JP2012062665A - ネジ鋼棒用継手金具、及びネジ鋼棒の連結方法 - Google Patents

ネジ鋼棒用継手金具、及びネジ鋼棒の連結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】連結継手を介して連結されたネジ鋼棒を、前記連結継手から外す方向に回転させる作業を行った場合であっても、連結継手とネジ鋼棒との固定状態の緩みや、連結継手からのネジ鋼棒の外れ等の発生を確実に防止することができ、簡易な構造で、ネジ鋼棒への着脱作業性にも優れたネジ鋼棒用継手金具を提供すること。
【解決手段】外周面にネジ部と平坦部とを有する断面視略楕円形状をしたネジ鋼棒1a、1bの端部同士を連結する連結継手10を内部に収容可能な大きさに形成された管部材20と、管部材20の両端開口部に固着される第1の回動阻止部材30、及び第2の回動阻止部材40とを含んで構成され、第1の回動阻止部材30、及び第2の回動阻止部材40の挿通孔31、41が、ネジ鋼棒1a、1bを回転不能とするように、ネジ鋼棒1a、1bの断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明はネジ鋼棒用継手金具、及びネジ鋼棒の連結方法に関し、より詳細にはネジ鋼棒同士を連結継手で連結して使用する場合に、該連結継手からのネジ鋼棒の外れや緩みを防止することのできるネジ鋼棒用継手金具、及びネジ鋼棒の連結方法に関する。
従来より、基礎工事の現場において、鋼管杭などの基礎杭を杭孔(掘削孔)に建て込む場合、杭頭部の周囲に溶接された複数のナット部材に、ネジ(右ネジ)状のリブ(節)が形成されたネジ鋼棒をねじ込んで、ネジ鋼棒と鋼管杭とを連結し、該ネジ鋼棒をクレーンで吊り上げて鋼管杭を吊り下げ状態とした後、鋼管杭を杭孔に建て込む。杭孔への鋼管杭の建て込み後、ネジ鋼棒を杭頭部のナット部材へのねじ込み時とは逆回転させて、ネジ鋼棒を杭頭部のナット部材から取り外して、ネジ鋼棒を回収する作業が行われていた。
鋼管杭の建て込みに使用されるネジ鋼棒は、長さが6m程度のものが通常使用されており、それより長尺のものが必要となった場合には、内側にネジ溝が形成された筒状のカプラーなどの連結継手を用いてネジ鋼棒同士を連結して使用していた。
しかしながら、カプラーで連結されたネジ鋼棒を用いて、杭孔への鋼管杭の建て込み後、連結されたネジ鋼棒を杭頭部のナット部材から取り外して回収する場合、連結されたネジ鋼棒を杭頭部のナット部材へのねじ込み時とは逆回転させるため、同時にネジ鋼棒がカプラーから外れる方向にも回転力が加わることとなり、カプラーに連結されたネジ鋼棒の外れや緩みが発生する虞があった。
そこで、従来は、カプラーに連結されたネジ鋼棒の外れや緩みを防止するために、カプラーの両端側にロックナットを締め付ける方法、すなわち、各ネジ鋼棒の端部にロックナットを先に螺合させておき、各ネジ鋼棒の端部をカプラーにそれぞれねじ込んで螺合させた後、各ロックナットをカプラーの両端面に向かって締め付ける技術(下記の特許文献1の図2等参照)や、ロックナットの代わりに、カプラーの両端部付近に固定用ボルトを取り付ける取付孔を設け、該取付孔に螺合挿入された固定用ボルトの先端をネジ鋼棒に当接させることにより、カプラーに対するネジ鋼棒の緩みを防止する技術などが採用されていた(下記の特許文献1の図1等参照)。
しかしながら、上記ロックナットを用いる方法は、ロックナットを締め付けるためのパイプレンチ、トルクレンチ、及びトルクレンチセットなどの工具が何セットも必要となり、また、ロックナットをネジ鋼棒上に取り付け、移動(螺動)させるのに手間がかかるとともに、上記回収作業の場合、ネジ鋼棒がカプラーから外れる方向に回転力が加えられるため、ロックナットがあまり有効に機能しない虞があるという課題があった。
また、上記カプラーの両端部付近に形成された取付孔に固定用ボルトを螺入してネジ鋼棒を固定する方法は、ロックナットの締付け作業と比較すると、作業性は良くなるものの、固定用ボルトの先端部がネジ鋼棒に当接しているので、ネジ鋼棒からの振動等が、固定用ボルトに直接伝わるため、固定用ボルトが緩みやすくなる虞があり、そのため、下記の特許文献1では、カプラーにグラウド材注入孔をさらに設け、カプラー内にクラウド材を注入し、クラウド材と固定用ボルトとでカプラーとネジ鋼棒とを一体化させるようになっている。
しかしながら、上記したように、連結されたネジ鋼棒を鋼管杭の建て込みに使用する場合、連結されたネジ鋼棒は、建て込み後回収して運搬再利用するために、回収作業終了後は、カプラーからネジ鋼棒を取り外して、各部品毎に分解される。
そのため、カプラー内にクラウド材を注入して固着力を高める方法は、連結されたネジ鋼棒を鋼管杭の建て込みに使用する場合(すなわち、ネジ鋼棒及びカプラーを回収、分解して運搬再利用する場合)には適用することができなかった。
特開2004−238869号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、連結継手を介して連結されたネジ鋼棒を、前記連結継手から外す方向に回転させる作業を行った場合であっても、連結継手とネジ鋼棒との固定状態の緩みや、連結継手からのネジ鋼棒の外れ等の発生を確実に防止(阻止)することができ、しかも簡易な構造で、ネジ鋼棒への着脱作業性にも優れ、繰返し利用することが可能なネジ鋼棒用継手金具、及びネジ鋼棒の連結方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係るネジ鋼棒用継手金具(1)は、外周面にネジ部と平坦部とを有する断面視略楕円形状をしたネジ鋼棒の端部同士を連結する連結継手を内部に収容可能な大きさに形成された管部材と、該管部材の両端開口部に固着される第1の回動阻止部材、及び第2の回動阻止部材とを含んで構成され、前記第1の回動阻止部材、及び第2の回動阻止部材が、前記ネジ鋼棒を挿通可能な挿通孔を有し、該挿通孔が、前記ネジ鋼棒を回転不能とする形状に形成されていることを特徴としている。
上記ネジ鋼棒用継手金具(1)によれば、前記ネジ鋼棒の連結時に、前記管部材の内部に、前記ネジ鋼棒が連結された前記連結継手が収容され、前記第1の回動阻止部材と前記第2の回動阻止部材とが、各挿通孔に前記ネジ鋼棒が挿着された状態で前記管部材の両端開口部に固着される。
この状態で、例えば、前記第1の回動阻止部材に挿着された一方のネジ鋼棒に、前記連結継手から外す方向(例えば、左回転方向)の回転力が加えられると、前記挿通孔が、前記ネジ鋼棒を回転不能とする形状に形成されているので、前記一方のネジ鋼棒が挿着された前記第1の回動阻止部材には、前記一方のネジ鋼棒と共に左回転方向に回転しようとする力が伝わるとともに、前記第1の回動阻止部材と一体化された前記管部材、及び前記第2の回動阻止部材にも左回転方向に回転しようとする力が伝わることになる。
したがって、他方のネジ鋼棒は、前記第2の回動阻止部材から、前記連結継手にねじ込む(締付ける)方向(すなわち、右回転方向)に回転しようとする力を受けることになるが、前記他方のネジ鋼棒が、前記連結継手に緩みのない状態で螺合されていれば、これ以上締付け方向に回転することはないため、前記他方のネジ鋼棒が、前記第1の回動阻止部材、前記管部材、及び前記第2の回動阻止部材の左回転方向への回転を阻止するストッパー部材として機能して、前記一方のネジ鋼棒の前記連結継手からの外れや緩みが阻止される。
すなわち、前記ネジ鋼棒が、前記連結継手だけでなく、一体化された前記第1の回動阻止部材、前記管部材、及び前記第2の回動阻止部材を介して連結されることにより、前記連結継手に連結された一方のネジ鋼棒単独での回動動作が規制され、連結された2本のネジ鋼棒が一体的に回転することとなり、前記連結継手からの前記ネジ鋼棒の外れや緩みを確実に阻止することができる。
また、前記管部材は、いくつかの種類の連結継手の大きさ(長さ及び外径等)を考慮して、該連結継手を内部に収容可能な大きさ(長さ及び内径)に形成しておけば、前記連結継手の種類を選ばす適用することができ、また、前記連結継手を別途加工する必要等がないため、汎用性の高いものにすることができる。また、前記第1の回動阻止部材、及び第2の回動阻止部材の前記ネジ鋼棒への取付け、及び取外しを容易に行うことができ、ネジ鋼棒への着脱作業性に優れ、前記ネジ鋼棒から取外して、繰返し利用することもできる。
また本発明に係るネジ鋼棒用継手金具(2)は、上記ネジ鋼棒用継手金具(1)において、前記第1の回動阻止部材の前記挿通孔、及び前記第2の回動阻止部材の挿通孔が、前記ネジ鋼棒の断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成され、内周面にネジ溝が形成されていないことを特徴としている。
上記ネジ鋼棒用継手金具(2)によれば、前記第1の回動阻止部材の前記挿通孔、及び前記第2の回動阻止部材の挿通孔が、前記ネジ鋼棒を回転不能とする、前記ネジ鋼棒の断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成されているので、前記挿通孔に挿通させた前記ネジ鋼棒の回動動作を確実に阻止することができる。また、前記挿通孔の内周面にはネジ溝が形成されていないので、前記ネジ鋼棒への前記第1の回動阻止部材、及び前記第2の回動阻止部材の挿着、及び前記ネジ鋼棒上でのスライド移動をよりスムーズに行うことができ、着脱作業性をより高めることができる。
また本発明に係るネジ鋼棒用継手金具(3)は、上記ネジ鋼棒用継手金具(1)又は(2)において、前記第2の回動阻止部材が、前記管部材の一端側開口部に予め固着されて、前記管部材と一体化され、前記管部材の他端側外周面と、前記第1の回動阻止部材の外周面とに、固着部材を介して互いを固着するための複数の固着部材取付孔が形成されていることを特徴としている。
上記ネジ鋼棒用継手金具(3)によれば、前記第2の回動阻止部材が前記管部材に予め固着されて一体化されているので、前記第2の回動阻止部材と前記管部材とを、一度にネジ鋼棒に挿着することができ、着脱時の作業性を高めることができる。また、前記第1の回動阻止部材を、前記管部材の他端側に、前記固着部材で確実に取り付けることができ、また取外しも容易に行うことができる。
また本発明に係るネジ鋼棒用継手金具(4)は、外周面にネジ部と平坦部とを有する断面視略楕円形状をしたネジ鋼棒の端部同士を連結する連結継手の両端部に固着される一対の回動阻止部材を含んで構成され、これら回動阻止部材が、前記ネジ鋼棒を挿通可能な挿通孔と、該挿通孔に前記ネジ鋼棒を挿通させた状態で、前記連結継手の端部に嵌め込む嵌合部とを備え、前記挿通孔が、前記ネジ鋼棒を回転不能とする形状に形成されていることを特徴としている。
上記ネジ鋼棒用継手金具(4)によれば、前記ネジ鋼棒が連結された連結継手の両端部に、前記回動阻止部材の前記嵌合部を嵌め込んだ状態で固着することができる。
この状態で、例えば、一方の回動阻止部材に挿着された一方のネジ鋼棒に、前記連結継手から外す方向(例えば、左回転方向)の回転力が加えられると、前記挿通孔が、前記ネジ鋼棒を回転不能とする形状に形成されているので、前記一方のネジ鋼棒が挿着された前記一方の回動阻止部材、及び該一方の回動阻止部材が固着された前記連結継手には、前記一方のネジ鋼棒と共に左回転方向に回転しようとする力が伝わる。したがって、前記連結継手に連結された一方のネジ鋼棒単独での回動動作が規制され、前記連結継手及び前記1対の回動阻止部材を介して2本のネジ鋼棒が一体的に回転することとなり、前記連結継手からの前記ネジ鋼棒の外れや緩みを確実に阻止することができる。
また本発明に係るネジ鋼棒用継手金具(5)は、上記ネジ鋼棒用継手金具(4)において、前記各回動阻止部材の前記挿通孔が、前記ネジ鋼棒の断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成され、内周面にネジ溝が形成されていないことを特徴としている。
上記ネジ鋼棒用継手金具(5)によれば、前記各回動阻止部材の前記挿通孔が、前記ネジ鋼棒の断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成されているので、前記各回動阻止部材に挿通させた前記ネジ鋼棒の回動動作を確実に阻止することができ、また、前記挿通孔の内周面にネジ溝が形成されていないので、前記ネジ鋼棒への前記各回動阻止部材の挿着、及び前記ネジ鋼棒上でのスライド移動をよりスムーズに行うことができる。
また本発明に係るネジ鋼棒用継手金具(6)は、上記ネジ鋼棒用継手金具(4)又は(5)において、前記各回動阻止部材の前記嵌合部側の外周面に、固着部材を介して前記回動阻止部材を前記連結継手に固着するための複数の固着部材取付孔が形成されていることを特徴としている。
上記ネジ鋼棒用継手金具(6)によれば、前記各回動阻止部材を、前記管部材の他端側に、前記固着部材で確実に取り付けることができ、また取外しも容易に行うことができ、着脱の作業性に優れたものにすることができる。
また本発明に係るネジ鋼棒の連結方法(1)は、上記ネジ鋼棒用継手金具(3)を使用したネジ鋼棒の連結方法であって、連結する2本のネジ鋼棒の一方のネジ鋼棒に、前記第1の回動阻止部材を挿着するとともに、他方のネジ鋼棒に、一体化された前記第2の回動阻止部材及び前記管部材を挿着し、前記第1の回動阻止部材が挿着された前記一方のネジ鋼棒の端部と、前記第2の回動阻止部材及び前記管部材が挿着された前記他方のネジ鋼棒の端部とを前記連結継手にねじ込み、該連結継手を介して前記2本のネジ鋼棒を連結し、前記他方のネジ鋼棒に挿着された前記第2の回動阻止部材及び前記管部材をスライド移動させて、前記管部材の内部に前記連結継手を収容し、前記一方のネジ鋼棒に挿着された前記第1の回動阻止部材をスライド移動させて、前記管部材の開口部に嵌め込み、該嵌め込んだ状態で、前記第1の回動阻止部材と前記管部材とを固着することを特徴としている。
また本発明に係るネジ鋼棒の連結方法(2)は、上記ネジ鋼棒用継手金具(4)〜(6)のいずれかを使用したネジ鋼棒の連結方法であって、連結する2本のネジ鋼棒の対向する各端部に、前記一対の回動阻止部材の各々を挿着し、これら回動阻止部材が挿着された前記2本のネジ鋼棒の対向する各端部を、前記連結継手ねじ込み、該連結継手を介して前記2本のネジ鋼棒を連結し、該2本のネジ鋼棒に挿着された各回動阻止部材をスライド移動させて、これら各回動阻止部材の嵌合部を前記連結継手の両端部に嵌め込み、該嵌め込んだ状態で、前記連結継手と前記各回動阻止部材とを固着することを特徴としている。
上記ネジ鋼棒の連結方法(1)、(2)によれば、例えば、鋼管杭の建て込み回収作業時において、前記連結継手を介して連結されたネジ鋼棒を、前記連結継手から外す方向に回転させる作業を行った場合であっても、前記連結継手とネジ鋼棒との固定状態の緩みや、前記連結継手からのネジ鋼棒の外れ等の発生を確実に防止(阻止)することができ、作業の安全性を高めることができ、また、ネジ鋼棒への着脱作業性にも優れ、ネジ鋼棒を連結する各部品を繰返し利用することができる。
本発明の実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具の使用状態を示した断面図である。 実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具を構成する継手収容部材を示した図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である 実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具を構成する第1の回動阻止部材を示した図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 (a)〜(g)は、実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具を用いたネジ鋼棒の連結方法を説明するための図である。 実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具の使用状態を示した断面図である。 実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具を構成する回動阻止部材を示した図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 (a)〜(d)は、実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具を用いたネジ鋼棒の連結方法を説明するための図である。 別の実施の形態に係るネジ鋼棒用継手金具の使用状態を示した断面図である。
以下、本発明に係るネジ鋼棒用継手金具、及びネジ鋼棒の連結方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具の使用状態を示した断面図である。図2は、実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具を構成する継手収容部材を示した図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。図3は、実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具を構成する第1の回動阻止部材を示した図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
図中1a、1bは、外周面にネジ部(右ネジ部)2と平坦部3とを有する断面視略楕円形状をしたネジ鋼棒を示している。ネジ鋼棒1a、1bには、例えば、外周面にネジ状リブが形成されたPC鋼棒が採用され得る。図中10は、2本のネジ鋼棒1a、1b間を一直線状に連結する略筒形状をした連結継手(カプラー)を示している。連結継手10の内周面には、ネジ鋼棒1a、1bを螺合させるためのネジ溝11が全周に渡り形成されており、中央部には、ストッパーピン12が固着されている。
図中20は、略円管形状をした管部材を示しており、管部材20は、連結継手10を内部(管内)に収容可能な大きさ(内径及び長さ)に形成されており、管部材20の一方の開口部20a側外周面には、止めネジ(六角穴付き止ネジ)22を螺合させるためのネジ孔(貫通孔)21が複数箇所(4〜8箇所程度)形成されている。
図中30は、管部材20の一方の開口部20aに、ネジ鋼棒1aを挿通させた状態で固着される第1の回動阻止部材を示している。第1の回動阻止部材30の外周面には、管部材20の一方の開口部20a側に形成されたネジ孔21と重なる位置に、止めネジ22と螺合させるためのネジ孔32が形成されている。
図中40は、管部材20の他方の開口部20bに、ネジ鋼棒1bを挿通させた状態で固着される第2の回動阻止部材を示しており、実施の形態(1)では、第2の回動阻止部材40が、管部材20の他方の開口部20bに嵌め込まれた状態で全周溶接により固着されており、管部材20と第2の回動阻止部材40とが一体化されて継手収容部材50が形成されている。
第1の回動阻止部材30、第2の回動阻止部材40は、管部材20の開口部20a、20bに嵌め込み可能な短い円筒状の外形形状を有し、ネジ鋼棒1a、1bを挿通可能な挿通孔31、41が形成されている。挿通孔31、41は、図2(b)、図3(b)に示したように、ネジ鋼棒1a、1bの断面視形状よりもやや大きい楕円形状(平坦部と円弧部とを有する楕円形状)に形成され、内周面にはネジ溝が形成されていない孔となっている。したがって、挿通孔31、41は、挿通されたネジ鋼棒1a、1bを回転不能とする形状となっている。これら第1の回動阻止部材30、継手収容部材50(一体化された管部材20と第2の回動阻止部材40)、及び止めネジ22を含んでネジ鋼棒用継手金具が構成されている。
次に実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具を用いたネジ鋼棒の連結方法について説明する。図4(a)〜(g)は、実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具を用いたネジ鋼棒の連結方法を説明するための図である。
まず、連結する2本のネジ鋼棒1a、1bの端部同士を対向させて配置し、第1の回動阻止部材30の挿通孔31に、ネジ鋼棒1aの端部を挿し込み、そのまま数十センチ程度スライドさせて、ネジ鋼棒1aに第1の回動阻止部材30を挿着する(図4(a)、(b))。
次にネジ鋼棒1bに、継手収容部材50(一体化された第2の回動阻止部材40と管部材20)を挿着する。すなわち、第2の回動阻止部材40の挿通孔41に、ネジ鋼棒1bの端部を挿し込み、管部材20とともにそのまま数十センチ程度スライド移動させる(図4(b)、(c))。なお、第1の回動阻止部材30、継手収容部材50のネジ鋼棒1a、1bへの挿着順序は、どちらからでもよい。
次に連結継手10の一方の端部10aにネジ鋼棒1aの端部をねじ込み、該端部を連結継手10のストッパーピン12に当接させる(図4(c)、(d))。次に連結継手10の他方の端部10bにネジ鋼棒1bの端部をねじ込み、該端部を連結継手10のストッパーピン12に当接させて、連結継手10の両端にネジ鋼棒1a、1bが螺合された連結状態とする(図4(e))。
続いて、ネジ鋼棒1b上に位置させた継手収容部材50を、連結継手10側にスライド移動させて、管部材20の内部に連結継手10を収容する(図4(e)、(f))。次に、ネジ鋼棒1a上に位置させた第1の回動阻止部材30を、連結継手10側にスライド移動させて、連結継手10上に位置させた管部材20の開口部20aに嵌め込み(図4(g))、管部材20のネジ孔21と、第1の回動阻止部材30のネジ孔32との位置を合わせた後、六角レンチを用いて、止めネジ22をネジ孔21、32にねじ込んで、管部材20と第1の回動阻止部材30とを固着して、取り付けを終える。
上記実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具によれば、ネジ鋼棒1a、1bの連結時に、第2の回動阻止部材40と予め一体化された管部材20の内部に、ネジ鋼棒1a、1bが連結された連結継手10が収容され、第1の回動阻止部材30が、挿通孔31にネジ鋼棒1aが挿着された状態で管部材20の開口部20aに固着される。
ネジ鋼棒1aを上側にして鉛直方向に吊り下げた状態(鋼管杭の建て込み回収作業時の状態)で、例えば、一方のネジ鋼棒1aに、連結継手10から外す方向(例えば、左回転方向)の回転力が加えられると、第1の回動阻止部材30の挿通孔31が、ネジ鋼棒1aを回転不能とする形状に形成されているので、一方のネジ鋼棒1aが挿着された第1の回動阻止部材30には、一方のネジ鋼棒1aと共に左回転方向に回転しようとする力が伝わるとともに、30第1の回動阻止部材と一体化された管部材20、及び第2の回動阻止部材40にも左回転方向に回転しようとする力が伝わることになる。
したがって、他方のネジ鋼棒1bは、第2の回動阻止部材40から、連結継手10にねじ込む(締付ける)方向(すなわち、右回転方向)に回転しようとする力を受けることになるが、他方のネジ鋼棒1bが、連結継手10に緩みのない状態で螺合されていれば、これ以上締付け方向に回転することはないため、他方のネジ鋼棒1bが、第1の回動阻止部材30、管部材20、及び第2の回動阻止部材40の左回転方向への回転を阻止するストッパー部材として機能して、一方のネジ鋼棒1aの連結継手10からの外れや緩みが阻止される。
すなわち、ネジ鋼棒1a、1bが、連結継手10だけでなく、一体化された第1の回動阻止部材30、管部材20、及び第2の回動阻止部材40を介して連結されることにより、連結継手10に連結された一方のネジ鋼棒単独での回動動作が規制され、連結された2本のネジ鋼棒1a、1bが一体的に回転することとなり、連結継手10からのネジ鋼棒の外れや緩みを確実に阻止することができる。
また、管部材20は、いくつかの種類の連結継手10の大きさ(長さ及び外径等)を考慮して、連結継手10を内部に収容可能な大きさ(長さ及び内径)に形成しておけば、連結継手10の種類を選ばす適用することができ、また、連結継手10を別途加工する必要等がないため、汎用性の高いものにすることができる。また、第1の回動阻止部材30、及び第2の回動阻止部材40のネジ鋼棒1a、1bへの取付け、及び取外しを容易に行うことができ、ネジ鋼棒への着脱作業性に優れ、ネジ鋼棒から取外して、繰返し利用することもできる。
また、第1の回動阻止部材30及び第2の回動阻止部材40の挿通孔31、41が、ネジ鋼棒1a、1bの断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成されているので、挿通孔31、41に挿通させたネジ鋼棒1a、1bの回動動作を確実に阻止することができ、また、挿通孔31、41の内周面にはネジ溝が形成されていないので、ネジ鋼棒1a、1bへの第1の回動阻止部材30、及び第2の回動阻止部材40の挿着、及びネジ鋼棒1a、1b上でのスライド移動をよりスムーズに行うことができ、着脱作業性をより高めることができる。
また、上記ネジ鋼棒用継手金具を用いたネジ鋼棒の連結方法によれば、例えば、鋼管杭の建て込み回収作業時において、連結継手10を介して連結されたネジ鋼棒を、連結継手10から外す方向に回転させる作業を行った場合であっても、連結継手10とネジ鋼棒との固定状態の緩みや、連結継手からのネジ鋼棒の外れ等の発生を確実に防止(阻止)することができ、作業の安全性を高めることができ、また、ネジ鋼棒への着脱作業性にも優れ、ネジ鋼棒を連結する各部品を繰返し利用することができる。
図5は、実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具の使用状態を示した断面図である。図6は、実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具を構成する第1の回動阻止部材を示した図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。なお、第1の回動阻止部材と第2の回動阻止部材とは同じ構造となっている。
実施の形態(1)に係るネジ鋼棒用継手金具では、第1の回動阻止部材30と第2の回動阻止部材40とが管部材20に固着されるように構成されていたが、実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具では、管部材20を使用せずに、第1の回動阻止部材30Aと第2の回動阻止部材40Aとが連結継手10の両端部に固着されるように構成されている点が相違する。
第1の回動阻止部材30A、第2の回動阻止部材40Aは、外形が、短い円筒状に形成され、内部には、ネジ鋼棒1a、1bを挿通可能な挿通孔31A、41Aと、挿通孔31A、41Aにネジ鋼棒1a、1bを挿通させた状態で、連結継手10の端部に嵌め込む嵌合部33、44とが形成されている。挿通孔31A、41Aは、ネジ鋼棒1a、1bの断面視形状よりもやや大きい楕円形状(平坦部と円弧部とを有する楕円形状)に形成され、内周面にはネジ溝が形成されていないものとなっている。したがって、挿通孔31A、41Aは、挿通されたネジ鋼棒1a、1bを回転不能とする形状となっている。
次に実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具を用いたネジ鋼棒の連結方法について説明する。図7(a)〜(d)は、実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具を用いたネジ鋼棒の連結方法を説明するための図である。
まず、連結する2本のネジ鋼棒1a、1bの端部同士を対向させて配置し、ネジ鋼棒1aに第1の回動阻止部材30Aを、ネジ鋼棒1bに第2の回動阻止部材40Aを挿着する。すなわち、第1の回動阻止部材30Aの挿通孔31Aに、ネジ鋼棒1aの端部を挿し込み、そのまま数十センチ程度スライドさせるとともに、第2の回動阻止部材40Aの挿通孔41Aに、ネジ鋼棒1bの端部を挿し込み、そのまま数十センチ程度スライドさせる(図7(a)、(b))。なお、第1、第2の回動阻止部材30A、40Aのネジ鋼棒1a、1bへの挿着順序は、どちらからでもよい。
次に連結継手10の一方端部10aにネジ鋼棒1aの端部を、連結継手10の中央部のストッパーピン12に当接する位置までねじ込むとともに、連結継手10の他方端部10bにネジ鋼棒1bの端部を、連結継手10のストッパーピン12に当接する位置までねじ込み、連結継手10の両端にネジ鋼棒1a、1bが螺合された連結状態とする(図7(c))。
次に、ネジ鋼棒1a上に位置させた第1の回動阻止部材30Aを、連結継手10側にスライド移動させて、連結継手10の一方端部10aに、第1の回動阻止部材30Aの嵌合部33を嵌め込んだ後、第1の回動阻止部材30Aと連結継手10とを溶接により固着する一方、ネジ鋼棒1b上に位置させた第2の回動阻止部材40Aを、連結継手10側にスライド移動させて、連結継手10の他方端部10bに、第2の回動阻止部材40Aの嵌合部44を嵌め込んだ後、第2の回動阻止部材40Aと連結継手10とを溶接により固定して(図7(d))、取り付けを終える。
上記実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具によれば、ネジ鋼棒1a、1bが連結された連結継手10の両端部に、第1、第2の回動阻止部材30A、40Aの嵌合部33、43を嵌め込んだ状態で固着することができる。
ネジ鋼棒1aを上側にして鉛直方向に吊り下げた状態(鋼管杭の建て込み回収作業時の状態)で、例えば、第1の回動阻止部材30Aに挿着された一方のネジ鋼棒1aに、連結継手10から外す方向(例えば、左回転方向)の回転力が加えられると、挿通孔31Aが、ネジ鋼棒1aを回転不能とする形状に形成されているので、ネジ鋼棒1aが挿着された第1の回動阻止部材30A、及び該第1の回動阻止部材30Aが固着された連結継手10には、一方のネジ鋼棒1aと共に左回転方向に回転しようとする力が伝わる。したがって、連結継手10に連結された一方のネジ鋼棒単独での回動動作が規制され、連結継手10及び1対の回動阻止部材30A、40Aを介して2本のネジ鋼棒1a、1bが一体的に回転することとなり、連結継手10からのネジ鋼棒の外れや緩みを確実に阻止することができる。
なお、実施の形態(2)に係るネジ鋼棒用継手金具では、第1、第2の回動阻止部材30A、40Aを連結継手10の両端に溶接により固定するようになっていたが、別の実施の形態では、図8に示したように連結継手10Aの両端側外周面に、止めネジ(六角穴付き止めネジ)14を螺合するためのネジ孔13が複数箇所(4〜8箇所程度)形成されたものを使用するとともに、第1の回動阻止部材30Bの嵌合部34、及び第2の回動阻止部材40Bの嵌合部44の各外周面における、連結継手10Aのネジ孔13と重なる位置に、止めネジ14を螺合するためのネジ孔32A、42Aが形成されたものを使用して、溶接の代わりに、止めネジ14を用いて、第1の回動阻止部材30B、第2の回動阻止部材40Bを連結継手10Aに固定する構造とすることもできる。
別の実施の形態においても、実施の形態(2)と略同様の効果を得ることができるとともに、第1、第2の回動阻止部材30B、40Bを連結継手10Aに、六角レンチで容易かつ確実に取り付けることができ、取外しも容易に行うことができる。
なお、上記実施の形態(1)では、管部材20と第2の回動阻止部材40とが溶接により予め一体化されている場合について説明したが、別の実施の形態では、管部材20の他方の開口部20b側も一方の開口部20aと同様の構成、すなわち、他方の開口部20b側外周面に止めネジ22を取付るネジ孔21を形成し、第2の回動阻止部材40の代わりに第1の回動阻止部材30を使用する構成(管部材20の両端開口部に第1の回動阻止部材30を止めネジ22で固着する構成)とすることもできる。
さらに、管部材20の両端開口部に取り付ける第1の回動阻止部材30の代わりに、図8の別の実施の形態として示した第1の回動阻止部材30Bを適用する構成とすることもできる。係る構成によれば、管部材20を使用する場合は、第1の回動阻止部材30Bを管部材20に止めネジ22で固着することができる一方、管部材20を使用せずに、連結継手10Aを使用する場合は、第1の回動阻止部材30Bを連結継手10Aに止めネジ22で固着することもでき、適用範囲を広げることができる。
また、上記実施の形態(1)では、管部材20と第1の回動阻止部材30とを固着するために、止めネジ22を使用した場合について説明したが、止めネジ22の代わりに、溝付きピンを使用することもできる(図8に示した止めネジ14についても同様である)。
1a、1b ネジ鋼棒
10、10A 連結継手
20 管部材
30、30A、30B 第1の回動阻止部材
31、31A 挿通孔
40、40A、40B 第2の回動阻止部材
41、41A 挿通孔
50 継手収容部材

Claims (8)

  1. 外周面にネジ部と平坦部とを有する断面視略楕円形状をしたネジ鋼棒の端部同士を連結する連結継手を内部に収容可能な大きさに形成された管部材と、
    該管部材の両端開口部に固着される第1の回動阻止部材、及び第2の回動阻止部材とを含んで構成され、
    前記第1の回動阻止部材、及び第2の回動阻止部材が、
    前記ネジ鋼棒を挿通可能な挿通孔を有し、該挿通孔が、前記ネジ鋼棒を回転不能とする形状に形成されていることを特徴とするネジ鋼棒用継手金具。
  2. 前記第1の回動阻止部材の前記挿通孔、及び前記第2の回動阻止部材の挿通孔が、前記ネジ鋼棒の断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成され、内周面にネジ溝が形成されていないことを特徴とする請求項1記載のネジ鋼棒用継手金具。
  3. 前記第2の回動阻止部材が、前記管部材の一端側開口部に予め固着されて、前記管部材と一体化され、
    前記管部材の他端側外周面と、前記第1の回動阻止部材の外周面とに、固着部材を介して互いを固着するための複数の固着部材取付孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のネジ鋼棒用継手金具。
  4. 外周面にネジ部と平坦部とを有する断面視略楕円形状をしたネジ鋼棒の端部同士を連結する連結継手の両端部に固着される一対の回動阻止部材を含んで構成され、
    これら回動阻止部材が、
    前記ネジ鋼棒を挿通可能な挿通孔と、
    該挿通孔に前記ネジ鋼棒を挿通させた状態で、前記連結継手の端部に嵌め込む嵌合部とを備え、
    前記挿通孔が、前記ネジ鋼棒を回転不能とする形状に形成されていることを特徴とするネジ鋼棒用継手金具。
  5. 前記各回動阻止部材の前記挿通孔が、前記ネジ鋼棒の断面視形状よりもやや大きい楕円形状に形成され、内周面にネジ溝が形成されていないことを特徴とする請求項4記載のネジ鋼棒用継手金具。
  6. 前記各回動阻止部材の前記嵌合部側の外周面に、固着部材を介して前記回動阻止部材を前記連結継手に固着するための複数の固着部材取付孔が形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のネジ鋼棒用継手金具。
  7. 請求項3記載のネジ鋼棒用継手金具を使用したネジ鋼棒の連結方法であって、
    連結する2本のネジ鋼棒の一方のネジ鋼棒に、前記第1の回動阻止部材を挿着するとともに、他方のネジ鋼棒に、一体化された前記第2の回動阻止部材及び前記管部材を挿着し、
    前記第1の回動阻止部材が挿着された前記一方のネジ鋼棒の端部と、前記第2の回動阻止部材及び前記管部材が挿着された前記他方のネジ鋼棒の端部とを前記連結継手にねじ込み、該連結継手を介して前記2本のネジ鋼棒を連結し、
    前記他方のネジ鋼棒に挿着された前記第2の回動阻止部材及び前記管部材をスライド移動させて、前記管部材の内部に前記連結継手を収容し、
    前記一方のネジ鋼棒に挿着された前記第1の回動阻止部材をスライド移動させて、前記管部材の開口部に嵌め込み、該嵌め込んだ状態で、前記第1の回動阻止部材と前記管部材とを固着することを特徴とするネジ鋼棒の連結方法。
  8. 請求項4〜6のいずれかの項に記載のネジ鋼棒用継手金具を使用したネジ鋼棒の連結方法であって、
    連結する2本のネジ鋼棒の対向する各端部に、前記一対の回動阻止部材の各々を挿着し、
    これら回動阻止部材が挿着された前記2本のネジ鋼棒の対向する各端部を、前記連結継手ねじ込み、該連結継手を介して前記2本のネジ鋼棒を連結し、
    該2本のネジ鋼棒に挿着された各回動阻止部材をスライド移動させて、これら各回動阻止部材の嵌合部を前記連結継手の両端部に嵌め込み、該嵌め込んだ状態で、前記連結継手と前記各回動阻止部材とを固着することを特徴とするネジ鋼棒の連結方法。
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