JP2012064329A - コネクタ構造 - Google Patents

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謙志 鈴木
Miki Muramatsu
美希 村松
Hiroshi Miyazaki
博司 宮崎
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Abstract

【課題】レバーなどの組み付け位置を反転可能としてワイヤーハーネスの折り曲げ方向に対応可能で、かつ車体パネルとの結合強度が高いコネクタ構造を提供する。
【解決手段】雄コネクタ1のコネクタ本体6内に嵌合する雌コネクタ2と、雌コネクタのハウジング9の外側に回動自在に保持されて、一方向へ可動操作されることによって両コネクタを結合させる方向へ付勢力を付与するレバー4と、を備え、雄コネクタの両側部の対称位置に、車体パネル01から突設された係止用ステー03が選択的に挿通可能な2つのステー挿通孔15a、15bを貫通形成する一方、雌コネクタの両側部の対称位置に、レバーの一端部に有する係止爪24と前記係止用ステーのそれぞれいずれか一方が選択的に係止ロックされる第1係止突部16bと第2係止突部17bを設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車の車内に配設されたワイヤーハーネスの接続に用いられるコネクタ構造に関する。
自動車の電気機器類にワイヤーハーネスを接続したり、ワイヤーハーネス同士を分岐接続するために用いられるコネクタ構造としては、以下の特許文献1に記載されているものが知られている。
概略を説明すれば、このコネクタは、複数の雌端子を収容可能な雌コネクタと、この雌コネクタの雌端子と対応する雄端子が内部に収容されて、前記雌コネクタに嵌合される雄コネクタと、を備えている。
前記雌コネクタのハウジングの外周には、これら雌コネクタと雄コネクタとを低荷重で容易に嵌合することができる回動レバーとスライドレバーが選択的に装着されている。この回動レバーとスライドレバーは、前記ハウジングに設けられた軸部などを可動支点として可動して、梃子の原理によって雌コネクタを雄コネクタに嵌合方向への荷重を付与して互いに結合させるようになっている。
そして、前記回動レバーとスライドレバーは、雌コネクタに突設された軸に対して左右対称位置に選択的に装着可能になっており、これによって、レバーの操作スペースに制約がある場合に、適宜装着方向を変更して雌雄コネクタの嵌合作業を能率良く行うことができるようになっている。
特開2005−203163号公報
しかしながら、前記従来のコネクタ構造にあっては、前記レバーの装着位置を左右のいずれかに選択的に変更できることによって雌雄コネクタの嵌合作業性を良好なものとしているが、前記雌雄コネクタと車体パネルとの結合構造については何ら記載されていない。このため、車体パネルに対する雌雄コネクタの結合強度が十分に得られないおそれがある。
この結果、車体から伝達された振動によって車体パネルと雌雄コネクタとの間にガタが発生して雌雄コネクタ間の電気的接続に悪影響を与えるおそれがある。
本発明は、前記従来のコネクタ構造の技術的課題に鑑みて案出されたもので、レバーなどの組み付け位置を反転可能としてワイヤーハーネスの折り曲げ方向に対応可能で、かつ車体パネルとの結合強度が高いコネクタ構造を提供する。
請求項1に記載の発明は、内部に雌雄いずれか一方の端子が挿通保持される一方側コネクタと、内部に前記雌雄いずれか他方の端子が挿通保持され、前記一方側コネクタに嵌合して前記一方の端子に他方の端子を接続する他方側コネクタと、一方向へ可動操作されることによって前記両コネクタを結合させる方向へ付勢力を付与すると共に、前記一方向への最大可動位置で一端部が前記他方側コネクタに係止されるレバーと、を備え、
前記レバーを、可動方向が正逆変更可能に前記他方側コネクタの外面に着脱自在に枢着すると共に、前記一方側コネクタの両側部の対称位置に、車体パネルから突設された一つの係止用ステーが選択的に挿通可能な2つのステー挿通孔を貫通形成する一方、前記他方側コネクタの両側部の対称位置に、前記レバーの一端部と車体パネルの係止用ステーのそれぞれいずれか一方が選択的に係止ロックする第1係止部と第2係止部を設けたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、前記一方側コネクタと他方側コネクタの外形をそれぞれボックス状の左右対称形状に形成したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、前記他方側コネクタの外面に、前記レバーの回動支点となる支点ボス部と、前記レバーの回動をガイド用孔を介して案内する案内ボス部と、を他方側コネクタの長手方向の左右対称位置に突設したことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、前記レバーを最大に可動させた位置で、該レバーと他方側コネクタとの係止と、前記係止用ステーと一方側コネクタとの係止を同時に行なわれるようにしたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、一方側コネクタの左右対称位置に、係止用ステーが挿通するステー挿通孔を設けると共に、他方側コネクタの巾方向の両端部の対称位置に、レバーの一端部と車体パネルの係止用ステーのそれぞれいずれか一方が選択的に係止ロックする第1係止部と第2係止部を設けたことから、雌雄コネクタを左右いずれの位置に選択的に配置する、つまり非反転あるいは反転配置することによって、ワイヤーハーネスの曲げ方向に対応することができる。
しかも、係止用ステーによって車体パネルに対する雌雄コネクタの結合強度を十分に高くすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、両方のコネクタの外形を対称形状することにより、誤組付を防止できると共に、これらの製造作業が容易になる。
請求項3に記載の発明によれば、他方側コネクタに対するレバーの取り付け作業が容易になる。
請求項4に記載の発明によれば、レバーを最大に可動させた位置で、両方の係止機構を同時に係止作動させるようにしたため、その係止作業が容易になる。
本発明に係るコネクタ構造の一実施形態を分解して示す斜視図である。 本実施形態に供される雌雄コネクタを車体パネルに組み付ける状態を示す平断面図である。 本実施形態に供される雌雄コネクタを車体パネルに組み付ける状態を示す斜視図である。 本実施形態に供される雌雄コネクタを車体パネルに組み付けた状態を示す平断面図である。 本実施形態の雌コネクタにレバーとカバーを組み付けた状態を示す平面図である。 本実施形態に供される雌雄コネクタを車体パネルに組み付けた状態を示す平面図である。 ワイヤーハーネスを反対側に折り曲げた状態での雌雄コネクタを車体パネルに組み付けた状態を示す平面図である。
以下、本発明に係るコネクタ構造の実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態も従来技術と同じく自動車の電気機器類に接続されるワイヤーハーネスを接続するコネクタに適用したものである。
具体的に説明すれば、コネクタ構造は、図1に示すように、車体パネル01に固定される一方側コネクタである雄コネクタ1と、該雄コネクタ1の一端側に嵌合して電気的に接続される他方側コネクタである雌コネクタ2と、該雌コネクタ2の内部に下方から係脱自在に収容されたリテーナ3と、前記雄コネクタ1と雌コネクタ2とを梃子作用を利用して低荷重で結合させるレバー4と、該レバー4の内側に配置されて雌コネクタ2から引き出されて一方向(図中右方向)へ折曲された複数本のワイヤーハーネスH1を覆うカバー5と、から主として構成されている。
前記車体パネル01は、所定位置に横方向に長い矩形状のハーネス挿通孔02が貫通形成されていると共に、該ハーネス挿通孔02の長手方向の一側部側に係止用ステー03が突設されている。この係止用ステー03は、長板状の金属材によって直線状に形成されていると共に、先端部03aに係止用孔04が貫通形成されている。前記係止用ステー03は、図1ではハーネス挿通孔02の右側に設けられているが、車両の仕様に応じてハーネス挿通孔02の左側に設けられる場合もある。
前記雄コネクタ1は、図1〜図4に示すように、一端が開口した有底ボックス状に形成されたコネクタ本体6と、該コネクタ本体6の後端側に一体的に設けられて、内部に複数の雄端子14の大きさに合わせて複数の端子収容孔7aを有するコネクタ部7とから構成されている。
前記コネクタ本体6は、内部が空洞状に形成され、上壁6aと下壁6bの各内面対向位置に、前記レバー4の後述する上下各作動ボス部23の外側面に押圧案内されるほぼL字形状の4つの引き込み用ボス部8a〜8dが一体に突設されている。また、図3及び図4に示すように、コネクタ本体6の車体パネル01側の他端壁6cの両側対称位置には、前記車体パネル01の係止用ステー03が挿通可能な左右一対のステー挿通孔15a、15bが貫通形成されている。このステー挿通孔15a、15bは、コネクタ本体6の左右対称位置に形成されていると共に、内径が前記係止用ステー03の外径よりも僅かに大きく形成されて、係止用ステー03の外面が摺動可能な大きさに設定されている。
前記コネクタ部7は、前記車体パネル01のハーネス挿通孔02の内径より大きなほぼ矩形枠状に形成されていると共に、内部に有する端子キャビティ7a内に前記各雄端子14が着脱自在に挿通固定されていると共に、先端縁7bが前記ハーネス挿通孔02の孔縁に当接するようになっている。また各雄端子14には、前記ハーネス挿通孔02から外部に引き出されるワイヤーハーネスH2の一端部がそれぞれ接続されている。
前記雌コネクタ2は、図1及び図2に示すように、雄コネクタ1のコネクタ本体6の外形よりも小さい矩形枠状に形成されて、内部に前記雄コネクタ1のコネクタ本体6内に前方向から嵌合可能なハウジング9と、該ハウジング9の内部に一体に形成されて、左右方向のほぼ中央に一体に有する隔壁部10を介して左右に分離された端子収容部11と、から構成されている。
前記ハウジング9は、上壁9aの上面と下壁9bの下面に前記レバー4の回動支点となる円柱状の支点ボス部12、12と、作動案内用の円柱状の案内ボス部13、13がそれぞれ一体に設けられている。この上下各一対の案内ボス部12,13、12,13は、それぞれハウジング9の長手方向の中心線Xを中心とした左右対称位置に設けられている。
前記各端子収容部11は、図2に示すように、内部に断面ほぼ矩形状の複数の端子収容孔11aが多段状に並設されている。
前記ハウジング9は、図1〜図3に示すように、前記各端子収容部11の両側に、一対の2つの第1、第2係入孔16、17が前後方向に沿って貫通形成されている。この両係入孔16、17は、前記雄コネクタ1のステー挿通孔15a、15bとそれぞれ対応した位置でかつ左右対称位置に形成されていると共に、前記ハウジング9の上下巾方向に長い横断面ほぼ矩形状に形成されている。
また、第1,第2係入孔16,17は、各外側の内面16c、17cが前記ステー挿通孔15a、15bの各外側の内面とほぼ同一の位置となるように設定されていると共に、前端側の内側の各内面に小巾状の段差状の係止溝16a、17aがハウジング前後方向に沿って形成されている。また、この各係入孔16、17の前記各係止溝16a、17aと対向する外側の内面には、内方へ突出した第1、第2係止部である第1、第2係止突部16b、17bが一体に設けられている。この両係止突部16b、17bは、断面ほぼ三角形状に形成されている。
また、前記ハウジング9の上壁9aと下壁9bの各前端縁一側部の対向位置には、中央に係合溝18a、18aを有するほぼ矩形状の一対の係合片18、18がほぼ水平方向に突設されている。
前記各端子収容孔11aは、内部底面から傾斜状に立ち上がった図外のランスがそれぞれ突設されていると共に、複数のワイヤーハーネスH1の先端にそれぞれ固定された雌端子19がそれぞれ挿通保持されている。前記各ランスは、ほぼコ字形状に形成された先端部が、各端子収容孔11aに最大に差し込まれた状態で前記雌端子19の切欠溝に係止して該雌端子19の不用意な抜けを規制するようになっている。また、前記端子収容部11から引き出された各ワイヤーハーネスH1は、本実施形態では図2〜図5に示すように、図中右側に折り曲げられている。
また、前記雌コネクタ2のハウジング9は、前後方向のほぼ中央位置の内部に図外のリテーナを収容する矩形状のリテーナ収容孔が形成されている。
前記レバー4は、図1〜図3に示すように、ほぼコ字形状に形成されて、ほぼ異形プレート状の一対のレバー片4a、4aと、該各レバー片4a、4aの一端部に跨設された連結把持部4bと、から構成されている。前記両レバー片4a、4aの各外側面の長手方向ほぼ中央位置には、前記ハウジング9の支点ボス部12と案内ボス部13のそれぞれに上下方向から嵌着する支点用孔21、21とガイド用孔22、22がそれぞれ穿設されていると共に、前記各支点用孔21の外側近傍には、前記雄コネクタ1の各引き込み用ボス8a、8bの外周面に当接するほぼ円弧状の作動ボス部23、23が一体に突設されている。前記各支点用孔21、21は、短い円弧状に切欠形成されているのに対して各ガイド用孔22,22は、比較的長い円弧状に切欠形成されている。
また、前記連結把持部4bの内部には、図2〜図4に示すように、前記雌コネクタハウジング9の前記いずれか一方の係入孔16,17の係合溝16a、17aに係入して前記一方の係止突部16b、17bに係止する係止爪24が一体に設けられている。この係止爪24は、前記レバー4が各レバー片4aを介して前記ハウジング9の上下壁9a、9bの各外面を摺接しながら回動して雌雄コネクタ1,2が最終的に嵌合した時点でいずれか一方の係止突部16,17bに係止することによって雌雄コネクタ1,2の結合力を強化するものである。
そして、前記レバー4は、前記雌コネクタ2から引き出された複数のワイヤーハーネスH1の折り曲げ方向に応じて前記ハウジング9に対する取り付け位置が非反転・反転自在に取り付け可能になっている。この実施形態では、図2、図3に示すように、前記各ワイヤーハーネスH1が図中右方向に折曲されていることから、通常に非反転状態、つまり前記係止爪24がハウジング9の左側となる位置に取り付けられている。
前記カバー5は、図1〜図3に示すように、合成樹脂材によって断面ほぼほぼU字形状に折曲形成され、それぞれほぼ扇状の両側片5a、5aと、該両側片5a、5aを連結する湾曲状の連結部5bとから構成されている。このカバー5は、前記雌コネクタ2のハウジング9とレバー4との間に配置されて、ハウジング9の上下壁9a、9bを覆うように配置されていると共に、前記雌コネクタ2から引き出された前記複数のワイヤーハーネスH1を、内部で左右の一方向へ折曲状に案内保持するようになっている。
また、このカバー5は、両側片5a、5aの他端側の対向内面に前記ハウジング9の各係合片18に有する係止溝18aにそれぞれ係止する上下各一対の爪部5cが一体に設けられていると共に、該各爪部5cと係止溝18aを介してハウジング9に対して非反転・反転自在に取り付け可能になっている。つまり、前述のように、雌コネクタ2から引き出されたワイヤーハーネスH1の折り曲げ方向に応じて前記カバー5の取り付け位置を左右自在に変更することができるようになっている。本実施形態では、ワイヤーハーネスH1の折り曲げ方向が、図2中、右方向になっていることから、一端側の開口部5dが右側になるように取り付けられている。
以下、本実施形態のコネクタ構造における作用を説明する。
まず、図2に示すように複数のワイヤーハーネスH2が接続された状態の雄コネクタ1を車体パネル01に取り付けるが、このとき、各ワイヤーハーネスH2をハーネス挿通孔02から引き出すと共に、コネクタ本体6の図中右側のステー挿通孔15a内に係止用ステー03を挿通して雄コネクタ1を仮止め状態にする。なお、前記ステー挿通孔15aは、前述のように、その内径が係止用ステー03の外径より僅かに大きく形成されていることから、挿入作業に支障がないと共に、係止用ステー03との間で大きながたつきがなく、雄コネクタ1を比較的安定に仮止めすることが可能になる。
次に、前記雄コネクタ1に雌コネクタ2を結合させるが、図2に示すように、予め雌コネクタハウジング9の上下各支点ボス部12と案内ボス部13に、レバー4の対応する上下各支点用孔21とガイド用孔22を嵌合させてハウジング9にレバー4を組み付けておく。この時点でのレバー4は、図示のように、未だ回動されていない状態である。
また、前記ハウジング9の前端側へカバー5をほぼ直線状に押し込んで、ハウジング9の前端部に有する各係合片18の各係合溝18aに、前記カバー5の対応する各爪部5cを係止させる。これによって、ハウジング9にカバー5が予め組み付けられるが、このとき、前記雌コネクタ2から引き出された複数のワイヤーハーネスH1は図中右方向に折り曲げられていることから、前記カバー5はその開口部5dが右側になるように組み付けられる。
その後、レバー4とカバー5が組み付けられた雌コネクタ2を、雄コネクタ1のコネクタ本体6内に前端開口部から挿入しつつ各端子14,19間などの位置決めを行う(初期セット)。このとき、前記係止用ステー03の先端部03aが、ハウジング9の右側の第1係入孔16の内部へ挿入されて係止突部16b付近に位置する。
続いて、前記レバー4を、図2及び図3に示す位置から支点ボス部12を支点として時計方向へ回動操作すると(図5参照)、同時に前記案内ボス部23、23の外周面に引き込み用ボス部8a、8bの各外周面が当接しつつ雌コネクタ2が雄コネクタ1側へ押し込み案内される。つまり、この梃子作用により雌雄コネクタ1、2を互いに引き付ける方向の付勢力が作用して該雌雄コネクタ1,2の各雌雄端子14,19が容易に接続されると共に、最終的にレバー4の係止爪24が雄コネクタハウジング9の左側の第2係入孔17に係入しつつ弾性変形して係止突部17bを乗り越えて該係止突部17bに係止ロックする。これによって、両コネクタ1,2の確実な結合状態が得られる。
このとき同時に、図4に示すように、前記係止用ステー03の先端縁が係止突部16bを乗り越えて係止用孔04が前記係止突部16bに嵌合して係止ロックする。したがって、雌雄コネクタ1,2全体のコネクタユニットは、前記係止用ステー03によって車体パネル01に強固に固定されることになる。
この結果、車体から伝達された振動によって車体パネル01と雌雄コネクタ1,2との間にガタの発生が十分に抑制されて、雌雄コネクタ1,2間の電気的接続に悪影響を与えるおそれがなくなる。
次に、車体パネル01の係止用ステー03が、前述とは逆の位置、つまり図7に示すように、左側に設けられている場合で、雌コネクタ2に接続されたワイヤーハーネスH1の折り曲げ方向が前述の場合とは逆の左側なっている場合について説明する。
この場合も、前述と同じ動作であるから簡単に説明すると、まず、雄コネクタ1の各ワイヤーハーネスH2をハーネス挿通孔02から引き出すと共に、コネクタ本体6の図6左側のステー挿通孔15b内に係止用ステー03を挿通して雄コネクタ1を仮止め状態にする。
次に、予め雌コネクタハウジング9の上下各支点ボス部12と案内ボス部13に、レバー4の対応する上下各支点用孔21とガイド用孔22を嵌合させてハウジング9にレバー4を組み付けるが、このとき、レバー4は、反転させて先の例とは逆向きに組み付ける。
その後、前記ハウジング9の前端側へカバー5をほぼ直線状に押し込んで、ハウジング9の前端部に有する各係合片18の各係合溝18aに、前記カバー5の対応する爪部5cを係止させる。このとき、カバー5は、図7に示すように、ワイヤーハーネスH1の折り曲げ方向にしたがって先の例とは反転させて開口部5dが左側となるようにセットする。
その後、レバー4とカバー5が組み付けられた雌コネクタ2を、雄コネクタ1のコネクタ本体6内に前端開口部から挿入しつつ各端子14,19間などの位置決めを行う(初期セット)。このとき、前記係止用ステー03の先端部03aが、ハウジング9の左側の第2係入孔17の内部へ挿入されて係止突部17b付近に位置する。
続いて、前記レバー4を、支点ボス部12を支点として反時計方向へ回動操作すると、同時に前記各案内ボス部13の外周面に引き込み用ボス部8c、8dの各外周面が当接しつつ雌コネクタ2が雄コネクタ1側へ押し込み案内される。この梃子作用により雌雄コネクタ1、2の各雌雄端子14,19が容易に接続されると共に、最終的にレバー4の係止爪24がハウジング9の右側の第1係入孔16に係止溝16aを介して係入すると共に、弾性変形しながら係止突部16bを乗り越えて該係止突部16bに係止ロックする。これによって、両コネクタ1,2の確実な結合状態が得られる。
このとき同時に、図7に示すように、前記係止用ステー03の先端縁が係止突部17bを乗り越えて係止用孔04が前記係止突部16bに嵌合して係止ロックする。したがって、雌雄コネクタ1,2全体のコネクタユニットは、前記係止用ステー03によって車体パネル01に強固に固定されることになる。
これによって、前述と同じく、車体から伝達された振動によって車体パネル01と雌雄コネクタ1,2との間にガタの発生が十分に抑制されて、雌雄コネクタ1,2間の電気的接続に悪影響を与えるおそれがなくなる。
以上のように、本実施形態のコネクタ構造によれば、車体パネル01に対する雌雄コネクタ1,2の係合機構と、雌コネクタ2に対するとレバー4の係合機構を左右対称としたことによって、車体パネル01の係止用ステー03の形成位置や、ワイヤーハーネスH1の折り曲げ方向に応じて前記レバー4やカバー5の組み付け位置を自由に変更することができるので、レイアウトの自由度が向上すると共に、構造の異なる雌雄コネクタを必要としないので、製造作業性が向上する。
しかも、前記雌雄コネクタ1,2を、係止用ステー03を介して車体パネル01に強固に取り付けることができるので、前述のように、振動による両者1、2間の電気的接続に対する悪影響が抑制できると共に、振動騒音の発生も抑制できる。
また、前記レバー4の最大の回動操作位置で、該レバー4の係止爪24をいずれか一方の係止突起16、17に係止させると同時に、係止用ステー03の係止用孔04をいずれか他方の係止突起16,17に係止できる。つまり、両方の係止をいわばワンタッチで行うことができるので、その係止作業が容易になる。
また、雌雄コネクタ1,2の外形が左右対称形状になっていることから、斯かる雌雄コネクタ1,2も非反転・反転のいずれの姿勢でも車体パネル01に組み付けることができる。この結果、誤組付を防止できると共に、これらの共用化が図れることから製造作業が容易になる。
さらに、雌コネクタ2に設けられた支点ボス部12と案内ボス部13をハウジング9の中心線Xを中心とした左右対称位置に設けたため、雌コネクタ2に対するレバー4の非反転・反転時の取り付け作業が容易になる。
また、雌コネクタ2の各係入孔16,17の外側内面が、雄コネクタ1の各ステー挿通孔15a、15bの孔縁に沿って形成されているので、前記係止用ステー03がいずれかのステー挿通孔15,15bからいずれかの係入孔16,17へスムーズに摺動案内することができるので、車体パネル01への雌雄コネクタ1,2の組み付け作業性が良好になる。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、係止用ステー03の係止用孔04を突部に形成し、雌コネクタ2の係止突起16b、16bを溝状に形成することも可能である。
また、前記レバー4の構造もコネクタの仕様やレイアウトなどに応じて任意に変更することが可能である。
01…車体パネル
02…ハーネス挿通孔
03…係止用ステー
04…係止用孔
1…雄コネクタ(一方側コネクタ)
2…雌コネクタ(他方側コネクタ)
4…レバー
5…カバー
6…コネクタ本体
7…コネクタ部
7a…端子収容孔
8a〜8d…引き込み用ボス部
9…ハウジング
11…端子収容部
11a…端子収容孔
12…支点ボス部
13…案内ボス部
14…雄端子
15a・15b…ステー挿通孔
16・17…第1、第2係入孔
16a・17a…係入溝
16b・17b…係止突起(第1、第2係止部)
19…雌端子
H1…ワイヤーハーネス

Claims (4)

  1. 内部に雌雄いずれか一方の端子が挿通保持される一方側コネクタと、
    内部に前記雌雄いずれか他方の端子が挿通保持され、前記一方側コネクタに嵌合して前記一方の端子に他方の端子を接続する他方側コネクタと、
    一方向へ可動操作されることによって前記両コネクタを結合させる方向へ付勢力を付与すると共に、前記一方向への最大可動位置で一端部が前記他方側コネクタに係止されるレバーと、を備え、
    前記レバーを、可動方向が正逆変更可能に前記他方側コネクタの外面に着脱自在に枢着すると共に、
    前記一方側コネクタの両側部の対称位置に、車体パネルから突設された一つの係止用ステーが選択的に挿通可能な2つのステー挿通孔を貫通形成する一方、
    前記他方側コネクタの両側部の対称位置に、前記レバーの一端部と車体パネルの係止用ステーのそれぞれいずれか一方が選択的に係止ロックされる第1係止部と第2係止部を設けたことを特徴とするコネクタ構造。
  2. 前記一方側コネクタと他方側コネクタの外形をそれぞれボックス状の左右対称形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造。
  3. 前記他方側コネクタの外面に、前記レバーの回動支点となる支点ボス部と、前記レバーの回動をガイド孔を介して案内する案内ボス部と、を他方側コネクタの長手方向の左右対称位置に突設したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造。
  4. 前記レバーを最大に可動させた位置で、該レバーと他方側コネクタとの係止と、前記係止用ステーと一方側コネクタとの係止を同時に行なわれるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造。
JP2010205240A 2010-09-14 2010-09-14 コネクタ構造 Pending JP2012064329A (ja)

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