JPH11304271A - 蓄冷型冷凍機およびそれを用いた超電導マグネットシステム - Google Patents

蓄冷型冷凍機およびそれを用いた超電導マグネットシステム

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JPH11304271A
JPH11304271A JP10981998A JP10981998A JPH11304271A JP H11304271 A JPH11304271 A JP H11304271A JP 10981998 A JP10981998 A JP 10981998A JP 10981998 A JP10981998 A JP 10981998A JP H11304271 A JPH11304271 A JP H11304271A
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expander
regenerative refrigerator
stage
gas
superconducting coil
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JP10981998A
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Inventor
Koki Naka
興起 仲
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、蓄冷型冷凍機本体から圧縮機へ
の戻りガスを利用して第2膨張機に圧力変動を誘引させ
て冷凍を発生させるようにし、低コストの蓄冷型冷凍機
およびそれを用いた超電導マグネットシステムを得る。 【解決手段】 蓄冷型冷凍機本体の膨張機201がガス
送気配管97およびガス戻り配管98を介して圧縮機1
12に連結されている。そして、第2膨張機301が排
気バルブ114の下流側でガス戻り配管98にガス配管
99を介して接続されている。そこで、排気バルブ11
4の開閉による膨張機201から圧縮機112への戻り
ガスにより第2膨張機301内に圧力変動が誘引され、
冷凍が発生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1台目の膨張機
の戻りガスを利用して、2台目の膨張機を運転できるよ
うにした蓄冷型冷凍機およびそれを用いた超電導マグネ
ットシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄冷型冷凍機について2段GM冷
凍機を例にあげて説明する。図11は例えば特公昭46
−30433号公報に記載された従来の2段GM冷凍機
を示す構成図である。図11において、101は直径を
順次縮小したパイプを同軸に連結一体化してなるシリン
ダであり、1段目シリンダ101aと2段目シリンダ1
01bとから構成されている。102は1段目シリンダ
101a内に摺動可能に配設された1段目ディスプレー
サ、103は2段目シリンダ101b内に摺動可能に配
設された2段目ディスプレーサであり、これらの1段目
および2段目ディスプレーサ102、103は自在継手
(図示せず)により連結一体化されている。104およ
び105は1段目および2段目シリンダ101a、10
1bと1段目および2段目ディスプレーサ102、10
3との間にそれぞれ配設されてヘリウムガスが漏れるこ
とを防止する1段目および2段目ピストンリング、10
6および107はそれぞれ1段目および2段目シリンダ
101a、101bの下部外周面に配設された高温側ス
テージおよび低温側ステージ、108は1段目シリンダ
101aの下部と1段目および2段目ディスプレーサ1
02、103との間に形成される1段目膨張空間、10
9は2段目シリンダ101bの下部と2段目ディスプレ
ーサ103との間に形成される2段目膨張空間である。
110は1段目ディスプレーサ102内に銅金網および
鉛玉からなる蓄冷材を充填して構成された1段目蓄冷
器、111は2段目ディスプレーサ103内に磁性蓄冷
材の1種であるHo−Er−Ruの組成を有する材料を
充填して構成された2段目蓄冷器である。ここで、膨張
機201は、1段目および2段目蓄冷器110、111
を内部に収容してなる1段目および2段目ディスプレー
サ102、103が1段目および2段目シリンダ101
a、101b内に往復運動可能に配設されて構成されて
いる。また、1段目シリンダ101aの上端部と1段目
ディスプレーサ102との間に常温部空間205が形成
されている。
【0003】112は高圧側サージタンク203、スト
ローク204および低圧側サージタンク203から構成
され、ヘリウムガスを圧縮する圧縮機、113は圧縮機
112から膨張機201に高圧のガスを供給するタイミ
ングを制御する吸気バルブ、114は膨張機201から
圧縮機112に低圧のガスを排出するタイミングを制御
する排気バルブ、115はシリンダ101内を1段目お
よび2段目ディスプレーサ102、103を往復移動さ
せる駆動モータ、116はクランク軸118と1段目デ
ィスプレーサ102とに連結され、駆動モータ115の
運動を1段目ディスプレーサ102に伝達する駆動軸で
ある。なお、吸気バルブ113および排気バルブ114
は1段目ディスプレーサ102の往復運動に連動して開
閉するようになっている。
【0004】つぎに、従来の2段GM冷凍機の動作につ
いて説明する。2段GM冷凍機が運転されている状態で
は、駆動モータ115が駆動され、1段目および2段目
ディスプレーサ102、103がシリンダ101内を往
復移動している。まず、1段目および2段目ディスプレ
ーサ102、103が最下端に位置しているときに、吸
気バルブ113が開かれ、排気バルブ114が閉じられ
る。この状態で、圧縮機112より高圧のヘリウムガス
が膨張機201に供給される。この高圧のヘリウムガス
は1段目蓄冷器110を経て1段目膨張空間108に流
入し、1段目膨張空間108に流入した高圧のガスの一
部はさらに2段目蓄冷器111を経て2段目膨張空間1
09に流入する。この結果、1段目および2段目膨張空
間108、109は高圧状態となる。1段目および2段
目膨張空間108、109が高圧状態となった後、1段
目および2段目ディスプレーサ102、103が上方に
移動される。それにともない、高圧のヘリウムガスが1
段目および2段目膨張空間108、109に次々と供給
される。この間、吸気および排気バルブ113、114
は動かない。また、高圧のヘリウムガスは1段目および
2段目蓄冷器110、111を通過する際に、蓄冷材に
より所定の温度まで冷却される。そして、1段目および
2段目ディスプレーサ102、103が最上端に到達し
たときに、吸気バルブ113が閉じられ、少し遅れて排
気バルブ114が開けられる。これにより、高圧のヘリ
ウムガスは断熱膨張して冷凍を発生する。そのため、1
段目および2段目蓄冷器110、111内のヘリウムガ
スはそれぞれの温度レベルで低温・低圧の状態となり、
高温側および低温側ステージ106、107がこのヘリ
ウムガスにより冷却される。
【0005】ついで、1段目および2段目ディスプレー
サ102、103が下方に移動される。それにともな
い、低温・低圧のヘリウムガスが、2段目および1段目
蓄冷器111、110に流入して蓄冷材を冷却した後、
排気バルブ114から排気され、圧縮機112に戻され
る。そして、1段目および2段目ディスプレーサ10
2、103がさらに下方に移動し、1段目および2段目
膨張空間108、109の体積が最小となる(ディスプ
レーサが最下端となる)と、排気バルブ114が閉じら
れ、吸気バルブ113が開けられる。そして、圧縮機1
12で圧縮されたヘリウムガスが膨張機201に供給さ
れ、1段目および2段目膨張空間108、109の圧力
が低圧から高圧になる。
【0006】このようにして、1段目および2段目ディ
スプレーサ102、103が上下に1回往復動する過程
を1サイクルとし、このサイクルを繰り返すことによ
り、高温側および低温側ステージ106、107がそれ
ぞれ所定の温度に冷却される。高温側および低温側ステ
ージ106、107の代表的な温度はそれぞれ50Kお
よび4.2kである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓄冷型冷凍機は
以上のように、1台の圧縮機112および1セットの吸
気および排気バルブ113、114で1台の膨張機20
1を運転するように構成されている。そこで、この従来
の蓄冷型冷凍機を超電導マグネット等の大型の冷凍シス
テムに適用しようとすると、超電導コイルを冷却するた
めのコイル冷却用冷凍機とシールドを冷却するためのシ
ールド冷却用冷凍機との2台の冷凍機を設置しなければ
ならず、低コスト化が図れないという課題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、蓄冷型冷凍機本体から圧縮機へ
の戻りガスを利用して第2膨張機に圧力変動を誘引させ
て冷凍を発生させるようにし、1台の圧縮機および吸排
気バルブにより蓄冷型冷凍機本体と第2膨張機とを運転
できるようにし、低コスト化を図ることができる蓄冷型
冷凍機を得ることを目的とする。また、上記蓄冷型冷凍
機を用いて、蓄冷型冷凍機本体の発生する冷凍により超
電導コイルあるいはヘリウム槽を冷却し、第2膨張機の
発生する冷凍により熱シールドあるいは電流リードを冷
却するようにして、低コスト化を図ることができる超電
導マグネットシステムを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る蓄冷型冷
凍機は、蓄冷材を内蔵したディスプレーサがシリンダ内
を往復移動可能に配設され、該シリンダ内に膨張空間を
形成するように構成された膨張機を有し、該膨張空間内
の圧力変動に基づいて冷凍を発生する蓄冷型冷凍機本体
と、上記蓄冷型冷凍機本体に高圧ガスを供給する圧縮機
と、上記圧縮機の吐出側と上記膨張機とを連結するガス
送気配管と、上記圧縮機の吸気側と上記膨張機とを連結
するガス戻り配管と、上記ガス送気配管の経路中に配設
されて上記圧縮機で圧縮された高圧ガスの上記蓄冷型冷
凍機本体への供給を制御する吸気バルブと、上記ガス戻
り配管の経路中に配設されて上記圧縮機への上記蓄冷型
冷凍機本体内の低圧ガスの戻りを制御する排気バルブ
と、圧力変動に基づいて冷凍を発生する第2膨張機と、
上記排気バルブの下流側で上記ガス戻り配管と上記第2
膨張機とを連結するガス配管とを備えたものである。
【0010】また、この発明に係る超電導マグネットシ
ステムは、超電導コイル、この超電導コイルを包囲する
ように配設された熱シールドおよびこの熱シールドを包
囲するように配設された真空槽を有する超電導マグネッ
トと、上記蓄冷型冷凍機とを備え、上記蓄冷型冷凍機の
蓄冷型冷凍機本体で発生する冷凍により上記超電導コイ
ルを冷却し、上記蓄冷型冷凍機の第2膨張機で発生する
冷凍により上記熱シールドを冷却するようにしたもので
ある。
【0011】また、この発明に係る他の超電導マグネッ
トシステムは、超電導コイル、この超電導コイルを包囲
するように配設された熱シールド、この熱シールドを包
囲するように配設された真空槽および上記超電導コイル
に電流を供給する電流リードとを有する超電導マグネッ
トと、上記請求項1記載の蓄冷型冷凍機とを備え、上記
蓄冷型冷凍機の蓄冷型冷凍機本体で発生する冷凍により
上記超電導コイルを冷却し、上記蓄冷型冷凍機の第2膨
張機で発生する冷凍により上記電流リードを冷却するよ
うにしたものである。
【0012】また、この発明に係るさらに他の超電導マ
グネットシステムは、超電導コイル、この超電導コイル
を収納し、該超電導コイルを冷却する液体ヘリウムを貯
液するヘリウム槽、このヘリウム槽を包囲するように配
設された熱シールド、この熱シールドを包囲するように
配設された真空槽および上記超電導コイルに電流を供給
する電流リードとを有する超電導マグネットと、上記請
求項1記載の蓄冷型冷凍機とを備え、上記蓄冷型冷凍機
の蓄冷型冷凍機本体で発生する冷凍により上記ヘリウム
槽を冷却し、上記蓄冷型冷凍機の第2膨張機で発生する
冷凍により上記熱シールドおよび上記電流リードの少な
くとも一方を冷却するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る蓄
冷型冷凍機を示す構成図である。この実施の形態1に係
る蓄冷型冷凍機では、2台目の膨張機が圧縮機と排気バ
ルブとのガス戻り配管に連結され、1台目の膨張機から
の戻りガスを利用して2台目の膨張機を運転するように
している。なお、他の構成は図11に示される従来の蓄
冷型冷凍機と同様に構成されている。
【0014】図1において、圧縮機112は、高圧側サ
ージタンク203、低圧側サージタンク202およびス
トーク204から構成されている。そして、圧縮機11
2の吐出側と膨張機201とがガス送気配管97により
連結され、圧縮機112の吸気側と膨張機201とがガ
ス戻り配管98により連結されている。また、吸気バル
ブ113および排気バルブ114がそれぞれガス送気配
管97およびガス戻り配管98の経路中に配設されてい
る。ここで、シリンダ100、1段目および2段目蓄冷
器110、111が内蔵された1段目および2段目ディ
スプレーサ102、103、1段目および2段目ステー
ジ106、107、1段目および2段目膨張空間10
8、109からなる膨張機201と駆動モータ115等
から蓄冷型冷凍機本体が構成されている。なお、この蓄
冷型冷凍機本体は、2段GM冷凍機を用いている。
【0015】もう1台の膨張機(以下、第2膨張機30
1という)が排気バルブ114の下流側でガス配管99
を介してガス戻り配管98に連結されている。この第2
膨張機301は、蓄冷器311を内蔵したディスプレー
サ302がシリンダ310内に摺動自在に配設され、ス
テージ304がシリンダ310の下端外周面に配設され
て構成されている。また、シリンダ310とディスプレ
ーサ302との間には、ガスが自由に移動しないように
ピストンリング303が配設されている。そして、シリ
ンダ310の下部とディスプレーサ302との間に膨張
空間306が構成され、シリンダ310の上部とディス
プレーサ302との間に常温部空間305が構成されて
いる。このディスプレーサ302は、駆動軸308およ
びクランク軸309を介して駆動モータ307に連結さ
れており、駆動モータ307の動作にともない、シリン
ダ310内を往復移動できるようになっている。さら
に、第2膨張機301におけるディスプレーサ302の
往復移動の位相は、膨張機201におけるディスプレー
サ102、103の往復移動の位相に対して半周期ずれ
ている。
【0016】つぎに、この実施の形態1の動作について
説明する。この蓄冷型冷凍機が運転されている状態で
は、膨張機201では、駆動モータ115が駆動され、
1段目および2段目ディスプレーサ102、103がシ
リンダ101内を往復移動している。また、第2膨張機
301では、駆動モータ307が駆動され、ディスプレ
ーサ302がシリンダ310内を膨張機201のディス
プレーサ102、103に対して半周期ずれて往復移動
している。一方、圧縮機112では、低圧側サージタン
ク202内のガスがストーク204で圧縮され、高圧側
サージタンク203に移送される。
【0017】まず、膨張機201では、1段目および2
段目ディスプレーサ102、103が最下端に位置して
いるときに、吸気バルブ113が開かれ、排気バルブ1
14が閉じられる。この状態で、圧縮機112より高圧
のヘリウムガスがガス送気配管97を介して膨張機20
1に供給され、1段目および2段目膨張空間108、1
09が高圧状態となる。ついで、吸気バルブ113が閉
じられ、吸気および排気バルブ113、114がともに
閉じられた状態とする。この間も、1段目および2段目
ディスプレーサ102、103が上方に、つまり膨張空
間108、109の体積が増加する方向に移動してい
る。それにともない、常温部空間205内のヘリウムガ
スが1段目蓄冷器110を経て1段目膨張空間108に
流入し、1段目膨張空間108内のヘリウムガスが2段
目蓄冷器111を経て2段目膨張空間109に流入す
る。即ち、膨張機201内のヘリウムガスが高温側から
低温側に移動する。そして、1段目および2段目ディス
プレーサ102、103が最上端に到達し、1段目およ
び2段目膨張空間108、109の体積が最大となった
ところで、排気バルブ114を開く。すると、膨張機2
01内のヘリウムガスが断熱膨張して冷凍が発生する。
そのため、1段目および2段目蓄冷器110、111内
のヘリウムガスはそれぞれの温度レベルで低温・低圧の
状態となり、高温側および低温側ステージ106、10
7がこのヘリウムガスにより冷却される。そして、膨張
機201内のガスはガス戻り配管98を通って低圧側サ
ージタンク202に戻される。
【0018】ついで、排気バルブ114が閉じられ、吸
気および排気バルブ113、114がともに閉じられた
状態とする。この間も、ディスプレーサ102、103
は膨張空間108、109の体積が減少する方向に移動
しており、膨張機201内のガスは低温側から高温側に
移動する。そして、1段目および2段目ディスプレーサ
102、103がさらに下方に移動し、1段目および2
段目膨張空間108、109の体積が最小となる(ディ
スプレーサが最下端となる)と、吸気バルブ113が開
けられる。そして、圧縮機112で圧縮されたヘリウム
ガスが膨張機201に供給され、1段目および2段目膨
張空間108、109の圧力が低圧から高圧になる。こ
のような1段目および2段目ディスプレーサ102、1
03が上下に1回往復動する過程を1サイクルとし、こ
のサイクルを繰り返すことにより、高温側および低温側
ステージ106、107がそれぞれ所定の温度に冷却さ
れる。
【0019】一方、第2膨張機301では、ディスプレ
ーサ302が、膨張機201のディスプレーサ102、
103と位相が半周期ずれている。そこで、膨張機20
1の膨張空間108、109の体積が最小となった時
に、膨張空間306の体積が最大となる。この時、吸気
バルブ113が開いて、ヘリウムガスが圧縮機112か
ら膨張機201に供給されるが、排気バルブ114は閉
じられているので、第2膨張機301内の圧力は、圧縮
機112が仕事をするために減少する。また、膨張機2
01の膨張空間108、109の体積が最大となった時
に、膨張空間306の体積が最小となる。この時、排気
バルブ114が開けられ、ガスが膨張機201から低圧
側サージタンク202に戻されるので、膨張空間306
内の圧力は増加する。このように、第2膨張機301で
は、専用の圧縮機や吸排気バルブを設けることなく、膨
張機201の戻りガスを利用して膨張空間108、10
9と同様の膨張空間306の圧力変動を得ることができ
る。
【0020】ついで、上記実施の形態1による蓄冷型冷
凍機を用いて、各空間の体積と吸気バルブ113および
排気バルブ114の開閉タイミング、駆動モータ11
5、307の位相を調整して、ガスの流れを質量保存則
を用いて解析する。ここで、駆動モータの位相は角度を
用いて表現し、膨張空間の体積が最小となる時を0度、
最大となる時を180度、再び最小となる時を360度
とする。また、吸気バルブ113は0度で開き、120
度で閉じるものとし、排気バルブ114は180度で開
き、290度で閉じるものとする。また、圧力損失は無
視した。膨張機201内の圧力は、吸気および排気バル
ブ113、114の開閉により、図2に示されるように
変動する。一方、高圧側サージタンク203および低圧
側サージタンク202内の圧力は、図3に示されるよう
に変動する。図3から、低圧側サージタンク202内の
圧力は、膨張機201内の圧力変動に対して半周期ずれ
て同様に変動することがわかる。また、2段目膨張空間
109のPV線図は、図4に示されるように、右回りの
サイクルを描いていることがわかる。この右回りのサイ
クルの面積が理想冷凍発生量である。一方、第2膨張機
301の膨張空間306のPV線図は、図5に示される
ようになる。図5も右回りのサイクルを描いており、こ
の右回りのサイクルの面積分の冷凍を発生することがわ
かる。
【0021】このように、この実施の形態1による蓄冷
型冷凍機では、1台の圧縮機112と吸気および排気バ
ルブ113、114を用いて、膨張機201および第2
膨張機306ともに冷凍を発生することがわかった。従
って、従来の蓄冷型冷凍機では2台の膨張機を運転する
ためには、2台の圧縮機および吸排気バルブが必要であ
ったが、この実施の形態1による蓄冷型冷凍機では、膨
張機201の戻りガスを利用して第2膨張機301を運
転できるので、第2膨張機301専用の2台目の圧縮機
や吸排気バルブが不要となり、その分低コスト化が図ら
れるとともに、省スペース化、小型化が図られる。
【0022】なお、上記実施の形態1では、膨張機20
1として2段式の膨張機を用いるものとしているが、膨
張機201は2段式の膨張機に限定されるものではな
く、図6に示されるような単段式の膨張機であっても、
2段より多段の膨張機であってもよい。また、上記実施
の形態1では、第2膨張機301として単段式の膨張機
を用いるものとしているが、第2膨張機301は単段式
の膨張機に限定されるものではなく、図7に示されるよ
うな2段式の膨張機であっても、2段より多段の膨張機
であってもよい。また、上記実施の形態1では、第2膨
張機301としてGM冷凍機の膨張機を用いるものとし
ているが、第2膨張機301はGM冷凍機の膨張機に限
定されるものではなく、圧力変動によって冷凍を発生す
る膨張機であればよく、例えば図8に示されるようなパ
ルス管冷凍機を用いてもよい。このパルス管冷凍機は、
蓄冷材320を内蔵する蓄冷器321と、膨張空間とし
ての密閉容器322と、蓄冷器321と密閉容器322
とを連通する配管323とから構成され、膨張機201
からの戻りガスにより密閉容器322内の圧力変動を引
き起こし、冷凍を発生させるものである。
【0023】実施の形態2.図9はこの発明の実施の形
態2に係る超電導マグネットシステムを示す構成図であ
る。図9において、超電導マグネットは、超電導コイル
401、この超電導コイル401を囲繞するように配設
され、外部からの輻射による熱を断熱する熱シールド4
02、この熱シールド402を囲繞するように配設され
て真空断熱する真空槽403を備えている。さらに、超
電導コイル401を励磁するための電流を流す電源40
4および電流リード405を備えている。また、上記実
施の形態1による蓄冷型冷凍機の膨張機201の低温側
ステージ107が超電導コイル401に熱的に接続さ
れ、高温側ステージ106が熱シールド402に熱的に
接続されている。さらに、第2膨張機301のステージ
304が熱シールド402に熱的に接続されている。
【0024】このように構成された超電導マグネットシ
ステムでは、蓄冷型冷凍機を運転することにより、膨張
機201で発生した冷凍により超電導コイル401およ
び熱システム402が所定の温度に冷却される。同時
に、第2膨張機301で発生した冷凍により熱シールド
402が所定の温度に冷却される。それにより、蓄冷型
冷凍機本体の発生する冷凍に加えて、第2膨張機301
の発生する冷凍により熱シールド402を冷却し、熱シ
ールド402を所定の温度に確保することができる。そ
こで、外部からの輻射による熱侵入が低減され、超電導
コイル401の温度上昇が抑えられ、クエンチの発生が
防止される。
【0025】この実施の形態2によれば、上記実施の形
態1による蓄冷型冷凍機を用いているので、コイル冷却
用と熱シールド冷却用の2台の冷凍機を用いることな
く、1台の蓄冷型冷凍機で超電導コイル401と熱シー
ルド402とを冷却することができ、低コスト化、省ス
ペース化および小型化が図られる超電導マグネットシス
テムが得られる。
【0026】実施の形態3.上記実施の形態2では、上
記実施の形態1による蓄冷型冷凍機の第2膨張機301
で発生する冷凍により熱システム402を冷却するもの
としているが、この実施の形態3では、図10に示され
るように、上記実施の形態1による蓄冷型冷凍機の第2
膨張機301で発生する冷凍により電流リード405を
冷却するものとしている。通常、電流リード405は抵
抗を減らすために銅線が用いられている。しかし、電流
リード405は常温部から低温部にある超電導コイル4
01に電流を流すため、銅線から同時に熱も侵入するこ
とになる。この実施の形態3では、第2膨張機301で
発生する冷凍により電流リード405が冷却されてお
り、電流リード405を介しての超電導コイル402へ
の熱侵入が抑えられる。それにより、電流リード405
からの熱侵入に起因する超電導コイル401の温度上昇
が抑えられ、クエンチ(超電導破壊)の発生が防止され
る。
【0027】この実施の形態3によれば、上記実施の形
態1による蓄冷型冷凍機を用いているので、コイル冷却
用と電流リード冷却用の2台の冷凍機を用いることな
く、1台の蓄冷型冷凍機で超電導コイル401と電流リ
ード405とを冷却することができ、低コスト化、省ス
ペース化および小型化が図られる超電導マグネットシス
テムが得られる。
【0028】実施の形態4.上記実施の形態2、3で
は、蓄冷型冷凍機本体の冷凍により超電導コイル401
を直接冷却するものとしているが、この実施の形態4で
は、超電導コイル401を液体ヘリウムで冷却する超電
導マグネットに上記実施の形態1による蓄冷型冷凍機を
適用するものである。即ち、液体ヘリウムが貯液されて
いるヘリウム槽内に超電導コイル401が収容され、蓄
冷型冷凍機本体の低温側ステージがヘリウム槽に熱的に
接続され、高温側ステージが熱シールドに熱的に接続さ
れているものである。さらには、第2膨張機のステージ
が熱シールドあるいは電流リードに熱的に接続されてい
るものである。そして、蓄冷型冷凍機本体で発生する冷
凍により熱シールドおよびヘリウム槽が冷却され、第2
膨張機で発生する冷凍により熱シールドあるいは電流リ
ードが冷却される。それにより、外部からの輻射による
熱侵入や電流リードを介しての熱侵入が抑えられ、さら
にヘリウム槽の温度上昇が抑えられて液体ヘリウムの蒸
発による液体ヘリウムの消費量が低減される。
【0029】この実施の形態4によれば、上記実施の形
態1による蓄冷型冷凍機を用いているので、ヘリウム槽
冷却用と熱シールド(あるいは電流リード)冷却用の2
台の冷凍機を用いることなく、1台の蓄冷型冷凍機でヘ
リウム槽と熱シールド(あるいは電流リード)とを冷却
することができ、低コスト化、省スペース化および小型
化が図られる超電導マグネットシステムが得られる。
【0030】なお、上記実施の形態4では、蓄冷型冷凍
機本体で発生する冷凍によりヘリウム槽を冷却するもの
としているが、蓄冷型冷凍機本体の低温側ステージをヘ
リウム槽内に侵入させ、蓄冷型冷凍機本体で発生する冷
凍によりヘリウム槽内のヘリウムガスを冷却するように
してもよい。
【0031】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】この発明によれば、蓄冷材を内蔵したディ
スプレーサがシリンダ内を往復移動可能に配設され、該
シリンダ内に膨張空間を形成するように構成された膨張
機を有し、該膨張空間内の圧力変動に基づいて冷凍を発
生する蓄冷型冷凍機本体と、上記蓄冷型冷凍機本体に高
圧ガスを供給する圧縮機と、上記圧縮機の吐出側と上記
膨張機とを連結するガス送気配管と、上記圧縮機の吸気
側と上記膨張機とを連結するガス戻り配管と、上記ガス
送気配管の経路中に配設されて上記圧縮機で圧縮された
高圧ガスの上記蓄冷型冷凍機本体への供給を制御する吸
気バルブと、上記ガス戻り配管の経路中に配設されて上
記圧縮機への上記蓄冷型冷凍機本体内の低圧ガスの戻り
を制御する排気バルブと、圧力変動に基づいて冷凍を発
生する第2膨張機と、上記排気バルブの下流側で上記ガ
ス戻り配管と上記第2膨張機とを連結するガス配管とを
備えたので、1台の圧縮機および吸排気バルブで蓄冷型
冷凍機本体および第2膨張機を運転でき、低コスト化が
図られる蓄冷型冷凍機が得られる。
【0033】また、この発明によれば、超電導コイル、
この超電導コイルを包囲するように配設された熱シール
ドおよびこの熱シールドを包囲するように配設された真
空槽を有する超電導マグネットと、上記蓄冷型冷凍機と
を備え、上記蓄冷型冷凍機の蓄冷型冷凍機本体で発生す
る冷凍により上記超電導コイルを冷却し、上記蓄冷型冷
凍機の第2膨張機で発生する冷凍により上記熱シールド
を冷却するようにしたので、コイル冷却用および熱シー
ルド冷却用の2台の冷凍機を用いることなく1台の蓄冷
型冷凍機で超電導コイルおよび熱シールドを冷却でき、
低コスト化が図られる超電導マグネットシステムが得ら
れる。
【0034】また、この発明によれば、超電導コイル、
この超電導コイルを包囲するように配設された熱シール
ド、この熱シールドを包囲するように配設された真空槽
および上記超電導コイルに電流を供給する電流リードと
を有する超電導マグネットと、上記請求項1記載の蓄冷
型冷凍機とを備え、上記蓄冷型冷凍機の蓄冷型冷凍機本
体で発生する冷凍により上記超電導コイルを冷却し、上
記蓄冷型冷凍機の第2膨張機で発生する冷凍により上記
電流リードを冷却するようにしたので、コイル冷却用お
よび電流リード冷却用の2台の冷凍機を用いることなく
1台の蓄冷型冷凍機で超電導コイルおよび電流リードを
冷却でき、低コスト化が図られる超電導マグネットシス
テムが得られる。
【0035】また、この発明によれば、超電導コイル、
この超電導コイルを収納し、該超電導コイルを冷却する
液体ヘリウムを貯液するヘリウム槽、このヘリウム槽を
包囲するように配設された熱シールド、この熱シールド
を包囲するように配設された真空槽および上記超電導コ
イルに電流を供給する電流リードとを有する超電導マグ
ネットと、上記請求項1記載の蓄冷型冷凍機とを備え、
上記蓄冷型冷凍機の蓄冷型冷凍機本体で発生する冷凍に
より上記ヘリウム槽を冷却し、上記蓄冷型冷凍機の第2
膨張機で発生する冷凍により上記熱シールドおよび上記
電流リードの少なくとも一方を冷却するようにしたの
で、ヘリウム槽冷却用および熱シールドや電流リード冷
却用の2台の冷凍機を用いることなく1台の蓄冷型冷凍
機でヘリウム槽および熱シールドや電流リードを冷却で
き、低コスト化が図られる超電導マグネットシステムが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
における膨張機内の圧力変動を表す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
における高圧側および低圧側サージタンク内の圧力変動
を表す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
における2段目膨張空間のPV線図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
における第2膨張機の膨張空間のPV線図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
の実施態様を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
の他の実施態様を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係る蓄冷型冷凍機
のさらに他の実施態様を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る超電導マグネ
ットシステムを示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に係る超電導マグ
ネットシステムを示す構成図である。
【図11】 従来の蓄冷型冷凍機を示す構成図である。
【符号の説明】
97 ガス送気配管、98 ガス戻り配管、99 ガス
配管、101 シリンダ、102 1段目ディスプレー
サ、103 2段目ディスプレーサ、1081段目膨張
空間、109 2段目膨張空間、110 1段目蓄冷
器、111 2段目蓄冷器、112 圧縮機、113
吸気バルブ、114 排気バルブ、115 駆動モータ
(蓄冷型冷凍機本体)、201 膨張機(蓄冷型冷凍機
本体)、301 第2膨張機、401 超電導コイル、
402 熱シールド、403 真空槽、405 電流リ
ード。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄冷材を内蔵したディスプレーサがシリ
    ンダ内を往復移動可能に配設され、該シリンダ内に膨張
    空間を形成するように構成された膨張機を有し、該膨張
    空間内の圧力変動に基づいて冷凍を発生する蓄冷型冷凍
    機本体と、 上記蓄冷型冷凍機本体に高圧ガスを供給する圧縮機と、 上記圧縮機の吐出側と上記膨張機とを連結するガス送気
    配管と、 上記圧縮機の吸気側と上記膨張機とを連結するガス戻り
    配管と、 上記ガス送気配管の経路中に配設されて上記圧縮機で圧
    縮された高圧ガスの上記蓄冷型冷凍機本体への供給を制
    御する吸気バルブと、 上記ガス戻り配管の経路中に配設されて上記圧縮機への
    上記蓄冷型冷凍機本体内の低圧ガスの戻りを制御する排
    気バルブと、 圧力変動に基づいて冷凍を発生する第2膨張機と、 上記排気バルブの下流側で上記ガス戻り配管と上記第2
    膨張機とを連結するガス配管とを備えたことを特徴とす
    る蓄冷型冷凍機。
  2. 【請求項2】 超電導コイル、この超電導コイルを包囲
    するように配設された熱シールドおよびこの熱シールド
    を包囲するように配設された真空槽を有する超電導マグ
    ネットと、 上記請求項1記載の蓄冷型冷凍機とを備え、 上記蓄冷型冷凍機の蓄冷型冷凍機本体で発生する冷凍に
    より上記超電導コイルを冷却し、上記蓄冷型冷凍機の第
    2膨張機で発生する冷凍により上記熱シールドを冷却す
    るようにしたことを特徴とする超電導マグネットシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 超電導コイル、この超電導コイルを包囲
    するように配設された熱シールド、この熱シールドを包
    囲するように配設された真空槽および上記超電導コイル
    に電流を供給する電流リードとを有する超電導マグネッ
    トと、 上記請求項1記載の蓄冷型冷凍機とを備え、 上記蓄冷型冷凍機の蓄冷型冷凍機本体で発生する冷凍に
    より上記超電導コイルを冷却し、上記蓄冷型冷凍機の第
    2膨張機で発生する冷凍により上記電流リードを冷却す
    るようにしたことを特徴とする超電導マグネットシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 超電導コイル、この超電導コイルを収納
    し、該超電導コイルを冷却する液体ヘリウムを貯液する
    ヘリウム槽、このヘリウム槽を包囲するように配設され
    た熱シールド、この熱シールドを包囲するように配設さ
    れた真空槽および上記超電導コイルに電流を供給する電
    流リードとを有する超電導マグネットと、 上記請求項1記載の蓄冷型冷凍機とを備え、 上記蓄冷型冷凍機の蓄冷型冷凍機本体で発生する冷凍に
    より上記ヘリウム槽を冷却し、上記蓄冷型冷凍機の第2
    膨張機で発生する冷凍により上記熱シールドおよび上記
    電流リードの少なくとも一方を冷却するようにしたこと
    を特徴とする超電導マグネットシステム。
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