JP2008196188A - コンクリート外壁から熱的に遮断して突出するコンクリート構築物を、片持ち支持形態で支持するための不燃断熱ブロック - Google Patents

コンクリート外壁から熱的に遮断して突出するコンクリート構築物を、片持ち支持形態で支持するための不燃断熱ブロック Download PDF

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Abstract

【課題】 鉄筋コンクリート外断熱外壁から、バルコニー床スラブや袖壁等のコンクリート突出構築物を、片持ち支持形態で簡便に構築出来る、汎用性のある連結筋ユニットを、工場生産品として提供する。

【解決手段】 鉄筋コンクリート建物の外壁を外断熱被覆する断熱層2B,3Bの嵌入用孔H1に、嵌入固着可能とした不燃断熱材4Bに、Z上端筋1v化固着した強力な支持力を有するZ筋1の1本を貫通固定した不燃支持ブロック。

【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート造外断熱建物に、バルコニー、庇、外廊下などの水平形態で突出付設するコンクリート構築物や、バルコニー袖壁、ポーチ袖壁、外壁から突出する化粧壁などの垂直形態で突出付設するコンクリート構築物等(以下、突出構築物と称する)を、コンクリート躯体の外壁から、片持ち支持形態で、且つ、熱的に遮断して支持するための、支持連結筋(以下、Z筋と称する)を備えた不燃支持ブロックに関するものであり、建築の技術分野に属するものである。
鉄筋コンクリート造の外断熱建物は、コンクリート躯体の外側を断熱材で被覆するため、太陽日射によるコンクリート躯体への熱応力が微小となって、コンクリート躯体のひび割れが抑制出来ること、コンクリート躯体が空気に接触しないために、コンクリートの中性化が抑制出来、鉄筋棒鋼の腐蝕が抑制出来て建物の耐久性が向上すること、更には、建物内の温度環境が維持出来ると共に、内部結露が少なくて、カビ、ダニの発生が抑制出来、健康面でも優れた住環境が維持出来るため、近年、省エネルギーの高性能建物として評価されている。
しかし、建物外壁より、突出付設するバルコニー、外廊下などの鉄筋コンクリート床スラブの水平突出構築物や、バルコニーや外廊下に、火災時の延燃防止、プライバシー保護等で配置する鉄筋コンクリート造袖壁等の垂直突出構築物は、鉄筋コンクリート躯体への熱橋となり易く、外断熱コンクリート造建物にあっては、鉄筋コンクリートのバルコニー床スラブや、鉄筋コンクリートの袖壁等、鉄筋コンクリートの突出構築物のコンクリート躯体への熱橋作用の抑制は、強く望まれており、該問題を解決する手段としては、既に、図8(A),(B)に示す従来例1、図8(C),(D)に示す従来例2、図9に示す従来例3及び図10に示す従来例4の手法がある。
図8は、バルコニー床スラブ(水平突出構築物)及び袖壁(垂直突出構築物)からの熱橋抑制手段であって、非特許文献1に挙げられたものであり、図8(A)は、従来例1の横断面図、図8(B)は、従来例1の縦断面図、図8(C)は、従来例2の横断面図、図8(D)は、従来例2の縦断面図である。
即ち、図8(A),(B)の従来例1にあっては、コンクリート建物から水平に突出した、鉄筋コンクリートバルコニー床スラブ、及び垂直に突出した鉄筋コンクリート袖壁の全外周を、コンクリート外壁同様に、断熱被覆用の複合パネル及び断熱材で被覆するものである。
また、図8(C),(D)の従来例2にあっては、コンクリート外壁は複合パネルで外断熱被覆するが、コンクリート外壁から突出した、バルコニー床スラブや袖壁の突出構築物は、外断熱被覆することなく、コンクリート躯体内側、即ち外壁内側、の突出構築物からの熱橋作用を受ける部位に、断熱材を貼着して、建物内面から断熱機能を補強するものである。
また、図9に示す従来例3は、バルコニー床スラブ(水平突出構築物)の熱橋抑制手段であって、特許文献1中で従来例として挙げられたものであり、(A)はバルコニー縦断面図、(B)は鉄筋ユニット正面図、(C)は鉄筋ユニット平面図である。
即ち、従来例3は、図9(B),(C)に示す如く、断熱材上部に、多数の長尺連結鉄筋群を串刺し形態で並列配置し、断熱材下部では、各長尺連結鉄筋間に圧縮用鉄筋を配置して、各圧縮用鉄筋の両端の支圧板を断熱材から突出させると共に、各ラチス筋を圧縮用鉄筋の近傍に配置し、且つラチス筋の両端延長部を断熱材上部の長尺連結鉄筋間に並列延出して熱橋低減用鉄筋ユニットとし、該鉄筋ユニットを、図9(A)に示す如く、バルコニー用型枠と住戸躯体用型枠とに差し渡し状に配置してコンクリート打設し、コンクリートバルコニーを熱橋低減ユニットで片持ち支持形態で支持するものである。
また、図10に示す従来例4は、特許文献1で対象とする発明であって、バルコニー床スラブ(水平突出構築物)の熱橋抑制手段であり、従来例3の鉄筋ユニットが、住戸躯体用型枠内への配置に際し、住戸躯体側に配置された鉄筋が邪魔になって連結鉄筋の配置が出来ない問題を解決したものであり、図10(C)に示す如く、断熱材に、上部切欠溝群と下部切欠溝群とを配置しておき、図10(B)に示す如く、バルコニー用型枠の基端部に断熱材を配置し、断熱材の上部切欠溝群を介して、連結鉄筋群をバルコニー型枠から住戸躯体用型枠へ差し渡し状に配置し、両端に支圧板を備えた筒体の鉄筋取付用治具群を断熱材の下部切欠溝に嵌入し、且つ、鉄筋取付用治具群には、住戸躯体用型枠内に配置した配筋の間から連結鉄筋群を挿入して鉄筋取付用治具にネジ固定し、図10(A)に示す如く、バルコニー用型枠と住戸躯体用型枠にコンクリート打設するものである。
北海道外断熱協議会発行「2003年版、RC造外断熱工法ハンドブック」第40〜47頁:「熱損失係数の計算」の項 特開2005−188036号公報
従来例1の、鉄筋コンクリートの、水平突出構築物(バルコニー床スラブ)及び垂直突出構築物(袖壁)の構築手段にあっては、図8(A),(B)に示す如く、バルコニー床スラブの上下両面及び先端面、袖壁の両側面及び先端面、即ち、バルコニー床スラブ及び袖壁の全外周面、を断熱材(複合パネル)で被覆するため、バルコニー床スラブ(水平突出構築物)及び袖壁(垂直突出構築物)は、外壁同様の外断熱構造とはなるが、バルコニー床スラブ及び袖壁の厚さが、被覆断熱材によって厚くなる欠陥があり、しかも、複合パネルの、バルコニー床スラブ及び袖壁の形態に対応した貼着、特に、先端面への貼着、及びバルコニー床スラブ上面への断熱材貼着、の作業性が悪く、複合パネル及び断熱材の貼着施工はコスト高となる。
また、従来例2の、鉄筋コンクリートの、水平突出構築物(バルコニー床スラブ)及び垂直突出構築物(袖壁)の構築手段にあっては、図8(C),(D)に示す如く、バルコニー床スラブ及び袖壁は、複合パネルで被覆しないために、従来例1の如き、厚さの増大の問題は生じないが、バルコニー床スラブ及び袖壁のコンクリートは、コンクリート躯体(コンクリート外壁)と一体連続しているため、熱橋作用を生じる。
従って、突出構築物(バルコニー、袖壁)からの熱橋作用を低減するために、コンクリート躯体内面に断熱補強材を貼着することとなるが、コンクリート躯体内側での断熱補強は、熱橋の低減効果が75%程度しか期待出来ず、従来例1より熱橋低減効果が低い。
しかも、従来例2にあっては、図8(C),(D)に示す如く、コンクリート躯体内面に、断熱補強材による段差が生じ、内装仕上げに際しては、断熱補強材の段差を解消するための、内装材貼着用の下地の施工も必要となり、内装仕上げ面での施工数、及びコストが増大する。
また、従来例3の、鉄筋コンクリートの、水平突出構築物(バルコニー床スラブ)の構築手段にあっては、断熱材自体に多くの連結鉄筋、圧縮用鉄筋を並列配置しているため、熱橋低減用鉄筋ユニット自体が、嵩張った複雑な形状であるため、鉄筋ユニットの効率的な運搬及び保管が困難である。
また、バルコニー等の、水平突出構築物は、大きさ、形状が様々であって、全てに対応する鉄筋ユニットの準備が煩雑、且つ困難である。
そして、型枠組み時には、連結用鉄筋が密集並列しているため、特に、住戸躯体側に配筋された鉄筋が邪魔になって、熱橋低減用鉄筋ユニットの配置、及び配筋固定が困難であり、バルコニー型枠及び住戸躯体型枠内で、配筋組立てが煩雑、且つ困難な作業となる。
また、バルコニー床スラブと住戸躯体との境界面に熱橋低減用鉄筋ユニットを配置してコンクリート躯体を構築後に、コンクリート外壁に断熱材を貼着する、後貼り工法、の外断熱建物となるため、施工性が悪く汎用性が無い。
しかも、従来例3の熱橋低減工法は、袖壁等の垂直突出構築物の構築には適用出来ない。
また、従来例4の、鉄筋コンクリートの、水平突出構築物(バルコニー床スラブ)の構築手段にあっては、断熱材の上部切欠溝群に、バルコニー床スラブと住戸用躯体とを連結する連結鉄筋群を配置するが、個々独立の上部連結鉄筋は、バルコニーの重力による引張り応力に対抗するため、多数本の高密度並列配置が必要であって、バルコニー床スラブ配筋に上部連結鉄筋を必要数配置すると、バルコニー床スラブ筋より多数配筋する住戸部配筋への上部連結鉄筋の配筋は、住戸部で、強度上、過剰配筋となるばかりか、配筋が干渉して作業も煩雑となる。
また、図10(B)に示す如く、バルコニー下端筋に干渉しないように、鉄筋取付用治具をバルコニー下端筋の上方に配置する必要があるため、上方連結鉄筋と下方連結鉄筋との応力中心距離が小さくなり、バルコニーの抗力が小さくなる危険があるため、必要強度保持のため、バルコニー床スラブの厚さの増大を招く。
また、下方連結鉄筋は、住戸躯体用型枠内での配筋間からの鉄筋取付用治具への嵌入ネジ螺着であるため、作業が煩雑で、作業性が悪い。
また、断熱材の、上部切欠溝群及び下部切欠溝群は、各連結鉄筋群及び各鉄筋取付用治具を嵌入した部位に空隙の生ずる恐れがあり、該断熱材の切欠溝群での空隙は、打設コンクリートが充填されて、バルコニーとコンクリート躯体とを打設コンクリートが連続し、外断熱コンクリート躯体としての断熱機能の低下を招来する危険がある。
そして、該従来例4も、従来例3同様、バルコニー床スラブと住戸躯体との境界面に連結鉄筋を備えた断熱材を配置し、コンクリート躯体構築後に、コンクリート外壁に断熱材を張着する、後貼り工法、の外断熱建物であって、汎用性が低い。
しかも、従来例4も、従来例3同様、袖壁等の垂直突出構築物の構築には適用出来ない。
本発明は、これら従来例1乃至4の問題点を解決、又は改善するものであって、連結用鉄筋としての強力な支持力を備えたZ筋を不燃断熱材片に貫通一体化した、新規な不燃支持ブロックを、工場製品の小型の単体として提供し、従来例3、従来例4の如く、鉄筋コンクリート造の突出構築物(バルコニー等)をコンクリート外壁と、断熱層で熱的に遮断して構築する工法を採用する際には、該遮断断熱層に、本発明の不燃支持ブロックを嵌入固着するだけで、水平突出構築物(バルコニー等)のみならず、垂直突出構築物(袖壁等)の施工にも、合理的に適用出来、コンクリート外壁からのコンクリート造突出構築物を、コンクリート外壁と熱的に遮断した片持ち支持形態で、施工性良く、且つ、安全性の保証された状態で構築可能とするものである。
本発明の不燃支持ブロックは、鉄筋コンクリート造外断熱建物のコンクリート外壁Wから、鉄筋コンクリート造の突出構築物SB,5を、断熱層2B,3Bで熱的に遮断して、片持ち支持形態で支持するための不燃支持ブロックであって、例えば図1に示す如く、不燃支持ブロック4は、断熱層2B,3Bの嵌入用孔H1(図3、図5)に嵌着するための、左右幅X4、前後厚さY4及び高さZ4を備えた不燃断熱材4Bと、不燃断熱材4Bを貫通して、不燃断熱材4Bで保持された連結用の1本のZ筋1とを含み、Z筋1は、Z上端筋1UとZ下端筋1Dとを、上下方向に応力中心距離L15を保ってZトラス筋1Mで一体化固着したものである。
この場合、断熱層2B,3Bは、コンクリート突出構築物をコンクリート外壁と熱的に遮断するものであって、バルコニー床スラブ、即ち水平突出構築物にあっては、図3に示す如く、コンクリート外壁Wを熱的に遮断する複合パネル2の断熱層2Bであり、袖壁、即ち垂直突出構築物にあっては、図6に示す如く、袖壁5の基端に配置する断熱支持パネル3の断熱層3Bであり、断熱層2B,3Bは、好適には、JISA9511のプラスチック系発泡断熱板であり、典型的には、75mm厚の押出法ポリスチレンフォーム板である。
また、嵌入用孔H1は、図3(A)に示す、複合パネル2の上端の切込み形態の嵌入用孔H1、及び図5に示す、断熱支持パネル3の挿入用の嵌入用孔H1を含むものであり、断熱層2B,3Bに於いて、不燃支持ブロック4の不燃断熱材4Bが嵌め込めて固着出来る孔であれば良い。
また、不燃断熱材4Bは、貫通Z筋1を保持し、且つ、断熱層2B,3Bの嵌入用孔H1に嵌着すれば、断熱層2B,3Bの一部として、断熱層2B,3Bと略同一の断熱機能を発揮する、保形性を備えた塊形態であって、厚さY4が断熱層2B,3Bの厚さと実質上同一のもので良く、典型的には、炭酸カルシウム系発泡材(熱伝導率:0.032kcal/mh℃、透湿抵抗:26.3mhmmHg/g)を採用する。
そして、押出法ポリスチレンフォーム板(熱伝導率:0.024〜0.037kcal/mh℃、透湿抵抗:25〜7.1mhmmHg/g)の断熱層2B,3B内に炭酸カルシウム系発泡材の不燃断熱材4Bを嵌入一体化すれば、不燃断熱材4Bは、あたかも断熱層2B,3Bの一部となる。
そして、不燃支持ブロック4は、単体部品として準備、保管する関係上、不燃断熱材4Bは小さい方が好ましいが、不燃断熱材4Bの幅X4、厚さY4、高さZ4のサイズは、Z筋1の確保機能、Z筋1の耐火保護機能、断熱層嵌入用孔H1への嵌合固着作業性、不燃支持ブロック4の保管及び搬送面から決定すれば良く、厚さY4は、断熱層2B,3Bが断熱欠損を生じないためにも、少なくとも、断熱層2B,3Bの厚さT3と同厚とすべきであり、断熱層2B,3Bの、幅W4が60mm、厚さT3が75mm、高さ4hが205mmの標準の嵌入用孔H1に対し、不燃断熱材4Bの標準は、幅X4が50mm、厚さY4が75mm、高さZ4が200mmとすれば良い。
また、Z筋1は、鉄筋コンクリートの、水平突出構築物(バルコニー床スラブ)及び垂直突出構築物(袖壁)の負荷応力を、安全に支承すれば良く、強力な支持力を発揮するように、Z上端筋1UとZ下端筋1Dとを、応力中心距離L15を保って、Zトラス筋1Mで一体化したものであれば良く、構造計算によって、Z筋1の配置本数、配置間隔から、使用棒鋼径、Zトラス筋1Mによるトラス機能付与形態を決定すれば良いが、汎用性に配慮して、標準Z筋1は、典型的には、図2(A)に示す如く、Z上端筋1Uは、長さL10が1200mmで、22mm径の異形棒鋼、Z下端筋1Dは、長さL12が760mmで、22mm径の異形棒鋼、Zトラス筋1Mは16mmの異形棒鋼で、Z上端筋1U下面とZ下端筋1D上面との間隔L14を70mmで一体化し、応力中心距離(Z上端筋1Uの中心とZ下端筋1Dの中心との間隔)L15は、92mmのものである。
そして、Z筋1の不燃断熱材4Bからの、一方の突出部APは、コンクリート躯体内で、他方の突出部BPは、突出構築物内で、打設コンクリートと一体化するものであるが、コンクリート躯体内固着用の突出部APは、対応コンクリート躯体に対処して、全長が直線形態でも、先端部が屈曲したものでも良い。
従って、本発明の不燃支持ブロック4は、バルコニー床スラブ等の鉄筋コンクリート水平突出構築物の構築に際しては、図3の如く、コンクリート外壁被覆用の複合パネル2の、水平突出構築物の突出基端部位の断熱層2Bに嵌入用孔H1を切開しておき、該嵌入用孔H1に、不燃支持ブロック4の不燃断熱材4Bを、図1(A)に示す如く、側面に隙間追従シート12Aを貼着して嵌入すれば、隙間追従シート12Aが経時膨張して、不燃断熱材4Bは断熱層2Bの嵌入用孔H1内に、空密的に固着し、Z筋1の、一方の突出部APは、コンクリート躯体型枠内に、他方の突出部BPは、水平突出構築物(バルコニー床スラブ)の型枠内に延出し、断熱層2Bの両側の型枠にコンクリート打設すれば、図4に示す如く、不燃支持ブロック4のZ筋1が、水平突出構築物をコンクリート躯体に対して、片持ち支持した形態に、水平突出構築物を構築することが出来る。
また、コンクリート外壁Wから、袖壁5等の垂直突出構築物を突出付設する場合は、図5に示す如く、突出構築物(袖壁)の基端をコンクリート外壁Wと熱的に遮断するための、断熱支持パネル3の嵌入用孔H1に、不燃断熱材4Bの側面に隙間追従シート12Aを貼着した不燃支持ブロック4を、図5(A)の如く、嵌入固着し、該断熱支持パネル3を、図6の如く、突出構築物(袖壁)の基端の全高に配置して、コンクリート躯体及び袖壁の型枠を構築し、コンクリート打設すれば、図7の如く、Z筋1の、一半の突出部APがコンクリート躯体内に、他半の突出部BPが突出構築物(袖壁)内に固着して、突出構築物は、断熱支持パネル3の断熱層3Bでコンクリート躯体CFと熱的に遮断されて、Z筋1による片持ち支持物となる。
また、突出構築物の設計に対応して、Z筋1の、コンクリート躯体内固定用の突出部APを屈曲して不燃支持ブロック4を適用すれば、Z筋1の突出部APをコンクリート外壁W内に固定することにより、バルコニー床スラブSBを居住部床スラブSAと段差を保って突出することも、袖壁5を建物仕切り壁の位置の制約を受けずに突出することも可能である。
そして、得られる鉄筋コンクリートのバルコニー床スラブや袖壁の突出構築物は、コンクリート躯体側と断熱層2B,3Bで熱的に遮断されるため、突出構築物から建物躯体への熱橋作用は、突出構築物→Z筋→コンクリート躯体、のルートのみとなり、従来例2の突出構築物(バルコニー床スラブ、袖壁)のコンクリート→建物躯体のコンクリート、のコンクリートを介した熱橋作用が無くなる。
しかも、Z筋1は、強い支持力を有し、大間隔(標準:バルコニー床スラブSBでは450mm間隔、袖壁では900mm間隔)配置となるため、従来例3,4の連結鉄筋群より、使用断面積が遥かに低減出来、従来例3,4と比べて、熱橋作用が遥かに低減出来ると共に、構築時の配筋、型枠組みの作業性が遥かに向上する。
そして、不燃支持ブロック4自体は、工場生産品の小型部材であるため、均質で支持力の保証された建築用部品として準備出来、保守管理、搬送が容易であって、各施工現場への展開も容易である。
しかも、Z筋1を確保している不燃断熱材4Bは、耐火性であるため、火災による断熱層2B,3Bの燃焼時にも、Z筋1の火災劣下が防止出来、本発明の、不燃支持ブロック4で片持ち支持した鉄筋コンクリート突出構築物は耐火性となる。
また、不燃支持ブロック4の、断熱層2B,3Bへの嵌合固着は、不燃断熱材4Bの側面に隙間追従シート12Aを貼着しての、不燃断熱材4Bと嵌入用孔H1との隙間の密閉された嵌着となって、隙間の空気は空気断熱層として機能するため、断熱層2B,3Bは、不燃断熱材4Bを嵌合しても、断熱機能の低下は生じない。
また、Z筋1は、図2に示す如く、Z上端筋1UとZ下端筋1Dとを、台形状に屈曲して水平上辺部1U´、両側の等傾斜の中間傾斜部1S、及び両側の水平下辺部1D´を備えたZトラス筋1Mで一体化固着するのが好ましい。
この場合、Z上端筋1U、Z下端筋1Dの径、長さは、適用するコンクリート突出構築物の構造計算によって決定すれば良いが、Z上端筋1UとZ下端筋1Dとは、コンクリートとの固着力の観点から、即ち、構造計算上の観点、から同径の異形棒鋼とするのが好ましく、Z下端筋1Dは、圧縮応力負担であるため、引張応力負担のZ上端筋1Uより短寸と出来、標準バルコニー床スラブ(奥行き1500mm、厚さ180mm)及び標準袖壁(奥行き1500mm、厚さ180mm)に適用可能な標準Z筋1にあっては、Z上端筋1Uの長さL10は1200mm、Z下端筋1Dの長さL12は760mmであって、共に22mm径の異形棒鋼であり、応力中心距離L15は92mmである。
そして、Zトラス筋1Mの、両側の等傾斜の中間傾斜部1Sは、Z筋1に、突出構築物の負荷から生ずる、引張応力、圧縮応力及び剪断応力にも対抗出来、台形状に屈曲したZトラス筋1Mで一体化したトラス構造のZ筋は強大な支持力を発揮し、上下に中心間距離L15を保ったZ上端筋1UとZ下端筋1Dは、従来例3,4の如く、連結用の、引張り用鉄筋と圧縮用鉄筋とを別個独立で備えたものより遥かに強大(構造計算上:3.64倍)な支持力を発揮する。
しかも、Zトラス筋1Mは等角の傾斜部1Sを両側に備えた左右対称形態であるため、図2(A)の如く、標準仕様の、Z筋1の突出部AP,BPが同一形態のものにあっては、使用時には、左右の識別判断が不要であり、小物の建築用部材としての保管、搬送、使用が簡便である。
また、Zトラス筋1Mが、中央の水平上辺部1U´でZ上端筋1Uの下面と、両側の水平下辺部1D´でZ下端筋1Dの上面と固着一体化し、両側の中間傾斜部1Sが、それぞれ、Z下端筋1Dに対して挟角θが45°であるのが好ましい。
この場合、Zトラス筋1Mの、Z上端筋1U及びZ下端筋1Dとの固着一体化は、当接して両側から溶接固着すれば良い。
トラス構造のZ筋1にあっては、Z上端筋1Uは、主として、引張り応力に対抗し、Z下端筋1Dは圧縮応力に対抗するが、Zトラス筋1Mは傾斜角(挟角)θが45°であるため、引張り応力と圧縮応力との作用界面の45°の剪断応力作用に好適に対抗するものとなる。
従って、Z筋1は、突出構築物の基端での、引張り応力対抗部は、Z上端筋1UとZトラス筋1Mの水平上辺部1U´が一体となり、圧縮応力対抗部は、Z下端筋1DとZトラス筋1Mの水平下辺部1D´が一体となり、十分な応力中心距離L15を保つことにより強大な支持力を発揮し、突出構築物の荷重負荷応力による変位を極小(標準:バルコニー基端0.3mm、袖壁基端0.001mm)に保つことが出来る。
また、不燃断熱材4BがZ筋1を空密的に保持しているのが好ましい。
この場合、Z筋1の不燃断熱材4Bによる空密保持は、Z筋1を金型に入れて炭酸カルシウム系樹脂の注入発泡で一体化しても良く、或いは、図1(B)の如く、Z筋1の所定部位に、隙間追従シート12Aを巻いて、不燃断熱材片(炭酸カルシウム系発泡板片)4B´で両側から挟着固定しても、不燃断熱材片4B´の嵌合溝H2,H2´,H3とZ筋1との隙間は、隙間追従シート12Aの経時膨張で空密保持となる。
或いは、図1(B)の如く、2分割した不燃断熱材片4B´の各嵌合溝H2,H2´,H3を、各嵌合鉄筋径より若干(標準:3mm)大きくしておき、嵌合溝に耐火シーリング13(コニシ(株)製、耐火目地用シーラント120(商品名))を充填し、対称内面にも、耐火シーリング13を塗布して、Z筋1を嵌合溝H2,H2´,H3に挟着して、分割不燃断熱材片4B´を、耐火シーリング13の接着作用で一体化しても良い。
従って、不燃断熱材4Bと貫通Z筋1との隙間の空気流通は存在しなくなり、不燃断熱材4BとZ筋1との界面からの空気流通に起因する断熱機能損失は生じない。
また、Z筋1は、図2(A)に示す如く、不燃断熱材4B内では耐火塗料1Aを塗布し、突出部AP,BPでは錆止め塗料1Bを塗布しておくのが好ましい。
この場合、Z筋1には、全長に亘って、防蝕断熱性のエポキシ樹脂塗料の耐火コート下塗材((株)エスケー化研、商品名)を、断熱性錆止め塗料1Bとして下塗りし、不燃断熱材4B対応部位には、更に、SK耐火コート上塗材((株)エスケー化研、商品名)を耐火塗料1Aとして上塗りすれば良く、耐火コート下塗材により、Z筋1は、コンクリート内での腐蝕が抑制され、断熱性、耐久性が向上する。
従って、本発明の不燃支持ブロック4で片持ち支持した鉄筋コンクリート突出構築物は、火災時に、コンクリート外壁Wを外断熱被覆した断熱層2B,3Bが燃焼しても、Z筋1は、不燃断熱材4Bと耐火塗料1Aとの二段防御によって保護されて、火災による強度劣下が抑制出来るものとなり、不燃支持ブロック4は、耐火性の突出構築物の構築を可能とする。
また、本発明の不燃支持ブロック4は、図1に示す如く、幅X4の不燃断熱材4Bを半幅X2の不燃断熱材片4B´に2分割し、両断熱材片4B´の対称内面4Dに配置した嵌合溝H2,H2´,H3に、隙間追従シート12Aを巻き付けたZ筋1を嵌合して、対称内面4Dを接着一体化したものが好ましい。
この場合、不燃断熱材4Bとしては、炭酸カルシウム系発泡板のロックセルボード(フジ化成工業(株)、商品名)を採用すれば、切断加工が容易であり、図4(B)に示す如く、Z上端筋1U用の嵌合溝H2、Zトラス筋1Mの水平上辺部1U´用の嵌合溝H2´、及びZ下端筋1D用の嵌合溝H3は、慣用のテーブル式発泡スチロールカッターで、きれいに切削加工出来る。
この場合、不燃断熱材片4B´の各嵌合溝H2,H2´,H3は、対応棒鋼(Z上端筋1U、Zトラス筋1M、Z下端筋1D)の径より若干(標準:6mm)大径に形成しておき、Z筋1には、慣用の2mm厚の隙間追従シート12A(積水化学工業(株)、ソフトロン(商品名))を巻き付けてZ筋1を嵌合溝H2,H2´,H3に嵌めて、両側の不燃断熱材片4B´を接着一体化すれば、隙間追従シート12Aの経時膨張によって、Z筋1は不燃断熱材4Bに空密的に保持される。
従って、Z筋1に型枠成形で不燃断熱材4Bを一体化する、量産品の不燃支持ブロック4と、同等のZ筋1の空密保持が得られる上、各需要者(施工業者)の注文に応じた小ロット製作も可能となり、バルコニー床スラブや袖壁等の突出構築物の自由な設計にも自在に対処出来る不燃支持ブロック4の提供が可能となる。
また、Z筋1に対する隙間追従シート12Aは、図1(B)に示す如く、不燃断熱材片4B´の端面位置LF−LFより若干d12入り込んだ位置で巻き付けて不燃断熱材片4B´を一体化し、不燃断熱材4Bの端面4Fから隙間追従シート12Aに到る空隙に耐火シーリング13を充填するのが好ましい。
この場合、若干d12の寸法は、10mm程度確保すれば充分である。
従って、不燃支持ブロック4は、Z筋1が隙間追従シート12Aの経時膨張によって不燃断熱材4Bに空密保持されるため、前後の隙間追従シート12A間の隙間の空気は空気断熱層として機能すると共に、不燃断熱材4Bの前後面4Fから隙間追従シート12Aに到るZ筋1外周の空隙が耐火シーリング13で充填されるため、隙間追従シート12A及び隙間追従シート12Aの前部と後部のZ筋1も耐火保護されて、不燃支持ブロック4は、不燃断熱材片4B´を挟着一体化したものでありながら、Z筋1に型成形で不燃断熱材4Bを一体化したものと同等の耐火性を具備したものとなる。
本発明の不燃支持ブロック4は、鉄筋コンクリート造建物の外壁を、断熱層を備えた複合パネルや、断熱層で外断熱被覆する外断熱建物にあって、外壁を被覆する断熱層に嵌入用孔H1を開設し、該嵌入用孔H1内に、不燃支持ブロック4の不燃断熱材4Bを嵌合すれば、不燃支持ブロック4が被覆断熱層と嵌着一体化出来、且つ、強力な支持力を発揮するZ筋の、一方の突出部APを、コンクリート躯体(外壁)内に、他方の突出部BPを突出構築物(バルコニー床スラブ、袖壁等)内に固着することにより、強力な片持ち支持力が発揮出来る。
従って、不燃支持ブロック4は、設計強度を備えた小物の単品として、工場生産で均質製品として準備出来るために、鉄筋コンクリートのバルコニー床スラブ等の水平突出構築物や、鉄筋コンクリート袖壁等の垂直突出構築物の自在な設計の下での施工に際しても、安全性の保証された、汎用性の極めて高い支持部材として、迅速に供給出来る。
しかも、不燃支持ブロック4の、断熱層嵌入用孔H1への嵌着部は不燃断熱材4Bであるため、コンクリート外壁Wを被覆する断熱層は、不燃断熱材4Bの嵌入止着によっても断熱機能の損失が無く、火災時の断熱層の燃焼時にも、片持ち支持Z筋1の火災劣下は抑制出来、該不燃支持ブロック4を採用した鉄筋コンクリート突出構築物は、熱橋作用が抑制されて、支持力が保証されて、耐火性に富むものとなる。
また、本発明の不燃支持ブロック4は、充分な支持力を備えたZ筋1の1本を貫通したものであるため、鉄筋コンクリートの突出構築物への配置は大間隔となり、型枠組み時の、コンクリート躯体型枠内へのZ筋突出部APの配置及び固定作業は、コンクリート躯体型枠内の配筋に干渉されずに施工出来、従来例3(図9)や従来例4(図10)の連結鉄筋の配筋作業より、遥かに作業性が良い。
しかも、コンクリート躯体型枠内へ突出させるZ筋1の突出部APは、突出構築物の形態に応じて屈曲して、コンクリート外壁W内への固定と出来るため、バルコニー床スラブSBの居住部床スラブSAに対する上下段差突出も、袖壁5のコンクリート躯体側の壁からの左右にずらした突出構築も可能となり、鉄筋コンクリート突出構築物の設計の自由度が向上する。
〔不燃支持ブロックの構造(図1)〕
不燃支持ブロック4は、図1(A)に示す如く、Z上端筋1UとZ下端筋1DとをZトラス筋1Mで中心間距離L15を保って、上下に、トラス構造に一体化したZ筋1の中央部を、幅X4、厚さY4、高さZ4の不燃断熱材4Bで一体化被覆したものであり、不燃断熱材4Bは、コンクリート外壁Wを外断熱被覆する断熱層、即ち、バルコニー床スラブSBにあっては、図4に示す如く、コンクリート外壁Wを被覆する複合パネル2の断熱層2B、袖壁5にあっては、図7の如く、袖壁5の基端を熱的に遮断する断熱支持パネル3の断熱層3B、に配置する嵌入用孔H1に嵌合固定するものであり、Z筋1は、鉄筋コンクリートの、水平突出構築物としてのバルコニー床スラブSBや、垂直突出構築物としての袖壁5を、片持ち支持する強度を備えたものである。
そして、本実施例の不燃支持ブロック4は、バルコニー床スラブSBにあっては、厚さTBが180mm、奥行きLBが1500mm、袖壁5にあっては、壁厚T5が180mm、奥行きLBが1500mmのものに適用可能とする。
〔Z筋(図2)〕
図2(A)は、Z筋1の正面図であり、図2(B)はZ筋の要部拡大図である。
Z筋1は、図2(A)に示す如く、コンクリート突出構築物の、引張応力負担用のZ上端筋1Uと、圧縮応力負担用のZ下端筋1Dとを、中央の水平上辺部1U´、該水平上辺部1U´から45°で降下する両側の中間傾斜部1S、及び中間傾斜部1S下端から両側に延出する水平下辺部1D´を備えたZトラス筋1Mで、上下に応力中心距離L15を保って溶接一体化固定したものである。
Z筋1は、鉄筋コンクリートの、バルコニー床スラブSBや袖壁5を片持ち支持形態で支持する強度が必要であり、バルコニー床スラブSB等の水平突出構築物にあっては、固定荷重に積載荷重を加味し、袖壁5等の垂直突出構築物にあっては、固定荷重に風圧を加味して、Z筋1の各構成棒鋼の径、長さを決定する必要があり、曲げモーメントMの一般式:M=at×ft×jに基づいて決定すれば良い。
ここで、atは、引張鉄筋の断面積、ftは、鉄筋棒鋼の許容引張応力度、jは、曲げ材の応力中心距離である。
上記一般式から明らかな如く、同一径の鉄筋棒鋼を採用しても、棒鋼の応力中心距離を保つのが支持力向上に極めて重要であるため、本発明にあっては、図2(A)の如く、Zトラス筋1Mで応力中心距離(Z上端筋1UとZ下端筋1Dとの軸心間距離)L15を確保する。
そして、応力中心距離L15は、Zトラス筋1Mの水平上辺部1U´が不燃断熱材4B厚さY4全域に亘る条件、不燃断熱材4B、断熱層3B、複合パネル断熱層2Bの各厚さが75mmの等厚である条件、及びZトラス筋1Mの両側の中間傾斜部1Sが45°傾斜の条件の下で決定出来、Z上端筋1Uと水平上辺部1U´との固着部ZUの長さが80mmであれば、厚さY4が75mmの不燃断熱材4B内に、Z上端筋1UとZトラス筋の水平上辺部1U´との固着部ZUが厚さY4の全域に亘った配置と出来る。
また、Z筋1を構成する各鉄筋棒鋼の径、長さは、適用するバルコニー床スラブSBやコンクリート袖壁5に対する性能と、コスト面、及び、バルコニー床スラブの奥行き寸法LB(標準:1500mm)、袖壁の奥行き寸法LBから決定すれば良く、例えば、図4の、奥行きLBが1500mm、厚さTBが180mmのバルコニー床スラブSB、及び図7の、奥行きLBが1500mm、厚さT5が180mmの袖壁5に、同径のZ上端筋1UとZ下端筋1Dとを、間隔L14が75mmで、径16mmのZトラス筋1Mの両側の中間傾斜部1Sが45°傾斜に一体化して、応力中心距離L15を92mm保持したZ筋1を、バルコニー床スラブSBにあっては、450mm間隔にZ筋1本(900mm幅の、1枚の複合パネル2内にZ筋2本)、袖壁5にあっては、900mmの間隔(3h)にZ筋1本配置(標準階高2700mmに等間隔に3本配置)の場合、Z上端筋1U及びZ下端筋1Dとして、鉄筋径22mmの採用の場合より、鉄筋径25mmの採用の方が、Z上端筋1U及びZ下端筋1Dは短縮出来るが、重量は増加し、材料コストが高くなる。
以下、使用鉄筋棒鋼の径19mm、径22mm、径25mmで、図4のバルコニー床スラブに適用する場合、及び図7の袖壁5に適用する場合を試算比較すると次の通りである。

径19mm 径22mm 径25mm
Z上端筋1Uの全長(mm) 1300 1200 1150
Z下端筋1Dの全長(mm) 820 760 730
重量(kg) 5.0 6.3 7.8
出願時価格(円) 320 403 500
バルコニーの強度余裕 43% 58% 68%
袖壁の強度余裕 31% 49% 61%
バルコニー先端変位量(mm) 2.6 2.0 1.7
居住部床スラブSAと断熱層2Bとの
当接部位変位量(mm) 0.3 0.3 0.3
袖壁先端の変位量(mm) 0.668 0.494 0.376
袖壁基端の変位量(mm) 0.001 0.001 0.001

尚、Zトラス筋1Mは、全て16mmの異形棒鋼を、同一形態で採用。
上記試算より、標準タイプの奥行きLBが1500mmで厚さTBが180mmのバルコニー床スラブSBには、Z筋1を450mm間隔で、奥行きLBが1500mmで、厚さT5が180mm、高さが階高1h(2700mm)の標準タイプの袖壁5には、Z筋1を、該袖壁5内に3本等間隔(900mm間隔)に配置するタイプとし、図2(A)の如く、Z上端筋1Uとしては、長さL10が1200mm、径22mmの異形棒鋼を、Z下端筋1Dとしては、長さL12が760mm、径22mmの異形棒鋼を、Zトラス筋1Mとしては、両側の中間傾斜部1Sの傾斜角θが45°、水平上辺部1U´及び水平下辺部1D´が各80mmで、水平上辺部1U´は不燃断熱材4Bの厚さY4(75mm)に亘って配置する、台形状で、高さL14が75mmに屈曲形成した、径16mmの異形棒鋼を採用し、Zトラス筋1Mの、水平上辺部1U´をZ上端筋1Uの中央下面に、水平下辺部1D´をZ下端筋1Uの上面に当接し、両側面溶着による固着部ZU,ZDで一体化し、次いで、Z上端筋1U、Z下端筋1D及びZトラス筋1Mの外周全長に、防蝕性、付着性、断熱性に優れたエポキシ樹脂塗料(耐火コート下塗材:(株)エスケー化研、商品名)を、錆止め塗料1Bとして2回塗布し、不燃断熱材4B内に位置させる部位には、更に、耐火塗料1A(SK耐火コート:(株)エスケー化研、商品名)を塗布して、Z筋1を準備する。
〔不燃支持ブロック(図1)〕
図1(A)は不燃支持ブロック4の全体斜視図であって、図1(B)は製作説明図である。
そして、不燃支持ブロック4は、図3(A)に示す如く、複合パネル断熱層2Bの嵌入用孔H1や、図5(A),(B)に示す如く、断熱支持パネル本体を構成する断熱層3Bの嵌入用孔H1に嵌入止着する部材であって、不燃断熱材4BでZ筋1を保持した部材である。
不燃断熱材4Bは、断熱層2B,3Bの嵌入用孔H1内に嵌入埋設しても、断熱層2B、3Bに断熱欠損を生じない材質、即ち、JISA9511の発泡プラスチック系断熱層2B、3Bと物性の近似した材質、を選択する必要があり、フジ化成工業(株)製の炭酸カルシウム系発泡板のロックセルボード(商品名)は、切断加工性に優れており、物性は、発泡プラスチック系断熱板と近似で、熱伝導率が0.032kcal/mh℃(発泡プラスチック系は0.022〜0.037kcal/mh℃)、透湿性が0.038g/mhmmHg(発泡プラスチック系は0.02〜0.14g/mhmmHg)、圧縮強度は1.8kgf/cm(発泡プラスチック系は0.5〜2.0kgf/cm)、重さ(密度)は90kg/m(発泡プラスチック系は15〜45kg/m)であり、ロックセルボード(商品名)は、断熱層2B、3B内に一体化埋設しても、不燃性を発揮し、且つ、断熱層2B、3Bと一体となって近似の断熱機能を発揮する。
従って、不燃支持ブロック4は、図1(B)に示す如く、炭酸カルシウム系発泡板を、高さZ4が200mm、厚さY4が75mm、幅X4が50mmのブロック形態の不燃断熱材4Bとして用意し、該不燃断熱材4Bを幅X2が25mmに2分割して不燃断熱材片4B´とし、該両方の不燃断熱材片4B´の内面4Dに、面対称に、且つ、Z筋1が高さZ4の中央に配置出来るように、上方には、Z上端筋1U用の嵌合溝H2と、Zトラス筋1Mの水平上辺部1U´用の嵌合溝H2´とを連設し、下方には、Z下端筋1D用の嵌合溝H3を、テーブル式発泡スチロールカッターで形成する。
この場合、各嵌合溝H2,H2´,H3の径は、各嵌合鉄筋(Z上端筋、Zトラス筋、Z下端筋)の径より若干(標準:6mm)大きく形成する。
次いで、予め用意したZ筋1に、図1(B)に示す如く、不燃断熱材4Bの前後端面4Fの位置LF−LFから、間隔d12(標準:10mm)を保った内側位置に、厚さ2mm、幅20mmの隙間追従シート12A(積水化学工業(株)、ソフトロン(商品名))を巻き付け、該Z筋1を両方の不燃断熱材片4B´の嵌合溝H2,H2´,H3に嵌合して、不燃断熱材片4B´の内面4Dでの接着により、不燃断熱材片4B´を一体化する。
そして、隙間追従シート12Aが経時膨張して各嵌合溝H2,H2´,H3を充填密閉した後(標準:1時間後)に、Z筋1を挟着保持した不燃断熱材4Bの前後の嵌合溝H2,H2´,H3の隙間から、慣用の耐火シーリング13を慣用のシーリングガンで充填し、不燃断熱材4Bの幅中央の接着界面に隙間があれば、該隙間にも耐火シーリングを充填して、Z筋1を一体化保持した不燃支持ブロック4とする。
〔不燃支持ブロックの使用〕
〔例1.バルコニー床スラブ(図3、図4)〕
図3は、通気用条溝Gを外面に備えた断熱層2Bにセメント板2Aを層着した、通気性断熱複合パネルへ不燃支持ブロック4を適用するものであり、図3(A)に示す如く、コンクリート外壁の外側型枠として配置する幅AWが900mmの複合パネル2の上部の、バルコニー床スラブSBの基端対応部位では、複合パネル2のセメント板2Aを切除して前面に通気用条溝Gを備えた断熱層2Bを剥き出しとし、該剥き出し部に、幅W4が60mm、高さ4hが200mmの嵌入用孔H1を、450mm間隔で2ヶ所切開形成しておく。
そして、該複合パネル2を、慣用の型枠組みで、外側型枠として立設した段階で、不燃支持ブロック4には、図1(A)、図3(B)に示す如く、不燃断熱材4Bの両側面の前後に、2mm厚の隙間追従シート12Aを貼着し、且つ下面にも接着テープ12Bを添着して、該不燃断熱材4Bの底面を、接着テープ12Bを介して嵌入用孔H1に整合固着し、セメント板2Aを切除した部位には、図3(B)に示す如く、耐水板6を、厚肉部2Cを介して貼着配置して条溝Gを保護する。
尚、断熱層2Bの上面2ヶ所の浅い着座溝2Gは、複合パネル2相互の上下接続の位置合せを司るT字ジョイント(図示せず)を着座固定するものである。
そして、不燃支持ブロック4の、Z筋1のコンクリート躯体側への突出部AP、及びバルコニー床スラブ内への突出部BPを、それぞれ、慣用のスペーサー等を介して位置保持して配筋固定し、コンクリート躯体側及びバルコニー床スラブ側にコンクリート打設すれば、図4に示す如く、バルコニー床スラブSBは、上下複合パネル2間で、断熱層2Bによってコンクリート外壁Wの外面Wfと熱的に遮断され、且つ、450mm間隔に配置したZ筋のみによって片持ち支持されたものとなる。
尚、嵌入用孔H1の幅W4は60mmであり、不燃断熱材4Bの幅X4は50mmであるが、該隙間は、隙間追従シート12Aの経時膨張によって空密的に閉止されるため、該隙間の密閉空気は、断熱空気層として機能し、断熱層2Bの嵌入用孔H1による断熱欠損は生じない。
〔例2.コンクリート袖壁(図5,6,7)〕
図5(B)に示す如く、コンクリート外壁Wを被覆する複合パネル2の断熱層2Bの厚さ(標準:75mm)と、厚さT3が等厚で、高さ3hが階高1h(標準:2700mm)の1/3で、幅W3がコンクリート袖壁5の突出部基端の幅T5と、少なくとも同幅の断熱層3Bの中央に、幅W4(60mm)、高さ4h(200mm)の嵌入用孔H1を切開し、該断熱層3Bの嵌入用孔H1に、工場生産品の不燃支持ブロック4を、図1(A)に示す如く、不燃断熱材4Bの両側面前後には隙間追従シート12Aを、底面には接着テープ12Bを付設して、図5(A)の如く、不燃断熱材4Bを断熱層3Bと整合して嵌入固着し、不燃支持ブロック4を一体化した断熱支持パネル3とする。
次いで、慣用の型枠組みで、コンクリート外壁Wの外側型枠として立設した複合パネル2に対し、袖壁突出部位で、不燃支持ブロック4を一体化した断熱支持パネル3の3枚を、複合パネル2の断熱層2Bに衝合して、順次、階高1h分(3枚)上下に接合する。
この場合、図5(A)に示す如く、断熱支持パネル3の断熱層3Bの両側面にはスリット溝3Gを付設し、対応複合パネルの断熱層2Bの側面にもスリット溝(図示せず)を付設し、プラスチック製の接合板3Eを衝合した断熱支持パネル3と複合パネル断熱層2Bとに差し込めば、両断熱層3Bと2Bとの衝合当接の位置規制が出来る。
そして、断熱支持パネル3の外側には、慣用の袖壁型枠を組み、断熱支持パネル3から突出するZ筋1の、袖壁側突出部BP及びコンクリート躯体側突出部APを、それぞれ、対応型枠内で位置保持して固定し、両側の型枠内にコンクリート打設すれば、図6に示す如く、階高1hの高さの袖壁5内に、Z筋1の3本が上下等間隔(900mm間隔)に配置され、コンクリート袖壁5は、コンクリート躯体CFに断熱層3Bで熱遮断されて、上下3本のZ筋で片持ち支持されたものとなる。
本発明不燃支持ブロックの説明図であって、(A)は全体斜視図、(B)は製作説明斜視図である。 本発明に用いるZ筋の説明図であって、(A)は全体正面図、(B)は(A)の部分拡大図である。 本発明の提供に用いる複合パネルの説明図であって、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は上面図である。 本発明を適用した水平突出構築物の斜視図である。 本発明を適用するための断熱支持パネルの説明図であって、(A)は断熱層3Bの斜視図、(B)は断熱支持パネル3の斜視図である。 本発明を適用した垂直突出構築物の縦断面図である。 本発明を適用した垂直突出構築物の斜視図である。 従来例図であって、(A)は従来例1の横断面図、(B)は従来例1の縦断面図、(C)は従来例2の横断面図、(D)は従来例2の縦断面図である。 従来例3の説明図であって、(A)はバルコニー縦断面図、(B)は鉄筋ユニットの正面図、(C)は鉄筋ユニット平面図である。 従来例4の説明図であって、(A)はバルコニー縦断面図、(B)は(A)の要部拡大図、(C)は断熱材の説明図である。
符号の説明
1 Z筋
1A 耐火塗料
1B 錆止め塗料
1D Z下端筋
1D´ 水平下辺部
1h 階高
1M Zトラス筋
1S 中間傾斜部
1U Z上端筋
1U´ 水平上辺部
2 複合パネル(断熱複合パネル)
2A 外装下地材
2B,3B 断熱層
2C 厚肉部
3 断熱支持パネル
3G スリット溝
3E 接合板
4 不燃支持ブロック
4B 不燃断熱材
4B´ 不燃断熱材片
4D 内面(対称内面)
4F 端面(前後端面)
4S 側面
5 袖壁(コンクリート袖壁)
6 耐水板
7 T字ジョイント
12A 隙間追従シート
12B 接着テープ
13 耐火シーリング
16A シーリング
A 居住部
AP,BP 突出部(Z筋突出部)
B バルコニー
CF コンクリート躯体
G 条溝(通気用条溝)
H1 嵌入用孔
H2,H2´,H3 嵌合溝
L15 応力中心距離(中心間距離)
P パラペット
SA 居住部床スラブ
SB バルコニー床スラブ
Sf,Sf´ コンクリート床表面
W コンクリート外壁(外壁、コンクリート壁)
Wf 外壁表面
ZD,ZU 固着部

Claims (7)

  1. 鉄筋コンクリート造外断熱建物のコンクリート外壁(W)から、鉄筋コンクリート造の突出構築物(SB,5)を、断熱層(2B,3B)で熱的に遮断して、片持ち支持形態で支持するための不燃支持ブロックであって、不燃支持ブロック(4)は、断熱層(2B,3B)の嵌入用孔(H1)に嵌着するための、左右幅(X4)、前後厚さ(Y4)及び高さ(Z4)を備えた不燃断熱材(4B)と、不燃断熱材(4B)を貫通して、不燃断熱材(4B)で保持された連結用の1本のZ筋(1)とを含み、Z筋(1)は、Z上端筋(1U)とZ下端筋(1D)とを、上下方向に応力中心距離(L15)を保ってZトラス筋(1M)で一体化固着したものである、不燃支持ブロック。
  2. Z筋(1)は、Z上端筋(1U)とZ下端筋(1D)とを、台形状に屈曲して水平上辺部(1U´)、両側の等傾斜の中間傾斜部(1S)、及び両側の水平下辺部(1D´)を備えたZトラス筋(1M)で一体化固着した、請求項1の不燃支持ブロック。
  3. Zトラス筋(1M)が、中央の水平上辺部(1U´)でZ上端筋(1U)の下面と、両側の水平下辺部(1D´)でZ下端筋(1D)の上面と固着一体化し、両側の中間傾斜部(1S)が、それぞれ、Z下端筋(1D)に対して挟角(θ)が45°である、請求項2の不燃支持ブロック。
  4. 不燃断熱材(4B)がZ筋(1)を空密的に保持している、請求項1乃至3のいずれか1項の不燃支持ブロック。
  5. Z筋(1)は、不燃断熱材(4B)内では耐火塗料(1A)を塗布し、突出部(AP,BP)では錆止め塗料(1B)を塗布した、請求項1乃至4のいずれか1項の不燃支持ブロック。
  6. 幅(X4)の不燃断熱材(4B)を半幅(X2)の不燃断熱材片(4B´)に2分割し、両断熱材片(4B´)の対称内面(4D)に配置した嵌合溝(H2,H2´,H3)に、隙間追従シート(12A)を巻き付けたZ筋(1)を嵌合して、対称内面(4D)を接着一体化した不燃支持ブロック。
  7. 隙間追従シート(12A)は、不燃断熱材片(4B´)の端面位置(LF−LF)より若干(d12)入り込んだ位置で巻き付けて不燃断熱材片(4B´)を一体化し、不燃断熱材(4B)の端面(4F)から隙間追従シート(12A)に到る空隙に耐火シーリング(13)を充填した請求項6の不燃支持ブロック。
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