JP2012054413A - エッチング処理装置およびエッチング処理方法 - Google Patents

エッチング処理装置およびエッチング処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の層からなるパターンを形成する際の寸法制御性や処理の安定性を向上させることができるエッチング処理装置およびエッチング処理方法を提供する。
【解決手段】処理容器と、ゲートバルブと、フッ素を含むガスを供給する供給部と、排気部と、プラズマ発生部と、を有した第1の処理部140と、処理容器と、ゲートバルブと、塩素を含むガスを供給する供給部と、排気部と、プラズマ発生部と、を有した第2の処理部150と、第1の搬入搬出口と、第2の搬入搬出口と、を介して被処理物の搬送を行う搬送部130と、を備え、前記第1の処理部140は、前記被処理物に形成されたタンタルホウ素酸化物を含む層を所定の形状となるように除去し、前記第2の処理部150は、前記被処理物に形成されたタンタルホウ素窒化物を含む層を所定の形状となるように除去することを特徴とするエッチング処理装置100。
【選択図】図1

Description

本発明は、エッチング処理装置およびエッチング処理方法に関する。
半導体装置、フラットパネルディスプレイ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)などの分野においては、表面に微細なパターンを有する構造体がリソグラフィ法を用いて製造されている。
このフォトリソグラフィ法においては、原画パターンが形成されたフォトマスク(レチクルとも称する)を介して、パターンを形成する基体(例えば、ウェーハやガラス基板など)の表面に設けられた感光性樹脂に光を照射することでパターンの転写を行うようにしている。
ここで、透明材料からなる基板上に複数の層からなるパターンが形成されたフォトマスクが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この様なフォトマスクの製造においては、同一の処理容器内において上層より順次エッチング処理を行なうことで複数の層からなるパターンを形成するようにしている。
この場合、エッチング処理を行った際に、各層を構成する材料により異なる副生成物(デポ物)が生成されることになる。
そのため、一の層をエッチング処理した際に生成された副生成物が処理容器内に残留し、他の層をエッチング処理する際に残留した副生成物が分解されることで発生した反応生成物により、他の層をエッチング処理する際の寸法制御性やエッチング処理の安定性が低下するおそれがある。
特開2009−271562号公報
本発明の実施形態は、複数の層からなるパターンを形成する際の寸法制御性や処理の安定性を向上させることができるエッチング処理装置およびエッチング処理方法を提供する。
実施形態によれば、第1の処理容器と、前記第1の処理容器に設けられた第1の搬入搬出口を閉鎖する第1のゲートバルブと、前記第1の処理容器の内部にフッ素を含むガスを供給する第1の供給部と、前記第1の処理容器の内部を排気する第1の排気部と、前記第1の処理容器の内部にプラズマを発生させる第1のプラズマ発生部と、を有した第1の処理部と、第2の処理容器と、前記第2の処理容器に設けられた第2の搬入搬出口を閉鎖する第2のゲートバルブと、前記第2の処理容器の内部に塩素を含むガスを供給する第2の供給部と、前記第2の処理容器の内部を排気する第2の排気部と、前記第2の処理容器の内部にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生部と、を有した第2の処理部と、前記第1の搬入搬出口と、前記第2の搬入搬出口と、を介して被処理物の搬送を行う搬送部と、を備え、前記第1の処理部は、前記第1の処理容器の内部において、前記被処理物に形成されたタンタルホウ素酸化物を含む層を所定の形状となるように除去し、前記第2の処理部は、前記第2の処理容器の内部において、前記被処理物に形成されたタンタルホウ素窒化物を含む層を所定の形状となるように除去することを特徴とするエッチング処理装置が提供される。
また、他の実施形態によれば、第1の環境において、被処理物に形成されたタンタルホウ素酸化物を含む層が所定の形状となるように除去する第1のエッチング処理工程と、前記第1の環境から離隔された第2の環境に前記被処理物を移動させる工程と、前記第2の環境において、前記タンタルホウ素酸化物を含む層の下方に形成されたタンタルホウ素窒化物を含む層が所定の形状となるように除去する第2のエッチング処理工程と、を備えたことを特徴とするエッチング処理方法が提供される。
本発明の実施形態によれば、複数の層からなるパターンを形成する際の寸法制御性や処理の安定性を向上させることができるエッチング処理装置およびエッチング処理方法が提供される。
本実施の形態に係るエッチング処理装置を例示するための模式レイアウト図である。 第1の処理部を例示するための模式断面図である。 第1の処理部を例示するための模式断面図である。 第2の処理部を例示するための模式断面図である。 エッチング処理装置の効果について例示をするための模式グラフ図である。 本実施の形態に係るエッチング処理方法について例示をするための模式工程断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、一例として、基板上にタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層、レジストマスクがこの順で積層されたフォトマスクブランクをエッチング処理するエッチング処理装置について例示をする。
図1は、本実施の形態に係るエッチング処理装置を例示するための模式レイアウト図である。
図1に示すように、エッチング処理装置100には、ロードロック部110、トランスファー部120、搬送部130、第1の処理部140、第2の処理部150が設けられている。
ロードロック部110とトランスファー部120、トランスファー部120と第1の処理部140、トランスファー部120と第2の処理部150、との間の壁面には搬入搬出口が形成されている。そして、各搬入搬出口を介してロードロック部110とトランスファー部120、トランスファー部120と第1の処理部140、トランスファー部120と第2の処理部150、とがその内部空間を連通させるようにして接続されている。なお、ロードロック部110、トランスファー部120、第1の処理部140、第2の処理部150は、減圧雰囲気を維持することができるように気密構造となっている。そして、ロードロック部110、トランスファー部120には、後述する第1の処理部140、第2の処理部150の場合と同様に、圧力コントローラを介して図示しない真空ポンプのような排気部が接続されている。なお、ロードロック部110は必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜設けるようにすればよい。
また、各搬入搬出口を気密に閉鎖するためのゲートバルブが設けられている(例えば、図2などを参照)。
搬送部130は、トランスファー部120内に設けられている。搬送部130は、被処理物W(例えば、フォトマスクブランク)をロードロック部110を介してエッチング処理装置100の外部に設けられた図示しない搬送部などから受け取り、第1の処理部140、第2の処理部150に受け渡す。また、搬送部130は、被処理物Wを第1の処理部140、第2の処理部150から受け取り、ロードロック部110を介してエッチング処理装置100の外部に設けられた図示しない搬送部などに受け渡す。搬送部130は、例えば、被処理物Wを把持、搬送することのできるロボット装置などとすることができる。
第1の処理部140、第2の処理部150の構成は、エッチング処理対象の材料に応じて変更することができる。なお、エッチング処理装置に2つの処理部が設けられる場合を例示したが3つ以上の処理部を設けるようにすることができる。
この場合、エッチング処理対象の材料毎に処理部を設けるようにすることができる。例えば、エッチング処理対象の材料がタンタルホウ素酸化物(TaBO)の場合に用いられる処理部と、エッチング処理対象の材料がタンタルホウ素窒化物(TaBN)の場合に用いられる処理部と、を設けるようにすることができる。
ここでは、エッチング処理対象の材料がタンタルホウ素酸化物(TaBO)の場合に第1の処理部140を用い、エッチング処理対象の材料がタンタルホウ素窒化物(TaBN)の場合に第2の処理部150を用いるものとする。
図2、図3は、第1の処理部を例示するための模式断面図である。なお、図2、図3は、図1におけるA−A矢視断面を表した模式断面図である。また、図2は区画部が上昇した状態、図3は区画部が下降した状態を例示するための模式断面図である。
第1の処理部140は、アルミニウムなどの導電性材料で形成され減圧雰囲気を維持可能な処理容器1(第1の処理容器)を備えている。処理容器1の天井中央部分には、処理ガスG1を導入するための処理ガス導入口2が設けられている。処理ガスG1は、ガス供給部18(第1の供給部)から処理ガス導入口2を介して処理容器1の内部に供給される。処理容器1の内部に供給される際、処理ガスG1は、図示しない処理ガス調整部により流量や圧力などが調整される。
ここで、第1の処理部140においては、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理するため、処理ガスG1はフッ素を含むガスとすることができる。例えば、処理ガスG1は、CF、CHF、NFなどやこれらの混合ガスとすることができる。また、処理ガスG1の流量は60sccm程度とすることができる。
処理容器1の天井部分であって、処理ガス導入口2の径外方向部分には誘電体材料(例えば、石英など)からなる誘電体窓21が設けられている。誘電体窓21の表面には導電体からなるコイル20が設けられている。コイル20の一端は接地され(図示せず)、他端は、整合器16aを介して高周波電源6aに接続されている。
処理容器1の内部には、被処理物Wをエッチング処理するための空間である処理空間3が設けられている。処理空間3の下方には電極部4が設けられている。電極部4には高周波電源6bが整合器16を介して接続されている。また、処理容器1は接地されている。
第1の処理部140は、上部に誘導結合型電極を有し、下部に容量結合型電極を有する二周波プラズマエッチング装置である。すなわち、電極部4と処理容器1とが容量結合型電極を構成し、また、コイル20が誘導結合型電極を構成する。
高周波電源6aは、100KHz〜100MHz程度の周波数を有し、3KW程度の高周波電力を処理容器1に印加するものとすることができる。
高周波電源6bは、100KHz〜100MHz程度の周波数を有し、1KW程度の高周波電力を処理容器1に印加するものとすることができる。
整合器16、16aには図示しないチューニング回路が内蔵されており、図示しないチューニング回路で反射波を制御することによりプラズマPを制御することができるようになっている。
第1の処理部140においては、電極部4、処理容器1、高周波電源6a、高周波電源6b、コイル20などが、処理容器1の内部にプラズマPを発生させるプラズマ発生部(第1のプラズマ発生部)となる。
電極部4は、周囲を絶縁リング5で覆われている。電極部4には被処理物Wが載置可能であり、被処理物Wを保持するための静電チャックなどの保持機構(図示せず)や被処理物Wの受け渡し部(図示せず)などが内蔵されている。
処理容器1の底部には排気口7が設けられ、排気口7には圧力コントローラ8を介して真空ポンプなどのような排気部19(第1の排気部)が接続されている。排気部19は、処理容器1の内部が所定の圧力となるように排気する。処理容器1の側壁には、被処理物Wを搬入搬出するための搬入搬出口9(第1の搬入搬出口)が設けられ、搬入搬出口9を気密に閉鎖できるようゲートバルブ17(第1のゲートバルブ)が設けられている。ゲートバルブ17は、O(オー)リングのようなシール部材14を備える扉13を有し、図示しないゲート開閉機構により開閉される。扉13が閉まった時には、シール部材14が搬入搬出口9の壁面に押しつけられ、搬入搬出口9は気密に閉鎖される。
電極部4の外側には、区画部12が設けられている。第1の処理部140においては、フッ素を含むガスを用いてタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理する。この場合、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理した際に副生成物が比較的多く生成される。そこで、第1の処理部140においては、被処理物Wに形成されたタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層を除去する際に処理空間3を画する区画部12を設けている。すなわち、区画部12を設けることで、区画部12の外部にある処理容器1の側壁や底部などに副生成物が付着することを抑制することができるようになっている。なお、区画部12の内壁などにも副生成物が付着するが、区画部12を交換したり区画部12を取り外して清掃したりすることができるので、メンテナンス時間を大幅に短縮することができる。また、区画部12を設けることで外部から処理空間3にパーティクルなどが侵入することを抑制することもできる。
区画部12には、側面部12a、底部12b、脚部12cが設けられている。側面部12aは円筒状であり、処理容器1の内壁に近接するように設けられている。底部12bは円板状であり、外周部の端面は側面部12aの下端面付近に固着されており、内周側の端面は絶縁リング5に近接するようになっている。なお、側面部12a、底部12bの形態は例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。例えば、側面部12aを多角形の筒状としたり、底部12bを多角形の板状としたりすることができる。
脚部12cの一端は、底部12bに接続されており、他端は昇降部11に接続されている。脚部12cは円柱状であるがこれに限定されるものではなく、断面が多角形の柱状、円筒状などであってもよい。昇降部11の動力源は、例えば、モータ、エアシリンダ、油圧シリンダなどとすることができるが、これらに限定されるものではなく同様の機能を有する駆動源としてもよい。区画部12の上昇端位置と下降端位置は、図示しない検出器からの信号で制御することもできるし、タイマーなどを用いて時間により制御することもできる。
区画部12の上昇端位置(図2)では、側面部12aの上部端面と処理容器1の天井部分との間に、わずかに隙間が空くようになっていることが望ましい。これは、側面部12aの上部端面と処理容器1の天井部分とが接触すればパーティクルなどの汚染物が発生するおそれがあるからである。また、この時、底部12bの表面(処理空間3側の面)は、電極部4の表面位置と同一、あるいは、それより低い位置にある。
区画部12の下降端位置(図3)では、側面部12aの上部端面の位置は、被処理物Wの搬入搬出を考慮して、電極部4の表面位置と同一、あるいは、若干低い位置にあるが、これに限定されるものではなく、図示しない被処理物Wの受け渡し部に合わせて適宜変更することができる。また、この時、底部12bと処理容器1の底部との間に隙間が空くようになっていることが望ましい。これは、底部12bと処理容器1の底部とが接触すると、パーティクルなどの汚染物が発生するおそれがあるからである。
次に、第2の処理部150について例示をする。
図4は、第2の処理部を例示するための模式断面図である。なお、図4は、図1におけるB−B矢視断面を表した模式断面図である。
図4に例示をする第2の処理部150も二周波プラズマエッチング装置である。
図4に示すように、第2の処理部150にも処理容器1a(第2の処理容器)、処理容器1aに設けられた搬入搬出口9a(第2の搬入搬出口)を閉鎖するゲートバルブ17a(第2のゲートバルブ)、処理容器1aの内部に塩素を含むガスを供給するガス供給部18a(第2の供給部)、処理容器1aの内部を排気する排気部19a(第2の排気部)などが設けられている。
また、第2の処理部150においては、電極部4、処理容器1a、高周波電源6b、高周波電源6c、コイル20などが、処理容器1aの内部にプラズマPを発生させるプラズマ発生部(第2のプラズマ発生部)となる。
また、第1の処理部140と第2の処理部150とに対して、1つの排気部を設けるようにすることができる。この場合、兼用化された排気部は、第1の処理部140に対しては排気部19となり、第2の処理部150に対しては排気部19aとなる。なお、排気部を兼用化した場合であっても、第1の処理部140と第2の処理部150とにそれぞれ設けられた圧力コントローラ8により排気量や排気速度などを個別的に制御することができる。
なお、第2の処理部150の主な構成は、第1の処理部140の場合と同様とすることができるので詳細な説明は省略する。
第2の処理部150においては、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層をエッチング処理するため、処理ガスG2は塩素を含むガスとすることができる。例えば、処理ガスG2は、Cl、CCl、HClなどやこれらの混合ガスとすることができる。
ここで、塩素を含むガスを用いてタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層をエッチング処理する場合には、生成される副生成物が少なくなる。すなわち、処理容器1aの側壁や底部などに付着する副生成物が少なくなる。そのため、第2の処理部150においては、区画部12と昇降部11とを設けないようにすることができる。
区画部12と昇降部11とを設けないようにすれば、処理ガスG2の排気がより円滑となる。そのため、処理ガスG2の流量、排気量を多くすることができるので、エッチング除去されたものを速やかに排出させることができる。すなわち、処理ガスG2の流量、排気量を多くすることで、一度エッチング除去されたものが、エッチング処理された部分などに再付着することを抑制することができる。その結果、エッチング処理における寸法制御性をさらに向上させることができる。
この場合、処理ガスG2の流量は180sccm程度とすることができる。
なお、区画部12と昇降部11とを設けるようにすれば、外部から処理空間3にパーティクルなどが侵入することを抑制することができる。そのため、前述したものと同様に、区画部12と昇降部11とを設けるようにしてもよい。
処理容器1aに接続される高周波電源6cは、前述した高周波電源6aよりも少ない高周波電力を印加するものとすることができる。例えば、高周波電源6cは、100KHz〜100MHz程度の周波数を有し、1KW程度の高周波電力を処理容器1aに印加するものとすることができる。
なお、前述した高周波電源6aを処理容器1に接続し、印加する高周波電力を制御するようにしてもよい。
次に、第1の処理部140、第2の処理部150の作用について例示をする。
まず、第1の処理部140の作用について例示をする。
(1)まず、昇降部11により区画部12を上昇端位置まで上昇させる(図2参照)。 (2)ゲートバルブ17の扉13を、図示しないゲート開閉機構により開く。この時、扉13やシール部材14に付着したパーティクルや汚染物などが飛散することがあるが、区画部12により処理空間3を区画することができるので、パーティクルや汚染物などが処理空間3内に拡散することを抑制することができる。
(3)次に、区画部12を下降させる(図3参照)。ゲートバルブ17の扉13が開いた時に飛散したパーティクルなどが沈降した後に、区画部12を下降させることにより、処理空間3内にパーティクルなどが侵入することを抑制することができる。
(4)搬送部130により、搬入搬出口9から被処理物Wを処理容器内に搬入する。被処理物Wは電極部4上に載置され、電極部4に内蔵された静電チャックにより保持される。
(5)搬送部130を処理容器1の外に退避させる。
(6)昇降部11により区画部12を上昇端位置まで上昇させる(図2参照)。
(7)ゲートバルブ17の扉13を閉じる。扉13が閉じたときにパーティクルなどの汚染物が発生することがあるが、区画部12により処理空間3を区画することができるので、パーティクルや汚染物が処理空間3内に拡散することを抑制することができる。
(8)処理容器1内を排気する。この時、区画部12の外側においても排気流の流れが形成される。そのため、扉13が開くことにより発生したパーティクルなどの汚染物は、区画部12の外側に形成された排気流に乗り、排気口7から処理容器1外に排出される。 また、区画部12の内側の処理空間3は、底部12bの内周側の端面と絶縁リング5との間に形成される隙間を介して排気される。この際、区画部12によりプラズマ処理部3が区画されているので、区画部12の外側に存在するパーティクルなどの汚染物が処理空間3内に侵入することが抑制される。
(9)次に、フッ素を含むガスを用いてタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理する。
すなわち、まず、処理ガス導入口2を介して処理空間3内に処理ガスG1が供給される。処理ガスG1はフッ素を含むガスとすることができる。例えば、処理ガスG1は、CF、CHF、NFなどやこれらの混合ガスとすることができる。また、処理ガスG1の流量は60sccm程度とすることができる。
次に、高周波電源6aより100KHz〜100MHz程度の周波数を有する高周波電力がコイル20に印加される。また、高周波電源6bより100KHz〜100MHz程度の周波数を有する高周波電力が電極部4に印加される。なお、高周波電源6aと高周波電源6bとから印加される高周波電力の周波数が同じとなるようにすることが好ましい。例えば、高周波電源6aと高周波電源6bとから印加される高周波電力の周波数を13.56MHzとすることができる。
また、高周波電源6aは3KW程度の高周波電力を印加し、高周波電源6bは1KW程度の高周波電力を印加するものとすることができる。
すると、電極部4と処理容器1と、が容量結合型電極を構成するので、電極部4と処理容器1との間に放電が起こる。また、コイル20が誘導結合型電極を構成するので、コイル20から誘電体窓21を介して高周波電力が処理容器1の内部に導入される。そのため、電極部4と処理容器1との間に生じた放電と、処理容器1の内部に導入された高周波電力により処理空間3にプラズマPが発生する。発生したプラズマPにより処理ガスG1が励起、活性化されて中性活性種、イオン、電子などの反応生成物が生成される。この生成された反応生成物が、処理空間3内を下降して被処理物Wのエッチング処理対象に到達し、所望のエッチング処理が行われる。なお、プラズマPの制御は、整合器16、16aに内蔵されている図示しないチューニング回路で反射波を制御することにより行う。
また、残余の処理ガスG1や反応生成物、副生成物の多くは、底部12bの内周側の端面と絶縁リング5との間に形成される隙間を介して排気口7から処理容器1外に排出される。
第1の処理部140におけるエッチング処理においては、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層の上に形成されたレジストマスクの形状に基づいて、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層の一部が除去される。すなわち、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層のうち、レジストマスクに覆われていない部分が除去される。
(10)エッチング処理が終わると、処理容器1内の圧力とゲートバルブ17の扉13の外側の圧力とがほぼ等しくなるように、処理ガス導入口2からパージガスなどを導入する。なお、処理容器1内の圧力を若干高めにしておいた方が、扉13を開けたときにパーティクルなどの汚染物が処理容器1内に侵入してくるのを抑えれるのでより望ましい。
(11)ゲートバルブ17の扉13を図示しないゲート開閉機構により開く。扉13を開けるときにパーティクルなどの汚染物が発生することがあるが、区画部12により処理空間3を区画することができるので、パーティクルや汚染物などが処理空間3内に拡散することを抑制することができる。
(12)区画部12を下降させる(図3参照)。
(13)搬送部13により、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層にエッチング処理が施された被処理物Wを搬出する。
(14)エッチング処理が施される被処理物Wが搬入されるまでの間、ゲートバルブ17の扉13を以下の手順で閉じるようにすることができる。
すなわち、まず、昇降部11により区画部12を上昇端位置まで上昇させる(図2参照)。
次に、ゲートバルブ17の扉13をゲート開閉機構により閉じる。扉13が閉じたときにパーティクルなどの汚染物が発生することがあるが、区画部12により処理空間3を区画することができるので、パーティクルや汚染物が処理空間3内に拡散することを抑制することができる。
次に、第2の処理部150の作用について例示をする。
第2の処理部150には、第1の処理部140においてエッチング処理が施された被処理物Wが搬入される。
すなわち、搬送部130は、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層が所定の形状となるように除去された被処理物Wを第1の処理部140から搬出し、第1の処理部140から搬出した被処理物Wを第2の処理部150に搬入する。
第2の処理部150におけるエッチング処理においては、前述したレジストマスクの形状に基づいて、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層の一部が除去される。すなわち、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層のうち、上方にレジストマスク、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層が無い部分が除去される。
なお、第2の処理部150の基本的な作用は、第1の処理部140の作用と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
以上に例示をしたように、第1の処理部140は、処理容器1の内部において、被処理物Wに形成されたタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層を所定の形状となるように除去する。第2の処理部150は、処理容器1aの内部において、被処理物Wに形成されたタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層を所定の形状となるように除去する。
なお、ロードロック部110、トランスファー部120、搬送部130の基本的な作用は、既知の技術と同様とすることができるので、これらの作用に関する説明は省略する。 また、エッチング処理装置100の作用は、第1の処理部140、第2の処理部150の作用と、ロードロック部110、トランスファー部120、搬送部130の作用とを併せたものとすることができるので、詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態に係るエッチング処理装置1の効果について例示をする。
図5は、エッチング処理装置の効果について例示をするための模式グラフ図である。 なお、図5中のCは、同一の処理容器内において上層より順次エッチング処理を行なう場合である。この場合、C1はタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理する場合、C2はタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層の下方に形成されたタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層をエッチング処理する場合である。
また、図5中のDは本実施の形態に係るエッチング処理装置1によりエッチング処理を行なう場合である。すなわち、各層を構成する材料毎に設けられた処理容器内において各層毎にエッチング処理を行なう場合である。この場合、D1はタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理する場合、D2はタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層の下方に形成されたタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層をエッチング処理する場合である。
図5に示すように、C2におけるエッチングレートの変動幅は大きなものとなる。前述したように、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理する場合には副生成物が比較的多く生成される。そのため、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理した際に生成された副生成物が処理容器内に残留し、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層をエッチング処理する際に、残留していた副生成物が分解されることで発生した反応生成物によりC2におけるエッチングレートの変動幅が大きなものとなる。
一方、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層をエッチング処理する場合には副生成物の生成量が少なくなる。そのため、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理する際には、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層をエッチング処理した際に生成された副生成物の影響も小さくなる。
また、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層をエッチング処理する場合に副生成物が多く生成されたとしても、次に行うタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層のエッチング処理に対する影響は小さなものとなる。
すなわち、生成された副生成物の成分はそのエッチング処理において用いられる元素からなるので、次に行うエッチング処理において副生成物が分解されることで反応生成物が発生したとしてもエッチング処理に対する影響は小さなものとなる。
そのため、C2におけるエッチングレートの変動幅に比べて、C1におけるエッチングレートの変動幅は小さなものとなる。
しかしながら、C2におけるエッチングレートの変動幅が大きければ、エッチング処理を行う際の寸法制御性やエッチング処理の安定性が低くなることに変わりはない。
これに対して、D1、D2の場合は、エッチングレートの変動幅をいずれの場合も小さくすることができる。
すなわち、各層を構成する材料毎に設けられた処理容器内において各層毎にエッチング処理を行なうようにすれば、他の材料からなる層をエッチング処理した際に生成された副生成物の影響をなくすことができる。そのため、複数の層からなるパターンを形成する際の寸法制御性や処理の安定性を向上させることができる。
この場合、フォトマスクにおいて、透明材料からなる基板上に複数の層からなるパターンを形成する際には、寸法制御性や処理の安定性がさらに重要となる。すなわち、フォトマスクにおける欠陥部はそのままパターンを形成する基体(例えば、ウェーハやガラス基板など)に転写されてしまうので、不良品が大量に発生する要因となる。
近年における微細化にともない露光工程における光の波長がますます短くなってきている。そのため、露光工程で使用されるフォトマスクの製造(エッチング処理)においては寸法制御性や処理の安定性を向上させる必要がある。
特に、極紫外線(EUV;Extreme Ultra Violet)を用いた露光工程で使用されるいわゆるEUVマスクの製造においては寸法制御性や処理の安定性をさらに向上させる必要がある。この場合、EUVマスクは、透明材料からなる基板上にタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層、レジストマスクがこの順で積層されたフォトマスクブランクをエッチング処理することで製造される場合がある。
本実施の形態に係るエッチング処理装置1によれば、複数の層からなるパターンを形成する際の寸法制御性や処理の安定性を向上させることができる。
そのため、透明材料からなる基板上にタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層、レジストマスクがこの順で積層されたフォトマスクブランクをエッチング処理する際に寸法制御性や処理の安定性を向上させることができる。
次に、本実施の形態に係るエッチング処理方法について例示をする。
ここでは、一例として、透明材料からなる基板上にタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層、レジストマスクがこの順で積層されたフォトマスクブランクをエッチング処理する場合について例示をする。
図6は、本実施の形態に係るエッチング処理方法について例示をするための模式工程断面図である。
図6(a)に示すように、フォトマスクブランク200には、基板201、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層202、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層203、レジストマスク204が設けられている。
基板201は、透明材料から形成されている。基板201は、例えば、石英などから形成されるものとすることができる。
レジストマスク204は、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層203の表面に形成されている。また、既知のパターンニング技術により開口部204aが形成されている。そのため、開口部204aが形成された部分にタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層203の対応部位が露出することになる。
なお、基板201上にタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層202、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層203、レジストマスク204をこの順で成膜することや、レジストマスク204に所望の開口部204aを形成することなどには、既知の技術を適用させることができるのでこれらの詳細な説明は省略する。
まず、図6(b)に示すように、第1のエッチング処理を行う。
この場合、フッ素を含むガスを用いたプラズマエッチング処理を行うようにすることができる。フッ素を含むガスとしては、例えば、CF、CHF、NFなどやこれらの混合ガスとすることができる。
このプラズマエッチング処理においては、発生させたプラズマPによりフッ素を含むガスが励起、活性化されて中性活性種、イオン、電子などの反応生成物が生成される。この生成された反応生成物が、開口部204aを介してタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層203に供給されることで所望のエッチング処理が行われる。第1のエッチング処理は、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層202の表面が露出するまで行われる。すなわち、フォトマスクブランク200(被処理物)に形成されたタンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層が所定の形状となるように除去する。
次に、第1のエッチング処理が施されたフォトマスクブランク200を第1のエッチング処理を行う環境(第1の環境)から離隔された第2のエッチング処理を行う環境(第2の環境)に移動させる。
すなわち、第1のエッチング処理において生成された副生成物が第2のエッチング処理を行う環境に侵入しないように、第1のエッチング処理を行う環境と第2のエッチング処理を行う環境とが離隔されている。
また、第1のエッチング処理を行う環境から第2のエッチング処理を行う環境に移動させる際に、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層202の露出した表面が酸素に暴露されると、タンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層202の表面が酸化して安定した処理ができなくなるおそれがある。そのため、第1のエッチング処理を行う環境から第2のエッチング処理を行う環境に移動させる際には、酸素が排除された環境(例えば、減圧環境や不活性ガスなどでパージされた環境など)を介して移動を行うようにすることが好ましい。
次に、図6(c)に示すように、第2のエッチング処理を行う。
この場合、塩素を含むガスを用いたプラズマエッチング処理を行うようにすることができる。塩素を含むガスとしては、例えば、Cl、CCl、HClなどやこれらの混合ガスとすることができる。
このプラズマエッチング処理においては、発生させたプラズマPにより塩素を含むガスが励起、活性化されて中性活性種、イオン、電子などの反応生成物が生成される。この生成された反応生成物が、開口部204a、第1のエッチング処理が施された部分を介してタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層202に供給されることで所望のエッチング処理が行われる。第2のエッチング処理は、基板201の表面が露出するまで行われる。
すなわち、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層の下方に形成されたタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層が所定の形状となるように除去する。
次に、図6(d)に示すように、レジストマスク204を除去する。
この場合、酸素を含むガスを用いたプラズマアッシング処理とすることもできるし、薬液を用いたウェットアッシング処理とすることもできる。
以上のようにして基板上に2層からなるパターンを有するフォトマスク300を形成することができる。
なお、基板上に3層以上からなるパターンを有するフォトマスクを形成する場合には、互いに離隔された環境において、各層を構成する材料毎にそれぞれエッチング処理を行うようにすればよい。
本実施の形態においては、互いに離隔された環境において、各層を構成する材料毎にそれぞれエッチング処理を行うようにしている。例えば、第1のエッチング処理を行う環境と、第2のエッチング処理を行う環境とを離隔するようにしている。
そのため、エッチング処理をした際に生成された副生成物を各環境毎に留めておくことができるので、一の層をエッチング処理をした際に生成された副生成物が他の層をエッチング処理する際に影響を及ぼすことを抑制することができる。
この場合、同じ環境下にある副生成物は、そのエッチング処理において用いられる元素からなるので、次に行うエッチング処理において副生成物が分解されることで反応生成物が発生したとしてもエッチング処理に対する影響を抑制することができる。
なお、これらの効果は図5において例示をしたものと同様のため詳細な説明は省略する。
本実施の形態に係るエッチング処理方法によれば、複数の層からなるパターンを形成する際の寸法制御性や処理の安定性を向上させることができる。
例えば、透明材料からなる基板上にタンタルホウ素窒化物(TaBN)を含む層、タンタルホウ素酸化物(TaBO)を含む層、レジストマスクがこの順で積層されたフォトマスクブランクをエッチング処理する際に寸法制御性や処理の安定性を向上させることができる。
以上、実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、エッチング処理装置1が備える各要素の形状、寸法、材料、配置、数などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、第1の処理部140、第2の処理部150として、二周波プラズマエッチング装置を例示したが、他の形式のプラズマエッチング装置とすることもできる。例えば、容量結合プラズマエッチング装置、誘導結合プラズマエッチング装置、表面波プラズマエッチング装置などとすることもできる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 処理容器、3 処理空間、4 電極部、6a 高周波電源、6b 高周波電源、6c 高周波電源、9 搬入搬出口、9a 搬入搬出口、12 区画部、17 ゲートバルブ、17a ゲートバルブ、18 ガス供給部、18a ガス供給部、19 排気部、19a 排気部、100 エッチング処理装置、110 ロードロック部、120 トランスファー部、130 搬送部、140 第1の処理部、150 第2の処理部、G1 処理ガス、G2 処理ガス、P プラズマ、W 被処理物

Claims (5)

  1. 第1の処理容器と、
    前記第1の処理容器に設けられた第1の搬入搬出口を閉鎖する第1のゲートバルブと、
    前記第1の処理容器の内部にフッ素を含むガスを供給する第1の供給部と、
    前記第1の処理容器の内部を排気する第1の排気部と、
    前記第1の処理容器の内部にプラズマを発生させる第1のプラズマ発生部と、
    を有した第1の処理部と、
    第2の処理容器と、
    前記第2の処理容器に設けられた第2の搬入搬出口を閉鎖する第2のゲートバルブと、
    前記第2の処理容器の内部に塩素を含むガスを供給する第2の供給部と、
    前記第2の処理容器の内部を排気する第2の排気部と、
    前記第2の処理容器の内部にプラズマを発生させる第2のプラズマ発生部と、
    を有した第2の処理部と、
    前記第1の搬入搬出口と、前記第2の搬入搬出口と、を介して被処理物の搬送を行う搬送部と、
    を備え、
    前記第1の処理部は、前記第1の処理容器の内部において、前記被処理物に形成されたタンタルホウ素酸化物を含む層を所定の形状となるように除去し、
    前記第2の処理部は、前記第2の処理容器の内部において、前記被処理物に形成されたタンタルホウ素窒化物を含む層を所定の形状となるように除去することを特徴とするエッチング処理装置。
  2. 前記第1の処理部は、前記被処理物に形成されたタンタルホウ素酸化物を含む層を除去する際に処理空間を画する区画部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のエッチング処理装置。
  3. 前記搬送部は、前記タンタルホウ素酸化物を含む層が所定の形状となるように除去された被処理物を前記第1の処理部から搬出し、前記第1の処理部から搬出した被処理物を前記第2の処理部に搬入すること、を特徴とする請求項1または2に記載のエッチング処理装置。
  4. 第1の環境において、被処理物に形成されたタンタルホウ素酸化物を含む層が所定の形状となるように除去する第1のエッチング処理工程と、
    前記第1の環境から離隔された第2の環境に前記被処理物を移動させる工程と、
    前記第2の環境において、前記タンタルホウ素酸化物を含む層の下方に形成されたタンタルホウ素窒化物を含む層が所定の形状となるように除去する第2のエッチング処理工程と、
    を備えたことを特徴とするエッチング処理方法。
  5. 前記第1のエッチング処理工程において生成された副生成物が前記第2の環境に侵入しないように前記第1の環境と前記第2の環境とが離隔されたこと、を特徴とする請求項4記載のエッチング処理方法。
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