JP2014125850A - 連結金具、および連結方法 - Google Patents

連結金具、および連結方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014125850A
JP2014125850A JP2012285286A JP2012285286A JP2014125850A JP 2014125850 A JP2014125850 A JP 2014125850A JP 2012285286 A JP2012285286 A JP 2012285286A JP 2012285286 A JP2012285286 A JP 2012285286A JP 2014125850 A JP2014125850 A JP 2014125850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
base portion
clamp
holding body
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012285286A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murayama
宏 村山
Koichi Ishii
弘一 石井
Sotoji Tarumizu
外次 樽水
Makoto Takizawa
誠 滝沢
Keiichi Hirai
慶一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP2012285286A priority Critical patent/JP2014125850A/ja
Publication of JP2014125850A publication Critical patent/JP2014125850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

【課題】パイプの軸方向の変位を抑制し、且つ容易にパイプへ取り付けることができる連結金具を提供する。
【解決手段】一方のパイプが径方向から装着される第1基体部と、第1基体部に開閉可能に軸支され、一方のパイプを保持可能な第1保持体と、第1基体部と第1保持体とをロックする第1ロック手段と、第1基体部に連結されると共に、他方のパイプが径方向から装着される第2基体部と、第2基体部に開閉可能に軸支され、他方のパイプを保持可能な第2保持体と、第2基体部と第2保持体とをロックするロック手段と、第1基体部、第1保持体、第2基体部、及び第2保持体の少なくとも1つに形成され、一方のパイプ又は他方のパイプの径方向に貫通する貫通部と、を有する連結金具。
【選択図】図4

Description

本発明は、パイプを連結する連結金具、及びこの連結金具の連結方法に関する。
仮設足場や建築物の施工に用いるパイプの連結金具として、パイプを保持可能なクランプ本体が複数連結されたものがある。また、それぞれのクランプ本体に固定突起を突設し、この固定突起をパイプに予め形成された固定孔へ嵌入することでクランプ本体をパイプへ固定可能とした直交クランプ金具がある(例えば、特許文献1)。
特開平9−78829号公報
上記特許文献1の直交クランプ金具(連結金具)では、パイプに軸方向の力が作用した際に、パイプが軸方向に変位するのを抑制できる。しかしながら、パイプに予め固定孔を形成する必要があり、手間が掛かる。また、クランプ本体の固定突起とパイプの固定孔との位置を合わせなければならないため、クランプ本体の取付作業に時間が掛かる。
本発明は上記事実を考慮し、パイプの軸方向の変位を抑制し、且つ容易にパイプへ取り付けることができる連結金具を提供することを課題とする。
請求項1に係る連結金具は、一方のパイプと他方のパイプとを交差させて連結する連結金具において、前記一方のパイプが径方向から装着される第1凹部を備えた第1基体部と、前記第1基体部に開閉可能に軸支され、前記第1凹部へ装着された前記一方のパイプを保持可能な第1保持体と、前記第1基体部と前記第1保持体とをロックする第1ロック手段と、前記第1基体部に連結されると共に、前記他方のパイプが径方向から装着される第2凹部を備えた第2基体部と、前記第2基体部に開閉可能に軸支され、前記第2凹部へ装着された前記他方のパイプを保持可能な第2保持体と、前記第2基体部と前記第2保持体とをロックする第2ロック手段と、前記第1基体部、前記第1保持体、前記第2基体部、及び前記第2保持体の少なくとも1つに形成され、前記一方のパイプ又は前記他方のパイプの径方向に貫通する貫通部と、を有する。
請求項1に係る連結金具によれば、第1基体部は、一方のパイプが装着される第1凹部を備えており、この第1基体部には、一方のパイプと交差した他方のパイプが装着される第2基体部が連結されている。また、第1基体部には、第1基体部に開閉可能に軸支された第1保持体と、第1基体部と第1保持体とをロックする第1ロック手段が設けられており、第2基体部には、第2基体部に開閉可能に軸支された第2保持体と、第2基体部と第2保持体とをロックする第2ロック手段が設けられている。これにより、一方のパイプを第1基体部の第1凹部へ装着して第1ロック手段で第1基体部と第1保持体とをロックし、他方のパイプを第2基体部の第2凹部へ装着して第2ロック手段で第2基体部と第2保持体とをロックすることで、一方のパイプと他方のパイプとを交差させて連結できる。
また、第1基体部、第1保持体、第2基体部、及び第2保持体の少なくとも1つには、パイプの径方向に貫通する貫通部が形成されているので、貫通部からビス又はボルトを挿入して一方のパイプ又は他方のパイプへビス又はボルトを貫通できるように構成されている。これにより、例えば、第1保持体に貫通孔を形成し、この貫通孔を介して一方のパイプへビスを貫通させた場合、一方のパイプへ軸方向の力が作用しても、軸方向に変位するのを抑制できる。さらに、ビスでパイプに孔を開けて捩じ込む場合、予めパイプに孔を形成する必要がなく、容易に連結金具をパイプへ取り付けることができる。
請求項2に係る連結金具は、固定部材に固定され、パイプが径方向から装着される凹部を備えた基体部と、前記基体部に開閉可能に軸支され、前記凹部へ装着された前記パイプを保持可能な保持体と、前記基体部と前記保持体とをロックするロック手段と、前記基体部及び前記保持体の少なくとも一方に形成され、前記パイプの径方向に貫通する貫通部と、を有する。
請求項2に係る連結金具によれば、基体部を固定部材に固定することで、パイプと固定部材とを連結できる。また、基体部及び保持体の少なくとも一方に形成された貫通孔からビス又はボルトを挿入し、パイプへビス又はボルトを貫通させることで、パイプが軸方向に変位するのを抑制できる。
請求項3に係る連結方法は、請求項1に記載の連結金具を用いて一方のパイプと他方のパイプとを連結する連結方法であって、前記第1基体部に一方のパイプを装着し、前記第1基体部と前記第1保持体とを前記第1ロック手段でロックする第1ロック工程と、前記第2基体部に他方のパイプを装着し、前記第2基体部と前記第2保持体とを前記第2ロック手段でロックする第2ロック工程と、前記第1基体部、前記第1保持体、前記第2基体部、及び前記第2保持体の少なくとも1つに形成された前記貫通孔を介して前記一方のパイプ又は前記他方のパイプへビスを捩じ込んで固定する固定工程と、を有する。
請求項3に係る連結方法では、第1ロック工程で一方のパイプが装着された第1基体部と第1保持部とをロックし、第2ロック工程で他方のパイプが装着された第2基体部と第2保持部とをロックする。その後、第1基体部、第1保持体、第2基体部、及び第2保持体の少なくとも1つに形成された貫通孔を介して、一方のパイプ又は他方のパイプへビスを捩じ込んで固定することで、一方のパイプ又は他方のパイプが軸方向に変位するのを抑制できる。
本発明は上記構成としたので、パイプの軸方向の変位を抑制し、且つ容易にパイプへ取り付けることができる。
本発明の第1実施形態に係る自在クランプを示す、一部破断した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る自在クランプの蓋部が開いた状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る自在クランプへ一方のパイプが装着された状態を示す正面図である。 一方のパイプと他方のパイプとが装着された自在クランプへビスが挿入される状態を示す正面図である。 一方のパイプと他方のパイプとが自在クランプで連結された状態を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る直交クランプを示す、一部破断した正面図である。 本発明の第3実施形態に係る単体クランプを示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る単体クランプがパイプと固定部材とを連結した状態示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係る3連クランプを示す正面図である。
<第1実施形態>
図を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る自在クランプ10について説明する。
(自在クランプ10の構成)
図1に示すように、本実施形態に係る自在クランプ10は、一方のパイプ200と他方のパイプ202とを交差させて連結する金属製のクランプであり、一対のクランプ本体12、14を備えている。クランプ本体12は、自在クランプ10の図中上半分を構成しており、主として、第1基体部16、第1保持体としての第1蓋部18、及び第1ロック手段としての第1ロックバー20とを備えている。また、クランプ本体12は、第1蓋部18が閉じた図1の状態で略筒状に形成されている。
第1基体部16は、金属製の板材を湾曲して形成されており、クランプ本体14に当接された底部16Aと、底部16Aの幅方向(紙面奥行き方向)の両端部を折り曲げてクランプ本体14と反対側へ延出された一対のリブ16Bとで構成されている。
第1基体部16の底部16Aには、第1基体部16の板厚方向に貫通した挿通孔16Cが形成されており、この挿通孔16Cには、後述する連結部材44が挿通されている。底部16Aの幅方向両端部から張り出した一対のリブ16Bは、互いに平行に形成されており、同形状とされている(図1では、手前側のリブ16Bのみが図示されている)。
第1基体部16の一端部(図中右側の端部)には、一対のリブ16Bへボルト22が挿通されている。ボルト22には図示しないナットが取り付けられており、ボルト22を第1基体部16から抜出不能としている。また、ボルト22には、リブ16Bの間に第1蓋部18が第1基体部16に対して回動可能に軸支されている(図6参照)。
第1基体部16の他端部(図中左側の端部)には、一端部と同様に一対のリブ16Bへボルト24が挿通されている。ボルト24には図示しないナットが取り付けられており、ボルト24を第1基体部16から抜出不能としている。また、ボルト24には、リブ16Bの間に第1ロックバー20が第1基体部16に対して回動可能に軸支されている(図6参照)。
ここで、第1基体部16を構成するリブ16Bの周縁の一部は、略円弧状に形成されており、パイプ(単管)200が装着可能な第1凹部26を構成している。本実施形態では、一例として、パイプ200の外周面の半分程度が接触する長さとなるように第1凹部26が形成されている。
第1基体部16の一端部に軸支された第1蓋部18は、第1基体部16と同様に金属製の板材を湾曲して形成されており、ボルト22を回転中心として回動させることで、第1基体部16に対して開閉可能に構成されている。図1は、第1蓋部18が閉じた閉状態を示しており、第1蓋部18を閉じることでパイプ200を保持可能に構成されている。
第1蓋部18の自由端側は、外側へ延出しており、図示しないU字溝が形成されている。このU字溝には、第1ロックバー20が入り込んでおり、第1蓋部18を係止している(図8参照)。
ここで、第1蓋部18の長手方向の中央部には、第1蓋部18を板厚方向に貫通する貫通部としての貫通孔18Aが形成されている。貫通孔18Aは、クランプ本体12へ装着されるパイプ200の径方向に貫通させて形成されており、本実施形態では、一例として第1蓋部18に1つの貫通孔18Aを形成しているが、これに限らず、第1蓋部18に複数の貫通孔18Aを形成してもよい。
第1基体部16の他端部に軸支された第1ロックバー20は、金属製の棒状部材であり、一端部にボルト24が挿通され、第1基体部16に対して回動可能に構成されている。また、第1ロックバー20の外周面には、軸支された根本を除いてネジ溝20Aが形成されており、このネジ溝20Aへナットを捩じ込むことで、第1蓋部18と第1基体部16とをロックできるようになっている。
クランプ本体12の図中下側には、クランプ本体14が設けられている。クランプ本体14は、クランプ本体12と同形状に形成されており、第1基体部16に連結された第2基体部30と、第2基体部30の一端部に回動可能に軸支された第2保持部としての第2蓋部32と、第2基体部30の他端部に回動可能に軸支された第2ロック手段としての第2ロックバー34とを備えている。
第2基体部30は、第1基体部16と同様に底部30Aと一対のリブ30Bとを備えており、底部30Aには挿通孔30Cが形成されて連結部材44が挿通されている。また、リブ30Bの周縁は、略円弧状に形成されており、パイプ202が装着可能な第2凹部35を構成している。
また、第2基体部30の一端部には、一対のリブ30Bへボルト36が挿通されており、ナット38が取り付けられてボルト36を第2基体部30から抜出不能としている。さらに、リブ30の間には第2蓋部32がボルト36に取り付けられており、第2基体部30に対して回動可能とされている。
第2蓋部32は、第2基体部30に開閉可能に構成され、パイプ202を保持できるようになっている。また、第2蓋部32の長手方向中央部には、第2蓋部32の板厚方向に貫通する貫通部としての貫通孔32Aが形成されている。
第2基体部30の他端部には、一対のリブ30Bへボルト40が挿通されている。ボルト40には、ナット42が取り付けられており、ボルト40を第2基体部30から抜出不能としている。また、ボルト40には、リブ30Bの間に第2ロックバー34が第2基体部30に対して回動可能に軸支されている。この第2ロックバー34の外周面には、軸支された根本を除いてネジ溝34Aが形成されており、このネジ溝34Aへナットを捩じ込むことで、第2蓋部32が閉じた閉状態で第2蓋部32と第2基体部30とをロックできるようになっている。
第1基体部16と第2基体部30とは、連結部材44で互いに相対回転可能に連結されている。連結部材44は、第1基体部16と第2基体部30とを挿通している軸部44Aと、軸部44Aの両端部に設けられ挿通孔16C、30Cより大径のフランジ部44Bとで構成されており、フランジ部44Bが第1基体部16又は第2基体部30に引っかかって連結部材44を抜出不能としている。ここで、本実施形態では、一例として、一方のフランジ部44Bを備えた軸部44Aを挿通孔16Cから挿通し、その後、軸部44Aに他方のフランジ部44Bを溶接して第1基体部16と第2基体部30とを連結しているが、これに限らず、他の構成としてもよい。例えば、軸部44Aにネジ溝を形成し、挿通孔16Cから挿通させた軸部44Aへナットを捩じ込んで連結してもよい。また、軸部44Aへ環状の部品を圧入してフランジ部44Bとしてもよい。
(連結方法)
次に、本実施形態に係る自在クランプ10を用いて、一方のパイプ200と他方のパイプ202とを交差させて連結する連結方法について説明する。
まず、図2に示すように、クランプ本体12の第1蓋部18を図中時計回りに回動させて開状態とし、第1ロックバー20を図中反時計回りに回動させて開く。これにより、第1基体部16の第1凹部26が解放され、パイプ200を装着可能となる。なお、第1蓋部18と第1ロックバー20は、所定の角度まで回転させれば自重で開くように構成されている。
次に、第1凹部26へパイプ200を径方向から装着する。パイプ200を第1凹部26へ装着した後、第1蓋部18を図中反時計回りに回動させて閉状態とし、第1基体部16と第1蓋部18とでパイプ200を挟持(保持)させる。
第1蓋部18を閉じて第1基体部16と第1蓋部18とでパイプ200を挟持(保持)させた後、図3に示すように、第1ロックバー20を図中時計回りに回動させて、第1蓋部18のU字溝へ入り込ませる。この状態で、第1ロックバー20のネジ溝20Aへナット46を捩じ込んでいくと、第1蓋部18がパイプ200を押圧し、第1基体部16と第1蓋部18とがロックされる(第1ロック工程)。
なお、本実施形態では、シングルナットでロックしているが、これに限らず、ナット46の緩みを防止するため、さらに別のナットをナット46の上から捩じ込んでダブルナットでロックしてもよい。また、緩み止め機構を備えたナットを用いてもよい。
上記の第1ロック工程でクランプ本体12をパイプ200へ取り付けた後、同様にしてクランプ本体14をパイプ202へ取り付ける。ここで、図4に示すように、パイプ202の軸方向に合わせてクランプ本体14をクランプ本体12に対して相対回転させ、パイプ202とパイプ200とを交差させた状態で連結する。本実施形態では、一例として、パイプ200とパイプ202との交差角度を45度としているが、これに限らず、他の交差角度であってもクランプ本体14を相対回転させて連結できる。
クランプ本体14をパイプ202へ取り付ける手順は、クランプ本体12をパイプ200へ取り付けた手順と同様である。すなわち、クランプ本体14の第2蓋部32と第2ロックバー34を回動させて開いた後、第2基体部30の第2凹部35へパイプ202を装着し、第2蓋部32と第2ロックバー34を閉じて閉状態とする。その後、第2ロックバー34のネジ溝34Aへナット48を捩じ込んで、第2基体部30と第2蓋部32とをロックする(第2ロック工程)。
上記第1ロック工程、及び第2ロック工程が完了した時点で、一方のパイプ200と他方のパイプ202とが自在クランプ10で連結される。ここで、例えば、一方のパイプ200へ軸方向の力が作用した場合、第1基体部16と第1蓋部18とでパイプ200を挟持しているので、パイプ200の軸方向の変位をある程度抑制できるが、過大な軸方向の力が作用した場合であってもパイプ200の軸方向の変位を抑制できるように、以下の固定工程でクランプ本体12、14をパイプ200、202へ固定する。
固定工程では、図4に示すように、自在クランプ10の外側から第1蓋部18に形成された貫通孔18Aへビス50を挿入し、この貫通孔18Aを介してパイプ200へビス50を捩じ込む(固定工程)。また、第2蓋部32に形成された貫通孔32Aに対しても同様に、ビス52を挿入し、貫通孔32Aを介してパイプ202へビス52を捩じ込む。以上のようにビス50を捩じ込むことで、図5に示すように、ビス50がパイプ200を貫通し、ビス50を介してクランプ本体12とパイプ200を固定できる。また、ビス52を介してクランプ本体14とパイプ202を固定できる。
なお、本実施形態で用いたビス50、52は、パイプ200、202を貫通させるために先端が尖ったタッピングビスを用いているが、これに限らず、他の種類のビスを用いてもよい。
(作用効果)
次に、本実施形態に係る自在クランプ10の作用効果について説明する。
本実施形態に係る自在クランプ10によれば、上述した第1ロック工程でパイプ200を第1基体部16と第1蓋部18とで保持して第1ロックバー20でロックし、第2ロック工程でパイプ202を第2基体部30と第2蓋部32とで保持して第2ロックバー34でロックすることで、一方のパイプ200と他方のパイプ202を交差させて連結できる。
また、固定工程で第1蓋部18に形成された貫通孔18Aへビス50を挿入してパイプ200へ捩じ込み、第2蓋部32に形成された貫通孔32Aへビス52を挿入してパイプ202へ捩じ込むだけで、容易にクランプ本体12、14をパイプ200、202へ固定できる。
これにより、例えば、自在クランプ10を用いて足場を仮設した場合、地震が発生してパイプ200、202の軸方向に過大な力が作用しても、パイプ200、102が、ビス50、52に係止されて、軸方向に変位するのを抑制できる。
なお、本実施形態で用いたパイプ200、202の材質は特に制限せず、金属製のスチールパイプや、樹脂製の樹脂パイプなど、種々の材質で形成されたパイプを用いることができる。また円筒状のパイプに限らず、角筒状のパイプに適用してもよい。この場合、第1凹部26及び第2凹部35の形状を変更して角筒状のパイプを保持し易くしてもよい。また、足場の仮設に限らず、建築物の施工時に用いる金属パイプの連結や、排水管の連結などにも適用できる。特に、建築物の天井や屋根の補強に補強パイプを用いて自在クランプ10で補強パイプを連結することにより、地震の発生時に天井や屋根が崩れ落ちるのを抑制できる。
また、本実施形態では、貫通孔18A、32Aは、各クランプ本体12、14に1つずつ形成されていたが、これに限らず、第1蓋部18に複数の貫通孔18Aを形成し、複数のビス50をパイプ200へ捩じ込んでもよい。さらに、第1基体部16及び第2基体部30にも貫通孔を形成し、この貫通孔からパイプへビスを捩じ込んでもよい。
また、必ずしもクランプ本体12及びクランプ本体14の両方に貫通孔18A、32Aを形成する必要はなく、片方のクランプ本体12だけに貫通孔18Aを形成してもよい。この場合、軸方向に変位し易いパイプ200に対して、貫通孔18Aが形成されたクランプ本体12を固定すれば、パイプ200の軸方向の変位を抑制でき、且つ、2本のビスを捩じ込む場合と比べて作業時間を短縮できる。
また、本実施形態では、孔が開いていないパイプ200へビス50を捩じ込んで貫通させているが、これに限らず、パイプ200に予めネジ孔を形成してもよい。この場合、ビスの代わりにボルトをネジ孔へ捩じ込んで固定できる。さらに、パイプ200に小孔を形成しておき、貫通孔18を介して棒状の部材を小孔へ打ち込んで固定してもよい。この場合、第1蓋部18の貫通孔18Aとパイプ200の小孔の位置を合わせる必要があり、手間が掛かるので、ビス50を捩じ込んで固定するのが好ましい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る直交クランプ60について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る直交クランプ60は、略直交するパイプ同士を連結するクランプであり、第1実施形態と同様に、クランプ本体12とクランプ本体14とで構成されている。クランプ本体12は、主として、第1基体部16と、第1蓋部18と、第1ロックバー20とを備えており、クランプ本体14は、主として、第2基体部30と、第2蓋部32と、第2ロックバー34とを備えている。
ここで、第1基体部16の底部16Aには、底部16Aの板厚方向に貫通する複数の取付孔62が形成されている。本実施形態では、一例として、底部16Aの長手方向に間隔を開けて2つの取付孔62が形成されており、各取付孔62の紙面奥行き方向にもそれぞれ取付孔62が形成されて計4つの取付孔62が形成されている。また、第2基体部30の底部30Aには、第1基体部16と同様の位置に4つのネジ孔64が形成されている。
それぞれの取付孔62には、第1基体部16側からボルト66が挿通されており、第2基体部30のネジ孔64へ捩じ込まれて第1基体部16と第2基体部30とが締結されている。ここで、クランプ本体12とクランプ本体14は、90度回転させた状態で締結されている。
本実施形態に係る直交クランプ60によれば、クランプ本体12とクランプ本体14とが90度回転させた状態で締結されているので、一対のパイプを略直交させた状態で連結できる。また、一方のパイプ又は他方のパイプの径方向に力が作用した際に、パイプの交差角度がずれるのを抑制できる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、クランプ本体12とクランプ本体14とを直交させた状態で連結したが、これに限らず、連結するパイプの交差角度に応じてクランプ本体12とクランプ本体14とを連結する角度を変更してもよい。例えば、取付孔62を形成する位置を変更し、クランプ本体12とクランプ本体14とを45度回転させて連結させた場合、45度の交差角度で交差するパイプを連結できる。
また、本実施形態では、ボルト66を捩じ込んで第1基体部16と第2基体部30とを締結したが、これに限らず、例えば、ボルト66を第2基体部の底部64A側へ突出させてナットで固定してもよく、また、取付孔62を形成せず第1基体部16と第2基体部30を直接溶接してもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る単体クランプ70について説明する。
図7に示すように、本実施形態に係る単体クランプ70は、第1実施形態の自在クランプ10及び第2実施形態の直交クランプ60と異なり、1つのクランプ本体72のみで構成されている。クランプ本体72は、主として、基体部74と、基体部74の一端部に回動可能に軸支された保持体としての蓋体76と、基体部74の他端部に回動可能に軸支されたロック手段としてのロックバー78とを備えている。
基体部74は、第1基体部16と同様に底部74Aとリブ74Bとで構成されており、パイプが装着可能な凹部80を備えている。また、基体部74の底部74Aには、第1実施形態の第1基体部16の底部16Aに形成された挿通孔16Cと同じ位置に連結孔74Cが形成されている。
蓋体76には、ビスなどが挿入可能な貫通孔76Aが形成されており、ロックバー78の外周面には、軸支された根本を除いてネジ溝78Aが形成されている。その他の構成は、第1実施形態の第1蓋部18及び第1ロックバー20と同様である。
本実施形態に係る単体クランプ70によれば、クランプ本体72を建築物の柱や梁などの固定部材に固定することで、パイプと固定部材とを連結できる。以下、単体クランプ70を用いて固定部材210とパイプ104とを連結する方法について説明する。
図8に示すように、C形鋼で構成された固定部材210に貫通孔210Aを形成し、この固定部材210の上面に、断面L字形状の受け板212を設置する。ここで、受け板212にも貫通孔212Aを形成しておき、固定部材210の貫通孔210Aと、受け板212の貫通孔212Aとを合わせておく。
次に、蓋体76及びロックバー78を回動させて開き、基体部74の底部74Aを露出させる。その後、底部74Aの連結孔74Cへボルト214を挿入して受け板212及び固定部材210を挿通させ、反対側からナット216を取り付けて締結する。ここで、本実施形態では、ボルト214の長さに合わせてワッシャ218を挟んでいるが、これに限らず、ワッシャ218を挟まなくてもよい。
以上のようにしてクランプ本体72を固定部材210に固定した後、パイプ204を基体部74の凹部75へ装着する。このとき、ボルト214の取り付けたナット216を緩めておけば、パイプ204の角度に合わせてクランプ本体72を回転させることができる。すなわち、パイプ204と固定部材210との交差角度を自由に設定できる。パイプ204を凹部75へ装着した後、ナット216を締めてクランプ本体72を所望の角度で固定する。
次に、蓋体76とロックバー78を閉じてロックバー78へナット80を捩じ込み、基体部74と蓋体76とをロックする。最後に、蓋体76に形成された貫通孔76Aへビス82を挿入し、パイプ204へ捩じ込んで固定する。
本実施形態に係る単体クランプ70によれば、パイプ204の軸方向に力が作用しても、固定部材210に対してパイプ204が軸方向に変位するのを抑制できる。
なお、本実施形態では、固定部材210としてC形鋼を用いたが、これに限らず、H形鋼やL形鋼などの各種の形鋼に固定してもよい。また、建築物の柱や梁を構成する形鋼に限らず、コンクリートなどにクランプ本体72を固定してもよい。この場合、コンクリートなどに予めアンカーを埋設しておくことで、アンカーにクランプ本体を固定して、パイプ204とコンクリートを連結できる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る3連クランプ90ついて説明する。
図9に示すように、本実施形態に係る3連クランプ90は、3つのクランプ本体92、94、96を直線状に連結して構成されている。図中左側のクランプ本体92及び、図中右側のクランプ本体96は、第1実施形態に係る自在クランプ10のクランプ本体12及びクランプ本体14と略同一の構成であり、クランプ本体92は、第1基体部98と、第1蓋部100と、第1ロックバー102とを備えており、クランプ本体96は、第2基体部110と、第2蓋部112と、第2ロックバー114とを備えている。
ここで、クランプ本体92の第1蓋部100には、図示しない貫通孔が形成されており、ビスなどを挿入可能に構成されている。また、クランプ本体96の第2蓋部112には、貫通孔112Aが形成されており、ビスなどを挿入可能に構成されている。
一方、図中真ん中のクランプ本体94は、第3基体部104と、第3蓋部106と、第3ロックバー108を備えており、第3基体部104は、クランプ本体92の第1基体部98と図示しない連結部材によって相対回転可能に連結されている。ここで用いる連結部材としては、第1実施形態の連結部材44と同様の部材が適用できる。
また、クランプ本体94の第3蓋部106には、図示しない連結部材によってクランプ本体96の第2基体部110が相対回転可能に連結されている。このため、第3蓋部106には、ビスなどを挿入する貫通孔が形成されておらず、代わりに、第3基体部104の第1基体部98と接していない面に貫通孔104Aが形成されている。
本実施形態に係る3連クランプ90によれば、互いに交差する3本のパイプを連結できる。また、それぞれのパイプに取り付けられたクランプ本体92、94、96には、貫通孔を介してパイプへビスなどを捩じ込めるので、パイプの軸方向に力が作用しても、互いのパイプが軸方向に変位するのを抑制できる。
なお、本実施形態では、3つのクランプ本体92、94、96が互いに相対回転可能に連結された自在クランプとしたが、これに限らず、各クランプ本体92、94、96を互いに相対回転不能に連結し、所定の交差角度で交差するパイプを連結するクランプとしてもよい。また、クランプ本体92とクランプ本体94とを相対回転不能に連結し、クランプ本体94とクランプ本体96とを相対回転可能に連結して、直交クランプと自在クランプとを組み合わせたクランプとしてもよい。
以上、本発明の第1〜第4実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、図1の第1ロックバーを無くして、第1蓋部18と第1基体部16とを直接ボルトで締結してロックする構成でもよい。
10 自在クランプ(連結金具)
16 第1基体部
18 第1蓋部(第1保持体)
18A 貫通孔(貫通部)
20 第1ロックバー(第1ロック手段)
26 第1凹部
30 第2基体部
32 第2蓋部(第2保持体)
32A 貫通孔(貫通部)
34 第2ロックバー(第2ロック手段)
35 第2凹部
60 直交クランプ(連結金具)
70 単体クランプ(連結金具)
74 基体部
76 蓋部(保持体)
76A 貫通孔(貫通部)
78 ロックバー(ロック手段)
80 凹部
90 3連クランプ(連結金具)
200 パイプ
202 パイプ
204 パイプ
210 固定部材

Claims (3)

  1. 一方のパイプと他方のパイプとを交差させて連結する連結金具において、
    前記一方のパイプが径方向から装着される第1凹部を備えた第1基体部と、
    前記第1基体部に開閉可能に軸支され、前記第1凹部へ装着された前記一方のパイプを保持可能な第1保持体と、
    前記第1基体部と前記第1保持体とをロックする第1ロック手段と、
    前記第1基体部に連結されると共に、前記他方のパイプが径方向から装着される第2凹部を備えた第2基体部と、
    前記第2基体部に開閉可能に軸支され、前記第2凹部へ装着された前記他方のパイプを保持可能な第2保持体と、
    前記第2基体部と前記第2保持体とをロックする第2ロック手段と、
    前記第1基体部、前記第1保持体、前記第2基体部、及び前記第2保持体の少なくとも1つに形成され、前記一方のパイプ又は前記他方のパイプの径方向に貫通する貫通部と、
    を有する連結金具。
  2. 固定部材に固定され、パイプが径方向から装着される凹部を備えた基体部と、
    前記基体部に開閉可能に軸支され、前記凹部へ装着された前記パイプを保持可能な保持体と、
    前記基体部と前記保持体とをロックするロック手段と、
    前記基体部及び前記保持体の少なくとも一方に形成され、前記パイプの径方向に貫通する貫通部と、
    を有する連結金具。
  3. 請求項1に記載の連結金具を用いて一方のパイプと他方のパイプとを連結する連結方法であって、
    前記第1基体部に一方のパイプを装着し、前記第1基体部と前記第1保持体とを前記第1ロック手段でロックする第1ロック工程と、
    前記第2基体部に他方のパイプを装着し、前記第2基体部と前記第2保持体とを前記第2ロック手段でロックする第2ロック工程と、
    前記第1基体部、前記第1保持体、前記第2基体部、及び前記第2保持体の少なくとも1つに形成された前記貫通孔を介して前記一方のパイプ又は前記他方のパイプへビスを捩じ込んで固定する固定工程と、
    を有する連結方法。
JP2012285286A 2012-12-27 2012-12-27 連結金具、および連結方法 Pending JP2014125850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285286A JP2014125850A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 連結金具、および連結方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285286A JP2014125850A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 連結金具、および連結方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014125850A true JP2014125850A (ja) 2014-07-07

Family

ID=51405572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012285286A Pending JP2014125850A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 連結金具、および連結方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014125850A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101582617B1 (ko) * 2015-04-08 2016-01-05 이준수 비계 파이프용 클램프
WO2016163678A1 (ko) * 2015-04-08 2016-10-13 이준수 비계 파이프용 클램프
KR20210014626A (ko) 2018-05-31 2021-02-09 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 파이프 연결구 및 파이프 연결 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101582617B1 (ko) * 2015-04-08 2016-01-05 이준수 비계 파이프용 클램프
WO2016163678A1 (ko) * 2015-04-08 2016-10-13 이준수 비계 파이프용 클램프
KR20210014626A (ko) 2018-05-31 2021-02-09 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 파이프 연결구 및 파이프 연결 방법
US11319975B2 (en) 2018-05-31 2022-05-03 Shonan Gosei-Jushi Seisakusho K.K. Pipe connection tool and pipe connection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW531597B (en) High strength bolt joining structure, a method for fixing a nut thereof, torque-shear type high strength bolt and a method for joining using the same
JP4921423B2 (ja) 造営材への固定具
JP2014125850A (ja) 連結金具、および連結方法
JP5077944B2 (ja) 杭頭鉄筋接続金具
KR20160131582A (ko) 체결볼트
KR20130006591A (ko) 적어도 하나의 클램핑 디바이스를 가지는 클램핑 디바이스 및 콘크리트 거푸집 시스템
JP6144086B2 (ja) 鋼管杭継手構造
JP6609275B2 (ja) ボルト軸用の連結金具
JP5711487B2 (ja) ネジ鋼棒用継手金具、及びネジ鋼棒の連結方法
KR100929763B1 (ko) 결속력이 강화된 옹벽 고정용 앙카볼트
JP5926983B2 (ja) 鉄筋連結装置および鉄筋連結方法
JP5325058B2 (ja) 鉄筋組立金物
JP2007321340A (ja) 棒状足場材の突合せ部連結金具
KR20190015865A (ko) 철근체결장치
JP6348403B2 (ja) 高架用防音壁の施工方法
JP2010090570A (ja) 杭頭接合構造
JP6210613B1 (ja) 仮設足場用連結具
JP2008231720A (ja) 受圧盤付き補強管、及び地表面の崩落防止工法、並びに斜面の補強工法
JP2016037799A (ja) 倒壊防止用治具
JP3097221U (ja) 鋼管杭継手
JP4991918B2 (ja) 木造建物における柱の固定装置
JP3114414U (ja) 壁つなぎ取付具
JP5061012B2 (ja) 接続具
JP7047375B2 (ja) 柱の接合方法、それに用いるボルト保持具及び鋼管柱
JP5528265B2 (ja) 固定具