズ504と画像読み取り装置本体(以下、本体と称す)との第1の位置合わせを行って、原稿と結像レンズ504との距離を最適な距離に調整する。第1の位置合わせでは、撮像素子508の出力をモニタで確認しながら、結像レンズ504が集光した光が撮像素子508において所定の倍率で結像する位置にレンズ支持板502の位置を調整して、該レンズ支持板502を本体に取り付ける。
次に、第2の位置合わせについて説明する。画像読み取り装置では、結像レンズ504が集光した光を撮像素子508に結像させる必要がある。そこで、結像レンズ504と撮像素子508との第2の位置合わせを行って、結像レンズ504と撮像素子508との間の距離を最適な距離に調整する。第2の位置合わせでは、撮像素子508の出力をモニタで確認しながら、撮像素子508のピントが合う位置に撮像素子取り付け板510の位置を調整して、該撮像素子取り付け板510をレンズ支持板502に固定する。
ところで、特許文献1に記載の画像読み取り装置は、製造に時間がかかるという問題を有している。より詳細には、第1の位置合わせ及び第2の位置合わせ共に、撮像素子508の出力をモニタで確認しながら行う必要がある。そのため、第1の位置合わせ及び第2の位置合わせではそれぞれ、数分程度の時間が必要となる。その結果、特許文献1に記載の画像読み取り装置の製造に時間がかかってしまう。
特開2008−32821号公報
そこで、本発明の目的は、短時間で製造可能な画像読み取り装置、その製造方法及びベースを提供することである。
本発明の一形態に係る画像読み取り装置は、原稿を読み取る画像読み取り装置であって、前記原稿において反射した光を集光する光学素子と、前記光学素子が集光した光を受光する撮像手段と、を備えており、前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長が、段階的に調整可能であり、前記光学素子から前記撮像手段までの間における光の経路長が、無段階的に調整可能であること、を特徴とする。
前記画像読み取り装置の製造方法は、前記光学素子には、光学特性に関する情報が付与されており、前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長と前記光学特性に関する情報とが対応付けられており、前記光学素子を取得する第1の工程と、前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長を、前記第1の工程において取得した該光学素子の前記光学特性に関する情報に対応する経路長に調整する第2の工程と、前記第1の工程において選択した前記光学素子から前記撮像手段までの間における光の経路長を調整する第3の工程と、を備えていること、を特徴とする。
本発明の一形態に係る第1のベースであって、原稿において反射した光を集光する光学素子と、該光学素子が集光した光を受光する撮像手段と、該撮像手段が取り付けられている第2のベースとを備えている原稿読み取り装置の本体に取り付けられ、かつ、該光学素子、該第2のベースが取り付けられる第1のベースであって、前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長が、段階的に調整可能であって、かつ、該光学素子から前記撮像手段までの間における光の経路長が、無段階的に調整可能であること、を特徴とする。
本発明によれば、画像読み取り装置を短時間で製造できる。
本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の構成図である。 撮像ユニットの外観斜視図である。 撮像ユニットをy軸方向の負方向側から平面視した図である。 撮像ユニットをz軸方向の正方向側から平面視した図である。 図4の撮像ユニットにおいて、レンズホルダを取り外した図である。 第1の変形例に係るベースをz軸方向の正方向側から平面視した図である。 第2の変形例に係るベースをz軸方向の正方向側から平面視した図である。 第3の変形例に係るベースを含む撮像ユニットの外観斜視図である。 第3の変形例に係るベースを含む撮像ユニットをz軸方向の正方向側から平面視した図である。 第3の変形例に係るベースをz軸方向の正方向側から平面視した図である。 第4の変形例に係るベースをz軸方向の正方向側から平面視した図である。 特許文献1に記載の原稿読み取り装置の撮像ユニットの外観斜視図である。
(画像読み取り装置の構成)
以下に、本発明の実施形態に係る画像読み取り装置10の構成について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像読み取り装置10の構成図である。以下では、鉛直方向をz軸方向と定義し、スライダー部18,20の移動方向をx軸方向と定義する。そして、x軸方向及びz軸方向に直交する方向をy軸方向と定義する。x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。
画像読み取り装置10は、図1に示すように、本体12、プラテンガラス14、スライダー部18,20及び撮像ユニット40を備えている。
本体12は、プラテンガラス14、スライダー部18,20及び撮像ユニット40が設けられている直方体状の筐体である。本体12は、z軸方向の負方向側の底面において取り付け部12aを有している。取り付け部12aは、後述する撮像ユニット40が取り付けられる平面である。
プラテンガラス14は、本体12のz軸方向の正方向側に設けられている開口に取り付けられている長方形状の透明板である。原稿Pは、プラテンガラス14の主面上に、読み取り面がz軸方向の負方向側に向いた状態で載置される。
スライダー部18は、図1に示すようにプラテンガラス14のz軸方向の負方向側においてx軸方向に移動可能に構成されており、光源27及びミラー29を含んでいる。光源27は、例えば、蛍光管により構成されており、プラテンガラス14上の原稿Pに対して光を照射する。ミラー29は、図1に示すように、原稿Pにおいて反射した光をx軸方向の負方向側に反射させる。
スライダー部20は、図1に示すようにプラテンガラス14のz軸方向の負方向側においてx軸方向に移動可能に構成されており、ミラー30,32を含んでいる。ミラー30は、ミラー29からの光をz軸方向の負方向側に反射させる。ミラー32は、ミラー30からの光をx軸方向の正方向側に反射させる。
撮像ユニット40は、ミラー32が反射した光を受光して原稿Pの像を読み取る。以下に、撮像ユニット40について図面を参照しながら説明する。図2は、撮像ユニット40の外観斜視図である。図3は、撮像ユニット40をy軸方向の負方向側から平面視した図である。図4は、撮像ユニット40をz軸方向の正方向側から平面視した図である。図5は、図4の撮像ユニット40において、レンズホルダ45を取り外した図である。
撮像ユニット40は、図2ないし図4に示すように、レンズ42、撮像素子44、レンズホルダ45、取り付け部材46及びベース50,52を含んでいる。レンズ42は、図1に示すように、原稿Pにおいて反射し、ミラー29,30,32を経由してきた光を集光する。撮像素子44は、レンズ42が集光した光によって得られる光学像が結像する位置に設けられ、該光学像を走査して原稿Pの像を読み取る。撮像素子44は、y軸方向に延びる一次元状の撮像領域を有するCCDカメラ等のラインセンサである。
レンズホルダ45は、図2に示すように、レンズ42を保持する筒状部材である。ベース50は、長方形状の金属板であり、レンズホルダ45が取り付けられている部材である。ベース50には、図5に示すように、取り付け部H1としての孔が設けられている。レンズホルダ45は、取り付け部H1に嵌め込まれている。
取り付け部材46は、バンド46a及びねじ46bにより構成されており、レンズホルダ45をベース50に固定する。より詳細には、バンド46aの一端は、ベース50に設けられている孔Ha(図5参照)に挿入されて引っ掛けられている。バンド46aは、レンズホルダ45に対して巻きつけられている。そして、バンド46aの他端は、ベース50に対してねじ46bにより固定されている。なお、レンズホルダ45は、ベース50に対して位置調整できない状態で固定されている。
ベース50には、x軸方向に延在する長孔(取り付け箇所)ha〜hcが設けられている。長孔haは、ベース50のx軸方向の負方向側の長辺近傍に設けられている。長孔hb,hcはそれぞれ、ベース50のy軸方向の負方向側の短辺近傍及びy軸方向の正方向側の短辺近傍に設けられている。そして、長孔ha〜hcにはそれぞれ、ねじ47a〜47cが挿入されている。ねじ47a〜47cは、図3に示すように、長孔ha〜hcを貫通し、取り付け部12aに設けられている丸孔(図示せず)を貫通している。これにより、ベース50は、本体12の取り付け部12aに取り付けられている。
また、ねじ47a〜47cとして段ねじが用いられている。これにより、ねじ47a〜47cの絞めこみ量を調整することによって、長孔ha〜hcにおけるベース50と取り付け部12aとの距離を調整することができる。すなわち、取り付け部12aに対してベース50がなす角度を調整することができる。
また、ベース50には、位置決め部60が設けられている。位置決め部60は、目盛り62及び長孔hdにより構成されている。長孔hdは、ベース50に設けられており、x軸方向に延在している。目盛り62は、長孔hdのy軸方向の正方向側及び負方向側に付されており、y軸方向に延在する3本の線がx軸方向に並ぶことにより構成されている。
一方、本体12の取り付け部12aには、基準部12bが設けられている。基準部12bは、取り付け部12aからz軸方向の正方向側に向かって突出している突起であり、長孔hdに挿入されている。そして、基準部12bは、長孔hd内において目盛り62を指し示している。これにより、図4(a)及び図4(b)に示すように、本体12に対するベース50の位置が、レンズ42を通過する光の進行方向(すなわち、x軸方向)に段階的に調整可能となっている。すなわち、原稿Pからレンズ42までの間における光の経路長L1(図1参照)が、段階的に調整可能である。なお、経路長L1は、原稿Pのz軸方向の負方向側の面からレンズ42の主点までの距離を意味する。
更に、ベース50は、固定部材70a,70b及びねじ72a,72bにより固定されている。より詳細には、固定部材70a,70bはそれぞれ、取り付け部12aにねじ72a,72bにより固定されていると共に、ベース50のy軸方向の負方向側の短辺近傍及びy軸方向の正方向側の短辺近傍をz軸方向の負方向側に押し付けている。
ベース52は、T字型をなす金属板により構成されており、取り付け部52a及び固定部52bにより構成されている。取り付け部52aは、x軸に対して垂直をなしている。取り付け部52aのx軸方向の負方向側の面には、撮像素子44が取り付けられている。固定部52bは、z軸に対して垂直をなしており、取り付け部52aに溶接等により接合されている。
固定部52bは、ベース50に取り付けられている。より詳細には、固定部52bには、x軸方向に延在する長孔he,hfが設けられている。長孔he,hfは、y軸方向に並ぶように設けられている。そして、長孔he,hfにはそれぞれ、ねじ54a,54bが挿入されている。ねじ54a,54bはそれぞれ、図3に示すように、長孔he,hfを貫通し、ベース52に設けられている丸孔(図示せず)を貫通している。これにより、ベース52は、本体12の取り付け部12aに取り付けられている。
また、固定部52bには、x軸方向に延在する長孔hgが設けられている。ただし、長孔hgの周囲には目盛りは付されていない。ベース50には、基準部50aが設けられている。基準部50aは、ベース50からz軸方向の正方向側に向かって突出している突起であり、長孔hgに挿入されている。これにより、ベース50に対するベース52の位置が、レンズ42を通過する光の進行方向(すなわち、x軸方向)に無段階的に調整可能となっている。すなわち、レンズ42から撮像素子44までの間における光の経路長L2(図1参照)が、無段階的に調整可能である。なお、経路長L2は、レンズ42の主点から撮像素子44の受光面までの距離を意味する。
(画像読み取り装置の製造方法)
以下に、画像読み取り装置10の製造方法について説明する。以下では、撮像ユニット40の組み立て及び撮像ユニット40の本体12への取り付けについて説明する。
レンズ42には、製造ばらつきが存在し、焦点距離等の光学特性にばらつきが存在する。焦点距離のばらつきは、倍率のばらつきに関係し、許容範囲を超えると撮像素子44の有効画素範囲内に像が収まらなくなる。そのため、レンズ42には、光学特性に関する情報(特に、倍率のばらつきに関する情報)が付与(記載)されている。本実施形態では、光学特性に関する情報を焦点距離とする。そこで、複数のレンズ42を焦点距離に基づいて複数のグループに分ける。本実施形態では、第1のグループ、第1のグループの焦点距離よりも長い焦点距離を有する第2のグループ、第2のグループの焦点距離よりも長い焦点距離を有する第3のグループに複数のレンズ42を分ける。
次に、グループ分けしたレンズ42を1つ取得する。そして、図2に示すように、取得したレンズ42をレンズホルダ45に取り付け、更に、レンズホルダ45を取り付け部材46によりベース50に取り付ける。
次に、図2に示すように、ベース52の取り付け部52aに撮像素子44を取り付ける。
次に、取得したレンズ42の焦点距離に対応する経路長に経路長L1を調整する。より詳細には、レンズ42の焦点距離が相対的に長い場合には、経路長L1を相対的に長くする必要があり、レンズ42の焦点距離が相対的に短い場合には、経路長L1を相対的に短くする必要がある。
そこで、画像読み取り装置10では、経路長L1と焦点距離とが対応付けられている。具体的には、第1のグループに属するレンズ42は、基準部12bが目盛り62のx軸方向の最も正方向側の線と一致したときの経路長L1に対応している。第2のグループに属するレンズ42は、基準部12bが目盛り62のx軸方向の真ん中の線と一致したときの経路長L1に対応している(図4(a)及び図5(a)参照)。第3のグループに属するレンズ42は、基準部12bが目盛り62のx軸方向の最も負方向側の線と一致したときの経路長L1に対応している(図4(b)及び図5(b)参照)。そこで、取得したレンズ42の属するグループに基づいて、基準部12bを一致させる線を決定する。そして、ねじ47a〜47cによりベース50を取り付け部12aに取り付ける。更に、固定部材70a,70b及びねじ72a,72bを取り付ける。これにより、ベース50が本体12の取り付け部12aに取り付けられる。以上の工程を経て、撮像ユニット40の組み立て及び撮像ユニット40の本体12への取り付けが完了する。
次に、経路長L2の調整を行う。より詳細には、撮像素子44からの出力をモニタで確認しながら、撮像素子44のピントが合う位置にベース52の位置を調整する。この後、ベース52をねじ54a,54bにより、ベース50に取り付ける。
この後、必要に応じて、図示しない制御部は、撮像素子44において結像する光学像の原稿Pに対する倍率を、所望の倍率に電子変倍により調整する。
(効果)
本実施形態に係る画像読み取り装置10、その製造方法及びベース50によれば、短時間で製造することができる。より詳細には、特許文献1に記載の画像読み取り装置では、結像レンズ504と画像読み取り装置本体(以下、本体と称す)との第1の位置合わせ及び結像レンズ504と撮像素子508との第2の位置合わせが行われる。そして、第1の位置合わせ及び第2の位置合わせ共に、撮像素子508の出力をモニタで確認しながら行う必要がある。そのため、第1の位置合わせ及び第2の位置合わせではそれぞれ、数分程度の時間が必要となる。その結果、特許文献1に記載の画像読み取り装置の製造に時間がかかってしまう。
ところで、画像読み取り装置10では、以下に説明するように、経路長L1の調整の際に要求される精度は、経路長L2の調整の際に要求される精度に比べて低い。より詳細には、画像読み取り装置10の光学系が縮小光学系であるため、経路長L1が経路長L2に比べて長い。そのため、経路長L1が所望の値からずれた場合に光学系に及ぼされる影響は、経路長L2が所望の値からずれた場合に光学系に及ぼされる影響よりも小さい。
更に、経路長L1が所望の値からずれた場合には、撮像素子44において結像する光学像の原稿Pに対する倍率が所望の値からずれる。しかしながら、倍率は、撮像素子44に接続された制御部において電子変倍を行うことにより補正できる。以上の理由により、経路長L1の調整の際に要求される精度は、経路長L2の調整の際に要求される精度に比べて低い。
そこで、画像読み取り装置10及びベース50では、原稿Pからレンズ42までの間における光の経路長L1が、段階的に調整可能である。更に、レンズ42の光学特性に関する情報と複数段階の経路長L1(目盛り62)とを対応付けておくことにより、レンズ42を取得した段階で該レンズ42に適した経路長L1を決定することができる。その結果、経路長L1(目盛り62)の調整の際に、撮像素子44からの出力をモニタで確認する必要がなく、基準部12bを目盛り62に合わせるだけでよい。本実施形態に係る画像読み取り装置10及びその製造方法では、経路長L1の調整は、数十秒程度で済む。以上より、画像読み取り装置10、その製造方法及びベース50によれば、短時間で製造することができる。
また、画像読み取り装置10及びベース50では、長孔ha〜hcにおけるベース50と取り付け部12aとの距離を調整することができる。これにより、取り付け部12aに対するベース50の傾きを調整することができる。すなわち、レンズ42の光軸のxy平面に対する傾きを調整することができる。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係るベース50Aについて図面を参照しながら説明する。図6は、第1の変形例に係るベース50Aをz軸方向の正方向側から平面視した図である。
ベース50では、ベース50の本体12に対する位置を調整することにより、経路長L1を調整していた。これに対して、ベース50Aでは、レンズ42のベース50Aに対する位置を調整することにより経路長L1を調整する。以下により詳細に説明する。
ベース50Aには、図6に示すように、レンズホルダ45を取り付けるための複数(3つ)の孔である取り付け部H1−1〜H1−3が設けられている。更に、ベース50Aには、3つの取り付け部H1−1〜H1−3に対応するように、ベース52を取り付けるための複数組(3組)の丸孔h1−1〜h1−3,h2−1〜h2−3が設けられている。更に、ベース50Aには、3つの取り付け部H1−1〜H1−3に対応するように、レンズホルダ45を固定するためのバンド46aを引っ掛けるための孔Ha−1〜Ha−3が設けられている。更に、ベース50Aには、3つの取り付け部H1−1〜H1−3に対応するように、ベース50Aを取り付け部12aに取り付けるための複数組(3組)の丸孔h'a−1〜h'a−3,h'b−1〜h'b−3,h'c−1〜h'c−3が設けられている。
ここで、図6に示すように、取り付け部H1−1〜H1−3は、y軸方向の正方向側からこの順に並んでおり、x軸方向において異なる位置に(すなわち、ずらされて)設けられている。具体的には、取り付け部H1−1は、取り付け部H1−2よりも、x軸方向の正方向側に位置している。更に、取り付け部H1−2は、取り付け部H1−3よりも、x軸方向の正方向側に位置している。これにより、原稿Pから取り付け部H1−1〜H1−3に取り付けられるレンズ42までの間における光の経路長L1がそれぞれ異なっている。すなわち、ベース50Aは、経路長L1が異なる3つのベース50がz軸方向に3つ連結された構造を有している。
以上のようなベース50Aでは、取得したレンズ42が属するグループに基づいて、いずれの取り付け部H1−1〜H1−3を用いるのかを決定すればよい。これにより、短時間で経路長L1の調整を行うことができる。
また、ベース50Aでは、丸孔h'a−1〜h'a−3,h'b−1〜h'b−3,h'c−1〜h'c−3は、長孔ではない。そのため、ベース50Aを本体12の取り付け部12aに取り付ける際に、ベース50Aと取り付け部12aとの位置を調整する必要がない。その結果、ベース50Aの取り付け部12aに対する取り付けに要する時間を更に短縮できる。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係るベース50Bについて図面を参照しながら説明する。図7は、第2の変形例に係るベース50Bをz軸方向の正方向側から平面視した図である。
ベース50Bでは、ベース50と同様に、ベース50Bの本体12に対する位置を調整することにより、経路長L1を調整する。ただし、ベース50では、目盛り62に基準部12bを合わせることにより経路長L1の調整を行うのに対して、ベース50Bでは、複数の丸孔の中からねじ47a〜47cを挿入する丸孔を選択することにより経路長L1の調整を行う。以下により詳細に説明する。
ベース50Bには、レンズホルダ45を取り付けるための取り付け部H1は1つだけ設けられている。ただし、ベース50Bを本体12の取り付け部12aに取り付けるための3組の丸孔h'a−1〜h'c−1,h'a−2〜h'c−2,h'a−3〜h'c−3が設けられている。h'a−1〜h'c−1,h'a−2〜h'c−2,h'a−3〜h'c−3はそれぞれ、x軸方向において異なる位置に設けられている。すなわち、丸孔h'a−1〜h'c−1はそれぞれ、丸孔h'a−2〜h'c−2よりもx軸方向の正方向側に設けられている。また、丸孔h'a−2〜h'c−2はそれぞれ、丸孔h'a−3〜h'c−3よりもx軸方向の正方向側に設けられている。
一方、取り付け部12aには、ベース50Bを本体12の取り付け部12aに取り付けるための3組の丸孔h'd−1〜h'f−1,h'd−2〜h'f−2,h'd−3〜h'f−3が設けられている。丸孔h'd−1〜h'f−1はそれぞれ、丸孔h'a−1〜h'c−1に対応している。丸孔h'd−2〜h'f−2はそれぞれ、丸孔h'a−2〜h'c−2に対応している。丸孔h'd−3〜h'f−3はそれぞれ、丸孔h'a−3〜h'c−3に対応している。そして、丸孔h'd−1〜h'd−3は、x軸方向の同じ位置においてy軸方向に一列に並んでいる。丸孔h'e−1〜h'e−3は、x軸方向の同じ位置においてy軸方向に一列に並んでいる。丸孔h'f−1〜h'f−3は、x軸方向の同じ位置においてy軸方向に一列に並んでいる。
ベース50Bは、3組の丸孔h'a−1〜h'c−1,h'a−2〜h'c−2,h'a−3〜h'c−3のいずれか及び対応する丸孔h'd−1〜h'f−1,h'd−2〜h'f−2,h'd−3〜h'f−3にねじ47a〜47cが挿入されることにより、本体12の取り付け部12aに固定される。これにより、丸孔h'a−1〜h'c−1,h'd−1〜h'f−1が用いられた場合には、丸孔h'a−2〜h'c−2,h'd−2〜h'f−2が用いられた場合よりも、経路長L1が長くなる。また、丸孔h'a−2〜h'c−2,h'd−2〜h'f−2が用いられた場合には、丸孔h'a−3〜h'c−3,h'd−3〜h'f−3が用いられた場合よりも、経路長L1が長くなる。
以上のようなベース50Bでは、取得したレンズ42が属するグループに基づいて、いずれの取り付け丸孔h'a−1〜h'c−1,h'a−2〜h'c−2,h'a−3〜h'c−3を用いるのかを決定すればよい。これにより、短時間で経路長L1の調整を行うことができる。
また、ベース50Bでは、丸孔h'a−1〜h'c−1,h'a−2〜h'c−2,h'a−3〜h'c−3は、長孔ではない。そのため、ベース50Bを本体12の取り付け部12aに取り付ける際に、ベース50Bと取り付け部12aとの位置を調整する必要がない。その結果、ベース50Bの取り付け部12aに対する取り付けに要する時間を更に短縮できる。
なお、ベース50Bに設けられている丸孔h'a−1〜h'c−1,h'a−2〜h'c−2,h'a−3〜h'c−3と、本体12の取り付け部12aに設けられている丸孔h'd−1〜h'f−1,h'd−2〜h'f−2,h'd−3〜h'f−3とを入れ替えてもよい。
(第3の変形例)
以下に、第3の変形例に係るベース50Cについて図面を参照しながら説明する。図8は、第3の変形例に係るベース50Cを含む撮像ユニット40の外観斜視図である。図9は、第3の変形例に係るベース50Cを含む撮像ユニット40をz軸方向の正方向側から平面視した図である。図9(a)と図9(b)とでは、ベース50Cに対するレンズホルダ45の取り付け位置が異なっている。図10は、第3の変形例に係るベース50Cをz軸方向の正方向側から平面視した図である。
ベース50Cでは、ベース50Aと同様に、レンズ42のベース50Cに対する位置を調整することにより経路長L1を調整する。ただし、ベース50Aでは、3つの取り付け部H1−1〜H1−3がy軸方向に一列に並んでいたのに対して、ベース50Cでは、3つの取り付け部H1−1〜H1−3がベース50Cの中心に設けられている。以下により詳細に説明する。
ベース50Cは、図8ないし図10に示すように、角T1〜T3及び辺S1〜S3を有する正三角形状をなしている。角T1〜T3はそれぞれ、辺S1〜S3に対向している。ベース50Cには、3つの丸孔h'a〜h'c(図9ではねじに隠れているので点線で図示)が設けられている。丸孔h'a〜h'cはそれぞれ、角T1〜T3の近傍に設けられている。より詳細には、丸孔h'a〜h'cは、正三角形をなすように配置されている。そして、ベース50Cがなしている正三角形の辺S1〜S3と丸孔h'a〜h'cがなしている正三角形の各辺とは平行であり、かつ、これら2つの正三角形の重心は一致している。ベース50Cは、丸孔h'a〜h'cにねじ47a〜47cが挿入されることにより、本体12の取り付け部12aに取り付けられる。
また、ベース50Cには、レンズホルダ45を取り付けるための取り付け部H1−1〜H1−3が、ベース50Cの重心に設けられている。具体的には、取り付け部H1−1は、図9(b)に示すように、角T1から辺S1の中点へとレンズ42の光軸が向かうようにレンズホルダ45が取り付け可能に構成されている。取り付け部H1−2は、角T2から辺S2の中点へとレンズ42の光軸が向かうようにレンズホルダ45が取り付け可能に構成されている。取り付け部H1−3は、図9(a)に示すように、角T3から辺S3の中点へとレンズ42の光軸が向かうようにレンズホルダ45が取り付け可能に構成されている。すなわち、取り付け部H1−1に取り付けられたレンズ42の光軸と取り付け部H1−2に取り付けられたレンズ42の光軸と取り付け部H1−3に取り付けられたレンズ42の光軸とは、z軸方向の正方向側から平面視したときに、互いに120度の角度をなしている。
また、ベース50Cには、図8ないし図10に示すように、ベース52を取り付けるための丸孔h1−1〜h1−3,h2−1〜h2−3が設けられている。丸孔h1−1,h2−1は、辺S1近傍に設けられており、ベース52を辺S1近傍に取り付ける際に用いられる。丸孔h1−2,h2−2は、辺S2近傍に設けられており、ベース52を辺S2近傍に取り付ける際に用いられる。丸孔h1−3,h2−3は、辺S3近傍に設けられており、ベース52を辺S3近傍に取り付ける際に用いられる。
以上のような構成を有するベース50Cでは、本体12の取り付け部12aに対する第1の取り付け状態ないし第3の取り付け状態が存在する。より詳細には、第1の取り付け状態では、図9(b)に示すように、角T1が角T2,T3よりもx軸方向の負方向側に位置するように、ベース50Cが取り付け部12aに取り付けられる。このとき、レンズホルダ45は、取り付け部H1−1に取り付けられ、ベース52は、丸孔h1−1,h2−1によりベース50Cに取り付けられる。そして、第1の取り付け状態では、丸孔h'aがベース50Cの本体12に対する位置決め部として機能する。第2の取り付け状態では、角T2が角T1,T3よりもx軸方向の負方向側に位置するように、ベース50Cが取り付け部12aに取り付けられる。このとき、レンズホルダ45は、取り付け部H1−2に取り付けられ、ベース52は、丸孔h1−2,h2−2によりベース50Cに取り付けられる。そして、第2の取り付け状態では、丸孔h'bがベース50Cの本体12に対する位置決め部として機能する。第3の取り付け状態では、図8及び図9(a)に示すように、角T3が角T1,T2よりもx軸方向の負方向側に位置するように、ベース50Cが取り付け部12aに取り付けられる。このとき、レンズホルダ45は、取り付け部H1−3に取り付けられ、ベース52は、丸孔h1−3,h2−3によりベース50Cに取り付けられる。そして、第1の取り付け状態では、丸孔h'cがベース50Cの本体12に対する位置決め部として機能する。
図9及び図10に示すように、丸孔h'aから取り付け部H1−1に取り付けられているレンズ42までの距離、丸孔h'bから取り付け部H1−2に取り付けられているレンズ42までの距離及び丸孔h'cから取り付け部H1−3に取り付けられているレンズ42までの距離までの距離はそれぞれ異なっている。具体的には、丸孔h'aから取り付け部H1−1に取り付けられているレンズ42までの距離は、丸孔h'bから取り付け部H1−2に取り付けられているレンズ42までの距離よりも長い。丸孔h'bから取り付け部H1−2に取り付けられているレンズ42までの距離は、丸孔h'cから取り付け部H1−3に取り付けられているレンズ42までの距離よりも長い。その結果、取り付け部H1−1が用いられる第1の取り付け状態における経路長L1は、取り付け部H1−2が用いられる第2の取り付け状態における経路長L1よりも長くなる。更に、取り付け部H1−2が用いられる第2の取り付け状態における経路長L1は、取り付け部H1−3が用いられる第3の取り付け状態における経路長L1よりも長くなる。以上のように、ベース50Cは、原稿Pからレンズ42までの間における光の経路長L1(図1参照)が、段階的に調整可能なように構成されている。
以上のようなベース50Cでは、取得したレンズ42が属するグループに基づいて、いずれの取り付け部H1−1〜H1−3を用いるのかを決定すればよい。これにより、短時間で経路長L1の調整を行うことができる。
また、ベース50Cでは、丸孔h'a〜h'cは、長孔ではない。そのため、ベース50Cを本体12の取り付け部12aに取り付ける際に、ベース50Cと取り付け部12aとの位置を調整する必要がない。その結果、ベース50Cの取り付け部12aに対する取り付けに要する時間を更に短縮できる。
また、ベース50Cでは、取り付け部H1−1〜H1−3は、ベース50Cの重心に設けられており、互いに一部を共有している。そのため、ベース50Cでは、ベース50Aに比べて小型化を図ることが可能である。
(第4の変形例)
以下に、第4の変形例に係るベース50Dについて図面を参照しながら説明する。図11は、第4の変形例に係るベース50Dをz軸方向の正方向側から平面視した図である。
ベース50Cとベース50Dとの相違点は、取り付け部H1−1〜H1−3の配置が異なっている点、及び、ベース50C,50Dを取り付け部12aに取り付けるための丸孔の数である。以下に詳細に説明する。
丸孔h'aは、ベース50Dの重心に設けられている。丸孔h'aは、ベース50Dを本体12の取り付け部12aに取り付ける際に用いられると共に、ベース50Dの本体12に対する位置決め部として機能する。
また、取り付け部H1−1〜H1−3はそれぞれ、丸孔h'aと角T1〜T3との間に設けられている。更に、取り付け部H1−1〜H1−3に取り付けられるレンズ42から丸孔h'aまでの距離はそれぞれ異なっている。より詳細には、取り付け部H1−1に取り付けられるレンズ42から丸孔h'aまでの距離は、取り付け部H1−2に取り付けられるレンズ42から丸孔h'aまでの距離よりも長い。取り付け部H1−2に取り付けられるレンズ42から丸孔h'aまでの距離は、取り付け部H1−3に取り付けられるレンズ42から丸孔h'aまでの距離よりも長い。その結果、取り付け部H1−1が用いられる第1の取り付け状態における経路長L1は、取り付け部H1−2が用いられる第2の取り付け状態における経路長L1よりも長くなる。更に、取り付け部H1−2が用いられる第2の取り付け状態における経路長L1は、取り付け部H1−3が用いられる第3の取り付け状態における経路長L1よりも長くなる。以上のように、ベース50Dは、原稿Pからレンズ42までの間における光の経路長L1(図1参照)が、段階的に調整可能なように構成されている。
以上のようなベース50Dでは、取得したレンズ42が属するグループに基づいて、いずれの取り付け部H1−1〜H1−3を用いるのかを決定すればよい。これにより、短時間で経路長L1の調整を行うことができる。
また、ベース50Dでは、丸孔h'aは、長孔ではない。そのため、ベース50Dを本体12の取り付け部12aに取り付ける際に、ベース50Dと取り付け部12aとの位置を調整する必要がない。その結果、ベース50Dの取り付け部12aに対する取り付けに要する時間を更に短縮できる。
また、ベース50Dでは、丸孔h'aがベース50Dの重心に設けられており、丸孔h'aの周囲に取り付け部H1−1〜H1−3が設けられている。すなわち、ベース50Dでは、丸孔h'aを取り付け部H1−1〜H1−3の位置決め部として共有している。そのため、ベース50Dでは、ベース50Aに比べて小型化を図ることが可能である。
本発明は、画像読み取り装置、その製造方法及びベースに有用であり、特に、短時間で製造できる点において優れている。
H1,H1−1〜H1−3,12a 取り付け部
10 画像読み取り装置
12 本体
12b 基準部
40 撮像ユニット
42 レンズ
44 撮像素子
45 レンズホルダ
46 取り付け部材
50,50A〜50D,52 ベース
50a 基準部
52a 取り付け部
52b 固定部
60 位置決め部
62 目盛り

Claims (12)

  1. 原稿を読み取る画像読み取り装置であって、
    前記原稿において反射した光を集光する光学素子と、
    前記光学素子が集光した光を受光する撮像手段と、
    を備えており、
    前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長が、段階的に調整可能であり、
    前記光学素子から前記撮像手段までの間における光の経路長が、無段階的に調整可能であること、
    を特徴とする画像読み取り装置。
  2. 本体と、
    前記本体に取り付けられていると共に、前記光学素子が取り付けられている第1のベースと、
    前記第1のベースに取り付けられていると共に、前記撮像素子が取り付けられている第2のベースと、
    を更に備えており、
    前記本体に対する前記第1のベースの位置が、前記光学素子を通過する光の進行方向に段階的に調整可能であること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記第1のベース又は前記本体のいずれか一方には、前記進行方向に並ぶ目盛りが設けられており、
    前記第1のベース又は前記本体のいずれか他方には、前記目盛りを指し示す基準部が設けられていること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記第1のベース又は前記本体のいずれか一方に、前記進行方向において異なる位置に複数の第1の孔が設けられており、
    前記第1のベース又は前記本体のいずれか他方に、第2の孔が設けられており、
    前記第1のベースは、前記第1の孔のいずれか及び前記第2の孔に挿入されているねじにより、前記本体に固定されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記第1のベースには、前記光学素子を取り付けるための複数の第1の取り付け部が設けられていると共に、該各第1の取り付け部に対応するように、前記第2のベースを取り付けるための複数の第2の取り付け部が設けられており、
    前記原稿から前記各第1の取り付け部に取り付けられる前記光学素子までの間における光の経路長が、異なっていること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像読み取り装置。
  6. 前記複数の第1の取り付け部は、前記進行方向に直交する方向に並んでおり、かつ、該進行方向において異なる位置に設けられていること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像読み取り装置。
  7. 前記第1のベースには、前記各第1の取り付け部に対応するように、前記本体に対する複数の位置決め部が設けられており、
    前記各第1の取り付け部に取り付けられる前記光学素子から該各第1の取り付け部に対応する前記複数の位置決め部までの距離が異なっていること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像読み取り装置。
  8. 前記第1のベースには、前記本体に対する1つの位置決め部が設けられており、
    前記各第1の取り付け部に取り付けられる前記光学素子から前記位置決め部までの距離が異なっていること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像読み取り装置。
  9. 前記第1のベースは、複数箇所の取り付け箇所において前記本体に対して取り付けられており、
    前記各取り付け箇所における前記第1のベースと前記本体との間の間隔が調整可能であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  10. 前記光学素子には、光学特性に関する情報が付与されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  11. 請求項1に記載の画像読み取り装置の製造方法であって、
    前記光学素子には、光学特性に関する情報が付与されており、
    前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長と前記光学特性に関する情報とが対応付けられており、
    前記光学素子を取得する第1の工程と、
    前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長を、前記第1の工程において取得した該光学素子の前記光学特性に関する情報に対応する経路長に調整する第2の工程と、
    前記第1の工程において選択した前記光学素子から前記撮像手段までの間における光の経路長を調整する第3の工程と、
    を備えていること、
    を特徴とする画像読み取り装置の製造方法。
  12. 原稿において反射した光を集光する光学素子と、該光学素子が集光した光を受光する撮像手段と、該撮像手段が取り付けられている第2のベースとを備えている原稿読み取り装置の本体に取り付けられ、かつ、該光学素子、該第2のベースが取り付けられる第1のベースであって、
    前記原稿から前記光学素子までの間における光の経路長が、段階的に調整可能であって、かつ、該光学素子から前記撮像手段までの間における光の経路長が、無段階的に調整可能であること、
    を特徴とする第1のベース。
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