JP2012057920A - クライオポンプ及び極低温冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】適用対象により適合させた設計を可能とする極低温冷凍機、及びその冷凍機を適用したクライオポンプを提供する。
【解決手段】冷凍機50は、連結される2つのディスプレーサの一方に内蔵される蓄冷材の端部が他方の内部に位置するまで一方を他方に入り込ませたディスプレーサ連結構造を備える。クライオポンプ10は、低温クライオパネル60と、低温クライオパネル60よりも高温に冷却される放射シールド40と、冷凍機50と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、クライオポンプ及び極低温冷凍機に関する。
例えば特許文献1には、第1段ディスプレーサと第2段ディスプレーサとの間の接続部における作動ガスの流路を2つの作動ガス流路に分岐させた冷凍機をもつクライオポンプが記載されている。第1の作動ガス流路は第1段蓄冷器における低温側端部から第1段膨張室へ接続する。第2の作動ガス流路は第1段蓄冷器における低温側端部から第2段蓄冷器へ直接接続する。第2の作動ガス流路により第2段蓄冷器への流入ガスの一部が第1段膨張室内を経由せずに流入する。
特開2002−243294号公報
極低温冷凍機の典型的な適用対象の1つであるクライオポンプにおいては、冷凍機の第1段冷却ステージが有底筒状の第1段クライオパネルに取り付けられている。冷凍機の第2段冷却ステージは第1段クライオパネルの内側に配置されるから、第1段冷却ステージと第2段冷却ステージとをつなぐ第2段シリンダの長さは第1段クライオパネルの寸法によって制限され得る。第2段シリンダの長さは第1段冷却ステージと第2段冷却ステージとの温度差を決める主な要因の1つである。このように、冷凍機の適用対象に応じた構造上の要求と、冷凍機の冷凍性能に関する最適な設計とが必ずしも整合しないことがある。
本発明の目的の1つは、適用対象により適合させた設計を可能とする極低温冷凍機、及びその冷凍機を適用したクライオポンプを提供することにある。
本発明のある態様のクライオポンプは、低温クライオパネルと、低温クライオパネルよりも高温に冷却される高温クライオパネルと、低温クライオパネルを冷却するための低温冷却位置と高温クライオパネルを冷却するための高温冷却位置とを提供し、低温冷却位置と高温冷却位置とが長手方向に配列されている冷凍機と、を備えるクライオポンプであって、前記冷凍機は、前記長手方向に沿って互いに連結される第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサを備え、第2ディスプレーサに内蔵された蓄冷材の高温側末端が第1ディスプレーサに入り込むように第2ディスプレーサの高温端が第1ディスプレーサの低温端に収容され連結されている。
この態様によると、低温クライオパネル及び高温クライオパネルを冷却するために各々に対応する配置で低温冷却位置及び高温冷却位置が提供される。第2ディスプレーサを第1ディスプレーサに入り込ませることにより、第2ディスプレーサを長くすることができる。これにより、第2ディスプレーサの両端の温度差を大きくすることができる。よって、低温クライオパネル及び高温クライオパネルの位置関係をそのまま反映させた構造をもつ冷凍機に比べて、第2ディスプレーサによる冷却温度を低下させることができる。
また、第2ディスプレーサに内蔵された蓄冷材の高温側末端が第1ディスプレーサに入り込むようにしているので、第2ディスプレーサの蓄冷材の量を増やすことができる。このようにして、第2ディスプレーサによって実現される冷凍能力も向上させることができる。
本発明の別の態様は、極低温冷凍機である。この極低温冷凍機は、連結される2つのディスプレーサの一方に内蔵される蓄冷材の端部が他方の内部に位置するまで一方を他方に入り込ませたディスプレーサ連結構造を備える。
本発明によれば、適用対象により適合させた設計を可能とする極低温冷凍機、及びその冷凍機を適用したクライオポンプを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るクライオポンプを模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る冷凍機の要部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る冷凍機の吸気工程の作動気体流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係る冷凍機の排気工程の作動気体流れを示す図である。 他の一例の冷凍機の吸気工程の作動気体流れを示す図である。 他の一例の冷凍機の排気工程の作動気体流れを示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るクライオポンプ10を模式的に示す図である。クライオポンプ10は、例えばイオン注入装置やスパッタリング装置等の真空チャンバに取り付けられて、真空チャンバ内部の真空度を所望のプロセスに要求されるレベルまで高めるために使用される。クライオポンプ10は、クライオポンプ容器30と、放射シールド40と、冷凍機50と、を含んで構成される。
冷凍機50は、例えばギフォード・マクマホン式冷凍機(いわゆるGM冷凍機)などの冷凍機である。冷凍機50は、第1シリンダ11、第2シリンダ12、第1冷却ステージ13、第2冷却ステージ14、バルブ駆動モータ16を備える。第1シリンダ11と第2シリンダ12は直列に接続される。第1シリンダ11の第2シリンダ12との結合部側には第1冷却ステージ13が設置され、第2シリンダ12の第1シリンダ11から遠い側の端には第2冷却ステージ14が設置される。
図1に示す冷凍機50は、二段式の冷凍機であり、シリンダを直列に二段組み合わせてより低い温度を達成している。冷凍機50は、三段のシリンダが直列に接続される三段式の冷凍機またはそれよりも多段の冷凍機であってもよい。冷凍機50は冷媒管18を介して圧縮機52に接続される。
圧縮機52は、例えばヘリウム等の冷媒ガス、すなわち作動気体を圧縮して、冷媒管18を介して冷凍機50に供給する。冷凍機50は、作動気体を蓄冷器を通過させることにより冷却しつつ、まず第1シリンダ11の内部の膨張室で、次いで第2シリンダ12の内部の膨張室で膨張させてさらに冷却する。蓄冷器は膨張室内部に組み込まれている。これにより、第1シリンダ11に設置される第1冷却ステージ13は第1の冷却温度レベルに冷却され、第2シリンダ12に設置される第2冷却ステージ14は第1の冷却温度レベルよりも低温の第2の冷却温度レベルに冷却される。例えば、第1冷却ステージ13は65K〜120K程度、好ましくは80K〜100Kに冷却され、第2冷却ステージ14は10K〜20K程度に冷却される。
こうして冷凍機50は、低温クライオパネルを冷却するための低温冷却位置と高温クライオパネルを冷却するための高温冷却位置とを提供する。低温冷却位置と高温冷却位置とが長手方向すなわちシリンダ配列方向に配列されている。中間の冷却温度を提供する1つまたは複数の中間冷却位置が低温冷却位置と高温冷却位置との間に配列されていてもよい。
膨張室で順次膨張することで吸熱し、各冷却ステージを冷却した作動気体は、再び蓄冷器を通過し、冷媒管18を経て圧縮機52に戻される。圧縮機52から冷凍機50へ、また冷凍機50から圧縮機52への作動気体の流れは、冷凍機50内のロータリバルブ(図示せず)により切り替えられる。バルブ駆動モータ16は、外部電源から電力の供給を受けて、ロータリバルブを回転させる。
冷凍機50を制御するための制御部20が設けられている。制御部20は、第1冷却ステージ13または第2冷却ステージ14の冷却温度に基づいて冷凍機50を制御する。そのために、第1冷却ステージ13または第2冷却ステージ14に温度センサ28が設けられていてもよい。制御部20は、バルブ駆動モータ16の運転周波数を制御することにより冷却温度を制御してもよい。そのために制御部20は、バルブ駆動モータ16を制御するためのインバータを備えてもよい。制御部20は圧縮機52を制御するよう構成されていてもよい。制御部20はクライオポンプ10に一体に設けられていてもよいし、クライオポンプ10とは別体の制御装置として構成されていてもよい。
図1に示されるクライオポンプ10は、いわゆる横型のクライオポンプである。横型のクライオポンプとは一般に、冷凍機の第2冷却ステージ14が筒状の放射シールド40の軸方向に交差する方向(通常は直交方向)に沿って放射シールド40の内部に挿入されているクライオポンプである。なお、本発明はいわゆる縦型のクライオポンプにも同様に適用することができる。縦型のクライオポンプとは、放射シールドの軸方向に沿って冷凍機が挿入されているクライオポンプである。
クライオポンプ容器30は、一端に開口を有し他端が閉塞されている円筒状の形状に形成された部位(以下、「胴部」と呼ぶ)32を有する。開口は、スパッタ装置等の真空チャンバから排気されるべき気体が進入する吸気口34として、設けられている。吸気口34はクライオポンプ容器30の胴部32の上端部内面により画定される。また胴部32には冷凍機50を挿通するための開口37が形成されている。胴部32の開口37には円筒状の冷凍機収容部38の一端が取り付けられ、他端は冷凍機50のハウジングに取り付けられている。冷凍機収容部38は冷凍機50の第1シリンダ11を収容する。
またクライオポンプ容器30の胴部32の上端には径方向外側に向けて取付フランジ36が延びている。クライオポンプ10は、排気対象容積であるスパッタ装置等の真空チャンバに、取付フランジ36を用いて取り付けられる。
クライオポンプ容器30は、クライオポンプ10の内部と外部とを隔てるために設けられている。上述のようにクライオポンプ容器30は胴部32と冷凍機収容部38とを含んで構成されており、胴部32及び冷凍機収容部38の内部は共通の圧力に気密に保持される。クライオポンプ容器30の外面は、クライオポンプ10の動作中、すなわち冷凍機が作動している間も、クライオポンプ10の外部の環境にさらされるため、放射シールド40よりも高い温度に維持される。典型的にはクライオポンプ容器30の温度は環境温度に維持される。ここで環境温度とは、クライオポンプ10が設置されている場所の温度、またはその温度に近い温度をいい、例えば室温程度である。
放射シールド40は、クライオポンプ容器30の内部に配設されている。放射シールド40は、一端に開口を有し他端が閉塞されている円筒状の形状、すなわちカップ状の形状に形成されている。放射シールド40は、図1に示されるような一体の筒状に構成されていてもよく、また、複数のパーツにより全体として筒状の形状をなすように構成されていてもよい。これら複数のパーツは互いに間隙を有して配設されていてもよい。
クライオポンプ容器30の胴部32及び放射シールド40はともに略円筒状に形成されており、同軸に配設されている。クライオポンプ容器30の胴部32の内径が放射シールド40の外径を若干上回っており、放射シールド40はクライオポンプ容器30の胴部32の内面との間に若干の間隔をもってクライオポンプ容器30とは非接触の状態で配置される。すなわち、放射シールド40の外面は、クライオポンプ容器30の内面と対向している。なお、クライオポンプ容器30の胴部32および放射シールド40の形状は、円筒形状には限られず、角筒形状や楕円筒形状などいかなる断面の筒形状でもよい。典型的には、放射シールド40の形状はクライオポンプ容器30の胴部32の内面形状に相似する形状とされる。
放射シールド40は、第2冷却ステージ14およびこれに熱的に接続される低温クライオパネル60を主にクライオポンプ容器30からの輻射熱から保護する高温クライオパネルとして設けられている。放射シールド40は、低温クライオパネル60を包囲する。第2冷却ステージ14は、放射シールド40の内部において放射シールド40のほぼ中心軸上に配置される。放射シールド40は、第1冷却ステージ13に熱的に接続された状態で固定され、第1冷却ステージ13と同程度の温度に冷却される。
低温クライオパネル60は、例えば複数のパネル64を含む。パネル64は例えば、それぞれが円すい台の側面の形状、いわば傘状の形状を有する。各パネル64は、第2冷却ステージ14に取り付けられているパネル取付部材66に取り付けられている。各パネル64には通常活性炭等の吸着剤(図示せず)が設けられている。吸着剤は例えばパネル64の裏面に接着されている。
パネル取付部材66は一端が閉塞され他端が開放されている円筒状の形状を有し、閉塞された端部が第2冷却ステージ14の上端に取り付けられて円筒状側面が第2冷却ステージ14を取り囲むように放射シールド40の底部に向けて延びている。パネル取付部材66の円筒状側面に複数のパネル64が互いに間隔をあけて取り付けられている。パネル取付部材66の円筒状側面には、冷凍機50の第2シリンダ12を通すための開口が形成されている。
放射シールド40の吸気口には、真空チャンバ等からの輻射熱から第2冷却ステージ14およびこれに熱的に接続される低温クライオパネル60を保護するために、バッフル62が設けられている。バッフル62は、例えば、ルーバ構造やシェブロン構造に形成される。バッフル62は、放射シールド40の中心軸を中心とする同心円状に形成されていてもよいし、あるいは格子状等他の形状に形成されていてもよい。バッフル62は放射シールド40の開口側の端部に取り付けられており、放射シールド40と同程度の温度に冷却される。なおバッフル62と真空チャンバとの間にはゲートバルブ(図示せず)が設けられていてもよい。このゲートバルブは例えばクライオポンプ10を再生するときに閉とされ、クライオポンプ10により真空チャンバを排気するときに開とされる。
放射シールド40の側面には冷凍機取付孔42が形成されている。冷凍機取付孔42は、放射シールド40の中心軸方向に関して放射シールド40側面の中央部に形成されている。放射シールド40の冷凍機取付孔42はクライオポンプ容器30の開口37と同軸に設けられている。冷凍機50の第2シリンダ12及び第2冷却ステージ14は冷凍機取付孔42から放射シールド40の中心軸方向に垂直な方向に沿って挿入されている。放射シールド40は、冷凍機取付孔42において第1冷却ステージ13に熱的に接続された状態で固定される。
なお放射シールド40が第1冷却ステージ13に直接取り付けられる代わりに、接続用のスリーブによって放射シールド40が第1冷却ステージ13に取り付けられてもよい。このスリーブは例えば、第2シリンダ12の第1冷却ステージ13側の端部を包囲し、放射シールド40を第1冷却ステージ13に熱的に接続するための伝熱部材である。
上記の構成のクライオポンプ10による動作を以下に説明する。クライオポンプ10の作動に際しては、まずその作動前に他の適当な粗引きポンプで真空チャンバ内部を1Pa程度にまで粗引きする。その後クライオポンプ10を作動させる。冷凍機50の駆動により第1冷却ステージ13及び第2冷却ステージ14が冷却され、これらに熱的に接続されている放射シールド40、バッフル62、クライオパネル60も冷却される。
冷却されたバッフル62は、真空チャンバからクライオポンプ10内部へ向かって飛来する気体分子を冷却し、その冷却温度で蒸気圧が充分に低くなる気体(例えば水分など)を表面に凝縮させて排気する。バッフル62の冷却温度では蒸気圧が充分に低くならない気体はバッフル62を通過して放射シールド40内部へと進入する。進入した気体分子のうちクライオパネル60の冷却温度で蒸気圧が充分に低くなる気体は、クライオパネル60の表面に凝縮されて排気される。その冷却温度でも蒸気圧が充分に低くならない気体(例えば水素など)は、クライオパネル60の表面に接着され冷却されている吸着剤により吸着されて排気される。このようにしてクライオポンプ10は真空チャンバの真空度を所望のレベルに到達させることができる。
図2乃至図4は、本発明の一実施形態に係る冷凍機50の要部を示す図である。それぞれ冷凍機50の中心軸を含む断面を示す。図3は吸気工程における作動気体流れを矢印で模式的に示し、図4は排気工程における作動気体流れを矢印で模式的に示す。
冷凍機50は、中心軸方向すなわち長手方向に沿って互いに連結される第1ディスプレーサ68及び第2ディスプレーサ70を備える。第1ディスプレーサ68と第2ディスプレーサ70とは連結部72により連結される。冷凍機50は、第2ディスプレーサ70に内蔵される蓄冷材112の端部が第1ディスプレーサ68の内部に位置するまで第2ディスプレーサ70を第1ディスプレーサ68に入り込ませたディスプレーサ連結構造を備える。
第1シリンダ11と第2シリンダ12とは一体に形成されており、第1シリンダ11の低温端と第2シリンダ12の高温端とが第1シリンダ底部74により接続されている。第1シリンダ11及び第2シリンダ12はそれぞれかつ長手方向に直列に配列されている。第2シリンダ12は第1シリンダ11と同軸に配置され、第1シリンダ11よりも小径の円筒部材である。第1シリンダ11は第1ディスプレーサ68を往復動可能に収容し、第2シリンダ12は第2ディスプレーサ70を往復動可能に収容する。
第1シリンダ11の低温端の外周部に第1冷却ステージ13が取り付けられ、第2シリンダ12の低温端の外周部に第2冷却ステージ14が取り付けられている。第1シリンダ底部74は第1シリンダ11と第2シリンダ12とを各々の末端で接続する円環状の部材である。第2シリンダ12の低温端は第2シリンダ底部76で閉塞されている。第1シリンダ11の高温端の外周部にはフランジ部78が形成されている。
第1シリンダ11の高温端に隣接して、バルブ駆動モータ16やロータリバルブ、スコッチヨーク機構を備える駆動機構(図示せず)が設けられている。第1ディスプレーサ68は、スコッチヨーク機構に接続されている。このスコッチヨーク機構は、バルブ駆動モータ16により駆動される。モータの回転はスコッチヨーク機構により直線往復運動に変換され、これにより第1ディスプレーサ68は第1シリンダ11の内側面に沿って往復移動する。第1ディスプレーサ68と第2ディスプレーサ70とは連結されているため、第1ディスプレーサ68に連動して第2ディスプレーサ70も第2シリンダ12の内側面に沿って往復移動する。
第1ディスプレーサ68は、第1シリンダ11の内部容積形状に対応して概ね円筒状に形成されている部材である。第1ディスプレーサ68の最も大径の部分の外径は第1シリンダ11の内径に実質的に等しいかわずかに小さいことにより、第1ディスプレーサ68は第1シリンダ11に沿って摺動可能または微小間隙を有して非接触に移動可能である。
第1ディスプレーサ68は、第1高温端80、第1円筒部分82、及び第1低温端84とを含んで構成される。第1高温端80及び第1低温端84はそれぞれ第1円筒部分82の互いに対向する端面を閉塞する。後述するように、第1ディスプレーサ68の内部と外部とを接続するための開口が第1高温端80及び第1低温端84のそれぞれに形成されている。第1円筒部分82の内部に第1段の蓄冷材86が充填されている。第1高温端80、第1円筒部分82、及び第1低温端84に囲まれた第1ディスプレーサ68の内部容積は、蓄冷材86を保持する第1蓄冷器88であるとも言える。
第1ディスプレーサ68の第1高温端80と第1円筒部分82との接続部の径方向外側にシールを装着するための円環溝が形成されており、そこに円環状の第1シール90が装着されている。第1シール90は第1シリンダ11に摺動可能に密着し、第1ディスプレーサ68の外側での第1シリンダ11の高温端と第1膨張空間94との間の作動気体の流通を遮断する。第1ディスプレーサ68の第1円筒部分82の外周部分には極浅い凹部92がシリンダ外部との断熱性を高めるために形成されている。第1低温端84に隣接して、第1シリンダ11の内部には第1膨張空間94が形成されている。第1膨張空間94は第1ディスプレーサ68の往復運動により容積が変化する。
第1ディスプレーサ68の第1高温端80には、第1ディスプレーサ68の外側(すなわち第1シリンダ11の高温側)と第1蓄冷器88との間で作動気体を流通させるための第1開口96が形成されている。第1開口96は、中心軸を取り巻く周方向に沿って複数箇所に設けられている。
第1ディスプレーサ68の第1低温端84には、第1蓄冷器88と第1膨張空間94との間で作動気体を流通させるための第2開口98が形成されている。第2開口98は、中心軸を取り巻く周方向に沿って第1低温端84の外周部に複数箇所に設けられている。第2開口98は、入口部分100が第1蓄冷器88の低温端に形成され、出口部分102が第1低温端84の側面に形成されている。入口部分100から出口部分102へと屈曲流路が第1低温端84に形成される。入口部分100及び出口部分102は便宜上そのように呼ぶにすぎず、第2開口98は入口部分100から出口部分102に向かう作動気体流れだけではなく、出口部分102から入口部分100へ向かう作動気体流れも許容される。なお第2開口98は屈曲流路でなくてもよく、第1蓄冷器88の低温端において例えば中心軸方向またはその直交方向に沿って形成された直線的な貫通孔であってもよい。
第1ディスプレーサ68の第1低温端84は、第1円筒部分82の低温側末端よりも若干小径とされている。これにより、第1低温端84の側面と第1シリンダ11の内面との間に第2開口98と第1膨張空間94とを接続する円環状の第1通路104が形成される。第1通路104は第1膨張空間94の一部であるとみなすこともできる。第1通路104によって、第2開口98の出口部分102が第1膨張空間94に接続される。
第1通路104は第1冷却ステージ13に沿って長手方向に延びている。図示されるように、第1冷却ステージ13の長手方向の長さに、第2開口98の出口部分102の長手方向の可動範囲が含まれている。よって、第1ディスプレーサ68がいずれの長手方向位置にあるときでも第2開口98の出口部分102には第1冷却ステージ13が対向する。こうして、第1通路104を流れる作動気体と第1冷却ステージ13とが第1シリンダ11を通じて効率的に熱交換をすることができる。
このようにして第1ディスプレーサ68から第2開口98を通じて第1膨張空間94に作動気体を流すための第1流路が形成されている。この第1流路は、圧縮機52及び冷媒管18から(図1参照)、第1開口96、第1蓄冷器88、第2開口98、第1通路104を通じて第1膨張空間94へと作動気体を送り届ける(図3参照)。また逆方向に第1膨張空間94から圧縮機52へと作動気体を戻す(図4参照)。
第2ディスプレーサ70は、第2シリンダ12の内部容積形状に対応して概ね円筒状に形成されている部材である。第2ディスプレーサ70の最も大径の部分の外径は第2シリンダ12の内径に実質的に等しいかわずかに小さいことにより、第2ディスプレーサ70は第2シリンダ12に沿って摺動可能または微小間隙を有して非接触に移動可能である。
第2ディスプレーサ70は、第2高温端106、第2円筒部分108、及び第2低温端110とを含んで構成される。第2高温端106及び第2低温端110はそれぞれ第2円筒部分108の互いに対向する端面を閉塞する。後述するように、第2ディスプレーサ70の内部と外部とを接続するための開口が第2高温端106及び第2低温端110のそれぞれに形成されている。第2円筒部分108の内部に第2段の蓄冷材112が充填されている。第2高温端106、第2円筒部分108、及び第2低温端110に囲まれた第2ディスプレーサ70の内部容積は、蓄冷材112を保持する第2蓄冷器114であるとも言える。第2蓄冷器114の高温側には蓄冷材112をおさえるためのフェルトまたは金網124が設けられている。同様に低温側にも蓄冷材112をおさえるためのフェルトまたは金網が収容されていてもよい。
第2ディスプレーサ70の第2円筒部分108の径方向外側にシールを装着するための円環溝が形成されており、そこに円環状の第2シール116が装着されている。第2シール116は第2ディスプレーサ70の可動範囲にわたって第2シリンダ12に摺動可能に密着し、第2ディスプレーサ70の外側での第1膨張空間94と第2膨張空間120との間の作動気体の流通を遮断する。第2ディスプレーサ70の第2円筒部分108の外周部分には極浅い凹部118がシリンダ外部との断熱性を高めるために形成されている。第2低温端110に隣接して、第2シリンダ12の内部には第2膨張空間120が形成されている。第2膨張空間120は第2ディスプレーサ70の往復運動により容積が変化する。
第2ディスプレーサ70の第2高温端106には、第2ディスプレーサ70の外側(すなわち第1ディスプレーサ68の低温側)と第2蓄冷器114との間で作動気体を流通させるための第3開口122が形成されている。第3開口122は、中心軸を取り巻く周方向に沿って複数箇所または全周に設けられている。
第2ディスプレーサ70の第2低温端110には、第2蓄冷器114と第2膨張空間120との間で作動気体を流通させるための第4開口126が形成されている。第4開口126は、第2低温端110の側面の複数箇所に形成されている。第4開口126を第2膨張空間120に接続する流路も第1通路104と同様に第2冷却ステージ14に沿って設けられており、第2膨張空間120から第2蓄冷器114に流れる作動気体と第2冷却ステージ14とが効率的に熱交換をすることができる。
上述のように第1ディスプレーサ68と第2ディスプレーサ70とは連結部72により長手方向に沿って互いに連結される。第2蓄冷器114の高温側末端が第1ディスプレーサ68に入り込むように第2ディスプレーサ70の第2高温端106が第1ディスプレーサ68の第1低温端84に収容されている。図示されるように、第2蓄冷器114の高温側の端面が第1低温端84の端面よりも長さAだけ入り込んでいる。そのために、第2ディスプレーサ70の第2高温端106の端面は第1ディスプレーサ68の第1低温端84の端面よりも長さBだけ入り込んでいる。長さBは少なくとも15mmである。
第2ディスプレーサ70を第1ディスプレーサ68に入り込ませることにより、第2シリンダ12の長さを長くすることなく第2ディスプレーサ70を長くすることができる。第2ディスプレーサ70が長くなることにより、第2ディスプレーサ70の高温端と低温端との距離が広がるため、温度差を大きくすることができる。つまり低温端の温度をより低くすることが可能となる。また、第2蓄冷器114に充填される蓄冷材112を増量することができる。第2蓄冷器114の比熱が大きくなり、冷凍機50の第2段の冷凍能力を増強することができる。
第2ディスプレーサ70を第1ディスプレーサ68に入り込ませることにより、既存のシリンダ形状及び寸法は維持できる。よって、ディスプレーサの可動範囲(いわゆるストローク)も保たれるので、冷凍機50の駆動機構の設計の変更も要しない。また、既存のシリンダ形状及び寸法を保つことができるので、冷凍機50が適用される装置構造の設計への影響は少ないか存在しない。例えばクライオポンプ10においては放射シールド40と低温クライオパネル60との位置関係を保ったまま、低温クライオパネル60の排気能力を向上することができる。
連結部72は、コネクタ部材128を含む。第1ディスプレーサ68の第1低温端84と第2ディスプレーサ70の第2高温端106とは円柱状または角柱状のコネクタ部材128を介して連結される。コネクタ部材128には、互いに直交する方向の2つの結合ピンが両端に挿通されており、一方のピンが第1ディスプレーサ68の第1低温端84とコネクタ部材128とを連結し、他方のピンが第2ディスプレーサ70の第2高温端106とコネクタ部材128とを連結する。2つのピンの挿通方向はいずれも冷凍機50の長手方向に直交する方向である。一実施例においては、連結部72は、いわゆる自在継手を含んでもよい。
こうして第1ディスプレーサ68とコネクタ部材128とは互いに結合ピンで揺動可能に接続され、第2ディスプレーサ70とコネクタ部材128とはそれと直交する方向に結合ピンで揺動可能に接続されている。よって、冷凍機50の組立工程において第1ディスプレーサ68及び第2ディスプレーサ70を第1シリンダ11及び第2シリンダ12へと挿入するときに、第1ディスプレーサ68に対し第2ディスプレーサ70はいくらかの相対移動または偏心が可能である。このため、シリンダ製造上の公差が緩和され、冷凍機50の低コスト化に寄与する。
第1ディスプレーサ68の第1低温端84は、外周部130を有する。外周部130は、第1円筒部分82から第1シリンダ底部74に向けて突出する環状の凸部として形成されている。外周部130の側面は第1低温端84の側面でもある。よって、外周部130の側面は第1シリンダ11の内面に対向しており、外周部130の側面と第1シリンダ11の内面との間に上述の第1通路104が形成される。外周部130に囲まれる中心部分は凹部132となっている。凹部132は第1蓄冷器88に開放されている。あるいは、凹部132と第1蓄冷器88の低温側末端とを接続する開口が第1低温端84の中心部に、すなわち凹部132の上面に形成されていてもよい。
コネクタ部材128はこの凹部132に配置され、その全体が凹部132に収容されている。コネクタ部材128の第2ディスプレーサ70との接続部は、第2ディスプレーサ70の第3開口122に収容されている。コネクタ部材128の下端と第2蓄冷器114または金網124との間には空隙があり互いに接触していない。
第1低温端84の凹部132は、第2ディスプレーサ70を受け入れるために形成されている。第2ディスプレーサ70の高温側、具体的には第2高温端106と第2円筒部分108の高温側末端とが凹部132に遊挿されている。つまり、いくらかの遊びをもって挿入されている。よって、凹部132の側面と第2ディスプレーサ70の第2高温端106及び第2円筒部分108の側面との間には隙間Gが形成される。凹部132の径と第2円筒部分108の径との差が隙間Gとなる。隙間Gは大きくても1mm以内、好ましくは0.5mm以内とされる。
よって、第1ディスプレーサ68から凹部132を通じて第2ディスプレーサ70に作動気体を流すための直通流路が形成されている。この直通流路は、圧縮機52及び冷媒管18から(図1参照)、第1開口96、第1蓄冷器88、凹部132、第3開口122、第2蓄冷器114、第4開口126を通じて第2膨張空間120へと作動気体を送り届ける(図3参照)。また逆方向に第2膨張空間120から圧縮機52へと作動気体を戻す(図4参照)。
第1ディスプレーサ68と第2ディスプレーサ70との間での作動気体の流通はこの直通流路を通じた流れが支配的となるように隙間Gの寸法が調整されている。このようにすれば、第1蓄冷器88と第2蓄冷器114との間の作動気体流れの隙間Gを通じた漏れを抑制することができる。第1膨張空間94を経由せずに第1蓄冷器88から第2蓄冷器114へと直接流入する作動気体を多くすることができる。
隙間Gは凹部132から第1膨張空間94に通じている。第1膨張空間94は、第1ディスプレーサ68、第1シリンダ11、及び第2ディスプレーサ70で囲まれる領域である。具体的には、第1膨張空間94は、第1ディスプレーサ68の第1低温端84と、第1シリンダ11の内面と、第1ディスプレーサ68の凹部132から延びている第2ディスプレーサ70の第2円筒部分108と、により画定される。
第1膨張空間94と第1ディスプレーサ68との間での作動気体の流通は第2開口98を通じた流れが支配的となるよう隙間Gの寸法が調整されている。すなわち、第1ディスプレーサ68から第2開口98を通じて第1膨張空間94に流入した作動気体は、再び第2開口98を通じて第1ディスプレーサ68に戻される。第1膨張空間94を経由し隙間Gを通じて凹部132に流入する流れは十分に抑制されている。
このようにして、第1膨張空間94への作動気体流れと第2膨張空間120への作動気体流れとが分離されている。よって、第1膨張空間94に流入し第1冷却ステージ13と熱交換をした作動気体の第2ディスプレーサ70への流入は抑制されている。第1ディスプレーサ68から供給され第2膨張空間120に直接向かう作動気体は、第1膨張空間94を経由しない。こうして、冷凍機50の第1段の冷却温度が第2段の冷凍能力に与える影響を小さくすることができる。
このように流れを分離する構成は、異なる冷却ステージに要求される温度差が大きい場合に特に好ましい。比較的高温に冷却される冷却ステージ及びその熱交換部(すなわち膨張空間)を経由して次段のより低温の冷却ステージ及びその熱交換部に作動気体が向かう場合には、前段の高温が後段に与える影響が大きくなる。流れを分離することにより、後段の冷凍能力への影響を抑えることができる。
よって、例えば二段式の冷凍機50においては、第1段の冷却温度が80K以上好ましくは100K以上とされ、第2段の冷却温度が30K以下好ましくは20K以下とされる場合に上述の流れ分離構成を採用することが好ましい。また、隣り合う冷却段の温度差が少なくとも50K以上、好ましくは80K以上と大きくなる場合に流れ分離構成を採用することが好ましい。
また、第2膨張空間120への直通流路を第1ディスプレーサ68から流れ出る作動気体の流れ方向と、第1膨張空間94へ向けて第1ディスプレーサ68から流れ出る作動気体の流れ方向とをそろえるように各流路が構成されている。凹部132は第1蓄冷器88から第2蓄冷器114に向かう流れを長手方向に流すよう形成されており、第2開口98の入口部分100も第1蓄冷器88からの流れを長手方向に流すよう形成されている。凹部132及び第2開口98の入口部分100はシリンダの中心軸方向に平行に形成された開口部である。なお上述のように第2開口98に流入した作動気体は第2開口98の内部で径方向外向きに折り曲げられ出口部分102から流出する。つまり第1蓄冷器88の外部で流れ方向が変更されている。
このように第1蓄冷器88の低温端から外側への流れ方向を揃えるように開口を形成することにより、第1蓄冷器88の低温端における作動気体の流れの均一性を向上することができる。作動気体流れの均一性をよくすることにより、第1蓄冷器88の低温端における温度分布の均一性も良好となる。これは、第1蓄冷器88の低温端において全体的に低温を保つことに寄与すると考えられる。
冷凍機50の動作を説明する。図3に示す吸気工程及び図4に示す排気工程を1サイクルとし、冷凍機50はこれを繰り返す。吸気工程のある時点においては第1ディスプレーサ68及び第2ディスプレーサ70はそれぞれ、第1シリンダ11及び第2シリンダ12内の下死点に位置する。それと同時にまたはわずかにタイミングをずらしてロータリバルブにより圧縮機52の吐出側とシリンダ内部容積とが接続されることにより、圧縮機52から高圧の作動気体例えばヘリウムガスが第1ディスプレーサ68に流入する。高圧のヘリウムガスは、第1開口96から第1蓄冷器88に流入し、蓄冷材86によって冷却される。冷却されたヘリウムガスの一部は、第2開口98、第1通路104を通じて第1膨張空間94に流入する。
冷却されたヘリウムガスの残りは、第1ディスプレーサ68の凹部132及び第2ディスプレーサ70の第3開口122を通じて第2蓄冷器114に流入する。内部の蓄冷材112によってヘリウムガスは冷却され、第4開口126を通じて第2膨張空間120へと流入する。こうして、第1膨張空間94及び第2膨張空間120はそれぞれ高圧状態となる。第1ディスプレーサ68及び第2ディスプレーサ70が上死点へと移動することにより、第1膨張空間94及び第2膨張空間120は拡張される。拡張された第1膨張空間94及び第2膨張空間120は高圧のヘリウムガスで満たされる。
排気工程のある時点においては第1ディスプレーサ68及び第2ディスプレーサ70はそれぞれ、第1シリンダ11及び第2シリンダ12内の上死点に位置する。それと同時にまたはわずかにタイミングをずらしてロータリバルブの回転により圧縮機52の吸入側とシリンダ内部容積とが接続される。第1膨張空間94及び第2膨張空間120のヘリウムガスは減圧され膨張する。膨張によりヘリウムガスは低圧となり寒冷が発生する。第1膨張空間94のヘリウムガスは第1冷却ステージ13から熱を吸収して冷却し、第2膨張空間120のヘリウムガスは第2冷却ステージ14から熱を吸収して冷却する。
第1ディスプレーサ68及び第2ディスプレーサ70は下死点へ向けて移動され、第1膨張空間94及び第2膨張空間120は縮小される。第1膨張空間94から第1通路104、第2開口98、第1蓄冷器88、及び第1開口96を通じて圧縮機52へと低圧のヘリウムガスは回収される。また、第2膨張空間120から第4開口126、第2蓄冷器114、第3開口122、凹部132、第1蓄冷器88、及び第1開口96を通じて圧縮機52へと低圧のヘリウムガスは回収される。このとき第1蓄冷器88の蓄冷材86及び第2蓄冷器114の蓄冷材112も冷却される。
図5は典型的な他の冷凍機150の吸気工程を示し、図6はその冷凍機150の排気工程を示す図である。この冷凍機150は第1ディスプレーサ168と第2ディスプレーサ170との連結部172に関して上述の図2に示す冷凍機50とは構成が異なる。第1シリンダ11、第2シリンダ12、第1冷却ステージ13、及び第2冷却ステージ14については、図2に示す冷凍機50と図5、図6に示す冷凍機150とで同一の寸法及び形状とされている。
図5及び図6に示されるように、冷凍機150においては、第1ディスプレーサ168と第2ディスプレーサ170との間の空間である連結用凹み140が第1膨張空間194と第2蓄冷器114とを接続する流路として形成されている。よって、第2ディスプレーサ170の高温端は第1ディスプレーサ168の低温端の連結用凹み140にわずかに進入している。進入量はせいぜい10mmである。よって、第2蓄冷器114は、第1ディスプレーサ168の外側に位置している。
第2ディスプレーサ170への十分な流れを保証するために、進入部分における第2ディスプレーサ170と第1ディスプレーサ168との間隔は少なくとも、2mm乃至3mmよりも大きくされる。なお組付作業時の2つのディスプレーサ間の相対移動量を大きくとることを重視する場合には、第2ディスプレーサ170の高温端は第1ディスプレーサ168の低温端に進入せず連結用凹み140の外側に配置される。
よって、吸気工程における作動気体流れは、第1開口96、第1蓄冷器88、第2開口198、第1膨張空間194、連結用凹み140、第2蓄冷器114を経て第2膨張空間120へと供給される(図5参照)。排気工程における作動気体流れはこれとは逆方向となり、第2膨張空間120から第1開口96へと戻される(図6参照)。このように、第1蓄冷器88と第2蓄冷器114との間の作動気体流れは第1膨張空間194を経由する。このため、冷凍機150の第2段の冷凍性能は第1段の冷却温度の影響を受けやすい。
なお冷凍機150においては、第1ディスプレーサ168の第1蓄冷器88を第1膨張空間194に連通させるための第2開口198が第1ディスプレーサ168の低温側側面に形成されている。第2開口198は、冷凍機150の中心軸から放射状に第1ディスプレーサ168の側面の複数箇所に形成されている。この第2開口198は、図2に示す冷凍機50に採用することも可能である。
図5及び図6に示す冷凍機150との対比からわかるように、図2乃至図4に示す冷凍機50の連結部72は、第1ディスプレーサ68に隣接する第1膨張空間94から第2ディスプレーサ70へと通じる隙間Gの気体流れをシールするシール構造を有するとも言える。このシール構造は、隣接する2つのディスプレーサのうち一方の端部がそれを受け入れる他方の凹部に遊挿されており、それらの隙間がディスプレーサ連結構造の外部との作動気体流れをシールするためのクリアランスとして調整されている。このクリアランスは、冷凍機の組立作業のときのわずかな相対変位を許容するためのクリアランスとして設けられている。
このシール構造のシール性を表す1つの指標として、第2ディスプレーサ70の入り込み長さBと隙間Gとの比Xが考えられる。すなわちX=B/Gである。第2ディスプレーサ70の入り込み長さBが大きく、隙間Gが小さい場合には、比Xの値は大きくなる。この場合、第1膨張空間94と第2蓄冷器114とをつなぐ経路は蛇行の程度がきつくなるから、作動気体は流れにくくなる。逆に、第2ディスプレーサ70の入り込み長さBが小さく、隙間Gが大きい場合には、比Xの値は小さくなる。この場合、蛇行経路は緩くなるから、作動気体は流れやすくなる。
一実施例においては、比Xは少なくとも10以上であることが好ましい。入り込み長さBが15mm、隙間Gが1mmである場合には、比Xは15となり、入り込み長さBが15mm、隙間Gが0.5mmである場合には、比Xは30となる。よって、比Xは少なくとも30以上であることがより好ましい。これに対して、図5及び図6に示される冷凍機150のように、入り込み長さBが10mm、隙間Gが2mm乃至3mmである場合には、比Xは約3.3乃至5となる。このようにして、典型的な冷凍機の連結部分に比べて、比Xの値を10倍以上の大きさとすることにより、十分なシール性を実現することが可能となる。
好ましい一実施例においては、入り込み長さBが少なくとも15mmであり、かつ比Xが少なくとも10以上好ましくは30以上である。第2ディスプレーサ70の入り込み長さBを少なくとも15mmとする前提で比Xの下限値を設定することにより、隙間Gを十分に狭くすることができる。
説明したように、本発明の一実施形態によれば、2つの冷却ステージ位置及びシリンダ寸法が概ね定められている冷凍機の構成において、第2ディスプレーサ70をより長くすることができる。これにより、高温端と低温端の距離を長くして温度差を大きくすることができる。また、内蔵する蓄冷材を増量して冷凍能力を向上させることもできる。クライオポンプは位置関係が定められている放射シールドとその内部のクライオパネルとを備えるから、このような冷凍機の好ましい適用対象となる。特に、放射シールドとその内部のクライオパネルとの温度差を大きくとることが求められる場合に好適である。
10 クライオポンプ、 11 第1シリンダ、 12 第2シリンダ、 13 第1冷却ステージ、 14 第2冷却ステージ、 20 制御部、 30 クライオポンプ容器、 40 放射シールド、 50 冷凍機、 60 低温クライオパネル、 68 第1ディスプレーサ、 70 第2ディスプレーサ、 72 連結部、 88 第1蓄冷器、 114 第2蓄冷器、 132 凹部、 G 隙間。

Claims (7)

  1. 低温クライオパネルと、
    低温クライオパネルよりも高温に冷却される高温クライオパネルと、
    低温クライオパネルを冷却するための低温冷却位置と高温クライオパネルを冷却するための高温冷却位置とを提供し、低温冷却位置と高温冷却位置とが長手方向に配列されている冷凍機と、を備えるクライオポンプであって、
    前記冷凍機は、前記長手方向に沿って互いに連結される第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサを備え、第2ディスプレーサに内蔵された蓄冷材の高温側末端が第1ディスプレーサに入り込むように第2ディスプレーサの高温端が第1ディスプレーサの低温端に収容され連結されていることを特徴とするクライオポンプ。
  2. 第2ディスプレーサは第1ディスプレーサに少なくとも15mm入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載のクライオポンプ。
  3. 第1ディスプレーサの低温端には第2ディスプレーサを受け入れる凹部が形成され、第2ディスプレーサの高温端は該凹部に遊挿されており、
    第1ディスプレーサから前記凹部を通じて第2ディスプレーサに作動気体を流すための直通流路が形成されており、第1ディスプレーサと第2ディスプレーサとの間で該直通流路を通じた流れが支配的となるよう第2ディスプレーサの高温端と前記凹部との隙間が調整されていることを特徴とする請求項1または2に記載のクライオポンプ。
  4. 第1ディスプレーサの低温端には、隣接する第1膨張空間に作動気体を導くための開口が形成されており、該第1膨張空間と第1ディスプレーサとの間で前記開口を通じた流れが支配的となるよう前記隙間が調整されていることを特徴とする請求項3に記載のクライオポンプ。
  5. 前記直通流路を第1ディスプレーサから流れ出る流れ方向と前記開口を第1ディスプレーサから流れ出る流れ方向とをそろえるように前記開口の向きが定められていることを特徴とする請求項4に記載のクライオポンプ。
  6. 前記冷凍機は、第1ディスプレーサと第2ディスプレーサとを連結し、第1ディスプレーサに隣接する第1膨張空間から第2ディスプレーサへと通じる間隙をシールするシール構造を有する連結部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のクライオポンプ。
  7. 連結される2つのディスプレーサの一方に内蔵される蓄冷材の端部が他方の内部に位置するまで一方を他方に入り込ませたディスプレーサ連結構造を備えることを特徴とする極低温冷凍機。
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