JP2012052529A - 多管式egrガス冷却装置の煤堆積防止方法及びその煤堆積防止機能を備えた多管式egrガス冷却装置 - Google Patents

多管式egrガス冷却装置の煤堆積防止方法及びその煤堆積防止機能を備えた多管式egrガス冷却装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 多管式EGRガス冷却装置の全伝熱管内の煤を比較的簡易な手段により効果的に除去して煤の堆積を最小に維持し、大きな交換熱量と初期の低いEGRガスの流過抵抗状態を長期にわたり維持する。
【解決手段】 多管式EGRガス冷却装置のEGRガス流入側もしくはEGRガス流出側の少なくとも片側のEGR配管を2系統に分け、かつ各系統毎にON/OFF制御する仕組みとなす開閉弁を設け、該開閉弁により、EGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、EGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態及びEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態の3つの形態がとれるEGRガス流通制御弁機構を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガスの一部をEGRガスとして排気系から取出して、再びエンジンの吸気系に戻し吸気に加えるEGRシステムにおける多管式EGRクーラーに係り、より詳しくは多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法及びその煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置に関するものである。
ディーゼルエンジンやガソリンエンジンの排気ガスの一部をEGRガスとして排気系から取出して、再びエンジンの吸気系に戻し混合気に加える方法は、EGR(Exhaust Gas Recircuiation:排気再循環)と称される。EGRは、NOx(窒素酸化物)の発生抑制、ポンプ損失の低減、燃焼ガスの温度低下に伴う冷却液への放熱損失の低減、作動ガス量・組成の変化による比熱比の増大と、これに伴うサイクル効率の向上等、多くの効果が得られることから、エンジンの排気ガス浄化、熱効率等を改善して燃費を向上させるには有効な方法とされている。
このクールドEGRシステムは、空気を必要に応じコンプレッサーやインタークーラーを経てエンジンの吸気系に導入する方式において、エンジンの排気ガスの一部を排気系から取出して、EGRガス冷却装置を介して再びエンジンの吸気系に戻し循環させる方式であり、当該EGRシステムに使用される前記EGRガス冷却装置は、装置本体を構成する胴管の両端部付近に固定されたチューブシートに伝熱管群が固着配列され、前記胴管の両端部の外側に固着された端部キャップにEGRガスの流入口と流出口が設けられた構造の多管式のものが一般的である。
しかしながら、前記多管式のEGRガス冷却装置においては、煤を含有する排気ガスが伝熱管群を通過する際に、経時的に伝熱管内に煤が付着し徐々に堆積して伝熱面での排気ガスの冷却効率を低下させてEGRガス冷却装置の性能低下を招いてしまうことが避けられず、これによりエンジンの吸気系へ再循環される排気ガスが体積的に大きくなって実質的なEGR率が低下する結果、所望の排気ガスの成分特性や燃料消費特性が得られなかった。このため、従来はその対策として以下に示すような技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、EGRガス冷却装置の流入側、流出側のいずれか一方又は両側に、EGRガス配管内の排気ガス流の脈動を強化ないし増幅するための手段を設けたEGRシステムが提案されている。この技術は、EGRガス配管内の排気ガス流の脈動を強化ないし増幅するための手段として、EGRガス配管にEGRガス流に共鳴するレゾネータを設け、レゾネータのEGRガス流に対する共鳴作用によりEGRガス流の流速の増減を伴う脈動を生じさせる方法、EGRガス配管内にEGRガス流を増速させるためのファンを設け、ファンの駆動・停止によりEGRガス流に対する流速の脈動及び増減を生じさせる方法、EGRガス配管内にコンプレッサーで加圧されたエアーの噴出・停止によりEGRガス流に対する流速の脈動及び増減を生じさせる方法を採用したものであるが、各方法はEGRガス配管内の排気ガス流の脈動の強化ないし増幅作用のみならず、EGRガス流の流速の増速時に煤の吹飛ばし作用・効果を有していた。
又、特許文献2には、EGRガス冷却装置(EGRクーラ)の各伝熱管を通過した排気ガスを吸気側へ再循環させる経路の途中に、各伝熱管の出側開口部に対向するように開閉可能な洗浄具挿入口を設け、該洗浄具挿入口から例えばスプレーガンのノズルを挿入し、該ノズルから各伝熱管の出側開口部に向けて煤洗浄用の溶剤を噴射し、その噴射流により各伝熱管内の煤を排気側へ排出させる洗浄方法、あるいはエアガンを採用して溶剤を使用せずにエアーブローのみを行って各伝熱管内を洗浄する方法が提案されている。
特開2000−74592号公報 特開2002−39019号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示されているEGRシステムにおけるEGRガス冷却装置の場合は、各実施例とも全伝熱管に一括して同時に脈動化あるいは増速化する方法であり、伝熱管内の煤の吹飛ばしエネルギーは伝熱管全体に分散されてしまうため煤の吹飛ばし効果が十分に得られないという欠点がある。
又、特許文献2に開示されているEGRガス冷却装置の洗浄方法は、長期にわたる使用により伝熱管内に煤が付着堆積してEGRガス冷却装置の性能が低下してきた際に、エンジンを停止して洗浄具挿入口からスプレーガンのノズルを挿入し、該ノズルから各伝熱管の出側開口部に向けて煤洗浄用の溶剤を噴射し、その噴射流により各伝熱管内の煤を排気側へ排出させるが、この方法は、当該洗浄設備を備えた所定の場所でしか実施することができないため実用性に欠けること、又、溶剤を使用した場合には、煤を含む溶剤(洗浄液)がエンジンの燃焼室に流入するおそれがあり燃焼効率等の点で好ましくないこと、更に、スプレーガンやエアガンによる方法の場合、スプレーガンやエアガンのノズルから噴射される噴射流は、伝熱管の対向側端部の開口部付近では勢いが低下することから当該管内面に付着堆積している煤が十分に除去されない可能性があり、その煤の除去に長時間かかるのみならず、全伝熱管に対して煤の付着を最小に維持することが困難で、大きな交換熱量を長期にわたり維持することができないこと、等の問題点がある。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、比較的簡易な機構により全伝熱管に対して大きな煤吹飛ばし作用を発揮して煤の堆積を最小に維持し、所望の交換熱量を長期にわたり維持することができ、更に、低い排気ガスの流過抵抗状態を長期にわたり維持することができて高いEGR率が確保され、排気ガスの浄化と高い燃料消費率も確保される、多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法及びその煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置を提供しようとするものである。
本発明に係る多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法は、多管式EGRガス冷却装置のEGRガス流入側もしくはEGRガス流出側の少なくとも片側に、EGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、EGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態及びEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態の3つの形態がとれるEGRガス流通制御弁機構を設け、前記EGRガス流通制御弁機構を前記第2の状態及び第3の状態に維持することにより前記伝熱管内を流れるEGRガス流速を前記第1の状態の約2倍に増速させて伝熱管内面に堆積した煤を当該増速されたEGRガス流により吹飛ばすことを特徴とするものである。
又、本発明に係る多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法は、前記第2の状態又は前記第3の状態の煤吹飛ばし状態から前記第1の状態の通常状態に移行するに先立ち、第2の状態及び第3の状態を交互に少なくとも各々1回、好ましくは複数回を各々所望の時間繰り返すことにより、前記EGRガス流通制御弁機構から漏洩してきたEGRガス流により伝熱管内面に新たに堆積した煤を、前記交互の吹飛ばし操作の繰り返しによる増速されたEGRガス流により吹飛ばすことを特徴とするものである。
又、本発明に係る煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス冷却装置のEGRガス流入側もしくはEGRガス流出側の少なくとも片側のEGR配管を2系統に分け、かつ各系統毎にON/OFF制御する仕組みとなす開閉弁を設け、該開閉弁により、EGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、EGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態及びEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態の3つの形態がとれるEGRガス流通制御弁機構を備えたことを特徴とするものである。
更に、本発明の多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス冷却装置のEGRガス流入側もしくはEGRガス流出側の少なくとも片側に、ON/OFF制御する仕組みとなす開閉弁を設け、該開閉弁により、EGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、EGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態及びEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態の3つの形態がとれるEGRガス流通制御弁機構を備えたことを特徴とするものである。
上記本発明の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置において、前記EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁は、当該多管式EGRガス冷却装置のボンネット内に設けられ、又はEGRガス配管と前記ボンネット間に跨設されていることを好ましい態様とするものである。又、前記開閉弁は、切換弁部材、扉状弁部材、両開扉状弁部材、フィルム状弁部材、耐熱繊維で編まれた布又は不織布もしくは耐熱金属箔よりなる帯状部材のいずれかで構成されていることを好ましい態様とするものである。更に、前記開閉弁は、スライド式のゲート弁又は回動式の円板状もしくは扇形状弁で構成され、かつ前記スライド式のゲート弁は2ポジション又は3ポジションであることを好ましい態様とするものである。
本発明に係る多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法及び煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置によれば、簡単な機構により多管式EGRガス冷却装置の全伝熱管に対し優れた煤吹飛ばし作用・効果を発揮して煤の堆積量を最小に維持することができるので、初期の高い伝熱特性に近い状態に短時間であるいは定期的に復帰させることができ、所望の交換熱量を長期にわたり維持することができ、又、低いEGRガスの流過抵抗状態に短時間であるいは定期的に復帰させることができ、低いEGRガスの流過抵抗状態を長期にわたり維持して所望のEGRガス流量を確実に確保して高いEGR率を継続し続けることができる。従って、本発明は、EGRガス冷却装置の小型化、軽量化や、EGRガス成分の制御、燃料消費量の改善にも大きく寄与することが可能である。
本発明に係る多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法の一実施態様として、多管式EGRガス冷却装置の上流側にEGRガス流通制御弁機構を設けた場合の形態を示す概略説明図で、(a)はEGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、(b)はEGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態、(c)はEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態をそれぞれ示す。 本発明に係る多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法の他の実施態様として、多管式EGRガス冷却装置の下流側にEGRガス流通制御弁機構を設けた場合の形態を示す概略説明図で、(a)はEGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、(b)はEGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態、(c)はEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態をそれぞれ示す。 本発明に係る煤堆積防止機能を上流側に備えた多管式EGRガス冷却装置の第1実施例を示す概略図である。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第2実施例を示す概略図である。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第3実施例を示す概略図である。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第4実施例を示す概略図で、(a)は両開扉式開閉弁が全開した状態、(b)は開閉弁の一方の弁部材が開き、他方の弁部材が閉じた状態、(c)は(b)と反対側の弁部材が開き、他方の弁部材が閉じた状態をそれぞれ示す。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第5実施例を示す概略図で、(a)は2組のスライド式ゲート弁が全開した状態、(b)はスライド式ゲート弁の一方の弁部材が開き、他方の弁部材が閉じた状態、(c)は(b)と反対側の弁部材が開き、他方の弁部材が閉じた状態をそれぞれ示す。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第6実施例を示す概略図で、(a)は3ポジションのスライド式ゲート弁を示す断面図、(b)は同スライド式ゲート弁が全開した状態を示す正面図、(c)は同スライド式ゲート弁により半数の伝熱管を開放し、残り半数の伝熱管を閉塞した状態を示す正面図、(d)は(c)と反対側の半数の伝熱管を開放し、残り半数の伝熱管を閉塞した状態を示す正面図である。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第7実施例を示す概略図で、(a)は弁部材にフィルム状弁部材を採用した開閉弁を示す断面図、(b)は同開閉弁が全開した状態を示す正面図、(c)はフィルム状弁部材により半数の伝熱管を開放し、残り半数の伝熱管を閉塞した状態を示す正面図、(d)は(c)と反対側の半数の伝熱管を開放し、残り半数の伝熱管を閉塞した状態を示す正面図である。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第8実施例を示す概略図で、(a)は扇形状弁部材を採用したデイスク型の開閉弁が全開した状態を示す正面図、(b)は扇形状弁部材により半数の伝熱管を開放し、残り半数の伝熱管を閉塞した状態を示す正面図、(c)は(b)と反対側の半数の伝熱管を開放し、残り半数の伝熱管を閉塞した状態を示す正面図である。 同じく多管式EGRガス冷却装置の第9実施例を示す概略図で、(a)は両開扉式EGR弁の弁部材が全開した状態、(b)は弁部材の開口位置を1/2開口とした状態、(c)は弁部材の開口位置を1/5開口とした状態、(d)は弁部材が全閉した状態をそれぞれ示す。
図1(a)(b)(c)に示す多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法は、多管式EGRガス冷却装置1のEGRガス流入側(上流側)にEGRガス流通制御弁機構2を設けて伝熱管1−2内の煤を吹飛ばす形態を示す方法であり、そのEGRガス流通制御弁機構2は、EGRガス冷却装置1のEGRガス流入側のEGRガス配管3を管継手4を介して分岐管3−1(第1系統)、3−2(第2系統)の2系統に分け、かつ各分岐管3−1、3−2に開閉弁V1、V2を設け、該開閉弁V1、V2を個別にON/OFF制御する仕組みとなしている。図中、4−1は仕切板である。
図1に示すEGRガス流通制御弁機構2において、(a)は両系統の開閉弁V1、V2を共にON(全開)しており、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態を示している。
次に、多管式EGRガス冷却装置1の使用により伝熱管内に煤が堆積して該EGRガス冷却装置の性能が低下してきた際には、まず前半は(b)に示すように第1系統の分岐管3−1の開閉弁V1をON(全開)とし、第2系統の分岐管3−2の開閉弁V2をOFF(閉塞)とする。これによりEGRガス流のほぼ全量が約半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、残りの約半数の第2の伝熱管群1−2−bにはEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、第1系統の分岐管3−1を流れるEGRガス流の流速は、通常流速、即ち第1の状態の約2倍の流速となり、約半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては通常流速の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
このようにして前半の運転が終了すると、前記(b)の制御に替えて、(c)に示すように(b)と反対の形態をとって残り約半数の第2の伝熱管群1−2−bの煤の吹飛ばしを実施する。即ち、第1系統の分岐管3−1の開閉弁V1をOFF(閉塞)とし、第2系統の分岐管3−2の開閉弁V2をON(全開)とする。これによりEGRガス流のほぼ全量が前記(b)の制御でEGRガスが流れなかった残り約半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、前半の運転により煤の吹飛ばしが終了した約半数の第1の伝熱管群1−2−aにはEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、第2系統の分岐管3−2を流れるEGRガス流の流速は、前記(b)の状態と同様、通常流速、即ち第1の状態の約2倍の流速となり、約半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては通常流速の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。この(b)、(c)の煤吹飛ばし方法により、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤が効果的に吹飛ばされる。
又、本実施態様においては、図1における開閉弁V1、V2の開閉状態(b)、(c)の煤吹飛ばし状態から(a)のEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、(b)、(c)の煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えば(b)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に新たに付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(c)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができて、その後の運転に伴うEGRガス温の上昇により加熱されても煤の付着・堆積が強固になって残留することがなく、又、(c)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V1からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に新たに付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(b)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができて、その後の運転に伴うEGRガス温の上昇により加熱されても煤の付着・堆積が強固になって残留することがなくなる。
なお、前記開閉弁V1、V2の開閉状態(b)、(c)の煤吹飛ばし状態における吹飛ばし時間を各々1〜10秒程度としたのは、吹飛ばし時間が1秒程度未満では伝熱管1−2の閉塞中に新たに堆積した煤が吹飛ばされ切れずに当該伝熱管1−2内に残留する危険性があり、他方、10秒程度を超えると吹飛ばしを受けている伝熱管1−2内の煤は残留しなくなるが、閉塞状態にある伝熱管1−2にはEGRガス流通制御弁機構からの新たな漏洩に伴って新たに煤が付着・堆積してしまう危険性が生じるためである。
又、図2(a)(b)(c)に示す多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法は、多管式EGRガス冷却装置1のEGRガス流出側(下流側)に前記図1と同様のEGRガス流通制御弁機構2を設けて伝熱管1−2内の煤を吹飛ばす形態を示す方法であり、そのEGRガス流通制御弁機構2は、図1に示すものと同様の構成を有する。即ち、EGRガス冷却装置1のEGRガス流出側のEGRガス配管3を管継手4を介して分岐管3−1(第1系統)、3−2(第2系統)の2系統に分け、かつ各分岐管3−1、3−2に開閉弁V1、V2を設け、該開閉弁V1、V2を個別にON/OFF制御する仕組みとなしている。
図2に示すEGRガス流通制御弁機構2において、(a)は両系統の開閉弁V1、V2を共にON(全開)しており、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が多管式EGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態を示している。
次に、多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、前記図1の場合と同様、まず前半は(b)に示すように第1系統の分岐管3−1の開閉弁V1をON(全開)とし、第2系統の分岐管3−2の開閉弁V2をOFF(閉塞)とする。これによりEGRガス流の全量が約半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、残りの約半数の第2の伝熱管群1−2−bにはEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、第1系統の分岐管3−1を流れるEGRガス流の流速は、通常流速、即ち第1の状態の約2倍の流速となり、約半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管内においては通常流速の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
このようにして前半の運転が終了すると、後半として前記(b)の制御に替えて、(c)に示すように(b)と反対の形態をとって残り約半数の第2の伝熱管群1−2−bの煤の吹飛ばしを実施する。即ち、第1系統の分岐管3−1の開閉弁V1をOFF(閉塞)とし、第2系統の分岐管3−2の開閉弁V2をON(全開)とする。これによりEGRガス流の全量が前記(b)の制御でEGRガスが流れなかった残り約半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、前半の運転により煤の吹飛ばしが終了した約半数の第1の伝熱管群1−2−aにはEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、第2系統の分岐管3−2を流れるEGRガス流の流速は、前記(b)の状態と同様、通常流速、即ち第1の状態の約2倍の流速となり、約半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては通常流速の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、多管式EGRガス冷却装置1のEGRガス流出側(下流側)にEGRガス流通制御弁機構2を設けた本実施例においても、(b)、(c)の煤吹飛ばし方法により、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施態様においても、前記図1に示す煤堆積防止方法と同様に、図2における開閉弁V1、V2の開閉状態(b)、(c)の煤吹飛ばし状態から(a)のEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、(b)、(c)の煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えば(b)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V2からEGRガスが僅かに漏洩することにより、あるいはEGRガス配管3内の高い背圧により伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(c)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、(c)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V1からEGRガスが僅かに漏洩することにより、あるいはEGRガス配管3内の高い背圧により伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(b)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
なお、多管式EGRガス冷却装置1の下流側にEGRガス流通制御弁機構2を設ける方法は、EGRガス冷却装置1の上流側にEGRガス流通制御弁機構2を設ける方法に比べ、EGRガス流の乱れの発生が少なく、又、第1系統の分岐管3−1及び第2系統の分岐管3−2には多管式EGRガス冷却装置1により冷却されたガスが流れるので開閉弁V1、V2の構成部品の耐熱・耐久信頼性の確保という点でも上流側設置より優れる。
図3に示す第1実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を切換弁V3で構成した例で、EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3内に3ポジション制御方式の切換弁V3を配置したもので、その構造はボンネット1−3内にEGRガス流の流れ方向に垂直に設けた回転軸V3−1にボンネット部の流路を二つに分ける弁部材V3−2を設けた構成となしたものである。図中、5−1は切換弁V3とチューブシート1−4間に設けた仕切板である。
図3に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には切換弁V3の弁部材V3−2をEGRガス配管3の流路を2分するようにEGRガス上流方向に向けて管軸(ガス流れ)と平行に固定して全開の状態にしておく(鎖線イで示す位置)。即ち、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
次に、多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は切換弁V3の弁部材V3−2を回動させて半数の第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を閉塞する(実線ロで示す位置)。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ(矢印で示す)、残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bには弁部材V3−2によりEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bの煤の吹飛ばし運転を行うため、切換弁V3の弁部材V3−2を前記第2の状態から反対方向に回動させて前半の運転で弁部材V3−2により入口を閉塞されていた残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を開放し、前半の運転時開放されていた第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を閉塞する(鎖線ハで示す位置)。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第1の伝熱管群1−2−aには弁部材V3−2によりEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、切換弁方式を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においては、図3における弁部材V3−2の回動位置をロ、ハの煤吹飛ばし状態からイのEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、ロ、ハの煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えばロの煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の弁部材V3−2からEGRガスが僅かに漏洩することによりEGRガス配管3から伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるがハ状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、ハの煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の切換弁V3からEGRガスが僅かに漏洩することによりEGRガス配管3から伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるがロ状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図4に示す第2実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を切換弁V4で構成した他の例で、EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3内においてチューブシート1−4に近接して3ポジション制御方式の切換弁V4を配置したもので、その構成はチューブシート1−4に近接してボンネット1−3内に垂直に設けた回転軸V4−1にボンネット部の流路を二つに分ける弁部材V4−2を設けた構成となしたものである。
図4に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には切換弁V4の弁部材V4−2をEGRガス配管3の流れを2分するようにEGRガス上流方向に向けて管軸と平行に固定して全開の状態にしておく(鎖線イで示す位置)。即ち、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が多管式EGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
次に、多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は切換弁V4の弁部材V4−2を回動させて半数の第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を閉塞する(実線ロで示す位置)。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bには弁部材V4−2によりEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bの煤の吹飛ばし運転を行うため、切換弁V4の弁部材V4−2を前記第2の状態から反対方向に回動させて前半の運転で弁部材V4−2により入口を閉塞されていた残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を開放し、前半の運転時開放されていた第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を閉塞する(鎖線ハで示す位置)。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第1の伝熱管群1−2−aには弁部材V4−2によりEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、本実施例による切換弁方式を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においても、前記図3に示すEGRガス冷却装置と同様に、図4における弁部材V4−2の回動位置をロ、ハの煤吹飛ばし状態からイのEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、ロ、ハの煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えばロの煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V4−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるがハ状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、ハの煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V4−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるがロ状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図5に示す第3実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を切換弁V5で構成した別の例で、EGRガス配管3のボンネット1−3に近接した位置に3ポジション制御方式の切換弁V5を配置したもので、その構造はEGRガス配管3のボンネット1−3に近接した位置に垂直に設けた回転軸V5−1にEGRガス配管3のボンネット1−3入口部の流路を二つに分ける弁部材V5−2を設け、前記回転軸V5−1とチューブシート1−4との間を仕切板5−2で区分した構成となしたものである。
図5に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には切換弁V5の弁部材V5−2をEGRガス配管3のボンネット1−3入口部の流れを2分するようにEGRガス上流方向に向けて管軸と平行に固定して全開の状態にしておく(鎖線イで示す位置)。即ち、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
次に、多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は切換弁V5の弁部材V5−2を回動させて半数の第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を閉塞する(実線ロで示す位置)。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bには弁部材V5−2によりEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bの煤の吹飛ばし運転を行うため、切換弁V5の弁部材V5−2を前記第2の状態から反対方向に回動させて前半の運転で弁部材V5−2により入口を閉塞されていた残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を開放し、前半の運転時開放されていた第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を閉塞する(鎖線ハで示す位置)。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第1の伝熱管群1−2−aには弁部材V5−2によりEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、本実施例による切換弁方式を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においても、前記図3、図4に示すEGRガス冷却装置と同様に、図5における弁部材V5−2の回動位置をロ、ハの煤吹飛ばし状態からイのEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、ロ、ハの煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えばロの煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V5−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるがハ状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、ハの煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の開閉弁V5−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるがロ状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図6に示す第4実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を両開扉式開閉弁V6で構成した例で、EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3内においてチューブシート1−4に近接してON/OFF制御方式の両開扉式開閉弁V6を配置したもので、その構造はチューブシート1−4に近接してボンネット1−3内に垂直に対向して設けた2本の回転軸V6−1にボンネット部の流れを二種類に分ける第1弁部材V6−2と第2弁部材V6−3を設けた構成となしたものである。
図6に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には図(a)に示すように両開扉式開閉弁V6の第1弁部材V6−2、第2弁部材V6−3を全開の状態にしておく。即ち、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は図(b)に示すように両開扉式開閉弁V6の第1弁部材V6−2をチューブシート1−4側に回動させて半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aには第1弁部材V6−2によりEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aの煤の吹飛ばし運転を行うため、図(c)に示すように両開扉式開閉弁V6の第1弁部材V6−2を前記第2の状態から反対方向に回動させて前半の運転で該第1弁部材V6−2により入口を閉塞されていた残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を開放し、前半の運転時開放されていた第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を第2弁部材V6−3を開動させて閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第2の伝熱管群1−2−bには第1弁部材V6−2によりEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、本実施例による両開扉式開閉弁方式を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に付着堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においても、前記図3〜図5に示すEGRガス冷却装置と同様に、図6における弁部材V6−2、V6−3の回動位置を(b)、(c)の煤吹飛ばし状態から(a)のEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、(b)、(c)の煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えば(b)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の第1弁部材V6−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(c)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、(c)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の第2弁部材V6−3からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(b)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図7に示す第5実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を2組のスライド式ゲート弁V7で構成した例で、EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3(図示せず)内においてチューブシート1−4に近接してON/OFF制御方式のスライド式ゲート弁V7を配置したもので、その構造はスライド式の第1弁部材V7−1と第2弁部材V7−2とからなる構成されている。図中、6はピストンロッド部、7は軸受部である。
図7に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には図(a)に示すようにスライド式ゲート弁V7の第1弁部材V7−1及び第2弁部材V7−2を全開の状態にしておく。即ち、EGRガス配管3(図示せず)を流れるEGRガス流の全量が多管式EGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は図(b)に示すようにスライド式ゲート弁V7の第1弁部材V7−1を前進させて半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aには第1弁部材V7−1によりEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aの煤の吹飛ばし運転を行うため、図(c)に示すようにスライド式ゲート弁V7の第1弁部材V7−1を前記第2の状態から後退させて前半の運転で該第1弁部材V7−1により入口を閉塞されていた残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を開放し、前半の運転時開放されていた第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を第2弁部材V7−2で閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第2の伝熱管群1−2−bには第2弁部材V7−2によりEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、本実施例によるスライド式ゲート弁方式を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においても、前記図3〜図6に示すEGRガス冷却装置と同様に、図7における弁部材V7−1、V7−2のスライド位置を(b)、(c)の煤吹飛ばし状態から(a)のEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、(b)、(c)の煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えば(b)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の第1弁部材V7−1からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(c)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、(c)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の第2弁部材V7−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(b)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図8に示す第6実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を3ポジションのスライド式ゲート弁V8で構成した例で、EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3内においてチューブシート1−4に近接してON/OFF制御方式の3ポジションのスライド式ゲート弁V8を配置したもので、その構造はEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1入口部の広さの約2倍の面積を有し、かつ伝熱管群の上半数と下半数を別々に開閉する2つの貫通窓V8−2を有する3ポジション(弁部材の停止位置が3か所)のスライド式弁部材V8−1で構成されている。図中、8はピストンロッド部、9は軸受部である。
図8に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には図(b)に示すようにスライド式ゲート弁V8の弁部材V8−1を全開の状態にしておく。即ち、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は図(c)に示すようにスライド式ゲート弁V8の弁部材V8−1を前進させて半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が弁部材V8−1の一方の貫通窓V8−2から半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aには弁部材V8−2の貫通窓のない部分で閉塞されてEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速でEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aの煤の吹飛ばし運転を行うため、(d)に示すようにスライド式ゲート弁V8の弁部材V8−1をさらに前進させて前半の運転で該弁部材V8−1の貫通窓V8−2のない部分で閉塞されていた残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を他方の貫通窓V8−2で開放し、前半の運転時開放されていた第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を貫通窓V8−2のない部分で閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第2の伝熱管群1−2−bには弁部材V8−1の貫通窓V8−2のない部分で入口が閉塞されてEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、本実施例による3ポジションのスライド式ゲート弁V8を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においても、前記図3〜図7に示すEGRガス冷却装置と同様に、図8における弁部材V8−1のスライド位置を(c)、(d)の煤吹飛ばし状態から(b)のEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、(c)、(d)の煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えば(c)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態のスライド式弁部材V8−1からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(d)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、(d)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態のスライド式弁部材V8−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(c)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図9に示す第7実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁をフィルム弁V9で構成した例で、EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3内においてチューブシート1−4に近接してON/OFF制御方式のフィルム状弁部材V9−1を配置したもので、その構造はEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管のガス流入口を開放する面積を有する貫通窓V9−2、半数の伝熱管のガス流入口を開放する面積を有する貫通窓V9−3を有するフィルム状弁部材V9−1と、ボンネット1−3の外周壁に対向して設置した、前記フィルム状弁部材V9−1を収納するフィルムケースV9−4及び該フィルム状弁部材V9−1の巻き取り・巻き戻しを行うアクチュエータV9−5とから構成されている。
図9に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には図(b)に示すようにフィルム弁V9を貫通窓V9−2により全開の状態にしておく。即ち、EGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が多管式EGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は図(c)に示すようにアクチュエータV9−5の巻き取り・巻き戻しによりフィルム状弁部材V9−1を移動させて、貫通窓V9−3のない部分で半数の伝熱管1−2のEGRガス流入側を閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量がフィルム状弁部材V9−1の貫通窓V9−3から半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bにはフィルム状弁部材V9−1の貫通窓V9−3のない部分で閉塞されてEGRガスが流れない第2の状態となる。この時開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bの煤の吹飛ばし運転を行うため、図(d)に示すようにフィルム状弁部材V9−1を前半時から移動させて、前半の運転で該フィルム状弁部材V9−1の貫通窓V9−3のない部分で閉塞されていた残りの半数の第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を貫通窓V9−3で開放し、前半の運転時開放されていた第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を貫通窓V9−3のない部分で閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第1の伝熱管群1−2−aにはフィルム状弁部材V9−1の貫通窓V9−3のない部分で入口が閉塞されてEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、本実施例によるフィルム状弁部材V9−1の巻き取り・巻き戻し方式のフィルム弁V9を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においても、前記図3〜図8に示すEGRガス冷却装置と同様に、図9におけるフィルム弁V9の巻取り、巻戻し状態を(c)、(d)の煤吹飛ばし状態から(b)のEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、(c)、(d)の煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えば(c)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態のフィルム状弁部材V9−1からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(d)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、(d)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態のフィルム状弁部材V9−1からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(c)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図10に示す第8実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を回動式の扇形状弁部材で構成した例で、多管式EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3(図示せず)部に、ハウジングV10−1内に設けた回転駆動方式のディスクバルブV10を配置したもので、その構造はハウジングV10−1内に設けたモータもしくは流体駆動方式の回転軸V10−3に、多管式EGRガス冷却装置1の全伝熱管の流入口を開放し得る大きさを有する貫通窓V10−4、半数の伝熱管の流入口を開放し得る大きさを有する2つの貫通窓V10−5、V10−6を、それぞれ0度、90度、180度の回動位置に穿設した円板状弁部材V10−2が支持された構成となしている。なお、円板状弁部材V10−2は、貫通窓V10−4を省き、鎖線ニで示す扇形状部材としてもよい。
図10に示す多管式EGRガス冷却装置において、通常時には図(a)に示すようにディスクバルブV10の円板状弁部材V10−2を0度の位置に回動させて貫通窓V10−4により全開の状態にしておく。即ち、EGRガス配管3(図示せず)を流れるEGRガス流の全量が多管式EGRガス冷却装置1の全伝熱管1−2に略等速で流れる第1の状態にしておく。
多管式EGRガス冷却装置1の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、まず前半は図(b)に示すように円板状弁部材V10−2を90度回動させて貫通窓V10−5により半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が円板状弁部材V10−2の貫通窓V10−5から半数の第2の伝熱管群1−2−bに流れ、残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aには貫通窓のない部分で閉塞されてEGRガスが流れない第2の状態となる。この時、開放されている半数の第2の伝熱管群1−2−bを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。
続いて後半では、EGRガスが流れなかった残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aの煤の吹飛ばし運転を行うため、図(c)に示すように円板状弁部材V10−2をさらに90度回動させて180度の位置にセットし、前半の運転で該円板状弁部材V10−2の貫通窓のない部分で閉塞されていた残りの半数の第1の伝熱管群1−2−aのEGRガス流入側を他方の貫通窓V10−6で開放し、前半の運転時開放されていた第2の伝熱管群1−2−bのEGRガス流入側を貫通窓のない部分で閉塞する。これによりEGRガス配管3を流れるEGRガス流の全量が残り半数の第1の伝熱管群1−2−aに流れ、前半の運転でEGRガス流入口を開放した半数の第2の伝熱管群1−2−bには弁部材V10−1の貫通窓のない部分で入口が閉塞されてEGRガスが流れない第3の状態となる。この時、開放されている半数の第1の伝熱管群1−2−aを構成する各伝熱管1−2内においては、通常流速即ち前記第1の状態の約2倍の流速に増速されてEGRガスが流れることにより、当該各伝熱管内に堆積している煤がその高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばされる。従って、本実施例による回転駆動方式のディスクバルブV10を採用したEGRガス流通制御弁機構による煤吹飛ばし方法によっても、多管式EGRガス冷却装置の全ての伝熱管内に堆積している煤を効果的に吹飛ばすことができる。
又、本実施例においても、前記図3〜図9に示すEGRガス冷却装置と同様に、図10における円板状弁部材V10−2の回動位置を(b)、(c)の煤吹飛ばし状態から(a)のEGRガス流の全量がEGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1の全伝熱管1−2に略等速で流れる状態に移行するに当り、(b)、(c)の煤吹飛ばし状態を短時間ではあるが各々1〜10秒程度の間隔で各1回、好ましくは数回繰り返すことにより、例えば(b)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の円板状弁部材V10−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−a内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(c)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができ、又、(c)の煤吹飛ばし状態時にOFF(閉塞)状態の円板状弁部材V10−2からEGRガスが僅かに漏洩して伝熱管群1−2−b内に進入して強冷却されて当該ガスに含有されている煤が伝熱面に付着しても、この煤をその後の短時間ではあるが(b)状態の繰り返しに伴い増速されたEGRガス流により確実に除去することができる。
図11に示す第9実施例の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、例えば前記図6に示す第4実施例の多管式EGRガス冷却装置において、該装置のEGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を所望の位置にポジショニングさせてそのバルブ開度を調整可能となした両開扉式EGR弁V11で構成してEGRバルブとしての機能を具備させた例で、EGRガス冷却装置1のクーラーコア1−1のEGRガス流入側のボンネット1−3内においてチューブシート1−4に近接して例えば比例制御方式等により任意位置でポジショニングさせる開閉が可能な両開扉式EGR弁V11を配置したもので、その構造はチューブシート1−4に近接してボンネット1−3内に垂直に対向して設けた2本の回転軸V11−1にボンネット部の流れを任意の開口率に制御できる第1弁部材V11−2と第2弁部材V11−3を設けた構成となしたものである。
図11に示す多管式EGRガス冷却装置において、エンジンの出力・燃料消費率・排気ガス中のNOxやCOの含有量等の制御上の要求により高EGR率の確保が求められる場合は、図(a)に示すように両開扉式EGR弁V11の第1弁部材V11−2、第2弁部材V11−3の開閉位置を、イの開度全開の状態(開口率:100%)にポジショニングさせておくことによりEGRガス流の全量を通過させて冷却することができ、且つ最大のEGR率の確保ができることとなる。
又、エンジンの排気ガス制御上所望なEGRガス流量(EGR率)及びEGRガス温度(冷却性能)を確保するためにEGRガス流量の調整が必要な場合は、図(b)に示すように両開扉式EGR弁V11の第1弁部材V11−2、第2弁部材V11−3の開閉位置を、例えばロの開度1/2の状態(開口率:50%)にポジショニングさせてEGRガス流量を開度全開時(イの状態)の約半分に減らすように制御したり、図(c)に示すようにハの開度1/5の状態(開口率:20%)にポジショニングさせてEGRガス流量を開度全開時(イの状態)の約20%に減らすように制御する等して、エンジンの排気ガスの制御上必要とされるEGRガス流量及びEGRガス温度に整合させて適宜制御する。
又、エンジンの冷却始動時等、エンジンの排気ガス制御上のEGRガス及びEGRガスの冷却が不要な場合は、図(d)に示すように両開扉式EGR弁V11の第1弁部材V11−2、第2弁部材V11−3の開閉位置を、ニの開度全閉の状態(開口率:0%)にポジショニングさせておくことによりEGRガス流量をゼロとし、EGR率を0%とし、且つ冷却を停止することができる。
なお、この図11に示す多管式EGRガス冷却装置の伝熱管1−2内の煤の吹飛ばし運転を行う際には、前記図6に示す第4実施例の多管式EGRガス冷却装置と同様の弁操作を行うことによって当該各伝熱管1−2内に堆積している煤を高速のEGRガス流により剥離し吹飛ばすことができることはいうまでもない。
なお、前記第1及び3〜第8実施例に示す煤付着防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置は、いずれも多管式EGRガス冷却装置のEGRガス流入口側にEGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁を設けたものを示したが、EGRガス流通制御弁機構を構成する開閉弁は、前記第2実施例に示すように多管式EGRガス冷却装置のEGRガス流出口側に設けてもよく、更に両側に設けても前記と同様の作用効果が得られることはいうまでもない。又、本発明における開閉弁の機構は、バタフライ弁、スイング弁、ポペット弁、ボールバルブ等いずれでもよく、その構造及び機構は問わない。又、図1、図2、図6〜図10に示すEGRガス流通制御弁機構においては、例えば前記第9実施例(図11)に示す多管式EGRガス冷却装置のように弁の開度を調整可能な両開扉式EGR弁Vを採用することによりEGRバルブの機能を兼ね備えることができることから、クールドEGRシステムを構成する従来のEGRバルブを省略することも可能である。更に、ここではディーゼルエンジン、ガソリンエンジンのクールドEGRシステム用多管式EGRクーラーの場合を示したが、本発明の煤付着防止技術は、煤等の伝熱表面に付着し易い粒状物質等の固形成分を含有するガス状熱媒体流体用の多管式熱交換器等にも適用可能であることはいうまでもない。又、多管式EGRガス冷却装置の伝熱管の断面形状(真円、楕円、長円等)や伝熱管内へのフィンの配設等の形態等は、一切問わない。
1 多管式EGRガス冷却装置
1−1 クーラーコア
1−2 伝熱管
1−2−a 第1の伝熱管群
1−2−b 第2の伝熱管群
1−3 ボンネット
1−4 チューブシート
2 EGRガス流通制御弁機構
3 EGRガス配管
3−1、3−2 分岐管
4 管継手
4−1、5−1、5−2 仕切板
6、8 ピストンロッド部
7、9 軸受部
V1、V2 開閉弁
V3、V4、V5 切換弁
V3−1、V4−1、V5−1、V6−1、V10−3、V11−1 回転軸
V3−2、V4−2、V5−2 弁部材
V6 両開扉式開閉弁
V6−2、V7−1、V11−2 第1弁部材
V6−3、V7−2、V11−3 第2弁部材
V7 スライド式ゲート弁
V8 3ポジションのスライド式ゲート弁
V8−1 スライド式弁部材
V8−2、V9−2、V9−3、V10−4、V10−5、V10−6 貫通窓
V9 フィルム弁
V9−1 フィルム状弁部材
V9−4 フィルムケース
V9−5 アクチュエータ
V10 ディスクバルブ
V10−1 ハウジング
V10−2 円板状弁部材
V11 両開扉式EGR弁

Claims (13)

  1. 多管式EGRガス冷却装置のEGRガス流入側もしくはEGRガス流出側の少なくとも片側に、EGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、EGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態及びEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態の3つの形態がとれるEGRガス流通制御弁機構を設け、前記EGRガス流通制御弁機構を前記第2の状態及び第3の状態に維持することにより前記伝熱管内を流れるEGRガス流速を前記第1の状態の約2倍に増速させて伝熱管内面に堆積した煤を当該増速されたEGRガス流により吹飛ばすことを特徴とする多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法。
  2. 前記第2の状態又は前記第3の状態のEGRガス流による吹飛ばし状態から、前記第1の状態に移行するに先立ち、第2の状態及び第3の状態を交互に少なくとも各々1回、好ましくは複数回を各々所望の時間繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の多管式EGRガス冷却装置の煤堆積防止方法。
  3. 多管式EGRガス冷却装置のEGRガス流入側もしくはEGRガス流出側の少なくとも片側のEGR配管を2系統に分け、かつ該2系統の各系統毎にON/OFF制御する仕組みとなす開閉弁を設け、該開閉弁により、EGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、EGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態及びEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態の3つの形態がとれるEGRガス流通制御弁機構を備えたことを特徴とする煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  4. 多管式EGRガス冷却装置のEGRガス流入側もしくはEGRガス流出側の少なくとも片側に、ON/OFF制御する仕組みとなす開閉弁を設け、該開閉弁により、EGRガス流の全量が全伝熱管に流れる第1の状態、EGRガス流の全量が約半数の伝熱管群に流れる第2の状態及びEGRガス流の全量が前記第2の状態で流れなかった伝熱管群に流れる第3の状態の3つの形態がとれるEGRガス流通制御弁機構を備えたことを特徴とする煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  5. 前記EGRガス流通制御弁機構の開閉弁が、当該EGRガス冷却装置のボンネット内に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  6. 前記EGRガス流通制御弁機構の開閉弁が、EGRガス配管と前記ボンネット間に跨設されていることを特徴とする請求項4に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  7. 前記EGRガス流通制御弁機構の開閉弁が、切換弁部材又は扉状弁部材で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  8. 前記EGRガス流通制御弁機構の開閉弁が、対向する両開扉状弁部材で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  9. 前記EGRガス流通制御弁機構の開閉弁が、フィルム状弁部材で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  10. 前記フィルム状弁部材が、耐熱繊維で編まれた布又は不織布もしくは耐熱金属箔よりなる帯状部材のいずれかで構成されていることを特徴とする請求項9に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  11. 前記EGRガス流通制御弁機構の開閉弁が、スライド式のゲート弁で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  12. 前記スライド式のゲート弁が、2ポジション又は3ポジションであることを特徴とする請求項11に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
  13. 前記EGRガス流通制御弁機構の開閉弁が、回動式の円板状弁もしくは扇形状弁で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の煤堆積防止機能を備えた多管式EGRガス冷却装置。
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