JP2012138421A - 半導体レーザ駆動回路および光ファイバパルスレーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路および光ファイバパルスレーザ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の光波形を出力するための半導体レーザをより高出力化できる半導体レーザ駆動回路およびこれを用いた光ファイバパルスレーザ装置を提供すること。
【解決手段】半導体レーザに直列接続し、互いに並列接続した複数のスイッチング素子と、前記半導体レーザと前記各スイッチング素子との間に直列接続し、前記半導体レーザに供給するための電流が流れる複数の電流制御器と、前記各スイッチング素子に接続し、前記各スイッチング素子にデジタルスイッチング信号を出力するデジタル制御部と、を備え、前記デジタル制御部が、前記複数の電流制御器の中から所望のパルス電流を生成するために選択された電流制御器に接続した前記各スイッチング素子を前記デジタルスイッチング信号により所定のタイミングでオン/オフ動作させることによって、前記所望のパルス電流を駆動電流として前記半導体レーザ素子に供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体レーザ駆動回路および光ファイバパルスレーザ装置に関するものである。
半導体レーザを駆動する回路としては、たとえば特許文献1に記載されたものがある。この半導体レーザ駆動回路は、半導体レーザのアノードに正極性のパルス駆動電圧を出力する駆動回路を接続し、カソードに負極性のパルス駆動電圧を出力する駆動回路を接続して、半導体レーザからパルスレーザ光を出力するように構成したものである。このような駆動回路としては、オペアンプを用いた増幅回路を用いることができる。
また、半導体レーザ駆動回路としては、電界効果トランジスタ(FET)を用いた駆動回路を用いて半導体レーザからパルスレーザ光を出力させる構成がある(特許文献2参照)。
ここで、半導体レーザは、従来のMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)構造の光ファイバパルスレーザ装置において、種光源として利用されている。このような光ファイバパルスレーザ装置は、たとえば、特許文献1、2に記載したような駆動回路にて駆動される半導体レーザと、この半導体レーザが出力するパルスレーザ光を増幅する光ファイバ増幅器とによって構成されている。
特開2005−340312号公報 実開平6−29161号公報 米国特許出願公開第2008/0080570号明細書
ところで、近年光ファイバパルスレーザ装置のさらなる高出力化、高速性制御性が要求されている。光ファイバパルスレーザ装置を高出力化するためには、種光源である半導体レーザを高出力化することが好ましい。しかしながら、従来のオペアンプを用いた半導体レーザ駆動回路では、周波数帯域が100MHzを超える高速のオペアンプを用いた場合には、半導体レーザに供給できる駆動電流がオペアンプの出力電流によって0.5A程度に制限されるため、それ以上の大電流を供給して半導体レーザをさらに高出力化することが困難であるという問題がある。
また、近年光ファイバパルスレーザ装置には、出力するパルスレーザ光を、使用するアプリケーションに応じて様々な光波形に調整できることが要求されている。しかしながら、従来のFETにより構成された半導体レーザ駆動回路を用いた場合では、出力するパルスレーザ光の光波形を任意に整形することができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、任意の光波形を出力するための半導体レーザをより高出力化できる半導体レーザ駆動回路およびこれを用いた光ファイバパルスレーザ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、半導体レーザに直列接続し、互いに並列接続した複数のスイッチング素子と、前記半導体レーザと前記各スイッチング素子との間に直列接続し、前記半導体レーザに供給するための電流が流れる複数の電流制御器と、前記各スイッチング素子に接続し、前記各スイッチング素子にデジタルスイッチング信号を出力するデジタル制御部と、を備え、前記デジタル制御部が、前記複数の電流制御器の中から所望のパルス電流を生成するために選択された電流制御器に接続した前記各スイッチング素子を前記デジタルスイッチング信号により所定のタイミングでオン/オフ動作させることによって、前記所望のパルス電流を駆動電流として前記半導体レーザ素子に供給することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記複数の電流制御器は、公比1/2の等比数列的に設定された互いに異なる電流が流れることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記各スイッチング素子に接続した配線は、前記各スイッチング素子に流れる電流が多い配線ほど長さが短くなるように設定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記複数の電流制御器は、互いに等しい電流が流れることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記複数の電流制御器は抵抗体であることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記複数の電流制御器は定電流回路であることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記各スイッチング素子と前記各電流制御器との間の電圧レベルが入力され、前記各電圧レベルに対応した電流モニタ信号を前記デジタル制御部に出力するモニタ回路を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記各スイッチング素子の下流側に直列接続した複数の電流モニタ用抵抗と、前記各電流モニタ用抵抗の電圧レベルが入力され、前記各電圧レベルに対応した電流モニタ信号を前記デジタル制御部に出力するモニタ回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記デジタル制御部は、入力された前記各電流モニタ信号に基づいて、前記デジタルスイッチング信号を補正することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記デジタル制御部は、入力された前記各電流モニタ信号に基づいて、前記各スイッチング素子が正しく動作しているかどうかを検知することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記半導体レーザと電源との間に直列接続し、前記デジタル制御部が出力する停止信号によってオフ状態にされる電流遮断用スイッチング素子を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記半導体レーザが出力するモニタ光を受光する受光素子と、前記受光素子の受光レベルに対応した電流が入力され、前記電流のレベルに対応した光出力モニタ信号を前記デジタル制御部に出力する光出力モニタ回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体レーザ駆動回路は、上記発明において、前記デジタル制御部は、入力された前記光出力モニタ信号に基づいて、前記デジタルスイッチング信号を補正することを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバパルスレーザ装置は、上記発明のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路と、前記半導体レーザ駆動回路によって駆動される種光源である半導体レーザとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、任意の波形を有する電流値の大きなパルス駆動電流を半導体レーザに供給できるので、半導体レーザをより高出力化できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路を用いた光ファイバパルスレーザ装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示す半導体レーザ駆動回路において、選択された電流制御用抵抗と半導体レーザとに流れる各パルス電流の波形の一例を示す図である。 図4は、実施の形態2に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態3に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。 図6は、実施の形態4に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。 図7は、実施の形態5に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態6に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態7に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る半導体レーザ駆動回路および光ファイバパルスレーザ装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。なお、図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路を用いた光ファイバパルスレーザ装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、光ファイバパルスレーザ装置10は、種光源部10aと、種光源部10aの後段に接続した光ファイバ増幅部10bとを備えている。
種光源部10aは、パルスレーザ光を出力する分布帰還型の半導体レーザダイオードであるLD1と、パルスレーザ光を出力するようにLD1を駆動する半導体レーザ駆動回路を備えた制御部2と、LD1とシングルモード光ファイバによって接続した、狭い帯域の光を反射するファイバブラッググレーティング(Fiber Bragg Grating)であるFBG3と、FBG3に接続した光アイソレータ4とを備えている。
FBG3は、LD1が出力するパルスレーザ光の中心波長を含む狭い帯域の光を反射することで、LD1に対して外部光共振器として作用する。その結果、種光源部10aは、中心波長が安定したパルスレーザ光を出力する光源として動作する。種光源部10aから出力するパルスレーザ光の中心波長はたとえば約1064nmである。なお、FBG3を形成した部分の近傍にヒータやペルチェ素子などの温度調整手段を取り付け、温度を変化させることによってFBG3の反射波長を変化させて、パルスレーザ光の波長を制御してもよい。
光アイソレータ4は、外部からの光がLD1に入力するのを阻止し、LD1の光出力を安定させる機能を有する。
制御部2は、本実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路を備えており、LD1にパルス駆動電流を供給してパルスレーザ光を出力させる。
光ファイバ増幅部10bは、極めて高い光出力を実現できるダブルクラッド型の光ファイバ増幅器であって、種光源部10aの光アイソレータ4とシングルモード光ファイバによって接続した光合波器であるTFB(Tapered Fiber Bundle)6と、TFB6とはマルチモード光ファイバによって接続したマルチモードの半導体レーザからなる励起光源群5と、TFB6に接続した増幅用ダブルクラッド光ファイバ7と、を備える。なお、励起光源群5は、励起光源群5に直流の駆動電流を供給する不図示の制御部に接続している。なお、増幅用ダブルクラッド光ファイバ7は、希土類元素であるイッテルビウム(Yb)のイオンを添加したコア部と、コア部の外周に形成したコア部よりも屈折率が低い内部クラッド部と、内部クラッド部の外周に形成した内部クラッド部よりも屈折率が低い外部クラッド部と、を備えているものである。
この光ファイバパルスレーザ装置10はつぎのように動作する。まず、種光源部10aは、制御部2がLD1にパルス駆動電流を供給してパルスレーザ光を出力させる。つぎに、光ファイバ増幅部10bにおいて、励起光源群5は波長900〜980nmの励起光を出力し、マルチモード光ファイバは出力した励起光をTFB6へ導波する。TFB6は導波された励起光を増幅用ダブルクラッド光ファイバ7へ結合する。ここで、増幅用ダブルクラッド光ファイバ7へ結合した励起光は、コア部および内部クラッドをマルチモードで伝搬しながら、コア部に添加したYbイオンを光励起する。それと同時に、TFB6は、種光源部10aから入力されたパルスレーザ光を、増幅用ダブルクラッド光ファイバ7へ結合する。ここで、増幅用ダブルクラッド光ファイバ7へ結合したパルスレーザ光は、コア部をシングルモードで伝搬しながら、励起状態にあるYbイオンと相互作用し、誘導放出作用によって光増幅され、高出力のパルスレーザ光として出力される。
つぎに、制御部2が備える本実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路について説明する。図2は、本実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。図2に示すように、この半導体レーザ駆動回路100は、デジタル制御回路11と、各々がデジタル制御回路11に接続したN個のバッファ回路12と、バッファ回路12がゲート端子に接続し、ソース端子がケースグラウンドに接続したN個のスイッチング素子であるFET13と、FET13のそれぞれのドレイン端子とLD1のカソード側との間に直列接続した電流制御器としてのN個の電流制御用抵抗14−1〜14−Nと、を備えている。なお、Nは2以上の整数である。また、N個のFET13は互いに並列接続しており、N個の電流制御用抵抗14−1〜14−Nは互いに並列接続している。また、LD1のアノード側は電源に接続している。電源電圧Vccの値はたとえば10〜15Vである。
デジタル制御回路11は、制御部2が備えるCPUからの指令に基づきデジタルスイッチング信号を出力する。バッファ回路12は、デジタル制御回路11が出力したデジタルスイッチング信号の増幅、波形整形を行うものである。
FET13は、エンハンスメント型のNチャネルMOS−FETであり、バッファ回路12から入力されたデジタルスイッチング信号によってオン/オフ動作を行う。FET13がオン状態の場合には電流制御用抵抗14−1〜14−Nに電流が流れ、オフ状態の場合には電流が遮断される。
電流制御用抵抗14−1〜14−Nは、それぞれ抵抗値がR、2R、4R、・・・、2N−1Rであり、公比2の等比数列的に設定された互いに異なる抵抗値を有する。なお、電流制御用抵抗14−1に流れる電流値をI(=Vcc/R)とすると、電流制御用抵抗14−1〜14−Nには、それぞれ電流値がI、I/2、I/4、・・・、I/2N−1である、公比1/2の等比数列的な電流が流れる。また、電流制御用抵抗14−1〜14−Nのすべてに電流が流れると、LD1にはItotal=I×(2N−1−1)/2N−1の電流が流れる。これらの電流制御用抵抗14−1〜14−Nに流れる電流は、LD1に供給するためのものである。
この半導体レーザ駆動回路100の動作を説明する。まず、デジタル制御回路11は、CPUから指令が入力されて、電流制御用抵抗14−1〜14−Nのうち、所望の電流値および波形を有するパルス電流を生成するために選択された電流制御用抵抗に対応するバッファ回路12のそれぞれにデジタルスイッチング信号を出力する。バッファ回路12は、入力されたデジタルスイッチング信号の増幅、波形整形を行ってFET13に出力する。
つぎに、選択された電流制御用抵抗に接続されたFET13は、対応するバッファ回路12からゲート端子に入力されたデジタルスイッチング信号によって、オン/オフ動作を行う。これによって、電源からLD1、電流制御用抵抗14−1〜14−Nのうち選択された電流制御用抵抗、およびこれらに接続されたFET13のドレイン側からソース側にパルス電流が流れる。
ここで、この半導体レーザ駆動回路100では、選択された電流制御用抵抗の組み合わせ、およびこれらに接続されたFET13に与えるデジタルスイッチング信号によるFET13のオン/オフ動作のタイミングの調整によって、LD1に供給される電流が所望の電流値および波形を有するパルス電流(パルス駆動電流)となる。
以下、選択された電流制御用抵抗と、半導体レーザとに流れるパルス電流の波形の一例について説明する。ここでは、電流制御用抵抗14−1〜14−3が選択されるものとする。図3は、半導体レーザ駆動回路100において、選択された電流制御用抵抗と半導体レーザとに流れる各パルス駆動電流の波形の一例を示す図である。図3(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ電流制御用抵抗14−1、14−2、14−3、LD1に流れるパルス電流の波形を示している。また、図3において横軸は時刻t、縦軸は電流を示す。
図3に示す例では、時刻t1のタイミングで、デジタルスイッチング信号によって電流制御用抵抗14−1、14−2に接続されたFET13がオン動作し、電流制御用抵抗14−1、4−2にそれぞれ電流値がI、I/2の電流が流れる。時刻t2のタイミングで、デジタルスイッチング信号によって電流制御用抵抗14−3に接続されたFET13がオン動作し、電流制御用抵抗14−3に電流値がI/4の電流が流れる。時刻t3のタイミングで、デジタルスイッチング信号によって電流制御用抵抗14−3に接続されたFET13がオフ動作し、電流制御用抵抗14−3に流れる電流値が零になる。時刻t4のタイミングで、デジタルスイッチング信号によって電流制御用抵抗14−2に接続されたFET13がオフ動作し、電流制御用抵抗14−2に流れる電流値が零になる。最後に、時刻t5のタイミングで、デジタルスイッチング信号によって電流制御用抵抗14−1に接続されたFET13がオフ動作し、電流制御用抵抗14−1に流れる電流値が零になる。
その結果、LD1には、図3(d)に示すような各電流制御用抵抗14−1、14−2、14−3に流れるパルス電流を組み合わせた電流値および波形のパルス駆動電流を流すことができる。このように、選択する電流制御用抵抗の組み合わせ、およびFET13のオン/オフ動作のタイミングの調整によって、LD1に所望の任意の電流値および波形を有するパルス駆動電流を供給することができる。
また、このLD1に供給するパルス駆動電流としては、電流制御用抵抗14−1〜14−Nから適宜選択することによって、Itotalとして0からI×(2−1)/2N−1までの電流を、I/2N−1の分解能で流すように調整可能である。この半導体レーザ駆動回路100では、電流制御用抵抗14−1〜14−Nの抵抗値を等比数列的に設定しているので、比較的少数の電流制御用抵抗によって、分解能がより高い電流調整が実現される。
また、この半導体レーザ駆動回路100では、並列に接続したFET13のスイッチング動作を利用してLD1にパルス駆動電流を供給することによって、大電流の高速制御が可能である。また、FET13自体の消費電力は非常に小さいので、リニア制御を行っているオペアンプ回路を利用した駆動回路のように素子の放熱を考慮しなくてもよい。また、デジタル制御部11からのデジタルスイッチング信号によってFET13を制御するので、オペアンプ回路を利用した駆動回路のような高速なDA変換器を使用する必要がない。なお、この半導体レーザ駆動回路100では、スイッチング素子としてエンハンスメント型のNチャネルMOS−FETであるFET13を用いているが、他の形式のFETや、バイポーラトランジスタ等の他のトランジスタを用いても同様の効果が得られる。
使用するトランジスタについては、立ち上がり/立ち下がり時間がそれぞれ10nsec以下で高速に動作し、500mA以上の電流が流せるものが好ましく、たとえばSi、SiC、GaAs系、GaN系などの半導体材料からなるものを用いることができる。
そして、このような大電流のパルス駆動電流をLD1に供給できる半導体レーザ駆動回路100を用いていることによって、LD1として、たとえば駆動電流を2Aとした場合にパルスのピーク電力が1W以上の光出力である高出力なものを使用できる。その結果、光ファイバパルスレーザ装置10を100W以上に高出力化することができる。
以上説明したように、本実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路100は、任意の光波形を出力するためのLD1および光ファイバパルスレーザ装置10をより高出力化できる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2に係る半導体レーザ駆動回路について説明する。本実施の形態2に係る半導体レーザ駆動回路は、図1に示す光ファイバパルスレーザ装置10の制御部2において、半導体レーザ駆動回路100に置き換えて使用できるものである。
図4は、本実施の形態2に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。図4に示すように、この半導体レーザ駆動回路200は、図2に示す実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路100において、N個の電流制御用抵抗14−1〜14−NをN個の電流制御用抵抗15に置き換えた構成を有する。
電流制御用抵抗15は、いずれも抵抗値がRである。したがって、各電流制御用抵抗15に流れる電流値はいずれもI(=Vcc/R)である。N個の電流制御用抵抗15のすべてに電流が流れると、LD1にはItotal=I×Nの電流が流れる。
この半導体レーザ駆動回路200も、半導体レーザ駆動回路100と同様に、N個の電流制御用抵抗15のうち、所望のパルス電流を生成するために選択された電流制御用抵抗に接続されたFET13に、対応するバッファ回路12からゲート端子に入力されたデジタルスイッチング信号によって、オン/オフ動作を行う。これによって、電源からLD1、選択された電流制御用抵抗、およびこれらに接続されたFET13のドレイン側からソース側にパルス電流が流れる。そして、選択された電流制御用抵抗の組み合わせ、およびこれらに接続されたFET13に与えるデジタルスイッチング信号によるFET13のオン/オフ動作のタイミングの調整によって、LD1に流れる電流が所望の電流値および波形を有するパルス電流(パルス駆動電流)となる。その結果、半導体レーザ駆動回路200は、半導体レーザ駆動回路100と同様に、任意の光波形を出力するためのLD1および光ファイバパルスレーザ装置10をより高出力化できる。
また、半導体レーザ駆動回路200では、このLD1に供給するパルス駆動電流としては、N個の電流制御用抵抗15から適宜選択することによって、Itotalとして0からI×Nまでの電流を、Iの分解能で流すように調整可能である。この半導体レーザ駆動回路200では、抵抗値が等しい電流制御用抵抗15を使用することによって、各電流制御用抵抗15に流れる電流値が最大のItotalの1/Nになる。その結果、各電流制御用抵抗15の熱的負荷を均等にすることができ、かつ定格電流が小さい抵抗を使用することができるので、半導体レーザ駆動回路200がより低コストなものとなる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3に係る半導体レーザ駆動回路について説明する。本実施の形態3に係る半導体レーザ駆動回路は、図1に示す光ファイバパルスレーザ装置10の制御部2において、半導体レーザ駆動回路100に置き換えて使用できるものであり、各スイッチング素子に流れる電流をモニタするモニタ回路を備えるものである。
図5は、本実施の形態3に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。図5に示すように、この半導体レーザ駆動回路300は、図2に示す実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路100にモニタ回路16を付加した構成を有する。
モニタ回路16は、電流制御用抵抗14−1〜14−Nの各々とこれに接続されたFET13との間に接続しており、かつデジタル制御回路11に接続している。
ここで、電流制御用抵抗14−1〜14−Nのうちの所定の電流制御用抵抗(たとえば電流制御用抵抗14−1)に接続したFET13がオン状態の場合に、正常にFET13が動作していれば、モニタ回路16には電流制御用抵抗14−1とFET13との間の電圧レベルである、FET13に流れる電流値とFET13のオン抵抗との積である電圧が入力される。ここで、FET13のオン抵抗はたとえば数mΩ程度であるので、入力される電圧レベルはほとんど0Vに近い値である。一方、FET13がオフ状態の場合、またはFET13が正常に動作していない等の不具合によってFET13に電流が流れない場合には、モニタ回路16には電源電圧のレベルの電圧が入力される。
モニタ回路16は、入力された電圧レベルに対応した電流モニタ信号である電圧信号をデジタル制御回路11に入力する。デジタル制御回路11は、入力された電圧信号に基づき、所定の電流制御用抵抗に電流が流れているかを検知することができる。
したがって、この半導体レーザ駆動回路300では、デジタル制御回路11は、入力された電圧信号に基づいて、FET13が所望のタイミングでオン/オフ動作をしているかどうかを検知することもできる。よって、この半導体レーザ駆動回路300では、デジタル制御回路11がこの検知結果をフィードバックして、出力するデジタルスイッチング信号の波形や位相を補正することによって、より正確な波形のパルス駆動電流を生成することができる。また、この半導体レーザ駆動回路300では、FET13が正しく動作しているか、またはFET13の故障などによってFET13に電流が流れないなどの不具合があるかを検知することもできる。
なお、モニタ回路16に入力される電圧信号は略0Vと電源電圧値の2値であるため、モニタ回路16は高速で簡素にできるので、デジタル回路で構成した比較器等によって実現することができる。この場合、電源電圧がデジタル回路の電圧より高い場合には、別途抵抗分圧回路を設けることが好ましい。ただし、モニタ回路16はデジタル回路に限らず、オペアンプを用いたアナログ回路を用いて構成してもよい。
(実施の形態4)
つぎに、本発明の実施の形態4に係る半導体レーザ駆動回路について説明する。本実施の形態4に係る半導体レーザ駆動回路は、実施の形態3と同様に、各スイッチング素子に流れる電流をモニタするモニタ回路を備えるものである。
図6は、本実施の形態4に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。図6に示すように、この半導体レーザ駆動回路400は、図5に示す実施の形態3に係る半導体レーザ駆動回路300にN個の電流モニタ用抵抗17を付加した構成を有する。
電流モニタ用抵抗17は、各FET13の下流側であるソース端子とケースグラウンドとの間に直列接続している。また、モニタ回路16は、半導体レーザ駆動回路300の場合とは異なり、各FET13のソース端子と各電流モニタ用抵抗17との間に接続しており、かつデジタル制御回路11に接続している。
ここで、電流制御用抵抗14−1〜14−Nのうちの所定の電流制御用抵抗に接続したFET13がオン状態の場合に、正常にFET13が動作していれば、モニタ回路16には、このFET13に接続した電流モニタ用抵抗17の電圧レベル(すなわち流れる電流値と抵抗との積)の電圧が入力される。一方、FET13がオフ状態の場合、またはFET13が正常に動作していない等の不具合によってFET13に電流が流れない場合には、モニタ回路16にはグラウンドレベル(=0V)の電圧が入力される。
モニタ回路16は、入力された電圧レベルに対応した電流モニタ信号である電圧信号をデジタル制御回路11に入力する。デジタル制御回路11は、入力された電圧信号に基づき、所定の電流制御用抵抗に電流が流れているかを検知することができる。
したがって、この半導体レーザ駆動回路400では、デジタル制御回路11は、入力された電圧信号に基づいて、FET13が所望のタイミングでオン/オフ動作をしているかどうかを検知することもできる。したがって、半導体レーザ駆動回路300と同様に、より正確な波形のパルス駆動電流を生成することができる。また、この半導体レーザ駆動回路400では、FET13が正しく動作しているか、またはFET13の故障などによってFET13に電流が流れないなどの不具合があるかを検知することもできる。
なお、モニタ回路16に入力される電圧は略0Vと電流モニタ用抵抗17の電圧レベルの2値であるため、モニタ回路16は高速で簡素にできるので、デジタル回路で構成した比較器等によって実現することができる。ただし、モニタ回路16はデジタル回路に限らず、オペアンプを用いたアナログ回路を用いて構成してもよい。また、半導体レーザ駆動回路300とは異なり、電源電圧がモニタ回路16に入力される構成ではないので、モニタ回路16の許容入力電圧値に制限されず、また別途抵抗分圧回路を設けること無く、電源電圧を高電圧にすることができる。
(実施の形態5)
つぎに、本発明の実施の形態5に係る半導体レーザ駆動回路について説明する。本実施の形態5に係る半導体レーザ駆動回路は、図1に示す光ファイバパルスレーザ装置10の制御部2において、半導体レーザ駆動回路100に置き換えて使用できるものであり、半導体レーザに流れる電流を遮断するスイッチング素子を備えるものである。
図7は、本実施の形態5に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。図7に示すように、この半導体レーザ駆動回路500は、図2に示す実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路100に、LD1と電源との間に直列接続した電流遮断用スイッチング素子であるFET18を付加した構成を有する。
FET18は、エンハンスメント型のPチャネルMOS−FETであり、ゲート端子がデジタル制御回路11に接続し、ドレイン端子が電源に接続し、ソース端子がLD1のアノード側に接続している。
この半導体レーザ駆動回路500では、LD1を動作させる際にはFET18はオン状態にされているが、LD1の動作を何らかの理由、たとえば安全上の理由により停止させる必要がある場合には、デジタル制御回路11はFET18に停止信号を出力してFET18をオフ状態にする。これによって、LD1に流れる電流が遮断されるので、LD1の動作を迅速に停止させることができる。なお、FET18としては、他の形式のFETや、バイポーラトランジスタ等の他のトランジスタを用いてもよい。
(実施の形態6)
つぎに、本発明の実施の形態6に係る半導体レーザ駆動回路について説明する。本実施の形態6に係る半導体レーザ駆動回路は、図1に示す光ファイバパルスレーザ装置10の制御部2において、半導体レーザ駆動回路100に置き換えて使用できるものであり、半導体レーザの光出力をモニタするための受光素子を備える。
図8は、本実施の形態6に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。図8に示すように、この半導体レーザ駆動回路600は、図2に示す実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路100に、受光素子であるフォトダイオード(PD)19と光出力モニタ回路20とを付加した構成を有する。
PD19は、電源および光出力モニタ回路20に接続しており、光出力モニタ回路20はデジタル制御回路11に接続している。そして、この半導体レーザ駆動回路600では、PD19は、LD1が出力するモニタ光Lを受光してその受光レベルに対応した電流を光出力モニタ回路20に出力する。光出力モニタ回路20は、入力された電流のレベルに対応した光出力モニタ電圧信号をデジタル制御回路11に出力する。デジタル制御回路11は、入力された光出力モニタ電圧信号に基づき、LD1の光出力が所望の値になっているかどうかを検知することができる。よって、この半導体レーザ駆動回路600では、デジタル制御回路11がこの検知結果をフィードバックして、出力するデジタルスイッチング信号を補正する。このデジタルスイッチング信号の補正とは、たとえば、電流制御用抵抗14−1〜14−Nのうち選択する電流制御用抵抗を変更する補正や、デジタルスイッチング信号の波形や位相の補正などである。この半導体レーザ駆動回路600では、このような補正によって、LD1の光出力を調整したり、LD1の経年劣化などによる光出力の低下の補正を行ったりすることができる。
ここで、モニタ光Lは、LD1の後端面から出力するレーザ光を利用したり、FBG3の前段にレーザ光の一部を分岐する光カプラを設け、この光カプラによって分岐されたレーザ光の一部を利用したりすることができる。
(実施の形態7)
つぎに、本発明の実施の形態7に係る半導体レーザ駆動回路について説明する。本実施の形態7に係る半導体レーザ駆動回路は、図2に示す半導体レーザ駆動回路100において、電流制御器としての電流制御用抵抗を定電流回路に置き換えた構成を有する。
図9は、本実施の形態7に係る半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロック図である。図9に示すように、この半導体レーザ駆動回路700は、図2に示す実施の形態1に係る半導体レーザ駆動回路100において、N個の電流制御用抵抗14−1〜14−NをN個の定電流回路21−1〜21−Nに置き換えた構成を有する。
定電流回路21−1〜21−Nは、それぞれ電流値がI、I/2、I/4、・・・、I/2N−1である、公比1/2の等比数列的に設定された電流が流れるように構成されている。したがって、定電流回路21−1〜21−Nのすべてに電流が流れると、LD1にはItotal=I×(2N−1−1)/2N−1の電流が流れる。これらの定電流回路21−1〜21−Nに流れる電流は、LD1に供給するためのものである。
なお、定電流回路21−1〜21−Nは、たとえばトランジスタやオペアンプ等の部品を用いて構成されている。定電流回路21−1〜21−Nは、これらの構成部品の選定、または構成部品の定数の調整によって、所望の電流が流れるように容易に構成することができる。
この半導体レーザ駆動回路700も、半導体レーザ駆動回路100と同様に、任意の光波形を出力するためのLD1および光ファイバパルスレーザ装置10をより高出力化できる。
ここで、半導体レーザ駆動回路100のように電流制御用抵抗14−1〜14−Nを使用する場合、これらの抵抗とFET13の容量成分(C成分)との組み合わせによって、場合によってはローパスフィルタとして動作するRC回路が形成されるおそれがある。これに対して、この半導体レーザ駆動回路700は、定電流回路21−1〜21−Nを使用しているので、このようなローパスフィルタが形成されるおそれがない。したがって、半導体レーザ駆動回路700は、FET13がデジタルスイッチング信号に対してより確実に高速応答するものとなるので、より急峻なパルス電流を生成するのに適するものとなる。
なお、本実施の形態7と同様に、実施の形態1〜6に係る各半導体レーザ駆動回路の電流制御用抵抗を定電流回路に置き換えてもよい。
また、上記実施の形態1、3〜6では、電流制御用抵抗の値が互いに異なるため、各電流制御用抵抗に接続したFETに流れる電流が異なる。同様に、実施の形態7でも、各定電流回路に接続したFETに流れる電流が異なる。この場合、電流が多く流れる配線ほど長さが短くなるように設定して配線を行えば、配線の抵抗による電力損失や、FETのスイッチング時の回路のインダクタ成分による逆起電力の影響を小さくできるので好ましい。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。たとえば、図4に示した半導体レーザ駆動回路に、図5、6に示したモニタ回路、またはモニタ回路および電流モニタ用抵抗を付加してもよい。また、図5、6に示した半導体レーザ駆動回路に、図7に示した電流遮断用スイッチング素子を付加し、モニタ回路によって不具合を検知したときにLDに流れる電流を遮断するようにしてもよい。
1 LD
2 制御部
3 FBG
4 光アイソレータ
5 励起光源群
6 TFB
7 増幅用ダブルクラッド光ファイバ
10 光ファイバパルスレーザ装置
10a 種光源部
10b 光ファイバ増幅部
11 デジタル制御回路
12 バッファ回路
13、18 FET
14−1〜14−N、15 電流制御用抵抗
16 モニタ回路
17 電流モニタ用抵抗
19 PD
20 光出力モニタ回路
21−1〜21−N 定電流回路
100〜700 半導体レーザ駆動回路
L モニタ光

Claims (14)

  1. 半導体レーザに直列接続し、互いに並列接続した複数のスイッチング素子と、
    前記半導体レーザと前記各スイッチング素子との間に直列接続し、前記半導体レーザに供給するための電流が流れる複数の電流制御器と、
    前記各スイッチング素子に接続し、前記各スイッチング素子にデジタルスイッチング信号を出力するデジタル制御部と、
    を備え、前記デジタル制御部が、前記複数の電流制御器の中から所望のパルス電流を生成するために選択された電流制御器に接続した前記各スイッチング素子を前記デジタルスイッチング信号により所定のタイミングでオン/オフ動作させることによって、前記所望のパルス電流を駆動電流として前記半導体レーザ素子に供給することを特徴とする半導体レーザ駆動回路。
  2. 前記複数の電流制御器は、公比1/2の等比数列的に設定された互いに異なる電流が流れることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動回路。
  3. 前記各スイッチング素子に接続した配線は、前記各スイッチング素子に流れる電流が多い配線ほど長さが短くなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ駆動回路。
  4. 前記複数の電流制御器は、互いに等しい電流が流れることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動回路。
  5. 前記複数の電流制御器は抵抗体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路。
  6. 前記複数の電流制御器は定電流回路であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路。
  7. 前記各スイッチング素子と前記各電流制御器との間の電圧レベルが入力され、前記各電圧レベルに対応した電流モニタ信号を前記デジタル制御部に出力するモニタ回路を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路。
  8. 前記各スイッチング素子の下流側に直列接続した複数の電流モニタ用抵抗と、前記各電流モニタ用抵抗の電圧レベルが入力され、前記各電圧レベルに対応した電流モニタ信号を前記デジタル制御部に出力するモニタ回路とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路。
  9. 前記デジタル制御部は、入力された前記各電流モニタ信号に基づいて、前記デジタルスイッチング信号を補正することを特徴とする請求項7または8に記載の半導体レーザ駆動回路。
  10. 前記デジタル制御部は、入力された前記各電流モニタ信号に基づいて、前記各スイッチング素子が正しく動作しているかどうかを検知することを特徴とする請求項7または8に記載の半導体レーザ駆動回路。
  11. 前記半導体レーザと電源との間に直列接続し、前記デジタル制御部が出力する停止信号によってオフ状態にされる電流遮断用スイッチング素子を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路。
  12. 前記半導体レーザが出力するモニタ光を受光する受光素子と、前記受光素子の受光レベルに対応した電流が入力され、前記電流のレベルに対応した光出力モニタ信号を前記デジタル制御部に出力する光出力モニタ回路とを備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路。
  13. 前記デジタル制御部は、入力された前記光出力モニタ信号に基づいて、前記デジタルスイッチング信号を補正することを特徴とする請求項12に記載の半導体レーザ駆動回路。
  14. 請求項1〜13のいずれか一つに記載の半導体レーザ駆動回路と、前記半導体レーザ駆動回路によって駆動される種光源である半導体レーザとを備えることを特徴とする光ファイバパルスレーザ装置。
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