JP2007180452A - 半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法 - Google Patents

半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短光パルスを好ましい波形で発生させることができる半導体レーザの駆動制御方法を提供すること。
【解決手段】所定の繰り返し周波数を有するパルス成分と直流バイアス成分を含むレーザ駆動電流を半導体レーザに出力することにより前記半導体レーザから出力される光パルスの出力光をモニタにより監視し、モニタの出力に基づく出力量を前記繰り返し周波数で除算した値が所定値になるように直流バイアス電流の大きさを設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法に関し、より詳しくは、レーザ加工、切断、物理計測、光サンプリング等に使用される短光パルスを出力させる半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法に関する。
半導体レーザをステップ状の電流で駆動すると、半導体レーザの発振開始時に緩和振動が発生する。この緩和振動の1周期が終わった時点で電流注入を停止することにより短光パルスを半導体レーザから出力させることができる。そして、この過程を繰り返すことにより、周期的に短光パルスを発生させることができる。
そのような半導体レーザの注入電流の変化により半導体レーザの利得を急激に変化させて発振の開始と停止を行う方法は、利得スイッチングと呼ばれている。利得スイッチング効果により短光パルスを発生させるためには、半導体レーザの利得が大きくなる周期が緩和振動の1周期とほぼ等しくなるようにレーザ駆動電流を最適化する必要がある。
半導体レーザから短光パルスを出力させるためのレーザ駆動電流としてパルス電流を使用すると、そのパルス電流よりも狭いパルス幅の短光パルスを出力できることが下記の特許文献1などに記載されている。
最適条件での短光パルスのパルス幅は緩和振動周波数で決まり、例えばレーザ駆動電流のパルス幅が数百ピコ秒(ps)の場合に、それより短い数十psのパルス幅を持つ短光パルスを半導体レーザから出力させることができる。
例えば、発振閾値電流が数十mA、中心波長が1550nmのDFB(distributed feedback)半導体レーザを有するレーザモジュールを用いて利得スイッチング効果により発生させた短光パルスの波形は、図11に示すようになり、そのパルス幅は約30psであった。この場合のレーザ駆動条件は、半導体レーザに注入する直流のバイアス電流が10mAであり、バイアス電流に重畳させるパルス電流の振幅が40mA、パルス電流のパルス幅が400psであり、さらにパルス電流の繰り返し周期が500MHzであった。
短光パルスの発生周期は、パルス電流の繰り返し周期を変えることにより制御することができる。
特開2003−315456号公報
しかし、バイアス電流の大きさとパルス電流の振幅及びそのパルス幅を一定にして半導体レーザを駆動しても、短光パルスの波形はパルス電流の繰り返し周期の違いによって図12(a)〜(d)のように異なってくる。図12(a)〜(d)の短光パルスは、半導体レーザに注入するバイアス電流を15mAとし、半導体レーザに注入するパルス電流の振幅を40mA、そのパルス幅を400psに設定した条件であって、パルス電流の繰り返し周波数だけを変えて出力された。
図12(a)、(b)に示すようにパルス電流の繰り返し周波数が10MHz、100MHzの場合には、短光パルスの振幅が小さく、短光パルスの立ち上がりは遅く、かつ緩和振動後にも光出力が長く続いている。
また、図12(c)、(d)に示すようにパルス電流の繰り返し周波数が250MHz、500MHzと高い場合には、光パルスの立ち上がりが速く、緩和振動後の光出力の減衰時間が短く、短光パルスの振幅が大きい。
しかし、図12(c)、(d)に示す短光パルスは、その裾引き部分のエネルギーが大きく、好ましい波形ではない。従って、最適な波形の短光パルスを半導体レーザから出力させるための条件を探す必要がある。
これに対して、短光パルスの波形を見ながら最適な条件を見つけることも可能であるが、これでは時間がかかりすぎて現実的ではない。しかも、半導体レーザの特性が経年変化により異なることも予想され、この場合には改めて最適条件を探す必要がある。
本発明の目的は、短光パルスを好ましい波形で発生させることができる半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、半導体レーザに光パルスを発生させるレーザ駆動電流として所定の繰り返し周波数を有するパルス成分と直流バイアス成分を含む電流を出力する駆動電流制御部と、前記半導体レーザの光出力を監視する光電変換素子と、前記光電変換素子の出力信号に基づいて前記半導体レーザの前記光出力を監視するレーザ出力モニタ部と、前記レーザ出力モニタ部の出力に基づく出力量を前記パルス成分の前記繰り返し周波数で除算した値が所望の値になるように前記直流バイアス電流の値を制御する制御部と、を有することを特徴とする半導体レーザの駆動装置である。
本発明の第2の態様は、第1の態様の半導体レーザの駆動制御装置において、前記レーザ出力モニタ部の出力に基づく前記出力量は、前記繰り返し周波数が0における前記直流バイアス電流と前記レーザ出力モニタ部の出力量との関係を用いて補正された量であることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の半導体レーザの駆動制御装置において、前記半導体レーザからの前記光出力は、前記半導体レーザのバックファセットから出力される光であることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1乃至第3の態様のいずれか1つの半導体レーザの駆動制御装置において、前記繰り返し周波数は10MHz以上であることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、所定の繰り返し周波数を有するパルス成分と直流バイアス成分を含むレーザ駆動電流を半導体レーザに出力することにより前記半導体レーザから出力される出力光をモニタにより監視し、前記モニタの出力に基づく出力量を前記繰り返し周波数で除算した値が所定値になるように前記直流バイアス電流の値を設定すること、を特徴とする半導体レーザの駆動制御方法である。
本発明の第6の態様は、第5の態様の半導体レーザの駆動制御方法において、前記光出力に基づく出力量は、前記繰り返し周波数を0より大きい所定の数値に設定した状態の前記光出力に基づく前記モニタの第1の出力量から、前記繰り返し周波数を0にした状態の前記光出力に基づく前記モニタの第2の出力量を引いた量であることを特徴とする。
本発明によれば、半導体レーザの出力光を監視するモニタの出力に基づく出力量をパルス電流の繰り返し周波数で除算した値が所定値になるように直流バイアス電流を設定するようにしたので、短光パルス1個当たりのエネルギーを所定量に設定することができ、バイアス電流の最適値の設定により安定した好ましい波形の短光パルスを得ることが可能になった。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体レーザ駆動制御装置の構成図を示している。
図1において、レーザモジュール10のケーシング11内には、前端から短光パルスを出射し得る半導体レーザ12と、半導体レーザ12の後端から出る光を受光する位置に配置されてその光を電流(電気信号)に変換する光電変換素子であるフォトダイオード13と、半導体レーザ12の温度を調整するペルチェ素子等のTEC(thermoelectric cooler)14と、半導体レーザ12の温度を検出するサーミスタ15と、半導体レーザ12のn側電極(カソード)に一端が接続されるインピーダンスマッチング用抵抗16と、そのn側電極に一端が接続されるバイアスT用インダクタ17とを有している。半導体レーザ12として例えばDFB半導体レーザが使用されている。
ケーシング11の一側部と他側部にはそれぞれピン20a〜20mが間隔をおいて取り付けられている。
ケーシング11内の一側部において、第1、第2ピン20a,20bにはTEC14の2つの端子がそれぞれ接続され、第3、第4ピン20c,20dにはフォトダイオード13の2つの端子がそれぞれ接続され、第5ピン20eにはバイアスT用インダクタ17の他端が接続され、さらに、第6、第7ピン20f,20gにはサーミスタ15の2つの端子がそれぞれ接続されている。
また、ケーシング11内の他側部において、第11ピン20kには半導体レーザ12のp側電極(アノード)が接続され、第12ピン20mにはインピーダンスマッチング抵抗16の他端が接続されている。
レーザーモジュール10の各ピン20a〜20mは、それぞれ外部の回路に接続されている。即ち、第1、第2ピン20a,20bはTEC制御部31の出力端に接続され、第6、第7ピン20f、20gはTEC制御部31の入力端に接続されている。また、第3、第4ピン20c,20dはレーザバックファセット電流(BFC:back facet current )モニタ部32の入力端に接続され、第5ピン20eはレーザバイアス電流制御部33の出力端に接続されている。また、第12ピン20mは、カップリングコンデンサ18を介してパルス電流源34の出力端に接続されている。パルス電流源34とバイアス制御部33は、半導体レーザ12を駆動するための駆動電流制御部である。
なお、第8、第9ピン20h,20iと第11ピン20kには定電圧Vccが印加されており、半導体レーザの12のp側電極とケーシング11の電圧を定電圧に保持している。
レーザバイアス電流制御部33は、制御回路30からの制御信号によって設定される大きさを有する直流のバイアス電流Ib を第5ピン20e及びバイアスT用インダクタ17を介して半導体レーザ12のカソードに注入するように構成されている。
パルス電流源34は、制御回路30からの制御信号によって設定される繰り返し周波数、パルス幅(デューティー比)、振幅を持つパルス電流Ip をカップリングコンデンサ18及びインピーダンスマッチング抵抗16を介して半導体レーザ12のカソードに注入するように構成されている。これにより、パルス電流Ipはレーザバイアス電流Ib に重畳される。
レーザBFCモニタ部32は、半導体レーザ12の後端からの光を電流に変換するフォトダイオード13から出力される電流、即ちレーザファセット電流IBFを電圧信号に変換し、これをモニタ値として制御部30に出力するように構成されている。バックファセット電流IBFは、半導体レーザ12の前端から出射される光のパワー(単位はμW)と比例関係があり、光のパワーのエネルギーとして制御部30により変換される。また、レーザBFCモニタ部32の動作帯域は、1kHz程度であってパルス電流源34から出力されるパルス電流Ip の繰り返し周波数に比べて十分に小さいので、レーザファセット電流IBFに基づくモニタ値は半導体レーザ12から出力される光の平均パワーに相当する。
TEC制御部31は、サーミスタ15によって検出された半導体レーザ12の温度データを入力する一方、その温度データに基づいてTEC14の温度を目標値になるように調整するように構成されている。TEC制御部31の温度の目標値は、制御部30から出力される制御信号に基づいて設定される。
なお、第8、第9、第11ピン20h,20i,20kには、定電圧源により電圧Vccが印加され、これにより半導体レーザ12のアノードは定電圧になり、また、第8、第9ピン20h,20iに接続されるケーシング11も電圧Vccになる。
次に、上述した半導体レーザ駆動装置を使用して半導体レーザ12から出力される短光パルスの制御について説明する。なお、以下に説明する半導体レーザ12として、発振閾値電流が数十mA、中心波長が1550nmのDFB半導体レーザを使用しているが、これに限られるものではない。
図1に示すレーザモジュール10内の半導体レーザ12に注入される電流のうちパルス電流Ip の繰り返し周期を508MHz、そのパルス幅を130ps、パルス振幅を60mAとし、さらにバイアス電流Ibの値を3.0mA、4.0mA、5.0mA、6.0mA、6.5mAと変えたところ、半導体レーザ12から出射される短光パルスの波形は図2(a)〜(e)に示すようになった。
それらの波形によれば、バイアス電流Ib を6.0mA以上にすると短光パルスの裾引き部分の振幅が大きくなり、要求されるパルス形状以外の無駄なエネルギーの比率が高くなり、また、3.0mA、4.0mAでは短光パルスのパルス自体の振幅が不十分な大きさである一方、バイアス電流Ibとして5.0mA又はその付近の場合に短光パルスの波形の裾引き部分が極めて小さく、しかもパルス振幅も十分な大きさとなる。
このように、半導体レーザ12に注入されるバイアス電流Ib には、短光パルスの裾引き部分を最も小さくし且つパルス自体の振幅を大きくするための最適値があることがわかる。また、その最適値は、パルス電流Ipの繰り返し周波数によっても異なる。
そこで、バイアス電流Ib の最適化について以下に説明する。
まず、図1に示すレーザモジュール10内のインピーダンスマッチング抵抗16、バイアスT用インダクタ17等を介して半導体レーザ12にパルス電流Ip とバイアス電流Ib を注入し、それらの電流のうちバイアス電流Ibを変化させることにより半導体レーザ12の出力光パワーがどのように変化するかを調べた。
ここで、レーザモジュール10に接続されるレーザBFCモニタ部32から出力される信号のモニタ値は、フォトダイオード13から出力されるバックファセット電流IBFを平均化した値と等価であり、フォトダイオード13により受光される半導体レーザ12からの光パワーと比例関係にある。従って、モニタ値は、半導体レーザ12から出力される光パワーの平均値に換算できる。
従って、半導体レーザ12から出力される光パルスの1個当たりのエネルギーP(t) (単位はμJ)は、次式によって算出できる。但し、式(1)において、Eは、半導体レーザ12から出力される光の平均パワー(単位はμW)、fは、パルス電流Ipの繰り返し周波数(単位は1/秒)であって短光パルスの周波数と等しい。
P(t) =E/f (1)
図3は、パルス電流Ip の繰り返し周波数を508MHz、その振幅を60mA、パルス幅を130psとした場合において、バイアス電流Ib とバックファセット電流IBFの関係を示す特性図である。なお、図3の縦軸のバックファセット電流は平均化された値である。
図3によれば、バイアス電流I を増加させるにつれてバックファセット電流IBFも増加して互いに比例関係にある。このことは、バイアス電流Ib を増加させるにつれて光パルス1個当たりのエネルギーが増加していることを意味している。
光パルス1個当たりのエネルギーが最適となる値、即ちバックファセット電流IBFを繰り返し周波数fで割った値が所望の値となるようにバイアス電流Ib を制御すれば、最適な波形の短光パルスを得ることが可能になる。
そのような制御は、図1に示した半導体レーザ駆動制御装置の制御部30において図4、図5に示すフローに従って行われる。
まず、バイアス電流Ib の最適値の判定に要求される判定繰返回数cnt と適正判定回数nをカウントする双方のカウンタをリセットし(図4のS1)、予め設定された繰り返し周波数を有するパルス電流Ipとバイアス電流Ib とを半導体レーザ12に注入する。なお、カウンタの計数は、時間の計測をも意味する。
次に、図5に示すフローに従って光パルス1個当たりのエネルギーP(t)を算出する(図4のS2、図5のS12,S13)。即ち、レーザBFCモニタ部32は、半導体レーザ12の後端から出力された光を受光したフォトダイオード13の出力電流を取得し、これを電圧に変換してBFCのモニタ値B(t) として制御回路30へ出力する(図5のS12)。制御部30は、モニタ値B(t) とパルス電流Ip の繰り返し周波数fから、次式(2)により光パルス1個当たりのエネルギーP(t) を算出する(図4のS2、図5のS13)。
P(t) =B(t)/f (2)
この場合、モニタ値B(t) は、フォトダイオード13の出力値を電圧に変換した値であって、電圧の平均値は半導体レーザ12の前端から出射される光パワーの平均値に対応しており、モニタ値B(t) は制御部30において光パワーのエネルギーに換算された値(単位はμW)で示される。
次に、算出した光パルス1個当たりのエネルギーP(t)を、光パルス1個当たりのエネルギーの目標値P0と比較し、その差をΔPとして次式(3)により算出する(図4のS3)。
ΔP=P0 −P(t) (3)
そして、エネルギー差ΔPを所定範囲にするため又は所定値に一致させるため、即ち、光パルス1個当たりのエネルギーP(t)を目標値P0 に近づけるために、実際に半導体レーザ12に流すバイアス電流Ib の設定値をI(t) として、I(t) をΔPを考慮した次式(4)により設定し直す(図4のS4)。ただし、kは任意の定数である。
I(t) =I(t) +k・ΔP (4)
さらに、エネルギー差ΔPの絶対値が許容値aに比べて小さいか否かを判定し(図4のS5)、小さい場合には適正判定回数nのカウンタに1を加えてn=n+1とする(図4のS6)。以上のような式(2)〜(4)を繰り返して行い、エネルギー差ΔPが許容値aより小さくなる適正判定回数nが200に達した時点で(図4のS7のY)、最終的に演算された値I(t) をバイアス電流Ib として設定する(図4のS8)。なお、本実施例は適正判定回数nを200回としたが、これに限定されるものではない。
また、エネルギー差ΔPの絶対値が許容値aに比べて大きい場合には、適正判定回数nを0にリセットするとともに、判定繰返回数cnt に1を加えてcnt=cnt+1とする(図4のS5 のN、S9)。
なお、エネルギー差ΔPの絶対値が許容値aに比べて小さくて、しかも適正判定回数nが所定回数、例えば200に達しない場合には判定繰返回数cnt に1を加えてcnt=cnt+1とする(図4のS7 のN、S10)。
そのような判定繰返回数cnt のカウント後に以上のような式(2)〜(4)を繰り返すフローに戻る。
エネルギー差ΔPの絶対値が許容値aに比べて小さいか否かの判定は、誤差が所望の値aよりも小さい適正判定回数nが例えば200回以上連続して続かずに、且つ判定繰返回数cnt がトータルで例えば10000回計数された時点で、バイアス電流Ib の値の設定は行われずに、設定処理を終了させる(図4のS11)。
なお、光パルス1個当たりのエネルギーP(t)を目標値P0 に近づけるためのバイアス電流の制御として上記以外の方法を採用してもよい。
以上のようなフローに従って、バイアス電流Ib を制御して、さらにパルス電流Ip の繰り返し周波数を25MHz〜1GHzに変化させて半導体レーザから出射される光パルスのピーク高さとパルス幅を測定したところ、図6に示す結果が得られた。
図6によれば、図4、図5に示すフローによりバイアス電流Ib を制御することにより、バイアス電流Ib を周波数によらず一定とする従来技術に比べて、光パルスのピーク高さと光パルスのパルス幅が周波数によらずにほぼ一定となった。
また、パルス電流の繰り返し周波数を25MHz、50MHz、100MHz、200MHz、400MHz、1GHzとした場合の光パルスの波形は図7に示すようになり、光パルスの裾引き部の高さが大幅に抑えられた。なお、図7の各波形図における縦軸、横軸のスケールは等しい。
以上述べたように本実施形態によれば、上記したフローに従って短光パルス1個当たりのエネルギーを所定範囲に設定するようにバイアス電流の最適値を設定したところ、パルス電流の繰り返し周波数によらず安定した波形の短光パルスを得ることが可能になった。
ところで、図6によれば、100MHzより低い繰り返し周波数においては、繰り返し周波数が低くなるにつれて短光パルスのピーク高さが小さく、しかもパルス幅が大きくなる傾向が見られた。これは、パルス電流Ip の繰り返し周波数が低くなると、半導体レーザ12から出力される光の平均パワーのモニタ値において、半導体レーザ12の自然放出光雑音(Amplified Spontaneous Emission:ASE)等の光パルス以外の成分に起因する部分が増加するためである。
そこで、パルス電流Ip の繰り返し周波数が100MHzより低くても、短光パルスのピーク高さとパルス幅を所定の大きさに設定できる方法を第2の実施の形態として以下に説明する。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2実施形態における半導体レーザの駆動方法におけるバイアス電流の最適値を設定するためのフローチャートのうち光パルス1個当たりのエネルギーを算出するフローである。そのフローチャートは、第1実施形態について示した図4のS2に示すP(t) を算出するための別の方法を示している。
まず、パルス電流Ipの繰り返し周波数を‘0’とした状態で、図3のようなバイアス電流Ibとバックファセット電流IBFの関係を取得する。この場合のレーザBFCモニタ部32のモニタ値をB0(t) とする。このモニタ値B0(t) は、制御部30により光パワーに換算される。
次に、第1実施形態と同様に、判定繰返回数cnt と適正判定回数nをカウントする双方のカウンタをリセットし(図4のS1)、予め設定された繰り返し周波数fを有するパルス電流Ipとバイアス電流Ib とを半導体レーザ12に注入する。バイアス電流Ib を所定の値I(t) に設定して半導体レーザ12から光パルスを出力させ、その光パルスをフォトダイオード13により受光して電気信号に変換し、さらにフォトダイオード13からの電流をレーザBFCモニタ部32によりモニタし、そのモニタ値をB(t) とする(図8のS21)。モニタ値B(t) は、制御部30によって半導体レーザ12から出力される光パワーを平均のエネルギーに換算した値でもある。
そして、次式(5)に示したように、パルス電流Ipの繰り返し周波数を0とした場合のバイアス電流Ibのときのモニタ値B0(t) を、繰り返し周波数fを初期の値とした場合のモニタ値B(t) から差し引いた値をB’(t) とする(図8のS22)。
B’(t) =B(t) −B0(t) (5)
B’(t) は、B(t) をASE成分に起因する成分を用いて補正したモニタ値である。
続いて、第1実施形態と同様に、光パルス1個当たりのエネルギーP(t) を次式(6)により算出する(図8のS23、図4のS2)。
P(t) =B’(t)/f (6)
その値P(t) の算出後には、第1実施形態と同様な処理によって、エネルギー差ΔPを算出し(図4のS3)、バイアス電流値Ibを変更し(図4のS4)、エネルギー差ΔP の絶対値が所定の連続回数nで繰り返して所定値aより小さい場合にそのバイアス電流値Ib を最適値として設定し(図4のS5〜S8)、それ以外の場合にはエネルギー差ΔP の算出を所定回数繰り返した後に、バイアス電流の最適値の設定処理を終える(図4のS9〜S11)。
以上のような方法により、半導体レーザ12に供給するバイアス電流Ib の最適値を求め、パルス電流Ip の繰り返し周波数fを10MHz〜1GHzで短光パルスを発生させ、短光パルスのピーク高さとパルス幅を測定したところ図9に示す結果が得られた。この場合の10MHz、25MHz、50MHz、100MHz、200MHz、400MHz、1GHzのそれぞれについての波形を図10に示す。なお、図10の各波形図における縦軸、横軸のスケールは等しい。
図9、図10によれば、繰り返し周波数の10MHz〜1GHzの広い帯域で、ピーク高さ、パルス幅がほぼ一定の短光パルスが得られることができた。
以上述べたように本実施形態によれば、図4、図8に示すフローに従って、短光パルス以外の成分に起因する部分を除いて短光パルスの1個当たりのエネルギーを所定範囲又は所定量に設定するようにしたところ、パルス電流の繰り返し周波数のより広い範囲で安定した波形の短光パルスを得ることが可能になった。
ところで、上記した実施形態では半導体レーザ12の後端から出力される光をレーザBFCモニタ部32によりモニタしてバイアス電流Ib を制御したが、そのバックファセット電流に基づくモニタ値の代わりに半導体レーザ12の先端の光出力パワーをモニタ値として採用してもよい。
また、上記した実施形態では、バイアス電流をフィードバックしてバイアス電流を制御したが、バイアス電流の代わりにパルス電流の振幅を制御することや、パルス電流の発生に使用する正弦波電流の振幅を制御することによって短光パルスの最適化が可能である。
さらに、上記した実施形態では、直流バイアス電流成分とパルス電流成分を分けて半導体レーザに注入したが、それらを重畳した電流を使用してもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体レーザの駆動制御装置の回路図である。 図2は、半導体レーザから短光パルスを発生させるためのパルス電流と直流バイアス電流のうち、直流バイアス電流の大きさを異ならせて得られる短光パルスの波形図である。 図3は、本発明の実施形態に係る半導体レーザの駆動制御装置を用いて得られるバックファセット電流と直流バイアス電流の関係を示す特性図である。 図4は、本発明の半導体レーザの駆動制御方法を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第1実施形態に係る半導体レーザの駆動制御方法における短光パルス1個当たりのエネルギーの演算方法を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第1実施形態に係る半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法により得られる短光パルスのピーク高さ及びパルス幅とパルス電流の繰り返し周波数の関係を示す特性図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法により得られる短光パルスの波形図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る半導体レーザの駆動制御方法における短光パルス1個当たりのエネルギーの演算方法を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2実施形態に係る半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法により得られる短光パルスのピーク高さ及びパルス幅とパルス電流の繰り返し周波数の関係を示す特性図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る半導体レーザの駆動制御装置及び駆動制御方法により得られる短光パルスの波形図である。 図11は、半導体レーザから出力される短光パルスの一例を示す波形図である。 図12は、半導体レーザから短光パルスを出力させるために半導体レーザに注入するパルス電流の繰り返し周波数を異ならせた場合の短光パルスの波形図である。
符号の説明
10:レーザモジュール
11:ケーシング
12:半導体レーザ
13:フォトダイオード
14:TEC
15:サーミスタ
16:インピーダンスマッチング抵抗
17:バイアスT用インダクタ
18:カップリングコンデンサ
30:制御部
31:TEC制御部
32:レーザBFCモニタ部
33:レーザバイアス電流制御部
34:パルス電流源

Claims (6)

  1. 半導体レーザに光パルスを発生させるレーザ駆動電流として所定の繰り返し周波数を有するパルス成分と直流バイアス成分を含む電流を出力する駆動電流制御部と、
    前記半導体レーザの光出力を監視する光電変換素子と、
    前記光電変換素子の出力信号に基づいて前記半導体レーザの前記光出力を監視するレーザ出力モニタ部と、
    前記レーザ出力モニタ部の出力に基づく出力量を前記パルス成分の前記繰り返し周波数で除算した値が所望の値になるように前記直流バイアス電流の値を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする半導体レーザの駆動装置。
  2. 前記レーザ出力モニタ部の出力に基づく前記出力量は、前記繰り返し周波数が0における前記直流バイアス電流と前記レーザ出力モニタ部の出力量との関係を用いて補正された量であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザの駆動装置。
  3. 前記半導体レーザからの前記光出力は、前記半導体レーザのバックファセットから出力される光であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体レーザの駆動装置。
  4. 前記繰り返し周波数は10MHz以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の半導体レーザの駆動装置。
  5. 所定の繰り返し周波数を有するパルス成分と直流バイアス成分を含むレーザ駆動電流を半導体レーザに出力することにより前記半導体レーザから出力される出力光をモニタにより監視し、
    前記モニタの出力に基づく出力量を前記繰り返し周波数で除算した値が所定値になるように前記直流バイアス電流の値を設定すること、
    を特徴とする半導体レーザの駆動制御方法。
  6. 前記光出力に基づく出力量は、前記繰り返し周波数を0より大きい所定の数値に設定した状態の前記光出力に基づく前記モニタの第1の出力量から、前記繰り返し周波数を0にした状態の前記光出力に基づく前記モニタの第2の出力量を引いた量であることを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザの駆動方法。
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