JP2012069456A - 電池の評価用治具および電池の評価方法 - Google Patents

電池の評価用治具および電池の評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012069456A
JP2012069456A JP2010214898A JP2010214898A JP2012069456A JP 2012069456 A JP2012069456 A JP 2012069456A JP 2010214898 A JP2010214898 A JP 2010214898A JP 2010214898 A JP2010214898 A JP 2010214898A JP 2012069456 A JP2012069456 A JP 2012069456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
evaluation
container
jig
positive electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010214898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5521944B2 (ja
Inventor
Michiaki Aritake
道明 有竹
Seiichi Matsumoto
清市 松本
Hajime Fujimura
甫 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010214898A priority Critical patent/JP5521944B2/ja
Publication of JP2012069456A publication Critical patent/JP2012069456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5521944B2 publication Critical patent/JP5521944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】 製造ラインにおける塗工・乾燥工程を経ないで,混練された塗工液から電池の性能を評価することのできる電池の評価用治具および電池の評価方法を提供すること。
【解決手段】 評価用治具100は,容器110と,蓋体120と,Oリング130と,正極集電部150と,負極集電部160とを有している。蓋体120には,逆止弁122,123が形成されている。評価用治具100の内部に,負極ペースト層NA1,セパレータS,正極ペースト層PA1を積層する。その後,評価用治具100の内部を減圧し,ペースト層PA1,NA1を乾燥させて積層電極体とする。復圧後に評価用治具100の内部に電解液を注入し,評価用治具100の内部を再び減圧する。そして,取り出した評価用治具100の内部に形成された評価用電池についてその性能を測定する。
【選択図】図6

Description

本発明は,電池の評価用治具および電池の評価方法に関する。さらに詳細には,電極芯材に塗工液を塗工することなく,塗工液を用いて製造される電池の性能を評価する電池の評価用治具および電池の評価方法に関するものである。
一般に,電池は種々の製造工程を経て製造される。例えば,リチウムイオン二次電池の製造工程には,電極反応を起こす電極合材層(正極合材層および負極合材層)となる塗工液を混練する塗工液混練工程と,電極芯材(正極芯材および負極芯材)に塗工液を塗工して電極板(正極板および負極板)を作成する電極板作成工程と,正極板および負極板を,これらの間にセパレータを介在させて積層して積層電極体とする電極体作成工程と,電池容器の内部に積層電極体を挿入するとともに電解液を注入して電池を組み立てる電池組立工程とを有するものがある。
したがって,電池の充放電容量や内部抵抗などの電池の性能評価は,上記のような製造工程を経た後でなされる。しかし,品質管理の観点から,製造工程の初期の段階においても電池の性能評価を行うことが好ましい。電池の品質に問題があった場合に,いずれの製造工程でその問題が発生したのか特定しやすいからである。また,原材料等の品質のばらつき等も把握することが可能であることもある。
そのため,完成品である電池とする前に,電池の品質に関する試験を行うための技術が開発されてきている。例えば,特許文献1には,コバルト酸リチウムの評価方法が開示されている。特許文献1によれば,コバルト酸リチウムの粉体を加圧して一定の直流電圧を印加して電流値を測定することにより,コバルト酸リチウムの品質を評価することとしている(特許文献1の段落[0009]および図1,図2参照)。なお,その測定した電流値と,完成品である電池の初期放電容量との間には相関があるとしている(特許文献1の図2参照)。
また,特許文献2には,リチウムイオン二次電池の電極板の性能を評価する電極板試験装置が開示されている(特許文献2の図1,図2等参照)。特許文献2によれば,試験電極板とその逆の極性の電極板とをセパレータを間にはさんで積層した状態で電極板の性能を評価するとしている(特許文献2の段落[0005],[0006]および図2参照)。また,その電極板試験装置には,測定時に試験電極板から発生するガスを抜くガス抜き孔が設けられている(特許文献2の段落[0013]および図2参照)。
特開2000−277109号公報 特開2000−285909号公報
しかし,特許文献1に記載の技術では,電池の性能のうち初期放電容量を推定できるにとどまっている。すなわち,電池の内部抵抗やその他の評価項目については評価をすることができない。また,正極用塗工液に混入する他の材料や負極用塗工液も電池性能に影響を及ぼす。そして,その後の工程についても当然に電池性能に影響を与える。一方,特許文献2に記載の技術では,塗工・乾燥工程を経た電極板の評価をできるにとどまっている。すなわち,塗工・乾燥工程の前の混練した塗工液から電池の性能を評価することができるわけではない。
本発明は,前述した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,製造ラインにおける塗工・乾燥工程を経ないで,混練された塗工液から電池の性能を評価することのできる電池の評価用治具および電池の評価方法を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の一態様における電池の評価用治具は,正極合材層を形成される正極集電部と,負極合材層を形成される負極集電部と,正極集電部と負極集電部との少なくとも一方が設けられた容器と,容器の開口部を覆う蓋体と,容器と蓋体との間の隙間を密閉する密閉部材と,容器の内部に向かって電解液を流入させる電解液流入部と,容器の外部に向かって気体を流出させる気体流出部とを有するものである。かかる電池の評価用治具を用いることにより,ラインで塗工液を電極芯材に塗工することなく,電池の性能を測定することができる。
上記に記載の電池の評価用治具において,電解液流入部は,容器の内部に向かう向きに流体を流入させる逆止弁であり,気体流出部は,容器の外部に向かう向きに流体を流出させる逆止弁であるとよい。電解液流入部が逆止弁であるため,電解液流入部から電解液やガスが容器の外部に漏れ出るおそれがない。また,気体流出部が逆止弁であるため,容器の内部のガスを好適に抜くことができる。
上記に記載の電池の評価用治具において,蓋体は,容器の内側壁に沿って可動なものであるとなおよい。評価用電池を加圧した状態で電池の性能を測定することができるからである。
また,本発明の別の態様における電池の評価方法は,容器に正極用塗工液と負極用塗工液との一方を供給して第1のペースト層とし,第1のペースト層の上にセパレータを載置し,セパレータの上に正極用塗工液と負極用塗工液との他方を供給して第2のペースト層として積層体を形成するペースト積層工程と,容器の内部を減圧することで第1のペースト層および第2のペースト層に含まれる溶媒を揮発させて積層電極体を作成する溶媒揮発工程と,容器に電解液を注入して容器の内部に評価用電池を形成する電解液注入工程と,評価用電池の電池性能を測定する測定工程とを有する方法である。かかる電池の評価方法では,ラインで塗工液を電極芯材に塗工する電極板製造工程を経ることなく,電池の性能を評価することができる。
上記に記載の電池の評価方法において,電解液注入工程の後に,容器の内部を減圧して電解液をセパレータに含浸させる電解液含浸工程を有するとよい。電解液をセパレータに含浸させるための時間を短いものとすることができるからである。
上記に記載の電池の評価方法において,測定工程の前に,積層電極体を一定の圧力で加圧して拘束する積層体拘束工程を有し,測定工程では,積層電極体を加圧して拘束したままの状態で評価用電池の電池性能を測定するとよい。リチウムイオン二次電池の初期放電容量を安定させた状態で電池の性能について評価することができるからである。
上記に記載の電池の評価方法において,測定工程では,評価用電池の充放電容量と,評価用電池の内部抵抗と,評価用電池のインピーダンスとの少なくとも一つについて測定するとよい。塗工液と電池の充放電容量と,電池の内部抵抗と,電池のインピーダンスとを対応付けて評価することができるからである。
本発明によれば,製造ラインにおける塗工・乾燥工程を経ないで,混練された塗工液から電池の性能を評価することのできる電池の評価用治具および電池の評価方法が提供されている。
実施形態に係る電池の評価装置を説明するための概略構成図である。 実施形態に係る電池の評価方法を説明するための図(その1)である。 実施形態に係る電池の評価方法を説明するための図(その2)である。 実施形態に係る電池の評価方法を説明するための図(その3)である。 実施形態に係る電池の評価方法を説明するための図(その4)である。 実施形態に係る電池の評価方法を説明するための図(その5)である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電池の評価用治具および電池の評価方法について,本発明を具体化したものである。
1.電池の性能評価用治具
図1に,本形態に係る評価用治具100の概略構成を示す。評価用治具100は,製造ラインにおける塗工・乾燥工程を経ることなく,その内部に作成される評価用電池の電池性能を評価するための治具である。評価用治具100は,容器110と,蓋体120と,Oリング130と,正極集電部150と,負極集電部160とを有している。
容器110は,その内部に評価用電池を構成するためのものである。容器110は,その上方で開口している。蓋体120は,容器110の開口部を覆って塞ぐためのものである。容器110および蓋体120の材質は,例えば樹脂である。有機溶剤と反応しないものであり,絶縁性のものであれば,他の材質であってもよい。容器110の内側面には,溝113が形成されている。溝113は,容器110と蓋体120との間にOリング130を配置するためのものである。Oリング130は,容器110と蓋体120との間の隙間を塞いで密閉するための密閉部材である。また,Oリング130は,溝113の形成された範囲で摺動できるようになっている。そのため,蓋体120は,容器110の内側壁に沿って可動である。
正極集電部150は,評価用治具100の内部に形成される評価用電池の正極合材層を形成されるものである。そして,評価用電池が形成された後には,その評価用電池の正極合材層から集電するためのものである。正極集電部150は,蓋体120に設けられている。正極集電部150の表面151は,蓋体120の内側の底面125で露出している。正極集電部150の材質は,アルミニウムである。または,ステンレス鋼であってもよい。その場合に,正極集電部150の表面151に金メッキを施すとよい。
負極集電部160は,評価用治具100の内部に形成される評価用電池の負極合材層を形成されるものである。そして,評価用電池が形成された後には,その評価用電池の負極合材層から集電するためのものである。負極集電部160は,容器110に設けられている。負極集電部160の表面161は,容器110の内側の底面112で露出している。負極集電部160の材質は,銅である。または,ステンレス鋼であってもよい。その場合に,負極集電部160の表面161に金メッキを施すとよい。
蓋体120には,逆止弁122,123が設けられている。逆止弁122は,電解液を容器110の内部に注入するための電解液流入部である。逆止弁122は,開いた状態と閉じた状態とをとることができる。逆止弁122は,その開いた状態で評価用治具100の外側の流体が容器110の内部に向かって流入することができる向きに取り付けられている。逆止弁122が開いている状態では,容器110の外部の流体が図1の矢印Aの向きに流入することができる。
逆止弁123は,容器110の内部の気体を容器110の外部に流出させるための気体流出部である。逆止弁123も,開いた状態と閉じた状態とをとることができる。逆止弁123は,その開いた状態で評価用治具100の内側の流体が容器110の外部に向かって流出することができる向きに取り付けられている。逆止弁123が開いている状態では,容器110の内部の流体が図1の矢印Bの向きに流出することができる。なお,逆止弁122,123が閉じている状態では,評価用治具100は密閉された状態にある。
2.電池の評価方法
本形態で用いられる評価用電池は,製造ラインで塗工液を電極芯材に塗工することなく,電池としての性能を評価することのできるものである。
2−1.正極用塗工液の作成方法
正極用塗工液は,溶媒に正極活物質,導電材,結着材,増粘材を混入して混練されることにより作成される。
正極活物質として,ニッケル酸リチウム(LiNiO),マンガン酸リチウム(LiMnO),コバルト酸リチウム(LiCoO)等のリチウム複合酸化物などが用いられる。
正極用の導電材として,カーボン粉末やカーボンファイバー等のカーボン材料を用いることができる。例えば,アセチレンブラック,ファーネスブラック,ケッチェンブラック等のカーボンブラック,グラファイト粉末,などのカーボン粉末である。
正極用の結着材は,電解液に不溶性(または難溶性)であって,正極用塗工液に用いる溶媒に分散するポリマーであるとよい。例えば,ポリフッ化ビニリデン(PVDF),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA),テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP),エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂,酢酸ビニル共重合体,スチレンブタジエンゴム(SBR),アクリル酸変性SBR樹脂(SBR系ラテックス),アラビアゴム等のゴムを用いることができる。または,これらの組み合わせを用いてもよい。結着材は,必ずしも上記のポリマーに限定されない。
正極用の増粘材として,カルボキシメチルセルロース(CMC),メチルセルロース(MC),酢酸フタル酸セルロース(CAP),ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC),ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)等のセルロースが用いられる。ただし,必ずしも上記したようなセルロースに限らず用いることができる。
溶媒として,水が挙げられる。その他に,N−メチル−2−ピロリドン(NMP,以下NMPという)を用いてもよい。また,その他の低級アルコールや低級ケトンを用いることもできる。
2−2.負極用塗工液の作成方法
負極用塗工液は,溶媒に負極活物質,結着材,増粘材を混入して混練されることにより作成される。
負極活物質は,リチウムイオンを吸蔵・放出可能な物質である。負極活物質として,少なくとも一部にグラファイト構造を含む炭素系物質が用いられる。例えば,非晶質炭素,難黒鉛化炭素(ハードカーボン),易黒鉛化炭素(ソフトカーボン),黒鉛(グラファイト),またはこれらを組み合わせた構造を有する炭素材料を用いることができる。
負極用の結着材は,電解液に不溶性(または難溶性)であって,負極用塗工液に用いる溶媒に分散するポリマーであるとよい。例えば,ポリフッ化ビニリデン(PVDF),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA),テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP),エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂,酢酸ビニル共重合体,スチレンブタジエンゴム(SBR),アクリル酸変性SBR樹脂(SBR系ラテックス),アラビアゴム等のゴムを用いることができる。または,これらの組み合わせを用いてもよい。結着材は,必ずしも上記のポリマーに限定されない。
負極用の増粘材として,カルボキシメチルセルロース(CMC),メチルセルロース(MC),酢酸フタル酸セルロース(CAP),ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC),ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)等のセルロースが用いられる。ただし,必ずしも上記したようなセルロースに限らず用いることができる。
溶媒として,水が挙げられる。NMPを用いてもよい。また,その他の低級アルコールや低級ケトンを用いることもできる。
2−3.電池の評価方法
2−3−1.ペースト積層工程
まず,容器110の内部に,負極用塗工液を供給する。負極用塗工液はペースト状である。そのため,負極用塗工液は,容器110の底面に濡れ広がる。これにより,図2に示すような負極ペースト層NA1が形成される。
次に,負極ペースト層NA1の上にセパレータSを載置する。続いて,セパレータSの上に正極用塗工液を供給する。正極用塗工液もやはりペースト状である。そのため,正極用塗工液は,セパレータSの上に濡れ広がる。これにより,図2に示すような正極ペースト層PA1が形成される。そして,容器110に蓋体120を被せる。この際に,Oリングで容器110と蓋体120との間に隙間ができないように密閉する。
このとき容器110の内部では,図2に示すように,図中下方から負極ペースト層NA1,セパレータS,正極ペースト層PA1の順に積層された積層体が形成されている。ただし,この段階では,正極ペースト層PA1および負極ペースト層NA1は,未だ乾燥していない。すなわち,正極ペースト層PA1および負極ペースト層NA1はペースト状のままである。
2−3−2.溶媒揮発工程
続いて,図3に示すように,内部に積層体の形成された評価用治具100を真空チャンバ201の内部に載置する。図3は,その様子を模式的に表した図である。真空チャンバ201には,大気開放用バルブ202,排気バルブ203,グローブボックス205が設けられている。真空チャンバ201は,排気バルブ203を介して真空ポンプ204とつながっている。
大気開放用バルブ202は,真空チャンバ201の内部と外部とが連通している状態と連通していない状態とを切り替えるためのものである。排気バルブ203は,真空チャンバ201と真空ポンプ204とが連通している状態と連通していない状態とを切り替えるためのものである。グローブボックス205は,作業者が真空チャンバ201の内部に手を入れて作業することができるようにするための開閉部である。
内部に積層体の形成された評価用治具100を真空チャンバ201に載置した段階では,逆止弁122は閉じた状態であるとともに,逆止弁123は開いた状態である。もしくは評価用治具100を真空チャンバ201の内部に配置した後に,グローブボックス205から作業者が逆止弁122,123を操作してもよい。
そして,排気バルブ203を開ける。続いて,真空ポンプ204により真空チャンバ201の内部からエアを吸引する。この吸引を図3中の矢印Cで表している。このエアの吸引につれて,真空チャンバ201の内部の圧力は低下する。それとともに,評価用治具100の内部の気体が逆止弁123から真空チャンバ201の内部に向けて漏れ出る(図3中の矢印D参照)。したがって,評価用治具100の内部の圧力も低下する。
このように評価用治具100の内部が減圧されると,正極ペースト層PA1および負極ペースト層NA1に含まれている溶媒が揮発する。そして,揮発した溶媒は,評価用治具100の内部の空気とともに,逆止弁123から真空チャンバ201の内部に図3中の矢印Dの向きに流出する。したがって,真空ポンプ204による真空チャンバ201の内部のエアの吸引により,正極ペースト層PA1および負極ペースト層NA1は乾燥する。これらの乾燥が十分進んだところで,真空ポンプ104による真空引きを停止する。
この乾燥が済んだ後には,評価用治具100の内部に,図3に示すように,下側から,負極集電部160,負極合材層NA,セパレータS,正極合材層PA,正極集電部150の順に積層された積層電極体が形成されている。
2−3−3.電解液注入工程
次に,大気開放用バルブ202を開放する。これにより,図4の矢印Eで示すように,真空チャンバ201の内部にエアが流入する。それにつれて,真空チャンバ201の内部の気圧は徐々に大気圧に近づく。大気開放用バルブ202から真空チャンバ201の内部へのエアの流入がなくなったところで,逆止弁122から容器110の内部に電解液を注入する。このとき,逆止弁122はもちろん開いた状態である。そのため,電解液は図4の矢印Fで示すように評価用治具100の内部に供給される。この電解液の注入には,ピペット等が用いられる。この電解液の注入により,評価用治具100の内部には電池が構成されることとなる。
ここで注入する電解液は,有機溶媒に電解質を溶解させたものである。有機溶媒として例えば,プロピレンカーボネート(PC),エチレンカーボネート(EC),ジメチルカーボネート(DMC),ジエチルカーボネート(DEC),エチルメチルカーボネート(EMC),1,2−ジメトキシエタン,1,2−ジエトキシエタン,テトラヒドロフラン,2−メチルテトラヒドロフラン,ジオキサン,1,3−ジオキソラン,エチレングリコールジメチルエーテル,ジエチレングリコールジメチルエーテル,アセトニトリル,プロピオニトリル,ニトロメタン,N,N−ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,スルホラン,γ−ブチラクトン等の非水系溶媒またはこれらを組み合わせた溶媒を用いることができる。
また,電解質である塩として,過塩素酸リチウム(LiClO)やホウフッ化リチウム(LiBF),六フッ化リン酸リチウム(LiPF),六フッ化砒酸リチウム(LiAsF),LiCFSO,LiCSO,LiN(CFSO,LiC(CFSO,LiIなどのリチウム塩を用いることができる。
2−3−4.電解液含浸工程
評価用治具100へ電解液を注入した後に,再び真空チャンバ201の内部を減圧する。これにより,評価用治具100の内部も減圧される。そのため,評価用治具100の内部の電解液は,セパレータSの内部に含浸する。真空チャンバ201の内圧が予め定めた圧力となったところで,再び大気開放用バルブ202を開放する。そして,評価用治具100を真空チャンバ201から外部に取り出す。
この段階で,評価用治具100の内部には,下側から,負極集電部160,負極合材層NA,セパレータS,正極合材層PA,正極集電部150の順で積層された積層電極体が形成されている。そして,セパレータSの内部に電解液が含浸した状態となっている。つまり,評価用治具100の内部に評価用電池が形成されている。ここで,評価用治具100を真空チャンバ201から取り出す。
2−3−5.積層体拘束工程
続いて,評価用治具100を加圧した状態で拘束する。図5に示すように,拘束治具301,302で評価用治具100を挟み込む。その際に,拘束治具301は,容器110の底面111を加圧する。拘束治具302は,蓋体120の上面121を加圧する。具体的には,拘束治具301と拘束治具302とをネジにより締め付ける。これにより,評価用治具100を図5の矢印Gの向きに一定の圧力で加圧するとともに,その加圧した状態で拘束することができる。
ここで,Oリング130は,容器110と蓋体120との間で摺動できるようになっている。この加圧により,容器110の底面111と蓋体120の上面121との距離はわずかに縮む。このとき,正極合材層PAおよび負極合材層NAが主に圧縮される。なお,この加圧により容器110や蓋体120が損傷するおそれはない。
この加圧を好適に行うことで,正極合材層PAおよび負極合材層NAの内部で電圧のばらつきを抑制し,評価用電池の初期性能を安定させることができる。また,正極板や負極板を製造する際には,これらをロールプレスするプレス工程があるが,この積層体拘束工程により,このプレス工程の効果も得られることとなる。
2−3−6.測定工程
続いて,図6に示すように,充放電可能な評価用電池が内部に形成された評価用治具100を回路に接続する。ここで評価用治具100は,拘束治具301,302に加圧されて拘束された状態のままである。そのため,評価用治具100の内部に形成された評価用電池は,拘束状態のままで各種評価項目について測定される。
図6に示すように,正極集電部150および負極集電部160を,充放電装置410もしくはインピーダンス測定装置420に接続する。充放電装置410は,評価用治具100に形成された評価用電池の充放電容量を測定するためのものである。また,電池の内部抵抗を測定することもできる。そして,サイクル特性の評価を行うこともできる。インピーダンス測定装置420は,評価用治具100に形成された評価用電池のインピーダンスを測定するためのものである。
充放電装置410およびインピーダンス測定装置420は,制御用PC400に接続されている。制御用PC400は,充放電装置410およびインピーダンス測定装置420を制御するためのものである。
以上述べたように,評価用治具100は,その内部に評価用電池を形成するものである。ここで,製造ラインにおける塗工・乾燥工程を経ていないため,塗工液と電池性能とを対応して評価することができる。なお,評価用電池の必要な評価項目について測定し終えた後には,評価用治具100を分解して,正極合材層PAおよび負極合材層NAを拭き取れば,評価用治具100を再利用することができる。
3.評価例
ここで,実際の評価例について説明する。例えば,正極用塗工液を混練する際のせん断速度(1/s)と電池の内部抵抗(Ω)との関係について実験を行うことができる。まず,あるせん断速度で混練された正極用塗工液を作成する。せん断速度とは,正極用塗工液を混練する際の回転羽根の回転速度と対応する速度である。そして,その正極用塗工液を用いて評価用治具100の内部に評価用電池を形成する。続いて,その評価用電池の内部抵抗を測定するのである。
このようにして正極用塗工液のせん断速度を変化させて,評価用電池の内部抵抗を測定する。せん断速度が遅いと,そのせん断速度で作成された電池の内部抵抗は高い。せん断速度を徐々に速くすると,それにつれて電池の内部抵抗は低いものとなる。そしてあるせん断速度以上では,せん断速度が速くなるほど電池の内部抵抗は高くなる。すなわち,せん断速度として採用するのに最適な値があることを意味している。
以上の評価方法は,負極用塗工液にも適用することができる。また,塗工液を作成する材料そのもの,もしくは配合比を変えて,電池の評価を行うことができる。そして,同じ塗工液を混練後の放置時間を変えて,電池の評価を行うこともできる。同じ塗工液であっても,時間の経過とともに粘度等が変化することが通常であるからである。さらに,同一の材料について異なるロット間での電池の性能の相違点についても評価を行うことができる。なお,ここで得られる結果は,塗工・乾燥工程の影響を排除したものである。
4.変形例
4−1.正極集電部および負極集電部の配置
本形態では,正極集電部150を蓋体120に設けるとともに,負極集電部160を容器110に設けることとした。しかし,これら正極集電部150および負極集電部160の配置は,入れ替えてもよい。すなわち,正極集電部150を容器110に設けるとともに,負極集電部160を蓋体120に設けることとしてもよい。このようにしても,正極集電部150の表面151に正極合材層PAを形成するとともに,負極集電部160の表面161に負極合材層NAを形成することに変わりはない。その場合,正極用塗工液と負極用塗工液を容器110に供給する順序は逆になる。このように,容器の内部に正極集電部と負極集電部との少なくとも一方が設けられていればよい。
4−2.逆止弁の配置
本形態では,逆止弁122,123を蓋体120に設けることとした。しかし,それ以外の個所に形成することとしてもよい。例えば,容器110の側面に形成することとしてもよい。もちろん,それ以外の個所でもよい。
4−3.電解液含浸工程
本形態では,評価用治具100に電解液を注入した後に,評価用治具100の内部を減圧することとした。セパレータSに電解液を含浸させるためである。しかし,電解液を注入した評価用治具100を放置しておけば,評価用治具100の内部を減圧しなくても,電解液はセパレータSに浸透する。したがって,必ずしも評価用治具100の内部を減圧する必要はない。ただし,評価用治具100の内部を減圧する電解液含浸工程を行ったほうが,電解液のセパレータSへの浸透は早い。
4−4.積層体拘束工程
本形態では,評価用電池を形成した評価用治具100を加圧するとともに拘束することとした。しかし,リチウムイオン二次電池以外の評価用電池を形成する際には,評価用電池100を加圧するとともに拘束する必要はない。その場合には,積層体拘束工程はなくてもよい。
4−5.拘束治具
評価用治具100の加圧および拘束に,拘束治具301,302を用いた。しかし,これ以外にプレス機を用いても構わない。そして,その加圧状態を維持する拘束具で評価用治具100を拘束すればよい。このように評価用電池の測定時に,評価用治具100を上下から加圧した状態にすれば,その他の治具や装置を用いてもかまわない。
4−6.測定項目
本形態では,評価用治具100の内部に形成された電池の評価項目として,充放電容量,電池の内部抵抗,インピーダンスを測定した。しかし,もちろんこれ以外の評価項目を設定することができる。例えば,評価用治具100に変位センサを設けることにより,負極合材層NAの膨張収縮現象における変位量を測定することができる。また,評価用治具100に面圧センサを設けることにより,負極合材層NAの膨張収縮現象を面圧で測定することもできる。その場合には,例えば蓋体120の本体と正極集電部150との間に面圧センサを設けるとよい。
また,充放電に伴って評価用電池の温度変化を測定することとしてもよい。そのために例えば,赤外線サーモカメラを設けることとしてもよい。そして,電池の充放電に伴うガス発生音や活物質層の割れる音を測定することとしてもよい。そのために,アコースティックエミッションセンサを設けるとよい。あるいは,製造工程で電池に混入するおそれのある鉄や銅などの金属異物をあえて評価用電池に混入することとしてもよい。金属異物の溶解・析出現象を観測することができるからである。その観測のために,X線装置を用いればよい。
5.まとめ
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係る評価用治具100は,その内部に評価用のリチウムイオン二次電池を形成するものである。ここで,製造ラインにおける塗工・乾燥工程を経ていないため,塗工液とリチウムイオン二次電池の性能とを対応して評価することができる。
また,本実施の形態に係る電池の評価方法は,真空チャンバ201を用いて評価用治具100の内部を減圧する溶媒揮発工程を有する方法である。そのため,製造ラインにおける塗工・乾燥工程で生じうる影響を除去して,電池の評価を行うことができる。そのため,塗工液とそれを用いて作成されるリチウムイオン二次電池の性能とを対応付けて評価を行うことができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,リチウムイオン二次電池に限らない。電極芯材に塗工液を塗工・乾燥させて作成された電極板を用いる電池であれば,適用することができる。
100…評価用治具
110…容器
111…底面
120…蓋体
121…上面
122,123…逆止弁
130…Oリング
150…正極集電部
151…表面
160…負極集電部
161…表面
201…真空チャンバ
202…大気開放用バルブ
203…排気バルブ
204…真空ポンプ
205…グローブボックス
301,302…拘束治具
400…制御用PC
410…充放電装置
420…インピーダンス測定装置
PA…正極合材層
PA1…正極ペースト層
NA…負極合材層
NA1…負極ペースト層
S…セパレータ

Claims (7)

  1. 正極合材層を形成される正極集電部と,
    負極合材層を形成される負極集電部と,
    前記正極集電部と前記負極集電部との少なくとも一方が設けられた容器と,
    前記容器の開口部を覆う蓋体と,
    前記容器と前記蓋体との間の隙間を密閉する密閉部材と,
    前記容器の内部に向かって電解液を流入させる電解液流入部と,
    前記容器の外部に向かって気体を流出させる気体流出部とを有することを特徴とする電池の評価用治具。
  2. 請求項1に記載の電池の評価用治具であって,
    前記電解液流入部は,
    前記容器の内部に向かう向きに流体を流入させる逆止弁であり,
    前記気体流出部は,
    前記容器の外部に向かう向きに流体を流出させる逆止弁であることを特徴とする電池の評価用治具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池の評価用治具であって,
    前記蓋体は,
    前記容器の内側壁に沿って可動なものであることを特徴とする電池の評価用治具。
  4. 容器に正極用塗工液と負極用塗工液との一方を供給して第1のペースト層とし,前記第1のペースト層の上にセパレータを載置し,前記セパレータの上に正極用塗工液と負極用塗工液との他方を供給して第2のペースト層として積層体を形成するペースト積層工程と,
    前記容器の内部を減圧することで第1のペースト層および第2のペースト層に含まれる溶媒を揮発させて積層電極体を作成する溶媒揮発工程と,
    前記容器に電解液を注入して前記容器の内部に評価用電池を形成する電解液注入工程と,
    前記評価用電池の電池性能を測定する測定工程とを有することを特徴とする電池の評価方法。
  5. 請求項4に記載の電池の評価方法であって,
    前記電解液注入工程の後に,
    前記容器の内部を減圧して電解液を前記セパレータに含浸させる電解液含浸工程を有することを特徴とする電池の評価方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の電池の評価方法であって,
    前記測定工程の前に,
    前記積層電極体を一定の圧力で加圧して拘束する積層体拘束工程を有し,
    前記測定工程では,
    前記積層電極体を加圧して拘束したままの状態で前記評価用電池の電池性能を測定することを特徴とする電池の評価方法。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれかに記載の電池の評価方法であって,
    前記測定工程では,
    前記評価用電池の充放電容量と,前記評価用電池の内部抵抗と,前記評価用電池のインピーダンスとの少なくとも一つについて測定することを特徴とする電池の評価方法。
JP2010214898A 2010-09-27 2010-09-27 電池の評価用治具および電池の評価方法 Active JP5521944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010214898A JP5521944B2 (ja) 2010-09-27 2010-09-27 電池の評価用治具および電池の評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010214898A JP5521944B2 (ja) 2010-09-27 2010-09-27 電池の評価用治具および電池の評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012069456A true JP2012069456A (ja) 2012-04-05
JP5521944B2 JP5521944B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=46166457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010214898A Active JP5521944B2 (ja) 2010-09-27 2010-09-27 電池の評価用治具および電池の評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5521944B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013089340A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Toyota Motor Corp 電池の評価用治具および電池の評価方法
JP2014082021A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Lasertec Corp 観察用セル及びリチウムイオン電池観察システム
CN103811796A (zh) * 2012-11-06 2014-05-21 丰田自动车株式会社 电池组的制造方法
JP2014186877A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Honda Motor Co Ltd 分析用電池
JP2015026504A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 レーザーテック株式会社 観察用セル及びガス採取方法
JP2016051642A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 株式会社コベルコ科研 電池の評価方法及びこれに用いる評価用セル

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013089340A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Toyota Motor Corp 電池の評価用治具および電池の評価方法
JP2014082021A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Lasertec Corp 観察用セル及びリチウムイオン電池観察システム
CN103811796A (zh) * 2012-11-06 2014-05-21 丰田自动车株式会社 电池组的制造方法
JP2014186877A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Honda Motor Co Ltd 分析用電池
JP2015026504A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 レーザーテック株式会社 観察用セル及びガス採取方法
JP2016051642A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 株式会社コベルコ科研 電池の評価方法及びこれに用いる評価用セル

Also Published As

Publication number Publication date
JP5521944B2 (ja) 2014-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5605344B2 (ja) 電池の評価用治具および電池の評価方法
JP5521944B2 (ja) 電池の評価用治具および電池の評価方法
Wang et al. SBR–PVDF based binder for the application of SLMP in graphite anodes
Wu et al. Investigations on high energy lithium-ion batteries with aqueous binder
Gordon et al. Original implementation of Electrochemical Impedance Spectroscopy (EIS) in symmetric cells: Evaluation of post-mortem protocols applied to characterize electrode materials for Li-ion batteries
CN104303341B (zh) 二次电池的正电极、二次电池及其制造方法
KR101799669B1 (ko) 비수 전해액 이차 전지 및 그 제조 방법
JP2009252396A (ja) リチウム二次電池の正極およびその製造方法
JP2009081103A (ja) 正極活物質およびリチウム二次電池
JP2015072793A (ja) 非水電解液二次電池の製造方法
JP5585532B2 (ja) 電池とその製造方法および電極板補修装置
JPWO2020162598A1 (ja) リチウムイオン二次電池用電極、及びリチウムイオン二次電池
JPWO2018025469A1 (ja) リチウムイオン二次電池及びその製造方法
CN110265629A (zh) 负极及锂离子二次电池
JP2011192523A (ja) 二次電池の製造方法およびガス抜き装置
CN105355979A (zh) 一种高电压软包锂离子二次电池的化成方法
JP2019164964A (ja) リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池
US9960459B2 (en) Method of manufacturing nonaqueous electrolyte secondary battery
JP2013114847A (ja) リチウムイオン二次電池とその製造方法
CN109428034A (zh) 一种电池隔膜及其制备方法和锂离子电池
JP2018185974A (ja) リチウムイオン二次電池及びその出力特性評価方法
US9660258B2 (en) Lithium-ion secondary battery
KR20170063414A (ko) 리튬 이차전지용 바이셀의 전해액 함침도 평가 방법
JP2009272120A (ja) 負極材料、リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池
JP5720411B2 (ja) 非水電解質二次電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5521944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151