JP2012053521A - 画像編集処理装置、画像編集処理プログラム、及びプロジェクタ付きデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】投影される画像を大掛かりになることなく手軽に編集処理することができる画像編集処理装置、画像編集処理プログラム、及びプロジェクタ付きデジタルカメラを提供する。
【解決手段】プロジェクタ付きデジタルカメラ11は、ホワイトボードに画像を投影して、該画像を編集可能な画像編集処理装置であって、ホワイトボード上から特徴パターンを検出する撮像ユニット17と、画像を編集する編集コマンド情報と対応付けて記憶部39に記憶されている特徴パターン情報と、撮像ユニット17により検出された特徴パターンと、に基づき編集コマンド情報を認識するCPU38と、CPU38が認識した編集コマンド情報に従って前記画像の画像データを編集処理する画像処理部36と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、投影画像の画像編集処理装置、その装置で実行される画像編集処理プログラム、及びプロジェクタ付きデジタルカメラに関する。
従来、スクリーン等の被投影面にプロジェクタから画像を投影すると共に、その画像に対する使用者の手指によるジェスチャ等を撮像し、そのジェスチャ等によって示唆される編集コマンドを認識することにより、投影される画像に対して使用者が意図する編集処理を施すようにした動画編集システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−301693号公報
ところで、特許文献1の動画編集システムでは、画像を投影するプロジェクタに対して画像投影用計算機を接続すると共に、スクリーンに投影された動画編集画面上での手指のジェスチャなどを撮像するカメラに対しても画像投影用計算機とは別の画像処理用計算機を接続している。そして、画像投影用計算機には、ジェスチャ認識プログラムや動画編集アプリケーションを実装させると共に、画像処理用計算機には、手指認識プログラム及び画像処理ライブラリを実装させている。そのため、動画編集システムが大掛かりになるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、投影される画像を大掛かりになることなく手軽に編集処理することができる画像編集処理装置、画像編集処理プログラム、及びプロジェクタ付きデジタルカメラを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像編集処理装置は、被投影面に画像を投影して、該画像を編集可能な画像編集処理装置であって、前記被投影面上から特徴パターンを検出する検出手段と、前記画像を編集する編集コマンド情報と対応付けて記憶手段に記憶されている特徴パターン情報と、前記検出手段により検出された特徴パターンと、に基づき前記編集コマンド情報を認識する認識手段と、該認識手段が認識した前記編集コマンド情報に従って前記画像の画像データを編集処理する処理手段と、を備えたことを要旨とする。
また、本発明の画像編集処理装置は、前記特徴パターンを個別に撮像して得た前記特徴パターンの形状データを前記特徴パターンが対応する前記編集コマンド情報に関連付けして前記記憶手段に記憶させる登録手段を更に備え、前記認識手段は、前記記憶手段に記憶されている特徴パターンの形状データが示す形状と一致又は近似する形状の特徴パターンを前記検出手段が検出した場合に、当該特徴パターンに基づき前記編集コマンド情報を認識することを要旨とする。
また、本発明の画像編集処理装置において、前記記憶手段には、編集機能の異なる複数の前記編集コマンド情報が、編集コマンド情報毎に前記特徴パターンを個別に対応付けて記憶されていることを要旨とする。
また、本発明の画像編集処理装置は、前記処理手段が編集処理した前記画像データに基づく画像を前記被投影面に投影する投影手段により前記被投影面に投影された投影画像の画像領域内に前記特徴パターンを位置させた状態で、その画像領域内における前記特徴パターンの位置座標を算出する算出手段を更に備え、前記処理手段は、前記算出手段により算出された前記位置座標を処理基準として、前記画像の画像データを編集処理することを要旨とする。
また、本発明の画像編集処理装置において、前記特徴パターンは、前記画像データの編集処理に関するパラメータを補正可能なパターンであることを要旨とする。
また、本発明の画像編集処理装置は、前記処理手段が編集処理した前記画像データに基づく画像を前記被投影面に投影する投影手段を備えたことを要旨とする。
同じく上記目的を達成するために、本発明に係るプロジェクタ付きデジタルカメラは、被写体の画像を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像された画像の画像データを記録する記録制御手段と、上記構成の画像編集処理装置とを備え、前記画像編集処理装置の前記処理手段は、前記記録制御手段により記録された前記画像データのうち投影手段によって前記被投影面に投影される画像の画像データを編集処理することを要旨とする。
同じく上記目的を達成するために、本発明に係る画像編集処理プログラムは、被投影面に投影される画像の画像データを編集コマンド情報に基づいて編集処理する画像編集処理装置が備える制御装置により実行される画像編集処理プログラムであって、前記制御装置に、前記編集コマンド情報と対応付けて記憶手段に記憶されている特徴パターンと形状が一致又は近似する特徴パターンを前記被投影面上から検出する検出ステップと、該検出ステップで検出した前記特徴パターンに基づき前記編集コマンド情報を認識する認識ステップと、該認識ステップで認識した前記編集コマンド情報に従って前記画像の画像データを編集処理する処理ステップと、を実行させることを要旨とする。
本発明によれば、投影される画像を大掛かりになることなく手軽に編集処理することができる。
(a)はプロジェクタ付きデジタルカメラの概略正面図、(b)は同カメラの概略背面図。 プロジェクタ付きデジタルカメラの回路構成を示すブロック図。 第1実施形態での編集機能登録ルーチンのフローチャート。 第1実施形態での画像編集処理ルーチンのフローチャート。 投影画像が投影された状態にあるホワイトボードの正面図。 第1実施形態での画像編集処理に用いる特徴パターンが記された状態にあるホワイトボードの正面図。 特徴パターンに検出領域を位置合わせした状態のホワイトボードの正面図。 特徴パターンに編集開始点が位置合わせされたホワイトボードの正面図。 特徴パターンに編集終了点が位置合わせされたホワイトボードの正面図。 トリミング後の投影画像が投影された状態のホワイトボードの正面図。 編集後の投影画像が中央に投影された状態のホワイトボードの正面図。 第2実施形態での画像編集処理ルーチンのフローチャート。 第2実施形態での画像編集に使用する特徴パターンが記された状態にあるホワイトボードの正面図。 投影範囲内に投影画像が縮小投影された状態のホワイトボードの正面図。 第3実施形態での画像編集処理ルーチンのフローチャート。 第3実施形態での画像編集に使用する特徴パターンが記されると共に投影画像が投影された状態のホワイトボードの正面図。
(第1実施形態)
以下、本発明をプロジェクタ付きデジタルカメラ(以下、「カメラ」という。)、及び同カメラが備える画像編集処理装置並びに同装置において実行される画像編集処理プログラムに具体化した第1実施形態を図1〜図11を参照しながら説明する。
図1(a)(b)に示すように、本実施形態のカメラ11は略直方体形状をなすカメラ本体12を有している。カメラ本体12の上面には、このカメラ11で被写体を撮像する際に撮像者により押し下げ操作されるレリーズボタン13が設けられている。また、同じくカメラ本体12の上面において、レリーズボタン13の左右両側には、撮像者によりズーミング操作されるズームレバー14と、カメラ11を電源オン状態とする際に押し下げ操作される電源ボタン15が設けられている。
また、図1(a)に示すように、カメラ本体12の前面(正面)側において、左右方向の一端側上部(図1(a)では右側上部)となる位置には撮像レンズ部16が設けられている。そして、撮像レンズ部16と前後方向で対応するようにカメラ本体12内には撮像ユニット17が配置されると共に、その撮像ユニット17の下部には撮像レンズ部16を通過した被写体からの光を結像させて被写体の画像を撮像する撮像手段としての撮像素子18が設けられている。
また、同じくカメラ本体12の前面側において、左右方向の略中央上部となる位置には投影窓19が撮像レンズ部16と横並びするように設けられている。そして、投影窓19と前後方向で対応するようにカメラ本体12内には投影ユニット20が配置されている。図1(a)に示すように、この投影ユニット20は、高輝度LED等の光源21、集光レンズ22、偏光ビームスプリッタ23、液晶パネル24、投影レンズ25、屈曲プリズム26、及びこれらを収容するケース27を備えている。なお、光源21には放熱ブロック28が密着して設けられている。
そして、投影ユニット20では、光源21から出射された光を集光レンズ22が略平行光にして偏光ビームスプリッタ23に入射させると共に、入射した光のうちP偏光が偏光ビームスプリッタ23を透過して液晶パネル24を照明するようになっている。この液晶パネル24は、赤、緑、青のフィルターが形成された複数の画素から構成され、カラーの画像を生成するように駆動される。そして、液晶パネル24に入射した光は、その液晶層を進行して液晶パネル24の反射面で反射された後、次には、液晶層を逆方向に進行して液晶パネル24から射出され、偏光ビームスプリッタ23へ再度入射されるようになっている。
ここで、偏光ビームスプリッタ23へ再度入射される光はS偏光である変調光とP偏光である非変調光との混合光であるが、この再入射された光束のうちS偏光成分である変調光のみが偏光ビームスプリッタ23の偏光分離部で反射される。そして、反射された変調光は、投影レンズ25および屈曲プリズム26を介して投影窓19からカメラ11の前方に向けて出射され、例えばホワイトボード45(図5〜図11参照)等の無地表面からなる被投影面45aに投影画像50が投影されるようになっている。なお、据え置き型のプロジェクタ装置の場合は、その装置を机上等に載置した状態で投影が行われるが、本カメラ11の場合は、そのカメラ本体12を机上等に載置した状態だけでなく、そのカメラ本体12を撮像者が手に持った状態で被投影面45aに対する投影方向や投影位置及び投影距離等を調整しながら手軽に投影できるようになっている。
一方、図1(b)に示すように、カメラ本体12の背面(後面)側には、液晶モニタ29、PJボタン30、モード切り替えボタン31、メニューボタン32、削除ボタン33及びロータリーマルチセレクタダイヤル(以下、「セレクタダイヤル」という。)34が配置されている。また、セレクタダイヤル34の中心には、OKと表示された決定ボタン35が設けられている。
液晶モニタ29には、例えばカメラ11の動作モードが撮像モードである場合のスルー画像や再生モードである場合の再生画像の他にカメラ11における各種の入力操作をする際の入力画面(例えばメニュー画面)などが表示される。PJボタン30は、カメラ11の動作モードを撮像モードと投影モードとの間で切り替えるための操作ボタンである。また、モード切り替えボタン31は、カメラ11の動作モードを撮像モードと再生モードとの間で切り替えるための操作ボタンである。さらに、メニューボタン32は液晶モニタ29にメニュー画面を表示させる際に操作されるボタンであり、操作時のモード状態に応じた各種メニュー画面が液晶モニタ29に表示される。削除ボタン33は、再生モードにおいて液晶モニタ29に再生表示されている画像の削除を指示するための操作ボタンである。
セレクタダイヤル34は、液晶モニタ29に表示されたメニュー画面内のメニュー項目や一覧表示された複数のサムネイル画像のうちから所望する画像を選択する際などに回動操作される操作ダイヤルである。そして、決定ボタン35は、セレクタダイヤル34の回動操作によって液晶モニタ29内でカーソル(図示略)が位置合わせされたメニュー項目を指定する場合や、各種の処理(例えば後述する位置座標の記録)の開始を決定する場合などに押し下げされるボタンである。
図2は本実施形態のカメラ11のブロック図であり、同図に示すように、カメラ11は既述した撮像ユニット17、投影ユニット20、液晶モニタ29、投影ユニット20の光源21および液晶パネル24の他に、画像処理部36、操作部37、CPU38、記憶部39、及び着脱可能な記録媒体としてのメモリカード40などを備えている。
画像処理部36は、信号変換・処理回路41、圧縮・伸張回路42、モニタ表示回路43、及びパネル表示回路44を含んで構成されている。操作部37は、既述したレリーズボタン13、ズームレバー14、電源ボタン15、PJボタン30、モード切り替えボタン31、メニューボタン32、削除ボタン33、セレクタダイヤル34、及び決定ボタン35を含んで構成されている。記憶部39は、このカメラ11における投影画像の画像編集処理プログラムやその他の制御プログラムを記憶した不揮発性メモリ及びバッファメモリとして機能するRAMを含んで構成されている。そして、CPU38は、記憶部39の不揮発性メモリに記憶された制御プログラムに基づきカメラ11における各種の処理動作(例えば、撮像、記録制御、投影、及び画像編集等)を統括的に制御する制御装置として機能する。
以上のように構成された本実施形態のカメラ11においては、撮像ユニット17の撮像レンズ部16を通過した被写体からの光は、撮像素子18に受光されて光電変換される。また、その撮像素子18の光電変換出力は、画像処理部36の信号変換・処理回路41でA/D変換されるとともに、種々の画像処理が施されて、被写体画像の画像データが生成される。そして、その画像データは、記録制御手段として機能するCPU38の制御に基づき、圧縮・伸張回路42でデータ圧縮され、記録媒体であるメモリカード40に記録される。
また、カメラ11の動作モードを撮像モードに設定した場合において、撮像素子18により繰り返し撮像される画像は液晶モニタ29にスルー画像として動画表示される。そのため、このカメラ11では繰り返し撮像されるスルー画像を見ながら構図決定を行うことが可能となる。なお、このカメラ11は静止画撮像モードの他に動画撮像モードも備えている。そのため、撮像素子18により繰り返し撮像される画像を動画としてメモリカード40に記録することも可能とされている。
また、カメラ11の動作モードを再生モードに設定した場合には、メモリカード40に記録されている画像データに基づく画像を液晶モニタ29に再生表示可能である。この場合は、再生表示される画像の画像データがメモリカード40から画像処理部36に読み込まれ、圧縮・伸張回路42でデータ伸張された後、信号変換・処理回路41を経由してモニタ表示回路43に送られる。そして、モニタ表示回路43に入力された画像データの画像がモニタ表示回路43の駆動に伴い液晶モニタ29に表示される。
また、カメラ11の動作モードを投影モードに設定した場合には、メモリカード40に記録された画像データに基づく投影用の画像を投影ユニット20により投影することが可能である。この場合は、投影すべき画像の画像データがメモリカード40から画像処理部36に読み込まれ、圧縮・伸張回路42でデータ伸張された後、信号変換・処理回路41を経由してパネル表示回路44に送られる。そして、パネル表示回路44に入力された画像データの画像がパネル表示回路44の駆動に伴い液晶パネル24に表示されると共に、その状態において光源21が点灯することにより、液晶パネル24に表示されている画像が投影画像として投影窓19から投影される。
なお、図5に示すように、本実施形態では投影画像の一例として、ホワイトボード45の無地表面である被投影面45aにメモリカード40に記録されている複数の画像データの画像のうちゴリラやシマウマなど複数種の動物を撮像した画像50が投影されるようになっている。また、図5の投影例では、矩形状をなす被投影面45aに対して同じく矩形状をなす投影画像50が被投影面45aの中央位置において画像領域50aを最大にして投影されるように、カメラ11の被投影面45aに対する相対位置が調整されている。
次に、本実施形態のプロジェクタ付きデジタルカメラ11において、投影される画像の編集処理を行なうに際して、CPU38が画像編集処理プログラムに基づき実行する編集機能登録ルーチン及び画像編集処理ルーチンについて、図3及び図4を参照しながら以下説明する。まず、図3に示す編集機能登録ルーチンについて、同ルーチン実行時におけるカメラ11の作用と共に説明し、その後に、図4に示す画像編集処理ルーチンについて、同ルーチン実行時におけるカメラ11の作用と共に説明する。
さて、カメラ11の動作モードが投影モードとなっている場合においてカメラ本体12の背面側のメニューボタン32が操作されると、同じく背面側の液晶モニタ29にタッチボタン付きのメニュー画面(図示略)が表示される。そして、そのメニュー画面において編集機能登録というアイコンマークにタッチ操作がなされると、図3に示す編集機能登録ルーチンが開始される。
そして、まずステップS11において、カメラ11のCPU38は、液晶モニタ29に登録メニューを表示させる。すなわち、CPU38は、画像処理部36のモニタ表示回路43を駆動し、編集機能が異なる複数の編集処理項目(編集コマンド情報)を液晶モニタ29に一覧表示させる。本実施形態では、一例として、投影画像をトリミング処理させる「トリミング」、投影画像の編集エリアを選択させる「編集エリア選択」、及び投影画像に対して線引き処理を施す「線引き」という3つの項目が液晶モニタ29に登録メニューとして一覧表示されるものとする。そして、この3つの編集処理項目を液晶モニタ29に一覧表示させると、CPU38は、その処理を次のステップS12に移行する。なお、登録メニューとして一覧表示させる項目は、3つに限定されるものではない。
そして、次のステップS12において、CPU38は、液晶モニタ29上の3つの編集処理項目のうち何れか1つの編集処理項目が選択されたか否かを判定する。具体的には、カメラ本体12の背面側のセレクタダイヤル34が回動操作され、3つの項目のうち何れか1つの項目にカーソルが位置合わせされた状態で、決定ボタン35が押されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S12=NO)である場合、すなわち、登録メニューの表示をしてから所定時間が経過しても、何れの編集処理項目も選択されない場合、CPU38は、その処理をステップS17に移行する。
その一方、ステップS12の判定結果が肯定判定(S12=YES)である場合、すなわち、登録メニューの表示をしてから所定時間以内に、何れか1つの編集処理項目が選択された場合、CPU38は、その処理を次のステップS13に移行する。そして、このステップS13において、CPU38は、投影画像50が投影される被投影面45a(本実施形態では、ホワイトボード45の無地表面)を撮像ユニット17により撮像させる。
ここで、ホワイトボード45の被投影面45aには、図6に示すように、複数(本実施形態では3つ)の特徴パターンがマジック等により記されているものとする。すなわち、十字パターン51と、星形パターン52と、丸形パターン53という3種類の識別可能な特徴パターンが記されている。なお、これらのパターン51〜53は、このプロジェクタ付きデジタルカメラ11の使用者など人間により任意に描かれたものであり、その形状は上記3つのものに限定されるものではない。
いま仮に、先のステップS12においては、液晶モニタ29上で「トリミング」という編集処理項目(編集コマンド情報)にカーソルが位置合わせされた状態で決定ボタン35が押されることにより、登録を所望する編集機能として投影画像をトリミング処理させる「トリミング」が選択されたものとする。したがって、以下では、投影画像に対する編集機能の一つであるトリミングという編集処理項目(編集コマンド情報)を上記3つの特徴パターンのうち何れか一つのパターンと対応付けて記憶部39に記憶させる登録ステップについて説明する。
さて、ステップS13において、撮像ユニット17によりホワイトボード45の被投影面45aが撮像されると、カメラ11の液晶モニタ29には撮像素子18により繰り返し撮像される被投影面45aの画像がスルー画像として動画表示される。そして、カメラ本体12を手にした撮像者が撮像レンズ部16を被投影面45a上における各特徴パターンが描かれた領域(図6では右側半分の領域)に向けると、液晶モニタ29には図6に示す3種類の識別可能な特徴パターン(十字パターン51、星形パターン52、丸形パターン53)がスルー画像として動画表示されるようになる。なお、画像の投影中の撮像は、主に、被投影面45a上の画像を認識するためのであるため、撮像した画像のスルー画像表示は行なわなくてもよい。
すると、次のステップS14において、CPU38は、その3つの特徴パターンのうち何れか1つの特徴パターンに対して焦点マーク54が位置合わせされたパターン合焦状態になったか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S14=NO)である場合、すなわち、撮像ユニット17による被投影面45aの撮像が開始されてから所定時間が経過しても、パターン合焦がされない場合、CPU38は、その処理をステップS17に移行する。
その一方、ステップS14の判定結果が肯定判定(S14=YES)である場合、すなわち、撮像ユニット17による被投影面45aの撮像が開始されてから所定時間以内に、何れか1つの特徴パターンに焦点マーク54が位置合わせされてパターン合焦がされた場合、CPU38は、その処理を次のステップS15に移行する。
そして、次のステップS15において、CPU38は、被投影面45aに記されている3つの特徴パターンのうち何れか1つの特徴パターンに焦点マーク54を位置合わせしたパターン合焦状態において決定ボタン35が押されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S15=NO)である場合、すなわち、先のステップS14においてパターン合焦に基づき肯定判定(S14=YES)してから所定時間が経過しても、決定ボタン35が押されない場合、CPU38は、その処理をステップS17に移行する。
その一方、ステップS15の判定結果が肯定判定(S15=YES)である場合、すなわち、先のステップS14においてパターン合焦に基づき肯定判定(S14=YES)してから所定時間以内に、パターン合焦状態で決定ボタン35が押された場合、CPU38は、その処理を次のステップS16に移行する。いま仮に、ステップS15においては、図6に示すように、3つの特徴パターンのうち十字パターン51に対して焦点マーク54が位置合わせされたパターン合焦状態で決定ボタン35が押されたものとする。
すると、次のステップS16において、CPU38は、先のステップS12で既に登録を所望する編集機能として選択されている「トリミング」という編集処理項目(編集コマンド情報)に対応付ける特徴パターンとして、ステップS15で選択された十字パターン51を割り当ててパターン登録する登録ステップを実行する。具体的には、十字パターン51の形状データが、パターンマッチングに使用可能な画像データとして、記憶部39の不揮発性メモリに、トリミングという編集処理項目を関連付けて記憶される。この点で、CPU38は、撮像ユニット17で撮像して得た特徴パターンの形状データをその特徴パターンが対応する編集処理項目(編集コマンド情報)に関連付けして記憶手段(記憶部39)に記憶させる登録手段として機能する。そして、このようなパターン登録が終了すると、CPU38は、その処理を次のステップS17に移行する。
そして、ステップS17において、CPU38は、本編集機能登録ルーチンを終了するか否かを判定する。具体的には、先のステップS16でのパターン登録の処理が終了してから所定時間以内に、現在の投影モードにおいてメニューボタン32が再び操作されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S17=NO)である場合、CPU38は、その処理をステップS11に戻し、再びステップS11以降の処理を繰り返す。その一方、ステップS17の判定結果が肯定判定(S17=YES)である場合、CPU38は、本編集機能登録ルーチンを終了する。
なお、ステップS11に戻って再びステップS11以降の処理が繰り返される場合には上記したトリミングという編集処理項目以外の他の編集処理項目と上記した十字パターン51以外の他の特徴パターンとが対応付けられて登録される。すなわち、例えばステップS12で「編集エリア選択」という編集処理項目(編集コマンド情報)が選択されると共に、ステップS15で星形パターン52にパターン合焦させて決定ボタン35が押されたとする。すると、この場合は、ステップS16において、星形パターン52の形状データが、パターンマッチングに使用可能な画像データとして記憶部39の不揮発性メモリに、編集エリア選択という編集処理項目を関連付けて記憶される。
同様に、例えばステップS12で「線引き」という編集処理項目(編集コマンド情報)が選択されると共に、ステップS15で丸形パターン53にパターン合焦させて決定ボタン35が押されたとする。すると、この場合は、ステップS16で、丸形パターン53の形状データが、パターンマッチングに使用可能な画像データとして記憶部39の不揮発性メモリに、線引きという編集処理項目を関連付けて記憶される。
次に、図4に示す画像編集処理ルーチン、及び同ルーチン実行時におけるカメラ11の作用について説明する。
なお、以下において本画像編集処理ルーチンを説明する前提として、本実施形態では、トリミングという編集処理項目が十字パターン51の形状データを対応付けられて記憶部39に登録されているものとする。そして、投影モードにおいては、カメラ11のカメラ本体12を撮像者が手に持って動かすことにより、ホワイトボード45の被投影面45aに対する投影方向や投影位置及び投影距離等を調整しながら、図5及び図7等に示す複数種の動物を撮像した画像50が投影されるものとする。
さて、カメラ11の動作モードが投影モードとなっている場合においてカメラ本体12の背面側のメニューボタン32が操作されると、同じく背面側の液晶モニタ29にタッチボタン付きのメニュー画面(図示略)が表示される。そして、そのメニュー画面において画像編集処理というアイコンマークにタッチ操作がなされると、図4に示す画像編集処理ルーチンが開始される。
そして、まずステップS21において、カメラ11のCPU38は、投影ユニット20によりホワイトボード45の被投影面45aに投影画像を投影させる。この場合、メモリカード40に対して最後に記録された画像データが読み出され、その画像データの画像が投影ユニット20の投影窓19から被投影面45aに向けて投影される。すなわち、既述したとおり、本実施形態では、図5及び図7等に示す複数種の動物を撮像した画像50が投影される。
そして、検出ステップとなるステップS22において、CPU38は、被投影面45a上から投影画像の編集処理項目(編集コマンド情報)を示唆する特徴パターンを検出したか否かを判定する。具体的には、図7に示すように、被投影面45aに記されたトリミングという編集処理項目と対応する十字パターン51が投影画像50の右上隅に設定された正方形状の検出領域55内に位置合わせされたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S22=NO)である場合、すなわち、先のステップS21で投影ユニット20による投影を開始してから所定時間が経過しても、投影画像50の検出領域55内に被投影面45aに記された特徴パターン(この場合は、十字パターン51)が位置合わせされない場合、CPU38は、その処理をステップS31に移行する。
その一方、ステップS22の判定結果が肯定判定(S22=YES)である場合、すなわち、先のステップS21で投影ユニット20による投影を開始してから所定時間以内に投影画像50の検出領域55内に被投影面45aに記された特徴パターンが位置合わせされたことを検出すると、CPU38は、その処理を次のステップS23に移行する。この点で、CPU38は、被投影面45a上から特徴パターンを検出する検出手段として機能する。
そして、認識ステップとなる次のステップS23において、CPU38は、その検出パターン(この場合は、十字パターン51)は登録済みか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S23=NO)である場合、CPU38は、検出パターンは未登録である旨のメッセージを液晶モニタ29に表示させた後、その処理をステップS31に移行する。なお、この認識ステップでは、CPU38は、検出パターンの十字パターン51が登録済みの特徴パターンと形状が一致又は近似するか否かを判定する。
すなわち、パターンマッチングの精度としては完全一致を追求するほど厳密なものではない。したがって、ホワイトボード45の被投影面45aに手書きした十字パターン51を登録ステップで登録処理した後に消してしまい、再び同様の十字パターン51を手書きした後において、この認識ステップを実行した場合も、検出パターンの形状が登録済みのパターンの形状と完全一致していなくても近似していれば、その検出パターンは登録済みパターンと同一であると肯定判定することができる。
そして、本実施形態の場合、この検出パターンである十字パターン51は、先の編集機能登録ルーチンで、トリミングという編集処理項目が対応付けられて登録された登録済みのパターンである。したがって、CPU38は、検出パターンは登録済みのパターンであり、そのパターンに対応付けられた編集処理機能(編集コマンド情報)は「トリミング」であると認識する。この点で、CPU38は、検出された特徴パターン及び記憶されている特徴パターンに基づき編集コマンド情報を認識する認識手段として機能する。そして、CPU38は、このステップS23で肯定判定(S23=YES)した後、その処理を次のステップS24に移行する。
すると、次のステップS24において、CPU38は、投影画像50の編集処理機能としてトリミングを開始可能となるように編集機能設定を行なう。なお、本実施形態において、投影画像50のトリミング手順は、矩形状をなす投影画像50の画像領域50a内で矩形にトリミングされる画像50の四隅のうち対角線上に位置する二点の位置座標を編集開始点及び編集終了点として各々算出した後、元の投影画像50を相似的に縮小するように、矩形状のトリミングが行なわれる。位置座標の特定は、例えば、検出した特徴パターンやホワイトボードに投影された画像等を撮像素子により撮像し、得られた画像データに基づいて行なえばよい。
したがって、カメラ11を手に持った使用者は、図8に示すように、ホワイトボード45の被投影面45aに投影画像50を投影させながら、トリミングの編集開始点(本実施形態では矩形の四隅の左上隅)を決定するために、その画像領域50a内に十字パターン51を位置させつつ、カメラ11の投影方向、投影位置、投影距離を調整する。そして、所望する位置に十字パターン51が位置したときに決定ボタン35を押すと、その位置がトリミングの編集開始点として決定される。
そのため、こうした編集開始点を決定するために、CPU38は、次のステップS25において、決定ボタン35が押されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S25=NO)である場合、すなわち、先のステップS24でトリミングの機能設定を完了してから所定時間が経過しても、決定ボタン35が押されない場合、CPU38は、その処理をステップS31に移行する。
その一方、ステップS25の判定結果が肯定判定(S25=YES)である場合、CPU38は、次のステップS26において、決定ボタン35が押された時点で十字パターン51が位置する画像領域50a内の位置座標(第1位置座標)を算出し、その第1位置座標の位置データをトリミングの編集開始点の位置データとして記憶部39に記憶させる。この点で、CPU38は、投影画像50の画像領域50a内における特徴パターン(十字パターン51)の位置座標(第1位置座標)を算出する算出手段として機能する。
そして、このようにしてトリミングの編集開始点となる第1位置座標の位置データが記憶部39に記憶されると、次にはトリミングの編集終了点が決定される。すなわち、図9に示すように、カメラ11を手に持った使用者は、ホワイトボード45の被投影面45aに投影画像50を投影させながら、トリミングの編集終了点(本実施形態では矩形の四隅の右下隅)を決定するために、その画像領域50a内に十字パターン51を位置させつつ、カメラ11の投影方向、投影位置、投影距離を調整する。そして、所望する位置に十字パターン51が位置したときに決定ボタン35を押すと、その位置がトリミングの編集終了点として決定される。
そのため、こうした編集終了点を決定するために、CPU38は、次のステップS27において、決定ボタン35が押されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S27=NO)である場合、すなわち、先のステップS26で第1位置座標の位置データをトリミングの編集開始点の位置データとして記憶部39に記憶させてから所定時間が経過しても、決定ボタン35が押されない場合、CPU38は、その処理をステップS31に移行する。
その一方、ステップS27の判定結果が肯定判定(S27=YES)である場合、CPU38は、次のステップS28において、決定ボタン35が押された時点で十字パターン51が位置する画像領域50a内の位置座標(第2位置座標)を算出し、その第2位置座標の位置データをトリミングの編集終了点の位置データとして記憶部39に記憶させる。この点でも、CPU38は、投影画像50の画像領域50a内における特徴パターン(十字パターン51)の位置座標(第2位置座標)を算出する算出手段として機能する。
そして、以上のようにしてトリミングの編集開始点と編集終了点が決定されると、図9に示すように、CPU38は、画像処理部36のパネル表示回路44を駆動して投影画像50の画像領域50a内に編集開始点と編集終了点が対角線上に位置する矩形のトリミング範囲56を点線表記で重畳表示させた後、処理ステップとなる次のステップS29に、その処理を移行する。
すると、次のステップS29において、CPU38は、トリミング前の大きな投影画像50(図9参照)の画像データに対して、図9に示したトリミング範囲56の外側となる領域の画像データが消去されるように、画像処理部36にトリミングのための画像処理を行なわせる。すなわち、十字パターン51に対応付けられたトリミングという編集コマンド情報に従い投影画像50の画像データをトリミングという編集機能で編集処理させる。この点で、CPU38及び画像処理部36は、編集コマンド情報に従って投影画像50の画像データを編集処理する処理手段として機能する。
そして、この処理ステップでの編集処理が終了すると、CPU38は、投影ステップとなる次のステップ30において、編集処理後の画像を被投影面45aに投影させる。すなわち、図10に示すように、トリミング範囲56の外側となる領域が消去されて画像領域50aが矩形縮小サイズとなったトリミング済み投影画像50を投影ユニット20によりホワイトボード45の被投影面45aに投影させる。この点で、投影ユニット20は編集処理(トリミング処理)された画像データに基づく画像を被投影面45aに投影する投影手段として機能する。
そして、このような状態からカメラ11を手に持った使用者が、カメラ本体12の向きを調整して投影ユニット20の投影窓19を被投影面45aの中央に向けると、図11に示すように、トリミング後の矩形縮小サイズの投影画像50が被投影面45aの中央に投影される。なお、投影画像は、縮小サイズに限定されず、元の表示領域に内接するサイズに拡大された画像が表示されてもよい。以上のように、本実施形態のカメラ11では、記憶手段として機能する記憶部39、検出手段と認識手段と処理手段として機能するCPU38、同じく処理手段として機能する画像処理部36、及び投影手段として機能する投影ユニット20を主たる要素として画像編集処理装置が構成されている。
そして、このようにトリミング済み投影画像50が投影ユニット20により投影されてから所定時間が経過すると、CPU38は、次のステップS31において、本画像編集処理ルーチンを終了するか否かを判定する。具体的には、トリミング済み投影画像50が投影ユニット20により投影されてから所定時間以内に、現在の投影モードにおいてメニューボタン32が再び操作されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S31=NO)である場合、CPU38は、その処理をステップS21に戻し、再びステップS21以降の処理を繰り返す。その一方、ステップS31の判定結果が肯定判定(S31=YES)である場合、CPU38は、本画像編集処理ルーチンを終了する。
なお、ステップS21に戻って再びステップS21以降の処理が繰り返された場合には上記した十字パターン51以外の他の特徴パターンが検出されると共に当該検出パターンと対応付けられた編集コマンド情報に基づいた編集処理が実行される。すなわち、例えばステップS22で星形パターン52が検出されると共に、ステップS23でその星形パターン52が編集エリア選択という編集コマンド情報を対応付けられた登録済みのパターンであると認識されたとする。すると、この場合は、ステップS24以降においてホワイトボード45の被投影面45aに投影された投影画像50に対する編集エリアの選択を可能とする所定の編集処理がなされる。
同様に、例えばステップS22で丸形パターン53が検出されると共に、ステップS23でその丸形パターン53が線引きという編集コマンド情報を対応付けられた登録済みのパターンであると認識されたとする。すると、この場合は、ステップS24以降においてホワイトボード45の被投影面45aに投影された投影画像50に対して線引き処理が施される。
以上のような本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)従来とは異なり、例えばジェスチャ認識プログラムや動画編集アプリケーション等を実装した複雑な計算機を必要としない。すなわち、投影される画像50の編集処理項目(編集コマンド情報)が対応付けられた特徴パターン(例えば十字パターン51等)を被投影面45a上から検出し、その特徴パターンに基づき編集コマンド情報をCPU38が認識する。そして、そのCPU38が画像処理部36に編集コマンド情報に従った画像データの編集処理をさせ、その編集処理後の画像データの画像を投影ユニット20により被投影面45aに投影させる。したがって、投影される画像を大掛かりになることなく、手軽に編集処理することができる。
(2)また、投影される画像50に対する編集処理項目(編集コマンド情報)の登録に際しては、被投影面45aに記された特徴パターン(例えば十字パターン51等)を撮像ユニット17で撮像し、その撮像によって得た形状データを当該特徴パターンが対応する編集コマンド情報に関連付けて記憶部39に記憶させることで対応できる。したがって、複雑な処理手順に従ったり特別な登録用の入力装置を使用したりする必要がなく、カメラ11が具備している機能を利用して簡単に登録処理を行なうことができるので、この点でも手軽に投影される画像を編集処理できる。
(3)さらに、記憶部39には、例えばトリミング、編集エリア選択、線引き等という複数の編集処理項目(編集コマンド情報)に各々対応した複数の特徴パターン(十字パターン51、星形パターン52、丸形パターン53等)が記憶されているので、画像50の編集処理に際しては所望する編集処理項目を選択できる。すなわち、被投影面45a上に記された特徴パターンのうちから所望する編集処理項目と対応付けられた特徴パターンに検出領域55を位置合わせして決定ボタン35を押すことにより、簡単に所望する種類の編集処理を画像50に対して施すことができる。
(4)また、特徴パターンの形状データの登録をする場合および登録済みのパターンと検出パターンとのパターンマッチングをする場合には、ホワイトボード45の無地表面である被投影面45aに記された特徴パターンを撮像ユニット17等の機能を利用して検出することで対応できる。したがって、即座に任意の形状の特徴パターンを被投影面45a上に記すことで対応できるので、この点でも手軽に投影される画像を編集処理できる。
(5)しかも、検出された特徴パターンと登録済みのパターンとのパターンマッチングでは、完全一致していなくても近似した形状である場合は、同一のパターンであると判定するので、手書きによる特徴パターンの利用が可能となり、この点でも手軽に投影される画像を編集処理できる。
(6)また、例えばトリミング処理に際しては、そのトリミング処理の処理基準となるトリミング範囲56を規定する位置座標の位置データがCPU38の制御に基づき記憶部39に記憶されるので、画像処理部36によるトリミングのための画像データ処理を容易に行なうことができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について図12〜図14を参照しながら説明する。
なお、この第2実施形態は、投影ユニット20により被投影面45aに投影される画像50に対する編集処理項目(編集コマンド情報)及びその編集処理項目と対応付けられる特徴パターンが第1実施形態とは異なるものの、そのカメラ11の基本的構成はほぼ同様である。したがって、以下では第1実施形態と相違する部分を主に説明することにして、第1実施形態と同じ部分については重複説明を省略する。
また、説明の前提として、この第2実施形態では被投影面45aに投影される画像50の投影位置及び投影範囲を指定する編集コマンド情報が所定の特徴パターン(一例として囲み形状パターン57)と対応付けられて記憶部39に記憶されているものとする。そして、登録済みのパターンである囲み形状パターン57の検出に基づきCPU38が被投影面45aに投影される画像50の画像データの編集処理を制御するものとする。
図12は本実施形態におけるカメラ11のCPU38が実行する画像編集処理ルーチンのフローチャートである。そこで、この図12に示す本実施形態の画像編集処理ルーチン及び同ルーチン実行時におけるカメラ11の作用について説明する。
さて、カメラ11の動作モードが投影モードとなっている場合においてカメラ本体12の背面側のメニューボタン32が操作されると、同じく背面側の液晶モニタ29にタッチボタン付きのメニュー画面(図示略)が表示される。そして、そのメニュー画面において画像編集処理というアイコンマークにタッチ操作がなされると、図12に示す画像編集処理ルーチンが開始される。
そして、まずステップS41において、CPU38は、投影画像50が投影される被投影面45a(本実施形態では、ホワイトボード45の無地表面)を撮像ユニット17により撮像させる。なお、ホワイトボード45の被投影面45aには、図13に示すように、その左側半分の領域部分に略四角環状をなす特徴パターンとしての囲み形状パターン57がマジック等により手書きで記されているものとする。したがって、このときホワイトボード45の被投影面45aを撮像したカメラ11の撮像素子18には、その左側半分の領域部分に囲み形状パターン57を記された被投影面45aの画像が結像する。
すると、検出ステップとなる次のステップS42において、CPU38は、被投影面45a上から投影画像の編集処理項目(編集コマンド情報)を示唆する特徴パターンを検出したか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S42=NO)である場合、すなわち、先のステップS41で撮像ユニット17による被投影面45aの撮像を開始してから所定時間が経過しても、撮像素子18に囲み形状パターン57の画像が結像しない場合、CPU38は、その処理をステップS52に移行する。
その一方、ステップS42の判定結果が肯定判定(S42=YES)である場合、すなわち、先のステップS41で撮像ユニット17による被投影面45aの撮像を開始してから所定時間以内に、撮像素子18に囲み形状パターン57の画像が結像したことを検出すると、CPU38は、その処理を次のステップS43に移行する。この点で、CPU38は、被投影面45a上から特徴パターンを検出する検出手段として機能する。
そして、認識ステップとなる次のステップS43において、CPU38は、その検出パターン(この場合は、囲み形状パターン57)は登録済みか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S43=NO)である場合、CPU38は、検出パターンは未登録である旨のメッセージを液晶モニタ29に表示させた後、その処理をステップS52に移行する。なお、この認識ステップでは、CPU38は、検出パターンの囲み形状パターン57が登録済みの特徴パターン(囲み形状パターン)と形状が一致又は近似するか否かを判定する。
そして、本実施形態の場合、この検出パターンである囲み形状パターン57は、上記のとおり被投影面45aに投影される画像50の投影位置及び投影範囲を指定する編集コマンド情報が対応付けられて登録された登録済みのパターンである。したがって、CPU38は、検出パターンは登録済みのパターンであり、そのパターンに対応付けられた編集コマンド情報は投影位置及び投影範囲を指定するものであると認識する。この点で、CPU38は、検出された特徴パターン及び記憶されている特徴パターンに基づき編集コマンド情報を認識する認識手段として機能する。そして、CPU38は、このステップS43で肯定判定(S43=YES)した後、その処理を次のステップS44に移行する。
すると、次のステップS44において、CPU38は、投影位置と投影範囲を指定する編集コマンド情報に従った投影画像50の編集処理を開始可能となるように編集機能設定を行なう。なお、本実施形態における投影画像50の編集処理手順は、投影画像50の中心座標を投影範囲の中心座標に位置合わせした後、その投影画像50の画像領域50aを囲み形状パターン57が指定する投影範囲内に収まるように調整(サイズ縮小)することにより行われる。そして、カメラ11を手に持った使用者が、ホワイトボード45の被投影面45aに投影画像50を投影させながら、その編集処理前の投影画像50の映写領域58(図14参照)内に囲み形状パターン57を位置させた状態で決定ボタン35を押すと、その投影画像50を囲み形状パターン57が指定する投影範囲内に縮小投影するための編集処理が開始される。
そのため、こうした編集処理の開始を決定するために、CPU38は、次のステップS45において、決定ボタン35が押されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S45=NO)である場合、すなわち、先のステップS44で投影画像50の編集処理を開始可能とする編集機能設定を完了してから所定時間が経過しても、決定ボタン35が押されない場合、CPU38は、その処理をステップS52に移行する。
その一方、ステップS45の判定結果が肯定判定(S45=YES)である場合、CPU38は、次のステップS46において、決定ボタン35が押された時点で被投影面45aを投影している編集処理前の投影画像50の中心座標(この場合は映写領域58の中心座標)を算出する。そして、その中心座標の位置データを記憶部39に記憶させた後、CPU38は、その処理を次のステップS47に移行する。
すると、次のステップS47において、CPU38は、被投影面45a上の囲み形状パターン57が指定する四角環状の投影範囲の中心座標を算出し、その中心座標の位置データを記憶部39に記憶させた後、その処理を次のステップS48に移行する。そして、次のステップS48において、CPU38は、編集処理前の投影画像50(映写領域58)の中心座標と投影範囲の中心座標の各位置データを記憶部39から読み出し、互いの中心座標同士の変位量を、編集処理のための投影画像50の移動量として算出し、その移動量を記憶部39に記憶させた後、その処理を次のステップS49に移行する。
すると、次のステップS49において、CPU38は、投影画像50のサイズ(この場合は編集処理前の投影画像50の映写領域58と同じサイズ)が被投影面45a上の囲み形状パターン57が指定する四角環状の投影範囲内に収まるサイズとなるように、その投影画像50の画像データを画像処理部36によって処理させる。具体的には、編集処理後の投影画像50における画像領域50aの外縁が囲み形状パターン57で指定された投影範囲の四角枠内に内接するサイズとなるように縮小処理される。
そして、処理ステップとなる次のステップS50において、CPU38は、図14に示す映写領域58とほぼ同じサイズの元画像の画像データをその画像データと対応する画像の投影位置が変更されると共にその投影サイズが縮小されるように編集処理する。すなわち、囲み形状パターン57が指定する投影範囲の四角枠内に内接するサイズに縮小された縮小画像が、その中心座標を投影範囲の中心座標と一致させて投影されるように、映写領域58内での画像50の位置及び大きさを編集処理する。
そして、次のステップS51において、CPU38は、そのように映写領域58内での位置及び大きさを編集処理された画像データに基づく画像50を投影ユニット20により被投影面45aに投影させる。すると、被投影面45aには図14に示すような画像50が投影されるようになる。
そして、このように映写領域58内での位置及び大きさを編集処理された投影画像50が投影ユニット20により投影されてから所定時間が経過すると、CPU38は、次のステップS52において、本画像編集処理ルーチンを終了するか否かを判定する。具体的には、編集処理後の投影画像50が投影ユニット20により投影されてから所定時間以内に現在の投影モードにおいてメニューボタン32が再び操作されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S52=NO)である場合、CPU38は、その処理をステップS41に戻し、再びステップS41以降の処理を繰り返す。その一方、ステップS52の判定結果が肯定判定(S52=YES)である場合、CPU38は、本画像編集処理ルーチンを終了する。
したがって、この第2実施形態によれば、第1実施形態における上記(1)及び(5)の効果に加えて次のような効果を得ることができる。
(7)被投影面45aに囲み形状パターン57を記しておくだけで、被投影面45a内における所望の投影位置に所望の投影サイズで投影画像50を投影することができる。そのため、例えば被投影面45aに投影画像50を重畳表示したくない文字情報などの表記領域がある場合には、その文字情報の表記領域を避けた領域部分に囲み形状パターン57を手書きで記すことにより、所望の投影位置及び投影サイズで投影画像50を投影することができる。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について図15及び図16を参照しながら説明する。
なお、この第3実施形態は、投影ユニット20により被投影面45aに投影される画像50に対する編集処理項目(編集コマンド情報)及びその編集処理項目と対応付けられる特徴パターンが第1実施形態とは異なるものの、そのカメラ11の基本的構成はほぼ同様である。したがって、以下では第1実施形態と相違する部分を主に説明することにして、第1実施形態と同じ部分については重複説明を省略する。
また、説明の前提として、この第3実施形態では被投影面45aに投影される画像50の明度をR(赤)G(緑)B(青)の各色の階調毎に補正する編集コマンド情報が所定の特徴パターン(一例としてBV値曲線パターン59)と対応付けられて記憶部39に記憶されているものとする。そして、登録済みのパターンであるBV値曲線パターン59の検出に基づきCPU38が被投影面45aに投影される画像50の画像データの編集処理を制御するものとする。
図15は本実施形態におけるカメラ11のCPU38が実行する画像編集処理ルーチンのフローチャートである。そこで、この図15に示す本実施形態の画像編集処理ルーチン及び同ルーチン実行時におけるカメラ11の作用について説明する。
さて、カメラ11の動作モードが投影モードとなっている場合においてカメラ本体12の背面側のメニューボタン32が操作されると、同じく背面側の液晶モニタ29にタッチボタン付きのメニュー画面(図示略)が表示される。そして、そのメニュー画面において画像編集処理というアイコンマークにタッチ操作がなされると、図15に示す画像編集処理ルーチンが開始される。
そして、まずステップS61において、CPU38は、投影画像50が投影される被投影面45a(本実施形態では、ホワイトボード45の無地表面)を撮像ユニット17により撮像させる。なお、ホワイトボード45の被投影面45aには、図16に示すように、その右側半分の領域部分にXY座標平面内でY=Xの仮想直線60よりも上側に凸形状の曲線となる特徴パターンとしてのBV値曲線パターン59がマジック等により手書きで記されているものとする。したがって、このときホワイトボード45の被投影面45aを撮像したカメラ11の撮像素子18には、その右側半分の領域部分にBV値曲線パターン59を記された被投影面45aの画像が結像する。
すると、検出ステップとなる次のステップS62において、CPU38は、被投影面45a上から投影画像の編集処理項目(編集コマンド情報)を示唆する特徴パターンを検出したか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S62=NO)である場合、すなわち、先のステップS61で撮像ユニット17による被投影面45aの撮像を開始してから所定時間が経過しても、撮像素子18にBV値曲線パターン59の画像が結像しない場合、CPU38は、その処理をステップS69に移行する。
その一方、ステップS62の判定結果が肯定判定(S62=YES)である場合、すなわち、先のステップS61で撮像ユニット17による被投影面45aの撮像を開始してから所定時間以内に、撮像素子18にBV値曲線パターン59の画像が結像したことを検出すると、CPU38は、その処理を次のステップS63に移行する。この点で、CPU38は、被投影面45a上から特徴パターンを検出する検出手段として機能する。
そして、認識ステップとなる次のステップS63において、CPU38は、その検出パターン(この場合は、BV値曲線パターン59)は登録済みか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S63=NO)である場合、CPU38は、検出パターンは未登録である旨のメッセージを液晶モニタ29に表示させた後、その処理をステップS69に移行する。なお、この認識ステップでは、CPU38は、検出パターンのBV値曲線パターン59が登録済みの特徴パターン(BV値曲線パターン)と形状が一致又は近似するか否かを判定する。
そして、本実施形態の場合、この検出パターンであるBV値曲線パターン59は、上記のとおり被投影面45aに投影される画像50の明度を補正する編集コマンド情報が対応付けられて登録された登録済みのパターンである。したがって、CPU38は、検出パターンは登録済みのパターンであり、そのパターンに対応付けられた編集コマンド情報は投影画像50の明度を補正するものであると認識する。この点で、CPU38は、検出された特徴パターン及び記憶されている特徴パターンに基づき編集コマンド情報を認識する認識手段として機能する。そして、CPU38は、このステップS63で肯定判定(S63=YES)した後、その処理を次のステップS64に移行する。
すると、次のステップS64において、CPU38は、明度を補正する編集コマンド情報に従った投影画像50の編集処理を開始可能となるように編集機能設定を行なう。なお、本実施形態における投影画像50の編集処理手順は、投影画像50における各階調でのBV値曲線パターン59とY=Xの仮想直線60とのY軸方向値(出力値)の差分を算出した後、その差分に応じて階調毎の明度を補正することにより行われる。そして、カメラ11を手に持った使用者が、ホワイトボード45の被投影面45aのBV値曲線パターン59を撮像しながら決定ボタン35を押すと、その投影画像50の明度をBV値曲線パターン59が示す階調毎の差分に基づき補正するための編集処理が開始される。
そのため、こうした編集処理の開始を決定するために、CPU38は、次のステップS65において、決定ボタン35が押されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S65=NO)である場合、すなわち、先のステップS64で投影画像50の編集処理を開始可能とする編集機能設定を完了してから所定時間が経過しても、決定ボタン35が押されない場合、CPU38は、その処理をステップS69に移行する。
その一方、ステップS65の判定結果が肯定判定(S65=YES)である場合、CPU38は、次のステップS66において、決定ボタン35が押された時点で被投影面45aからBV値曲線パターン59を撮像し、その撮像データに基づき投影画像50における各階調でのBV値曲線パターン59とY=Xの仮想直線60との差分を算出する。すなわち、仮想直線60との差分を示すパターン情報を読み込む。そして、その差分データを記憶部39に記憶させた後、CPU38は、その処理を次のステップS67に移行する。
そして、処理ステップとなる次のステップS67において、CPU38は、図16に示すように、被投影面45aの左側半分の領域部分に投影される画像50の画像データを、その右側に記されたBV値曲線パターン59が示唆する編集コマンド情報に従い明度補正されるように編集処理する。すなわち、投影画像50における明度を階調毎のBV値曲線パターン59とY=Xの仮想直線60との差分に応じて(この場合は、BV値の中間値に相当する階調段階で大きく明度が増加するように)補正する編集処理を行なう。
そして、次のステップS68において、CPU38は、そのように階調毎の明度を補正する編集処理がされた画像データに基づく画像50を投影ユニット20により被投影面45aに投影させる。すると、被投影面45aには、カメラ11の使用者が手書きで記したBV値曲線パターン59に従って明度が階調毎に補正されることにより使用者が所望する明暗コントラストに調整された画像50が投影されるようになる。
そして、このように明度が階調毎に補正された投影画像50が投影ユニット20により投影されてから所定時間が経過すると、CPU38は、次のステップS69において、本画像編集処理ルーチンを終了するか否かを判定する。具体的には、編集処理後の投影画像50が投影ユニット20により投影されてから所定時間以内に現在の投影モードにおいてメニューボタン32が再び操作されたか否かを判定する。そして、その判定結果が否定判定(S69=NO)である場合、CPU38は、その処理をステップS61に戻し、再びステップS61以降の処理を繰り返す。その一方、ステップS69の判定結果が肯定判定(S69=YES)である場合、CPU38は、本画像編集処理ルーチンを終了する。
したがって、この第3実施形態によれば、第1実施形態における上記(1)及び(5)の効果に加えて次のような効果を得ることができる。
(8)投影される画像50における階調毎の明度の補正パラメータを編集コマンド情報として示すBV値曲線パターン59を被投影面45aに記しておくだけで、被投影面45aに投影される画像50を所望の明暗コントラストにて投影させることができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・第1実施形態において、ステップS22での特徴パターン(十字パターン51等)の検出は、次のようにしてもよい。すなわち、その特徴パターンが投影画像50の右上隅の検出領域55内に位置合わせされただけでなく、その位置合わせされた状態のまま所定の検出時間が経過した場合に、その特徴パターンを検出パターンとして自動的に選択するようにしてもよい。あるいは、液晶モニタ29の画面上において、その特徴パターンの表示位置をタッチペンなどでタッチ操作することにより、その特徴パターンを検出パターンに選択するようにしてもよい。さらには、液晶モニタ29の画面上において、セレクタダイヤル34の操作に基づきカーソルを移動させ、その特徴パターンの表示位置にカーソルを位置合わせした状態で決定ボタン35が押された場合に、その特徴パターンを検出パターンに選択するようにしてもよい。
・第1実施形態において、特徴パターンの検出では、音声情報(例えば「トリミング」という音声)や文字情報(例えば「トリミング」という文字)の認識動作を補助的に併用してもよい。
・第1実施形態において、編集コマンド情報と対応付けられる特徴パターンの種類は、十字パターン51、星形パターン52、丸形パターン53以外の他の形状のパターンでもよく、それらと対応付けられる編集コマンド情報(編集処理項目)の種類も、トリミング、編集エリア選択、線引き以外の他の編集コマンド情報でもよい。
・第1実施形態において、ステップS25及びステップS27での編集開始点及び編集終了点の位置座標の決定は、次のようにしてもよい。すなわち、投影画像50の画像領域50a内に特徴パターン(十字パターン51等)が移動せずに所定時間だけ位置した場合に、その時点の特徴パターンの位置座標を編集開始点及び編集終了点として決定するようにしてもよい。あるいは、液晶モニタ29の画面上において、その特徴パターンの表示位置をタッチペンなどでタッチ操作することにより、その時点の特徴パターンの位置座標を編集開始点及び編集終了点として決定するようにしてもよい。
・上記各実施形態において、特徴パターンはホワイトボード45の被投影面45a上に筆記具などで書き記したもの以外に、画鋲やテープを付けてパターン化したものや、又はマグネットでパターン形成部材を取着するものであってもよい。
・第2実施形態において、囲み形状パターン57は四角環状のものに限らず、四角環状以外の多角環状、円環状、楕円環状、変形環状など他の環状形態により投影位置及び投影範囲を指定するものであってもよい。あるいは、直線や曲線が連続した環状ではなく点線での環状をなすものであってもよい。さらには、例えば投影位置の中心を包囲する少なくとも三箇所以上の位置に散在的に記されて、それらの内側となる囲み領域内に投影位置や投影範囲を指定する括弧や点の表記であってもよい。
・上記各実施形態において、画像編集処理プログラムを予めメモリカードなどの外部記憶媒体に記憶させておき、その外部記憶媒体をカメラに装着した際に、その外部記憶媒体からカメラが備える記憶手段(記憶部39)に画像編集処理プログラムが取り込まれるようにしてもよい。
11…プロジェクタ付きデジタルカメラ、18…撮像素子(撮像手段)、20…投影ユニット(画像編集処理装置を構成する投影手段)、36…画像処理部(画像編集処理装置を構成する処理手段)、38…CPU(画像編集処理装置を構成する制御装置、検出手段、認識手段、記録制御手段、処理手段、登録手段、算出手段)、39…記憶部(記憶手段)、45a…被投影面、50…画像、50a…画像領域、51…十字パターン(特徴パターン)、52…星形パターン(特徴パターン)、53…丸形パターン(特徴パターン)、57…囲み形状パターン(特徴パターン)、59…BV値曲線パターン(特徴パターン)。

Claims (8)

  1. 被投影面に画像を投影して、該画像を編集可能な画像編集処理装置であって、
    前記被投影面上から特徴パターンを検出する検出手段と、
    前記画像を編集する編集コマンド情報と対応付けて記憶手段に記憶されている特徴パターン情報と、前記検出手段により検出された特徴パターンと、に基づき前記編集コマンド情報を認識する認識手段と、
    該認識手段が認識した前記編集コマンド情報に従って前記画像の画像データを編集処理する処理手段と、を備えたことを特徴とする画像編集処理装置。
  2. 前記特徴パターンを個別に撮像して得た前記特徴パターンの形状データを前記特徴パターンが対応する前記編集コマンド情報に関連付けして前記記憶手段に記憶させる登録手段を更に備え、
    前記認識手段は、前記記憶手段に記憶されている特徴パターンの形状データが示す形状と一致又は近似する形状の特徴パターンを前記検出手段が検出した場合に、当該特徴パターンに基づき前記編集コマンド情報を認識することを特徴とする請求項1に記載の画像編集処理装置。
  3. 前記記憶手段には、編集機能の異なる複数の前記編集コマンド情報が、編集コマンド情報毎に前記特徴パターンを個別に対応付けて記憶されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像編集処理装置。
  4. 前記処理手段が編集処理した前記画像データに基づく画像を前記被投影面に投影する投影手段により前記被投影面に投影された投影画像の画像領域内に前記特徴パターンを位置させた状態で、その画像領域内における前記特徴パターンの位置座標を算出する算出手段を更に備え、
    前記処理手段は、前記算出手段により算出された前記位置座標を処理基準として、前記画像の画像データを編集処理することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の画像編集処理装置。
  5. 前記特徴パターンは、前記画像データの編集処理に関するパラメータを補正可能なパターンであることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の画像編集処理装置。
  6. 前記処理手段が編集処理した前記画像データに基づく画像を前記被投影面に投影する投影手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載の画像編集処理装置。
  7. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段により撮像された画像の画像データを記録する記録制御手段と、
    請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の画像編集処理装置と
    を備え、
    前記画像編集処理装置の前記処理手段は、前記記録制御手段により記録された前記画像データのうち投影手段によって前記被投影面に投影される画像の画像データを編集処理することを特徴とするプロジェクタ付きデジタルカメラ。
  8. 被投影面に投影される画像の画像データを編集コマンド情報に基づいて編集処理する画像編集処理装置が備える制御装置により実行される画像編集処理プログラムであって、
    前記制御装置に、
    前記編集コマンド情報と対応付けて記憶手段に記憶されている特徴パターンと形状が一致又は近似する特徴パターンを前記被投影面上から検出する検出ステップと、
    該検出ステップで検出した前記特徴パターンに基づき前記編集コマンド情報を認識する認識ステップと、
    該認識ステップで認識した前記編集コマンド情報に従って前記画像の画像データを編集処理する処理ステップと、
    を実行させることを特徴とする画像編集処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015152649A1 (ko) * 2014-04-02 2015-10-08 디에스글로벌 (주) 복합 기능을 제공하기 위한 휴대 기기

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