JP2012062627A - 車両取付型舗装用液体材料散布装置 - Google Patents

車両取付型舗装用液体材料散布装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 舗装用液体材料を均一に散布することができ、かつ、専用の車両を必要としない車両取付型の舗装用液体材料散布装置を提供すること。
【解決手段】 車両の幅方向に取り付けられるフレームと、その長手方向に沿って移動可能な移動台車と、移動台車と一体的に移動する液体材料噴射機と、移動台車の位置を検知する位置検知装置とを備る液体材料散布台;回転体を車両の車軸と一体的に回転するように前記車両に取り付ける取付部材と、前記回転体を回転させる動力源と、前記回転体の回転角度を検知する装置とを備える間欠駆動装置;及び、前記移動台車が移動区間の一方端に到達したときに前記回転体を一定角度だけ回転させるとともに、前記回転体が一定角度だけ回転して停止したときに、移動台車を移動区間の他方端に向かって移動させるようにプログラムされている制御装置を備える車両取付型舗装用液体材料散布装置を提供することによって解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車などの車両に取り付けて使用される車両取付型の舗装用液体材料散布装置に関する。
従来から、瀝青材料やアスファルト乳剤、樹脂系の接着剤などの舗装用液体材料を、路盤、基層、床版などの舗装下地上に散布する散布装置は多数提案されている(例えば、特許文献1〜5)。これらの散布装置は、いずれも、舗装用液体材料を散布するのに必要な設備や器具を搭載した専用の作業車両であり、当該作業車両を一定速度で進行させながら、自動的に舗装用液体材料の散布を行うことで、省力化と、散布量の均一化を図ったものである。
しかしながら、本発明者らが得た知見によれば、作業車両を一定速度で進行させながら自動的に散布を行う従来の散布装置では、舗装用液体材料を場所的なバラツキ無く均一に散布するのには限界があり、施工区域の全域において、単位面積あたりに予め定められた量の舗装用液体材料を過不足なく散布することは困難であった。ところが、もしも、アスファルト乳剤や接着剤などの舗装用液体材料の散布量が施工要領などで規定された量よりも不足すると、構築される舗装体の性能や耐久性に悪影響を及ぼす恐れがある。このため、従来は、散布量に変動があっても散布量が不足する場所が発生しないように、安全率を見込んで、舗装用液体材料を規定された量よりもやや多めに散布することが行われていた。しかし、舗装用液体材料の安全率を見込んで多めに散布することは、特に、舗装用液体材料が合成樹脂系の接着剤などのように比較的高価な材料である場合には、コスト的に好ましくない。
また、上述したとおり、従来の散布装置は、いずれも、舗装用液体材料の散布に必要とされる設備や器具を搭載した専用の作業車両であるので、他の作業目的に転用することができず、散布作業がない場合には、当該作業車両を遊ばせておかなければならないという不都合があった。
実公平4−18697号公報 特開2001−40612号公報 特開2002−275820号公報 特開2005−139709号公報 特開2010−24791号公報
本発明は、上記の問題点を解決するために為されたもので、舗装用液体材料を場所的なバラツキ無く、より均一に散布することができ、かつ、専用の車両を必要としない車両取付型の舗装用液体材料散布装置と、そのような舗装用液体材料散布装置が取り付けられている車両を提供することを課題とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく種々試行錯誤を重ねた結果、従来の舗装用液体材料散布装置において、散布量の場所的なバラツキを無くすのに限界があったのは、散布設備や器具を搭載した作業車両を前進させながら散布を行っていることに原因があることを見出した。この知見に基づき、本発明者らはさらに試行錯誤を重ね、トラックなどの作業車両の車軸の外側側部に取り付けて作業車両を比較的短い一定距離ずつ間欠的に前進させることができる間欠駆動装置を開発し、その間欠駆動動作と、舗装用液体材料を散布する噴射装置の動作とを連動させることによって、従来よりも高い精度で、舗装用液体材料を均一に散布することができ、かつ、トラックなどの作業車両に適宜取り付けて使用する車両取付型の舗装用液体材料散布装置とすることができることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(3)の要素を備えている、車両取付型舗装用液体材料散布装置を提供することによって上記の課題を解決するものである:
(1)長手方向を車両の幅方向と一致させて車両に取り付けられる長尺状のフレームと、前記フレームの長手方向に沿った移動経路上を移動可能に前記フレームに支持された移動台車と、前記移動台車と一体的に移動して舗装用液体材料を散布する液体材料噴射機と、前記移動台車を前記移動経路に沿って移動させる動力源と、前記移動台車の前記移動経路上の位置を検知する位置検知装置とを備えている液体材料散布台;
(2)前記車両の車軸の外側側部に取り付けられる間欠駆動装置であって、回転体と、前記回転体を前記車両の車軸と一体的に回転するように前記車両に取り付ける取付部材と、前記回転体を回転させる動力源と、前記回転体の回転角度を検知する回転角度検知装置とを備える間欠駆動装置、
(3)前記液体材料散布台の動力源及び位置検知装置並びに前記間欠駆動装置の動力源及び回転角度検知装置と接続される制御装置であって、前記移動台車を前記移動経路上の予め定められた移動区間の間で往復移動させ、前記移動台車が前記移動区間の一方端に到達したときに前記移動台車の移動を停止させて前記間欠駆動装置における前記回転体を予め定められた一定角度だけ回転させるとともに、前記回転体が前記予め定められた一定角度だけ回転して停止したときに、前記移動台車を前記移動区間の他方端に向かって移動させるようにプログラムされている制御装置。
また、本発明は、上記のような車両取付型舗装用液体材料散布装置が取り付けられている車両を提供することによって上記の課題を解決するものである。
本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置の好ましい一態様において、前記制御装置は、移動台車が往復移動する前記移動区間の長さ、及び/又は、前記移動区間の前記移動経路上の位置に対応する移動区間情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記移動区間情報を外部から変更、設定することができる外部入力手段を備えており、作業者は、この外部入力手段を介して、移動台車の移動区間の長さや位置、換言すれば、移動台車に取り付けられている液体材料噴射機によって舗装用液体材料を散布する車両幅方向の長さや位置を適宜、設定、変更することができる。
また、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置の他の好ましい一態様においては、前記制御装置は、移動台車が移動区間の一方端に到達して停止したときに、間欠駆動装置における回転体を回転させる一定角度に対応する一定角度情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記一定角度情報を外部から変更、設定することができる外部入力手段を備えており、作業者は、この外部入力手段を介して、移動台車が移動区間の一方端に到達して停止したときに、間欠駆動装置における回転体を回転させる一定角度を適宜、設定、変更することができる。
さらに、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置の他の好ましい一態様においては、前記制御手段は、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置が取り付けられる車両のタイヤ径と当該車両を一回ごとに前進させるべき前進距離とを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記タイヤ径と前記前進距離とを外部から変更、設定することができる外部入力手段と、前記記憶装置に記憶されている前記タイヤ径と前記前進距離とに基づいて、前記前進距離だけ前記車両を前進させるのに必要なタイヤの回転角度を求める手段と、求められた回転角度を、前記間欠駆動装置における前記回転体の前記一定角度として記憶する記憶装置とを備えている。本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置における制御装置がこのような記憶装置や手段を備えている場合には、作業者は、前記外部入力手段を介して、車両の一回ごとの前進距離を適宜、設定、変更することができる。
本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置によれば、瀝青材料、アスファルト乳剤、樹脂系の接着剤などの舗装用液体材料を、自動的に、高い精度で場所的なバラツキ無く均一に散布することができる。このため、省力化を図ることができることは勿論、散布量が不足する場所が発生しないように安全率を見込んで舗装用液体材料を多めに散布する必要がないので、舗装用液体材料の無駄を無くし、省資源に寄与するという利点が得られる。また、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置は、トラックなどの作業車両に適宜取り付けて使用することができるので、専用の作業車両を必要とせず、作業車両の用途を不必要に限定することがないという利点も得られる。
本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置の概略とそれを取り付けた車両の側面図である。 本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置を取り付けた車両の背面図である。 図2のX−X’拡大断面図である。 移動台車の部分を拡大して示す図である。 移動台車とその移動機構の部分だけを一部切り欠いて示すフレームの縦断面図である。 移動台車とその位置を検知するセンサーの部分だけを取り出して示すフレームの水平断面図である。 間欠駆動装置の側面拡大図である。 図7のY−Y’断面図である。 本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置の制御系統の接続関係の一例を示す概念図である ノズルから噴射される舗装用液体材料の車両前後方向の広がり状態の一例を示す図である。 本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置による舗装用液体材料の散布状態の一例を示す図である。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明が図示のものに限られないことは勿論である。
図1は、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置の概略とそれを取り付けた車両の側面図である。図1において、1は本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置を示し、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1は、液体材料散布台2、間欠駆動装置3、及び制御装置4を備えている。5はトラックであり、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1は、図1に矢印で示すとおり、例えばトラックに取り付けることができる。
液体材料散布台2において、12はフレーム、13は液体材料噴射機、14は噴射された舗装用液体材料が飛散するのを防止するカバー、15はケーブル支持支柱、16はケーブルベアである。フレーム12は、後述するとおり、長尺状に形成されており、液体材料散布台2は、フレーム12の長手方向を取り付け車両であるトラック5の幅方向と一致させて、トラック5の例えばテールゲート6に取り付けられる。6aは液体材料散布台2の取り付けに利用される取り付け部材であり、液体材料散布台2のフレーム12を安定してテールゲート6に取り付けることができる限り、取り付け部材6aの構造や、それに対するフレーム12の取り付け方には特段の制限はない。最も簡便には、断面L字状の取り付け部材6aをテールゲート6に固定し、この固定された取り付け部材6aに対し、例えばボルト及びナットを用いて、液体材料散布台2のフレーム12を取り付け、固定すれば良い。なお、液体材料散布台2の重量が重く、テールゲート6が不安定になる場合には、テールゲート6の下面に、舗装下地Rと接触する車輪を備えた支持支柱を設けるようにしても良い。
間欠駆動装置3において、Mは間欠駆動装置3の動力源である電動機、Gは電動機Mの出力軸と接続されたギアボックス、Pは反力棒である。間欠駆動装置3はトラック5の片側の後輪7aの外側側部に取り付けられる。また、制御装置4はトラック5の荷台8に搭載される。
9は散布される舗装用液体材料を収容する材料タンク、10は圧縮空気供給源、11は発電機である。材料タンク9内の舗装用液体材料は、加圧されて単独で、或いは、圧縮空気供給源10から供給される圧縮空気とともに、図示しない管路を経由して、液体材料散布台2の液体材料噴射機13へと供給される。発電機11が発生する電力は、図示しない電力線を介して、液体材料散布台2、間欠駆動装置3、及び制御装置4に供給され、それらの駆動や制御に使用される。
図2は、図1に示した本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1を取り付けたトラック5の背面図である。図1におけるものと同じ部材には同じ符号を付してある。図2において、16はフレーム12の開口部を覆うカバー、Ha、Hbは、後述する移動台車を手動で移動させる手動ハンドル、7a、7bは後輪である。図2に示すとおり、液体材料散布台2のフレーム12は長尺状であり、液体材料散布台2は、フレーム12の長手方向をトラック5の幅方向と一致させて、取り付け車両であるトラック5に取り付けられている。
なお、上記の例においては、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1はトラック5に取り付けられているが、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1が取り付けられる車両はトラックに限られない。簡易な場合には、ハッチバックタイプのバンや乗用車であっても良い。また、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1が取り付けられる車両は、自身の駆動機構を備えた自走式の車両であっても良く、或いは、自身の駆動機構を備えない非自走式の車両であっても良い。なお、上記の例においては、液体材料散布台2はトラック5のテールゲート6に取り付けられているが、液体材料散布台2の取り付け場所はテールゲート6に限られず、トラック5の荷台8に取り付けるようにしても良いし、荷台8からトラック5の後方に向かって板状部材を張り出して、その板状部材に取り付けるようにしても良い。さらには、液体材料散布台2又は液体材料噴射機13の高さ方向の位置を可変とし、液体材料噴射機13の噴射ノズルと舗装下地Rとの距離を適宜変更自在としても良いことは勿論である。なお、本明細書でいう舗装下地とは、瀝青材料やアスファルト乳剤、樹脂系の接着剤などの舗装用液体材料を散布すべき表面を指し、例えば、路盤、基層、表層、床版などを包含し、それらの表面は何らかの表面層を有していても良い。
図3は、図2のX−X’断面図であり、液体材料散布台2だけを取り出して拡大して示してある。図3において、17は前述したカバーであり、ゴムなどの可撓性の材料で構成され、トラック5の後方方向(図中右方向)に向かって開口したフレーム12の開口部を覆い、外部からの汚れやホコリなどがフレーム12内に浸入するのを防止している。18は移動台車、19、19はフレーム12内に設置されたガイドレールであり、移動台車18は、上下のガイドレール19、19に案内されて、フレーム12の長手方向に沿った移動経路上を移動可能である。Mは移動台車18を移動させる動力源である電動機、Gは電動機Mの出力軸に接続されたギアボックスである。
20は移動台車18に連結された突出片であり、フレーム12の開口部を超えて、フレーム12の外側へと突出している。突出片20の上面にはケーブル支持支柱15が立設されており、また外側前方側面には、断面L字状の取り付け体21が取り付けられている。取り付け体21には液体材料噴射機13が取り付けられている。したがって、移動台車18が上記フレーム12の長手方向に沿った移動経路上を移動すると、それに伴い、突出片20、取り付け体21が移動し、液体材料噴射機13は移動台車18と一体的に移動することになる。
Nは液体材料噴射機13のノズルであり、液体材料散布台2がトラック5に取り付けられた状態では、下方にある舗装下地Rに向かって液体材料を噴射する位置に配置されている。ノズルNは、図3に模式的に示すように、下方に向かって舗装用液体材料Lを例えば扇状に噴射する。
液体材料噴射機13としては、舗装用液体材料を噴射して舗装下地R上に散布することができる限り、どのような噴射機構によるものであっても良い。また、噴射する舗装用液体材料も、加熱して液状になった瀝青材料や、アスファルト乳剤であっても良いし、或いは、アスファルト乳剤とその分解剤や、樹脂系接着剤とその硬化剤などのように2種類の舗装用液体材料を噴射するものであっても良い。さらには、液体材料噴射機13としてスプレーガンを用いることも可能であり、スプレーガンを用いる場合には、樹脂系接着剤とその硬化剤などのように2種類の舗装用液体材料であっても、圧縮空気とともに無理なく噴射、散布することができる上に、スプレーガン自体を操作することによって、舗装用液体材料の噴射と停止とを切り換えることができ、さらには、取り付け体21に取り付けるスプレーガンを取り替えることによって、液体材料噴射機13の部分だけを適宜容易に交換することができるので便利である。
a、b、cは、舗装用液体材料や圧縮空気、更には洗浄用液などの供給管であり、その一端は、液体材料噴射機13に接続され、他端は、ケーブル支持支柱15内をとおり、ケーブルベア16内を経由して、前述した材料タンク9や圧縮空気供給源10などに接続されている。
図4は、図3の部分拡大図であり、移動台車18と、電動機M、ギアボックスGの部分だけを拡大して示してある。移動台車18には、その上下にガイドローラ22、22、22・・・が取り付けられており、移動台車18は、これらのガイドローラ22によって、上下のガイドレール19、19を三方から挟んで、ガイドレール19、19に沿った移動経路上を移動する。このガイドレール19、19に沿った移動経路が、フレーム12の長手方向に沿ったものであることはいうまでもない。
図4において、Cu、Cdは、それぞれ上側チェーン、下側チェーンであり、上側チェーンCuと下側チェーンCdとはそれぞれの両端部で互いに連結され、環状になっている。移動台車18は、その上部に設けられた立設部材18a、18aによって上側チェーンCuと連結されており、上側チェーンCuが移動すると、その移動に伴い、移動台車18は上下のガイドレール19、19に案内されて、フレーム12の長手方向に沿った移動経路上を移動する。なお、23は、移動台車27に取り付けられている検出棒、24は検出棒23の有無を検知するセンサーであるが、これらについては後述する。
図5は、フレーム12の縦断面図であり、移動台車18とその移動機構の部分だけを一部切り欠いて示してある。図5において、Saは駆動側のスプロケット、Spは従動側のスプロケットであり、駆動側のスプロケットSaの回転軸には、ギアボックスGの出力軸が連結されている。電動機Mが回転すると、その回転力は、ギアボックスGを介して駆動側スプロケットSaに伝達され、駆動側スプロケットSaを回転させる。駆動側スプロケットSaが回転すると、それと噛み合っている上側及び下側チェーンCu、Cdが移動し、上側チェーンCuと連結されている移動台車18が、上下のガイドレール19、19に案内されて、フレーム12の長手方向に沿った移動経路上を移動する。電動機Mの回転方向、或いはギアボックスG内の出力の伝達経路を切り換えることによって、駆動側スプロケットSaは、正、逆、いずれの方向にも回転し、移動台車18も図中左右いずれの方向にも移動する。
また、必要であれば、ギアボックスGと駆動側スプロケットSaとを接続するクラッチを切り離して、駆動側スプロケットSaを自由回転可能な状態とし、駆動側スプロケットSa及び従動側スプロケットSpにそれぞれ連結されている手動ハンドルHa又はHbを回転させることによって、上側チェーンCuを介して移動台車18を手動で移動させることも可能である。
図6は、フレームの水平断面図であり、移動台車18とその位置を検知するセンサー24の部分だけを取り出して示してある。図に示すとおり、フレーム12のトラック5の前方側の壁面には、複数のセンサー24a、24b、24c・・・が設置されており、これにより、移動台車18の移動経路上の位置を検知することができるようになっている。すなわち、各センサー24は、移動台車18の検出棒23が対向する位置にくると出力信号を出すので、複数のセンサー24a〜24kのうち、どのセンサーが出力信号を出したかをみることによって、移動台車18がどの位置にあるかを知ることができる。
また、検出棒23がセンサー24a〜24kのうちのいずれかと対向する位置に来たときに、その位置で移動台車18を停止させることも可能である。例えば、移動台車18の検出棒23がセンサー24aと対向する位置にきたときに移動台車18を停止させるには、センサー24aからの出力信号があったときに、電動機Mを停止させて、駆動側スプロケットSaの回転を停止させれば良い。また、移動台車18の検出棒23がセンサー24kと対向する位置にきたときに移動台車18を停止させるには、センサー24kからの出力信号があったときに、電動機Mを停止させて、駆動側スプロケットSaの回転を停止させれば良い。このようにして、移動台車18を例えばセンサー24a又は24kと対向する位置で停止させ、停止するごとに移動台車18の移動方向を逆転させることによって、移動台車18をセンサー24aと24kの間で往復移動させることができる。この場合、センサー24aと24kの間が、移動台車18の移動経路上の移動区間ということになる。
移動区間の長さ、及びその移動経路上の位置は、移動台車18を停止させて、その移動方向を反転させるセンサーの位置を選択することによって、適宜変更可能である。例えば、センサー24bと24jを選択し、センサー24bと24jの間を移動台車18の移動区間としても良いし、センサー24aと24gを選択し、センサー24aと24gの間を移動台車18の移動区間としても良い。
なお、センサー24a〜24kが検出棒23を検出する機構に特段の制限はなく、例えば、磁気式の近接センサー、透過型または反射型の光電センサー、さらには、機械式のリミットスイッチなどを用いることができる。また、センサー24の設置個数や設置間隔にも特段の制限はなく、移動台車18の移動区間の設定を、よりきめ細かく行う場合には、そのきめ細かさに応じてセンサー24の数を増やせば良い。また、上記のような検出棒23とセンサー24とを用いる位置検知装置に変えて、例えば、駆動側スプロケットSa又は従動側スプロケットSpの回転をアブソリュートタイプのロータリエンコーダで検出し、移動台車18の移動経路上の位置を連続的に検知するようにしても良い。
図7は、間欠駆動装置3の側面拡大図である。図7において、25は受け台であり、受け台25にはギアボックスGが取り付けられ、前述したとおり、電動機Mの出力軸はギアボックスGの入力軸に連結されている。ギアボックスGの出力軸は、受け台25に回転自在に支持されている回転体26に連結されている。27は回転体26のフランジであり、フランジ27には連結ナット28、28が進退自在に嵌装されている。29は環状体であり、環状体29は回転体26に対して固定され、回転体26とともに回転する。環状体29には複数の検出棒30、30・・・が放射状に等間隔に取り付けられている。31は受け台25に取り付けられているセンサーであり、センサー31は、検出棒30、30・・・のいずれかがセンサー31と対向する位置にくると出力信号を出す。
8は、その一部だけを切り欠いて示すトラック5の荷台であり、8aは荷台8に設けられた取り付け部材である。32は後輪7aのホイール、33はトラック5の後輪の車軸、34は車軸33に取り付けられたハブ、35、35は、ホイール32をハブ34に固定する固定ボルトである。
間欠駆動装置3は、以下のようにして、車軸33の外側側部に取り付けられる。すなわち、まず反力棒Pの先端を、図に矢印で示すとおり、取り付け部材8aに設けられている孔に下側から貫通させる。次に、回転体26を自由回転させて、連結ナット28、28と、固定ボルト35、35の位置を合わせ、連結ナット28、28を固定ボルト35、35に向かって前進させることにより、固定ボルト35、35に連結ナット28、28を嵌合させ、回転体26を車軸33と一体的に回転するように間欠駆動装置3を車軸33の外側側部に取り付ければ良い。必要であれば、反力棒Pの先端部外周にネジを切っておき、取り付け部材8aに設けられている孔に下側から貫通させた後、その先端部をナットで締めるようにしても良い。
連結ナット28、28の数に特段の制限はないが、フランジ27の周縁部に均等若しくはほぼ均等に3本程度配置するのが良く、後輪7aをハブ34に取り付ける固定ボルト35、35の数が6本又は5本である場合を想定して適宜の配置とすれば良い。なお、連結ナット28、28の数や配置を変更は、例えば、予め、数や配置の異なる連結ナット28、28を取り付けた複数種類のフランジ27を用意しておいて、回転体26に対して付け替えることで容易に行うことができる。
連結ナット28、28を固定ボルト35、35に嵌合させ、反力棒Pを取り付け部材8aの孔に貫通させた状態で、電動機M、ギアボックスGを介して回転体26を回転させると、その回転力は、フランジ27及び連結ナット28、28を介して、固定ボルト35、35に伝達され、車軸33及び後輪7aが回転することになる。なお、回転体26を車軸33と一体的に回転するように取り付ける方法は上記のものに限られず、回転体26を車軸33と一体的に回転させることができる限り、どのような取り付け方をしても良いことはいうまでもない。
図8は図7のY−Y’断面図である。図に示すとおり、環状体29には複数本(図示の例では8本)の検出棒30が互いに45度の間隔をあけて、放射状に等間隔で取り付けられている。回転体26が回転すると、それに伴い環状体29及び検出棒30も回転し、各検出棒30がセンサー31と対向する位置にくるとセンサー31は出力信号を出す。センサー31が検出棒30を検出する機構に特段の制限はなく、センサー31としては、例えば、磁気式の近接センサー、透過型または反射型の光電センサー、さらには、機械式のリミットスイッチなどを用いることができる。
本例において、検出棒30は45度間隔で環状体29に放射状に取り付けられているので、センサー31は回転体26が45度回転するごとに検出信号を出すことになる。これにより、例えば、センサー31から1回出力信号が出されたときに電動機Mを制御して回転体26を停止させると、回転体26は45度回転して停止したことになり、センサー31から2回出力信号が出されたときに回転体26を停止させると、回転体26は、45度×2=90度回転して停止したことになる。このように、図示の例では、45度を単位として、回転体26の回転角度を検知することができる。検出棒30の配置間隔を適宜変更することによって、より細かな単位で回転体26の回転角度を検知することが可能である。例えば、検出棒30を12本、30度間隔で配置すると、回転体26の回転角度を30度単位で検知することが可能であり、さらに小さな角度間隔で検出棒30を配置すれば、より小さな角度単位で回転体26の回転角度を検知することができる。
なお、検出棒30とセンサー31を用いる上記の方式に変えて、例えば、回転体26の回転を磁気式や光学式のロータリエンコーダで直接検知することで、回転体26の回転角度を検知するようにしても良い。
図9は、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1の制御系統の接続関係を示す概念図である。図9の制御装置4において、36はCPU、37は記憶装置、38は入出力装置、39はモニタ画面である。材料タンク9は、タンク9Aと9Bとに分かれており、舗装用液体材料A、Bとして、例えば、合成樹脂系の接着剤とその硬化剤とが、それぞれ収容されている。40は洗浄剤を収容する洗浄剤タンク、Va、Vb、Vc、Vdは、圧縮空気供給源10、タンク9A、タンク9B、及び洗浄剤タンク40と、液体材料噴射機13とを接続する図中実線で示す管路の途中に設けられた開閉弁である。また、図に示すとおり、制御装置4は、液体材料散布台2における電動機M及びセンサー24a〜24k、間欠駆動装置3における電動機M及びセンサー31、並びに開閉弁Va〜Vdと信号線で接続され、信号を受け取ったり、その動作を制御することができるようになっている。
次に、図9を用いて本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1の動作を説明する。まず、施工現場等において、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1をトラックなどの車両に取り付けた後、作業者は、移動台車18を移動させる移動区間の幅と、その位置を設定する。この設定は、入出力装置38を介して、制御装置4に移動台車18を往復移動させる移動区間に対応する一対一組のセンサー24を指定することで行われる。例えば、作業者が、上記一対一組のセンサー24として、センサー24bとセンサー24jを指定した場合には、移動台車18及び移動台車18と一体に移動する液体材料噴射機13は、センサー24bとセンサー24jの間を移動区間とし、その間で往復移動する。上記一対一組のセンサー24として、例えば、センサー24aとセンサー24fとが指定された場合には、センサー24aとセンサー24fの間が移動区間となる。このようにして設定された一対一組のセンサー24は記憶装置37に記憶される。
或いは、例えばセンサー24aの位置を舗装用液体材料を散布すべき施工区域の端部と一致させ、舗装用液体材料を散布すべき車両幅方向の長さを入出力装置38を介して制御装置4に入力することで、制御装置4にセンサー24aと一対一組となる他のセンサーを計算で求めさせても良い。例えば、舗装用液体材料を散布すべき車両幅方向の長さが180cmで、センサー24a〜24kの設置間隔が20cmである場合には、180cm/20cm=9となるので、センサー24aから9個目のセンサー24jがセンサー24aと一対一組となる他のセンサーとなる。このように計算で他方のセンサーを求めるプログラムや、センサー24a〜24kの間隔は、予め、記憶装置37に記憶させておけば良い。
次に、作業者は、間欠駆動装置3の回転体26を、間欠的に回転させる一定角度を設定する。この設定は、例えば以下のようにして行われる。すなわち、図10に示すように、液体材料噴射機13のノズルNから噴射される舗装用液体材料Lの舗装下地R上での車両前後方向の広がり距離がWであり、図中矢印で示す車両進行方向における散布領域が1/2ずつ重なるように舗装用液体材料を散布する場合を想定すると、ノズルNの一回ごとの進行距離は(1/2)Wとなるから、この距離(1/2)Wが、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1を取り付けた車両(本例の場合はトラック5)の一回ごとの進行距離となる。
作業者は、この車両の一回ごとの進行距離Wと、車両(本例の場合はトラック5)のタイヤ径Dとを、入出力装置38を介して、制御装置4に入力する。制御装置4は、入力された一回ごとの進行距離(1/2)Wとタイヤ径Dとに基づいて、回転体26を間欠的に回転させるべき一回ごとの一定角度を求め、それを記憶装置37に記憶させる。
例えば、ノズルNから噴射される舗装用液体材料Lの舗装下地R上での車両前後方向の広がり距離が63cmであり、液体材料噴射機13の一回ごとの進行距離がその1/2である31.5cm、トラック5の後輪7aのタイヤ径が80cmである場合には、回転体26を一回ごとに回転させる一定角度は、
{31.5cm/(80cm×3.14)}×360度≒45度
となり、ほぼ、間欠駆動装置3の環状体29に取り付けられている検出棒30の配置間隔である45度単位で回転体26を回転させれば良いことになる。
ノズルNから噴射される舗装用液体材料Lの舗装下地R上での車両前後方向の広がり距離や、タイヤ径に変更があった場合には、入出力装置38を介して、新たな広がり距離及びタイや径を制御装置4の記憶装置37に設定、記憶させれば良い。制御装置4は、入力され新たに設定された情報に基づいて、回転体26を一回ごとに回転させる一定角度を求め、それを記憶装置37に記憶する。制御装置4の上記のような動作は、全て、予め記憶装置37に記憶されているプログラムに基づいて行われることはいうまでもない。
なお、場合によっては、ノズルNから噴射される舗装用液体材料Lの舗装下地R上での車両前後方向の広がり距離やタイヤ径を入力する代わりに、回転体26を間欠的に回転させる一定角度を入出力装置38を介して、直接、制御装置4に入力し、設定するようにしても良い。
以上のようにして、移動台車18の移動区間の長さ及び位置と、回転体26を間欠的に回転させる一回ごとの一定角度が設定されると、作業者は、図示しないスタートボタンを押して、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1を作動させる。作動開始時に、制御装置4は、まず液体材料散布台2の電動機Mを制御して、移動台車18を、設定された移動区間の一方端のスタート位置へと移動させる。例えば、センサー24aとセンサー24fとの間が移動区間として設定されている場合には、移動台車18の検出棒23がセンサー24aで検出される位置へと移動台車18を移動させる。
同様に、制御装置4は、間欠駆動装置3の電動機Mを制御して、いずれかの検出棒30がセンサー31と対向する検出位置となるように回転体26を回転させ、その状態で回転体26の回転を停止させる。或いは、スタート時に、検出棒30が取り付けられている環状体29を回転体26に対して手動で回転させて、いずれかの検出棒30がセンサー31と対向する検出位置となるようにしても良い。
次いで、制御装置4は、開閉弁Va〜Vcを開にして、舗装用液体材料A、Bと圧縮空気を液体材料噴射機13に供給し、ノズルNから舗装用液体材料の噴射、散布が開始される。ノズルNからの舗装用液体材料の噴射、散布の開始と同時に、制御装置4は、電動機Mを作動させ、移動台車18を設定された移動区間の他方端であるセンサー24fに向かって一定速度で移動させる。このときの液体材料噴射機13の動きと舗装用液体材料の散布の状態は、例えば、図11の(1)の黒矢印で示すとおりである。移動台車18がセンサー24fの位置に達すると、制御装置4は電動機Mを停止させ、移動台車18の移動を停止させるとともに、開閉弁Va〜Vcを閉にして、舗装用液体材料A、B及び圧縮空気の液体材料噴射機13への供給を停止する。
移動台車18が停止し、ノズルNからの舗装用液体材料の噴出が停止すると、制御装置4は、間欠駆動装置3の電動機Mを作動させ、次の検出棒30がセンサー31で検出されるまで回転体26を回転させて、トラック5の車軸33を回転させ、トラック5を一定距離だけ進行させる。このときの液体材料噴射機13の動きは、例えば、図11の(2)の白矢印で示すとおりである。
回転体26が一定角度だけ回転して停止すると、制御装置4は、再び、開閉弁Va〜Vcを開にして、舗装用液体材料A、Bと圧縮空気を液体材料噴射機13に供給するとともに、電動機Mを作動させ、移動台車18を設定された移動区間の一方端であるセンサー24aに向かって一定速度で移動させる。このときの液体材料噴射機13の動きと舗装用液体材料の散布の状態は、例えば、図11の(3)の黒矢印で示すとおりである。以下、同様にして、舗装下地R上に舗装用液体材料が散布される。
なお、以上の説明では、車両進行方向における散布領域が1/2ずつ重なるようにノズルNから舗装用液体材料を散布しているが、車両進行方向における散布領域が接するようにノズルNから舗装用液体材料を散布するようにしても良く、或いは、舗装用液体材料を散布領域が2/3ずつ重なるようにしても良い。
制御装置4は、必要に応じて、開閉弁Vdを開として、ノズルNを含めて、液体材料噴射機13の洗浄を行うことができる。また、液体材料噴射機13として、スプレーガンを使用する場合には、開閉弁Va〜Vcの開閉に代えて、図9において破線で示す信号線路を介して、制御装置4によって、スプレーガンの操作レバーの動作を直接制御するようにしても良い。
さらに、上述した本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1においては、移動台車18と一体的に移動して舗装用液体材料を散布する液体材料噴射機13は、液体材料散布台2に1個だけ設けられているが、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1が取り付けられる車両の進行方向に沿って、互いに間隔をあけて、2個若しくは3個以上の複数個の液体材料噴射機13を設けるようにしても良い。これら複数個の液体材料噴射機13は、その全てを1台の移動台車18に取り付けるようにしても良いし、液体材料散布台2に、2個若しくは3個以上の移動台車18を、フレーム12の長手方向に沿った移動経路上を移動可能に支持させて、その各々の移動台車18に1個又は2個以上の液体材料噴射機13を取り付けるようにしても良い。
本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置1が取り付けられる車両の進行方向に沿って、2個若しくは3個以上の液体材料噴射機13を設ける場合には、互いの間隔は、各液体材料噴射機13のノズルNから噴射される舗装用液体材料が舗装下地R上で互いに重ならず、かつ、未散布の隙間ができないような間隔とするのが望ましい。また、この場合、間欠駆動装置3によって回転体26を一回ごとに一定角度だけ回転させて車両(トラック5)を1回の散布ごとに進行させる距離は、液体材料散布台2に設けられている2個若しくは3個以上の液体材料噴射機13のノズルNから一回の散布で噴射される舗装用液体材料の車両(トラック5)の進行方向に沿った散布長さと同じか、その長さを、液体材料散布台2に設けられている液体材料噴射機13の数で割った長さとするのが良い。
以上説明したとおり、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置によれば、作業用車両にその都度取り付けるという簡単な構成で、舗装用液体材料を精度良く均一に散布することができる。したがって、本発明の車両取付型舗装用液体材料散布装置及びそれを取り付けた車両によれば、舗装用液体材料の無駄を無くし、かつ、作業車両の有効利用を行うことができ、道路舗装に関与する関連産業界において多大の利用可能性を備えている。
1 車両取付型舗装用液体材料散布装置
2 液体材料散布台
3 間欠駆動装置
4 制御装置
5 トラック
6 テールゲート
7a、7b 後輪
8 荷台
9 材料タンク
10 圧縮空気供給源
11 発電機
12 フレーム
13 液体材料噴射機
14 カバー
15 ケーブル支持支柱
16 ケーブルベア
18 移動台車
19 ガイドレール
22 ガイドローラ
23、30 検出棒
24a〜24k、31 センサー
26 回転体
27 フランジ
28 連結ナット
29 環状体
32 ホイール
33 車軸
34 ハブ
35 固定ボルト
36 CPU
37 記憶装置
38 入出力装置
、M 電動機
、G ギアボックス
Cu、Cd チェーン
N ノズル
L 舗装用液体材料
P 反力棒
Va〜Vd 開閉弁

Claims (5)

  1. 以下の(1)〜(3)の要素を備えている、車両取付型舗装用液体材料散布装置:
    (1)長手方向を車両の幅方向と一致させて車両に取り付けられる長尺状のフレームと、前記フレームの長手方向に沿った移動経路上を移動可能に前記フレームに支持された移動台車と、前記移動台車と一体的に移動して舗装用液体材料を散布する液体材料噴射機と、前記移動台車を前記移動経路に沿って移動させる動力源と、前記移動台車の前記移動経路上の位置を検知する位置検知装置とを備えている液体材料散布台;
    (2)前記車両の車軸の外側側部に取り付けられる間欠駆動装置であって、回転体と、前記回転体を前記車両の車軸と一体的に回転するように前記車両に取り付ける取付部材と、前記回転体を回転させる動力源と、前記回転体の回転角度を検知する回転角度検知装置とを備える間欠駆動装置、
    (3)前記液体材料散布台の動力源及び位置検知装置並びに前記間欠駆動装置の動力源及び回転角度検知装置と接続される制御装置であって、前記移動台車を前記移動経路上の予め定められた移動区間の間で往復移動させ、前記移動台車が前記移動区間の一方端に到達したときに前記移動台車の移動を停止させて前記間欠駆動装置における前記回転体を予め定められた一定角度だけ回転させるとともに、前記回転体が前記予め定められた一定角度だけ回転して停止したときに、前記移動台車を前記移動区間の他方端に向かって移動させるようにプログラムされている制御装置。
  2. 前記制御装置が、前記移動区間の長さ及び/又は前記移動区間の前記移動経路上の位置に対応する移動区間情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記移動区間情報を外部から変更、設定することができる外部入力手段を備えている請求項1記載の車両取付型舗装用液体材料散布装置。
  3. 前記制御装置が、前記一定角度に対応する一定角度情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記一定角度情報を外部から変更、設定することができる外部入力手段を備えている請求項1又は2記載の車両取付型舗装用液体材料散布装置。
  4. 前記制御手段が、前記車両のタイヤ径と前記車両を一回ごとに前進させるべき前進距離とを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記タイヤ径と前記前進距離とを外部から変更、設定することができる外部入力手段と、前記記憶装置に記憶されている前記タイヤ径と前記前進距離とに基づいて、前記前進距離だけ前記車両を前進させるのに必要なタイヤの回転角度を求める手段と、求められた回転角度を、前記間欠駆動装置における前記回転体の前記一定角度として記憶する記憶装置とを備えている請求項1又は2記載の車両取付型舗装用液体材料散布装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の車両取付型舗装用液体材料散布装置が取り付けられている車両。
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