JP2012059605A - 高周波モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の薄型化によって同軸コネクタとの接合面が充分に確保できない場合であっても、機械的な接合強度を向上する。
【解決手段】高周波モジュール10は、回路基板40を収容する箱形状のシールドケース20と、シールドケース20の前面に取り付けられる同軸コネクタ30とを備えており、同軸コネクタ30は、中心導体30cとともにシールドケース20内に挿入される取付部32を有している。取付部32は、中心導体30cを挟んで互いに平行な一対の平面をその外面に有しており、このうち一方の平面がシールドケース20の内面に半田付けされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、絶縁基板を収容する筐体の外面に同軸コネクタが取り付けられた構造の高周波モジュールに関する。
従来、例えばテレビジョンチューナ(以下、「テレビチューナ」と称する。)等の高周波モジュールに関して、筐体の前面に同軸コネクタを取り付けた構造の先行技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この先行技術は、特に筐体の内部で取付部と回路基板との干渉をなくすことにより、回路基板の面積を拡大しつつ、全体として回路基板を小型化している。また、筐体内部で回路基板の面積を最大限に確保することにより、それだけ配線パターン等の高密度化を図ることができる。
上記の先行技術(特許文献1)では、標準規格化された同軸コネクタの外径に合わせて筐体の前面との接合面を確保しているため、筐体の厚み寸法に関しては依然として標準的なサイズを保持している。これに対し、筐体の厚み寸法を標準的なサイズよりも小さくすることで、モジュール全体として薄型化を図る先行技術が他に知られている(例えば、特許文献2参照。)。
後に挙げた先行技術(特許文献2)では、筐体(シャーシアングル)の厚み寸法を同軸コネクタの外径より小さくすると、それだけ同軸コネクタとの接合面が減少する点に着目し、筐体の短側面(前面板)に突き出し絞り加工部と外絞り加工部とを設けた構造を採用している。これにより、モジュール全体としての厚み寸法を小さくしつつ、同軸コネクタが接合される部分では短側面を厚み方向に拡張し、接合面の減少を補償して機械的な接合強度を確保することができると考えられる。
特開2006−79929 特開平10−215148号公報
しかし、上述した先行技術(特許文献2)のように絞り加工を用いた場合、金属板を絞り加工によって拡張できる許容範囲内でしか筐体の厚み寸法を小さくすることができず、依然としてモジュール全体の薄型化には技術上の限界がある。そうかといって、加工上の限度を超えて筐体の厚み寸法を単純に薄型化すると、筐体の前面に同軸コネクタを半田付けできる面積が減少するため、やはり同軸コネクタの接合強度が大幅に低下することは避けられない。
また先行技術(特許文献2)では、筐体の内部で同軸コネクタの鍔部を全周にわたってかしめ加工しているが、筐体の厚み寸法が小さくなれば、その分、かしめ加工が可能な範囲が削減されてしまう。この場合、全周でのかしめ加工が困難となるため、それだけ接合強度も低下してしまうという問題がある。
そこで本発明は、筐体の薄型化によって同軸コネクタとの接合面が充分に確保できない場合であっても、機械的な接合強度を向上できる技術の提供を課題としたものである。
上記課題を解決するため、本発明は以下の解決手段を採用する。
すなわち本発明の高周波モジュールは、同軸コネクタの取付部の外周面の一部を平面とし、この平面と筐体の内面とを半田付けした構造を有する。これにより、筐体の薄型化に伴い、筐体の外面で同軸コネクタを半田付けできる面積が減少したとしても、筐体の内部で取付部を半田付けすることにより、充分な半田付け強度を確保することができる。
上記の解決手段を実現する構成として、本発明の高周波モジュールは、同軸ケーブルを接続するための同軸コネクタと、同軸コネクタを介して同軸ケーブルに接続される電子回路が形成された絶縁基板と、絶縁基板を囲む箱形状に形成され、その外面に同軸コネクタが取り付けられる金属製の筐体とを備えており、同軸コネクタは、筐体に取り付けられた状態でその外面から突出する筒状の外導体と、外導体の中心軸線上に設けられ、一端が筐体の内部に突出した状態で絶縁基板上の電極に接続される中心導体と、外導体から中心導体の一端の方向に延び、筐体の側板に形成された取付孔を通じて筐体に挿入される取付部とを有する。また取付部は、中心導体を取り囲む周壁状に形成され、その外周面に少なくとも外導体を挟んで対向する一対の平行な平面を有しており、これら一対の平面の間隔が外導体の外径より小さく、かつ、そのいずれか一方の平面が筐体の内面と半田付けされている。
また上記の構成であれば、筐体(製品全体)の厚みは、少なくとも取付部の一対の平面同士の間隔よりも、筐体の金属板の厚み分だけ厚ければよい。このため、金属板の絞り加工等による限界を考慮することなく、所望の厚み寸法を自由に設定することができる。
同軸コネクタの取付部は、一対の平行な平面に加えて、その外周面に中心軸線を中心として形成される円柱の表面の一部を含む構成である。
この場合、一対の平行な平面のいずれか一方で取付部を半田付けしつつ、円柱の表面に対応する部分で取付部をかしめ加工することが容易になる。
また、筐体の厚み方向で対向する天板及び底板のいずれか一方の外面には、取付部の一方の平面と半田付けされる内面に通じる位置に半田挿入孔が開口して形成されていることが好ましい。
このような構成であれば、製造過程において筐体と同軸コネクタとを半田付けする際、半田挿入孔を通じて固着前の半田(例えばクリーム半田)を筐体の内部(取付部と筐体とが半田付けされる位置の近傍)に容易に供給することができる。これにより、筐体の内部での半田付け作業を容易化し、高周波モジュールの製造効率を向上することができる。
また筐体には、同軸コネクタが取り付けられる外面に同軸コネクタの外周縁に沿った形状の張出部が形成されており、張出部を含む筐体の外面には、これに対向する同軸コネクタの外面が半田付けされるとともに、同軸コネクタの外周縁に沿って半田フィレットが形成されていることが好ましい。
上記の態様であれば、筐体の厚みを小さくしても、その外面では張出部によって半田付けできる範囲を充分に確保することができるため、より強固な接合を実現することができる。
また取付部は、中心導体を取り囲む周方向でみて、一対の平面を有する部分以外の部分が筐体の内部で取付孔より拡幅された状態にかしめ加工されている。
この場合、筐体内部での半田付けに加えて、かしめ加工による接合が得られるため、より強固な接合を実現することができる。
以上のように本発明の高周波モジュールは、所望により筐体の厚み寸法を同軸コネクタの外径より小さく設定しても、筐体の外面での接合範囲の減少を補い、充分な接合強度を得ることができる。
一実施形態のテレビチューナをマザーボードとともに示す斜視図である。 テレビチューナがマザーボードに実装された状態を示す斜視図である。 テレビチューナの全体的な構成を概略的に示す分解斜視図である。 テレビチューナの全体的な構成を図3とは別の方向から示した分解斜視図である。 テレビチューナを完成状態で示す図である。 テレビチューナの完成状態を示す平面図である。 図6中のVII−VII線に沿う断面図である。 図6中のVIII−VIII線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態のテレビチューナ10をマザーボード100とともに示す斜視図である。なお図1では、テレビチューナ10がマザーボード100から分離された(未実装)状態で示されている。
〔テレビチューナ及びマザーボード〕
テレビチューナ10は、テレビ放送の信号を受信するための機器(高周波モジュール)であり、このテレビチューナ10は主に、シールドケース20及び同軸コネクタ30から構成されている。なおシールドケース20内には、図示しない回路基板や電子部品等が収容されており、回路基板には放送受信用の電子回路が形成されている。
またマザーボード100は、外部基板の一例として挙げるものであり、例えば液晶テレビやプラズマテレビ等の主回路基板に相当する。テレビチューナ10は、マザーボード100に実装された状態でその主回路に受信信号を供給することができる。なおマザーボード100は、例えば光ディスクを記録媒体とする録画再生装置(光ディスクレコーダ)の主回路基板であってもよい。
テレビチューナ10のシールドケース20からは、複数の端子(コネクタピン)51が突出しており、これらの端子51に対応して、マザーボード100にはスルーホール102が形成されている。端子51の先端は、スルーホール102に挿入されてマザーボード100上の電極(図示していない)に半田付けされる。
またテレビチューナ10のシールドケース20からは、例えば4つの脚部21dが突出している(図1中では手前側の2つの脚部21dのみ示されている)。これら4つの脚部21dに対応して、マザーボード100にも4つの孔部104が形成されている。脚部21dの先端もまた、孔部104に挿入されてマザーボード100上の電極に半田付けされる。
図1には示されていないが、例えばスルーホール102の壁面やその周辺には電極(配線パターン、めっき等の導体層)が形成されている。テレビチューナ10とマザーボード100との間での電源供給や制御信号の送信、復調された信号の受信は、端子51を介して行われる。また孔部104の側面やその周辺には、図示しないグランド電極(同じく配線パターン、めっき等の導体層)が設けられており、シールドケース20は脚部21dを介してマザーボード100のグランド電極に電気的に接続される。これにより、シールドケース20はシールド効果を発揮することができる。
図2は、テレビチューナ10がマザーボード100に実装された状態を示す斜視図である。なお、図2中(A)では同軸コネクタ30が斜め前方に位置する方向からテレビチューナ10等を示し、図2中(B)では同軸コネクタ30が斜め後方に位置する方向からテレビチューナ10等を示している。
図2に示すように、テレビチューナ10は、その脚部21dがマザーボード100の孔部104に挿入された状態でマザーボード100に実装される。この状態でテレビチューナ10及びマザーボード100は、図示しない液晶テレビ等に内蔵される。
次に図3及び図4は、テレビチューナ10の全体的な構成を概略的に示す分解斜視図である。なお、図3では同軸コネクタ30が斜め前方に位置する方向からテレビチューナ10の構成要素を示し、図4では同軸コネクタ30が斜め後方に位置する方向からテレビチューナ10の構成要素を示している。上記のようにテレビチューナ10は、シールドケース20の内部に回路基板40を収容し、その外面に同軸コネクタ30を取り付けた構造である。以下、テレビチューナ10の各構成要素について説明する。
〔シールドケース(筐体)〕
シールドケース20は、例えば上枠21及び下枠22(下カバー)から構成されており、これら上枠21と下枠22とで回路基板40を厚み方向に挟み込むようにして収容する。このうち上枠21は、例えば金属板をプレス加工して形成されており、その形状は図3,図4に示される状態で、下端面が全体的に開放された略半箱形をなしている。具体的には、上枠21は、天板21aを有するほか、天板21aの4つの縁辺にそれぞれ連なる四方の側板21bを有している。これら側板21bは、いずれも天板21aの各縁辺にて折り曲げられ、図中下方に向けて延びている。
上述した4つの脚部21dは、例えば上枠21の四隅に位置しており、この例では側板21bの下端縁から突出するようにして脚部21dが一体に形成されている。なお脚部21dは、シールドケース20の高さ方向(図中下方向)に突出している。上枠21と下枠22とを組み合わせた状態(図1、図2等参照)で、これら脚部21dは下枠22を通過してさらに下方に延び、マザーボード100の孔部104に挿入される。
下枠22もまた、金属板をプレス加工して形成されているが、その形状は図3、図4に示される状態で、上枠21とは逆に上端面が全体的に開放された略半箱形をなしている。具体的には、下枠22は底板22aを有するほか、底板22aの4つの縁辺にそれぞれ連なる四方の側板22bを有している。側板22bは、底板22aの各縁辺にて折り曲げられ、図中上方に向けて延びている。
下枠22の側板22bには、適当な形状の複数の係合爪22cが一体に形成されている。本実施形態では、上枠21に比較して下枠22の板厚が薄く設定されており、これにより各係合爪22cは、その根元(基端)部分に適度な弾性を有している。下枠22の各係合爪22cに対応して、上枠21の側板21bにも複数の係合突起21cが一体に形成されている。
そして、上枠21の係合突起21cと、下枠22の係合爪22cとを係合させることにより、上枠21と下枠22とが組み合わされ、箱形状のシールドケース20となる。これによりシールドケース20は、内部の回路基板40を機械的及び電気的に保護する。なお、シールドケース20の一辺(高さ)は他の二辺(縦及び横)に比べて短いため、シールドケース20は、全体として扁平又は薄型の箱形状となっていることが分かる。
〔同軸コネクタ〕
同軸コネクタ30は、上記のようにシールドケース20の外面に突出した状態で取り付けられる。同軸コネクタ30は、例えばF型のアンテナ入力端子であり、外部のアンテナと同軸ケーブル(いずれも図示されていない)を介して電気的に接続される。
〔外導体〕
同軸コネクタ30は、例えば外導体として略円柱形状をなす筒状部30aを有しており、この筒状部30aの一端には同じく外導体としてフランジ部30bが一体的に形成されている。特に図示されていないが、筒状部30aの周面には全体的にねじ山が形成されており、このねじ山は、図示しない同軸ケーブルとの接続に利用することができる。
〔中心導体〕
図4に示されているように、同軸コネクタ30は中心導体30cを有しており、この中心導体30cは、略円柱形状をなす筒状部30aの中心軸線(仮想的な線)に沿って形成されている。中心導体30cは上記の取付孔21eを通じてシールドケース20の内部に挿入される。中心導体30cの先端部は下方に屈曲されており、この先端部にて図示しない回路基板40上の電極に半田付けされる。
〔取付部〕
また図4に示されているように、同軸コネクタ30は取付部32を有しており、この取付部32は、フランジ部30bの背面から中心導体30cと同方向(ここでは背面方向)に突出している。また、取付部32は中心導体30cの根元部分を取り巻くようにして周壁状に形成されており、その外形寸法は筒状部30aに比較して小さく設定されている。
ここで、同軸コネクタ30の取付位置をテレビチューナ10全体の前面(又は正面)として規定すると、シールドケース20の前面には、同軸コネクタ30に対応する1つの側板21bに取付孔21eが形成されている。同軸コネクタ30は、取付部32をシールドケース20の取付孔21eに差し込んだ状態で、その前面に固定されるものとなっている。なお、取付部32や取付孔21e等については、さらに別の図面を参照しながら後述する。
〔回路基板(絶縁基板)〕
シールドケース20の内部には回路基板40が収容されており、回路基板40は上枠21及び下枠22と平行に配置される。また回路基板40は、上枠21及び下枠22よりも小さいサイズであり、回路基板40の外縁は、シールドケース20の内側面に沿うように配置される。なお回路基板40は、例えば上枠21の天板21aや側板21bの一部を切り起こして形成された腕部材等(特に図示しない)により、シールドケース20の内部に位置決めされている。
回路基板40には、その表裏面(実装面)に図示しない電子部品(例えば、導体パターンやICチップ、コンデンサ、抵抗、コイル等)が実装されている。これらの電子部品により、回路基板40上にテレビ放送の信号を復調するための電子回路が形成されている。
また、回路基板40には端子モジュール50が実装されている。この端子モジュール50は、複数の端子51を樹脂モールド50aによって一体化したものである。ここでは図示されていないが、回路基板40には端子モジュール50に対応して複数のスルーホールが形成されており、これらスルーホールに各端子51が挿入された状態で、その根元が図示しない電極(配線パターンの一部)に半田付けされている。
シールドケース20を組み立てた状態で、各端子51は、回路基板40のスルーホールを通じて下方に突出する他、シールドケース20の下枠22に形成された円形状の開口孔22dを通過して、シールドケース20から下方に突出する状態となる(図1参照)。端子51の先端は、マザーボード100に設けられたスルーホール102(図1参照)に挿入されて半田付けされる。
〔各部の寸法〕
図5は、テレビチューナ10を完成状態で示す図である。なお、図5中(A)はテレビチューナ10の正面図であり、図5中(B)はその左側面図、また図5中(C)はその背面図である。
本実施形態のテレビチューナ10は、シールドケース20の厚みTH(高さ寸法)が同軸コネクタ30の直径(中心導体の外径D1)よりも小さく設定されている。このため本実施形態のテレビチューナ10は、全体として薄型化が図られており、それだけマザーボード100に対する実装高さが低く抑えられている。一方、同軸コネクタ30は汎用の規格品であり、その外径(中心導体の外径D1)は規格で定められた標準寸法である。なおフランジ部30bの外径D2は、筒状部30aの外径D1より一回り大きい。
ただし本実施形態では、全体として薄型化を図っている分、同軸コネクタ30のフランジ部30bがシールドケース20の前面から上下方向にはみ出ている。この場合、フランジ部30bの全周をシールドケース20の前面で半田付けすることはできない。このため本実施形態では、以下の構成を用いて同軸コネクタ30の半田付け強度を向上することとしている。
〔前面での半田付け(半田フィレット)〕
先ずシールドケース20の前面には、同軸コネクタ30の取付位置に張出部21fが形成されている。この張出部21fは、前面に位置する上枠21の側板21bと一体をなしており、その下側縁から下方に張り出している。また張出部21fは、その外縁が同軸コネクタ30の外周に沿って円弧状に形成されており、円弧部分の直径はフランジ部30bの外径D2より大きい。そしてシールドケース20の前面に対しては、側板21b及び張出部21fにかけて拡がる範囲で同軸コネクタ30(フランジ部30b)の背面が半田付けされるとともに、同軸コネクタ30(フランジ部30)の外周面とシールドケース20の前面との間に半田フィレットFが形成される(図5中(A)参照)。
なお、上記の張出部21fを設けたことにより、テレビチューナ10の実装形態として、マザーボード100の側縁部に切欠部106が形成されていることが好ましい(図1、図2中(A)参照)。これにより、テレビチューナ10の実装時にシールドケース20の前面がマザーボード100の側縁からはみ出すのを防止することができる。
図6は、テレビチューナ10の完成状態を示す平面図である。図6に示されているように、同軸コネクタ30がシールドケース20の前面に取り付けられた状態で、中心導体30c及び取付部32は、取付孔21eを通じてシールドケース20内に挿入されている。特に本実施形態では、取付孔21eに対して取付部32のかしめ(拡幅加工)を行うことに加え、取付部32の上面をシールドケース20の内面(上枠21の天板21aの下面)に対して半田付けすることにより、同軸コネクタ30の半田付け強度を向上させている。以下、より具体的に説明する。
〔半田挿入孔〕
先ず図6に示されているように、シールドケース20の上面には取付部32に対応する位置に半田挿入孔21gが形成されている。この半田挿入孔21gは、上枠21の天板21aと側板21bとの境界線(角の縁辺)に沿って延びており、その幅Wは取付部32の上面の幅より大きい。また半田挿入孔21gは、取付孔21eの上縁に連なって形成されており、このため取付孔21eは、半田挿入孔21gによりシールドケース20の前面から上面にかけて開口の範囲が拡げられている(図3、図4を合わせて参照)。
〔内面での半田付け〕
図7は、シールドケース20に対する同軸コネクタ30の取付構造を示す縦断面図(図6中のVII−VII線に沿う断面図)である。なお図7中、下枠22の断面は図示を省略されている。
上記のように本実施形態では、シールドケース20(天板21a)の上面に半田挿入孔21gが形成されているため、同軸コネクタ30の半田付けに際して、半田挿入孔21gを通じてシールドケース20内に半田(例えばクリーム半田)を塗布することができる。また半田の塗布は、例えば塗布ノズルNを用いて行うことができる。
半田挿入孔21gを通じて塗布されたクレーム半田は、例えばリフロー時に流動して取付部32の上面とシールドケース20(天板21a)の内面との間(略全域)に充填される。これにより、同軸コネクタ30を取付部32にてシールドケース20の内面に半田付けすることができ、それだけ同軸コネクタ30の半田付け強度を向上することができる。
〔その他の構成〕
その他の構成として、上枠21には案内片21hが設けられている。この案内片21hはシールドケース20内で取付部32の下方に位置しており、この位置で取付部32の下面を案内する。特に取付部32との半田付けは行われていないが、例えばテレビチューナ10の製造過程で取付孔21eに取付部32が挿入される際、その下面が案内片21hに案内されるため、挿入作業をスムーズに行うことができる。
また、このような案内片21hが形成されていることにより、同軸コネクタ30の背面とシールドケース20の前面との間に塗布されたクリーム半田が無作為に流動して、取付部32の下面と案内片21hの上面との間に充填されることも期待できる。この場合、製造上の任意ではなくとも、取付部32の上面に加えて下面をも半田付けできるため、さらに同軸コネクタ30の接合強度を向上することができる。
〔取付部のかしめ加工〕
また図8は、シールドケース20に対する同軸コネクタ30の取付構造を別の方向から示した縦断面図(図5中のVIII−VIII線に沿う断面図)である。図8においても、下枠22の断面は図示を省略されている。
図8に示されているように、取付部32の高さ寸法CHは、上述したシールドケース20の厚み寸法THよりも小さい。このとき、高さ寸法CHと厚み寸法THとの差(=TH−CH)は、例えば上枠21の天板21aの板厚と下枠22の底板22a(図8には示されていない)の板厚とを足した2枚の板厚分の他に、取付部32の上面とシールドケース20の内面との間に充填される半田の厚みを加えた分に相当する。
また図8に示される断面形状から明らかなように、取付部32は、中心導体30cを挟んで対向する上下一対の平行面部32a,32bを有するほか、これら平行面部32a,32bの間をつなぐ左右一対の曲面部32c,32dを有している。平行面部32a,32bは互いに平行であり、また曲面部32c,32dは、筒状部30aの中心軸線を中心とした円筒の一部である。そして、上下一対の平行面部32a,32bと左右一対の曲面部32c,32dとが周方向へ一体に連なることで、取付部32が全体として中心導体30cを取り囲む周壁状に形成されている。このため取付部32は、その外面に上下一対の平行面(上下面)と、中心軸線を中心とした円柱の外周面の一部(曲面)とを含んだ状態となる。なお図8に示される状態では、円柱の外周面の一部が左右で一対をなしている。
また取付部32は、その上面(上側の平行面部32a)にてシールドケース20の内面に半田付けされることに加え、取付孔21eに対してシールドケース20の幅方向に曲面部32c,32dがかしめ加工(左右へ拡幅させる加工)されている。このため、シールドケース20内で取付部32は、その外周に沿って1つの半田付け領域SAと、その両側に2つのかしめ領域RAとを用いて接合された状態となる。これにより、シールドケース20内でも同軸コネクタ30の接合強度を向上することができる。
以上のように本実施形態のテレビチューナ10によれば、特に以下の有用性を実現することができる。
(1)同軸コネクタ30の直径(フランジ部30bの外径D2)よりもシールドケース20の厚み寸法THが薄い構造であっても、シールドケース20内で取付部32を半田付け及びかしめ加工することにより、全体として同軸コネクタ30の接合強度を向上することができる。
(2)また、半田挿入孔21gを通じて半田を充填できることから、シールドケース20内での取付部32の半田付けを確実に行うことができ、その作業性を向上することができる。
(3)シールドケース20の前面では、上枠21の側板21bから張出部21fにかけて同軸コネクタ30の背面及び外周縁を半田付けできるため、上記(1)と合わせて同軸コネクタ30の接合強度をより強固なものにすることができる。
本発明は、上述した一実施形態に制約されることなく、各種の変形や置換を伴って実施することができる。また、一実施形態で挙げたテレビチューナやマザーボードの構成はいずれも好ましい例示であり、これらを適宜変形して実施可能であることはいうまでもない。
一実施形態では、高周波モジュールとしてテレビチューナを例に挙げて説明したが、高周波モジュールは、その他の電子機器や電子回路ユニット等であってもよい。
10 テレビチューナ(高周波モジュール)
20 シールドケース(筐体)
21 上枠
22 下枠
30 同軸コネクタ
30a 筒状部(外導体)
30b フランジ部30b(外導体)
30c 中心導体
40 回路基板(絶縁基板)
50 端子モジュール
51 端子
100 マザーボード
102 スルーホール
104 孔部

Claims (5)

  1. 同軸ケーブルを接続するための同軸コネクタと、
    前記同軸コネクタを介して前記同軸ケーブルに接続される電子回路が形成された絶縁基板と、
    前記絶縁基板を囲む箱形状に形成され、その外面に前記同軸コネクタが取り付けられる金属製の筐体とを備え、
    前記同軸コネクタは、
    前記筐体に取り付けられた状態でその外面から突出する筒状の外導体と、
    前記外導体の中心軸線上に設けられ、一端が前記筐体の内部に突出した状態で前記絶縁基板上の電極に接続される中心導体と、
    前記外導体から前記中心導体の一端の方向に延び、前記筐体の側板に形成された取付孔を通じて前記筐体に挿入される取付部とを有し、
    前記取付部は、
    前記中心導体を取り囲む周壁状に形成され、その外周面に少なくとも前記外導体を挟んで対向する一対の平行な平面を有しており、これら一対の平面の間隔が前記外導体の外径より小さく、かつ、そのいずれか一方の平面が前記筐体の内面と半田付けされていることを特徴とする高周波モジュール。
  2. 請求項1に記載の高周波モジュールにおいて、
    前記取付部は、
    前記一対の平行な平面に加えて、その外周面に前記中心軸線を中心として形成される円柱の表面の一部を含むことを特徴とする高周波モジュール。
  3. 請求項1又は2に記載の高周波モジュールにおいて、
    前記筐体の厚み方向で対向する天板及び底板のいずれか一方の外面には、前記取付部の一方の平面と半田付けされる内面に通じる位置に半田挿入孔が開口して形成されていることを特徴とする高周波モジュール。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の高周波モジュールにおいて、
    前記筐体には、前記同軸コネクタが取り付けられる外面に前記同軸コネクタの外周縁に沿った形状の張出部が形成されており、
    前記張出部を含む前記筐体の外面には、これに対向する前記同軸コネクタの外面が半田付けされるとともに、前記同軸コネクタの外周縁に沿って半田フィレットが形成されていることを特徴とする高周波モジュール。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の高周波モジュールにおいて、
    前記取付部は、
    前記中心導体を取り囲む周方向でみて、前記一対の平面を有する部分以外の部分が前記筐体の内部で前記取付孔より拡幅された状態にかしめ加工されていることを特徴とする高周波モジュール。
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