JP2012059920A - Mopa方式ファイバレーザ加工装置及び励起用レーザダイオード電源装置 - Google Patents

Mopa方式ファイバレーザ加工装置及び励起用レーザダイオード電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】MOPA方式ファイバレーザ加工装置に用いる励起用レーザダイオード電源装置において、電流リップルが無くて応答性に優れ、しかも十分大きな駆動電流を励起用レーザダイオードに安定に供給する。
【解決手段】このポンプLD電源回路32は、直流電源52に対して、互いに並列に接続され、ポンプLD36(38)とは直列に接続される複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)および複数の出力抵抗56(1),56(2),56(3)を有している。駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のエミッタ端子は、モニタ抵抗54(1),54(2),54(3)を介して出力測定回路64の入力端子に接続されている。制御部58は、出力測定回路64からの出力測定値MIが設定値に一致するように、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のベース端子に与える制御電圧VC(または制御電流)を可変制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シード光を光ファイバの中で増幅して得られる光ビームを被加工物に照射して所望のレーザ加工を行うMOPA方式ファイバレーザ加工装置およびこれに使用可能な励起用レーザダイオード電源装置に関する。
最近、ファイバレーザで生成したレーザ光を被加工物に照射して所望のレーザ加工を行うファイバレーザ加工装置が普及している。その中で、MOPA(Master Oscillator _ Power Amplifier)方式のファイバレーザ加工装置も注目されている。
MOPA方式は、コアにYb等の希土類元素を添加した光ファイバをレーザ増幅用のアクティブファイバに使用し、シードレーザで生成した比較的低い出力のシード光を一端から該アクティブファイバのコアに入れて他端まで伝播させながら、コアを励起光で励起することによって、コアの中でシード光を高出力の加工用光ビームに増幅または変換するものであり、光/光変換効率が高くてビームモードが安定している等の特長を有している。
従来より、MOPA方式ファイバレーザ加工装置では、アクティブファイバを励起するための光源にレーザダイオード(LD)がよく用いられている(たとえば特許文献1)。
図12に、励起用LDを駆動するための従来の励起用LD電源装置の回路構成を示す。この励起用LD電源装置は、直流電源100に対して励起用LD102と直列にスイッチング素子104およびチョークコイル106を接続している。また、直流電源100と並列に平滑用のコンデンサ108を接続するとともに、チョークコイル106および励起用LD102と並列にフライホイール・ダイオード110を接続し、LD駆動電流idが流れる電流路(導体)にたとえばホール素子を有する電流センサ112を取り付けている。制御部114は、電流センサ112より得られるLD駆動電流Idの測定値midが設定値に一致するように、たとえばパルス幅制御(PWM)方式によりスイッチング素子104を一定の高い周波数でスイッチング制御する。スイッチング素子104がスイッチング・オフしている期間中は、チョークコイル106に蓄積されていた電磁エネルギーがLD駆動電流idとなって励起用LD102およびフライホイール・ダイオード110を還流するようになっている。
米国特許第6275250号
たとえば、マーキング加工用のMOPA方式ファイバレーザ加工装置においては、1回の連続した描画ストロークが終了すると、いったんそこでシードレーザおよび励起光源が停止する。そして、次の描画ストロークが開始すると、シードレーザおよび励起光源がシード光および励起光の発生をそれぞれ再開する。
その場合、シード光のピークパワーは低いので(通常数10mW以下)、シードレーザはシード光の発生を即座に(通常10μs以下の時間遅れで)再開することができる。
一方、励起光のパワーはシード光のパワーよりも格段に高い(たとえば数10W以上)。しかるに、上記のようなスイッチング方式の励起用LD電源装置(図12)は、応答性が良くなく、たとえば300kHzのスイッチング動作を行うときは、立ち上がりに50μs以上の時間を要する。このため、このような励起用LD電源装置を励起光源に用いるMOPA方式ファイバレーザ加工装置においては、マーキング速度が励起光源の立ち上がり速度によって律速または制限されるという問題があった。
また、上記従来の励起用LD電源装置は、LD駆動電流idにスイッチング周波数のリップルが発生し、そのリップルの影響によって励起用LD光のパワーが変動するという問題もある。このため、MOPA方式ファイバレーザ加工装置においては、励起用LD光のパワー変動により、アクティブファイバの出力端より取り出される加工用レーザ光のパワーが変動し、これがレーザ加工の品質に影響することがある。
上記のようなスイッチング方式の電源装置に代えて、図13に示すようなドロッパ方式の電源装置を励起用LDの駆動に用いることが考えられる。この励起用LD電源装置は、スイッチング素子104に代えて増幅器またはドライバとして機能する駆動トランジスタ116を直流電源100と励起用LD102との間に接続する。駆動トランジスタ116には応答速度に優れたバイポーラトランジスタが好適に用いられる。制御部118は、電流センサ112より得られるLD駆動電流Idの測定値midが設定値に一致するように、抵抗120を介して駆動トランジスタ116のベース端子に制御電圧vcを供給する。
このドロッパ方式の励起用LD電源装置は、電流リップルが殆どないばかりか、応答性がよく、立ち上がり時間を5μs程度に短縮できる反面、励起用LD102に十分な駆動電流Idを流せないという欠点がある。
上記のような単一ドロッパ方式の欠点を補うために、図14に示すように、複数個(たとえば3個)の駆動トランジスタ116A,116B,116Cを並列接続して駆動電流量を倍増させる多重ドロッパ方式が考えられる。この場合、制御部118は、電流センサ112より得られるLD駆動電流Idの測定値midが設定値に一致するように、抵抗120A,120B,120Cを介して駆動トランジスタ116A,116B,116Cのそれぞれのベース端子に共通の制御電圧vcを供給する。
この多重ドロッパ方式は、通常は駆動トランジスタ116A,116B,116Cに同一製品のトランジスタを用いるが、トランジスタパラメータにばらつきがあると、特に電流利得hfeにばらつきがあると、駆動電流量を均等にバランスさせるのが難しく、それによって駆動負担の大きいものから故障しやすくなるという問題がある。
この問題に対しては、図15に示すように、各々の駆動トランジスタ116A,116B,116Cの出力電流i1,i2,i3に対して個別にフィードバック制御をかける技法が1つの解決法になり得る。しかし、この技法は、複数個の電流センサ112A,112B,112Cを必要とするだけでなく、複数の独立したフィードバック制御回路を必要とするため制御部118の負担が大きく、装置全体が煩雑化する。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するものであり、電流リップルが無くて応答性に優れ、しかも励起用レーザダイオードに十分大きな駆動電流を安定に供給して、高パワーで立ち上がりの速い励起光を生成できる励起用レーザダイオード電源装置およびこれを用いるMOPA方式ファイバレーザ加工装置を提供する。
本発明の第1の観点における励起用レーザダイオード電源装置は、MOPA方式ファイバレーザ加工装置において励起光を発生するレーザダイオードを駆動するための励起用レーザダイオード電源装置であって、前記レーザダイオードに電力を供給するための直流電源と、前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記レーザダイオードとは直列に接続される複数の駆動トランジスタと、前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記複数の駆動トランジスタとそれぞれ直列に接続される複数の抵抗と、前記複数の駆動トランジスタの少なくとも1つを流れる電流の電流値を測定する測定部と、前記測定部で得られる電流測定値が設定値に一致するように、前記複数の駆動トランジスタの制御端子に与える電圧または電流を制御する制御部とを有する。上記第1の観点においては、好適な一態様として、測定部が、上記複数の駆動トランジスタをそれぞれ流れる電流の合計値または平均値を測定する。
本発明の第2の観点における励起用レーザダイオード電源装置は、MOPA方式ファイバレーザ加工装置において励起光を発生するレーザダイオードを駆動するための励起用レーザダイオード電源装置であって、前記レーザダイオードに電力を供給するための直流電源と、前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記レーザダイオードとは直列に接続される複数の駆動トランジスタと、前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記複数の駆動トランジスタとそれぞれ直列に接続される複数の抵抗と、前記複数の抵抗の少なくとも1つに得られる電圧を測定する測定部と、前記測定部で得られる電圧測定値が設定値に一致するように、前記複数の駆動トランジスタの制御端子に与える電圧または電流を制御する制御部とを有する。上記第2の観点においては、好適な一態様として、測定部が、上記複数の抵抗にそれぞれ得られる電圧の合計値または平均値を測定する。
本発明の第3の観点における励起用レーザダイオード電源装置は、MOPA方式ファイバレーザ加工装置において励起光を発生するレーザダイオードを駆動するための励起用レーザダイオード電源装置であって、前記レーザダイオードに電力を供給するための直流電源と、前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記レーザダイオードとは直列に接続される複数の駆動トランジスタと、前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記複数の駆動トランジスタとそれぞれ直列に接続される複数の抵抗と、前記レーザダイオードを流れる電流の電流値を測定する測定部と、前記測定部で得られる電流測定値が設定値に一致するように、前記複数の駆動トランジスタの制御端子に与える電圧または電流を制御する制御部とを有する。
本発明の励起用レーザダイオード電源装置においては、複数の駆動トランジスタが、制御部からの制御電圧または制御電流に応じた駆動電流をレーザダイオードに多重に供給するので、レーザダイオードより発生される励起光のパワーを任意に高くすることができる。また、各々の駆動トランジスタ、オン・オフ動作のスイッチング素子ではなくアナログ増幅回路として動作するので、駆動電流にリップルが含まれないのはもちろん、駆動電流の立ち上がりを速くすることができる。
さらに、上記の装置構成においては、複数の駆動トランジスタの間でトランジスタパラメータにばらつきがあっても、それらの出力端子にそれぞれ接続される複数の出力抵抗の働きにより、それぞれの出力電流が均等または一定の比になるように自動的にバランスすることができる。したがって、駆動負担がいずれかの駆動トランジスタに偏ることがなく、故障を少なくすることができる。
本発明の好適な一態様においては、上記複数の駆動トランジスタがそれぞれバイポーラトランジスタからなり、上記複数の抵抗はそれら複数の駆動トランジスタのエミッタ端子側にそれぞれ接続される。そして、制御部は、それら複数の駆動トランジスタのベース端子にそれぞれ個別の入力抵抗を介して共通の制御電圧を供給する。好ましくは、それらの入力抵抗は、おおよそ等しい抵抗値を有する。
別の好適な一態様においては、上記複数の駆動トランジスタはそれぞれ電界効果型トランジスタからなり、上記複数の抵抗はそれら複数の駆動トランジスタのソース端子側にそれぞれ接続される。そして、制御部は、それら複数の駆動トランジスタのゲート端子に共通の制御電圧を供給する。
本発明の第1の観点におけるMOPA方式ファイバレーザ加工装置は、シード光を生成するためのシード光源と、希土類元素として少なくともYbを添加したコアを有し、前記シード光を入力端より前記コアの中に入れ、前記シード光を出力端に向けて伝搬させながら誘導放出により増幅する増幅用光ファイバと、前記増幅用光ファイバのコアを励起するための励起光を発生する励起用レーザダイオードと、前記励起用レーザダイオードを点灯駆動するための本発明の励起用レーザダイオード電源装置と、前記シード光源および前記励起用レーザダイオードを前記増幅用光ファイバの入力端に光学的に結合する光結合器と、前記増幅用光ファイバの出力端から出るパルス波形の光ビームを被加工物に集光照射する光ビーム照射部とを有する。
本発明の第2の観点におけるMOPA方式ファイバレーザ加工装置は、シード光を生成するためのシード光源と、希土類元素として少なくともYbを添加したコアを有し、前記シード光を入力端より前記コアの中に入れ、前記シード光を出力端に向けて伝搬させながら誘導放出により増幅する第1の増幅用光ファイバと、前記第1の増幅用光ファイバのコアを励起するための励起光を発生する第1の励起用レーザダイオードと、前記励起用レーザダイオードを点灯駆動するための第1の本発明の励起用レーザダイオード電源装置と、前記シード光源および前記第1の励起用レーザダイオードを前記第1の増幅用光ファイバの入力端に光学的に結合する第1の光結合器と、希土類元素として少なくともYbを添加した第2のコアを有し、前記第1の増幅用光ファイバの出力端からの前記第1段増幅パルスの光ビームを入力端より前記第2のコアの中に入れ、前記第1段増幅パルスの光ビームを伝搬させながら誘導放出により増幅して、出力端より第2段増幅パルスの光ビームを出す第2の増幅用光ファイバと、前記第2の増幅用光ファイバの第2のコアを励起するための第2の励起光を発生する第2の励起用レーザダイオードと、前記第2の励起用レーザダイオードを点灯駆動するための第2の本発明の励起用レーザダイオード電源装置と、前記第1の増幅用光ファイバの出力端および前記第2の励起用レーザダイオードを前記第2の増幅用光ファイバの入力端に光学的に結合する第2の光結合器と、前記第2の増幅用光ファイバの出力端から出た前記第2段増幅パルスの光ビームを被加工物に集光照射する光ビーム照射部とを有する。
上記第1および第2のMOPA方式ファイバレーザ加工装置は、本発明の励起用レーザダイオード電源装置を備えることにより、アクティブファイバのポンピング性能を向上させ、ひいてはレーザ加工の品質、加工能力および効率を向上させることができる。
本発明の励起用レーザダイオード電源装置によれば、上記のような構成および作用により、電流リップルが無くて応答性に優れ、しかも十分大きな駆動電流を励起用レーザダイオードに供給し、高パワーで立ち上がりの速い励起光を生成することができる。
また、本発明のMOPA方式ファイバレーザ加工装置によれば、上記のような構成および作用により、レーザ加工の品質、加工能力および効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態におけるMOPA方式ファイバレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。 上記ファイバレーザ加工装置に組み込まれるポンプLD電源装置の回路構成を示す図である。 マーキング加工において描画ストロークが中断する場合の一例を示す図である。 マーキング加工における各部の波形およびタイミング関係を示す図である。 実施形態のポンプLD電源装置に電流センサを設ける場合のセンサ取付位置を示す図である。 実施形態のポンプLD電源装置においてポンプLDの接続位置に関する一変形例を示す図である。 実施形態のポンプLD電源装置においてポンプLDの接続位置に関する一変形例を示す図である。 実施形態のポンプLD電源装置においてポンプLDの接続位置に関する一変形例を示す図である。 実施形態のポンプLD電源装置において駆動トランジスタにPNP型トランジスタを用いる一構成例を示す図である。 実施形態のポンプLD電源装置において駆動トランジスタにPNP型トランジスタを用いる一構成例を示す図である。 実施形態のポンプLD電源装置において駆動トランジスタにMOSトランジスタ(FET)を用いる一構成例を示す図である。 MOPA方式ファイバレーザ加工装置で用いられている従来の励起用LD電源装置の回路構成を示す図である。 ドロッパ方式の励起用LD電源装置の一例を示す図である。 ドロッパ方式の励起用LD電源装置の別の例を示す図である。 ドロッパ方式の励起用LD電源装置の他の例を示す図である。
以下、図1〜図11を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の一実施形態におけるMOPA方式ファイバレーザ加工装置の構成を示す。このファイバレーザ加工装置は、シード光発生部10、第1および第2の増幅用光ファイバ(以下「アクティブファイバ」と称する)12,14および光ビーム照射部16をアイソレータ18,20,22および光結合器24,26を介して光学的に縦続接続している。
シード光発生部10は、シード用のレーザダイオード(以下「シードLD」と称する。)30と、このシードLD30をパルス波形の電流で駆動してパルス発振させるシードLD電源回路32と、シードLD30の温度を制御するLD温調部34とを有している。シードLD30は、ファイバカップリングLDとして構成されている。
シード光発生部10と第1のアクティブファイバ12との間に設けられる光結合器24は、複数たとえば3つの入力ポート24IN(1),24IN(2),24IN(3)と1つの出力ポート24OUTとを有している。第1の入力ポート24IN(1)には、アイソレータ18を介してシードLD30が接続される。第2の入力ポート24IN(2)には、第1のアクティブファイバ12のコアを励起するための励起用LD(以下「ポンプLD」と称する。)36が接続される。第3の入力ポート24IN(3)は、増設ポートであり、ここに別のポンプLD36(図示せず)を接続することも可能となっている。出力ポート24OUTには、アクティブファイバ12の入力端が接続される。
シード光発生部10、アイソレータ18および光結合器24によって、第1のアクティブファイバ12に対するシード光注入部が構成されている。また、ポンプLD36および光結合器24によって、第1のアクティブファイバ12に対する励起光注入部が構成されている。
第1のアクティブファイバ12は、少なくともYbイオンを添加した石英からなるコアと、このコアを同軸に取り囲むたとえば石英からなるクラッドとを有しており、全長(ファイバ長)がたとえば3〜15mに選ばれている。第1のアクティブファイバ12(第1段アンプ)の利得は、ポンプLD36の総合出力によりたとえば10〜40dBの範囲で調節可能となっている。
第1のアクティブファイバ12と第2のアクティブファイバ14との間に設けられる光結合器26は、複数たとえば7つの入力ポート26IN(1),26IN(2)〜26IN(7)と1つの出力ポート26OUTとを有している。第1の入力ポート26IN(1)には、アイソレータ20を介して第1のアクティブファイバ12の出力端が接続される。第2〜第5の入力ポート26IN(2) 〜26IN(5)には、第2のアクティブファイバ14のコアを励起するためのポンプLD38がそれぞれ接続される。第6および第7の入力ポート26IN(2),26IN(7)は空きポートとなっているが、必要に応じてポンプLDを増設することもできる。出力ポート26OUTには、第2のアクティブファイバ14の入力端が接続される。
第2のアクティブファイバ14も、第1のアクティブファイバ12と同様に、少なくともYbを添加した石英からなるコアと、このコアを同軸に取り囲むたとえば石英からなるクラッドとを有しており、全長(ファイバ長)がたとえば3〜15mに選ばれている。第2のアクティブファイバ14(第2段アンプ)の利得は、ポンプLD38の総合出力によりたとえば10〜40dBの範囲で調節可能となっている。
光ビーム照射部16は、第2のアクティブファイバ14の出力端より取り出されるパルス波形の加工用光ビームLBをたとえばコリメータ39、ベントミラー40等の光伝送系を介して受け取り、受け取った光ビームLBをステージ42上の被加工物W表面の所望の位置に集光照射するようになっている。たとえば、マーキング加工を行う場合、光ビーム照射部16にはガルバノスキャナが搭載される。
主制御部44は、キーボードあるいはマウス等の入力装置46およびディスプレイ(図示せず)等と接続するマイクロコンピュータからなり、メモリに格納された制御プログラムに基づいて上述した装置内の各部および装置全体の制御を行う。
このMOPA方式ファイバレーザ加工装置において、マーキング加工を行う場合、シード光発生部10は、所定の波長を有するパルス波形のシード光(LD光)を所望のパルス幅(たとえば0.1〜200ns)、所望のピークパワー(たとえば10〜300mW)および所望の繰り返し周波数(たとえば20〜500kHz)で出力するように構成されている。なお、繰り返し周波数は、10kHz〜1MHzの範囲で選定することができる。シード光発生部10より出力されたパルス波形のシード光は、アイソレータ18および光結合器24を介して第1のアクティブファイバ12のコアに注入される。
一方、ポンプLD36は、所定の波長を有する連続波(cw)の励起光を出力するように構成されている。ポンプLD36より出力される連続波の励起光は光結合器24を介して第1のアクティブファイバ12のコアに注入される。
第1のアクティブファイバ12の中で、シード光は、コアとクラッドとの境界面での全反射によって閉じ込められながらコアの中を軸方向にファイバ出力端側に向って伝搬する。一方、励起光は、クラッド外周界面の全反射によって閉じ込められながらアクティブファイバ12の中を軸方向に伝搬し、その伝搬中にコアを何度も横切ることでコア中のYbイオンを光励起する。
こうして、シード光と励起光とがアクティブファイバ12を伝搬する間に、そのYb添加コアにおいて励起光スペクトルの吸収とシード光スペクトルの誘導放出とが繰り返し行われ、アクティブファイバ12の出力端より所望のパワー(たとえば200Wのピークパワー)を有するまでに増幅されたシード光つまり第1段増幅パルスの光ビームが出力される。
第1のアクティブファイバ12の出力端から出た第1段増幅パルスの光ビームは、アイソレータ20および光結合器26を介して第2のアクティブファイバ14のコアに注入される。一方で、ポンプLD38からの連続波(cw)の励起光が光結合器26を介して第2のアクティブファイバ14のコアに注入される。
第2のアクティブファイバ14においても、増幅対象の光ビームが異なるだけで、つまりシード光が第1段増幅光ビームに置き換わるだけで、第1のアクティブファイバ12と同様の誘導放出による光増幅が行われ、アクティブファイバ14の出力端より所望のパワー(たとえば20kWのピークパワー)を有する第2段増幅パルスの光ビームが出力される。
こうして、第2のアクティブファイバ14の出力端から取り出された第2段増幅パルスの光ビームが、加工用の光ビームLBとして、たとえばコリメータ39、ベントミラー40を介して光ビーム照射部16へ送られる。
光ビーム照射部16は、マーキング加工用のガルバノスキャナおよびfθレンズを備えている。ガルバノスキャナは、直交する2方向に首振り運動の可能な一対の可動ミラーを有しており、制御部44の制御の下でシード光発生部10のパルス発振動作に同期して両可動ミラーの向きを所定角度に制御することで、加工用光ビームLBをステージ42上の被加工物W表面の所望の位置に集光照射する。被加工物Wの表面に施されるレーザ加工は、典型的には文字や図形等を描画するマーキング加工であるが、トリミング等の他の表面除去加工等も可能である。
このMOPA方式ファイバレーザ加工装置において、第1および第2のアクティブファイバ12,14のポンピングに用いられる各々のポンプLD36,38は、主制御部44の制御(制御信号PC)の下でポンプLD電源回路50によって駆動される。
以下、この実施形態におけるポンプLD電源回路50の構成および作用を説明する。
図2に示すように、このポンプLD電源回路50は、ポンプLD36(38)に電力を供給するための直流電源52と、この直流電源52に対して、互いに並列に接続され、ポンプLD36(38)とは直列に接続される複数たとえば3つの駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)と、直流電源52に対して、互いに並列に接続され、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)とそれぞれ直列に接続される複数(3つ)の出力抵抗56(1),56(2),56(3)とを有している。
直流電源52は、たとえばAC−DCコンバータ、DC−DCコンバータあるいはバッテリからなり、一定レベルの直流電圧を安定に出力するようになっている。ここで、直流電源52の正極出力端子にはポンプLD36(38)のアノード端子が接続されている。
駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)は、好ましくは同一製品のバイポーラトランジスタ(図示の例はNPN型トランジスタ)からなり、それぞれのコレクタ端子がポンプLD36(38)のカソード端子に接続され、それぞれのエミッタ端子が出力抵抗56(1),56(2),56(3)を介して直流電源52の負極出力端子(または接地端子)に接続され、それぞれのベース端子には制御部58からの共通の制御電圧VCが入力抵抗60(1),60(2),60(3)を介して印加されるようになっている。
また、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のエミッタ端子は、モニタ抵抗62(1),62(2),62(3)を介して出力測定回路64の入力端子に接続されている。出力測定回路64は、たとえば演算増幅器からなる加算回路を有し、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のエミッタ端子に得られる出力電流IE1,IE2,IE3(または出力電圧V1,V2,V3)をモニタ抵抗62(1),62(2),62(3)を介して取り込んで、その合計値または平均値を出力測定値MIとして求め、求めた出力測定値MIを制御部58に与える。
制御部58は、出力測定回路64からの出力測定値MIをLD駆動電流IDに対応するフィードバック信号として受け取り、出力測定値MIが設定値に一致するように、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のベース端子に与える制御電圧VC(または制御電流)を可変制御するようになっている。
なお、モニタ抵抗62(1),62(2),62(3)の抵抗値は出力抵抗56(1),56(2),56(3)に比して桁違いに高く、出力電流IE1,IE2,IE3の殆どは出力抵抗56(1),56(2),56(3)を流れ、モニタ抵抗54(1),54(2),54(3)には微小なモニタ用の分岐電流が流れるようになっている。また、入力抵抗60(1),60(2),60(3)の抵抗値も十分高く、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のベース電流IB1,IB2,IB3は出力電流に比して微小であり、コレクタ電流IC1,IC2,IC3はエミッタ電流IE1,IE2,IE3とそれぞれ実質的に等しい。したがって、エミッタ電流IE1,IE2,IE3の総量は、コレクタ電流IC1,IC2,IC3の総量つまりLD駆動電流IDと実質的に等しい。出力測定値MIは、エミッタ電流IE1,IE2,IE3の総量を表わし、ひいてはLD駆動電流IDの電流値を表わす。
このポンプLD電源回路50においては、複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)が、制御部58からの制御電圧VCに応じた出力電流またはコレクタ電流IC1,IC2,IC3によりポンプLD36(38)を多重駆動する。したがって、ポンプLD36(38)に十分大きなLD駆動電流IDを供給し、励起光のパワーを任意に高くすることができる。また、各々の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)は、オン・オフ動作のスイッチング素子ではなくアナログ増幅回路として動作するので、LD駆動電流IDにリップルが含まれないのはもちろん、LD駆動電流IDの立ち上がりをドロッパ方式並みに速くすることが可能である。
さらに、このポンプLD電源回路50においては、複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)の間でトランジスタパラメータ(利得率、エミッタサイズ、ベース抵抗、コレクタ抵抗、エミッタ抵抗等)にばらつきがあっても、それぞれの出力電流を均等にバランスさせることができる。
たとえば、駆動トランジスタ54(1)のコレクタ電流IC1(またはエミッタ電流IE1)が他の駆動トランジスタ54(2),54(3)のコレクタ電流IC2,IC3(エミッタ電流IE2,IE3)に比して大きいときは、出力抵抗56(1)の電圧降下(つまりエミッタ電圧V1)が他の出力抵抗56(2),56(3)の電圧降下(つまりエミッタ電圧V2,V3)よりも大きくなり、それによって駆動トランジスタ54(1)のベース電流IE1が減少し、ひいてはコレクタ電流IC1が減少して他のコレクタ電流IC2,IC3におおよそ等しくなる(完全一致するか、またはそれに近い値になる)。
逆に、駆動トランジスタ54(1)のコレクタ電流IC1(またはエミッタ電流IE1)が他の駆動トランジスタ54(2),54(3)のコレクタ電流IC2,IC3(エミッタ電流IE2,IE3)に比して小さいときは、出力抵抗56(1)の電圧降下(つまりエミッタ電圧V1)が他の出力抵抗56(2),56(3)の電圧降下(つまりエミッタ電圧V2,V3)よりも小さくなり、それによって駆動トランジスタ54(1)のベース電流IE1が増加し、ひいてはコレクタ電流IC1が増加して他のコレクタ電流IC2,IC3におおよそ等しくなる(完全一致するか、またはそれに近い値になる)。
このように、複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)の間で出力電流が自動的に均等にバランスするので、LD駆動の負担がその中のいずれかに偏ることがなく、故障を少なくすることができる。
さらに、このポンプLD電源回路50は、LD駆動電流IDのフィードバック制御を行う上で、簡易な構成のモニタ抵抗62(1),62(2),62(3)および出力測定回路64によってLD駆動電流IDの測定値を求めるようにしており、ホール素子を用いる高価な電流センサを不要としている。
なお、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)の中の1つ、たとえば54(1)が電流遮断のオープン故障を起こしたときは、モニタ抵抗62(1)には分岐電流が流れなくなる。その場合は、正常な他の駆動トランジスタ54(2),54(3)の出力電流の合計値または平均値がモニタ抵抗62(2),62(3)および出力測定回路64によって測定され、出力測定値MIとして制御部58にフィードバックされる。制御部58は、出力測定値MIが設定値に一致するように駆動トランジスタ54(2),54(3)に対して制御電圧VCを制御する。こうして、駆動トランジスタ54(1)がオープン故障しても、正常な他の2つの駆動トランジスタ54(2),54(3)によってLD駆動電流IDが設定値に維持される。
この実施形態におけるMOPA方式ファイバレーザ加工装置(図1)は、上記のようなポンプLD電源回路50を備えることにより、第1および第2のアクティブファイバ12,14のポンピング性能を向上させ、ひいてはレーザ加工の品質、加工能力および効率を向上させることができる。
図3および図4に、このMOPA方式ファイバレーザ加工装置におけるマーキング加工の一作用を示す。
図3に示すように、たとえば文字“A”のマーキングパターンは、f1→f2の連続した第1ストロークの描画と、f3→f4の連続した第2ストロークの描画とで形成される。ここで、第1および第2のストロークを描画する期間(t1〜t2),(t3〜t4)中は、シードLD30およびポンプLD36,38よりシード光および励起光がそれぞれ出力されて、加工用光ビームLBが生成され、ガルバノスキャナが可動ミラーを首振り走査する。しかし、点線で示すf2→f3の期間(t2〜t3)中は、シードLD30およびポンプLD36,38が発光動作を停止し、シード光および励起光ひいては加工用光ビームLBが出力されないまま、ガルバノスキャナが可動ミラーを首振り走査する。
実際のマーキング加工では、上記のような中断の区間または期間が多くあり、各ストロークの描画を開始する度に励起光を立ち上げる。このため、励起光の立ち上がり時間TRを短いほど、加工用レーザ光の実質的な中断時間を短くし、ひいてはマーキング速度を向上させることができる。
この実施形態では、上記のように、オン・オフ動作のスイッチング素子ではなくアナログ増幅回路として動作する複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)により十分な余裕をもってポンプLD36(38)にLD駆動電流を所望の電流値で供給できるので、LD駆動電流の立ち上がりが速く、励起光の立ち上がり時間TRを十分短くすることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明を限定するものではない。当業者にあっては、具体的な実施態様において本発明の技術思想および技術範囲から逸脱せずに種々の変形・変更を加えることが可能である。
たとえば、上記の実施形態では、上述したように複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)の間で出力電流が自動的に均等にバランスするようになっている。したがって、モニタ抵抗62(1),62(2),62(3)の中のいずれか1つ、たとえばモニタ抵抗62(1)だけを備え、駆動トランジスタ54(1)を流れるエミッタ電流IE1をモニタ抵抗62(1)を通じて測定し、出力測定回路64においてそのエミッタ電流IE1の測定値(MIE1)から全てのエミッタ電流IE1,IE2,IE3の合計値またはLD駆動電流IDの近似値を求めることも可能である。
また、コストアップを伴うが、上記のようなモニタ抵抗に代えて、たとえばホール素子を有する電流センサを用いて、ポンプLD36(38)を流れるLD駆動電流IDの測定値MIDを求める方式も可能である。
この場合、図5に示すように、直流電源52の正極出力端子とポンプLD36(38)のアノード端子との間の電流路、またはポンプLD36(38)のカソード端子と駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のコレクタ端子との間の電流路、または出力抵抗56(1),56(2),56(3)と直流電源52の負極出力端子との間の電流路に電流センサ70を設けてよい。
あるいは、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のいずれか1つ、たとえば駆動トランジスタ54(2)の電流路に電流センサ70を設け、駆動トランジスタ54(2)を流れる電流(コレクタ電流IC1またはエミッタ電流IE1)を電流センサ70によって測定することも可能である。この場合、電流センサ70より得られる電流測定値を基に制御部58においてLD駆動電流IDの近似値を求めることができる。
上記の実施形態におけるポンプLD電源回路50は、直流電源52の正極出力端子と駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のコレクタ端子との間に1個のポンプLD36(38)を接続している(図2)。ポンプLD電源回路50の回路構成は、種種の変形が可能である。
たとえば、図6に示すように、出力抵抗56(1),56(2),56(3)と直流電源52の負極出力端子との間にポンプLD36(38)を接続してもよい。この場合、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のエミッタ端子は、それぞれ出力抵抗56(1),56(2),56(3)を介してポンプLD36(38)のアノード端子に共通接続される。
あるいは、図7および図8に示すように、1つのポンプLD電源回路50において複数のポンプLD36(38)を同時に駆動する構成も可能である。この場合、直流電源52の正極出力端子と駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のコレクタ端子との間、および/または出力抵抗56(1),56(2),56(3)と直流電源52の負極出力端子との間に、1個または複数個のポンプLD36(38)を直列に接続する構成を好適に採ることができる。
また、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)に関する変形例として、図9および図10に示すように、それらにPNP型トランジスタを用いる構成も可能である。図9の構成例においては、PNP型トランジスタからなる駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)が互いに並列接続され、それらのエミッタ端子がそれぞれ出力抵抗56(1),56(2),56(3)を介して直流電源52の正極出力端子に接続され、それらのコレクタ端子がポンプLD36(38)のアノード端子に接続される。そして、ポンプLD36(38)のカソード端子は、直流電源52の負極出力端子に接続される。
図10の構成例においては、直流電源52の正極出力端子がポンプLD36(38)のアノード端子に接続される。ポンプLD36(38)のカソード端子は、出力抵抗56(1),56(2),56(3)を介してPNP型トランジスタからなる駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のエミッタ端子に接続される。そして、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のコレクタ端子は、直流電源52の負極出力端子に接続される。
図5〜図10に示すように、ポンプLD電源回路50において、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)にバイポーラトランジスタを用いる場合は、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のエミッタ側に出力抵抗56(1),56(2),56(3)がそれぞれ接続される。
また、ポンプLD電源回路50に備わる複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)に、MOSトランジスタまたは電界効果型トランジスタ(FET)を用いることも可能である。たとえば、図2のポンプLD電源回路50に備わる駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)にNチャンネル型MOSトランジスタを用いた場合は、図11に示すような構成になる。図示のように、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)にMOSトランジスタ(FET)を用いる場合は、駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)のソース側に出力抵抗56(1),56(2),56(3)がそれぞれ接続される。
本発明のポンプLD電源回路において、ポンプLDの駆動に用いる複数の駆動トランジスタの数は任意であり、2個でもよく、あるいは4個以上であってもよい。
また、上記実施形態では、複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)にトランジスタパラメータがおおよそ等しい同一製品のトランジスタを使用した。しかし、それらのトランジスタパラメータがはっきり違っていてもよい。たとえば、駆動トランジスタ54(1)が他の駆動トランジスタ54(2),54(3)の2倍の電流利得を有してもよく、その場合は出力抵抗56(1)が他の出力抵抗56(2),56(3)の1/2倍の抵抗値を有すればよい。この場合、複数の駆動トランジスタ54(1),54(2),54(3)の間では、それぞれの出力電流が一定の比になるように自動的にバランスする。
上記実施形態のMOPA方式ファイバレーザ加工装置(図1)は、第1のアクティブファイバ12に第2のアクティブファイバ14を従続接続して2段アンプとしている。しかし、第2のアクティブファイバ14を省いて一段(単)アンプの構成とすることや、あるいは第2のアクティブファイバ14の後段に第3のアクティブファイバを接続して3段アンプの構成とすることも可能である。
本発明のMOPA方式ファイバレーザ加工装置は、マーキング等の表面除去加工に限るものではなく、穴あけ、切断、溶接等の他のレーザ加工にも使用可能である。
10 シード光発生部
12 第1のアクティブファイバ
14 第2のアクティブファイバ
16 光ビーム照射部
30 シードLD
32 シード用LD電源回路
36,38 ポンプLD
50 ポンプLD電源回路
52 直流回路
54(1),54(2),54(3) 駆動トランジスタ
56(1),56(2),56(3) 出力抵抗
58 制御部
60(1),60(2),60(3) 入力抵抗
62(1),62(2),62(3) モニタ抵抗
64 出力測定回路
70 電流センサ

Claims (12)

  1. MOPA方式ファイバレーザ加工装置において励起光を発生するレーザダイオードを駆動するための励起用レーザダイオード電源装置であって、
    前記レーザダイオードに電力を供給するための直流電源と、
    前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記レーザダイオードとは直列に接続される複数の駆動トランジスタと、
    前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記複数の駆動トランジスタとそれぞれ直列に接続される複数の抵抗と、
    前記複数の駆動トランジスタの少なくとも1つを流れる電流の電流値を測定する測定部と、
    前記測定部で得られる電流測定値が設定値に一致するように、前記複数の駆動トランジスタの制御端子に与える電圧または電流を制御する制御部と
    を有する励起用レーザダイオード電源装置。
  2. 前記測定部は、前記複数の駆動トランジスタをそれぞれ流れる電流の合計値または平均値を測定する、請求項1に記載の励起用レーザダイオード電源装置。
  3. MOPA方式ファイバレーザ加工装置において励起光を発生するレーザダイオードを駆動するための励起用レーザダイオード電源装置であって、
    前記レーザダイオードに電力を供給するための直流電源と、
    前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記レーザダイオードとは直列に接続される複数の駆動トランジスタと、
    前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記複数の駆動トランジスタとそれぞれ直列に接続される複数の抵抗と、
    前記複数の抵抗の少なくとも1つに得られる電圧を測定する測定部と、
    前記測定部で得られる電圧測定値が設定値に一致するように、前記複数の駆動トランジスタの制御端子に与える電圧または電流を制御する制御部と
    を有する励起用レーザダイオード電源装置。
  4. 前記測定部は、前記複数の抵抗にそれぞれ得られる電圧の合計値または平均値を測定する、請求項3に記載の励起用レーザダイオード電源装置。
  5. MOPA方式ファイバレーザ加工装置において励起光を発生するレーザダイオードを駆動するための励起用レーザダイオード電源装置であって、
    前記レーザダイオードに電力を供給するための直流電源と、
    前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記レーザダイオードとは直列に接続される複数の駆動トランジスタと、
    前記直流電源に対して、互いに並列に接続され、前記複数の駆動トランジスタとそれぞれ直列に接続される複数の抵抗と、
    前記レーザダイオードを流れる電流の電流値を測定する測定部と、
    前記測定部で得られる電流測定値が設定値に一致するように、前記複数の駆動トランジスタの制御端子に与える電圧または電流を制御する制御部と
    を有する励起用レーザダイオード電源装置。
  6. 前記複数の駆動トランジスタは、それぞれバイポーラトランジスタからなり、
    前記複数の抵抗は、前記複数の駆動トランジスタのエミッタ端子側にそれぞれ接続され、
    前記制御部は、前記複数の駆動トランジスタのベース端子にそれぞれ個別の入力抵抗を介して共通の制御電圧を供給する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の励起用レーザダイオード電源装置。
  7. 前記複数の駆動トランジスタのベース端子にそれぞれ接続される前記入力抵抗は、おおよそ等しい抵抗値を有する、請求項6に記載の励起用レーザダイオード電源装置。
  8. 前記複数の駆動トランジスタは、それぞれ電界効果型トランジスタからなり、
    前記複数の抵抗は、前記複数の駆動トランジスタのソース端子側にそれぞれ接続され、
    前記制御部は、前記複数の駆動トランジスタのゲート端子に共通の制御電圧を供給する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の励起用レーザダイオード電源装置。
  9. 前記複数の抵抗は、おおよそ等しい抵抗値を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の励起用レーザダイオード電源装置。
  10. 前記複数の駆動トランジスタは、おおよそ等しいトランジスタパラメータを有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の励起用レーザダイオード電源装置。
  11. シード光を生成するためのシード光源と、
    希土類元素として少なくともYbを添加したコアを有し、前記シード光を入力端より前記コアの中に入れ、前記シード光を出力端に向けて伝搬させながら誘導放出により増幅する増幅用光ファイバと、
    前記増幅用光ファイバのコアを励起するための励起光を発生する励起用レーザダイオードと、
    前記励起用レーザダイオードを点灯駆動するための請求項1〜10のいずれか一項に記載の励起用レーザダイオード電源装置と、
    前記シード光源および前記励起用レーザダイオードを前記増幅用光ファイバの入力端に光学的に結合する光結合器と、
    前記増幅用光ファイバの出力端から出るパルス波形の光ビームを被加工物に集光照射する光ビーム照射部と
    を有するMOPA方式ファイバレーザ加工装置。
  12. シード光を生成するためのシード光源と、
    希土類元素として少なくともYbを添加したコアを有し、前記シード光を入力端より前記コアの中に入れ、前記シード光を出力端に向けて伝搬させながら誘導放出により増幅する第1の増幅用光ファイバと、
    前記第1の増幅用光ファイバのコアを励起するための励起光を発生する第1の励起用レーザダイオードと、
    前記第1の励起用レーザダイオードを点灯駆動するための請求項1〜10のいずれか一項に記載の第1の励起用レーザダイオード電源装置と、
    前記シード光源および前記第1の励起用レーザダイオードを前記第1の増幅用光ファイバの入力端に光学的に結合する第1の光結合器と、
    希土類元素として少なくともYbを添加した第2のコアを有し、前記第1の増幅用光ファイバの出力端からの前記第1段増幅パルスの光ビームを入力端より前記第2のコアの中に入れ、前記第1段増幅パルスの光ビームを伝搬させながら誘導放出により増幅して、出力端より第2段増幅パルスの光ビームを出す第2の増幅用光ファイバと、
    前記第2の増幅用光ファイバの第2のコアを励起するための第2の励起光を発生する第2の励起用レーザダイオードと、
    前記第2の励起用レーザダイオードを点灯駆動するための請求項1〜8のいずれか一項に記載の第2の励起用レーザダイオード電源装置と、
    前記第1の増幅用光ファイバの出力端および前記第2の励起用レーザダイオードを前記第2の増幅用光ファイバの入力端に光学的に結合する第2の光結合器と、
    前記第2の増幅用光ファイバの出力端から出た前記第2段増幅パルスの光ビームを被加工物に集光照射する光ビーム照射部と
    を有するMOPA方式ファイバレーザ加工装置。
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