JP2012052333A - 間仕切り壁の耐火壁構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた耐火性能を有するとともに、施工性の優れた間仕切り壁の耐火壁構造を提供する。
【解決手段】天井面1および床面2にそれぞれ取り付けられた上部ランナー4および下部ランナー5と、上部ランナー4および下部ランナー5間に立設された複数のスタッド7と、 ケイ酸カルシウム板よりなる下張り耐火板30と上張り耐火板31とで構成され、各スタッド7の両側面にそれぞれ取り付けられた左右の耐火材3とを備え、上部ランナー4と天井面1との間には、加熱によって膨張する熱膨張性耐火材10が挿入されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、優れた耐火性能を有し得る間仕切り壁の耐火壁構造に関する。
従来、建物内部の空間を仕切るための間仕切り壁には、法令により所定の耐火性能基準が規定されている。平成12年の建築基準法改正では、耐火建築物に対し、主要構造部について建物階級・部位ごとの要求耐火時間に対する規定(仕様規定)の他に、耐火検証による建物毎での大臣認定取得(所謂性能規定によるルートC)が可能となった。これに伴い、各主要構造部が面する室の用途によっては、仕様規定では1時間までの要求耐火時間しかなかったものが、各室の可燃物量に見合った要求耐火時間に耐える壁の性能が要求されることになった。この耐火性能基準を満たすべく、種々の耐火壁構造が紹介されている。
上記耐火壁構造としては、例えば、天井面と床面に設置されたランナーの間にスタッドを固定し、更にランナーおよびスタッドの両側面に石膏ボードやケイ酸カルシウム板などからなる耐火材を設置する耐火壁構造や、図9に示すように、天井面100および床面101にそれぞれ固定金具を用いて断面コ字状のランナー102,103を固定し、コンクリートパネル104の上下両端部をそれぞれランナー102,103の溝部に嵌合させることで、コンクリートパネル104をランナー102,103間に固定した耐火壁構造が知られている(特許文献1参照)。
上記耐火壁構造では、火災時の高温に曝されると、ランナーなどの熱変形により目地部や壁端部に隙間が生じることがある。このような隙間が存在すると、熱や炎、煙が間仕切り壁を越えて反対側へ進入するおそれがあるため、十分な耐火性能を発揮できず、そのため、上記耐火壁構造では、石膏ボードやケイ酸カルシウム板などからなる耐火材の端部にロックウールなどの充填材を挿入してランナー部への熱の流入を防いだり、図9に示すように、ランナー102、103の外部に露出する側面全体を、熱膨張性耐火材105で被覆することで、火災時の高温に曝された場合でも、ランナー102、103に熱変形が起こるのを防止している。
特開2003−56098号公報
しかしながら、上記耐火壁構造では、充填材をランナーおよびスタッドの両側面にある耐火材の端部に設置したり、熱膨張性耐火材をランナーの両側面に設置する必要があるので、間仕切り壁の両側面(表裏面)での作業となり、施工に手間が掛かるという問題点がある。また、要求耐火時間が長時間(例えば180分)になると、前記充填材や熱膨張性耐火材が直接火炎に曝されて変形・脱落し、その後ランナー部が火炎によって熱変形して躯体(天井、壁、床、梁、柱)との間に隙間が発生したり、石膏ボード等の耐火材が変形(加熱収縮)して目地部に隙間を生じたりし、耐火性能に大きな影響を及ぼすという問題もある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、優れた耐火性能を有するとともに、施工性の優れた耐火壁構造を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、天井面または梁下面と床面とで形成される空間を間仕切りする間仕切り壁の耐火壁構造であって、天井面または梁下面および床面にそれぞれ取り付けられた上部ランナーおよび下部ランナーと、前記上部ランナーおよび下部ランナー間に立設された複数のスタッドと、ケイ酸カルシウム板よりなる下張り耐火板と上張り耐火板とで構成され、各スタッドの両側面にそれぞれ取り付けられた左右の耐火材とを備え、上部ランナーと天井面または梁下面との間には、加熱によって膨張する熱膨張性耐火材が挿入されている耐火壁構造により達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、間仕切り壁を囲む左右の壁または柱にそれぞれ取り付けられた一対の側部ランナーをさらに備え、各側部ランナーと壁または柱との間にも、前記熱膨張性耐火材が挿入されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、下部ランナーと床面との間にも、前記熱膨張性耐火材が挿入されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記スタッドの一方の側面に取り付けられた前記上張り耐火板の表面には、石膏ボードがさらに取り付けられていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記下張り耐火板、上張り耐火板、および石膏ボードは、それぞれ複数枚のパネル体を端面を突き合わせるようにして並設して構成されており、前記上張り耐火ボードの各パネル体により形成される目地と前記石膏ボードの各パネル体により形成される目地とが重合しない位置に設けられていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記下張り耐火板および上張り耐火板を構成する各パネル体は、T字状ジョイナーを介して上下左右に隣接するパネル体と並設されており、前記下張り耐火板と前記上張り耐火板とが対向する側の目地の表面に、無機接着剤が塗布されるとともに、少なくとも横目地を形成する上下に隣接した2つのパネル体の端面間が、無機接着剤により接合されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記上張り耐火板の前記下張り耐火板と対向しない側の目地の表面に、ケイ酸カルシウムを含有するパテ材が塗布されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記石膏ボードの前記上張り耐火板と対向しない側の目地の表面に、石膏を含有するパテ材が塗布されていることを特徴としている。
本発明によれば、上記問題点が解消され、優れた耐火性能を有するとともに、施工性の優れた耐火壁構造を提供することができる。
本発明の一実施例に係る耐火壁構造の概略構造を示す縦断面図である。 他の実施例の耐火壁構造の概略構造を示す横断面図である。 比較例の耐火壁構造の概略構造を示す縦断面図である。 比較例の耐火壁構造の概略構造を示す縦断面図である。 比較例の耐火壁構造の概略構造を示す縦断面図である。 耐火性能試験の試験結果を示す図である。 他の実施例に係る耐火壁構造の概略構造を示す斜視図である。 図7の一部を拡大した斜視図である。 従来の耐火壁構造の概略構造を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本発明は、天井面(または梁下面)、床面、および、床面上に設けられた壁(または柱)とで形成される空間を間仕切りする間仕切り壁の耐火壁構造に関するものであり、図1は、本発明の一実施形態である耐火壁構造の概略構成を示す模式縦断面図である。
本実施形態の耐火壁構造は、図1に示すように、天井面(または梁下面)1と床面2との間に、左右一対の耐火材3,3が互いに対向して配設された構成を有する。天井面(または梁下面)1および床面2には、断面形状がコ字状の上部ランナー4および下部ランナー5がそれぞれ取り付けられており、上部ランナー4および下部ランナー5の間には、所定本数のスタッド7が所定間隔をあけて立設されている。
上部ランナー4および下部ランナー5は、各スタッド7を取り付けるための横架材であり、例えばボルトなどの固定金具9を用いて、天井面(または梁下面)1および床面2に取り付けられている。各スタッド7は、断面形状が略C字状の柱体からなり、各ランナー4,5のコ字状の溝部内に、各スタッド7の上端部および下端部がそれぞれ挿入されることによって、上部ランナー4および下部ランナー5の間に固定されている。なお、各スタッド7の形状は、その断面形状がH状、ロ字状、コ字状のものなど、目的や用途に応じて適宜選択することができる。
また、間仕切り壁を囲む左右の壁(または柱)8には、それぞれ断面形状がコ字状の側部ランナー6,6が取り付けられている(図2を参照)。各側部ランナー6も、例えばボルトなどの固定金具9を用いて、それぞれ壁(または柱)8に取り付けられている。
各ランナー4〜6の材質としては、例えば、鋼板(鋼帯)、溶融亜鉛メッキ鋼板(鋼帯)、電気亜鉛メッキ鋼板(鋼帯)、溶融アルミニウムメッキ鋼板(鋼帯)、溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板(鋼帯)、溶融アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板(鋼帯)などが用いられる。
また、スタッド7の材質としては、例えば、鋼板(鋼帯)、溶融亜鉛メッキ鋼板(鋼帯)、電気亜鉛メッキ鋼板(鋼帯)、溶融アルミニウムメッキ鋼板(鋼帯)、溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板(鋼帯)、溶融アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板(鋼帯)などが用いられる。
なお、本発明の耐火壁構造に用いられる各ランナー4〜6およびスタッド7は、この種の間仕切り壁に用いられる公知公用のランナーおよびスタッドを用いることができる。
各耐火材3は、本実施形態では、それぞれ厚みの異なる下張り耐火板30と上張り耐火板31との二重構造により構成されている。下張り耐火板30および上張り耐火板31としては、無機質繊維が添加されたケイ酸カルシウム板が用いられている。また、ケイ酸カルシウム板のかさ比重や厚みは要求される耐火性能に応じて適宜選択できるが、上張り耐火板のかさ比重を下張り耐火板のかさ比重より高く設定することが好ましい。
各スタッド7の両側面には、例えば、タッピングビス、釘、接着剤などの固定手段によって、下張り耐火板30がそれぞれ取り付けられるとともに、各下張り耐火板30の表面には、同様にタッピングビス、釘、接着剤などの固定手段によって、上張り耐火板31がそれぞれ取り付けられる。これにより、上下の各ランナー4,5、各側部ランナー6、および各スタッド7により構成される構造体の両方面側の略全部に、左右一対の耐火材3,3が互いに対向するように装着固定されて、間仕切り壁が形成される。
本発明による間仕切り壁の耐火壁構造では、天井面(または梁下面)1に取り付けられた上部ランナー4と天井面(または梁下面)1との間の接合部に、熱膨張性耐火材10が挿入されている。熱膨張性耐火材10は、上部ランナー4を固定金具9を用いて天井面(または梁下面)1に取り付ける際に同時に挿入することができ、上部ランナー4の長手方向全体にわたって挿入することが好ましい。なお、熱膨張性耐火材10は、挿入時の作業性を考慮すると、シート状のものを用いることが好ましい。
この熱膨張性耐火材10は、例えば火災などの加熱によって膨張して耐火断熱層を形成することで、断熱・耐火性能を発揮して、加熱側空間から非加熱側空間への熱や炎、煙などの侵入を防止するものである。また、火災時の高温によって上部ランナー4が熱変形して、天井面(または梁下面)1との間に隙間が生じることがあっても、熱膨張性耐火材10が膨張してこの間隙を埋めるため、十分な断熱・耐火性能を発揮する。
この熱膨張性耐火材10は、少なくとも上部ランナー4と天井面(または梁下面)1との間の接合部に配置されていればよく、必要に応じて、下部ランナー5と床面2との間の接合部にも配置される。また、図2に示すように、各側部ランナー6,6と各壁(または柱)8との間の接合部にも、熱膨張性耐火材10を配置するようにしてもよい。
熱膨張性耐火材10としては、可撓性を有して火災時の熱により膨張し、耐火性を有するものであれば、特に制限はないが、例えば、熱膨張性黒鉛を含有するイソブチレンゴム、イソプレンゴム、ポリブテンゴムなどのゴム物質や熱可塑性樹脂を用いることができる。熱膨張性耐火材10の厚みは、耐火性の面から5mm以上が好ましく、所定温度以上、例えば、拘束のない状態で200℃以上になったときに膨張してその体積が6〜12倍に増加するものが好ましい。
次に、本発明による耐火壁構造で形成した図1の間仕切り壁(実施例1)と、図3〜図5に示す従来工法による耐火壁構造で形成した間仕切り壁(比較例1〜3)とに対して行った耐火性能試験の試験結果を図6に示す。試験方法は、天井面(または梁下面)、床面、および、床面上に設けられた壁(または柱)とで形成される空間を、上記間仕切り壁によって2つの空間に仕切り、一方の空間を「JIS A 1304」の標準加熱曲線に従って4時間加熱したときの間仕切り壁の加熱裏面側、つまり、間仕切り壁の上記加熱空間と面していない側の壁面の上端部の表面温度の上昇温度を、熱電対を用いて測定した。
実施例1の間仕切り壁は、幅45mm、厚さ5mmのシート状の熱膨張性耐火材10を、幅52mm、高さ35mm、厚さ0.6mmのコ字状の上部ランナー4と天井面1との間に挿入して、図1に示すような耐火壁構造とした。なお、左右の各耐火材3,3はそれぞれ、20mm厚のケイ酸カルシウム板(かさ比重:0.25)からなる下張り耐火板30と25mm厚のケイ酸カルシウム板(かさ比重:0.35)からなる上張り耐火板31とで構成し、下張り耐火板および上張り耐火板共に、「幅800mm、高さ900mm」と「幅300mm、高さ900mm」の耐火板を突き合わせて、「幅1100mm、高さ900mm」の壁面とした。また、下張り耐火板と上張り耐火板で突き合わせ部分(目地部)が重ならないようにした。また、スタッド7は50mm×45mm(厚み0.8mm)の略C字状の柱状体を使用した。
比較例1の間仕切り壁は、幅22.5mm、厚さ5mmのシート状の熱膨張性耐火材11を、幅52mm、高さ35mm、厚さ0.6mmのコ字状の上部ランナー4の左右の垂下面40と下張り耐火板30との間にそれぞれ挿入して、図3に示すような耐火壁構造とした。熱膨張性耐火材11の使用量は、概ね実施例1の熱膨張性耐火材10の使用量と同じである。なお、その他の構成を実施例1の間仕切り壁と同様の構成にした。
比較例2の間仕切り壁は、幅22.5mm、厚さ5mmのシート状の熱膨張性耐火材12を、左右の下張り耐火板30と天井面1との間にそれぞれ挿入して、図4に示すような耐火壁構造とした。熱膨張性耐火材11の使用量は、概ね実施例1の熱膨張性耐火材10の使用量と同じである。なお、その他の構成を実施例1の間仕切り壁と同様の構成にした。
比較例3の間仕切り壁は、幅22.5mm、厚さ5mmのシート状の熱膨張性耐火材13を、左右の上張り耐火板31と天井面1との間にそれぞれ挿入して、図5に示すような耐火壁構造とした。熱膨張性耐火材11の使用量は、概ね実施例1の熱膨張性耐火材10の使用量と同じである。なお、その他の構成を実施例1の間仕切り壁と同様の構成にした。
間仕切り壁の加熱裏面側の表面温度を測定するための熱電対は、各間仕切り壁(実施例1および比較例1〜3)の上端部の3箇所の位置(それぞれ間仕切り壁の左端部から300mm、550mm、800mmの位置)に配置して、各位置における間仕切り壁の表面温度の上昇温度を測定し、それを平均した結果を図6に示す。
図6から明らかなように、実施例1に示す本発明の耐火壁構造を有する間仕切り壁は、比較例1〜比較例3の従来工法の耐火壁構造を有する間仕切り壁に比べ、熱膨張性耐火材10の使用量を増やすことなく、また、熱膨張性耐火材10の設置箇所を増やすことなく、加熱裏面側の間仕切り壁の表面温度を大幅に下げることができる優れた耐火性能を示すことがわかる。また、実施例1では、上部ランナー4と天井面1との間に熱膨張性耐火材10を設置したが、要求される耐火性能に応じて、側部ランナーと壁または柱との間や、下部ランナーと床面の間にも、熱膨張性耐火材を追加設置することにより、耐火性能を向上させることができる。
このように、本発明の耐火壁構造は、火災時の高温によって熱膨張性耐火材が膨張して耐火断熱層を形成することで、火災時の高温によって金属製の上部ランナー4および耐火材3が熱変形して天井面1との間に隙間が生じるようなことが起こったとしても、膨張した熱膨張性耐火材10がこの隙間を充填するため、熱や炎、煙が間仕切り壁を越えて反対側へ進入するのを阻止でき、十分な耐火性能を発揮する。また、熱膨張性耐火材10は、上部ランナー4を天井面1に取り付ける際に容易に施工することができるので、施工性も向上できる。
図7および図8は、本発明の耐火壁構造の他の実施形態を示す。なお、基本的な構成は上記した実施形態の構成と同様であり、ここでは対応する構成には同一の符号を付することで説明を省略する。
図示例の間仕切り壁の耐火壁構造は、天井面1および床面2に固定された上部ランナー4および下部ランナー5と、間仕切り壁を囲む左右の壁面8に固定された側部ランナー6,6と、上部ランナー4および下部ランナー5に上端部および下端部が挿入された複数のスタッド7と、各スタッド7の両側面にタッピングビス、釘、接着剤などで固定された耐火材3,3とを備えた構成のものであって、上部ランナー4と天井面1との間の接合部、および、各側部ランナー6と壁面8との間の接合部に、それぞれ熱膨張性耐火材10が挿入されている点に特徴があるとともに、次の点に特徴がある。
すなわち、各耐火材3を構成する下張り耐火板30および上張り耐火板31は、それぞれ複数枚のパネル体30A,31Aを同一平面に並設して構成されている。各パネル体30A,31Aは、所定の厚み(それぞれ20mm、25mm)を有する矩形状のものであり、下張り耐火板30および上張り耐火板31の幅や高さに応じて同一構成あるいはサイズが異なる構成のものが複数枚用いられる。下張り耐火板30を構成する各パネル体30Aは、タッピングビス14などにより各スタッド7に固定されている。上張り耐火板31を構成する各パネル体31Aは、タッピングビス14などにより各パネル体30Aに固定されている。
本実施形態では、各パネル体30A,31Aを並設することで形成される目地15,16が、下張り耐火板30と上張り耐火板31とで一致してしまうのを防ぐために、上張り耐火板31を構成する各パネル体31Aは、目地16が下張り耐火板30に形成された目地15と一致しないようにずらして取り付けられている。
このように、各パネル体30A,31Aにより形成される下張り耐火板30の目地15と上張り耐火板31の目地16とが重合しない位置に設けられていることにより、耐火性(火災時の加熱空間側に発生した熱、炎、煙の非加熱空間側への伝達防止性)が向上するとともに、下張り耐火板30および上張り耐火板31の強度補強が可能となる。
互いに隣接する一方のパネル体30A(31A)の端面と他方のパネル体30A(31A)の端面とにより形成される目地15(16)には、金属製のT字状ジョイナー17が設けられており、下張り耐火板30および上張り耐火板31を構成する各パネル体30A(31A)は、T字状ジョイナー17を介して上下左右に隣接するパネル体30A(31A)と並設されている。
図8に示すように、T字状ジョイナー17は、パネル体30A,31Aの上面に対し平行に形成された保持部17Aと、保持部17Aに対し保持部17Aの略中央から垂直に形成された目地挿入部17Bとを有するものであり、その断面形状がT字状となっている。T字状ジョイナー17の保持部17Aは、隣接する一方のパネル体30A(31A)の上面と他方のパネル体30A(31A)の上面とにより保持されており、下張り耐火板30および上張り耐火板31の目地15,16の幅に対して十分な幅を有している。
T字状ジョイナー17の目地挿入部17Bは、下張り耐火板30および上張り耐火板31の目地15,16に挿入されていて、目地15,16を目止めしている。このように、T字状ジョイナー17が目地15,16を閉塞しているため、火災時の加熱空間側に発生した熱や炎、煙が目地15,16を介して非加熱空間側へ進入することを防止することができる。
T字状ジョイナー17の材質としては、例えば、塗装ステンレス鋼板(鋼帯)、熱間圧延ステンレス鋼板(鋼帯)、冷間圧延ステンレス鋼板(鋼帯)、溶融亜鉛メッキ鋼板(鋼帯)、塗装溶融亜鉛メッキ鋼板(鋼帯)、溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板(鋼帯)、塗装溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板(鋼帯)、溶融アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板(鋼帯)、塗装溶融アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板(鋼帯)などが用いられる。
また、下張り耐火板30の表面には、各パネル体30Aにより形成された目地15を覆うように耐火性を有する無機接着剤18が塗布されているとともに、上張り耐火板31の下張り耐火板30と対向する側の表面にも、各パネル体31Aによりに形成された目地16を覆うように無機接着剤18が塗布されている。無機接着剤18は、その幅が各目地15,16を中心に70mm以上となるように塗布することが好ましい。
さらに、上下に隣接して並設されるパネル体30A(31A)の間に形成される水平方向の横目地15A(16A)には、その目地面に耐火性を有する無機接着剤18が塗布されており、少なくとも横目地15A(16A)を形成する上下に隣接した2つのパネル体30A(31A)同士は、無機接着剤18により接合されている。無機接着剤18としては、ケイ酸ナトリウム系接着剤を好ましく用いることができる。これにより、下張り耐火板30および上張り耐火板31の耐火性能をより高めることが可能となる。
上張り耐火板31の下張り耐火板30と対向しない側の表面には、目地16を覆うようにケイ酸カルシウムを含有するパテ材19が塗布されている。ケイ酸カルシウム含有のパテ材19は耐熱性に優れており、ケイ酸カルシウムからなるパネル体31Aとの色合いおよび質感も好適であるため、パネル体31A間の目地16の充填に好適である。なお、ケイ酸カルシウム含有のパテ材19は、その幅が目地16を中心に50mm以上となるように塗布することが好ましい。また、各パネル体31Aを固定するタッピングビス14などの頭部が外部に露出したままでは、ビス頭部の錆損の問題が生じるために、タッピングビス14などの頭部にケイ酸カルシウム含有のパテ材19を塗布するのが好ましい。
各スタッド7の一方の側面側に取り付けられた上張り耐火板31の表面には、耐火性を有する石膏ボート20がさらに取り付けられている。なお、石膏ボードは加熱面側ではなく非加熱面側の上張り耐火板31の表面に設置した方が、耐火性能上好ましい。この石膏ボード20も、本実施形態では、複数枚のパネル体20Aを同一平面に並設して構成されている。各パネル体20Aは、所定の厚み(本実施形態では12.5mm)を有する矩形状のものであり、石膏ボード20の幅や高さに応じて同一構成あるいはサイズが異なる構成のものが複数枚用いられる。この石膏ボード20を構成する各パネル体20Aは、タッピングビス14などにより上張り耐火板31を構成する各パネル体31Aに固定されている。
石膏ボード20を構成する各パネル体20Aは、各パネル体20Aを並設することにより形成される目地21が、上張り耐火板31に形成された目地16と一致してしまうのを防ぐために、上張り耐火板31の目地16と一致しないようにずらして取り付けられている。このように、各パネル体31A,20Aにより形成される上張り耐火板31の目地16と石膏ボード20の目地21とが重合しない位置に設けられていることにより、耐火性(火災時の加熱空間側に発生した熱、炎、煙の非加熱空間側への伝達防止性)が向上するとともに、上張り耐火板31および石膏ボード20の強度補強が可能となる
石膏ボード20の上張り耐火板31と対向しない側の表面には、目地21を覆うように石膏を含有するパテ材22が塗布されている。石膏含有のパテ材22は耐熱性に優れており、石膏からなるパネル体20Aとの色合いおよび質感も好適であるため、パネル体20A間の目地21の充填に好適である。なお、石膏含有のパテ材22は、その幅が目地21を中心に100mm以上となるように塗布することが好ましい。また、各パネル体20Aを固定するタッピングビス14などの頭部が外部に露出したままでは、ビス頭部の錆損の問題が生じるために、タッピングビス14などの頭部に石膏含有のパテ材22を塗布するのが好ましい。
本実施形態の間仕切り壁の耐火壁構造では、上記した構成を備えることにより、長時間の耐火性能を有する間仕切り壁を提供することが可能である。
1 天井面
2 床面
3 耐火材
4 上部ランナー
5 下部ランナー
6 側部ランナー
7 スタッド
8 壁
10 熱膨張性耐火材
15,16,21 目地
18 無機接着剤
19 ケイ酸カルシウムを含有するパテ材
20 石膏ボード
20A,30A,31A パネル体
22 石膏含有パテ材
30 下張り耐火板
31 上張り耐火板

Claims (8)

  1. 天井面または梁下面と床面とで形成される空間を間仕切りする間仕切り壁の耐火壁構造であって、
    天井面または梁下面および床面にそれぞれ取り付けられた上部ランナーおよび下部ランナーと、
    前記上部ランナーおよび下部ランナー間に立設された複数のスタッドと、
    ケイ酸カルシウム板よりなる下張り耐火板と上張り耐火板とで構成され、各スタッドの両側面にそれぞれ取り付けられた左右の耐火材とを備え、
    上部ランナーと天井面または梁下面との間には、加熱によって膨張する熱膨張性耐火材が挿入されている耐火壁構造。
  2. 間仕切り壁を囲む左右の壁または柱にそれぞれ取り付けられた一対の側部ランナーをさらに備え、
    各側部ランナーと壁または柱との間にも、前記熱膨張性耐火材が挿入されている請求項1に記載の耐火壁構造。
  3. 下部ランナーと床面との間にも、前記熱膨張性耐火材が挿入されている請求項1または2に記載の耐火壁構造。
  4. 前記スタッドの一方の側面に取り付けられた前記上張り耐火板の表面には、石膏ボードがさらに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の耐火壁構造。
  5. 前記下張り耐火板、上張り耐火板、および石膏ボードは、それぞれ複数枚のパネル体を端面を突き合わせるようにして並設して構成されており、前記上張り耐火ボードの各パネル体により形成される目地と前記石膏ボードの各パネル体により形成される目地とが重合しない位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の耐火壁構造。
  6. 前記下張り耐火板および上張り耐火板を構成する各パネル体は、T字状ジョイナーを介して上下左右に隣接するパネル体と並設されており、前記下張り耐火板と前記上張り耐火板とが対向する側の目地の表面に、無機接着剤が塗布されるとともに、少なくとも横目地を形成する上下に隣接した2つのパネル体の端面間が、無機接着剤により接合されていることを特徴とする請求項5に記載の耐火壁構造。
  7. 前記上張り耐火板の前記下張り耐火板と対向しない側の目地の表面に、ケイ酸カルシウムを含有するパテ材が塗布されていることを特徴とする請求項5に記載の耐火壁構造。
  8. 前記石膏ボードの前記上張り耐火板と対向しない側の目地の表面に、石膏を含有するパテ材が塗布されていることを特徴とする請求項5に記載の耐火壁構造。
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