JP2012066681A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012066681A JP2012066681A JP2010212722A JP2010212722A JP2012066681A JP 2012066681 A JP2012066681 A JP 2012066681A JP 2010212722 A JP2010212722 A JP 2010212722A JP 2010212722 A JP2010212722 A JP 2010212722A JP 2012066681 A JP2012066681 A JP 2012066681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear box
- cover
- control unit
- mounting surface
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】ギヤボックス取付け面20bに形成した開口部20dの周縁にギヤボックス側傾斜面33を形成する。また、制御ユニットのカバー板部28から外側に膨出するカバー段差部34を形成し、このカバー段差部34の先端部に切欠き部28aを形成する。また、制御ユニットを装着するためにギヤボックス取付け面にカバー板部を近接させた際に、カバー段差部の外周は、開口部を囲みながらギヤボックス側傾斜面に面接触するカバー側傾斜面35a,36aとして形成されている。
【選択図】図9
Description
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、ギヤボックス取付け面からトルクセンサの外部接続端子を外部に突出させて制御ユニットの制御基板に接続し、ギヤボックス取付け面及び制御ユニットとを対向させる構造としても、トルクセンサの検出動作に悪影響を与える導電性異物等の侵入を安価な構造で確実に防止することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
これら請求項1、2の発明によると、減速ギヤボックスの外周側で発生した導電性異物の侵入が遮断される。また、大きな異物(例えばネジ、小石など)が開口部側に入り込もうとするのを防止することができる。
この発明によると、水分に対するシール性が向上するとともに、さらに導電性異物等の侵入を防止することができる。
この発明によると、ギヤボックス取付け面に付着した水滴が開口部内部へ流れ込むのを阻止することができる。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置を車両前方から示した斜視図である。
図1の符号1はコラム型の電動パワーステアリング装置であり、ステアリングホイール(図示せず)に連結されたステアリングシャフト2を回転自在に内装するステアリングコラム3に、減速ギヤボックス4が連結され、この減速ギヤボックス4に、軸方向がステアリングコラム3の軸方向と直交する方向に延長された電動モータ5が配設されている。
ロア取付けブラケット7は、車体側部材に取付けられる取付け板部7aと、この取付け板部7aの下面から左右方向に所定間隔を保って平行に延長する一対の支持板部7bとで形成されている。そして、支持板部7bの下端が、減速ギヤボックス4の車体前方側に一体形成された支持部4bに枢軸7cを介して回動自在に連結されている。
ステアリングシャフト2は、図2に示すように、上端がステアリングホイールに連結される入力軸2aと、この入力軸2aの下端でトーションバー2bを介して連結されたトーションバー2bを覆う出力軸2cとで構成されている。
制御ユニット装着部20のユニット装着面20bの左右方向の中央部には、トルクセンサ15を収納しているトルクセンサ収納部16の内部空間に連通する開口部20dが形成されており、この開口部20dを通過してトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fがユニット装着面20bの上方に突出して設けられている。
ここで、制御ユニット装着部20のユニット装着面20bは、図4に示すように、開口部20dを囲んで左右方向(車幅方向)に位置する第1ユニット装着面20b1及び第2ユニット装着面20b2と、図5に示すように、平坦取付け面20aから離間した位置で第1及び第2ユニット装着面20b1,20b2に連続して形成された第3ユニット装着面20b3とで構成されており、これら第1〜第3ユニット装着面20b1〜20b3の開口部20d側の縁部には、所定の傾斜角度で平面状に延在する面取り部33が形成されている。このように、開口部20aを囲むユニット装着面20bの車幅方向の2方向及び車両後方側の1方向の縁部に、面取り部33が形成されている。
放熱プレート21は、制御ユニット装着部20の平坦取付け面20aに放熱グリースを介して直接固定される。パワー基板22は、電動モータ5を駆動制御する電界効果トランジスタ等のパワースイッチング素子で構成されるHブリッジ回路やこのHブリッジ回路のパワースイッチング素子を駆動するパルス幅変調回路等の集積回路22a,22bが実装される。
第2板部28の長手方向中央には、門形状に切り欠いた切欠き部28aが形成されている。
すなわち、図7に示すように、第2板部28の長手方向の両側から外側に突出している段差部34は、所定の傾斜角度を付けて外側に突出している傾斜板部35a、36aと、傾斜板部35a,36aの先端から第2板部28と平行に延在して切欠き部28aを形成する端板部35b,36bとで構成されている。
また、図8に示すように、第1板部27側から外側に突出している段差部34は、所定の傾斜角度を付けて外側に突出している傾斜板部37aと、傾斜板部37aの先端から第2板部28と平行に延在して切欠き部28aを形成する端板部37bとで構成されている。
なお、本発明のギヤボックス取付け面がユニット装着面20bに対応し、本発明のカバー板部が第2板部28に対応し、本発明のギヤボックス側傾斜面が面取り部33に対応し、本発明のカバー段差部が段差部34に対応し、本発明のカバー側傾斜面が傾斜板部35a,36a,37aに対応している。
車体の図示しないイグニッションスイッチをオン状態としてパワー基板22及び制御基板24にバッテリから電力を供給すると、マイクロコントロールユニット(MCU)によって操舵補助制御処理が実行されて、トルクセンサ15及び図示しない車速センサの検出値に基づいて操舵補助電流指令値が算出される。この操舵補助電流指令値とモータ電流検出部で検出したモータ電流とに基づいて電流フィードバック処理を実行して、電圧指令値を算出する。この電圧指令値をパワー基板22のゲート駆動回路に供給してHブリッジ回路を制御することにより、電動モータ5にモータ駆動電流が流れて電動モータ5を正転又は逆転方向に必要とする操舵補助力を発生するように駆動する。
このため、電動モータ5からステアリングホイールの操舵トルクに応じた操舵補助力が発生され、この操舵補助力がウォーム11及びウォームホイール13を介してステアリングシャフト2の出力に伝達されることにより、ステアリングホイールを軽い操舵力で操舵することができる。
したがって、トルクセンサ15の複数の外部接続端子15c〜15fのいずれかの対同士に導電性異物が接触することがなく、トルクセンサ15は正常なトルク検出値を出力して電動モータ5の正常な駆動制御を行なうことができる。
さらに、制御ユニット19のカバー26の段差部34の傾斜板部35a、36a,37aが、制御ユニット装着部20の開口部20aを囲むユニット装着面20bの面取り部33に3方向(車幅方向の2方向及び車両後方側の1方向)から密着しているので、減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20に対するカバー26の位置ずれを防止することができるとともに、制御ユニット19の組付け性も容易に行なうことができる。
本実施形態は、制御ユニット19のカバー26の段差部34と開口部20dの周縁との間にシール部材38が介在されている。
このシール部材38は、柔軟な発泡樹脂材、合成ゴムなどの弾性材で形成されており、図13に示すように、平面視コ字状に形成された板状のシール本体38aと、シール本体38aの内側から厚さ方向の同一方向に傾斜して形成された板状のシール部38bとで構成されている。
また、制御ユニット装着部20が下方を向くように減速ギヤボックス4を配置し、制御ユニット装着部20の下部に制御ユニット19を装着した構造にし、ユニット装着面20bに付着した水滴が開口部20dに向けて流れ込もうとしても、カバー26の傾斜板部35a、36a,37a及びユニット装着面20bの面取り部33が、開口部20d及び切欠き部28aを通過している外部接続端子15c〜15fに向けて上り傾斜を付けて当接しているので、開口部20d内部へ水滴が流れ込むのを確実に防止することができる。
また、上述した実施形態においては、電動モータ5、制御ユニット19及び雌型コネクタ45がステアリングコラム3の中心軸と直交する線に沿って一直線に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステアリングコラム3の中心軸と交差する線に沿って一直線に配置するようにしてもよい。
Claims (4)
- 操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトに減速ギヤボックス内の減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータと、前記電動モータを駆動制御する制御回路を実装した制御基板を含む制御ユニットとを備え、前記減速ギヤボックスの外周に形成したギヤボックス取付け面に、前記制御ユニットの前記制御基板を収容するカバーのカバー板部を近接させて該制御ユニットを装着するとともに、前記減速ギヤボックスに内装したトルクセンサに接続している複数の外部接続端子を前記ギヤボックス取付け面に形成した開口部から突出させ、これら複数の外部接続端子の夫々を前記カバー板部に形成した切欠き部に通過させ、前記制御基板に設けた複数の基板側端子に電気的に直接接続してなる電動パワーステアリング装置において、
前記ギヤボックス取付け面の前記開口部の周縁にギヤボックス側傾斜面を形成し、
前記制御ユニットの前記カバー板部から外側に膨出するカバー段差部を形成し、このカバー段差部の先端部に前記切欠き部を形成し、
前記制御ユニットを装着するために前記ギヤボックス取付け面に前記カバー板部を近接させた際に、前記カバー段差部の外周は、前記開口部を囲みながら前記ギヤボックス側傾斜面に面接触するカバー側傾斜面として形成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記ギヤボックス側傾斜面は、前記開口部の周縁に形成した面取り部であり、前記カバー側傾斜面は、前記面取り部に面接触する平坦な面で形成されていることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記ギヤボックス側傾斜面と前記カバー側傾斜面との間に、板状のシール部材、或いはパッキンが介在されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記ギヤボックス取付け面が下方を向くように前記減速ギヤボックスを配置し、前記ギヤボックス取付け面の下部に制御ユニットを装着した際に、前記ギヤボックス側傾斜面及び前記カバー側傾斜面は、前記開口部及び前記切欠き部を通過している前記複数の外部接続端子に向けて上り傾斜を付けて延在していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010212722A JP5343950B2 (ja) | 2010-09-22 | 2010-09-22 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010212722A JP5343950B2 (ja) | 2010-09-22 | 2010-09-22 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012066681A true JP2012066681A (ja) | 2012-04-05 |
JP5343950B2 JP5343950B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=46164488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010212722A Expired - Fee Related JP5343950B2 (ja) | 2010-09-22 | 2010-09-22 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5343950B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160024259A (ko) * | 2014-08-25 | 2016-03-04 | 현대모비스 주식회사 | 전동식 조향장치 |
WO2017154498A1 (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 |
US11052841B2 (en) | 2016-03-09 | 2021-07-06 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electric drive device and electric power steering device |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07267020A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-17 | Oi Seisakusho Co Ltd | スライドドア用給電装置 |
JP2003341529A (ja) * | 2002-05-28 | 2003-12-03 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2007007880A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Canon Electronics Inc | フィルムおよびこれを用いた遮光羽根 |
JP2009023459A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
-
2010
- 2010-09-22 JP JP2010212722A patent/JP5343950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07267020A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-17 | Oi Seisakusho Co Ltd | スライドドア用給電装置 |
JP2003341529A (ja) * | 2002-05-28 | 2003-12-03 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2007007880A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Canon Electronics Inc | フィルムおよびこれを用いた遮光羽根 |
JP2009023459A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160024259A (ko) * | 2014-08-25 | 2016-03-04 | 현대모비스 주식회사 | 전동식 조향장치 |
KR102180156B1 (ko) | 2014-08-25 | 2020-11-18 | 현대모비스 주식회사 | 전동식 조향장치 |
WO2017154498A1 (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 |
US10654517B2 (en) | 2016-03-09 | 2020-05-19 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electric drive device and electric power steering device |
US11052841B2 (en) | 2016-03-09 | 2021-07-06 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electric drive device and electric power steering device |
US11597430B2 (en) | 2016-03-09 | 2023-03-07 | Hitachi Astemo, Ltd. | Electric drive device and electric power steering device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5343950B2 (ja) | 2013-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5011801B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
KR101039200B1 (ko) | 전동파워스티어링장치 | |
JP5003005B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023460A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2008037131A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
EP2574521B1 (en) | Electric power steering device | |
JP5472317B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023456A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5343950B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023459A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2008179249A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5194527B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置及び車両 | |
JP2008179248A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2010188932A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2010089739A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5375717B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5251939B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023458A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5003007B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2011225173A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5003006B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023457A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2005329869A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5321489B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023455A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5343950 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |