JP5585532B2 - 電池とその製造方法および電極板補修装置 - Google Patents
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Description
1−1.バッテリパック
本形態のバッテリパックBPは,図1に示すように,バッテリ100を直列に接続した組電池である。バッテリ100は,角型の単電池である。バッテリパックBPでは,図1に示すように,バッテリ100の正極端子と,そのバッテリ100に隣り合うバッテリ100の負極端子とが,バスバー190を介して締結されている。この締結は,ボルトとナットによりなされている。
バッテリ100の概略構成を図2の断面図に示す。図2は,図1に示したバッテリパックBPからバッテリ100を取り出して描いたものである。バッテリ100は,リチウムイオン二次電池である。電池容器110は,図2に示すように,電池容器本体120と,封口板130とを備えるものである。電池容器110の内部には,捲回電極体10が配置されている。この捲回電極体10は,実際に発電に寄与する発電要素である。封口板130は,電池容器本体120の開口部を塞ぐためのものである。そのため,電池容器本体120に接合されている。
図3は,捲回電極体10を示す斜視図である。図3に示すように,捲回電極体10は扁平形状をしている。捲回電極体10の一方の端部には,正極端部30が突出している。正極端部30は,後述するように,正極板の正極芯材が突出している箇所である。捲回電極体10の他方の端部には,負極端部40が突出している。負極端部40は,後述するように,負極板の負極芯材が突出している箇所である。
図5は,正極板P(もしくは負極板N)の斜視断面図である。図5中の括弧外の各符号は,正極の場合の各部を,括弧内の各符号は,負極の場合の各部を示している。図5中の矢印Aが示す方向は,図4中の矢印Aが示す方向と同じである。すなわち,正極板P(もしくは負極板N)の幅方向である。図5中の矢印Bが示す方向は,図4中の矢印Bが示す方向と同じである。すなわち,正極板P(もしくは負極板N)の長手方向である。
また,図5には,電極板P,Nの補修箇所Xが描かれている。図5は,補修箇所Xを示すために概念的に描いたものである。この補修箇所Xの構造については,後に詳しく説明する。
本形態では,電極板の欠陥部分を補修する点に特徴点を有する。そのため,電極板補修装置の構成を説明する前に,電極板の補修方法について説明する。この補修方法については,正極板Pおよび負極板Nで同様の方法を用いることができる。したがって,以下,これらを代表して負極板Nを例に挙げて説明する。
ここで,補修前の負極板Nについて説明する。図6は,補修前の負極板Nを示す断面図である。図6に示すように,負極板Nには欠陥部分Wがある。この欠陥部分Wは,塗工の際の塗工不良によりできてしまったものである。欠陥部分Wは,負極板Nの厚み方向に凹んでいる凹部である。そして,欠陥部分Wの底面W1では,負極芯材NBが露出している。欠陥部分Wの内側面W2は,負極合材層NAの一部である。
ここで,負極板Nの欠陥部分Wの補修について説明する。図7に示すように,欠陥部分Wに補修液を滴下し,欠陥部分Wに塗る。ここで,補修液Uが欠陥部分Wの底面W1および内側面W2を覆いつくすようにする。図7のU1で示すように,欠陥部分Wのやや外側にも補修液が覆うように塗り広げる。つまり,欠陥部分Wのすぐ外側の負極合材層NAの箇所にも,補修液がかかるようにするのである。これは,欠陥部分Wで負極芯材NBが露出しないようにするためである。
条件1.絶縁性のものであること
条件2.電解液に不溶性であること
条件3.電気化学的に安定であること
条件4.乾燥後に被膜となるものであること
条件5.被膜となった後にリチウムイオンをほとんど透過させいないこと
そのため,補修液として,電極板P,Nを作成するために用いることのできる前述の結着材や増粘材を用いることができる。また,上記の条件を満たす材質であれば,樹脂に限らず採用してよい。
補修後の負極板Nを図8に示す。図8に示すように,補修後には,負極板Nに補修箇所Xが形成されている。補修箇所Xには,被膜Vが形成されている。被膜Vは,補修液Uが乾燥したものである。被膜Vは,上記の条件1〜5を満たすものである。そして,被膜Vは,欠陥部分Wを覆いつくしている。したがって,補修箇所Xに負極芯材NBが露出している箇所はない。すなわち,被膜Vは,少なくとも凹部の底面を覆っている。
3−1.電極板補修装置の構成
ここで,前述の電極板の補修方法を実施するための電極板補修装置について説明する。本形態の電極板補修装置1000を図9に示す。電極板補修装置1000は,図9に示すように,巻き出し部1010と,ローラ1001と,巻取り部1020と,モータ1030と,撮像部1100と,補修液供給部1200と,乾燥炉1300と,制御部1500とを有している。
ここで,本形態の電極板補修装置1000を用いた欠陥部分Wの補修について説明する。負極板Nは,図11の矢印D1の向きに搬送される。そして,撮像部1100のCCDカメラ1101は,負極板Nの幅方向の全幅にわたって欠陥部分Wの有無を検出する。前述のとおり,欠陥部分Wがある場合には,その位置および範囲に関する座標を取得する。
欠陥部分Wが補修不可能な場合には,負極板Nの欠陥部分Wを補修しない。その代わりに,負極板NにNGマークを付与するとよい。そのNGマークは,大きい欠陥部分Wの位置から幅方向にずれた端部,すなわち負極非塗工部N2に付与すればよい。従来のとおり,インク等を塗ることができる。なお,このNGマークを付与する機構については,図に示されていない。
欠陥部分Wが補修可能な場合には,負極板Nの欠陥部分Wを補修する。具体的には,補修液供給部1200の補修液塗布部1201が,欠陥部分Wの位置および範囲の座標に基づいて,欠陥部分Wに補修液を塗布する。図11に,欠陥部分W(破線)および補修液の塗布領域Y(実線)を示す。補修液の塗布領域Y(実線)は,欠陥部分W(破線)の領域を含む領域である。そして,図7で示したように,塗布領域Y(実線)は,欠陥部分W(破線)よりやや広い。そして,補修液の塗布領域Y(実線)の形状は,欠陥部分W(破線)の形状とほぼ相似している。
ここで,本実施の形態に係る電池の製造方法について説明する。本形態の電池の製造方法は,次に示すように,電極板作成工程と,電極板補修工程と,電極体作成工程と,電池組立工程とを有する方法である。そして,本形態の電池の製造方法では,電極板補修工程を有することに特徴がある。
(A)電極板作成工程
(B)電極板補修工程
(C)電極体作成工程
(D)電池組立工程
まず,正極芯材PBであるアルミニウム箔の一部に正極用塗工液を塗工して,正極芯材PBの上に正極用ペースト層を形成する。この正極用塗工液は,溶媒に上記の正極活物質等を混練したものである。次に,正極用ペースト層の形成された正極芯材PBを乾燥炉の内部に搬送しつつその正極用ペースト層を乾燥させる。これにより,正極芯材PBに正極合材層PAが形成される。正極合材層PAは,正極活物質を含む層である。なお,正極芯材PBの両面に正極合材層PAを形成することが好ましい。これにより,正極板Pが作成される。負極板Nについても同様に作成することができる。なお,ロールプレス機により,これらの電極板P,Nに適宜ロールプレスを施してもよい。
続いて,作成された正極板Pおよび負極板Nについて,電極板補修装置1000を用いて欠陥部分Wの補修を行う。前述のとおり,補修液を欠陥部分Wに塗布して,その補修液を乾燥させる。これにより,補修箇所Xが形成される。補修箇所Xでは,欠陥部分Wに被膜Vが形成されている。
続いて,捲回電極体10を作成する。その際に,図4に示したように,正極板Pおよび負極板Nに,これらの間にセパレータS,Tを介在させて捲回する。これにより,正極板P,負極板N,セパレータS,Tが積層された円筒形状の捲回電極体が作成される。この円筒形状の捲回電極体を円筒の径方向から圧縮することにより,図3に示したような扁平形状の捲回電極体10が作成される。
次に,捲回電極体10を電池容器本体120に収容する。また,封口板130を電池容器本体120に接合する。この接合にレーザ溶接を用いるとよい。もちろん,その他の接合方法を用いてもよい。そして,注液孔140から電池容器本体120の内部に電解液を注入する。次に,蓋体170を封口板130に接合する。これにより,バッテリ100が組み立てられる。
電池容器110の内部に電解液を注入した後,電解液は捲回電極体10の正極合材層PAおよび負極合材層NAに徐々に含浸していく。この電解液の含浸後に,初期充電工程や高温エージング工程等を施すこととするとよい。また,その他の各種の検査工程を行ってもよい。以上の工程を経ることにより,本形態のバッテリ100が製造される。
本形態のバッテリ100には,電極板P,Nに補修箇所Xが形成されている。補修箇所Xでは,電極芯材PB,NBが被膜Vで覆われている。被膜Vは,リチウムイオンを透過しにくい材質である。したがって,被膜Vに覆われている電極芯材PB,NBの箇所ではリチウムがほとんど析出しない。
5−1.固定方式
本形態では,可動式の補修液塗布部1201を補修液供給部1200に設けることとした。その代わりに,搬送される電極板の幅方向に固定式のノズルを多数配置することとしてもよい。このようにしても,欠陥部分Wを補修できるからである。
本形態では,補修液の塗布領域Y(図11の実線)を,欠陥部分W(図11の破線)の形状に合わせることとした。しかし,塗布形状を予め定めておいてもよい。例えば,塗布形状を直径25mmの円形状としてもよい。または,一辺25mmの正方形形状としてもよい。
本形態では,補修液供給部1200を1個だけ設けることとした。しかし,複数の補修液供給部1200を設けることとしてもよい。このようにすれば,欠陥部分Wの個数が多い場合であっても,確実に補修することができるからである。また,1段目で大きい欠陥部分Wを補修し,2段目で小さい欠陥部分Wを補修するなど,使い分けてもよい。
本形態では,欠陥部分Wに補修液を塗布することで,補修箇所Xを形成することとした。これにより,ほとんどの場合には,欠陥部分Wの補修がなされる。しかし,場合によっては,欠陥部分Wの補修が好適になされないこともありうる。したがって,補修が好適になされたか否かを検査するとよい。そして,補修が好適になされていない場合には,再度補修してもよい。または,補修がなされていない箇所や補修が不充分な箇所を不良品と判断して,捲回電極体10の作成に用いないこととしてもよい。補修が好適になされている場合にはもちろん,そのまま次の工程にまわせばよい。
本形態では,電極板作成工程と,電極体作成工程との間に電極板補修工程を設けることとした。しかし,この工程順序を変えてもよい。電極芯材に活物質を含む塗工液を塗工した後,電極板を積層しつつ捲回する前であれば,補修可能であるからである。
例えば,電極芯材に塗工液を塗工した後,乾燥炉内で乾燥させる前に,欠陥部分Wに補修液を供給することとしてもよい。そのため,電極板製造装置に欠陥部分補修機構Z(図9参照)を設けるのである。この場合には,塗工液を塗工する塗工用ダイやグラビアロール等の塗工装置より下流の位置であって,乾燥炉より上流の位置に,撮像部1100および補修液供給部1200を配置するとよい。つまり,電極芯材の搬送経路における撮像部1100より上流の位置に,電極芯材に塗工液を塗工する塗工部を設けるのである。
また,ロールプレス機に欠陥部分補修機構Zを設けることとしてもよい。欠陥部分補修機構Zを設ける位置は,ロールプレスを行う位置より上流の位置であってもよいし,下流の位置であってもよい。ただし,ロールプレスを行う位置よりも上流の位置に欠陥部分補修機構Zを設けるほうがよい。プレス後の電極板の厚みを薄いものとすることができるからである。
また,正極板Pと負極板Nとを,セパレータS,Tを間に介して捲回して捲回電極体10を作成する電極板捲回装置に,欠陥部分補修機構Zを設けることとしてもよい。ただし,正極板Pや負極板Nを巻き出した後,捲回軸に供給する前に,欠陥部分Wの補修を行う必要がある。
本形態では,乾燥炉1300における負極板Nの搬送を,ローラを設けることで行うこととした。しかし,エアフローティングで負極板Nを搬送することとしてもよい。また,熱風を噴き付けることにより負極板Nの乾燥を行うこととした。しかし,加熱装置として,熱風ノズルの代わりに,赤外線加熱(IR)や誘導加熱(IH)を用いてもよい。また,これらを併用してもよい。つまり,加熱方式によらず,本形態に適用することができる。また,補修液の塗布領域Yを十分に狭く設定した場合には,乾燥炉が不要となる場合もある。
本形態では,扁平形状の捲回電極体10を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法について説明した。しかし,扁平形状の捲回電極体10を有する電池に限らない。円筒形状の捲回電極体を用いることもできる。また,捲回しないで正極板と負極板とを平積みした電極体を用いる電池にも適用することができる。その他,正極板と負極板とを積層した積層電極体を備える電池であれば適用可能である。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係る電池の製造方法では,電極板に欠陥部分Wが生じた場合に,その欠陥部分Wを補修液で補修して補修箇所Xとする方法である。そのため,塗工時に,塗工不良による欠陥部分Wが生じたとしても,その欠陥部分Wを補修することができる。そのため,欠陥部分Wを含む部分,例えば捲回電極体10を不良品として廃棄する必要がない。したがって,本形態の電池の製造方法では,歩留まりがよい。
この実験は,補修液により補修した負極板を備える電池(実施例)と補修していない負極板を備える電池(比較例)とで,リチウムの析出の有無について比較するためのものである。そのために,表1に示す材料を用いて,正極板および負極板を作成した。そして,負極板に直径5mmの欠陥部分を人工的に作成した。実施例では,補修液により補修を行った。一方比較例では,他方について補修液による補修を行わなかった。そして,これらの負極板を用いてラミネートセルを作成した。
実施例 補修した負極板
比較例 補修していない負極板
なお,実施例および比較例において,正極板には欠陥部分の作成を行っていない。また,正極芯材としてアルミニウム箔,負極芯材として銅箔を用いた。
正極用塗工液
正極活物質 LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2
導電材 アセチレンブラック(AB)
結着材 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)
溶媒 NMP
負極用塗工液
負極活物質 グラファイト
結着材 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)
溶媒 NMP
補修液
補修材 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)
溶媒 NMP
評価項目は,リチウムの析出の有無である。そのために,実施例および比較例の電池について,電流値1Cで充放電を20回繰り返した。そして,ラミネートセルを分解した。分解したラミネートセルから,負極板を取り出して,欠陥部分を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察した。
本実験の結果は,次のとおりである。
実施例 リチウムの析出無し
比較例 リチウムの析出有り
30…正極端部
40…負極端部
50…正極端子
60…負極端子
100…バッテリ
110…電池容器
120…電池容器本体
130…封口板
140…注液孔
150…絶縁部材
160…絶縁部材
170…蓋体
1000…電極板補修装置
1100…撮像部
1101…CCDカメラ
1200…補修液供給部
1201…補修液塗布部
1300…乾燥炉
BP…バッテリパック
P…正極板
P1…正極塗工部
P2…正極非塗工部
N…負極板
N1…負極塗工部
N2…負極非塗工部
S,T…セパレータ
U…補修液
V…被膜
W…欠陥部分
X…補修箇所
Y…塗布領域
Z…欠陥部分補修機構
Claims (11)
- 電極芯材の少なくとも一方の面に塗工液を塗工して乾燥させて電極板とする電極板作成工程と,
前記電極板とセパレータとを積層して積層電極体とする電極体作成工程と,
前記積層電極体を電池容器に収容するとともに前記電池容器に電解液を注入して電池とする電池組立工程とを有し,
前記電極芯材に前記塗工液を塗工してから,前記電極板を前記セパレータとともに積層するまでの間に,
塗工不良である欠陥部分に補修液を塗布して乾燥させる電極板補修工程を有することを特徴とする電池の製造方法。 - 請求項1に記載の電池の製造方法であって,
前記補修液として,
絶縁性の樹脂を溶媒に溶かした溶液を用いることを特徴とする電池の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の電池の製造方法であって,
前記電極板補修工程では,
前記欠陥部分の範囲が,予め定めた補修可能領域より大きい場合に,
前記欠陥部分を補修せず,
前記欠陥部分の範囲が,予め定めた補修可能領域より小さい場合に,
前記欠陥部分を補修することを特徴とする電池の製造方法。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電池の製造方法であって,
前記電極板作成工程で,
前記電極芯材に前記塗工液を塗工してから乾燥炉内で乾燥するまでの間に,
前記電極板補修工程を行うことを特徴とする電池の製造方法。 - 電極板を巻き出す電極板巻き出し部と,
前記電極板の欠陥部分の有無を検出するとともに前記欠陥部分の位置および範囲を検出する欠陥部分検出部と,
前記欠陥部分に補修液を供給する1以上の補修液供給部と,
補修済みの電極板を巻き取る電極板巻取り部とを有することを特徴とする電極板補修装置。 - 請求項5に記載の電極板補修装置であって,
前記補修液供給部により前記欠陥部分に供給された補修液を乾燥させる補修液乾燥部を有することを特徴とする電極板補修装置。 - 請求項5または請求項6に記載の電極板補修装置であって,
前記補修液供給部より下流の位置に,補修されていない欠陥部分未補修部の有無を検出する未補修部検査部を有することを特徴とする電極板補修装置。 - 請求項7に記載の電極板補修装置であって,
前記未補修部検査部より下流の位置に,
前記欠陥部分未補修部に補修液を供給する補修液供給部を有することを特徴とする電極板補修装置。 - 請求項5から請求項8までのいずれかに記載の電極板補修装置であって,
前記欠陥部分検出部より上流の位置に,電極芯材に塗工液を塗工する塗工部を有することを特徴とする電極板補修装置。 - 正極芯材の少なくとも片側の面の一部に正極合材層が形成された正極板と,負極芯材の少なくとも片側の面の一部に負極合材層が形成された負極板と,前記正極板および前記負極板の間に配置されるセパレータとが積層された積層電極体と,
前記積層電極体および電解液を収容する電池容器とを有し,
前記正極合材層および前記負極合材層(以下,「電極合材層」という)の少なくとも一方に,前記正極芯材および前記負極芯材の少なくとも一方を底面とするとともに,前記電極合材層を側面とする凹部が形成されており,
前記凹部には,少なくとも前記凹部の底面を覆う絶縁被膜が形成されていることを特徴とする電池。 - 請求項10に記載の電池であって,
前記絶縁被膜の材質は,
色素を含有する樹脂であることを特徴とする電池。
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