JP2012054288A - 電子部品パッケージの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造上の制約が少なく、製造コストを低減できる電子部品パッケージの製造方法を提供する。
【解決手段】第1の基板30と、一方主面12aに機能部が形成された第2の基板12とを準備する。第1の基板30の一方主面30a上に犠牲層32を形成し、犠牲層32上にキャップ層16を形成し、キャップ層16上に枠状の接合層14を形成する。第1の基板30の一方主面30aと第2の基板12の一方主面12aとを対向させ、第1の基板30の接合層14が第2の基板12の機能部を囲むように、第1の基板30の接合層14と第2の基板12の一方主面12aとを貼り合わせた後、犠牲層32を除去する。
【選択図】図2
【解決手段】第1の基板30と、一方主面12aに機能部が形成された第2の基板12とを準備する。第1の基板30の一方主面30a上に犠牲層32を形成し、犠牲層32上にキャップ層16を形成し、キャップ層16上に枠状の接合層14を形成する。第1の基板30の一方主面30aと第2の基板12の一方主面12aとを対向させ、第1の基板30の接合層14が第2の基板12の機能部を囲むように、第1の基板30の接合層14と第2の基板12の一方主面12aとを貼り合わせた後、犠牲層32を除去する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子部品パッケージの製造方法に関し、詳しくは、基板に形成された機能部が封止された電子部品パッケージの製造方法に関する。
従来、電子部品パッケージの製造方法について種々提案されている。
例えば図4は、振動子パッケージの製造工程を示す断面図である。図4(e)に示すように、ガラスウエハ102及びガラスウエハ103が水晶ウエハ101の接合膜114に接合された状態とする。次いで、ガラスウエハ102及びガラスウエハ103の外側面を、例えば、サンドブラスト加工により削り、ガラスウエハ102及びガラスウエハ103を所定の厚さまで薄層化することで、図4(f)に示すように、所定の厚さとされたガラスウエハ102a及びガラスウエハ103aが、水晶ウエハ101の接合膜114に接合された状態とする。次いで、図4(g)に示すように切断し、カバー120及びカバー130が水晶基板110の接合膜114に陽極接合され固定された振動パッケージを得る。すなわち、水晶ウエハ101、ガラスウエハ102,103を陽極接合した後、ガラスウエハ102,103の外側面を削り、振動子パッケージの低背化を実現する(例えば、特許文献1参照)。
図5は、気密封止の工程を示す断面図である。図5(e)に示すように、フィルム211上のシリコン酸化物前駆体212を、凹部等を含む基板上に載置する。次いで、図5(f)に示すように、フィルム211を剥離する。次いで、熱処理することにより、図5(g)に示すように、基板上にシリコン酸化物膜220を有し、周辺に空間217aを確保した微小機械素子を得る(例えば、特許文献2参照)。
図4のように基板を陽極接合する方法では、次の(a)〜(e)の問題点がある。
(a)ガラス基板2枚分の厚みを含むため、低背化に不利である。基板を削るにしても薄くするには限界があり、コストもかかる。
(b)接合面を平坦かつ清浄にする必要がある。
(c)熱衝撃対策として、貼り合わせる基板の線膨張係数を極力合わせることが必要であり、高価な基板が複数枚必要となる。
(d)デバイスに対して貼り合わせや外部端子取り出しのプロセスにおける材料や加工条件等の制約が発生したり負荷を与えたりする。具体的には、陽極接合の場合、一般的に300〜500℃で1000V程度の電圧を印加する必要があり、これに耐え得るデバイスにしか適用できない。
(e)ガラス基板2枚分のコストがかかる。
図5のように転写後に熱処理してシリコン酸化物の蓋を形成する方法は、熱処理温度が400℃と高く、内包するデバイスによっては許容できない温度である。
本発明は、かかる実情に鑑み、製造上の制約が少なく、製造コストを低減できる電子部品パッケージの製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した電子部品パッケージの製造方法を提供する。
電子部品パッケージの製造方法は、(i)第1の基板と、一方主面に機能部が形成された第2の基板とを準備する第1の工程と、(ii)前記第1の基板の一方主面上に犠牲層を形成する第2の工程と、(iii) 前記犠牲層上にキャップ層を形成する第3の工程と、(vi)前記キャップ層上に枠状の接合層を形成する第4の工程と、(v)前記第1の基板の前記一方主面と前記第2の基板の前記一方主面とを対向させ、前記第1の基板の前記接合層が前記第2の基板の前記機能部を囲むように、前記第1の基板の前記接合層と前記第2の基板の前記一方主面とを貼り合わせる第5の工程と、(vi)前記犠牲層を除去する第6の工程とを備える。
上記方法によれば、第2の基板の機能部が接合層及びキャップ層で覆われた電子部品のパッケージを製造できる。第1の基板は繰り返し使用することができる。
上記工程によれば、基板を薄化する工程や熱処理する工程がないため、低コスト化、電子部品への負荷低減を実現しながら低背化が可能となる。
好ましくは、(vii)前記第6の工程により露出した前記キャップ層と前記接合層と前記第2の基板の前記一方主面との各露出部分を全面に覆う気密膜を、無機材料を用いて形成する第7の工程を、さらに備える。
この場合、気密膜によって気密封止構造にすることが可能となる。
好ましくは、前記犠牲層にポリアミドイミドを用いる。
この場合、第6の工程において犠牲層の除去が容易にできる。
好ましくは、前記犠牲層に金属を用いる。
この場合、犠牲層の耐熱性が向上する。
好ましくは、前記第1の工程において、前記一方主面に溝が形成された前記第1の基板を準備する。
この場合、第6の工程において犠牲層の除去時間が短縮でき、低コスト化が可能となる。
好ましくは、前記第6の工程において、前記犠牲層の除去を真空脱泡下のウエットエッチングにより行う。
この場合、犠牲層の除去時間が短縮でき、低コスト化が可能となる。
好ましくは、前記第6の工程において、減圧下で前記第1の基板の前記接合層と前記第2の基板の一方主面とを貼り合わせる。
この場合、電子部品のパッケージを減圧気密封止構造とすることが可能となる。
本発明の電子部品パッケージの製造方法は、基板の平坦性、接合時の温度等の製造上の制約が少なく、製造コストを低減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の電子部品パッケージの製造方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1及び図2は、電子部品パッケージの製造工程を示す斜視図である。実施例1の電子部品パッケージの製造方法は、複数個分の電子部品パッケージを集合基板の状態で作製する。実施例1の電子部品パッケージの製造方法は、大略、図2(d)に示すように犠牲層32を介してキャップ層16及び接合層14が形成された第1の基板30を、図2(e)に示すように第2の基板12に接合した後、図2(f)に示すように犠牲層32を除去して、第1の基板30を剥離する。そして、第2の基板12側を切断して、電子部品パッケージの個片に分割する。
詳しくは、以下の(1)〜(9)の工程により、電子部品パッケージを作製する。
(1) まず、第1の基板30と、第2の基板12を準備する。
第1の基板30は封止構造を作製するためだけに用い、電子部品パッケージには用いない。第2の基板12は、電子部品パッケージに用いる。第2の基板12の一方主面12aには、デバイスの機能部が形成されている。
例えば、第1の基板30には、再利用が可能なシリコン基板やガラス基板を用いる。第1の基板30と第2の基板12の線膨張係数を同じにするために、第1の基板30に、第2の基板12と同じ基板を採用してもよい。
デバイスが弾性波素子の場合、第2の基板12には圧電基板(ニオブ酸リチウム基板、タンタル酸リチウム基板、水晶基板など)を用い、第2の基板12の一方主面12aにデバイスの機能部として、それぞれ互いに間挿し合う複数本の電極指を有するIDT電極(IDT:interdigital transducer)を形成する。デバイスがバルク波素子の場合には、第2の基板12にはシリコン基板を用い、第2の基板12の一方主面12aには、デバイスの機能部として、電極膜の間に圧電膜が挟まれた振動部を形成する。
(2) 次いで、図1(a)に示すように、第1の基板30の一方主面30aに犠牲層32を形成する。
例えば、PAI(ポリアミドイミド)をスピンコートすることにより、数μmの厚みの犠牲層32を形成する。PAIを用いると、後述する犠牲層32の除去(エッチング)が容易である。
AlやCuなどの金属材料を用い、スパッタリングや蒸着などの方法により犠牲層32を形成してもよい。この場合、PAIに比べ、犠牲層32の耐熱温度が高くなる。
(3) 次いで、図1(b)に示すように、犠牲層32の上に、キャップ層16を形成する。
例えば、スパッタリングによりSiO2等の無機膜を成膜することにより、数μmの厚さのキャップ層16を形成する。
次いで、図1(c)に示すように、デバイスに対して必要なサイズにキャップ層16をパターニングする。
例えば、キャップ層16上にフォトレジストを塗布、露光、現像してマスクパターンを形成し、マスクパターンを介してキャップ層16をエッチングした後、マスクパターンを除去する。
(4) 次いで、図1(d)に示すように、キャップ層16上に接合層14を形成する。接合層14は、デバイスに対応するように、キャップ層16の外周に沿って枠状に形成する。
例えば、第2の基板30のキャップ層16及び犠牲層32の上に、有機樹脂を主成分とする接合剤をスピンコートやラミネートにより成膜し、その上にフォトレジストを塗布、露光、現像してマスクパターンを形成し、マスクパターンを介して接合剤をエッチングした後、マスクパターンを除去する。別の方法として感光性の接合剤をスピンコートやラミネートにより成膜後、マスクパターンを用いて露光、現像により形成する方法もある。
(5) 次いで、図2(e)に示すように、第2の基板12と第2の基板30とを、圧力を加えた状態で加熱し、接合する。このとき、デバイスの機能部が形成された第2の基板12の一方主面12aと第1の基板30の一方主面30aとが対向し、第2の基板12の機能部が、第1の基板30の接合層14で囲まれるように、接合層14を第2の基板12の一方主面12aに接合する。
第2の基板12の一方主面12aのうち機能部が形成された領域及びその近傍領域は、接合層14及びキャップ層16により覆われて、内部空間13が形成される。内部空間13には、第1の基板12の一方主面12aに形成された機能部が露出する。内部空間13の高さは、接合層14の厚みを調整することにより調整可能である。
例えば、第2の基板12の一方主面12aに、弾性表面波素子の機能部が形成されている場合、接合層14は、第2の基板12の一方主面12aのうち、IDT電極とその近傍の領域、すなわちIDT電極で励振された弾性表面波が伝搬する振動領域の周囲に接合すする。
(6) 次いで、図2(f)に示すように犠牲層32を除去し、第2の基板30を剥離する。剥離後の第1の基板30は、再利用可能である。
例えば、犠牲層32がPAIである場合には、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)を用いたウエットエッチングにより犠牲層32を除去して、第2の基板30を剥離する。犠牲層32が金属材料である場合には、酸性溶液を用いたウエットエッチングにより犠牲層32を除去して、第2の基板30を剥離する。
犠牲層32を除去するウエットエッチングは、真空脱泡下で行うことが好ましい。真空脱泡下では、エッチング液が浸入しやすく、エッチングにより発生するガスを排気しやすくなり、エッチング時間を短縮できる。
(7) 次いで、図2(g)に示すように、気密膜18を形成する。気密膜18は、犠牲層32の除去により露出したキャップ層16、接合層14、及び第1の基板12の一方主面12aの各露出部分を全面に覆うように形成する。気密膜18でデバイスの全面が覆われることにより、第2の基板12の一方主面12aと接合層14及びキャップ層16で囲まれた内部空間13の気密封止が可能となる。
例えば、SiO2やSiN等の無機膜をスパッタリングや蒸着により成膜することにより気密膜18を形成する。
前述した(5)の加熱/加圧接合を減圧下で行い、前述した(6)の犠牲層除去後に、気密膜18を形成すると、内部空間13の減圧気密封止が可能になる。
気密封止が不要である場合には、気密膜18の形成を省略することができる。
(8) 次いで、図2(h)に示すように、気密膜18の上に、外装樹脂層20を形成する。気密膜18を形成しない場合、外装樹脂層20は、犠牲層32の除去により露出したキャップ層16、接合層14、及び第2の基板12の一方主面12aの各露出部分を全面に覆うように形成する。
例えば、樹脂材料をスピンコートにより塗布することにより、外装樹脂層20を形成する。
(9) 次いで、通常の電子部品パッケージと同様の工程で、外部端子を形成した後、電子部品パッケージの個片に分割する。
例えば、図示していないが、第2の基板12の一方主面12aに形成済の配線パットに達する貫通孔を外装樹脂層20に形成し、その上にめっきによりUBM(アンダーバンプメタル)を形成する。UBMの上に、はんだの印刷、リフローにより、はんだ端子(はんだバンプ)を形成した後、ダインシング等により外装樹脂層20及び第2の基板12を切断して、電子部品パッケージの個片に分割する。
以上の(1)〜(9)の工程により、第2の基板12の機能部が接合層14及びキャップ層16で封止された極低背のウェハレベルパッケージを作製することができる。
実施例1の電子部品パッケージの製造方法は、次の(a)〜(e)の優れた点を有する。
(a)低背化に有利である。すなわち、接合層14やキャップ層16の厚みは、せいぜい数十μm程度であり、数百μm程度のウエハを接合し、削り取る手法に対して、有利である。仮に、デバイスに用いる第2の基板12を同等の厚みまで削ったとしても、第1の基板30は削る必要がないため、その分のコストが抑制可能である。
(b)基板接合ほどの平坦性は不要である。すなわち、陽極接合の場合には、固い基板同士を接合させるため、基板の平坦性や清浄性が必要であったり、仮に接合ができても平坦性の劣る部分で応力が残留したりすることがある。これに対し、第1の基板30と第2の基板12は接合層14を介して接合するので、陽極接合の場合に比べ、基板の平坦性の許容量が大きくなり、接合工程での歩留まりが良好である。
(c)線膨張係数を考慮しても顕著なコストアップにならない。すなわち、陽極接合などの基板接合の場合、接合するそれぞれの基板には同じ材料の基板を用いるか、極力線膨張係数の近い材料の基板を用いることが一般的である。これに対し、線膨張係数を同じにするため、デバイスに用いる第2の基板12と同じ高価な基板を第1の基板30に採用しても、第1の基板30は繰り返して利用することが可能であるため、顕著なコストアップにはならない。
(d)リードタイムを短縮できる。すなわち、第2の基板12の機能部を封止するためのキャップ層16や接合層14を第1の基板30に形成するパッケージプロセスは、第2の基板12に機能部等を形成するデバイスプロセスとは別に実行できるため、リードタイムが短縮できる。
(e)第2の基板12に第1の基板30を接合するまで、デバイスに対するプロセス負荷が全くない。そのため、プロセス材料やプロセス条件によるデバイスへの影響が小さくできる。
<実施例2> 実施例2の電子部品パッケージの製造方法について、図3を参照しながら説明する。
実施例2の電子部品パッケージの製造方法は、実施例1の電子部品パッケージの製造方法と略同様である。以下では、実施例1と同じ構成部分には同じ符号を用い、実施例1との相違点を中心に説明する。
図3は、電子部品パッケージの製造工程を示す断面図である。
実施例2では、図3(a)に示すように、一方主面31aに溝31xが形成された第1の基板31を用いる点が、実施例1と異なる。
例えば、ダイサーを用いて第1の基板31を一方主面31a側からハーフカットし、幅が25μm〜100μm、深さが25μm〜100μm程度の溝31xを形成する。
実施例2の製造工程は、実施例1の製造工程と同じである。すなわち、図3(b)に示すように、第1の基板の一方主面31a上に、犠牲層32、キャップ層16、接合層14を順に形成し、接合層14を第2の基板12の一方主面12aに接合した後、犠牲層32を除去し、第1の基板31を剥離し、第2の基板12側にで電子部品パッケージを作製する。犠牲層32は、第1の基板31の溝31xの底面31yにも形成される。
第1の基板31の溝31xは、厚み方向(図3(b)において上下方向)から透視すると、キャップ層16の外側に形成されている。
犠牲層32を除去するエッチング時に、犠牲層32のうち第1の基板31の溝31xの底面31yに形成された部分32xと第2の基板12の一方主面12aとの間の隙間、すなわちエッチャント進入路31zの間隔が大きくなるため、エッチング液が浸入しやすくなり、エッチング時間を短縮できる。図3(b)では、エッチャント進入路31zが、実施例1の図2(e)の場合の2倍程度に図示されているが、実質的には、2〜10倍程度まで大きくすることが可能である。
実施例2の製造方法は、実施例1と同様に、低背化に有利であり、基板接合ほどの平坦性が不要であり、線膨張係数の考慮が不要であり、リードタイムを短縮でき、第1の基板と第2の基板を接合するまで、デバイスに対するプロセス負荷が全くない。
<まとめ> 以上に説明した電子部品パッケージの製造方法は、基板の平坦性、接合時の温度等の製造上の制約が少なく、製造コストを低減できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、第2の基板の一方主面に、弾性波素子やバルク素子以外のデバイスの機能部を形成してもよい。
12 第2の基板
12a 一方主面
13 内部空間
14 接合層
16 キャップ層
18 気密膜
20 外装樹脂層
30 第1の基板
30a 一方主面
31 第1の基板
31a 一方主面
31x 溝
32 犠牲層
12a 一方主面
13 内部空間
14 接合層
16 キャップ層
18 気密膜
20 外装樹脂層
30 第1の基板
30a 一方主面
31 第1の基板
31a 一方主面
31x 溝
32 犠牲層
Claims (7)
- 第1の基板と、一方主面に機能部が形成された第2の基板とを準備する第1の工程と、
前記第1の基板の一方主面上に犠牲層を形成する第2の工程と、
前記犠牲層上にキャップ層を形成する第3の工程と、
前記キャップ層上に枠状の接合層を形成する第4の工程と、
前記第1の基板の前記一方主面と前記第2の基板の前記一方主面とを対向させ、前記第1の基板の前記接合層が前記第2の基板の前記機能部を囲むように、前記第1の基板の前記接合層と前記第2の基板の前記一方主面とを貼り合わせる第5の工程と、
前記犠牲層を除去する第6の工程と、
を備えたことを特徴とする電子部品パッケージの製造方法。 - 前記第6の工程により露出した前記キャップ層と前記接合層と前記第2の基板の前記一方主面との各露出部分を全面に覆う気密膜を、無機材料を用いて形成する第7の工程をさらに備えたことを特徴とする、請求項1に記載の電子部品パッケージの製造方法。
- 前記犠牲層にポリアミドイミドを用いることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電子部品パッケージの製造方法。
- 前記犠牲層に金属を用いることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電子部品パッケージの製造方法。
- 前記第1の工程において、前記一方主面に溝が形成された前記第1の基板を準備することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の電子部品パッケージの製造方法。
- 前記第6の工程において、前記犠牲層の除去を真空脱泡下のウエットエッチングにより行うことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の電子部品パッケージの製造方法。
- 前記第6の工程において、減圧下で前記第1の基板の前記接合層と前記第2の基板の一方主面とを貼り合わせることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の電子部品パッケージの製造方法。
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