JP2012053121A - 光ファイバ心線及びそれを備えた光電気複合ケーブル - Google Patents

光ファイバ心線及びそれを備えた光電気複合ケーブル Download PDF

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Abstract

【課題】小径に曲げても伝送損失の増加量が少なく、また、マイクロベンドロスが抑制された光ファイバ心線及びそれを備えた光電気複合ケーブルを提供する。
【解決手段】石英ガラスからなるコアガラス2の外周にコアガラス2より屈折率の低い樹脂からなるクラッド層3を形成した光ファイバ素線4に、内側被覆層6と外側被覆層7の2層の樹脂被覆層5を被覆した光ファイバ心線1であって、コアガラス2のコア径が50μm以上100μm以下であり、コアガラス2とクラッド層3の比屈折率差が3.7%以上であり、内側被覆層6のヤング率Eiが、0.2MPa以上0.6MPa以下であり、外側被覆層7のヤング率Eoが、1000MPa以上1800MPa以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ素線の外周に樹脂被覆層を被覆した光ファイバ心線及びそれを備えた光電気複合ケーブルに関する。
光ファイバ心線の一種には、ハードポリマークラッドファイバ心線と呼ばれるものがある(例えば、特許文献1)。この光ファイバ心線は、石英系ガラスからなるコア径195μm〜205μmのコアガラスの外周に、該ガラスよりも屈折率の低いフッ素系樹脂を厚さ15μm程度のクラッド層として被覆して光ファイバ素線とし、その外周にフッ素系熱可塑性樹脂からなる樹脂被覆層を押出被覆して外径0.5mm又は0.9mmとしたものである。
実開昭62−135309号公報
コア径200μm以上の上記の光ファイバ心線では、小径に曲げると伝送損失が増加する。また、曲げた状態で長期間置くとガラスが破断するため、許容曲げ半径が一般的に15mm以上に制限される。このため、配線時に注意が必要であり、工場などで使用することはできても、一般の家庭内やオフィス等で、USBケーブルやHDMIケーブルなどの機器間配線用ケーブルとして、安心して使用することが難しかった。
また、光ファイバ心線の伝送損失は、光ファイバ素線の周りに被覆される樹脂の物性や構造に大きく影響を受ける。被覆樹脂が硬化後の既に安定した状態にあっても、巻き替え等の工程時に光ファイバ心線に新たに付加される応力や歪みによって、被覆樹脂中に物理的な微小な残留応力や残留歪みが生じ、この残留応力/歪みの分布が光ファイバ心線中で不均一な場合は、マイクロベンドロスと呼ばれる過剰伝送損失が発生することがある。
本発明の目的は、小径(曲げ半径数mm程度)に曲げても伝送損失の増加量が少なく、また、マイクロベンドロスが抑制された光ファイバ心線及びそれを備えた光電気複合ケーブルを提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の光ファイバ心線は、石英ガラスからなるコアガラスの外周に前記コアガラスより屈折率の低い樹脂からなるクラッド層が形成された光ファイバ素線の外周に、内側被覆層と外側被覆層の2層の樹脂被覆層が設けられた光ファイバ心線であって、
前記コアガラスのコア径が50μm以上100μm以下であり、
前記コアガラスと前記クラッド層の比屈折率差が3.7%以上であり、
前記内側被覆層のヤング率が、0.2MPa以上0.6MPa以下であり、
前記外側被覆層のヤング率が、1000MPa以上1800MPa以下であることを特徴とする。
本発明の光ファイバ心線において、前記内側被覆層を構成する樹脂が、両端に反応性基を有する反応性オリゴマー同士間の架橋及び前記反応性オリゴマーとモノマー間の架橋の少なくとも一方により重合され、かつ、非反応性オリゴマーを含有することが好ましい。
また、本発明の光電気複合ケーブルは、上記の何れかの光ファイバ心線の周りに複数本の電線が配置され、その外周が外被で被覆されていることを特徴とする。
本発明の光ファイバ心線によれば、曲げに伴う伝送損失が少なく、周囲の温度が変化しても伝送損失の増加が少なく、かつ接続損失が少ない。さらに、曲げ半径数mm程度に曲げてもコアが破断する心配がなく、破断確率を10−6以下とすることができ、機器間配線用ケーブルとして一般家庭やオフィス等で安心して使用することができる。また、10Gbpsの高速伝送でも使用することができる。
また、内側被覆層のヤング率を0.2MPa以上0.6MPa以下とすることにより、曲げることによる伝送損失を抑制するために必要な一定の強度を維持しつつ、マイクロベンドロスを抑制することができ、外側被覆層のヤング率を1000MPa以上1800MPa以下とすることにより、脆化を防止し、必要な伸びを維持しつつ、マイクロベンドロスを抑制することについて、より顕著な効果が得られ易くなる。
また、本発明の光電気複合ケーブルによれば、抗張力体などの補強部材やシースなどの保護部材を設けることなく、光ファイバ素線への電線等からの側圧の付与及び光ファイバ素線の曲げや捻じれによる伝送損失の増加を抑制し、良好な伝送特性を維持することができる。これにより、抗張力体などの補強部材やシースなどの保護部材を設ける場合と比較して、大径化を招くことなく、光ファイバ心線の良好な伝送特性を維持することができる。
本発明に係る光ファイバ心線の実施形態の例を示す概略断面図である。 図1の光ファイバ心線の屈折率分布を示す図である。 樹脂硬化時の紫外線照射量と硬化後のヤング率を示すグラフである。 本発明に係る光電気複合ケーブルの実施形態の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る光ファイバ心線及びそれを備えた光電気複合ケーブルの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、光ファイバ心線1は、プラスチッククラッド光ファイバ素線(以下、光ファイバ素線と呼ぶ)4と、その外周に設けられた樹脂被覆層5とを有する。光ファイバ素線4は、石英系ガラスからなるコアガラス2と、このコアガラス2の外周に設けられコアガラス2より屈折率の低い樹脂である紫外線硬化型フッ化アクリレート樹脂などの紫外線硬化型フッ素樹脂からなるクラッド層3とを備えている。樹脂被覆層5は、硬化型樹脂を硬化させてなる内側被覆層6と、更にその外周に硬化型樹脂を硬化させてなる外側被覆層7とから構成されている。
本実施形態に係る光ファイバ心線1の寸法を例示する。
コアガラス2のコア径d1:50μm〜100μm
クラッド層3のクラッド径d2:90μm〜175μm
クラッド層3の厚さt:20μm〜37.5μm
クラッド径d2/コア径d1:1.4〜2.5
樹脂被覆層5の外径:250μm〜300μm
なお、光ファイバ心線1の小径化のためには、クラッド径d2を150μm以下とし、樹脂被覆層5の外径を250μm以下とすることが好ましい。
光ファイバ素線4のコアガラス2の屈折率は、シリカガラスにゲルマニウム(Ge)が添加されることにより純シリカより高くなっている。コアガラス2の屈折率分布は、図2に示すように、外周面から中心に向う程比屈折率差Δが大きくなり、コアガラス2の中心で比屈折率差Δが最大(Aレベル)となるグレーデッドインデックス(GI)と、コアガラス2の屈折率がほぼ一定値であるステップインデックス(SI)とがある。例えば、コアガラス2の外周の比屈折率差Δは純シリカ対比でゼロ(Bレベル)である。クラッド層3の屈折率は、フッ素が添加されることにより純シリカより屈折率が低くなっている。クラッド層3に対するコアガラス比屈折率差は3.7%以上である。本発明の光ファイバ心線1の開口数は0.40以上であることが好ましい。
クラッド層3の樹脂としては、コアガラス2に対して屈折率が低く、紫外線等の活性エネルギー線で硬化することが可能であり、さらにはこの樹脂組成物を硬化することによって機械的強度があり、可撓性を有し、かつ透明性に優れた硬化物が得られる樹脂であることが必要である。
このような樹脂には、(a)分子内にフッ素原子を含有する(メタ)アクリレート単量体または重合体、(b)(メタ)アクリレート単量体または重合体、(c)コア材と化学結合を形成するカップリング剤、および(d)光重合開始剤から成る樹脂組成物を用いることが好ましい。
成分(a)の分子中のフッ素原子数または成分を変えることや樹脂組成物中の成分(a)の濃度を変えることにより、望ましい屈折率を得ることができる。分子内にフッ素原子を含有する(メタ)アクリレート単量体(a1)としては、下記化学式(A)の物質や、2個以上の不飽和結合を有するものとして化学式(B1)乃至(B3)の物質が挙げられる。
化学式(A)
Figure 2012053121
化学式(B1)
Figure 2012053121
化学式(B2)
Figure 2012053121
化学式(B3)
Figure 2012053121
フッ素原子を含有する(メタ)アクリレート重合体(a2)として、例えば数平均分子量が5万〜500万(スチレン換算)の下記化学式(C)で示されるような、エステル側鎖不飽和結合を有する(メタ)アクリレート共重合体を挙げることができる。
化学式(C)
Figure 2012053121
[式中、R1およびR2はそれぞれ水素またはメチル基、Rfはフルオロアルキル基、Rxは不飽和結合を有する炭化水素基を表す。]
Rx基としては、ビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリル基、内部オレフィン等を挙げることができる。
Rf基としては、−(CH)a−(CF)b−CF
[式中、aは1または2、bは2〜6である。]
を例示できる。
(メタ)アクリレート単量体(b)としては、架橋性、即ち2個以上の不飽和結合を有するものとして、例えば次の化合物が挙げられる:
1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセロールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリグリセロールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート。
カップリング剤(c)としては、例えば、次の化合物が挙げられる:
トリメトキシビニルシラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ジメチルエトキシビニルシラン等。
また、分子内に2個以上の不飽和結合を持つものとして、例えば、次の化合物が挙げられる:
ジエトキシジビニルシラン、ジメトキシジビニルシラン、ジメタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等。
光重合開始剤(d)としては、紫外線照射により容易にラジカルを発生する化合物が望ましく、次の化合物が挙げられる:
ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン。
上述の構成の樹脂組成物を樹脂液とし、この樹脂液をコアに塗布してさらに紫外線を照射してクラッド層3を製造する形態が好ましい。樹脂液の塗布方法は、ダイスコーティング方式とすることが好ましい。
樹脂被覆層5を構成する内側被覆層6は、光ファイバ素線4の外周上に形成された硬化樹脂の層であり、例えば、厚さを10μm〜50μmとすることができる。
内側被覆層6を形成する硬化樹脂は、重合体とそれに含まれる非反応性オリゴマーから構成される。該重合体は、両端にビニル基などの反応性基を有する反応性オリゴマー同士間の架橋反応や、該反応性オリゴマーとモノマー間の架橋反応により重合された紫外線硬化型などの硬化性樹脂である。非反応性オリゴマーは、上記反応性オリゴマーの両端の反応性基を例えばCH基で置換するなどして非反応性にすることにより得られる。非反応性オリゴマーは、例えば、反応性オリゴマーの内、反応性オリゴマーの10重量%〜30重量%程度を非反応性オリゴマーに置換することで含有される。
このように非反応性オリゴマーを重合体に含有させることにより、内側被覆層6を形成する硬化樹脂は、硬化性に影響を与えることなく、硬化後のヤング率を低減することができる。その理由を以下に説明する。
通常の反応性基を有するオリゴマーを用いた硬化樹脂では、架橋構造が密になるため、ヤング率が大きい。そこで、ヤング率を小さくするための方法として、従来は、反応部分を低減したオリゴマーを使用していた。これにより、架橋構造は疎になるので、ヤング率は小さくなるが、反応点が少ないため、架橋速度が遅くなる。一方、本発明にかかる方法では、反応性オリゴマーの反応部分を減らすことなく、未架橋のオリゴマーが硬化後の樹脂中に残存するので、架橋速度に影響を与えることなく、ヤング率を小さくすることができる。
図3は、(a)通常の反応性基を有するオリゴマーを用いた硬化樹脂、(b)ヤング率を小さくするために反応部分を低減したオリゴマーを用いた硬化樹脂、(c)本発明にかかる非反応性オリゴマーを含む反応性オリゴマーを用いた硬化樹脂の各硬化樹脂における紫外線照射量と硬化後のヤング率を示すグラフである。(a)、(b)、(c)何れの場合も1000mJ/cmの紫外線を照射した場合、ヤング率は飽和した値である。(a)、(b)、(c)何れの場合も20mJ/cmの紫外線を照射したときのヤング率はその飽和値よりも小さい。ここで、20mJ/cmの紫外線を照射したときのヤング率の飽和値に対する比を樹脂の硬化速度を示す指標とすることができる。(a)及び(c)の場合は、この比がほぼ同等である。これに対してして(b)の場合は、この比が(a)や(b)の場合に比べて小さく硬化速度が遅い、即ち(b)の場合は(a)や(c)の場合よりも硬化性が不良であるといえる。
本発明において、内側被覆層6のヤング率Eiは、0.2MPa以上0.6MPa以下である。内側被覆層6のヤング率Eiが0.2MPa未満であると、光ファイバ心線1に必要な強度が不十分となり、内側被覆層6のヤング率Eiが0.6MPaを超えると側圧特性が不十分となって光ファイバ素線4へ側圧が付与され易くなってしまう。ヤング率Eiを0.2MPa以上0.6MPa以下とすることにより、光ファイバ心線1に必要な一定の強度を維持しつつ、マイクロベンドロスを抑制することができる。なお、一定の強度とは、曲げることによる伝送損失を抑制するために必要な強度をいう。
また、上記反応性オリゴマーと上記非反応性オリゴマーの分子量分布の幅が同じであることが好ましい。これらの分子量分布の幅を同程度とすることで、反応性オリゴマーが作ったネットワークと非反応性オリゴマーの相溶性が良くなる、つまり、非反応性オリゴマーが他の層へ移行することを防止できる。反応性オリゴマーと上記非反応性オリゴマーの分子量は5000〜30000程度であることが好ましい。
外側被覆層7は、内側被覆層20の外周上に形成された硬化樹脂の層であり、例えば、厚さを10μm〜50μmとすることができる。外側被覆層7を形成する硬化樹脂は、例えば紫外線硬化型で構成されており、その硬化後のヤング率Eoが、1000MPa以上1800MPa以下である。外側被覆層7のヤング率Eoが1000MPa未満であると、側圧特性が不十分となって光ファイバ素線4へ側圧が伝達され易くなり、外側被覆層7のヤング率Eoが1800MPaを超えると、光ファイバ心線1の脆化や、必要な伸びを維持することが困難となる。ヤング率Eoを1000MPa以上1800MPa以下とすることにより、光ファイバ心線1の脆化を防止し、必要な伸びを維持しつつ、マイクロベンドロスを抑制することについて、より顕著な効果が得られ易くなる。
光ファイバ心線1において、コアガラス2のコア径d1を50μm〜100μm、かつクラッド層3に対するコアガラス2の比屈折率差を3.7%以上とすることで、半径2mmに曲げたときの波長850nmの光の伝送損失増加量を0.4dB/10ターン以下とすることができる。これにより、一般の家庭やオフィス等でこの光ファイバ心線1を含むUSBケーブルやHDMIケーブルを使用することができる。
さらに、クラッド層3の厚さを20μm以上とすることで、−40℃〜85℃の温度変化による波長850nmの光の伝送損失増加量を0.3dB以下とすることができる。
クラッド層3が薄い場合はマイクロベンドロスが大きくなり、周囲の温度の変化による伝送損失増加が大きくなると考えられる。ここで、温度変化による伝送損失の増加は、試験品が置かれた雰囲気の温度を、室温→80℃→−45℃→室温と変化させるヒートサイクルを10回繰り返した後の伝送損失の増加である。80℃と−45℃で2時間〜4時間保持し、温度変化させるときの変化率は1℃/分とする。コア径が100μmであるときにクラッド層3の厚さを20μmとすると、クラッド径/コア径の比が最小値1.4となる。
クラッド層3の厚さが厚い程、コアガラス2の中心がクラッド層3の中心からずれる量も大きくなる。光ファイバ心線1を他の光ファイバ心線またはその他の光ファイバと接続するときには、クラッド層3の外周が一致するように接続する。そのときにクラッド層3の中心からコアガラス2の中心がずれていると、コアガラス2どうしがずれて接続される。そうなるとコアガラス2を伝わる光が接続箇所で漏れてしまい接続損失が大きくなる。クラッド層3の厚さが37.5μm以下であるとコアガラス2の中心がクラッド層3の中心からずれる量が小さく、波長850nmの光の接続損失を実用的に問題ない範囲(0.5dB以下)とすることができる。したがって、クラッド層3の厚さを37.5μm以下とすることが好ましい。コア径が50μmであるときにクラッド層3の厚さを37.5μmとすると、クラッド径/コア径の比が最大値2.5となる。
クラッド層3を形成する樹脂組成物には、耐熱性向上などのために下記化学式(1)で表される物質などの非硬化成分が含まれることがある。
化学式(1)
Figure 2012053121
クラッド層3に上記化学式などの非硬化成分が含まれると静疲労係数向上の妨げとなることが分かった。したがって、クラッド層3に上記化学式の物質などの非硬化成分が含まれないことが好ましい。
光ファイバ素線4を線引きする方法は下記の様に行う。
まず、ガラス母材を加熱して軟化させ所定の径に線引きする。この部分がコアガラス2となる。次に、コアガラス2に液状のクラッド材料を塗布する。クラッド材料を入れたダイスにコアガラス2を通すことでコアガラス2の外周にクラッド材料を塗布できる。続いてクラッド材料を硬化させる。上記クラッド材料は紫外線を照射することで硬化する。
製造された光ファイバ素線4に、紫外線硬化型樹脂からなる内側被覆層6及び外側被覆層7を順に被覆して樹脂被覆層5を形成することにより、光ファイバ心線1ができる。
本発明の光ファイバ心線1は、さらにPVCのチューブに入れるなどして光ケーブルとすることができる。光ファイバ心線1が1本または複数本チューブに入れられ、光ファイバ心線1とチューブとの間に介在物がないルース構造の光ケーブルでも良い。また、光ファイバ心線1の周囲にケブラー(登録商標)などの抗張力繊維を添わせてその周囲にチューブで外被を形成した光ケーブルでも良い。さらに、光ファイバ心線1の周囲に電線を配置して一体化した光電気複合ケーブルに使用することもできる。
次に、光ファイバ心線の周囲に電線を配置して一体化した光電気複合ケーブルについて説明する。
図4に示すように、光電気複合ケーブル11は、最外層である外被20の内側に、上記の光ファイバ心線1と複数本の電線15とを有する。光ファイバ心線1は、複数本設けられ、光電気複合ケーブル11の断面中央のファイバ収容部13に配置されている。
外被20の内側であってファイバ収容部13の外側は、電線収容部14とされており、この電線収容部14には、例えば、複数本の電線15及び複数本の介在16が配置されている。電線15は、例えば、ツイストペアケーブル、同軸ケーブルあるいは絶縁ケーブルなどがあり、例えば、AWG(American Wire Gauge)の規格によるAWG20〜46程度のケーブルである。また、本例では、4本の電線15のうち2本が信号線であり、2本が電力線である。また、電線収容部14の周囲には、押さえ巻き18、シールド層19及び外被20が順に設けられている。電線収容部14の厚さ(ファイバ収容部13の外周と押さえ巻き18の内周との距離)は、電線15及び介在16の外径と同等、またはそれより僅かに大きいことが好ましい。
光ファイバ心線1は2本〜4本で光ファイバ心線1同士が接触して配置されることにより、図4に示すような断面で見て径方向に、各光ファイバ心線1の位置が固定される。光ファイバ心線1は緩く(長ピッチで)撚ると図4に示す断面でみて周方向にも位置が固定されて好ましい。
信号線としての電線15は、例えば、錫メッキが施された軟銅線または銅合金線からなる外径0.1mmの素線を7本撚り合わせた外径0.30mmの導体を有している。そして、この導体を厚さ0.14mmの絶縁性を有する外被によって覆うことにより、外径が0.58mmの電線15とされている。また、電力線としての電線15は、例えば、錫メッキが施された軟銅線または銅合金線からなる外径0.127mmの素線を7本撚り合わせた外径0.38mmの導体を有している。そして、この導体を厚さ0.1mmの絶縁性を有する外被によって覆うことにより、外径が0.58mmの電線15とされている。信号線と電力線が二本ずつ振り分けられている。電線15の外被の材料としては、信号線及び電力線の何れの場合も、耐熱性、耐薬品性、非粘着性、自己潤滑性などに優れたテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)樹脂を用いるのが好ましい。
押さえ巻18としては、耐熱性、耐摩耗性などに優れたポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂から形成された樹脂テープが用いられる。この押さえ巻18が巻かれた部分の内径は、例えば2.2mmである。なお、この押さえ巻18としては、紙テープやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂の樹脂テープを用いても良い。
シールド層19は、外径数十μm(例えば、外径0.03mmまたは0.04mm程度)の錫メッキされた銅合金線を編組したもので、約0.1mmの厚さに形成されている。なお、シールド層19としては、銅合金線を横巻きしても良く、また、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂から形成された樹脂テープに銅箔やアルミニウム箔が形成された金属樹脂テープを巻いても良い。
外被20は、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリオレフィン系樹脂等から形成されている。非ハロゲンのポリオレフィン系樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン(PE)、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)などのエラストマの混合物がある。また、ポリエチレン(PE)に、耐候剤、酸化防止剤、老化防止剤を添加したものでも良い。なお、このポリエチレン(PE)を用いた外被20としては、難燃剤を含まない非難燃性のものでも良い。外被20は、厚さが0.1〜0.5mm、外径が2〜10mm、例えば厚さが約0.25mmであり、外径は3.0mmである。
このように構成された光電気複合ケーブル11では、光ファイバ心線1が電線15に接触したときに接触箇所で局所的に側圧を受けるまたは曲げられることにより光ファイバ心線1の伝送損失が増加し易い。本発明の光電気複合ケーブル11によれば、光ファイバ心線1の樹脂被覆層5を構成する内側被覆層6のヤング率Eiが0.2MPa以上0.6MPa以下であり、外側被覆層7のヤング率Eoが1000MPa以上1800MPa以下であるので、抗張力体などの補強部材やシースなどの保護部材を設けることなく、光ファイバ素線4への電線15等からの側圧の付与及び光ファイバ素線4の曲げや捻じれによる伝送損失の増加を抑制し、良好な伝送特性を維持することができる。
これにより、抗張力体などの補強部材やシースなどの保護部材を設ける場合と比較して、大径化を招くことなく、光ファイバ心線1の良好な伝送特性を維持することができる。
なお、上記の実施形態では、2本の光ファイバ心線1をファイバ収容部13に収容したが、光ファイバ心線1の本数は2本に限定されない。光ファイバ心線1の位置は、光電気複合ケーブル11の断面中央からやや偏った位置に配置されていても良いが、光ファイバ心線1を光電気複合ケーブル11の断面中央に配置するのが好ましい。
また、電線15及び介在16の本数、太さ及び種類は上記実施形態に限定されない。上記の例では信号線と電力線が二本ずつであるので両者を振り分けてその間に介在16を配してケーブルの外被20の断面が円形となるようにした。電線15の本数によっては、電線収容部14に介在16を設けずに電線15だけを配置しても外被20の断面が円形となるならば、介在16を入れなくても良い。介在16は引張強度が2000MPa未満の繊維でレーヨンやナイロンなどの繊維を使用することができる。
各種の光電気複合ケーブルを作製し、それぞれの光電気複合ケーブルの光ファイバ心線の伝送損失を挿入損失法によって評価した。
(1)評価方法
長さLが2mの光電気複合ケーブルの両端にコネクタを接続し、一方のコネクタをパワーメータに接続し、他方のコネクタを送光装置に接続する。送光装置から光を送り、光ファイバ心線からの出射パワーPoを測定波長850nmでパワーメータによって測定する。この測定した出射パワーPo、光ファイバ心線へ入射した入射パワーPi及び光電気複合ケーブルの長さLから、コネクタでの損失を含む光ファイバ心線の伝送損失αを次式から求める。
α=(Pi−Po)/L
上記の挿入損失法によって、光電気複合ケーブルを真直ぐにした状態で光ファイバ心線のコネクタでの損失を含む伝送損失α1を求め、次に、光電気複合ケーブルの中間部分を直径4mmのマンドレルに10回(ターン)巻き付けた状態として光ファイバ心線のコネクタでの損失を含む伝送損失α2を求める。
光電気複合ケーブルを巻いた状態の伝送損失α2と光電気複合ケーブルを真直ぐにした状態の伝送損失α1との差(α2−α1)を伝送損失増加量とし、この伝送損失増加量が1dB/10ターン以下である場合を合格(〇)、1dB/10ターンを超える場合を不合格(×)とした。
(2)評価対象の光電気複合ケーブル
ハードプラスチッククラッドファイバ(H−PCF)の2本の光ファイバ心線を、シースなどの補強部材へ入れずにファイバ収容部へ配設し、電線収容部に、上記の実施形態と同様に電線及び抗張力体を収容させた外径3.0mmの実施例1,2及び比較例1,2のUSBケーブル用の光複合ケーブルを作製した。
光ファイバ心線としては、コア径が80μm、クラッド径が125μm、開口数(NA)が0.43のグレーデッドインデックス(GI)型の光ファイバ素線に、紫外線硬化型樹脂からなる内側被覆層と外側被覆層の2層の樹脂被覆層を被覆したものを用いた。
実施例1,2及び比較例1,2で、樹脂被覆層の異なる光ファイバ心線を用いた。
(実施例1)
光ファイバ素線に被覆した樹脂被覆層は、内側被覆層のヤング率Eiを0.4MPa、外側被覆層のヤング率Eoを1000MPaとした。
(実施例2)
光ファイバ素線に被覆した樹脂被覆層は、内側被覆層のヤング率Eiを0.6MPa、外側被覆層のヤング率Eoを1200MPaとした。
(比較例1)
光ファイバ素線に被覆した樹脂被覆層は、内側被覆層のヤング率Eiを0.8MPa、外側被覆層のヤング率Eoを1200MPaとした。
(比較例2)
光ファイバ素線に被覆した樹脂被覆層は、内側被覆層のヤング率Eiを0.4MPa、外側被覆層のヤング率Eoを800MPaとした。
(3)評価結果
表1に示すように、内側被覆層のヤング率Eiが0.2MPa以上0.6MPa以下、外側被覆層のヤング率Eoが1000MPa以上1800MPa以下である実施例1,2では、何れも光ファイバ心線の伝送損失増加量が1dB/10ターン以下となって合格(光ファイバ心線ロス:〇)であった。これに対して、内側被覆層のヤング率Eiが0.6MPaを超える比較例1及び外側被覆層のヤング率Eoが1000MPaに満たない比較例2では、光ファイバ心線の伝送損失増加量が1dB/10ターンを超えて不合格(光ファイバ心線ロス:×)となった。
Figure 2012053121
このように、実施例1,2では、内側被覆層のヤング率Eiが0.2MPa以上0.6MPa以下、外側被覆層のヤング率Eoが1000MPa以上1800MPa以下である樹脂被覆層によって光ファイバ素線が保護され、光ファイバ素線への電線等からの過剰な側圧の付与及び光ファイバ素線の過剰な曲げや捻じれの発生が防止され、また、十分な引張強度が得られて光ファイバ素線への過剰な張力の付与も防止されるため、巻いた状態でも伝送損失が増加しないことが判った。
これに対して、比較例1では、樹脂被覆層の内側被覆層のヤング率Eiが0.6MPaを超えているため、光ファイバ素線への電線等からの過剰な側圧の付与及び光ファイバ素線の過剰な曲げや捻じれにより、伝送損失が増加することが判った。また、比較例2では、樹脂被覆層の外側被覆層のヤング率Eoが1000MPaに満たないため、樹脂被覆層による光ファイバ素線の保護が不十分となり、光ファイバ素線への電線等からの過剰な側圧の付与及び光ファイバ素線の過剰な曲げや捻じれの発生を十分に防止できず、また、光ファイバ素線へ過剰な張力が付与されるため、伝送損失が増加することが判った。つまり、比較例1,2は、何れも樹脂被覆層によって光ファイバ素線を側圧から保護する側圧特性が不十分であることがわかった。
1:光ファイバ心線、2:コアガラス、3:クラッド層、4:光ファイバ素線、5:樹脂被覆層、6:内側被覆層、7:外側被覆層、11:光電気複合ケーブル、15:電線、20:外被、d1:コア径、Ei,Eo:ヤング率

Claims (3)

  1. 石英ガラスからなるコアガラスの外周に前記コアガラスより屈折率の低い樹脂からなるクラッド層が形成された光ファイバ素線の外周に、内側被覆層と外側被覆層の2層の樹脂被覆層が設けられた光ファイバ心線であって、
    前記コアガラスのコア径が50μm以上100μm以下であり、
    前記コアガラスと前記クラッド層の比屈折率差が3.7%以上であり、
    前記内側被覆層のヤング率が、0.2MPa以上0.6MPa以下であり、
    前記外側被覆層のヤング率が、1000MPa以上1800MPa以下であることを特徴とする光ファイバ心線。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ心線であって、
    前記内側被覆層を構成する樹脂が、両端に反応性基を有する反応性オリゴマー同士間の架橋及び前記反応性オリゴマーとモノマー間の架橋の少なくとも一方により重合され、かつ、非反応性オリゴマーを含有することを特徴とする光ファイバ心線。
  3. 請求項1または2に記載の光ファイバ心線の周りに複数本の電線が配置され、その外周が外被で被覆されていることを特徴とする光電気複合ケーブル。
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